JPH1126251A - 磁 心 - Google Patents
磁 心Info
- Publication number
- JPH1126251A JPH1126251A JP17620997A JP17620997A JPH1126251A JP H1126251 A JPH1126251 A JP H1126251A JP 17620997 A JP17620997 A JP 17620997A JP 17620997 A JP17620997 A JP 17620997A JP H1126251 A JPH1126251 A JP H1126251A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pedestal
- magnetic core
- ring
- core
- shaped
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁心と台座との固定を容易とし、しかも取り
外しも可能な新規の磁心構造を提供する。 【構成】 リング状磁心と、該リング状磁心を保持する
台座とからなる磁心において、前記台座は、締付バンド
を通す貫通部を有し、前記リング状磁心と前記台座とが
締付バンドで固定されている。
外しも可能な新規の磁心構造を提供する。 【構成】 リング状磁心と、該リング状磁心を保持する
台座とからなる磁心において、前記台座は、締付バンド
を通す貫通部を有し、前記リング状磁心と前記台座とが
締付バンドで固定されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノイズフィルタ、
零相リアクトル等に使用されるリング形状の磁心に関す
るものである。
零相リアクトル等に使用されるリング形状の磁心に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電源ラインからの不要輻射ノイ
ズ、伝導ノイズを低減させるために、リング状磁心に電
源ラインを巻き付け、ノイズフィルタを構成することが
あった。
ズ、伝導ノイズを低減させるために、リング状磁心に電
源ラインを巻き付け、ノイズフィルタを構成することが
あった。
【0003】従来の一例のノイズフィルタ用磁心の斜視
図を図4に示す。これは、樹脂ケースに収納されたリン
グ状のフェライト磁心51を用い、その外周に締付バン
ド(ネジ止め式バンド)52を取り付け、この締付バン
ド52と台座53をスポット溶接で固定したものであ
る。そして、台座53の取付穴54を用いて、所定位置
に取り付けられ、磁心51に電源ラインを巻き付けて、
ノイズフィルタを構成していた。
図を図4に示す。これは、樹脂ケースに収納されたリン
グ状のフェライト磁心51を用い、その外周に締付バン
ド(ネジ止め式バンド)52を取り付け、この締付バン
ド52と台座53をスポット溶接で固定したものであ
る。そして、台座53の取付穴54を用いて、所定位置
に取り付けられ、磁心51に電源ラインを巻き付けて、
ノイズフィルタを構成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の構造では、スポ
ット溶接により、磁心と台座とを固定していた。このた
め、スポット溶接に工数がかかり、またスポット溶接は
強度的なバラツキがあり、コスト、品質ともに改善が必
要であった。さらに、磁心を台座に固定した後は、磁心
を取り外し、変更するということも出来なかった。
ット溶接により、磁心と台座とを固定していた。このた
め、スポット溶接に工数がかかり、またスポット溶接は
強度的なバラツキがあり、コスト、品質ともに改善が必
要であった。さらに、磁心を台座に固定した後は、磁心
を取り外し、変更するということも出来なかった。
【0005】本発明は、上記のことを鑑みて、磁心と台
座との固定を容易とし、しかも取り外しも可能な新規の
磁心構造を提供することを目的とする。
座との固定を容易とし、しかも取り外しも可能な新規の
磁心構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、リング状磁心
と、該リング状磁心を保持する台座とからなる磁心にお
いて、前記台座は、締付バンドを通す貫通部を有し、前
記リング状磁心と前記台座とが締付バンドで固定されて
いるものである。また本発明は、前記台座に、前記磁心
の位置決め用の突起部が形成されているものである。ま
た本発明は、前記締付バンドは、前記磁心の外周部側に
配置されているものである。また本発明は、前記台座に
は、前記磁心の外周形状に合致する凹部を有し、該凹部
の両端部に前記貫通部が形成され、該凹部の両側部に前
記突起部が形成されているものである。また本発明は、
前記リング状磁心は、ナノ結晶軟磁性合金薄帯の巻磁心
であり、保護ケースに収納されている磁心である。
と、該リング状磁心を保持する台座とからなる磁心にお
いて、前記台座は、締付バンドを通す貫通部を有し、前
記リング状磁心と前記台座とが締付バンドで固定されて
いるものである。また本発明は、前記台座に、前記磁心
の位置決め用の突起部が形成されているものである。ま
た本発明は、前記締付バンドは、前記磁心の外周部側に
配置されているものである。また本発明は、前記台座に
は、前記磁心の外周形状に合致する凹部を有し、該凹部
の両端部に前記貫通部が形成され、該凹部の両側部に前
記突起部が形成されているものである。また本発明は、
前記リング状磁心は、ナノ結晶軟磁性合金薄帯の巻磁心
であり、保護ケースに収納されている磁心である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に係る一実施例の斜視図を
図1に、正面図を図2に、その一実施例に用いる台座の
斜視図を図3に示す。この実施例は、リング状の磁心1
と、台座2と、締付バンド3とから構成され、リング状
磁心1を台座2上に配置し、それを一体に締付バンド3
で固定したものである。
図1に、正面図を図2に、その一実施例に用いる台座の
斜視図を図3に示す。この実施例は、リング状の磁心1
と、台座2と、締付バンド3とから構成され、リング状
磁心1を台座2上に配置し、それを一体に締付バンド3
で固定したものである。
【0008】この実施例について詳細に説明する。この
台座2は、リング状の磁心1の外周形状に合致する円弧
状の凹部4を有し、その凹部4の周方向の両端部には、
締付バンド3を通す貫通部6が形成されている。また、
その凹部の両側部には、磁心1の位置決めを行い、かつ
磁心がその軸方向に位置ずれすることを防止する突起部
5が複数個形成されている。また、台座2には、取付用
の穴7が形成されている。
台座2は、リング状の磁心1の外周形状に合致する円弧
状の凹部4を有し、その凹部4の周方向の両端部には、
締付バンド3を通す貫通部6が形成されている。また、
その凹部の両側部には、磁心1の位置決めを行い、かつ
磁心がその軸方向に位置ずれすることを防止する突起部
5が複数個形成されている。また、台座2には、取付用
の穴7が形成されている。
【0009】この台座2の凹部4にリング状の磁心1を
配置する。そして、締付バンド3をリング状の磁心1の
外周及び、台座2の貫通部6を通し、台座2の凹部4の
裏側を通して、ネジ止めし、リング状磁心1と台座2と
を固定している。これにより、リング状磁心1は、締付
バンド3により径方向の移動を抑制され、台座2の突起
部5により軸方向の移動を抑制され、台座2にしっかり
と固定される。
配置する。そして、締付バンド3をリング状の磁心1の
外周及び、台座2の貫通部6を通し、台座2の凹部4の
裏側を通して、ネジ止めし、リング状磁心1と台座2と
を固定している。これにより、リング状磁心1は、締付
バンド3により径方向の移動を抑制され、台座2の突起
部5により軸方向の移動を抑制され、台座2にしっかり
と固定される。
【0010】この実施例によれば、締付バンドによっ
て、磁心と台座とを固定するので、従来のスポット溶接
工程を排除できる。また、台座には、突起が形成され、
磁心の位置決めを行なっているので、締付バンドで磁心
と台座とを固定する際にも、磁心は位置決めされた状態
であるので、作業性も極めて良い。また、この締付バン
ドは取り外しが可能であるので、磁心の変更等を後で行
うことができる。
て、磁心と台座とを固定するので、従来のスポット溶接
工程を排除できる。また、台座には、突起が形成され、
磁心の位置決めを行なっているので、締付バンドで磁心
と台座とを固定する際にも、磁心は位置決めされた状態
であるので、作業性も極めて良い。また、この締付バン
ドは取り外しが可能であるので、磁心の変更等を後で行
うことができる。
【0011】また本発明の締付バンドは、上記実施例の
ようなネジ止め式に限られることなく、シール止め式を
用いても良い。
ようなネジ止め式に限られることなく、シール止め式を
用いても良い。
【0012】また、本発明の磁心の材質は、フェライ
ト、アモルファス磁性合金、ナノ結晶軟磁性合金などを
用いることができる。特に、ナノ結晶軟磁性合金薄帯の
巻磁心は、磁気特性に優れ、零相リアクトルとして極め
て有用である。
ト、アモルファス磁性合金、ナノ結晶軟磁性合金などを
用いることができる。特に、ナノ結晶軟磁性合金薄帯の
巻磁心は、磁気特性に優れ、零相リアクトルとして極め
て有用である。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、磁心と台座とを簡便
に、しかも強固に固定することができ、工数を低減させ
るとともに、品質を向上させることができる。磁心の取
り外しも可能であり、種々変更が可能である。また、零
相リアクトルとして特に有用である。
に、しかも強固に固定することができ、工数を低減させ
るとともに、品質を向上させることができる。磁心の取
り外しも可能であり、種々変更が可能である。また、零
相リアクトルとして特に有用である。
【図1】本発明に係る一実施例の斜視図である。
【図2】本発明に係る一実施例の正面図である。
【図3】本発明に係る一実施例の台座の斜視図である。
【図4】従来例の斜視図である。
1 リング状磁心 2 台座 3 締付バンド 4 凹部 5 突起部 6 貫通部 7 取付穴
Claims (5)
- 【請求項1】 リング状磁心と、該リング状磁心を保持
する台座とからなる磁心において、前記台座は、締付バ
ンドを通す貫通部を有し、前記リング状磁心と前記台座
とが締付バンドで固定されていることを特徴とする磁
心。 - 【請求項2】 前記台座には、前記磁心の位置決め用の
突起部が形成されていることを特徴とする請求項1記載
の磁心。 - 【請求項3】 前記締付バンドは、前記磁心の外周部側
に配置されていることを特徴とする請求項1記載の磁
心。 - 【請求項4】 前記台座には、前記磁心の外周形状に合
致する凹部を有し、該凹部の両端部に前記貫通部が形成
され、該凹部の両側部に前記突起部が形成されているこ
とを特徴とする請求項2記載の磁心。 - 【請求項5】 前記リング状磁心は、ナノ結晶軟磁性合
金薄帯の巻磁心であり、保護ケースに収納されているこ
とを特徴とする請求項1記載の磁心。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17620997A JPH1126251A (ja) | 1997-07-01 | 1997-07-01 | 磁 心 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17620997A JPH1126251A (ja) | 1997-07-01 | 1997-07-01 | 磁 心 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1126251A true JPH1126251A (ja) | 1999-01-29 |
Family
ID=16009538
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17620997A Pending JPH1126251A (ja) | 1997-07-01 | 1997-07-01 | 磁 心 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1126251A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6885269B2 (en) | 2002-05-31 | 2005-04-26 | Vacon Oyj | Fastening device for toroidal choking coil |
JP2005236042A (ja) * | 2004-02-19 | 2005-09-02 | Matsushita Electric Works Ltd | 高周波信号用分岐トランスおよびそれを用いるテレビコンセント |
JP2005236044A (ja) * | 2004-02-19 | 2005-09-02 | Matsushita Electric Works Ltd | 高周波信号用分岐トランスおよびそれを用いるテレビコンセント |
JP2009267346A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-11-12 | Tdk Corp | コア組立体 |
CN104979084A (zh) * | 2014-04-14 | 2015-10-14 | 特富特科技(深圳)有限公司 | 一种磁性元件的固定装置 |
CN105719813A (zh) * | 2014-12-05 | 2016-06-29 | 伊顿公司 | 立绕环形电感器的支架装置及电感器 |
JP2021073659A (ja) * | 2021-01-29 | 2021-05-13 | 日立金属株式会社 | ワイヤハーネス |
-
1997
- 1997-07-01 JP JP17620997A patent/JPH1126251A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6885269B2 (en) | 2002-05-31 | 2005-04-26 | Vacon Oyj | Fastening device for toroidal choking coil |
JP2005236042A (ja) * | 2004-02-19 | 2005-09-02 | Matsushita Electric Works Ltd | 高周波信号用分岐トランスおよびそれを用いるテレビコンセント |
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JP2009267346A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-11-12 | Tdk Corp | コア組立体 |
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CN105719813A (zh) * | 2014-12-05 | 2016-06-29 | 伊顿公司 | 立绕环形电感器的支架装置及电感器 |
CN105719813B (zh) * | 2014-12-05 | 2019-03-19 | 伊顿公司 | 立绕环形电感器的支架装置及电感器 |
JP2021073659A (ja) * | 2021-01-29 | 2021-05-13 | 日立金属株式会社 | ワイヤハーネス |
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