JP6658616B2 - 杭式構造物の施工方法 - Google Patents
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Description
(1−1)第1実施形態に係る杭式構造物の施工方法の適用対象
図1は、本発明の第1実施形態に係る杭式構造物の施工方法において、主要な工程である調整工程の状況を模式的に示す側面図であり、図2は、図1の右上部を拡大して示す拡大側面図であり、図3は、図2の上部をさらに拡大して示す拡大側面図であり、図4は、前記調整工程の状況を模式的に示す上方から見た平面図であり、図5は、図4の右上部を拡大して示す拡大平面図である。本発明の第1実施形態に係る杭式構造物の施工方法の調整工程は、タワー接続フランジ14C1の上面の傾斜角が管理値内に入るように、ジャケット14の傾きを調整する工程である。
本第1実施形態に係る杭式構造物の施工方法においては、ジャケット14の傾きの調整は、仮設梁30と、手動ウィンチ32と、転向シーブ34と、ワイヤ36と、を用いて行い、タワージャケット接合部14Cの上端部のタワー接続フランジ14C1の上面の傾斜角を計測して、その傾斜角が所定の基準値以内に入るように調整する。
図6〜図12は、第1実施形態に係る杭式構造物の施工方法の施工手順の各工程を模式的に示す側面図である。図6は、ジャケット14を水底80に配置する配置工程が終了した段階を示す図で、図7〜図10は、杭12を支持層84に打設する杭打設工程の各段階を示す図で、図11は、ジャケット14の傾きを調整する調整工程を示す図で、図12は、ジャケット14と杭12とを一体化する一体化工程も完了して、杭式構造物10が完成した状態を示す図である。
(2−1)第2実施形態に係る杭式構造物の施工方法の適用対象
本第2実施形態に係る杭式構造物の施工方法の適用対象は、水域の水底80に設置される杭式構造物10であり、第1実施形態に係る杭式構造物の施工方法の適用対象と同一である。したがって、第2実施形態に係る杭式構造物の施工方法の適用対象についての説明は省略する。
図14は、本発明の第2実施形態に係る杭式構造物の施工方法において、主要な工程である杭打設工程の状況を模式的に示す側面図であり、図15は、図14の右上部を拡大して示す拡大側面図であり、図16は、前記杭打設工程の状況を模式的に示す上方から見た平面図であり、図17は、図16の右上部を拡大して示す拡大平面図である。図18は、本発明の第2実施形態に係る杭式構造物の施工方法において、主要な工程である調整工程の状況を模式的に示す側面図であり、図19は、図18の右上部を拡大して示す拡大側面図であり、図20は、前記調整工程の状況を模式的に示す上方から見た平面図であり、図21は、図20の右上部を拡大して示す拡大平面図である。なお、図16および図17ならびに図20および図21において、パイルスリーブ14Bおよびブラケット14D1、14D2、14Eは描いていない。
図22〜図28は、第2実施形態に係る杭式構造物の施工方法の施工手順の各工程を模式的に示す側面図である。図22は、ジャケット14を水底80に配置する配置工程が終了した段階を示す図で、図23〜図26は、杭12を支持層84に打設する杭打設工程の各段階を示す図で、図27は、ジャケット14の傾きを調整する調整工程を示す図で、図28は、ジャケット14と杭12とを一体化する一体化工程も完了して、杭式構造物10が完成した状態を示す図である。
以上説明した本発明の第1および第2実施形態に係る杭式構造物の施工方法においては、パイルスリーブ14Bを備えたジャケット14を適用対象とし、パイルスリーブ14Bをテンプレートとして活用すべく、ジャケット14の水底80への配置を杭12の打設よりも先行させたが、本発明に係る杭式構造物の施工方法は、杭の打設を本体部の設置よりも先行させる場合にも適用可能である。
12…杭
12A…吊りピース
14…ジャケット
14A…レグ
14A1…マッドマット
14B…パイルスリーブ
14C…タワージャケット接合部
14C1…タワー接続フランジ
14C2…上フランジ
14C3…下フランジ
14D1、14D2、14E…ブラケット
30…仮設梁
30A…一端部
30B…他端部
30C…仮設梁固定用治具
30D、50D…スペーサ
30E…ボルト
30P…本体鋼材
30Q…連結鋼材
30S…開口部
32…手動ウィンチ
34…転向シーブ
36…ワイヤ
50…導材兼用仮設梁
50A…一端部
50B…他端部
50P…本体鋼材
50Q、50Q1…連結鋼材
50S…開口部
50S1…貫通孔
50X…ガイド部材
60…ヤットコ
80…水底
82…表層地盤
84…支持層
Claims (10)
- 支持層に打設された杭と、前記杭に支持されて供用されるジャケットと、を有してなる杭式構造物を施工する施工方法であって、
前記ジャケットを地盤に配置する配置工程と、
前記杭を前記支持層に打設する杭打設工程と、
前記杭打設工程で前記支持層に打設された前記杭を支点にして、前記配置工程で地盤に配置された前記ジャケットに力を加えて、前記ジャケットの傾きを調整する調整工程と、
前記調整工程で前記ジャケットの傾きを調整した後、前記ジャケットを、前記杭打設工程で前記支持層に打設した前記杭と一体化する一体化工程と、
を備え、
前記ジャケットの上端部に仮設梁を、該仮設梁の一端部が、前記杭打設工程で前記支持層に打設された前記杭の上方に位置するように取り付けるとともに、前記杭と前記仮設梁の前記一端部との間で力の伝達がなされるようにワイヤを取り付け、前記杭を支点にして、前記配置工程で前記地盤に配置された前記ジャケットに、前記ワイヤおよび前記仮設梁を介して前記調整工程で力を加えて、前記ジャケットの傾きを調整することを特徴とする杭式構造物の施工方法。 - 前記ジャケットが前記配置工程で配置される前記地盤は水域の水底であり、
前記杭は、前記杭打設工程で前記水域の支持層に打設されることを特徴とする請求項1に記載の杭式構造物の施工方法。 - 前記ジャケットは、前記杭が挿通できる管状体であるパイルスリーブを備え、
前記配置工程で前記ジャケットを前記地盤に配置した後、前記杭打設工程で、前記杭を、前記ジャケットの前記パイルスリーブに挿通させて前記支持層に打設することを特徴とする請求項1または2に記載の杭式構造物の施工方法。 - 前記ジャケットは、前記パイルスリーブを、上方から見てその外周部に備えることを特徴とする請求項3に記載の杭式構造物の施工方法。
- 前記仮設梁には、前記ワイヤを牽引する牽引装置が取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の杭式構造物の施工方法。
- 支持層に打設された杭と、前記杭に支持されて供用されるジャケットと、を有してなる杭式構造物を施工する施工方法であって、
前記ジャケットを地盤に配置する配置工程と、
前記杭を前記支持層に打設する杭打設工程と、
前記杭打設工程で前記支持層に打設された前記杭を支点にして、前記配置工程で地盤に配置された前記ジャケットに力を加えて、前記ジャケットの傾きを調整する調整工程と、
前記調整工程で前記ジャケットの傾きを調整した後、前記ジャケットを、前記杭打設工程で前記支持層に打設した前記杭と一体化する一体化工程と、
を備え、
前記ジャケットは、前記杭が挿通できる管状体であるパイルスリーブを、上方から見てその外周部に備え、
導材兼用仮設梁が、該導材兼用仮設梁の一端部が前記パイルスリーブの上方に位置するように前記ジャケットの上端部に取り付けられており、さらに、前記導材兼用仮設梁の前記一端部には、前記杭が挿通できる貫通孔が設けられており、
前記杭打設工程で、前記杭を、前記導材兼用仮設梁の前記一端部の前記貫通孔および前記ジャケットの前記パイルスリーブに挿通させて前記支持層に打設することを特徴とする杭式構造物の施工方法。 - 前記杭打設工程で前記支持層に打設された前記杭と前記導材兼用仮設梁の前記一端部との間で力の伝達がなされるようにワイヤを取り付け、前記杭を支点にして、前記配置工程で前記地盤に配置された前記ジャケットに、前記ワイヤおよび前記導材兼用仮設梁を介して前記調整工程で力を加えて、前記ジャケットの傾きを調整することを特徴とする請求項6に記載の杭式構造物の施工方法。
- 前記導材兼用仮設梁には、前記ワイヤを牽引する牽引装置が取り付けられていることを特徴とする請求項7に記載の杭式構造物の施工方法。
- 前記牽引装置は手動式であることを特徴とする請求項5または8に記載の杭式構造物の施工方法。
- 前記一体化工程では、グラウトを用いて、前記パイルスリーブと前記杭との一体化を行うことを特徴とする請求項3、4、6、7、8のいずれかに記載の杭式構造物の施工方法。
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