JPH11263059A - 多色スタンプ - Google Patents

多色スタンプ

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JPH11263059A
JPH11263059A JP6898598A JP6898598A JPH11263059A JP H11263059 A JPH11263059 A JP H11263059A JP 6898598 A JP6898598 A JP 6898598A JP 6898598 A JP6898598 A JP 6898598A JP H11263059 A JPH11263059 A JP H11263059A
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JP
Japan
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ink
colors
dye
pattern
multicolor
Prior art date
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Withdrawn
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JP6898598A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Fujimori
比呂志 藤森
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Mitsubishi Pencil Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Pencil Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単一の印字体に複数の色の異なるインクを充
填することができて、印影の絵柄を豊かに表現でき、且
つその絵柄の連続性を損なわれず、また、複雑な絵柄も
可能となり、更に、長期に渡る連続捺印が可能な多色ス
タンプを提供する。 【解決手段】 2色以上のインクを吸蔵した多孔質から
なる印字体を有し、前記2色以上のインクの色材が染料
を含み、且つ前記2色以上のインク夫々のビヒクルが同
一であることを特徴とする多色スタンプ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2色以上の捺印が
可能な多色スタンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスタンプは、殆ど単色、即ち、印
字体に1色だけのインクしか充填されていないので、色
彩が単調で絵柄を豊かに表現できないという不満があっ
た。そこで、絵柄を豊かに表現できるように、多色の印
影が得られる多色スタンプが考案された。しかしなが
ら、従来の多色スタンプは、それぞれ単色のインクを充
填した複数の印字体を寄せ集めてホルダーにより一体的
に保持するという構造になっており、各印字体の境界で
絵柄の連続性が損なわれるといった課題や、各印字体の
印面に複雑な絵柄を刻設するとそれらを統合するのが困
難になるので、それを避ける為に各印字体の印面にはシ
ンプルな絵柄しか刻設できないという制約があった。
【0003】このような課題を解決するためには、単一
の印字体に複数の異なる色のインクを充填するのが望ま
しいが、その様に複数のインクを一緒に充填すると、イ
ンクの色界面でインクが凝集するという現象が生じるの
で、長期に渡って鮮明な印影を得る事ができないという
課題があり、実現できなかった。
【0004】また、印字面に、ペンに内蔵された水性イ
ンクを充填することにより、絵柄を豊かに表現できる多
色スタンプも考案されているが、時間経過と共に印字面
が乾いてしまい、長期に渡る連続捺印ができなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
課題に鑑みなされたものであり、単一の印字体に複数の
色の異なるインクを充填することができ、印影の絵柄を
豊かに表現でき、且つその絵柄の連続性を損なわれず、
また、複雑な絵柄も可能となり、更に、長期に渡る連続
捺印が可能な多色スタンプを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、それぞれ
色の異なる多数のインクを印字体に充填し、インク色界
面でのインクの凝集の有無、及び長期に渡っての連続捺
印が可能か否か、更に印字体中でのインクの混色性につ
いて鋭意研究を重ねた結果、例えば、インクの色材とし
て塩基性染料を母体としたアニオン活性剤との造塩染料
を、溶剤として難揮発性溶剤を使用し、かつ印字体とし
てエチレン−ブチレンゴム製のものを使用することによ
り、インク色界面においてインクが凝集せず、長期に渡
る連続捺印が可能となり、かつ印字体中のインクの混色
が少なくなるということを見い出し、本発明を完成する
に至ったのである。
【0007】即ち、本発明の多色スタンプは、2色以上
のインクを吸蔵した多孔質からなる印字体を有し、前記
2色以上のインクの色材が染料を含み、且つ前記2色以
上のインク夫々のビヒクルが同一であることを特徴とす
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。本発明の多色スタンプは、2色以上のイン
クを吸蔵した多孔質からなる印字体を有し、前記2色以
上のインクの色材が染料を含み、且つ前記2色以上のイ
ンク夫々のビヒクルが同一であることを特徴とする。
【0009】本発明で用いられる2色以上のインクは、
色材として、夫々のインクに1種もしくは2種以上の染
料を含むもの、少なくとも1色の色材が顔料を含み他の
少なくとも1色の色材が染料を含むもの等が挙げられ
る。具体的には、1種もしくは2種以上の染料及び/又
は1種もしくは2種以上の顔料を色材として用いたイン
クを2種以上、即ち、2色以上用いたものが挙げられ
る。
【0010】染料としては、特に限定されないが、例え
ば塩基性染料を母体としたものが挙げられ、塩基性染料
とアニオン活性剤との造塩染料を用いるのが好ましい。
該造塩染料は、夫々単独で用いても二種以上適宜組み合
わせて用いても良い。塩基性染料としては、例えばメチ
ルバイオレット、ローダミン、ビクトリアブルー等が挙
げられる。アニオン活性剤としては、例えば硫酸エステ
ル塩、スルホン酸塩、カルボン酸塩、リン酸エステル塩
等が挙げられる。
【0011】顔料としては、例えば酸化チタン、カーボ
ンブラック、フタロシアニン系、アゾ系、アントラキノ
ン系、キナクリドン系等の無機顔料や有機顔料をそのま
ま用いても良いし、或いは、前記顔料を樹脂や界面活性
剤等で表面改質した加工顔料を使用しても良い。これら
顔料は、夫々単独で用いても二種以上適宜組み合わせて
用いても良い。
【0012】これら色材の添加量は特に限定されない
が、色材の溶解度や分散力に応じた量、又は所望の色相
や濃度に適した量であれば良い。しかしながら、この量
は印影濃度及びインク吐出量に深く関係し、添加量が多
すぎると印影濃度は高くなるが、吐出量が少なくなるた
め多色スタンプの寿命が短くなる。逆に、添加量が少な
いと捺印寿命は長くなるが、印影の発色が良くない。該
添加量としては、インク総量に対して、通常3〜20重
量%、好ましくは5〜10重量%の範囲から適宜選択さ
れる。
【0013】本発明に係る、上記色材以外のインク成分
として用いられるビヒクルは、上記2色以上のインク夫
々のビヒクルが同一であるものが用いられ、1種もしく
は2種以上の溶剤と、必要に応じて1種もしくは2種以
上の樹脂等とから構成されるもの等が挙げられる。
【0014】樹脂としては、分散樹脂として用いられる
ものであれば特に限定されないが、上記色材と相溶する
ものであれば好ましく、例えばポリビニルブチラール樹
脂、エチルセルロース樹脂等が挙げられる。
【0015】溶剤としては、難揮発性の溶剤であれば特
に限定されないが、例えばオクチレングリコール等のグ
リコール類、例えばポリエチレングリコール、ポリプロ
ピレングリコール等のポリアルキレングリコール類、例
えばジエチレングリコールモノブチルエーテル等のグリ
コールエーテル類、例えばエチレングリコールモノリシ
ノレート、プロピレングリコールモノリシノレート等の
脂肪酸エステル類、例えばセチルアルコール等の高級ア
ルコール類、例えばオレイン酸等の高級脂肪酸類、ポリ
オキシエチレングリコール・モノエーテル、ポリオキシ
プロピレングリコール・モノエーテル等が挙げられる。
これらは夫々単独で用いても二種以上適宜組み合わせて
用いても良い。これら溶剤の中でも、常温における揮発
性の観点から、蒸気圧が0.1mmHg/25℃以下を有す
るものが好ましく、0.01mmHg/25℃以下を有する
ものがより好ましい。これにより良好な捺印性能を発揮
する。蒸気圧が0.1mmHg/25℃を越えると、印字体
の印面において、溶剤が蒸発し、色材、樹脂等が析出す
るため長期に渡る連続捺印性を損ねてしまう。
【0016】本発明で用いられるインクの粘度として
は、通常30〜2500mPa・s、好ましくは30〜15
00mPa・sの範囲から適宜選択される。インクの粘度が
30〜2500mPa・sの範囲内のインクでは、印字体の
保持性能、インクの非混合性で良好な結果を示す。これ
に対し、インクの粘度が30mPa・s未満の場合には、イ
ンクの充填時間は速いが、捺印時のインク吐出量も多
く、印影の滲みも大きくなり、鮮明な印影が得られな
い。また、インクの粘度が2500mPa・sを越える場合
には、インクの充填が難しくなると共に、連続捺印時の
インク追従性が悪くなり、しかも捺印時にタックが大き
くなり、インクの糸引き現象が発生する。
【0017】本発明で用いられる多孔質からなる印字体
に使用される材質としては、例えば気孔率45〜65%、ス
プリング硬度20〜60のスポンジゴムが挙げられ、具体的
にはアクリルゴム、ブチルゴム、アクリロニトリル−ブ
タジエンゴム、エチレン−プロピレンゴム、エチレン−
ブチレンゴム等が挙げられる。気孔率が45%より低い場
合には、印字体中でのインクの保持量及びインクの吐出
量が少なく、連続捺印性能の劣るものとなる。スプリン
グ硬度が20より低い場合には、捺印時に印字体の潰れが
大きくなり、インクの吐出量の制御が困難になるため、
鮮明な印影が得られなくなる。気孔率が65%より高い場
合には、印字体の印面の絵柄等が細かく表現できず、鮮
明な印影が得られない。スプリング硬度が60より高い場
合には、捺印時に印字体の潰れが少なく、インクの吐出
量が少なくなり、連続捺印性能の劣るものになる。
【0018】本発明のインクには、染料を含有する色
材、溶剤、及び樹脂、更には必要に応じてその性質を損
なわない範囲で他の成分を添加しても良い。添加可能な
成分としては、例えば防腐剤、界面活性剤、分散助剤等
が挙げられる。
【0019】本発明の多色スタンプは、インク色界面で
のインク凝集等を防止し、長期保存後も再度インクを充
填することなしに鮮明な印影が得られる。それにより、
その印影の絵柄は多色にすることができ、表現が豊かに
なり、また、単一の印字体を使用するので絵柄の連続性
が損なわれず、且つ複雑な絵柄も可能となる。更に、印
字体中でのインクの混色が少なく、長期にわたって多色
の絵柄を保つことが可能となる、という効果を奏するも
のである。
【0020】また、本発明の多色スタンプの効果につい
て、好ましい実施態様から述べる。即ち、本発明の多色
スタンプは、色材として塩基性染料とアニオン活性剤と
の造塩染料を使用し、且つ溶剤として難揮発性のものを
使用することにより、これらを一緒に単一の印字体に充
填しても、インク色界面でのインク凝集等を防止し、長
期保存後も再度インク充填することなしに鮮明な印影を
得ることができる。それにより、その印影の絵柄は多色
にすることができ、表現が豊かになり、また、単一の印
字体を使用するので絵柄の連続性が損なわれず、且つ複
雑な絵柄も可能となる。更に、連続気泡構造を有する多
孔性印字体としてエチレン−ブチレンゴムを使用するこ
とで、印字体中でのインクの混色が少なく、長期にわた
って多色の絵柄を保つことが可能となる、という効果を
奏するものである。
【0021】
【実施例】以下に、実施例、比較例及び試験例等を挙げ
て本発明を更に詳細に説明するが、本発明は実施例によ
って何ら限定されるものではない。尚、実施例及び比較
例で用いた成分を下記に示す。 染料A:「スピロンレッドC−GH」〔保土谷化学(株)
製〕 染料B:「オイルブルー613」〔オリエント化学(株)
製〕 染料C:「スピロンイエローC−2GH」〔保土谷化学
(株)製〕 染料D:「SBNオレンジ701」〔保土谷化学(株)
製〕 染料E:「スピロンレッドGRLH」〔保土谷化学(株)
製〕 染料F:「バリファストブルー2620」〔オリエント
化学(株)製〕 溶剤A:ポリプロピレングリコール,商品名「ユニオー
ルD−400」〔日本油脂(株)製〕(蒸気圧:0.01mmHg
/25℃以下) 溶剤B:ジエチレングリコールモノメチルエーテル〔蒸
気圧:0.01mmHg/25℃以上(文献値:0.18mmHg/20
℃)〕 樹脂A:ポリビニルブチラール樹脂「BL−1」〔積水
化学(株)製〕 顔料A:カーボンブラック「Printex25」〔デ
グシャ(Degussa)社製〕
【0022】実施例1.連続気泡構造を有するエチレン
−ブチレンゴム製(気孔率60%、スプリング硬度45) の多孔性印字体に、赤インクA及び青インクAを一緒に
充填し、多色スタンプを製造した。尚、赤インクA及び
青インクAの組成は以下の通りである。 赤インクA(粘度:1500mPa・s) 青インクA(粘度:1500mPa・s) 染料A 10重量% 染料B 10重量% 溶剤A 85重量% 溶剤A 85重量% 樹脂A 5重量% 樹脂A 5重量%
【0023】実施例2.実施例1において、赤インクA
及び青インクAを黄インクA及び橙インクAに代えた以
外は実施例1と同様にして多色スタンプの製造を行っ
た。尚、黄インクA及び橙インクAの組成は以下の通り
である。 黄インクA(粘度:1500mPa・s) 橙インクA(粘度:1500mPa・s) 染料C 10重量% 染料D 10重量% 溶剤A 85重量% 溶剤A 85重量% 樹脂A 5重量% 樹脂A 5重量%
【0024】実施例3.実施例1において、青インクA
を黒インクAに代えた以外は実施例1と同様にして多色
スタンプの製造を行った。尚、黒インクAの組成は以下
の通りである。 黒インクA(粘度:1500mPa・s) 顔料A 10重量% 溶剤A 85重量% 樹脂A 5重量%
【0025】比較例1.実施例1において、赤インクA
及び青インクAを赤インクB及び青インクBに代えた以
外は実施例1と同様にして多色スタンプの製造を行っ
た。尚、赤インクB及び青インクBの組成は以下の通り
である。 赤インクB(粘度:1500mPa・s) 青インクB(粘度:1500mPa・s) 染料E 10重量% 染料F 10重量% 溶剤A 85重量% 溶剤A 85重量% 樹脂A 5重量% 樹脂A 5重量%
【0026】比較例2.実施例1において、赤インクA
及び青インクAを赤インクB及び青インクAに代えた以
外は実施例1と同様にして多色スタンプの製造を行っ
た。尚、赤インクB及び青インクAの組成は上記した通
りである。
【0027】比較例3.実施例1において、赤インクA
及び青インクAを赤インクC及び青インクCに代えた以
外は実施例1と同様にして多色スタンプの製造を行っ
た。尚、赤インクC及び青インクCの組成は以下の通り
である。 赤インクC(粘度:50mPa・s) 青インクC(粘度:50mPa・s) 染料A 10重量% 染料B 10重量% 溶剤B 85重量% 溶剤B 85重量% 樹脂A 5重量% 樹脂A 5重量%
【0028】比較例4.実施例1において、連続気泡構
造を有するエチレン−ブチレンゴム製の多孔性印字体を
連続気泡構造を有するアクリルニトリル−ブタジエンゴ
ム製(気孔率50%、スプリング硬度30)の多孔性印字体
に代えた以外は実施例1と同様にして多色スタンプの製
造を行った。
【0029】試験例1.実施例1〜3並びに比較例1〜
4で得られた多色スタンプを用いて下記試験方法により
インクの析出、インクの凝集、長期保存後の捺印性能、
及び印字体中でのインクの混色性能についての評価試験
を行い、下記の2段階で評価した。これらの評価結果を
表1に示す。 評価基準 ○:良好 ×:不良
【0030】(1)インクの析出評価試験 インクを印字体に吸蔵させ、50℃、湿度80%の環境下で
1カ月間放置した後、印字体の印面の絵柄部の表面を観
察し、かつ捺印して、固形分が析出しているか否かを評
価した。
【0031】(2)インクの凝集評価試験 インクを撹拌ディスパーにて1:1の割合で均一になる
まで混合し、50℃の条件下でガラス瓶中に1カ月間放置
した後、粘度の測定及びインクの状態から評価した。
【0032】(3)長期保存後の捺印性能の評価試験 インクを印字体に吸蔵させ、25℃、湿度65%の環境下で
1カ月間放置した後、印字体の印面の絵柄部の表面を観
察し、かつ捺印して、捺印できるか否かを評価した。
【0033】(4)インクの混色性の評価試験 インクを印字体に吸蔵させ、25℃、湿度65%の環境下で
1カ月間放置した後、印字体の印面の絵柄部の表面を観
察し、かつ捺印して、異なる2種類のインクが境界面で
どのくらい混ざり合っているかを評価した。
【0034】
【表1】
【0035】(表1の考察)表1の結果からも明らかな
ように、実施例1〜3で得られた本発明のスタンプは、
比較例1〜4で得られたスタンプに比べ、インクの析
出、インクの凝集、長期保存後の捺印性能、及び印字体
中でのインクの混色性能の試験について何れも良好な結
果が得られたことからも、本発明のスタンプが明らかに
優れていることが判る。
【0036】
【発明の効果】本発明の多色スタンプは、インク色界面
でのインク凝集等を防止し、長期保存後も再度インクを
充填することなしに鮮明な印影が得られる。それによ
り、その印影の絵柄は多色にすることができ、表現が豊
かになり、また、単一の印字体を使用するので絵柄の連
続性が損なわれず、且つ複雑な絵柄も可能となる。更
に、印字体中でのインクの混色が少なく、長期にわたっ
て多色の絵柄を保つことが可能となる、という効果を奏
するものである。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2色以上のインクを吸蔵した多孔質から
    なる印字体を有し、前記2色以上のインクの色材が染料
    を含み、且つ前記2色以上のインク夫々のビヒクルが同
    一であることを特徴とする多色スタンプ。
  2. 【請求項2】 2色以上のインクの色材が染料からなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の多色スタンプ。
  3. 【請求項3】 2色以上のインクにおける、少なくとも
    1色の色材が少なくとも顔料を含み、さらに2色以上の
    インクのうち少なくとも1色の色材が染料からなること
    を特徴とする請求項1に記載の多色スタンプ。
  4. 【請求項4】 多孔質からなる印字体が、気孔率45%
    〜65%であり、且つスプリング硬度20〜60である
    ことを特徴とする請求項1〜3に記載の多色スタンプ。
  5. 【請求項5】 2色以上のインクの粘度が30〜250
    0mPa・sであることを特徴とする請求項1〜4に記載の
    多色スタンプ。
  6. 【請求項6】 2色以上のインクに含まれる溶剤の蒸気
    圧が0.1mmHg/25℃以下であることを特徴とする請
    求項1〜5に記載の多色スタンプ。
  7. 【請求項7】 多孔質からなる印字体が、エチレン−ブ
    チレンゴムからなることを特徴とする請求項1〜6に記
    載の多色スタンプ。
  8. 【請求項8】 染料が塩基性染料とアニオン活性剤との
    造塩染料であることを特徴とする請求項1〜7に記載の
    多色スタンプ。
JP6898598A 1998-03-18 1998-03-18 多色スタンプ Withdrawn JPH11263059A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018141059A (ja) * 2017-02-28 2018-09-13 三菱鉛筆株式会社 熱変色性スタンプ用インク組成物

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Effective date: 20050607