JPH11262305A - 移植機 - Google Patents

移植機

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JPH11262305A
JPH11262305A JP6565898A JP6565898A JPH11262305A JP H11262305 A JPH11262305 A JP H11262305A JP 6565898 A JP6565898 A JP 6565898A JP 6565898 A JP6565898 A JP 6565898A JP H11262305 A JPH11262305 A JP H11262305A
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JP
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lifting
transplanting
clutch
transplant
elevating
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JP6565898A
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English (en)
Inventor
Yasushi Fukutaka
恭史 福高
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移植機による移植作業中には、移植部を畝の
凹凸に追従して遅く昇降させて植付安定性を維持し、且
つ移植機の旋回時等には即座に移植部を昇降させて作業
効率の向上を図る移植機を提供する。 【解決手段】 昇降装置26により走行車輪に対して上
下昇降自在に備えた移植部を、移植クラッチ16の入状
態では速く昇降し、移植クラッチ16の切状態では遅く
昇降するように昇降駆動体33を制御する昇降制御手段
40を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行しながら圃場
に苗を植付ける移植機に関するものであり、特に移植部
の走行車輪に対する高さを上下に昇降自在とする昇降装
置を備えた移植機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の移植機としては、左右の前後輪を
備えた走行機体の後部に移植部を搭載し、走行機体によ
って畝を跨いで走行しながら移植部で苗を順次植えつけ
ていくようにするとともに、畝の凹凸に追従して移植部
を上下に昇降するべく昇降装置を備えたものがあった。
【0003】前記昇降装置は、前後輪を走行機体に対し
て上下昇降自在に備えて油圧シリンダにより昇降駆動す
るようにし、畝の高さをセンサ等で検知するとともに畝
高さに応じて走行機体の高さ、移植装置の高さを制御
し、これによって植付深さ等を適性に維持できるように
したものであった。また、1畝に対する苗植え付けが終
了したのち隣接畝に移動する際等には、昇降装置を介し
て移植部を上昇し、後方のハンドルを介して移植部を押
し下げ(前輪を持上げ)ることで、畝と干渉することな
く移植機を旋回することができるようにしたものであっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような移植機に
おいては、畝高さに対して移植部の高さを過敏に追従さ
せたのでは却って植付安定性を阻害する恐れがあるた
め、移植装置の昇降速度を遅く設定して上記問題が生じ
ないようにするのが好ましかった。しかし、苗植え付け
後の移植機の旋回時等には、移植装置の上昇速度が遅い
と即座に旋回動作に移行できず、これが作業効率を悪化
させる要因となってしまっていた。
【0005】そこで、本発明は、移植作業時においては
移植部を畝の凹凸に追従して遅く昇降させて植付安定性
を維持しながら、移植機の旋回時等には即座に移植部を
昇降させて作業効率の向上を図る移植機を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために以下の技術的手段を講じている。すなわ
ち、本発明に係る移植機は、左右の走行車輪を備えた作
業機体と、前記走行車輪に対して上下昇降自在に作業機
体に支持された移植部と、作業機体側の駆動源から移植
部への動力伝達を入切する移植クラッチと、前記車輪に
対して移植部を上下に昇降駆動する昇降駆動体を有した
昇降装置とを備え、前記移植部によって畝に苗を植付け
ながら前記昇降装置の作動で畝高さに追従して移植部高
さを調整するようにした移植機において、 前記昇降装置は、移植クラッチの切状態では移植部の昇
降速度を速くし、移植クラッチの入状態では移植部の昇
降速度を遅くするように昇降駆動体を制御する昇降制御
手段を備えたことを特徴とするものである。
【0007】これによれば、移植クラッチが入状態とな
る移植作業時には、移植部の昇降速度を遅くして畝高さ
への追従感度を鈍くし、植付安定性の向上、植付精度の
向上を図り、移植作業が終了したのち、畝間を移動する
際等には、移植クラッチを切状態として移植部の昇降速
度を速くし、迅速に移植部を上昇して旋回作業等が即座
に行え、作業効率の向上を図ることが可能となる。
【0008】上記のような昇降装置としては、前記昇降
駆動体を油圧シリンダにて構成するとともに、該油圧シ
リンダに作動油を供給するための流量調整型の昇降バル
ブを備え、前記昇降制御手段を、移植クラッチの入切状
態から昇降バルブの流量を制御するように構成するか、
前記昇降駆動体を電動モータにて構成し、前記昇降制御
手段を、移植クラッチの入切状態から電動モータの作動
速度を制御するように構成するのが好ましい。
【0009】また、本発明に係る移植機の前記昇降制御
手段は、移植クラッチの入の動作で昇降駆動体を下降操
作し、移植クラッチの切の動作で昇降駆動体を上昇操作
する操作制御手段を有していることを特徴とするであ
り、これによれば、移植クラッチの入切動作に連動して
移植部を上下昇降することが可能となり、移植作業終了
後の移植部の上昇操作及び移植作業開始時の移植部の下
降操作が自動的に延滞なく行えて操作性の向上が図られ
るようになっている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図2及び図3は本発明に係る移植
機1を示しており、この移植機1は、左右の前後走行車
輪2,3を備えた作業機体4の後部に移植部5と操縦ハ
ンドル6とを備えた歩行型であり、前後輪2,3により
畝Rを跨いで走行しながら移植部5にて苗を自動的に植
え付けていくものである。
【0011】前記作業機体4は、エンジン7と、該エン
ジン7を下側から支持する架台8と、該架台8の後部に
固定されたミッションケース9とを備えて主構成されて
おり、エンジン7の動力がベルト伝動機構等を介してミ
ッションケース9に入力されるようになっている。前記
移植部5は、ミッションケース9から後方に延伸する移
植フレーム10に支持されており、畝Rに苗を植付ける
植付体11と、該植付体11に苗を供給する苗供給装置
12と、畝上面に接地して植付けた苗に対して覆土・押
圧する覆土輪13とを備えている。
【0012】前記苗供給装置12は、縦横に多数のソイ
ルブロック苗を育苗した苗トレイTを載置して前記ソイ
ルブロック苗を苗取出位置に縦送り又は横送りする苗ト
レイ送り装置13と、該苗トレイ送り装置13上の苗ト
レイTから苗を取り出して前記植付体11に供給する苗
分送装置14とを備え、前記植付体11は、昇降リンク
機構等により上下に長い楕円軌跡を描きながら上昇した
際に苗分送装置14から苗を受け取り、下降した際に畝
Rに突き刺して受け取った苗を畝に植付けるように構成
されている。
【0013】また、上記移植部5は、ミッションケース
9の左右両側及び後側に突出するPTO軸15から取り
出した動力によって作動するようになっており、ミッシ
ョンケース9内には、上記PTO軸15への動力伝達を
入切する移植クラッチ16が設けられている。なお、前
記移植フレーム10の後部には、後上方に延伸する操縦
ハンドル6が設けられており、前記移植クラッチ16を
操作する操作レバー17が操縦ハンドル6部分に設けら
れている。
【0014】前記架台8の前部には、左右方向に配置さ
れた左右一対の前輪支軸19が軸心回り回動自在に設け
られ、該前輪支軸19の左右外端部には筒軸20が外嵌
固定され、該筒軸20には支持アーム21を介して前輪
2が回転自在に取りつけられており、左右前輪2が前輪
支軸19を支点として左右個別に上下に揺動自在とされ
ている。
【0015】前記ミッションケース9には、左右両側に
突出する車輪伝動軸22が設けられ、該車輪伝動軸22
には伝動ケース23の上端が揺動自在に支持され、該伝
動ケース23の下端には前記後輪3が連結されている。
そして、左右後輪3は、伝動ケース23を介し車輪伝動
軸22を支点として左右個別に上下に揺動自在とされて
いる。
【0016】また、車輪伝動軸22からの動力は、伝動
ケース23内の巻掛伝動機構24を介して後輪3に伝達
されるようになっており、これによって後輪3が回転駆
動して作業機体4を走行可能としている。本発明に係る
移植機1には、前記前輪2及び後輪3に対して作業機体
4及び移植部5を上下に昇降する昇降装置26が設けら
れている。
【0017】前記昇降装置26は、図4にも示すよう
に、作業機体4の前後中途部に前後移動自在で且つ軸心
回り回動自在に支持された左右方向の作動軸27を有
し、作動軸27の一端には下方に突出する第1舌片28
aが設けられ、他端には第2舌片28bが設けられてい
る。一方、左右伝動ケース23には上方に突出する後連
結片29,29が設けられ、左右の後連結片29,29
と前記第1,第2舌片28a,28bとが第1連動ロッ
ド30を介して連結されている。また、前記左右筒軸2
0には上方に突出する前連結片31,31が設けられて
おり、左右の前連結片31,31と左右の後連結片2
9,29とが第2連動ロッド32を介して連結されてい
る。
【0018】前記架台8上には、作動軸27より前側に
油圧シリンダよりなる昇降駆動体33が設けられてお
り、該油圧シリンダ33は前後方向に配置されていてそ
のシリンダチューブが架台8に固定され、ピストンロッ
ドの先端が前記作動軸27に連結されている。そして、
前記油圧シリンダ33を伸長すると作動軸27が後方に
移動し、第1連動ロッド30を介して後連結片29が後
方に押されて伝動ケース23が立ち上がる方向に揺動
し、これによって後輪3が下降するとともに、前連結片
31が第2連動ロッド32を介して後方に引かれて支持
アーム21が立ち上がる方向に揺動し、これによって前
輪2も下降するようになっている。したがって、前輪2
及び後輪3の下降に相対して走行機体4及び移植部5が
上昇するようになっている。
【0019】また、油圧シリンダ33を縮小すると上記
と逆の動作により左右の前後輪2,3が上昇し、これに
相対して走行機体4及び移植部5が下降するようになっ
ている。図2に示すように、前記ミッションケース9に
は、畝Rに接地して畝高さを検知する検知部材34が設
けられており、この検知部材34の検出によって上記昇
降装置26を作動するように構成されている。
【0020】前記検知部材34は、前端がミッションケ
ース9に上下揺動自在に支持された揺動アーム35の後
端に回動自在に取付けられたローラ状であり、畝上面を
転動しながらその凹凸に応じて上下に揺動するようにな
っている。また、ミッションケース9の上部には前記油
圧シリンダ33に油圧を供給するための昇降バルブ36
が設けられ、揺動アーム35の前端には上方に延伸する
操作アーム37が設けられており、該操作アーム37の
上端部が昇降バルブ36の回転スプールに連結されてい
る。
【0021】移植作業中において、畝高さが高くなる
と、検知部材34が揺動アーム35を介して上方揺動す
るとともに操作アーム37が前側に傾き、このときに油
圧シリンダ33が伸びる方向に作動するよう昇降バルブ
36を操作するようになっている。逆に、畝高さが低く
なると、検知部材34が揺動アーム35を介して下方揺
動するとともに操作アーム37が後側に傾き、このとき
に油圧シリンダ33が縮む方向に作動するように昇降バ
ルブ36を操作するようになっている。
【0022】したがって、この検知部材34及び操作ア
ーム37の動作によって畝高さに追従して移植部5の高
さが自動的に調整されるようになっているのであり、こ
れにより移植部5による苗植付深さ等を略一定に保つこ
とが可能となっている。なお、前記作動軸27には下方
に突出する第3舌片38が設けられ、前記架台8には作
動軸27とともに前後移動自在とされた水平制御シリン
ダ39が設けられ、水平制御シリンダ39のシリンダロ
ッドが前記第3舌片38に連結されている。
【0023】この水平制御シリンダ39の伸縮によっ
て、作動軸27が軸心回りに回動し、第1,第2連動ロ
ッド30,32を介して左側の前後輪2,3と右側の前
後輪2,3とをそれぞれ逆方向に揺動するようになって
おり、左右方向の傾斜地等を移植機1が走行する場合
に、機体を水平に保つことができるようになっている。
前記昇降バルブ36は、油圧シリンダ33への流量を少
なくとも2ポジションに切換可能な流量調整バルブにて
構成されており、本発明に係る昇降装置26には、移植
クラッチ16の入切状態に基づいて昇降バルブ36によ
る油の流量を制御して油圧シリンダ33の伸縮速度を遅
速変化するとともに、移植クラッチ16の入切操作によ
って自動的に昇降バルブ36を操作して油圧シリンダ3
3を伸縮制御する昇降制御手段40が備えられている。
【0024】この昇降制御手段40は、移植部5への動
力を断接する移植クラッチ16の入切情報が入力される
ことにより昇降バルブ36を制御するようになってお
り、例えば操作レバー17による移植クラッチ16の入
切操作をリミットスイッチ等で検出し、この検出情報に
基づいて昇降バルブ36の流量を調整して油圧シリンダ
33の作動速度を制御する速度制御手段41と、前記検
出情報に基づいて昇降バルブ36を自動的に操作して油
圧シリンダ33を作動する操作制御手段42とを有した
マイコン等により構成されている。
【0025】前記速度制御手段41は、移植クラッチ1
6を入状態としている場合には、油圧シリンダ33への
油の流量を小さくするように昇降バルブ36を制御して
油圧シリンダ33の伸縮速度を遅くし、移植クラッチ1
6を切状態としている場合には、油圧シリンダ33への
作動油の流量を大きくするように昇降バルブ36を制御
して油圧シリンダ33の伸縮速度を速くするように構成
されている。
【0026】前記昇降バルブ36のスプールを操作する
操作アーム37等には操作制御手段42により動作制御
される操作部材(図示略)が連動連結されており、前記
操作制御手段42は、移植クラッチ16を切操作した際
に、操作部材を動作して昇降バルブ36を操作すること
で油圧シリンダ33を伸長(移植部を上昇)させ、移植
クラッチ16を入操作した際には、操作部材による昇降
バルブ36の操作を解除し、検知部材34が畝に当接し
て中立位置となるまで移植部5を下降させるように構成
されている。
【0027】また、前記昇降制御手段40は、移植クラ
ッチ16を入操作して移植部5の下降を開始してから所
定時間だけ遅れて移植部5を駆動させる(PTO軸15
を駆動させる)タイマー制御手段を備えており、これに
よって畝Rに対して移植部5を所定の高さにセットして
から移植作業を始めることができるようになっている。
【0028】上記のことから、移植作業を行っている場
合には、昇降バルブ36によって油圧シリンダ33への
油の流量を小さくすることで、該油圧シリンダ33の伸
縮速度が遅くなるようにし、検知部材34等により畝上
面の凹凸の応じて昇降バルブ36を操作すると、油圧シ
リンダ33がゆっくり伸縮して走行機体4及び移植部5
を上下に昇降するようになっており、これによって畝高
さに対して過敏に移植部5が反応するのを防止して植付
作業を安定して行えるようになっている。
【0029】また、移植クラッチ16を切状態とした場
合、すなわち、1畝に対する苗植付が終了した場合や全
体の移植作業が終了した場合には、昇降バルブ36を介
した油圧シリンダ33への油の流量を大きくすること
で、該油圧シリンダ33の伸縮速度を速くするととも
に、操作制御手段42により昇降バルブ36を操作して
速い速度で自動的に移植部5を上昇し、隣接畝に移動す
る際の旋回作業や、圃場からの移動を即座に行うことが
できるようになって作業効率の向上を図ることが可能と
なっている。
【0030】また、旋回後等に移植作業を開始するにあ
たって、移植クラッチ16を入操作すると、走行機体4
及び移植部5を、検知部材34が畝に当接して中立位置
となるまでゆっくり下降し、畝Rに対する適性高さに移
植部5を確実にセットでき、下降開始から遅れて移植部
5を駆動することで移植作業の開始当初から確実に苗植
付が行えるようになっている。
【0031】図5は、本発明の第2の実施形態を示して
おり、本実施形態は、昇降駆動体33を電動モータにて
構成し、該電動モータ33からの動力で回転するねじ軸
44によって前後車輪2,3を上下に昇降(移植部を上
下に昇降)するようにしたものであり、図5(a)は、
昇降制御手段40により、電動モータ33の減速機45
における減速比を制御することにより電動モータ33の
作動速度(移植部5の昇降速度)を遅速変化させるよう
にしたもの、図5(b)は、電動モータ33へ入力する
電圧を調整する可変抵抗器46を昇降制御手段40によ
り制御するようにしたものである。
【0032】本実施形態についても、移植クラッチ16
の入切情報に基づいて昇降制御手段40により電動モー
タ33の作動速度を切り換えるとともに、移植クラッチ
16の入操作、及び切操作に基づいて電動モータ33を
自動的に作動して移植部5を速い速度で上昇又は遅い速
度で下降させるように構成されている。本発明は、上記
実施形態に限ることなく適宜設計変更可能である。
【0033】例えば、前記昇降制御手段40において、
昇降駆動体33の操作制御手段42を省略し、手動によ
るレバー操作によって昇降駆動体33を作動して、移植
部5を昇降させるようにすることも可能である。この
際、移植クラッチ16の切状態では、レバー操作によっ
て移植部5は速い速度で上昇することとなって、あとの
旋回作業等が即座に行え、また、レバー操作によって移
植部5を下降する際にも速い速度となり、そのあと移植
クラッチ16を入操作することで即座に次の移植作業が
行えるようになっている。
【0034】なお、上記の場合、移植部5を速い速度で
下降するようになって移植部5が畝に衝当して畝を乱す
恐れが生じることとなるため、この点で上記実施形態の
方が好ましいものとなっている。上記実施形態では、移
植機として歩行型を示したが、搭乗部を備えた走行機体
の後部に3点リンク機構等による昇降装置を介して移植
部を支持した乗用型移植機等にも採用することが可能で
あり、また、移植部としては、上記実施形態のような全
自動移植型に限らず、人手でソイルブロック苗を供給す
るようにした半自動移植型としてもよい。
【0035】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、移
植作業を行う際には、走行車輪に対する移植部の昇降速
度を遅くして安定した移植を可能としながら、移植機の
圃場からの移動や畝間の移動を行う際には、移植部の昇
降速度を速くして、あとの旋回作業等が即座に行えるよ
うになって作業効率の向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る昇降制御手段の
概略図である。
【図2】移植機の全体側面図である。
【図3】走行機体の平面図である。
【図4】昇降装置の要部の側面図である。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る昇降制御手段の
概略図である。
【符号の説明】
1 移植機 2 前輪 3 後輪 4 走行機体 5 移植部 16 移植クラッチ 33 昇降駆動体 40 昇降制御手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右の走行車輪を備えた作業機体と、前
    記走行車輪に対して上下昇降自在に作業機体に支持され
    た移植部と、作業機体側の駆動源から移植部への動力伝
    達を入切する移植クラッチと、前記車輪に対して移植部
    を上下に昇降駆動する昇降駆動体を有した昇降装置とを
    備え、前記移植部によって畝に苗を植付けながら前記昇
    降装置の作動で畝高さに追従して移植部高さを調整する
    ようにした移植機において、 前記昇降装置は、移植クラッチの切状態では移植部の昇
    降速度を速くし、移植クラッチの入状態では移植部の昇
    降速度を遅くするように昇降駆動体を制御する昇降制御
    手段を備えたことを特徴とする移植機。
  2. 【請求項2】 前記昇降装置は、前記昇降駆動体を油圧
    シリンダにて構成するとともに、該油圧シリンダに作動
    油を供給するための流量調整型の昇降バルブを備え、前
    記昇降制御手段は、移植クラッチの入切状態から昇降バ
    ルブの流量を制御するように構成されていることを特徴
    とする請求項1に記載の移植機。
  3. 【請求項3】 前記昇降装置は、前記昇降駆動体を電動
    モータにて構成し、前記昇降制御手段は、移植クラッチ
    の入切状態から電動モータの作動速度を制御するように
    構成されていることを特徴とする請求項1に記載の移植
    機。
  4. 【請求項4】 前記昇降制御手段は、移植クラッチの入
    の動作で昇降駆動体を下降操作し、移植クラッチの切の
    動作で昇降駆動体を上昇操作する操作制御手段を有して
    いることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
    移植機。
JP6565898A 1998-03-16 1998-03-16 移植機 Pending JPH11262305A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008173023A (ja) * 2007-01-16 2008-07-31 Iseki & Co Ltd 野菜移植機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008173023A (ja) * 2007-01-16 2008-07-31 Iseki & Co Ltd 野菜移植機

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