JPH11262850A - 光部品並びにその光部品端面の研磨方法および研磨装置 - Google Patents

光部品並びにその光部品端面の研磨方法および研磨装置

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JPH11262850A
JPH11262850A JP35538198A JP35538198A JPH11262850A JP H11262850 A JPH11262850 A JP H11262850A JP 35538198 A JP35538198 A JP 35538198A JP 35538198 A JP35538198 A JP 35538198A JP H11262850 A JPH11262850 A JP H11262850A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短時間で光部品の接続端面から光通路の端面
を含む領域を所望の長さだけ突き出した状態に研磨でき
る研磨方法および研磨装置を提供する。 【解決手段】 コネクタ保持部16とフェルール配置部
15と超音波発生装置14を設けて研磨装置を構成す
る。コネクタ保持部16に光コネクタ1を保持し、接続
端面5側に端面6を研磨部材20を介して対向させてフ
ェルール配置部15にフェルール3を配置する。光コネ
クタ1とフェルール3の各ピン嵌合穴9,10に段付ガ
イドピン11を挿入して光コネクタ1とフェルール3を
位置合わせし、フェルール3を光コネクタ1側に押しつ
けた状態でフェルール3を光ファイバ4の光軸方向に振
動移動させることにより、光ファイバ4の接続端面を含
む領域を光コネクタ1のフェルール2の接続端面5より
も突出させた状態に研磨する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば光通信など
に用いられる光部品並びにその接続端面を研磨すること
によって、光ファイバなどの光通路を光部品の接続端面
から突出させて仕上げる光部品端面の研磨方法および研
磨装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図16には光部品として代表的な多心光
コネクタの一例が示されている。同図に示すように、光
コネクタ1はハウジングとしてのフェルール2を有し、
フェルール2の内部に形成されている光ファイバ挿通孔
7に、光ファイバテープ心線12の先端側の被覆が除去
された光ファイバ4が、その端面側をフェルール2の接
続端面5に露出させて挿通されている。光ファイバ4の
接続端面側は、フェルール2の接続端面5から例えば1
μm突き出した状態で接着剤等によりフェルール2に固
定されており、光ファイバ4の固定領域の両側にはピン
嵌合穴9が形成されて光コネクタ1が組立られている。
なお、前記光ファイバ4は光通路として機能するもので
ある。
【0003】図17には、このような多心光コネクタ1
の接続構造の一例が示されており、同図に示す光コネク
タ1は、その接続端面5が光ファイバ4の光軸に直交す
る面と光軸に直交する面に対して8度傾いた斜面とによ
り形成されている。なお、同図において、光コネクタ1
aは側面図により、光コネクタ1bは断面図により示さ
れている。同図に示されるように、光コネクタ1aと光
コネクタ1bは接続端面5同士が対向するように配置さ
れ、光コネクタ1aのピン嵌合穴9と光コネクタ1bの
ピン嵌合穴9とに共通の接続ピン36が嵌合されること
によって、光コネクタ1aと光コネクタ1bとが位置あ
わせされる。
【0004】そして、この位置あわせによって光コネク
タ1a、1bの光ファイバ4が位置あわせされ、光ファ
イバ4の接続端面同士は接続整合剤などを介せずに直接
物理的に光接続されている。なお、このように光ファイ
バ4同士を直接物理的に接続することを光ファイバ4の
PC(Physical Contact)接続と呼んで
いる。
【0005】上記のように、光コネクタ1における光フ
ァイバ4のPC接続を可能とするために、従来は、例え
ば図18に示すように、研磨台33にアルミナなどを含
むスラリー状のラップ液40を入れ、このラップ液40
に光コネクタ1の接続端面5を押し付け、光コネクタ1
のフェルール2と光ファイバ4の材質の違いから、光フ
ァイバ4よりも軟らかいフェルール2をラップ液40に
よってより多く研磨することにより、上記のように光フ
ァイバ4の接続端面をフェルール2の接続端面5よりも
1μm程度突出させていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、光コネ
クタ1のフェルール2の材質は、例えば8割程度のガラ
スフェラーと2割程度の樹脂の混合材により形成されて
おり、石英ガラス等により形成された光ファイバ4とフ
ェルール2との硬度差はそれほど大きくないために、上
記のように光ファイバ4の接続端面をフェルール2の接
続端面5よりも僅か1μm突出させるためにも非常に長
い時間がかかり、光コネクタ1の研磨に長い時間を要す
るといった問題があった。
【0007】また、このように、長い時間をかけても、
光ファイバ4の接続端面をフェルール2の接続端面5よ
りも1μmといったわずかな長さしか突出させることが
できないために、この光ファイバ4の突き出しによっ
て、確実に良質なPC接続を保証するのは困難であり、
光コネクタ1aと光コネクタ1bとがわずかに位置ずれ
しただけでも、光コネクタ1a,1bの光ファイバ4の
接続端面間に隙間が生じ、光ファイバ4同士の光接続損
失を増大させてしまうといった問題が生じた。
【0008】本発明は、上記従来の課題を解決するため
になされたものであり、その目的は、短い時間で、光コ
ネクタ等の光部品の接続端面から光ファイバ等の光通路
を所望の長さだけ突き出して研磨することが可能であ
り、それにより、光部品同士の良質なPC接続を可能と
する光部品並びにその光部品端面の研磨方法および研磨
装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のような構成をもって課題を解決するた
めの手段としている。すなわち、光部品端面の研磨方法
の第1の発明は、光部品の接続端面に露出している光通
路端面を含む領域に対応する位置に凹部を形成した研磨
補助部材を該光部品の接続端面との間に研磨媒体を介し
て対向配置し、該研磨補助部材と前記光部品の少なくと
も一方を互いの対向端面間隔を広狭変化する方向に相対
移動させて光部品の接続端面を研磨し、前記光通路の接
続端面を含む領域をその周りの光部品の接続端面よりも
突出させる構成をもって課題を解決する手段としてい
る。
【0010】また、光部品端面の研磨方法の第2の発明
は、光部品の接続端面に露出している光通路端面を含む
領域に対応する位置にその周りよりも軟質な軟質部材を
設けた研磨補助部材を該光部品の接続端面との間に研磨
媒体を介して対向配置し、該研磨補助部材と前記光部品
の少なくとも一方を互いの対向端面間隔を広狭変化する
方向に相対移動させて光部品の接続端面を研磨し、前記
光通路の接続端面を含む領域をその周りの光部品の接続
端面よりも突出させる構成をもって課題を解決する手段
としている。
【0011】また、光部品端面の研磨方法の第3の発明
は、上記第1の発明の構成に加え、上記研磨補助部材の
凹部には該凹部の周りの研磨補助部材形成材質よりも軟
質な軟質部材を設ける構成をもって課題を解決する手段
としている。
【0012】さらに、光部品端面の研磨方法の第4の発
明は、上記第1又は第3の発明の構成に加え、研磨補助
部材は光ファイバ挿通孔を形成したフェルールとし、該
光ファイバ挿通孔を凹部とする構成をもって課題を解決
する手段としている。
【0013】さらに、光部品端面の研磨方法の第5の発
明は、上記第4の発明の構成に加え、上記光部品はフェ
ルールに光ファイバを挿通固定して該光ファイバ固定領
域の両側にピン嵌合穴を形成して成る光コネクタとし、
研磨補助部材の光ファイバ挿通孔の両側には前記光コネ
クタのピン嵌合穴に対応する位置にピン嵌合穴を形成
し、該研磨補助部材のピン嵌合穴と前記光コネクタのピ
ン嵌合穴とに嵌合ピンを挿入して光部品の接続端面の研
磨を行う構成をもって課題を解決する手段としている。
【0014】さらに、光部品端面の研磨方法の第6の発
明は、上記第1又は第2又は第3又は第4の発明の構成
に加え、上記光部品の外形と研磨補助部材の外形を基準
として光部品の接続端面に露出している光通路端面を含
む領域に研磨補助部材の凹部を位置あわせして光部品の
接続端面の研磨を行う構成をもって課題を解決する手段
としている。
【0015】さらに、光部品端面の研磨方法の第7の発
明は、上記第1乃至第6の何れか1つの発明の構成に加
え、上記研磨補助部材と光部品の少なくとも一方に超音
波振動又はバイブレータによる振動を加えることにより
研磨補助部材と光部品の少なくとも一方を互いの対向端
面間隔を広狭振動変化する方向に相対移動させる構成を
もって課題を解決する手段としている。
【0016】さらに、光部品端面の研磨装置の第1の発
明は、光部品の保持部と、該光部品の保持部に保持され
る光部品の接続端面に露出している光通路端面を含む領
域に対応する位置に凹部を形成した研磨補助部材を前記
光部品の接続端面との間に研磨媒体を介して対向配置す
る研磨補助部材配置部と、該研磨補助部材と前記光部品
の少なくとも一方を互いの対向端面間隔を広狭振動変化
する方向に相対移動させることによって前記光通路の接
続端面を含む領域をその周りの接続端面よりも突出させ
て研磨する研磨用移動機構とを有する構成をもって課題
を解決する手段としている。
【0017】さらに、光部品端面の研磨装置の第2の発
明は、上記第1の発明の研磨装置の構成に加え、上記光
部品の保持部は複数の光部品をともに保持する構成と
し、研磨用移動機構は前記光部品の保持部に保持される
光部品群の接続端面と研磨補助部材との間に研磨媒体を
介在させた状態で該研磨補助部材と前記光部品群の少な
くとも一方を互いの対向端面間隔を振動変化する方向に
相対移動させることによって光部品群の前記光通路の接
続端面を含む領域をその周りの光部品の接続端面よりも
突出させて研磨する構成をもって課題を解決する手段と
している。
【0018】さらに、光部品端面の研磨装置の第3の発
明は、上記第1又は第2の研磨装置の発明の構成に加
え、上記研磨用移動機構は超音波振動発生装置又はバイ
ブレータによる振動発生装置とした構成をもって課題を
解決する手段としている。
【0019】さらに、光部品の第1の発明は、光部品の
接続端面に露出する光通路端面を含む領域が請求項1乃
至請求項7のいずれか1つに記載の研磨方法により研磨
されて周りの接続端面よりも略1〜5μm突き出されて
いる構成をもって課題を解決する手段としている。
【0020】さらに、光部品の第2の発明は、光部品の
接続端面に複数の光通路端面が露出されている光部品で
あって、光部品の接続端面に露出する光通路端面を含む
領域が請求項1乃至請求項7のいずれか1つに記載の研
磨方法により研磨されて光通路端面を含む領域が周りの
接続端面よりも突き出されており、各光通路の光通路端
面を含む領域間の突き出し量の不揃いは0.5μm以下
と成している構成をもって課題を解決する手段としてい
る。
【0021】上記構成の本発明において、光部品の接続
端面に露出している光通路端面を含む領域に対応する位
置に凹部を形成した研磨補助部材を、光部品の接続端面
との間に研磨媒体を介して対向配置し、光部品の接続端
面研磨を行うために、前記凹部に対向する光通路側の接
続端面部分は殆ど研磨されずに、その周りの光部品の接
続端面のみが研磨媒体によって研磨される。そのため、
前記凹部に対向する光通路端面を含む領域の周りの端面
研磨を短い時間で行って光通路端面を含む領域を光部品
の接続端面から突出させた状態とすることが可能とな
り、研磨時間等の研磨条件を自在に設定して、所望の長
さの光通路端面側の突き出し量を得ることが可能とな
り、上記解決すべき課題が解決される。
【0022】なお、本明細書では、「光通路端面を含む
領域」という用語は、光通路端面のみの領域(光通路端
面と合同の領域)を意味する場合と、該光通路端面より
も外側に張り出した光通路端面を含む領域(光通路端面
を囲んで該光通路端面よりも大きい領域)を意味する場
合との両方を意味する概念で使用している。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、以下の実施形態例の説明に
おいて、従来例と同一名称部分には同一符号を付し、そ
の重複説明は簡略化又は省略する。図1、2には、本発
明に係る光部品端面の研磨方法を適用する研磨装置の一
実施形態例の要部構成が、光部品としての多心光コネク
タ1および、この光コネクタ1の研磨に用いられる研磨
補助部材であるフェルール3を取りつけた状態で示され
ている。なお、図1には、この研磨装置の正面図が、図
2には、その側面図がそれぞれ示されており、図1にお
いて、光コネクタ1およびフェルール3は、断面図によ
り示されている。また、図4には、この研磨装置の全体
図が模式的に示されており、図1,2に示す構成部分
は、図4に示す装置の第3研磨工程部位30に設けられ
ている。
【0024】図4に示すように、この研磨装置は、制御
機能を備えた架台25上に、第1研磨工程部位28,第
2研磨工程部位29および第3研磨工程部位30を設け
て構成されており、第1,第2研磨工程部位28,29
にはそれぞれ、砥石回転部21,22とコネクタ保持部
17,18と、移動機構23,24が設けられており、
第3研磨工程部位30には光コネクタ1の端面を研磨す
るための研磨媒体の供給ユニット27が設けられてい
る。第2研磨工程部位29に設けられている砥石回転部
21の砥石(図示せず)は、第1研磨工程部位28の砥
石回転部22の砥石(図示せず)よりもきめの細かい砥
石により構成されており、また、各移動機構23,24
は、各コネクタ保持部17,18を各砥石回転部21,
22に対して図の左右と前後(紙面に対して垂直な方
向)に移動させるものである。
【0025】本実施形態例では、第1研磨工程部位28
と第2研磨工程部位29を以上のような構成にすること
により、光コネクタ1の接続端面5を、第1研磨工程部
位28において粗研磨し、その後、第2研磨工程部位2
9において、例えば接続端面5の斜面の角度を8度とす
るといったように、予め定められた形状にきれいに研磨
するように構成している。そして、その後、第3研磨工
程部位30に光コネクタ1を移動させるようにしてお
り、第3研磨工程部位30は、光コネクタ1の接続端面
5から光ファイバ4を突出させて仕上げる工程部位とし
ている。
【0026】図1,2に示されるように、本実施形態例
の光部品端面の研磨装置は、光部品の保持部としてのコ
ネクタ保持部16と、このコネクタ保持部16に保持さ
れる光コネクタ1の接続端面5との間に研磨媒体20を
介してフェルール3を配置するフェルール配置部15を
有して構成されている。なお、例えばフェルール配置部
15には、図示されていないばね等が設けられており、
フェルール3をフェルール配置部15に配置すると、フ
ェルール3がそのばね等によって光コネクタ1側に押し
付けられるようになっている。
【0027】本実施形態例で用いた光コネクタ1は、従
来例と同様に、石英ガラス製の光ファイバ4および、ガ
ラスフェラーとエポキシ樹脂材質の成形体のフェルール
2を有して形成されている。また、フェルール3は、光
コネクタ1の接続端面5に露出している光ファイバ4に
対応する位置に凹部としての光ファイバ挿通孔8を形成
したものであり、フェルール3は、光コネクタ1のフェ
ルール2と同形状、同材質と成している。なお、図の簡
略化のために、図1においては、フェルール2,3の各
光ファイバ挿通孔7,8と光コネクタ1の光ファイバ4
はそれぞれ2本づつ示しているが、実際には、それより
も多い本数が用いられる場合が多く、例えば、図3,
5,6に示す例では、前記光ファイバ挿通孔7,8およ
び光ファイバ4は、それぞれ4本づつ設けられている。
【0028】また、各光ファイバ挿通孔7,8は断面が
円形状であり、その内径(孔直径)Rは約126μmで
あり、光ファイバ4の外径(125μm)よりも少しだ
け大きく形成されている。また、フェルール2の接続端
面5およびフェルール3の端面6は、図5,6に示すよ
うに、光ファイバ4の光軸に直交する面と、光軸に直交
する面に対して8度傾いた斜面とにより形成されてい
る。
【0029】光コネクタ1における光ファイバ4の固定
領域両側には、ピン嵌合穴9が形成され、フェルール3
の光ファイバ挿通孔8の両側には、光コネクタ1のピン
嵌合穴9に対応する位置にピン嵌合穴10が形成されて
おり、本実施形態例では、フェルール3のピン嵌合穴1
0と光コネクタ1のピン嵌合穴9とに、嵌合ピンとして
の段付ガイドピン11が挿入されている。なお、この段
付ガイドピン11の細径ピン13側が光コネクタ1のピ
ン嵌合穴9に挿入されている。
【0030】前記フェルール配置部15にはシャフト2
6を介して超音波発生装置(超音波振動発生装置)14
が設けられており、超音波発生装置14は、図4に示し
たように、架台25内に設けられている。この超音波発
生装置14は、前記の如くフェルール3を光コネクタ1
の側に押し付けた状態で、フェルール3を、該フェルー
ル3とフェルール2との端面間隔を相対的に広狭振動変
化する方向に移動するものであるが、図1に示す例で
は、フェルール3を光ファイバ4の光軸方向に相対振動
移動させることによって光ファイバ4の接続端面をフェ
ルール2の接続端面5よりも突出させて研磨する研磨用
移動機構として機能する。
【0031】本実施形態例は以上のように構成されてお
り、次に、この研磨装置を用いた光コネクタの接続端面
5側の研磨方法について説明する。まず、図4に示した
第1研磨工程部位28のコネクタ保持部18に光コネク
タ1を保持し、その接続端面5側を砥石回転部22側に
向けた状態として接続端面5を粗研磨する。次に、第2
研磨工程部位29に光コネクタ1を移動させ、コネクタ
保持部17に保持し、その接続端面5側を砥石回転部2
1側に向けて研磨することにより、光コネクタ1の光フ
ァイバ4の端面とフェルール2の接続端面5をきれいに
仕上げ研磨する。その後、光コネクタ1を第3研磨工程
部位30に移動させる。
【0032】次に、図1,2に示すように、光コネクタ
1をフェルール3の上部側に配置して、段付ガイドピン
11を光コネクタ1のピン嵌合穴9に挿入し、光コネク
タ1の接続端面5とフェルール3の端面6との間に研磨
部材20(例えば粒径3μmのダイヤモンド砥粒)を介
在させて、光コネクタ1をコネクタ保持部16によって
保持する。そして、この状態で、超音波発生装置14を
駆動させて20KHzの超音波を約20秒間発生させ、
フェルール3を光ファイバ4の光軸Z方向に振動させて
相対移動させ、光コネクタ1の接続端面5を研磨する。
【0033】そうすると、図7に示すように、フェルー
ル3の振動が研磨媒体20に伝えられて研磨媒体20が
光ファイバ4の光軸方向に移動し、光コネクタ1の接続
端面5の研磨が行われるが、フェルール3には、光コネ
クタ1の光ファイバ4に対応する位置(光ファイバ4の
端面を含む領域に対応する位置)に光ファイバ挿通孔8
が形成されているために、同図に示すように、研磨媒体
20は光ファイバ4の接続端面側に衝突することは殆ど
なく、フェルール3の光ファイバ挿通孔8に落ちてい
き、このことにより、光コネクタ1の光ファイバ4の接
続端面は殆ど研磨されず、凹部(光ファイバ挿通孔8)
の周りのフェルール2の接続端面5のみが研磨される。
【0034】本実施形態例によれば、上記のように、光
コネクタ1の端面研磨において、光ファイバ4の接続端
面側を殆ど研磨せずに、その周りのフェルール2の接続
端面5のみを研磨することができるために、非常に短時
間で、光ファイバ4の接続端面側をフェルール2の接続
端面(光部品の接続端面)5から突出させた状態に研磨
することが可能となり、例えば超音波発生装置14の駆
動時間等を調節することにより、所望の光ファイバ突き
出し量を容易に、かつ、確実に得ることができる。
【0035】実際に、本実施形態例の研磨装置を用いて
上記研磨方法により光コネクタ1の端面研磨を行ったと
ころ、図8に示すように、光ファイバ4の接続端面をそ
の周辺のフェルール2の接続端面5よりも3μm程度突
き出して研磨することを、非常に短時間で、容易に行え
ることが確認された。そして、このように、光ファイバ
4の接続端面がフェルール2の接続端面5から3μm程
度突出した光コネクタ1を用いて、図15に示したよう
に光コネクタ1同士の光接続を行ったところ、極めて良
好な光ファイバ4のPC接続を行うことができた。
【0036】また、本実施形態例によれば、光コネクタ
1の研磨補助部材として、光コネクタ1のフェルール2
と同形状のフェルール3を用いており、光コネクタ1の
フェルール2のピン嵌合穴9とフェルール3のピン嵌合
穴10とに段付ガイドピン11を挿入して光コネクタ1
とフェルール3の位置決めを行うために、非常に容易
に、かつ、正確に、この位置決めを行うことが可能とな
り、上記光コネクタ1の端面研磨を非常に容易に、か
つ、正確に行うことができる。
【0037】さらに、本実施形態例によれば、この光コ
ネクタ1とフェルール3との位置決め用に用いられる段
付ガイドピン11は、図の上部側が細径ピン13と成し
ており、この細径ピン13を光コネクタ1のピン嵌合穴
9に挿入して研磨を行うために、細径ピン13とピン嵌
合穴9との間に比較的大きな隙間が生じるため、研磨媒
体20によってピン嵌合穴9の研磨が行われることを抑
制できる。そのために、ピン嵌合穴9の径が大きくなっ
てしまうといった支障が生じることを確実に防止するこ
とができる。
【0038】なお、この実施形態例における光通路端面
を含む領域(光通路を含む微小領域)の大きさは、その
領域にに対向する研磨補助部材の凹部8の大きさと、光
コネクタ1と研磨補助部材との位置決め精度等によって
自由自在に決められるものである。
【0039】例えば、光通路としての光ファイバ4の直
径を125μmとした光コネクタ1に対して、研磨補助
部材としてのフェルール3の凹部(光ファイバ挿通孔)
8の直径を126μmとし、段付ガイドピン11の太径
を0.698mm、細径を0.660mmとして研磨を
行ったところ、突出された光通路端面を含む微小領域は
直径約80μmの範囲であった。これは、光通路の光フ
ァイバの中心コアの直径10μmの外径部分から離れた
グランド部分は研磨されるものの、コアとその周辺近傍
には研磨媒体が触れていないことを意図するものであ
る。
【0040】また、上記のフェルール3の光ファイバ挿
通孔8の直径を約180μmに変更して研磨を行ったと
ころ、研磨されない「光通路端面を含む微小領域」の範
囲は、直径125μmの光ファイバを含む直径約135
μmの範囲であった。さらに、段付でなく外径0.69
0mmのストレートのピン(ピン嵌合穴は直径0.7m
m)をガイドピン11に使用し、上記フェルール3の光
ファイバ挿通孔8の直径を約136μmにして同様の研
磨を行ったところ、研磨されない「光通路端面を含む微
小領域」の範囲は、光ファイバ4の直径に等しい直径1
25μmの範囲であり、条件を変えることにより、研磨
されない「光通路端面を含む微小領域」の範囲を自在に
可変調整できることを検証することができた。
【0041】なお、本発明は上記実施形態例に限定され
ることはなく様々な実施の態様を採り得る。例えば、上
記実施形態例では、研磨媒体20は、粒径3μmのダイ
ヤモンド砥粒としたが、研磨媒体の砥粒径サイズや種類
等は特に限定されるものではなく、適宜設定されるもの
であり、例えばアルミナ等としてもよく、また、これら
のアルミナやダイヤモン等を含むラップ液等としてもよ
い。例えば、粒径9μmのダイヤモンド砥粒を用いて上
記実施形態例と同様に光コネクタ1の端面研磨を行った
ところ、光ファイバ4の接続端面を含む領域(光ファイ
バ4の接続端面を含む微小領域)をその周りのフェルー
ル2の接続端面から10μm程度突出させることができ
た。
【0042】また、光コネクタ1等の光部品の研磨に用
いられる研磨媒体20は、必ずしも1種類のものとする
とは限らず、数種類の研磨媒体を混合させて用いてもよ
いし、光ファイバ4等の光通路突き出し量に合わせて複
数段階の研磨を行うようにし、この各段階毎に研磨媒体
20の種類等を代えるようにしてもよい。
【0043】さらに、上記実施形態例では、フェルール
3は光コネクタ1のフェルール2と同じ形状、同じ材質
のものとしたが、フェルール3は例えば金属等により形
成したフェルールとしてもよい。
【0044】さらに、上記実施形態例では、フェルール
3の光ファイバ挿通孔8は貫通の孔としたが、光ファイ
バ挿通孔8等のような凹部は必ずしも貫通の孔とすると
は限らず、光ファイバ4等の光通路端面に対応する位置
や、光ファイバ4等の光通路端面を含む領域に対応する
位置に形成されている凹部であればよい。また、図9の
(a)に示すように、フェルール3の光ファイバ挿通孔
8等の凹部に、フェルール3の形成材質よりも軟質な軟
質部材19を凹部(光ファイバ挿入孔8)の空間を完全
に埋める形態で設け(つまり、研磨補助部材の凹部の形
成位置に凹部の代わりに軟質部材19を設け)てもよ
く、あるいは、図9の(b)に示すように凹部(光ファ
イバ挿入孔8)の表面側にわずかの空間部を残して凹部
空間に軟質部材19を充填形成したものでもよい。この
ように、フェルール3の形成材質の弾性ヤング率E2よ
りも軟質部材19の弾性ヤング率E1を小さいものとす
ると、研磨媒体20によって光コネクタ1の端面研磨を
行うときに、凹部に対向する部分に伝わる加工エネルギ
ーがその周りのフェルール2に加えられる加工エネルギ
ーよりも小さくなり、したがって、上記実施形態例の場
合と同様な効果をもって、光ファイバ4の接続端面を含
む領域をそれらの周りのフェルール2の接続端面5より
も突き出した状態に研磨することができる。
【0045】特に、図9の(a),(b)に示すよう
に、フェルール3の光ファイバ挿通孔8等の凹部に、フ
ェルール3の形成材質よりも軟質な軟質部材19を設け
て光コネクタ1(フェルール2)の接続端面を研磨する
場合には凹部(軟質部材19)に対向する光ファイバ4
の接続端面に微弱な研磨力が作用するので、前の研磨工
程(第2研磨工程部位29での研磨工程)の終了段階
で、光通路端面(ファイバ端面)の研磨が多少不十分で
あったとしてもこの第3研磨工程部位30で微少の研磨
が引き続き行われることとなるので、光通路端面をきれ
いに研磨でき、しかも、前記のように、凹部8に対向す
る以外の部分の研磨が促進的に行われることから、前記
光ファイバ4の接続端面を含む領域をそれらの周りのフ
ェルール2の接続端面5よりも効果的に突き出し研磨す
ることができる。
【0046】さらに、上記実施形態例では、フェルール
3の光ファイバ挿通孔8は、断面が円形状の孔とした
が、例えば図10の(a),(b)に示すように、光フ
ァイバ挿通孔8の代わりに、断面が三角形状や四角形状
の凹部32をフェルール3の端面6側に設けてもよい。
このように、フェルール3等の研磨補助部材に設ける凹
部の形状等は特に限定されるものではなく。光ファイバ
4等の光通路の端面形状等に対応させる等して適宜設定
されるものである。
【0047】さらに、上記実施形態例では、光コネクタ
1のピン嵌合穴9とフェルール3のピン嵌合穴10に嵌
合ピンとして段付ガイドピン11を挿入して光コネクタ
1とフェルール3の位置あわせを行ったが嵌合ピンとし
て段のないストレートピンを上記各ピン嵌合穴9,10
に挿入するようにしてもよい。
【0048】さらに、上記実施形態例では、光コネクタ
1の接続端面5側を研磨する際に、フェルール3と光コ
ネクタ1との位置合わせを、光コネクタ1のピン嵌合穴
9とフェルール3のピン嵌合穴10に段付ガイドピン1
1を挿入して行ったが、光コネクタ1の外形とフェルー
ル3の外形を基準として光コネクタ1とフェルール3の
位置合わせを行うことによって、光コネクタ1の接続端
面5に露出している光ファイバ4にフェルール3の光フ
ァイバ挿通孔8を位置合わせして光コネクタ1の接続端
面5の研磨を行うようにしてもよい。
【0049】さらに、上記実施形態例では、超音波発生
装置14により、フェルール3側を振動させたが、フェ
ルール3側を振動させる代わりに光コネクタ1側を振動
させてもよく、あるいは、光コネクタ1とフェルール3
の両方を振動させて両者を相対移動させ、光コネクタ1
の接続端面5の研磨を行うようにしてもよい。また、こ
れら、光コネクタ1の端面とフェルール3の端面との一
方又は両方を振動する研磨用移動機構(光コネクタ1の
端面とフェルール3の端面との端面間隔を広狭振動変化
する機構)は、超音波発生装置14に代えてバイブレー
タ装置を用いるようにしてもよい。さらに、その振動方
向(光コネクタ1の端面とフェルール3の端面との端面
間隔を広狭振動変化する方向)を光通路(光ファイバ
4)の光軸方向としたが、光軸方向に対して角度をもっ
た斜め向きとしてもよく、光コネクタ1の端面とフェル
ール3の端面との端面間隔を広狭振動変化する方向であ
ればその移動の角度は問わない。
【0050】さらに、上記実施形態例では、光コネクタ
1の端面研磨を行うときに、超音波発生装置60により
20KHzの超音波を約20秒間発生させて研磨を行っ
たが、超音波発生装置14から発生する発生周波数や超
音波発生時間等は特に限定されるものではなく適宜設定
されるものであり、これらの超音波発生周波数や超音波
発生時間を適宜設定することにより、所望の光ファイバ
突き出し量を得ることができる。
【0051】さらに、上記実施形態例では、フェルール
配置台15にばねを設けてフェルール3を光コネクタ1
側に押し付けるようにしたが、このように、フェルール
3を光コネクタ1側に押し付ける手段は、ばねとは限ら
ず、適宜設定されるものである。また、フェルール3を
光コネクタ1側に押し付ける代わりに、光コネクタ1側
をフェルール3側に押し付けるようにしてもよいし、光
コネクタ1およびフェルール3を互いに相手側に押し付
けるように配置してもよい
【0052】さらに、光コネクタ1とフェルール3の配
設部分の構成は例えば、図14,図15に示すような他
の構成形態を採り得る。図14に示すものは、光コネク
タ1の上側を押え部材110で押さえ、圧縮ばね100
の押し付け力を光コネクタ1に加えて、超音波振動によ
り研磨を行う構成としたものである。
【0053】図15に示すものは、超音波発生装置14
に代えてバイブレータ装置を設け、光コネクタ1はその
上側でホルダ210で保持し、ホルダ210とストッパ
200との間には隙間δを確保し、この状態でバイブレ
ータ装置を駆動して振動を与え、光コネクタ1の端面研
磨を行う構成としたものである。この図15の構成にお
いては、バイブレータによって振動を与えると、光コネ
クタ1とホルダ210とが一体となって振動の押し上げ
力を受けてストッパ200に衝突し、次にその反動で下
方に復帰移動するが、その帰り移動中にまた次のバイブ
レータ振動の押し上げ力を受けてストッパ200に衝突
するという如く、繰り返し振動移動が行われることで、
光コネクタ1の端面研磨が行われる。
【0054】上記図14,図15のいずれの構成も、光
コネクタ1とフェルール3の間に砥粒(研磨媒体)20
が介在されることで、好適な研磨が達成される。
【0055】さらに、上記実施形態例では、超音波発生
装置14を用いてフェルール3を振動させて光コネクタ
1の接続端面研磨を行ったが、超音波発生装置14を用
いずに、光コネクタ1とフェルール3の一方又は両方に
圧力を加える加圧研磨方式の研磨用移動機構を用いて、
光コネクタ1とフェルール3の少なくとも一方を光ファ
イバ4の光軸方向等、光コネクタ1の端面とフェルール
3の端面との端面間隔を振動変化する方向に相対移動さ
せて、研磨部材20によって光コネクタ1の接続端面5
を研磨するようにしてもよい。
【0056】さらに、上記実施形態例では、1つの光コ
ネクタ1の接続端面研磨方法について述べたが、例えば
光コネクタ1等の光部品の保持部は複数の光部品を共に
保持する構成とし、超音波発生装置14等の研磨用移動
機構は、光部品の保持部に保持される光部品群の接続端
面とフェルール3等の研磨補助部材との間に研磨媒体2
0を介在させた状態で、研磨補助部材と光部品群の少な
くとも一方を光ファイバ4等の光通路の例えば光軸方向
等、光コネクタ1の端面とフェルール3の端面との端面
間隔を広狭振動変化する方向に相対移動させることによ
って、光部品群の光通路の接続端面を含む領域その周り
のフェルール2等のハウジングの接続端面よりも突出さ
せて研磨する構成としてもよい。このようにして、光部
品の端面を一括研磨する装置を構成すると、より一層効
率的に光部品の端面研磨を行うことができる。
【0057】さらに、上記実施形態例では、光コネクタ
1は石英ガラス製の光ファイバ4および、ガラスフェラ
ーとエポキシ樹脂の成形体のフェルール2を有するもの
としたが、本発明の光部品端面の研磨方法および研磨装
置を用いて研磨を行う光コネクタ1の材質は特に限定さ
れるものではなく、例えば、ジルコニア等のセラミック
スとしても構わない。
【0058】さらに、上記実施形態例では、接続端面5
が斜面を有する多心光コネクタ1の接続端面5を研磨す
る方法について述べたが、本発明の光部品端面の研磨方
法および研磨装置は、接続端面5が光ファイバ4の光軸
に垂直な面の多心光コネクタ1の端面研磨や、図14の
(b)の鎖線に示すように、光ファイバ4がフェルール
2に斜めに設けられたり、ピン嵌合穴9がフェルール2
に斜めに設けられたりした光コネクタ1の端面研磨や、
接続端面5が曲面の単心光コネクタ1等の様々な光コネ
クタ1の接続端面5を研磨する際に適用されるものであ
る。
【0059】さらに、上記実施形態例では、研磨補助部
材として、光コネクタ1と同形状、同材質のフェルール
3を用いて光コネクタ1の端面研磨を行ったが、研磨補
助部材は必ずしもフェルール3とするとは限らず、光部
品の光通路端面に対応する位置又は光部品の光通路端面
を含む領域に凹部を形成するか、又は図9の(b)に示
すようにその凹部に軟質部材19を充填するか、或い
は、図9の(a)に示すように、光部品の接続端面に露
出している光通路端面を含む領域に対応する位置にその
周りよりも軟質な軟質部材を設けた研磨補助部材を用い
て光部品端面の研磨を行うことができる。
【0060】さらに、本発明の光部品端面の研磨方法お
よび研磨装置は、光コネクタ1のみならず、光ファイバ
4や光導波路等の光通路を接続端面に突出させている様
々な光部品の端面研磨方法および研磨装置として適用さ
れるものであり、それらの光部品の接続端面を研磨する
ことによって、光通路(光通路端面を含む領域)を光部
品の接続端面から突出させて仕上げる光部品端面の研磨
方法および研磨装置として広く適用されるものである。
【0061】さらに、本発明の光部品端面の研磨方法お
よび研磨装置は、上記実施形態例に示した石英系光ファ
イバとプラスチック系のフェルールから構成される光部
品に限定されることなく、例えば図11に示されるよう
な構成形態の光部品の研磨方法および研磨装置としても
適用できるものである。
【0062】この図11に示す光部品は、ハウジングと
してのフェルール2に光通路としての多心(図では8
心)のコア(材質石英)を形成したSiや石英基板を収
容したもので、多心のコアは光コネクタ1の接続端面5
に露出されており、接続端面5は光通路の光軸に対し8
2度の傾斜面Aと光通路の光軸に対し直交する面Bとを
有している。
【0063】この図11に示される光部品を、上記実施
形態例の場合と同様な凹部8を設けた研磨補助部材とし
ての8心フェルールを用いて同様な研磨を行ったとこ
ろ、10μm角のコアをもつ各光通路毎に直径約80μ
mの光通路端面を含む領域を短時間の研磨で2μm突出
させることができた。勿論、その突き出し量は制約され
ることなく、研磨時間等の条件を制御することによっ
て、所望の突き出し量が得られる。
【0064】この場合、上記8心フェルールに代えて図
12に示すような長方形の凹部8を有するフェルールを
研磨補助部材として使用することにより、図13に示す
ような8心のコアを一括的に含む長方形の微小領域の端
面を所望量突出させることができる。
【0065】次に、上記実施形態例の研磨方法を用いた
光部品研磨の具体例を説明する。
【0066】(具体例1) 研磨対象:12心MPO光コネクタをワークとして接続
端面を研磨した。 研磨条件:超音波方式、周波数20KHz、押し付け力
0.1kgf、研磨媒体20として粒径3μmのダイヤ
モンド砥粒を使用。研磨時間は約20秒とした。 研磨結果:光ファイバ端面を含む領域の突出量は4μ
m、光ファイバ端面同士の突き出し量の不揃いは0.5
μm以下であった。
【0067】この研磨された光コネクタの接続性能を調
べたところ、整合剤を用いた場合と用いない場合の接続
損失の変動は0.02dB以下であり、極めて良好なP
C接続を達成することができた。
【0068】(具体例2) 研磨対象:12心MPO光コネクタをワークとして接続
端面を研磨した。 研磨条件:バイブレータによる振動方式、バイブレータ
周波数100Hz、バイブレータ振幅約90μm、コネ
クタホルダ210の重量300gf、コネクタホルダ振
幅約200μm、コネクタホルダ210の振動周波数約
100Hz、ストップ時における光コネクタ1とフェル
ール3の初期端面間隔約150μm、研磨媒体20とし
て粒径6μmのダイヤモンド砥粒を使用。研磨時間は約
120秒とした。 研磨結果:光ファイバ端面の突き出し量は2μm、光フ
ァイバ端面同士の突き出し量の不揃いは0.5μm以下
であった。
【0069】この研磨された光コネクタの接続性能を調
べたところ、整合剤を用いた場合と用いない場合の接続
損失の変動は0.02dB以下であり、極めて良好なP
C接続を達成することができた。
【0070】
【発明の効果】本発明の光部品端面の研磨方法および研
磨装置によれば、光部品の接続端面に露出している光通
路端面を含む領域に対応する位置に凹部を形成した研磨
補助部材を光部品の接続端面との間に研磨媒体を介して
対向配置し、研磨補助部材と光部品の少なくとも一方を
互いの対向端面間隔を広狭振動変化する方向に相対移動
させて光部品の接続端面を研磨するものであるから、上
記相対移動により、上記研磨補助部材の凹部形成部位以
外の領域、すなわち、光部品の光通路端面を含む領域以
外の領域のみを研磨し、光部品の接続端面を含む領域は
殆ど研磨しないようにできるために、非常に短時間で、
容易に、かつ、正確に光部品の光通路の接続端面を含む
領域をその周りの光部品の接続端面よりも突出させるこ
とができる。
【0071】そのため、本発明によれば、研磨時間等の
研磨条件を適切に設定することにより、光ファイバ等の
光通路端面を含む領域を例えば、略1〜5μmの範囲内
の所望の突き出し量にすることができるために、例えば
光ファイバを備えた光コネクタにおいて、光ファイバの
接続端面を光ファイバの周りのフェルールよりも突出さ
せて光コネクタ同士を接続することにより、光ファイバ
同士の良質なPC接続を確実に得ることができる。
【0072】また、上記研磨補助部材の凹部(凹部形成
位置)に該凹部の周りの研磨補助部材形成材質よりも軟
質な軟質部材を設けるか、又は、光部品の接続端面に露
出している光通路端面を含む領域に対応する位置にその
周りよりも軟質な軟質部材を設けた本発明の光部品端面
の研磨方法によれば、この軟質部材とその周りの研磨補
助部材形成材質の弾性ヤング率の違いによって、光部品
の光通路端面又は当該光通路端面を含む領域に加える加
工エネルギーをその周りの光部品の接続端面に加える加
工エネルギーよりも小さくすることができるために、上
記と同様の効果を奏することができる。
【0073】さらに、上記研磨補助部材は光ファイバ挿
通孔を形成したフェルールとし、この光ファイバ挿通孔
を凹部とする光部品端面の研磨方法によれば、コネクタ
側フェルールの光ファイバ挿通孔に光ファイバを挿通固
定した光コネクタの接続端面研磨を、上記研磨補助部材
を用いて同様に、容易に、かつ、正確に行うことができ
る。
【0074】さらに、光部品はフェルールに光ファイバ
を挿通固定して該光ファイバ固定領域の両側に接続用の
ピン嵌合穴を形成して成る光コネクタとし、研磨補助部
材の光ファイバ挿通孔の両側には前記光コネクタのピン
嵌合穴に対応する位置にピン嵌合穴を形成し、該研磨補
助部材のピン嵌合穴と前記光コネクタのピン嵌合穴とに
嵌合ピンを挿入して光部品の接続端面の研磨を行う本発
明の光部品端面の研磨方法によれば、上記嵌合ピンを挿
入して行われる光コネクタと研磨補助部材との位置合わ
せを非常に容易に、かつ正確に行うことができるため
に、非常に容易に、かつ、正確に、光ファイバ端面を含
む領域を短時間の研磨によりフェルールの接続端面から
所望量突出させることができる。
【0075】さらに、光部品の外形と研磨補助部材の外
形を基準として光部品の接続端面に露出している光通路
端面に研磨補助部材の凹部を位置あわせして光部品の接
続端面の研磨を行う本発明によれば、上記嵌合ピンを挿
入して光部品と研磨補助部材との位置合わせを行う発明
の場合と同様に、光部品と研磨補助部材の位置合わせを
容易に、かつ正確に行い、上記のような光部品端面の研
磨を非常に容易に、かつ正確に行うことができる。
【0076】さらに、研磨補助部材と光部品の少なくと
も一方に超音波振動又はバイブレータによる振動を加え
ることにより研磨補助部材と光部品の少なくとも一方を
互いの端面間隔を広狭振動変化する方向に相対移動させ
る本発明の光部品端面の研磨方法によれば、超音波振動
によって研磨補助部材と光部品の少なくとも一方を容易
に制御移動させて、上記のような光部品端面の研磨を非
常に容易に、かつ正確に行うことができる。また、超音
波やバイブレータの振動エネルギを容易に可変調節でき
るという利点も得られる。
【0077】さらに、光部品の保持部は複数の光部品を
ともに保持する構成とし、研磨用移動機構は該光部品の
保持部に保持される光部品群の接続端面と前記研磨補助
部材との間に研磨媒体を介在させた状態で該研磨補助部
材と前記光部品群の少なくとも一方を互いの端面間隔を
広狭変化する方向に相対移動させることによって光部品
群の前記光通路の接続端面を含む領域をその周りの前記
ハウジングの接続端面よりも突出させて研磨する構成と
した本発明の光部品端面の研磨装置によれば、光部品群
の端面研磨を一括して行うことができるために、より一
層効率的に上記のような光部品端面の研磨を行える優れ
た装置とすることができる。
【0078】さらに、上記研磨用移動機構を超音波振動
発生装置又はバイブレータによる振動発生装置とした本
発明の光部品端面の研磨装置によれば、超音波やバイブ
レータの振動発生装置によって振動を発生させ、上記研
磨補助部材と光部品の少なくとも一方を互いの端面間隔
を広狭振動変化する方向に相対移動させて、上記のよう
な光部品端面の研磨を非常に容易に、かつ、正確に行え
る装置とするこができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光部品端面の研磨装置の一実施形
態例を示す要部構成正面図である。
【図2】上記実施形態例の光部品の研磨装置の要部構成
を示す側面図である。
【図3】上記実施形態例の研磨装置に配設された光コネ
クタ1の光ファイバ配設領域とフェルール3の光ファイ
バ挿通孔配設領域を拡大して示す説明図である。
【図4】上記実施形態例の光部品の研磨装置の全体構成
図である。
【図5】上記実施形態例の光部品の研磨装置に配設され
る光コネクタ1の一例の接続端面側から見た正面図
(a)と、この光コネクタ1の側面図(b)である。
【図6】上記実施形態例の光部品の研磨装置に配置され
るフェルール3の側面図(a)と、フェルール3の端面
側から見た正面図(b)である。
【図7】上記実施形態例の光部品の研磨装置を動作させ
たときに生じる研磨媒体の動きを示す説明図である。
【図8】上記実施形態例の光部品の研磨装置を用いて接
続端面側を研磨した光コネクタを断面図(a)と側面図
(b)により示す説明図である。
【図9】本発明に係る光部品の研磨方法に用いられるフ
ェルールの別の例を示す説明図である。
【図10】本発明に係る光部品端面の研磨方法に用いら
れるフェルールの他の凹部形成例を示す説明図である。
【図11】本発明に係る光部品端面の研磨方法に用いら
れる光コネクタの別の構成形態例を示す説明図である。
【図12】本発明に係る光部品端面の研磨方法に用いら
れるフェルールのさらに他の凹部形成例を示す説明図で
ある。
【図13】図11の光コネクタを図12のフェルールを
用いて研磨した後に得られる光コネクタの接続研磨端面
の説明図である。
【図14】光コネクタ1とフェルール3の配設部分の他
の構成を示す実施形態例の説明図である。
【図15】光コネクタ1とフェルール3の配設部分のさ
らに他の構成を示す実施形態例の説明図である。
【図16】多心光コネクタの一例を斜視図(a)と、
(a)のA−A断面図により示す説明図である。
【図17】多心光コネクタの接続構造例を示す説明図で
ある。
【図18】従来の光コネクタ端面の研磨方法の一例を示
す説明図である。
【符号の説明】
1,1a,1b 光コネクタ 2,3 フェルール 4 光ファイバ 5 接続端面 6 端面 7,8 光ファイバ挿通孔 14 超音波発生装置 15 フェルール配置部 16 コネクタ保持部 20 研磨媒体

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光部品の接続端面に露出している光通路
    端面を含む領域に対応する位置に凹部を形成した研磨補
    助部材を該光部品の接続端面との間に研磨媒体を介して
    対向配置し、該研磨補助部材と前記光部品の少なくとも
    一方を互いの対向端面間隔を広狭変化する方向に相対移
    動させて光部品の接続端面を研磨し、前記光通路の接続
    端面を含む領域をその周りの光部品の接続端面よりも突
    出させることを特徴とする光部品端面の研磨方法。
  2. 【請求項2】 光部品の接続端面に露出している光通路
    端面を含む領域に対応する位置にその周りよりも軟質な
    軟質部材を設けた研磨補助部材を該光部品の接続端面と
    の間に研磨媒体を介して対向配置し、該研磨補助部材と
    前記光部品の少なくとも一方を互いの対向端面間隔を広
    狭変化する方向に相対移動させて光部品の接続端面を研
    磨し、前記光通路の接続端面を含む領域をその周りの光
    部品の接続端面よりも突出させることを特徴とする光部
    品端面の研磨方法。
  3. 【請求項3】 研磨補助部材の凹部には該凹部の周りの
    研磨補助部材形成材質よりも軟質な軟質部材を設けるこ
    とを特徴とする請求項1記載の光部品端面の研磨方法。
  4. 【請求項4】 研磨補助部材は光ファイバ挿通孔を形成
    したフェルールとし、該光ファイバ挿通孔を凹部とする
    ことを特徴とする請求項1又は請求項3記載の光部品端
    面の研磨方法。
  5. 【請求項5】 光部品はフェルールに光ファイバを挿通
    固定して該光ファイバ固定領域の両側にピン嵌合穴を形
    成して成る光コネクタとし、研磨補助部材の光ファイバ
    挿通孔の両側には前記光コネクタのピン嵌合穴に対応す
    る位置にピン嵌合穴を形成し、該研磨補助部材のピン嵌
    合穴と前記光コネクタのピン嵌合穴とに嵌合ピンを挿入
    して光部品の接続端面の研磨を行うことを特徴とする請
    求項4記載の光部品端面の研磨方法。
  6. 【請求項6】 光部品の外形と研磨補助部材の外形を基
    準として光部品の接続端面に露出している光通路端面を
    含む領域に研磨補助部材の凹部を位置あわせして光部品
    の接続端面の研磨を行うことを特徴とする請求項1又は
    請求項2又は請求項3又は請求項4に記載の光部品端面
    の研磨方法。
  7. 【請求項7】 研磨補助部材と光部品の少なくとも一方
    に超音波振動又はバイブレータによる振動を加えること
    により研磨補助部材と光部品の少なくとも一方を互いの
    対向端面間隔を広狭振動変化する方向に相対移動させる
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1つ
    に記載の光部品端面の研磨方法。
  8. 【請求項8】 光部品の保持部と、該光部品の保持部に
    保持される光部品の接続端面に露出している光通路端面
    を含む領域に対応する位置に凹部を形成した研磨補助部
    材を前記光部品の接続端面との間に研磨媒体を介して対
    向配置する研磨補助部材配置部と、該研磨補助部材と前
    記光部品の少なくとも一方を互いの対向端面間隔を広狭
    変化する方向に相対移動させることによって前記光通路
    の接続端面を含む領域をその周りの接続端面よりも突出
    させて研磨する研磨用移動機構とを有することを特徴と
    する光部品端面の研磨装置。
  9. 【請求項9】 光部品の保持部は複数の光部品をともに
    保持する構成とし、研磨用移動機構は前記光部品の保持
    部に保持される光部品群の接続端面と研磨補助部材との
    間に研磨媒体を介在させた状態で該研磨補助部材と前記
    光部品群の少なくとも一方を互いの対向端面間隔を振動
    変化する方向に相対移動させることによって光部品群の
    前記光通路の接続端面を含む領域をその周りの光部品の
    接続端面よりも突出させて研磨する構成としたことを特
    徴とする請求項8記載の光部品端面の研磨装置。
  10. 【請求項10】 研磨用移動機構は超音波振動発生装置
    又はバイブレータによる振動発生装置としたことを特徴
    とする請求項8又は請求項9記載の光部品端面の研磨装
    置。
  11. 【請求項11】 光部品の接続端面に露出する光通路端
    面を含む領域が請求項1乃至請求項7のいずれか1つに
    記載の研磨方法により研磨されて周りの接続端面よりも
    略1〜5μm突き出されていることを特徴とする光部
    品。
  12. 【請求項12】 光部品の接続端面に複数の光通路端面
    が露出されている光部品であって、光部品の接続端面に
    露出する光通路端面を含む領域が請求項1乃至請求項7
    のいずれか1つに記載の研磨方法により研磨されて光通
    路端面を含む領域が周りの接続端面よりも突き出されて
    おり、各光通路の光通路端面を含む領域間の突き出し量
    の不揃いは0.5μm以下と成している光部品。
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JP2002350681A (ja) * 2001-05-25 2002-12-04 Furukawa Electric Co Ltd:The 光コネクタ用フェルール及び光コネクタ
JP2003279797A (ja) * 2002-03-26 2003-10-02 Sumitomo Electric Ind Ltd 光コネクタの製造方法および光コネクタ
JP2010105142A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Yokohama National Univ 超音波加工用工具

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