JPH11263680A - 軽量強化磁器及び製造方法 - Google Patents

軽量強化磁器及び製造方法

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JPH11263680A
JPH11263680A JP11002998A JP11002998A JPH11263680A JP H11263680 A JPH11263680 A JP H11263680A JP 11002998 A JP11002998 A JP 11002998A JP 11002998 A JP11002998 A JP 11002998A JP H11263680 A JPH11263680 A JP H11263680A
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porcelain
starch
strength
particles
bulk density
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JP11002998A
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Etsuro Kato
悦朗 加藤
Yuichi Kobayashi
雄一 小林
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B38/00Porous mortars, concrete, artificial stone or ceramic ware; Preparation thereof
    • C04B38/06Porous mortars, concrete, artificial stone or ceramic ware; Preparation thereof by burning-out added substances by burning natural expanding materials or by sublimating or melting out added substances
    • C04B38/063Preparing or treating the raw materials individually or as batches
    • C04B38/0635Compounding ingredients
    • C04B38/0645Burnable, meltable, sublimable materials

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Table Devices Or Equipment (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】嵩密度が一般磁器程度で、平均曲げ強度が10
0MPa以上の軽量強化磁器を得る。 【構成】アルミナ粒子を骨材として含有する強化磁器用
の坏土に、粒子径5μm〜30μmの澱粉微粒子を、5
wt%〜25wt%の範囲で添加混合し、澱粉の粒状を
維持したまま混合物を成形し、酸化雰囲気中で焼成し
て、澱粉微粒子を酸化燃焼させて無数の独立気孔を形成
することにより、5μm〜25μmの独立した微小気孔
を10vol%〜30vol%の範囲で含有する、嵩密
度が通常の磁器と同程度でしかも平均曲げ強度が100
MPa以上ある軽量強化磁器が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、病院や幼稚園などで使
用するいわゆる強化磁器で、嵩密度が2.6g/cm
以下、即ち通常の磁器と同程度以下で、しかも平均曲げ
強度が100MPa以上あることを特徴とする軽量強化
磁器並びにその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、幼稚園などの食堂で使用する陶磁
器食器は、自動皿洗い器などで破損し易いため、金属ア
ルミニウム製やメラミン樹脂などの食器によって置き換
えられてきたが、清潔感や使用感など、ムードを損なう
反省もあり、最近では破損し難いように骨材として20
wt%〜35wt%のアルミナ粒子を添加混合して焼成
した高強度磁器、いわゆる強化磁器が広く使用されるよ
うになった。しかしながら、アルミナ(Al)は
比重が約4.0もあるため、一般に強化磁器の嵩密度は
2.85g/cmと通常の磁器の嵩密度(2.4g/
cm程度)に比べて相当大きくなり、使用時にはかな
り重く感じてムードの点で不十分なだけでなく、比重が
大きい分だけ慣性による衝撃が大きくなり、そのため高
強度にもかかわらず衝撃破損を惹き起こし易く、特に他
の一般陶磁器と混用した場合に一般陶磁器を破損する傾
向が増大する重大な欠点があった。
【0003】一方、焼結体を軽量化させる目的のため
に、断熱レンガなど粗雑な成形体に大鋸屑(おがくず)
を混合し、焼成して軽量化する方法は従来行われている
が、焼結体は極めて吸水性となる。また微粒子成形物に
対しては、焼成過程で成形体を膨張破壊することのない
ように、加熱により軟化収縮する発泡スチロール粒子な
どを添加混合して、焼成する方法も従来行われた。一般
にこのような混合物からの成形物では、プラスチック微
粒子の分散性が悪く、連結して孤立し難く、焼結体中に
形成される気孔は連結したものが多くなり、軽量で且つ
吸水率を無くすることは極めて困難で、軽量化して且つ
焼結体の強度を維持することは全く不可能なことであっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、嵩密
度が通常の磁器と同程度、もしくはそれ以下で、使用感
が従来の陶磁器と殆ど同じとなり、しかも平均曲げ強度
が100MPa以上あって自動洗浄器によって破損し難
い、極めて特徴的な軽量強化磁器を提供しようとするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため本発明では、ア
ルミナ粒子を骨材として20wt%〜35wt%を含有
する強化磁器用原料配合物に、粒子径5μm〜30μm
の澱粉微粒子を5wt%〜25wt%の範囲で添加混合
し、澱粉の粒状を維持したまま混合物を成形し、酸化雰
囲気中で焼成して、澱粉微粒子を酸化燃焼させて無数の
独立気孔を形成することを特徴とする軽量強化磁器の製
造方法を開発し、5μm〜25μmの独立した微小気孔
を10vol%〜30vol%の範囲で含有する嵩密度
が2.6g/cm以下でしかも平均曲げ強度が100
MPa以上ある軽量強化磁器を提供する。
【0006】
【作用】本発明者らは、現在市販されている各種の強化
磁器の強度の測定を続けているうちに、ある程度以下の
マイクロポア(微細気孔)は孤立しているかぎり強度の
低下が比較的小さい点に着目し、多くの有機物微粒子を
坏土に混入し、焼成により消失させて孤立微細気孔を素
地中に導入する実験、即ち非吸水性を保ったまま多数の
球状の微小独立気孔を焼結体素地中に生成する実験を行
ってきた。このためには、有機物微粒子は親水性で磁器
坏土と混合し易く、焼成過程では溶融することなく、ま
た過剰な膨張により素地を破壊することなく、最初の混
合状態を焼結過程中維持させることが必要である。
【0007】本発明者らは多数の実験を繰り返した結
果、澱粉粒子を、その粒形を破壊しないように冷水とと
もに混合する方法が最も優れた結果が得られることを発
見した。澱粉粒子は温湯によって破壊されて糊となり、
従来、糊として素地中に少量混合することは試みられた
ことはあるが、表皮で囲まれた澱粉の球状粒子を粒子と
してそのまま大量に素地と混合し、独立気孔を形成する
ために利用した例はない。この球状粒子は温度が50℃
以下では比較的安定にその形状を保ち、また親水性であ
るため、陶磁器スラリー中に孤立して分散し易く、均一
な分散混合が得られ易く、しかもスラリー中では澱粉は
水を吸収膨潤して幾らか大きくなり、乾燥過程では水を
放出して徐々に収縮し、さらに焼成過程では分解して水
や二酸化炭素などを放出し、残留する少量の炭素も酸化
消失して、素地の形状を破壊することのない極めて優れ
た独立微小気孔の形成材となることが分かった。
【0008】澱粉粒子の大きさは、母体となる植物の種
類によって異なり、粒径2μm〜170μmの範囲のも
のが得られるが、実験を繰り返した結果、5μm〜30
μmの粒径範囲の澱粉粒子が強度維持のために適当であ
り、必要であることが分かった。30μm以上の澱粉粒
子は焼成過程で膨張によって素地を傷め、また生成残留
する気孔が大きく、それが破壊源となって著しく強度を
劣化させるので、篩別により予め除去する必要がある。
また5μm程度以下のでんぷん微粒子は、必ずしも除去
する必要はないが、焼結過程で消滅し、効果的な独立気
孔として残留する割合が少なく有効に作用しない。実験
を行った範囲では、玉蜀黍澱粉、すなわちコンスターチ
が粒径約10μm〜15μm程度で、20μm以上の粒
子を殆ど含有せず、強度維持に最も適していることが分
かった。
【0009】澱粉粒子の添加量は、当然多いほど嵩密度
が低下し軽量化できるが、次第に強度も低下する。形成
される独立気孔の大きさを一定とすれば、嵩密度の低下
と曲げ強度の低下は一定の関係にあり、10μm〜15
μmの玉蜀黍澱粉を使用した実験の結果では、澱粉粒子
添加量5wt%以上で明瞭な嵩密度低下の効果があり、
澱粉粒子添加量12wt%で、嵩密度が通常の磁器と同
程度(2.4g/cm程度)まで下がり、しかもなお
平均曲げ強度が200MPa程度を保つことが分かっ
た。しかし、澱粉粒子添加量が25wt%以上になる
と、強度が100MPa程度以下の製品が生じやすくな
り、強化磁器として実用上不適当な領域となる。
【0010】本発明では、5μm〜30μmの粒径範囲
の澱粉粒子が強度維持のために不可欠であるが、このよ
うなプラスチックの球状微粒子はまだ製造されていない
が、もし製造できて利用可能としても、一般にプラスチ
ック微粒子は帯電し易く、微粒子は空気中に舞い上が
り、極めて取り扱い難く、また疎水性で、親水性のセラ
ミック粉末微粒子の水性スラリーとの混合分散性が悪
く、均一な混合泥漿が得難く、流し込み成形することが
不可能であり、またフィルタープレスなどの脱水操作も
著しく困難となる。これに対し、澱粉微粒子は親水性
で、均一な混合泥漿が得られ、流し込み成形が可能であ
り、また同じ理由から、練り土状態の可塑性が高く、成
形性が極めて優れる特徴がある。また焼成過程で燃焼に
よる悪臭や、ダイオキシンの発生が無いことも実用上大
きな特長である。
【0011】以下、実験室的な実施例に従って、本発明
の製造方法をさらに詳細に説明するが、本発明方法はこ
れに限定されるものではない。
【0012】
【実施例1】実施したアルミナ添加強化磁器の原料配合
割合は、カオリンを30wt%、蛙目粘土を10wt
%、インド長石を30wt%、及びアルミナ粉末30w
t%からなり、これは市販の強化磁器坏土とほぼ同様の
ものである。配合した原料混合物は、十分湿式ボールミ
ル粉砕することによって、焼成後の平均曲げ強度227
MPaの強化磁器坏土を調製した。また添加した澱粉粒
子としては、平均粒子径が15μmの玉蜀黍澱粉を主に
使用し、比較として平均粒子径が25μm及び35μm
の小麦澱粉及び馬鈴薯澱粉も使用した。図1にこれらの
澱粉粒子の粒径分布を示した。
【0013】予めセラミック原料のみを水と共にボール
ミル湿式粉砕混合してスラリーとし、玉蜀黍澱粉粒子を
種々の割合(乾燥重量で0〜12wt%)で添加し、そ
れぞれ十分撹拌混合した。なお小麦粉澱粉及び馬鈴薯澱
粉はそれぞれ8.5wt%を添加した。澱粉粒子の添加
後、スラリーは目開き径38μmの篩いを通してから脱
水して坏土とした。粒径分布曲線から玉蜀黍澱粉粒子は
殆ど総て篩いを通過したが、馬鈴薯澱粉粒子はかなり篩
い上に残留し、澱粉添加量は減少した。澱粉粒子を添加
した各坏土は、再び一定量の水と分散剤を加えて混合し
て流し込み成形用のスラリーを調製し、さらに真空脱泡
した後、石膏型に流し込んで各種の強度測定用試料を成
形した。成形物はそれぞれ、空気中電気炉で1300
℃、1時間焼成した。
【0014】得られた各焼成物はそれぞれ同一試料を1
2個程度、三点曲げ強度を測定した。図2に測定結果の
ワイブル分布を、また図3に焼成試料の嵩密度と曲げ強
度の測定結果を、市販の各種の通常磁器素地の測定結果
と比較して示した。澱粉粒子の添加によって、ワイブル
係数には大きな変化は生じないが、曲げ強度はそれぞれ
幾らかは低下する。平均粒子径の大きい馬鈴薯澱粉で
は、目開き径38μmの篩いによって粒子の40%程度
の粗大粒子が除去されているので、十分に軽量化になっ
ていないのに、曲げ強度の低下が最も大きい。図1の粒
度分布曲線を見ると、目開き38μmの篩いを通った比
較的大きい35μm程度の澱粉粒子が強度劣化の原因と
なっており、強化磁器の強度維持のためには30ミクロ
ン以上に大きい澱粉粒子は適当でないことが分かる。平
均粒子径15μmの玉蜀黍澱粉粒子では、添加によって
軽くなり、12wt%の添加により嵩密度が2.4g/
cm程度まで下がっても、平均曲げ強度がなお136
MPaあり、通常の磁器素地に比較すれば極めて高強度
である。図4に焼成素地の研磨面の顕微鏡写真を示す。
大きさが約10μm程度の極めて微細な独立気孔が均一
に分布している状況が明瞭に示されている。
【0015】
【実施例2】実施例1に使用したものと同一の原料配合
物を、更に長時間湿式ボールミル粉砕し、この微粉砕ス
ラリーに玉蜀黍澱粉粒子を乾燥重量で0〜20wt%の
割合で添加混合したスラリーを、実施例1の場合よりも
更に目開き径の小さい32μmの篩いを通してから脱水
して坏土とした。これを、実施例1と同様にして再びス
ラリーとし、石膏型に流し込んで強度測定用試料を成形
し、1300℃、1時間焼成した試料の強度と嵩密度の
測定結果を図5に示す。図3の結果と比べるとこの焼成
素地は更に高強度で、澱粉粒子無添加の試料では平均曲
げ強度が279MPaとなり、従って玉蜀黍澱粉粒子添
加試料の強度も相対的に増大している。図5を図3と比
較すると、玉蜀黍澱粉粒子の添加量の増大による嵩密度
の減少と強度の減少の相対的な関係は同一となり、一層
大量に添加してもなお市販の磁器に比べて著しく高強度
であることが分かる。
【0016】
【実施例3】一般に食器用の磁器は殆ど施釉して使用さ
れる。従って工業的に製造されている市販の食器用高強
度磁器素地とその釉薬を使用し、澱粉添加の実験を行っ
た。この高強度磁器素地の原料配合比は、実施例1とほ
ぼ同じであり、焼成素地の平均曲げ強度は230MPa
である。また釉薬はその熱膨張係数が素地のそれより
1.5×10−6/℃だけ低く、焼成後の圧縮応力によ
り素地が一層強化されるように調整されている。実施例
1と同様にして、これに玉蜀黍澱粉粒子を種々の割合
(0〜12wt%)で添加し、目開き径38μmの篩い
を通してから脱水し、さらに水と分散剤を加えて流し込
み成形用のスラリーとし、真空脱泡後、石膏型に流し込
んで各種の強度測定用試料を成形した。成形物はそれぞ
れ無釉物、及び予め800℃で素焼きした後施釉した試
料を、空気中電気炉で1300℃、1時間焼成した。
【0017】焼成試料の嵩密度と曲げ強度の測定結果
を、市販の各種の通常磁器素地の測定結果と比較して図
6に示した。無釉試料では表面に澱粉粒子が一部露出す
るので、焼成後表面にも微小気孔が露出し、これが破壊
源となり強度低下が幾らか大きいが、施釉試料では、釉
の圧縮応力による強化以上に、施釉により微小気孔も覆
われて、澱粉粒子の添加による強度低下は更に少なくな
ることが分かる。実施例では、玉蜀黍澱粉12wt%の
添加で、嵩密度は2.34g/cmと通常磁器並に軽
くなったときの曲げ強度は183MPaとなり、通常磁
器の施釉曲げ強度の約2倍であった。
【0018】
【発明の効果】従来、幼稚園や学校の給食などに使用さ
れている強化磁器は、アルミニウム食器やメラミン食器
などに比べ、衛生的であったが、アルミナの比重が高い
ため、通常の陶磁器の比重(約2.35)に比べて約
2.85と高く、かなり重く感じる欠点があったが、本
発明の新しい発想により、アルミナ強化磁器坏土に粒子
径30μm以下の澱粉微粒子を粒子形状を残したまま添
加混合することにより、強化磁器の強度を大きく損なう
ことなく、比較的簡単に軽量化できるようになった。そ
のため実際の使用に当たって、重く感じるような異常感
が無く、自動洗浄器などにかけた場合も、高強度で割れ
難いだけでなく、重量による慣性力も小さくなるので、
衝撃が小さくなり、互いに、また他の器物を破損し易い
弊害を除くことが出来る。 また、当然微小気孔の導入
により、製品の熱伝導度が小さくなり、保温や触感に優
れ、幼児や病大の使用に対しても極めて好適な食器用の
強化磁器が工業的に提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に使用した各種澱粉粒子の粒度分布図
【図2】強化磁器素地配合物に各種澱粉粒子を添加した
場合の焼成物の曲げ強度のワイブル分布図。
【図3】強化磁器素地配合物に各種澱粉粒子を添加した
場合の焼成物の平均曲げ強度と嵩密度の関係図。
【図4】強化磁器素地配合物に玉蜀黍澱粉粒子を12w
t%添加混合して焼成した素地の研磨面の顕微鏡写真。
【図5】原料の微粒子化によって強度を増大させた強化
磁器素地配合物に、玉蜀黍澱粉粒子を添加混合した場合
の焼成物の平均曲げ強度と嵩密度の関係図。
【図6】市販の強化磁器素地配合物に玉蜀黍澱粉粒子を
添加した場合の施釉及び無釉の焼成物の平均曲げ強度と
嵩密度の関係図。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年10月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】このため本発明では、ア
ルミナ粒子を骨材として含有する強化磁器用原料配合物
に、粒子径5μm〜30μmの澱粉微粒子を5wt%〜
25wt%の範囲で添加混合し、澱粉の粒状を維持した
まま混合物を成形し、酸化雰囲気中で焼成して、澱粉微
粒子を酸化燃焼させて無数の独立気孔を形成することを
特徴とする軽量強化磁器の製造方法を開発し、5μm〜
25μmの独立した微小気孔を10vol%〜30vo
l%の範囲で含有する嵩密度が2.6g/cm以下で
しかも平均曲げ強度が100MPa以上ある軽量強化磁
器を提供する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高強度化のための骨材としてアルミナ粒子
    を20wt%〜35wt%含有し、また軽量化のため5
    μm〜25μmの独立した微小気孔を10vol%〜3
    0vol%の範囲で含有する、嵩密度が2.6g/cm
    以下でしかも平均曲げ強度が100MPa以上あるこ
    とを特徴とする軽量強化磁器。
  2. 【請求項2】アルミナ粒子を骨材として20wt%〜3
    5wt%を含有する強化磁器用原料配合物に、粒子径5
    μm〜30μmの澱粉微粒子を5wt%〜25wt%の
    範囲で添加混合し、澱粉の粒状を維持したまま混合物を
    成形し、酸化雰囲気中で焼成して、澱粉微粒子を酸化燃
    焼させて無数の独立気孔を形成することを特徴とする軽
    量強化磁器の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009536603A (ja) * 2006-05-10 2009-10-15 コーニング インコーポレイテッド 高孔隙率のコージエライト組成物

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