JPH1126404A - 研磨装置 - Google Patents

研磨装置

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JPH1126404A
JPH1126404A JP18246997A JP18246997A JPH1126404A JP H1126404 A JPH1126404 A JP H1126404A JP 18246997 A JP18246997 A JP 18246997A JP 18246997 A JP18246997 A JP 18246997A JP H1126404 A JPH1126404 A JP H1126404A
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JP
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polishing
workpiece
polished
tool
wafer
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JP18246997A
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一雄 ▲高橋▼
Kazuo Takahashi
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Canon Inc
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 研磨中被加工物の被研磨面上に研磨剤を効率
的に供給する。 【解決手段】 研磨パッド11の研磨面とウエハー10
の被研磨面とを当接させ、少なくともいずれか一方を回
転させ、前記ウエハーの被研磨面を研磨する研磨装置に
おいて、前記研磨剤を供給する供給圧力を周期的に基準
値よりも高圧にすることで前記研磨パッド11と前記ウ
エハー10とが研磨中繰り返し非接触状態となり、その
結果十分量の研磨剤が前記ウエハー被研磨面全域に供給
される。前記ウエハー10の被研磨面に供給して研磨す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウエハー等の基板
表面を高精度に研磨するための研磨装置及び方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体デバイスの超微細化や高段
差化が進み、これに伴ってSOI基板、Si、GeAs、InP
等からなる半導体ウエハー、あるいは半導体集積回路形
成過程において表面に絶縁膜あるいは金属膜を有したウ
エハー、更にディスプレー用の基板等を高精度に研磨す
るための加工手段として化学機械研磨(CMP)装置が
知られている。
【0003】ここでは従来のCMP装置について図4と
図5を用いて説明する。図4は被加工物であるウエハー
1がウエハーホルダー3によってその被研磨面を下に向
けた状態で保持され、ウエハー1の口径よりも大きな口
径の例えばポリウレタンからなる研磨パッド2を用いて
ウエハー1を研磨する形態である。この研磨パッド2
は、主として表面に凹凸を有しているかあるいは多孔質
である。図4ではウエハー1は不図示の駆動手段によっ
て矢印が示す方向に回転する。また、研磨パッド2は不
図示の駆動手段により矢印が示す方向に回転する。これ
らウエハー1と研磨パッド2の互いの回転或いはいずれ
か一方の回転によって当接するウエハー1の被研磨面が
研磨される。このとき研磨量を向上させる目的で研磨剤
(スラリー)をスラリー供給手段5から供給する。スラ
リーは例えばミクロンオーダーからサブミクロンオーダ
ーのSiO2の微粒子が安定に分散したアルカリ水溶液であ
る。図6においてスラリーはウエハー1と研磨パッド2
との間へ外部から供給される。
【0004】図5は、ウエハー1の口径よりも小さい口
径の研磨パッド2が研磨パッドホルダー6によって保持
され、被研磨面を上に向けて保持されるウエハー1を研
磨する形態である。
【0005】このときスラリーは、研磨パッドに設けら
れた小孔7に連通する不図示のスラリー供給手段から小
孔7を介してウエハー1と研磨パッド2との間へ供給さ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
型のCMP装置では、ウエハー1と研磨パッド2との間に
十分な量のスラリーが保持されないという問題がある。
それは、ウエハー1ないし研磨パッド2、あるいは双方
が回転したときに遠心力が生じその結果、ウエハー1と
研磨パッド2との間に供給されたスラリーが外部へ押し
出されるためである。
【0007】詳述するに、図4に示した従来型のCMP装
置の場合では、ウエハー1と研磨パッド2との間へ外部
からスラリーが供給されるため、スラリーは回転するウ
エハー1と研磨パッド2との間に入り込むことが困難で
ある。また、図6に示した従来型のCMP装置の場合で
は、スラリーは小孔7から供給されるので当初ウエハー
1と研磨パッド2との間に供給されるが、遠心力によっ
てウエハー1と研磨パッド2との間から外部へ出ていっ
てしまう。
【0008】その結果、図4ないし図5に示した従来の
CMP装置ではウエハー1と研磨パッド2との間には十分
な量のスラリーが保持されないまま、研磨が行われる。
その結果、研磨量が減る。そのため高い研磨量を維持す
るために新たにスラリーを供給してもウエハー1と研磨
パッド2との間に保持されるスラリーの量は再び減り、
その結果、研磨量が再び減少する。また、残存するスラ
リーは、ウエハー1と研磨パッド2との間で局在するこ
とが多く、そのまま研磨が行われるといわゆる研磨むら
が生じる。
【0009】また更に、十分な量のスラリーがウエハー
1表面に保持されることでウエハー1の被研磨面が湿潤
状態を保つことができるが、十分な量のスラリーがウエ
ハー1の被研磨面に保持されない場合、ウエハー1の被
研磨面は乾燥状態となりやすい。
【0010】その結果、研磨時に発生した研磨屑がウエ
ハー1の被研磨面に予期せずして吸着する。例えばスラ
リー成分である微粒子、中でも特にSiO2の微粒子やCeか
らなる微粒子はSiからなるウエハー1に極めて吸着しや
すく、また一度吸着した上記微粒子はウエハー1から容
易に取り除くことができない。
【0011】また上記研磨屑は、それ自体あるいはスラ
リー成分である微粒子と乾燥状態において凝集し、大き
な凝集塊となる。その凝集塊がウエハー1表面上から十
分に除去されぬまま研磨を行えば予期せぬ傷が生じる。
【0012】また、ウエハー1と研磨パッド2との間に
十分な量のスラリーが保持されないと研磨に伴う摩擦熱
が発生しその熱が例えばウエハー1の被研磨面が半導体
素子を有するような場合半導体素子の表面が熱的に改質
され半導体素子の電気的特性を劣化させるという現象を
起こす。
【0013】また、研磨量を上げるためにあるいは生産
性の向上のためにウエハー1ないし研磨パッド2の回転
数を上げた場合、前述した遠心力がより大きく働き、そ
の結果スラリーはウエハー1と研磨パッド2との間にほ
とんど残らない。また前述した予期せぬ摩擦熱が更に多
く発生する。
【0014】このようにウエハー1と研磨パッド2との
間にスラリーが十分な量保持されないと様々な予期せぬ
現象を生み、その結果ウエハーの品質低下を招く。
【0015】また特に被研磨面がマイクロプロセッサ等
の高価な高集積回路用の基板あるいは薄膜半導体から構
成されるディスプレイ用基板である場合ではその歩留ま
りを向上させることが製造コスト削減の急務である。
【0016】これらの解決方法として従来技術では必要
以上のスラリーを研磨中供給し続ける。しかしながらそ
の結果、コスト面で大きな負担となる。
【0017】またさらに従来のウエハーはその口径が6
インチであるが、将来的にウエハーの大口径化が進み、
12インチあるいはそれ以上となる。ウエハーの大口径
化に伴いスラリーの消費量も増加するため、スラリーの
効率的な供給手段及び方法を新たに検討する必要があ
る。
【0018】本発明はこのような従来技術における課題
を踏まえ、ウエハーと研磨パッドとの間に十分な量のス
ラリーが保持される手段あるいは方法を提供するもので
ある。
【0019】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、被加工
物を保持する被加工物保持手段と、研磨工具と、前記被
加工物の被研磨面と前記研磨工具の研磨面とを上下方向
に対向させ所定の加圧力を与えて接触させるための加圧
手段と、前記被加工物と前記研磨工具の少なくともいず
れか一方を回転運動させるための駆動手段と、研磨剤を
供給するための研磨剤供給手段と、を有する研磨装置に
おいて、前記研磨工具の前記研磨面は前記研磨剤供給手
段と連通する孔を有し、前記研磨剤供給手段は、前記研
磨剤を前記孔から互いに当接する前記研磨工具と前記被
加工物との間へ供給する際の供給圧力を互いに当接する
前記研磨工具と前記被加工物とを繰り返し非接触の状態
とするに十分な圧力となるように周期的に変化させるこ
とを特徴とする研磨装置を提供する。
【0020】また、本発明は、被加工物と研磨工具の少
なくともいずれか一方が回転し且つ前記被加工物の被研
磨面と前記研磨工具の研磨面とが所定の加圧力で互いに
接触することで前記被研磨面を研磨する研磨方法におい
て、前記被加工物の前記被研磨面と前記研磨工具の前記
研磨面との間に供給する研磨剤の供給圧力を変えること
で前記被加工物の前記被研磨面と前記研磨工具の前記研
磨面とを繰り返し接触と非接触の状態にしながら前記被
加工物の前記被研磨面を研磨することを特徴とする研磨
方法を提供する。
【0021】また、本発明は、被加工物を保持する被加
工物保持手段と、研磨工具と、前記被加工物の被研磨面
と前記研磨工具の研磨面とを上下方向に対向させ所定の
加圧力を与えて接触させるための加圧手段と、前記被加
工物と前記研磨工具の少なくともいずれか一方を回転運
動させるための駆動手段と、研磨剤を供給するための研
磨剤供給手段と、を有する研磨装置において、前記加圧
手段が所定の周期で加圧力を変化させる第1の手段を有
し、前記研磨剤供給手段が前記研磨剤の供給圧力を所定
の周期で変化させる第2の手段を有し、前記研磨剤供給
手段が前記研磨剤の供給圧力を変化させ且つ前記加圧手
段による加圧力を変化させながら研磨剤を前記被研磨面
に供給して、前記研磨工具により前記被加工物の前記被
研磨面を研磨することを特徴とする研磨装置を提供す
る。
【0022】また、本発明は、被加工物と研磨工具の少
なくともいずれか一方が回転し且つ前記被加工物の被研
磨面と前記研磨工具の研磨面とが所定の加圧力を受けて
接触することで前記被研磨面を研磨する研磨方法におい
て、所定の周期で加圧力を変化させ且つ前記被加工物の
前記被研磨面と前記研磨工具の前記研磨面との間に研磨
剤を所定の周期で供給圧力を変化させながら供給して前
記被加工物の前記被研磨面を研磨することを特徴とする
研磨方法を提供する。
【0023】(作用)本発明により研磨中に研磨剤を研
磨工具に設けられた小孔から当接する被加工物と研磨工
具との間へ供給する際、研磨剤の供給圧力を周期的に基
準圧力よりも高い圧力にする結果、当接する被加工物と
研磨工具とは繰り返し非接触の状態となる。そのため十
分な量の研磨剤が被加工物の被研磨面に供給される。加
えて被加工物と研磨工具とを接触させる圧力を減じる方
法を併用しても被研磨面に十分な量の研磨剤が被加工物
の被研磨面に安定して供給される。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を述べ
る。
【0025】(第1の実施の形態)図1の符号a乃至cに
示すように本発明の第1の実施の形態は、被加工物保持
手段(ウエハーチャック16)によって保持された被加
工物(ウエハー10)が、駆動手段24を有した研磨工
具(脱着可能な研磨パッド11を有した研磨パッドホル
ダー18)によって保持された研磨面に凹凸を有した研
磨パッド11と対向し、ウエハー10と研磨パッド11
との間隔f1、f2をa、b1、cが示す順で変化させる手段
(往復運動手段19)によって駆動する形態である。
【0026】また、研磨パッドホルダー18は、研磨剤
(スラリー23)を供給する為の小孔22を有してお
り、小孔22はスラリー供給手段20と連通する。ま
た、研磨パッド11も小孔を有し、研磨パッドホルダー
18から供給されるスラリー23を研磨パッド11の小
孔を介してウエハー10の被研磨面に供給する。
【0027】aは研磨パッド11がウエハー10と当接
し該研磨パッド11の中心を軸として矢印Dが示す方向
に回転(自転)しウエハー10を研磨する状態を示して
いる。このとき往復運動手段19は、ウエハー10と研
磨パッド11とを当接する際に所定の圧力を付加するた
めの加圧手段の働きをも兼ねている。図1においてスラ
リー23は、スラリー供給手段20によって圧力p1で
供給され、予めウエハー10と研磨パッド11の凹部と
の間F1に保持される。矢印23aは供給されるスラリー
の流れを表す。そしてF1に保持されたスラリー23が
ウエハー10の被研磨面と研磨パッド11の研磨面の凸
部と実質上接触している部分に入り込む。f1はウエハ
ー10の被研磨面と研磨パッド11の研磨面の凸部と実
質上接触している上記部分の間隔であり、すなわちその
間隔は実質0である。そして研磨パッド11の回転に伴
い、研磨時間が経過するにつれウエハー10と研磨パッ
ド11との間で矢印Eが図示する様に研磨パッド11の
自転中心から外側へと移動し、その結果研磨パッド11
の自転中心付近のスラリー23は粗となり、一方研磨パ
ッドの外周付近のスラリー23は密となるという局在化
が生じる。そしてこのようにaで示した状態で研磨を長
時間続けると上に述べた様に研磨むらや予期せぬ傷が発
生するといった問題が生じる。そのため上記問題が発生
する前に次の工程に進める。そのときのウエハー10と
研磨パッド11との状態を表した図がb1である。
【0028】b1は、スラリー供給手段23が、p1よ
り高い圧力p2でスラリー23を矢印23aが示すように
供給することでウエハー10と研磨パッド11とをf2
の間隔分非接触状態にして前記ウエハーの間F2にスラ
リー23を供給する状態を示している。このとき往復運
動手段19は、ウエハー10と研磨パッド11とを当接
させる際に設定した加圧力を0にする。この場合のウエ
ハー10と研磨パッド11との間隔f2は、圧力p2で
供給されるスラリー23が当接するウエハー10と研磨
パッド11との間に行き渡るために生じた間隔であり、
往復運動手段19に任意の上下運動を予め設定すること
で生じる間隔ではない。
【0029】このときウエハー10と研磨パッド11と
の間F2は速やかにスラリー23によって満たされる。
また、このとき研磨パッド11はaで表した状態と同様
に回転し続ける。
【0030】そしてcは、b1で示したウエハー10と研
磨パッド11が、往復運動手段19によって再び当接し
研磨が行われる状態をあらわす。このときスラリー23
は、aの状態で供給した圧力p1と同じ圧力で供給さ
れ、ウエハー10と研磨パッド11との間F1において
局在することなく一様に分布し、ウエハー10は再び研
磨される。その後研磨が続くとウエハー10と研磨パッ
ド11とは再びaに示す状態となる為、所定時間経過後
は再びb1に示す状態となり、続いてcに示す状態となる
ように一連の状態を繰り返す。また本発明の第1の実施
の形態においてウエハー10と研磨パッド11とはスラ
リー23がウエハー10と研磨パッド11との間F2に速
やかに満たされるようにするという目的から、b1に示
した状態つまりウエハー10と研磨パッド11とが非接
触となる場合がより好ましい。また、研磨パッド11の
材質に高い弾性率を有するものを用いる場合には、ウエ
ハー10と研磨パッド11が完全に非接触にならずとも
一部が非接触となることでウエハー10と研磨パッド1
1の凹部との間にスラリー23が速やかに且つ均一に供
給されるので状態b1に代えて、b2に示す様にスラリー
23の供給圧力を高圧にして且つ往復運動手段19によ
る研磨パッド11の加圧力を変化させて研磨パッド11
の厚みを繰り返し厚くしたり薄くしたりすることで十分
な量のスラリー23をウエハー10の被研磨面全域へ供
給出来る。
【0031】本発明においては第1の実施の形態におい
て説明したようにスラリー23を高圧p2で供給する際
に往復運動手段19が研磨パッド11をウエハー10に
当接させる際の圧力を0にするが、スラリー23が供給
圧力p2のみによってウエハー10と研磨パッド11と
の間に広がり、ウエハー10と研磨パッド11とが非接
触の状態となる場合には、往復運動手段19が研磨ヘッ
ド11をウエハー10に当接させる際の上記圧力は0で
ある限りではなく、スラリー23が圧力p1でウエハー
10の被研磨面に供給されるとき往復運動手段19が研
磨パッド11をウエハー10に当接させる際の圧力より
も小さくするだけで良い。
【0032】或いはまた、本発明はスラリー23の供給
圧力p2のみではウエハー10と研磨パッド11とが互
いに非接触の状態とならない場合には、スラリー23が
p2の供給圧力でウエハー10の被研磨面に供給される
ときと同時に或いはその前後に往復運動手段19が研磨
パッド11をウエハー10から離す動作を併用すること
でウエハー10と研磨パッド11とを非接触にしてその
間F2に圧力p2で供給されたスラリー23を行き渡ら
せることも出来る。
【0033】本発明においては、第1の実施の形態にお
いて説明したように駆動手段24と往復運動手段19と
して研磨パッド11を有する研磨パッドホルダー18を
駆動させる構成を用いることが出来るが、ウエハー10
を保持するウエハーチャック16を回転させ且つ上下方
向に往復運動させても構わないし、あるいは研磨パッド
ホルダー18とウエハーチャック16を共に回転させ且
つ上下方向に往復運動させても構わない。
【0034】また、往復運動手段19としては油圧式乃
至気圧式シリンダからなる流体圧力制御手段であっても
よいし、あるいはばね等からなる硬い弾性部材を用いる
ことが出来る。
【0035】また、往復運動手段19が第3の駆動手段
14に大きな負荷をかけないならば、往復運動手段19
の設置位置を研磨パッドホルダー18に設置し、研磨パ
ッドホルダー18とともに第3の駆動手段14によって
回転されるように構成することが好ましい。
【0036】また、本発明においては、第1の実施の形
態において説明したように研磨パッド11を水平方向へ
の運動として上記に説明した自転運動させる構成を用い
ることが出来るが、さらに上記自転の自転軸と異なる軸
を中心に回転する公転運動や、あるいは水平方向への揺
動運動を併用させることが出来る。またウエハホルダー
17に駆動装置を設置して上述の各運動を行わせること
も出来る。また、対向するウエハー10と研磨パッド1
1の中心を揃えず偏心させた状態で回転させても構わな
い。
【0037】また、本発明においては、ウエハー10と
研磨パッドは、ウエハー10の被研磨面が下を向き、そ
して研磨パッド11の研磨面が上を向く様に配置されて
も構わない。
【0038】また、本発明においては、ウエハー10の
固定手段として、ガイドリングや、減圧装置を用いてウ
エハー10の裏面をウエハーチャック16に吸着させる
真空チャックを用いることが出来る。更に摩擦係数の高
い部材を用いたバッキング材、ワックスあるいは純水を
介してウエハー裏面をウエハーチャック16に固定する
ことも好ましいものである。
【0039】また、本発明においては、ウエハー10と
研磨パッド11との大小関係は、ウエハー10が研磨パ
ッド11より大きくても小さくても構わないが、本発明
者が詳しくウエハー10と研磨パッド11との大小関係
について検討したところ、ウエハー10と研磨パッド1
1の形状が共に略円形であってウエハー10に対して研
磨パッド11が大口径である場合が好適である。またよ
り好ましくは、ウエハー10の口径に対する研磨パッド
11の口径の比は1以上2未満である。
【0040】また、上記口径の比が1未満の場合、つま
り研磨パッド11の口径がウエハー10に対して小径で
ある場合は、研磨ヘッド11をウエハー10の被研磨面
全面へ移動させながら研磨するか或いは複数の研磨パッ
ド11をウエハー10の被研磨面全面を覆うように用い
れば全面研磨が可能である。また小径の研磨パッド11
は、ウエハー10全面のうち局所的な一部分のみを特定
して研磨することができるので一度研磨したウエハー1
0の修正研磨に応用することが出来る。
【0041】また、研磨パッド11は例えばポリウレタ
ンからなるもので、ポリウレタンは、発砲ポリウレタン
や多孔質ポリウレタン、或いは高密度且つ高剛性ポリウ
レタンであってもよい。またあるいは、研磨パッド11
はテフロンからなるものでもよい。
【0042】また、本発明において用いられる研磨剤
は、例えばシリカ(SiO2)、アルミナ(Al2O3)、酸化
マンガン(MnO2)、酸化セリウム(CeO)等の微粒子の
み、あるいは前記微粒子を水酸化ナトリウム(NaOH)、水
酸化カリウム(KOH)、過酸化水素(H2O2)等を含む液体に
分散させたものが挙げられる。例えば被研磨対象物の構
成元素がSiならばSiO2、CeO等の微粒子を分散させたス
ラリー、また被研磨対象物の構成元素がAl、Cu、W等の
金属であればAl2O3 、MnO2の微粒子を分散させたスラリ
ーを用いることがより好ましい。
【0043】また、微粒子の粒径はおよそ8nm〜50
nmで粒度分布が比較的そろっていることがより好まし
い。
【0044】また、特に酸化マンガンを研磨微粒子とし
て用いる場合には、酸化マンガン微粒子を液体に分散さ
せる必要はなく粉体のまま直接ウエハー10と研磨パッ
ドとの間に供給した状態で研磨しても構わない。
【0045】また、本発明により研磨される被加工物と
しては、例えば 略円形であるSOI基板、Si、GeAs、I
nP等からなる半導体ウエハー、半導体集積回路形成過程
において表面に絶縁膜あるいは金属膜を有したウエハ
ー、あるいは表面に被研磨層を有する四角形のディスプ
レー用の基板等が挙げられる。
【0046】(第2の実施の形態)図2は、第2の実施
の形態によるCMP装置を示す。この装置は、ウエハー1
0をその被研磨面を上に向けた状態で保持するためのウ
エハーチャック16を有するウエハーホルダー17と、
ウエハー10を回転させるための第1の駆動手段12
と、ガイド部と動力部から構成されるウエハーを揺動さ
せるための第2の駆動手段13と、研磨パッド11を回
転するための第3ないし第4の駆動手段14、15と、
研磨パッド11を上下運動し且つウエハー10に圧接す
るための往復運動手段19と、スラリーを供給するため
のスラリー供給手段20と、往復運動手段19が研磨パ
ッド11をウエハー10に圧接するときの圧力を制御す
るための制御装置21と、ウエハー10の口径以上且つ
2倍以下である研磨パッド11をウエハー11の被研磨
面に対向するように保持する研磨パッドホルダー18
と、を有する。
【0047】このCMP装置では、ウエハー10を保持す
るためのウエハーチャック16が第1の駆動手段12に
より矢印Gが示す方向に回転し、また第2の駆動手段1
3により矢印Hが示す方向に揺動する。また、制御装置
21と電気的に接続した往復運動手段19が脱着自在な
研磨パッド11を有する研磨パッドホルダー18を上下
に往復運動させ、研磨パッド11がウエハー10と接
触、非接触を繰り返す。このとき研磨パッド11とウエ
ハー10は制御装置21によって予め入力された任意の
圧力で互いに当接し、そして制御装置21に予め入力さ
れた任意の時間で先述の接触と非接触とが繰り返され
る。また、制御装置21は非接触状態におけるウエハー
10と研磨パッド11との間隔を制御することが出来
る。また第3の駆動手段14が矢印Iが示す方向に研磨
パッド11を自転させる。
【0048】また、第4の駆動手段15が、研磨パッド
11を矢印Jが示す方向に公転させる。このように研磨
パッド11を2つの異なる回転軸を中心に回転させるこ
とで研磨パッド11は自転と公転をする。
【0049】また、スラリーはスラリー供給手段20と
連通する研磨パッドホルダ18に設けられた小孔22か
らウエハー10と研磨パッド11との間に供給される。
【0050】このようにウエハー10と研磨パッド11
とが接触と非接触とを繰り返すことで小孔22から供給
されるスラリーがウエハー10と研磨パッド11との間
の全域に効率よく供給されるので所定時間あたりの研磨
量を確保しながらウエハー10に傷をつけることなく研
磨することが出来る。
【0051】また、上述した第1、第3及び第4の駆動
手段12、14、15によるウエハー10と研磨パッド
11の回転方向はそれぞれ必ずしも矢印で示した方向で
ある必要はなくそれぞれ任意に回転方向を決めて構わな
い。また、回転数もそれぞれ任意に決めて構わない。ま
た回転数は数rpmから数千rpmの範囲で選択可能である。
なお、本発明者が詳しく検討した結果、第1、第3及び
第4の駆動手段12、14、15によるウエハー10と
研磨パッド11の回転方向並びに回転数はいずれも同方
向且つ同回転数とすることがウエハー研磨面をより平坦
化するためにより好ましいことがわかった。また回転数
を特定の回転数以上にすると研磨パッド11をウエハー
10から離す際ウエハー10が研磨パッド11に張り付
くという現象が減ることもわかった。例えばこのときの
回転数はおよそ10rpm以上からである。
【0052】以下に本発明によるウエハーの研磨方法を
説明する。
【0053】図3は第2の実施の形態で説明した研磨装
置を用いた場合に研磨パッド11がウエハ10を研磨す
る様子を経時的に4つの状態k、l、m、nと、k乃至nの
各状態におけるウエハ10と研磨パッド11との距離が
変化する様子を表した模式図である。なおtは時間の経
過を、そしてqはウエハ10と研磨パッド11との間の
距離を表す。
【0054】はじめにkの状態において、研磨パッド1
1はウエハ10と加圧力を受けて当接しながら自転及び
公転する。このようにして研磨が行われるが、このとき
矢印23aでその流れを示したスラリー23は小孔22
から圧力p1で研磨パッド11とウエハ10との間隙へ
入り込む。kの状態を長時間続けた場合には不均一な研
磨や凝集塊による不測の傷が生じるために次の動作とし
てウエハー10と研磨パッド11とを離すに十分な供給
圧力でスラリー23を供給する。
【0055】lの状態は、スラリー23の供給圧力が時
刻t1にp1に対して高圧であるp2に変化した状態を示
し、mの状態ではlの状態において加圧されたスラリー
23が、互いに接触するウエハー10と研磨パッド11
とを距離f2だけ離した状態を示す。このとき研磨パッ
ド11はkの状態と同様に自転および公転し続ける。そ
の結果スラリー23がウエハ10と研磨パッド11との
間の領域全てにすばやく行き渡る。また更に、スラリー
23が行き渡ることによって不要な研磨屑がウエハー1
0の被研磨面から除去される。
【0056】そしてmの状態の後時刻t2においてスラリ
ー23の供給圧力はp2からp1に戻り回転する研磨パッ
ド11がウエハ10と再び接触する。そしてその後研磨
パッド11は、往復運動手段19によって加圧力を受け
て再び研磨がなされる。
【0057】この状態をnの状態として示す。nの状態
はkの状態と同じである。
【0058】以上に述べたklmnの状態を順に繰り返
す研磨方法で所定時間あたりの研磨量を低下させること
なく、更に被研磨面に傷をつけずに研磨することが出来
る。
【0059】具体的に言えば、ウエハー10を研磨する
のに要する時間を1分とするならば、該1分の間に研磨
パッドがウエハー10と数回非接触となる。また研磨パ
ッド11とウエハー10とが非接触である時間、つまり
t2とt1との差とは数秒であり、その間に十分な量の
スラリーがウエハー10の被研磨面全域に供給するため
に要する時間である。また、非接触状態におけるウエハ
ー10と研磨パッド11との間の距離f2は、回転する
ウエハー10が非接触時に飛び出さない程度の距離であ
り、ウエハー10の厚みより小さくより具体的には0.
2〜0.8mmの間である。
【0060】なお、研磨パッド11の上下運動の周期及
びウエハー10との間の距離は、研磨が目標とする値の
範囲内となるように設定されることが望ましい。また、
研磨パッド11の上下運動の周期を短くしたり研磨パッ
ド11の運動距離を大きくすることで研磨パッド11の
上下運動はスラリーをウエハー10全面に行き渡らせる
ためのポンプとしての機能を大きく発現する。この場合
も不要な凝集塊が効果的に除去される。また、本発明は
一度研磨された被加工物の被加工面内の更に研磨すべき
部分を特定し、前記部分を研磨する修正研磨にも用いる
ことが出来る。また、研磨パッド11が弾性率のおおき
な素材からなる場合には、ウエハー10と研磨パッド1
1とは必ずしも上記研磨中全域が非接触とならなくても
微小な隙間を介して、十分な量のスラリーがウエハ10
と研磨パッド11との間に行き届く。したがって、研磨
パッド11をウエハー10に当接させるときの圧力を時
間と共に繰り返し増減することによっても、同様の作用
効果がある。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば研磨剤が被加工物の被研
磨面に供給され、研磨工具により前記被加工物の前記被
研磨面を研磨する研磨装置において、研磨剤の供給圧力
を変化させることで前記被加工物と前記研磨工具とが接
触と非接触の状態を繰り返し、あるいは更に研磨工具と
被加工物とを接触させるための加圧力を変化させること
で、前記被加工物と前記研磨工具との間に研磨中前記研
磨剤が均一に且つ十分な量供給される。その結果、所定
時間あたりの安定した研磨量を確保しながら傷をつける
ことなく研磨することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を説明する模式図で
ある。
【図2】本発明の第2の実施の形態を説明する模式図で
ある。
【図3】本発明の実施例によるウエハーの研磨方法にお
いてスラリーの供給と研磨パッドの上下運動と上下運動
に伴う研磨パッドとウエハーとの間の距離を経時的に表
した模式図である。
【図4】従来の化学機械研磨装置の1形態を表す模式図
である。
【図5】従来の化学機械研磨装置の別の形態を表す模式
図である。
【符号の説明】
10、1 ウエハー 11、2 研磨パッド 12 第1の駆動手段 13 第2の駆動手段 14 第3の駆動手段 15 第4の駆動手段 16 ウエハーチャック 18 研磨パッドホルダー 19 往復運動手段 20、5 スラリー供給手段 21 制御装置 22、7 小孔 23 スラリー 23a 供給されるスラリーの流れ 24 駆動手段 17、3 ウエハーホルダー 4 研磨テーブル 6 研磨パッドホルダー

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工物を保持する被加工物保持手段
    と、研磨工具と、前記被加工物の被研磨面と前記研磨工
    具の研磨面とを上下方向に対向させ所定の加圧力を与え
    て接触させるための加圧手段と、前記被加工物と前記研
    磨工具の少なくともいずれか一方を回転運動させるため
    の駆動手段と、研磨剤を供給するための研磨剤供給手段
    と、を有する研磨装置において、前記研磨工具の前記研
    磨面は前記研磨剤供給手段と連通する孔を有し、前記研
    磨剤供給手段は、前記研磨剤を前記孔から互いに当接す
    る前記研磨工具と前記被加工物との間へ供給する際の供
    給圧力を互いに当接する前記研磨工具と前記被加工物と
    を繰り返し非接触の状態とするに十分な圧力となるよう
    に周期的に変化させることを特徴とする研磨装置。
  2. 【請求項2】 前記研磨工具が前記研磨面を下に向けた
    状態で設置されていることを特徴とする請求項1記載の
    研磨装置。
  3. 【請求項3】 前記研磨工具が研磨面を上に向けた状態
    で設置されていることを特徴とする請求項1記載の研磨
    装置。
  4. 【請求項4】 前記研磨工具は前記被加工物の前記被研
    磨面の全面を研磨することを特徴とする請求項1記載の
    研磨装置。
  5. 【請求項5】 前記研磨工具は前記被加工物の前記被研
    磨面の一部のみを研磨することを特徴とする請求項1記
    載の研磨装置。
  6. 【請求項6】 前記研磨工具の前記研磨面が前記加工物
    の前記被研磨面より大きいことを特徴とする請求項1記
    載の研磨装置。
  7. 【請求項7】 前記被加工物の前記被研磨面は略円形で
    あることを特徴とする請求項1記載の研磨装置。
  8. 【請求項8】 前記研磨工具の前記研磨面は略円形であ
    り、且つ前記被加工物の前記被研磨面の口径に対する前
    記研磨工具の前記研磨面の口径の比が1以上2未満の範
    囲にあることを特徴とする請求項7記載の研磨装置。
  9. 【請求項9】 前記研磨工具の前記研磨面が前記加工物
    の前記被研磨面より小さいことを特徴とする請求項1記
    載の研磨装置。
  10. 【請求項10】 前記研磨工具は、少なくとも2つ設け
    られていることを特徴とする請求項9項記載の研磨装
    置。
  11. 【請求項11】 前記駆動手段が、前記研磨工具を自転
    させることを特徴とする請求項1記載の研磨装置。
  12. 【請求項12】 前記駆動手段が、前記研磨工具を公転
    させることを特徴とする請求項11記載の研磨装置。
  13. 【請求項13】 前記駆動手段が、前記被加工物保持手
    段を自転させることを特徴とする請求項1記載の研磨装
    置。
  14. 【請求項14】 前記駆動手段が、前記被加工物保持手
    段を公転させることを特徴とする請求項13記載の研磨
    装置。
  15. 【請求項15】 前記研磨工具を揺動させる揺動手段を
    有することを特徴とする請求項1記載の研磨装置。
  16. 【請求項16】 前記加工物を揺動させる揺動手段を有
    することを特徴とする請求項1記載の研磨装置。
  17. 【請求項17】 前記研磨工具と前記被加工物保持手段
    の少なくともいずれか一方を上下方向に運動させるため
    の手段を有することを特徴とする請求項1記載の研磨装
    置。
  18. 【請求項18】 前記手段は、前記研磨工具及び前記被
    加工物のうち一方を静止させ他方を往復運動させること
    を特徴とする請求項17記載の研磨装置。
  19. 【請求項19】 前記手段は、前記研磨工具及び前記被
    加工物の両方を往復運動させることを特徴とする請求項
    17記載の研磨装置。
  20. 【請求項20】 前記手段は、弾性部材乃至流体圧力制
    御手段のうち少なくともいずれか1つを有することを特
    徴とする請求項17記載の研磨装置。
  21. 【請求項21】 前記手段に電気的に接続され、電気信
    号を前記手段に与え、非接触の状態における前記被加工
    物の前記被研磨面と前記研磨工具の前記研磨面との間の
    距離を任意に設定するための制御手段を有することを特
    徴とする請求項17記載の研磨装置。
  22. 【請求項22】 前記加圧手段に電気的に接続され、電
    気信号を前記加圧手段に与え、前記研磨工具と前記被加
    工物とを接触させるための圧力を任意に設定するための
    制御手段を有することを特徴とする請求項1記載の研磨
    装置。
  23. 【請求項23】 前記研磨剤供給手段に電気的に接続さ
    れ、電気信号を前記研磨剤供給手段に与え、前記被加工
    物の前記被研磨面に前記研磨剤を供給する圧力を任意に
    設定するための制御手段を有することを特徴とする請求
    項1記載の研磨装置。
  24. 【請求項24】 前記研磨工具は、脱着可能な研磨パッ
    ドとそれを保持するパッドホルダーを有することを特徴
    とする請求項1記載の研磨装置。
  25. 【請求項25】 被加工物と研磨工具の少なくともいず
    れか一方が回転し且つ前記被加工物の被研磨面と前記研
    磨工具の研磨面とが所定の加圧力で互いに接触すること
    で前記被研磨面を研磨する研磨方法において、前記被加
    工物の前記被研磨面と前記研磨工具の前記研磨面との間
    に供給する研磨剤の供給圧力を変えることで前記被加工
    物の前記被研磨面と前記研磨工具の前記研磨面とを繰り
    返し接触と非接触の状態にしながら前記被加工物の前記
    被研磨面を研磨することを特徴とする研磨方法。
  26. 【請求項26】 前記被加工物は半導体基板、被研磨層
    を表面に設けた絶縁性基板、被研磨層を表面に設けた半
    導体基板のいずれか1つであることを特徴とする請求項
    25記載の研磨方法。
  27. 【請求項27】 前記研磨剤は微粒子のみで構成されて
    いることを特徴とする請求項25記載の研磨方法。
  28. 【請求項28】 前記微粒子は酸化シリコン、酸化アル
    ミニウム、酸化マンガンのうち少なくとも1つを含むこ
    とを特徴とする請求項27記載の研磨方法。
  29. 【請求項29】 前記研磨剤は微粒子を含む液体である
    ことを特徴とする請求項25記載の研磨方法。
  30. 【請求項30】 前記被加工物の前記被加工面全面を研
    磨した後、更に研磨すべき部分を特定し、特定された前
    記部分のみを再び研磨することを特徴とする請求項25
    記載の研磨方法。
  31. 【請求項31】 被加工物を保持する被加工物保持手段
    と、研磨工具と、前記被加工物の被研磨面と前記研磨工
    具の研磨面とを上下方向に対向させ所定の加圧力を与え
    て接触させるための加圧手段と、前記被加工物と前記研
    磨工具の少なくともいずれか一方を回転運動させるため
    の駆動手段と、研磨剤を供給するための研磨剤供給手段
    と、を有する研磨装置において、前記加圧手段は所定の
    周期で加圧力を変化させながら前記研磨工具と前記被加
    工物とを当接させ、且つ前記研磨剤供給手段は前記研磨
    剤の供給圧力を所定の周期で変化させながら研磨剤を前
    記被研磨面に供給することで、前記研磨工具が前記被加
    工物の前記被研磨面を研磨することを特徴とする研磨装
    置。
  32. 【請求項32】 前記研磨面はポリウレタンからなるこ
    とを特徴とする請求項31記載の研磨装置。
  33. 【請求項33】 被加工物と研磨工具の少なくともいず
    れか一方が回転し且つ前記被加工物の被研磨面と前記研
    磨工具の研磨面とが所定の加圧力を受けて接触すること
    で前記被研磨面を研磨する研磨方法において、所定の周
    期で加圧力を変化させ且つ前記被加工物の前記被研磨面
    と前記研磨工具の前記研磨面との間に研磨剤を所定の周
    期で供給圧力を変化させながら供給して前記被加工物の
    前記被研磨面を研磨することを特徴とする研磨方法。
  34. 【請求項34】 前記研磨面にポリウレタンを用いるこ
    とを特徴とする請求項33記載の研磨方法。
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