JPH11262294A - 負荷分担速度制御装置 - Google Patents

負荷分担速度制御装置

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Publication number
JPH11262294A
JPH11262294A JP10056915A JP5691598A JPH11262294A JP H11262294 A JPH11262294 A JP H11262294A JP 10056915 A JP10056915 A JP 10056915A JP 5691598 A JP5691598 A JP 5691598A JP H11262294 A JPH11262294 A JP H11262294A
Authority
JP
Japan
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speed
load
motor
sharing
circuit
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Application number
JP10056915A
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English (en)
Inventor
Kazunobu Kobashi
一宣 小橋
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は信頼性の高い負荷分担速度制御装置
を提供することを課題としている。 【解決手段】 本発明の負荷分担速度制御装置は、ライ
ン速度設定器1によって設定されたライン速度までの増
速減速レートを作る増速減速レート回路2と、マスタモ
ータ3とへルパモータ6との負荷分担量を設定する負荷
分担設定器9と、マスタモータ3とへルパモータの電気
特性または機械特性の違いを補正し、マスタモータ3の
速度基準信号に対して、負荷分担設定器9による負荷分
担量を零とし、ライン速度に対して複数台のモータの負
荷率が等しくなるように速度補正値を出力する速度補正
回路10とを備えたことを特徴としている。 【効果】 本発明により負荷分担速度制御装置の操作安
全性を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、産業向けの抄紙
機、フィルムラインなど機械的拘束力で繋がったライン
を複数台のモータで駆動する場合に使用する負荷分担速
度制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の速度制御とトルク制御による負荷
分担速度制御装置は、図5に示す構成図のように、ライ
ン速度設定器1、増速減速レート回路2、マスタモータ
3、マスタモータ用の速度検出器3a、ヘルパモータ
6、へルパモータ用の速度検出器6a、電流マイナー制
御機能付インバータ20、電流基準増幅アンプ21、ト
ルク設定器22、およびトルク制御機能付インバータ
(速度制限回路付き)23から構成されている。
【0003】そして、複数台のモータをインバータによ
る制御装置で抄紙機、フィルムライン等機械拘束力でつ
ながったラインを駆動する場合、1台をマスタモータ3
とし速度制御で駆動し、残りをヘルパモータ6として電
流制御(速度制限回路付き)をすることが多い。なお、
運転停止信号5、8の動作によって増減速レート回路2
を介しライン速度設定器1と接続され、速度設定がなさ
れる。
【0004】この方式によるマスターの制御装置は速度
検出器3a,6aによる速度制御を行う。そしてこのマ
スタ一制御装置から電流基準信号を出力し、この出力信
号を電流基準増幅アンプ21によって増幅し、トルク設
定器22によって更に一定の比率をかけた電流基準信号
によってへルパーの制御装置は電流制御(速度制限回路
付き)を行なうことによって、トルク制御機能付インバ
ータ20、23が運転されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、前記
の方式によるインバータは高価な電流マイナー制御回路
を有する高機能なインバータ制御装置を適用しなければ
ならなかった。そこで、本発明は複数台のインバータを
総括制御するシステム側において、例えばすべり等のモ
ータの特性、または機械的な特性を補正する速度補正回
路を速度基準回路に付加するにより、インバータにドル
ーピング制御が可能な汎用インバータが使用できるよう
にし、システム全体を低コストにすることのできる負荷
分担速度制御装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した負荷
分担速度制御装置は、マスタモータの運転駆動を速度制
御する第1のドルーピング制御機能付インバータと、ヘ
ルパモータの運転駆動を速度制御する第2のドルーピン
グ制御機能付インバータと、マスタモータおよびヘルパ
モータのライン速度を予め設定するライン速度設定器
と、このライン速度設定器によって設定されたライン速
度までの増速減速レートを作る増速減速レート回路と、
マスタモータとへルパモータとの負荷分担量を設定する
負荷分担設定器と、マスタモータとへルパモータの電気
特性または機械特性の違いを補正し、マスタモータの速
度基準信号に対して、負荷分担設定器による負荷分担量
を零とし、ライン速度に対して複数台のモータの負荷率
が等しくなるように速度補正値を出力する速度補正回路
とを備えたことを特徴としている。
【0007】請求項2に記載した負荷分担速度制御装置
は、速度補正回路の速度補正量関数を予め決められた手
順によって測定し、予め定められた手順によって速度補
正量関数を決める機能を有することを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本発明の負荷分担速度制御装
置の実施の形態を説明する。
【0009】図1において、ドルーピング制御機能付イ
ンバータ4はマスタモータ3の運転駆動を速度制御する
装置であり、ドルーピング制御機能付インバータ7はヘ
ルパモータ6の運転駆動を速度制御する装置である。
【0010】また、ライン速度設定器1はマスタモータ
3およびヘルパモータ6のライン速度を予め設定する回
路であり、増速減速レート回路2はライン速度設定器1
に接続され、ライン速度設定器1によって設定されたラ
イン速度までの増速減速レートを作る回路である。
【0011】負荷分担設定器9は増速減速レート回路2
に接続され、増速減速レート回路2からの信号によっ
て、マスタモータ3とへルパモータ6との負荷分担量を
設定する回路である。
【0012】同様に、速度補正回路10は増速減速レー
ト回路2に接続され、増速減速レート回路2からの信号
によって、マスタモータ3とへルパモータ6の電気特性
または機械特性の違いを補正し、マスタモータ3の速度
基準信号に対して、負荷分担設定器9による負荷分担量
を零とし、ライン速度に対して複数台のモータの負荷率
が等しくなるように速度補正値を出力する回路である。
【0013】即ち、図1はへルパモータが2台の場合の
実施例であり、ライン速度を設定するライン速度設定器
1と、設定された速度までの増速減速レートを作る増速
減速レート回路2によって速度基準回路を構成し、モー
タの速度設定値を定めている。
【0014】そして、マスターモータ3はドルーピング
制御機能付インバータ4によって速度制御されており、
インバータの運転停止信号5が各インバータを総括して
制御するシステム側から出力され、この運転停止信号5
の開閉によってドルーピング制御機能付インバータ4は
増速減速レート回路2に接続される。
【0015】また、ヘルパーモータ6はドルーピング制
御機能付インバータ7によって速度制御されており、イ
ンバータの運転停止信号8が各インバータを総括して制
御するシステム側から出力され、この運転停止信号8の
開閉によってドルーピング制御機能付インバータ7は負
荷分担設定器9および速度補正回路10を介して増速減
速レート回路2に接続される。
【0016】ところで、負荷分担設定器9はへルパモー
タ6とマスタモータ3との負荷分担量を設定するのに使
用され、速度補正回路10はモータの特性(すべリ
等)、また機械の特性の違いを補正する速度補正回路で
あり速度基準回路に付加する。
【0017】この速度補正回路10はマスタモータ3の
速度基準信号に対して、負荷分担設定器9による負荷分
担量を零、つまりマスタモータ負荷率:へルパモータ負
荷率=1:1の設定にしておき、ライン速度に対して複
数台のモータの負荷率が等しくなるような速度補正値を
有する回路である。
【0018】図2において速度補正回路10の速度補正
量関数の具体例について説明する。図2は横軸がライン
速度設定値、つまりマスタモータ3の速度基準量であ
り、縦軸はへルパモータ6の速度補正量である。この補
正量は一般的に次に述べる方法により確定する。
【0019】まず、へルパモータ6の負荷分担設定器9
の負荷分担量を±0にしておく。この負荷分担設定器9
はプラス方向に設定すると速度が増す方向になり負荷が
重くなる。また、マイナス方向に設定すると速度が減る
方向になり、負荷が軽くなる。
【0020】そして、マスタモータ6の速度基準量の補
正量として、実用上支障の無い範囲と間隔に刻み、マス
タモータ3とへルパモータ6の負荷率が等しくなるよう
に各へルパモータ6の速度補正量を決定していく。
【0021】図2ではポイントP1.P2、P3、P
4、P5そしてPnで示している。各ポイント間は関数
発生器等で連続なグラフに仕上げる。つまりそのライン
速度に対して、その機械を駆動するのに必要なKWを、
各モータが等しくパワーを分担するために必要な速度補
正量を、各へルパモータ毎に決定する。
【0022】この補正量は電気的、機械的に要因があり
その中には各モータのスべリ、インバータからモータま
での抵抗値等が考えられる。
【0023】次に、図3においてこの速度補正量関数を
速度補正回路10に使用した実施例について示す。マス
タモータ速度基準信号11で各へルパモータの速度基準
回路として掛け算器12に入力される。またこの速度基
準に対して速度補正量関数13による補正量と負荷分担
設定器9による分担量が加算器14により加算される。
【0024】この加算された信号は定数器15で1が加
算されこの出力信号は先に述べた掛け算器12に入力さ
れ、掛け算器12の出力信号はへルパモ一夕速度基準信
号16として各インバータに入力される。この速度補正
回路10により負荷分担設定器9の設定を±0にしてお
くと、ライン運転時の加速中または定速運転中において
各モータの負荷率が同等になる。
【0025】以上の構成により、抄紙機、フィルムライ
ン等機械的拘束力でつながったラインを複数台のモータ
とドルーピング制御付きインパータで構成したドライブ
システムにおいて電気的または機械的な特性の違いを補
正する速度補正回路をヘルパモータの速度基準回路を付
加することにより揃速性を有することを特徴とする負荷
分担速度制御装置を提供することができる。
【0026】図4において請求項2の一実施例を説明す
る。図4はへルパモータが2台の場合の実施例である。
図4において、インバータ電流検出器17、電流バラン
ス設定回路18および速度補正量記憶回路19により、
図2の横軸の適度に分割されたマスタモータ3の速度基
準量に対するヘルパモータ6の速度補正量を決定してい
く。
【0027】その決定方法は、図2に記載した速度補正
量の確定方法を、予めシステム側にて準備しておくもの
である。すなわちマスタモータ速度基準信号11の適度
に分割されたマスタモータ速度基準量に対して、3台の
負荷電流が等しい負荷率になるように、インバータ電流
検出器17で各モータの負荷電流を検出し、そして電流
バランス設定回路18に入力され、速度補正量関数13
に出力される。
【0028】その補正量は速度補正量記憶回路19で記
憶される。そしてすべてのマスタモータ速度基準量に対
する補正量が決定された後、再び速度補正量記憶回路1
9から速度補正量関数13に出力され、その補正量が確
定される。
【0029】このようにして、速度補正回路10の速度
補正量関数13を予め決められた手順により、自動測定
の上、予め定められた手順で速度補正量関数13を決め
る機能を有することを特徴とする負荷分担速度制御装置
を提供することができる。
【0030】以上のように本実施例では、複数台のイン
バータを総括制御するシステム側において、例えばすべ
り等のモータの特性、または機械的な特性を補正する速
度補正回路を速度基準回路に付加するにより、インバー
タにドルーピング制御が可能な汎用インバータが使用で
きるようにし、システム全体を低コストにすることので
きる負荷分担速度制御装置を提供することができる。
【0031】
【発明の効果】本発明により、負荷分担速度制御装置の
操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す負荷分担速度制御装置
の構成図である。
【図2】図1の作用を示す説明図である。
【図3】速度補正回路の一実施例を示す構成図である。
【図4】請求項2に記載した速度補正回路の一実施例を
示す構成図である。
【図5】従来の負荷分担速度制御装置の構成図である。
【符号の説明】
1 ライン速度設定器 2 増減速レート回路 3 マスタモータ 4 ドルーピング制御機能付インバータ 5 運転停止信号 6 ヘルスモータ 7 ドルーピング制御機能付インバータ 8 負荷分担設定器 10 速度補正回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マスタモータの運転駆動を速度制御する第
    1のドルーピング制御機能付インバータと、 ヘルパモータの運転駆動を速度制御する第2のドルーピ
    ング制御機能付インバータと、 前記マスタモータおよび前記ヘルパモータのライン速度
    を予め設定するライン速度設定器と、 このライン速度設定器によって設定された前記ライン速
    度までの増速減速レートを作る増速減速レート回路と、 前記マスタモータと前記へルパモータとの負荷分担量を
    設定する負荷分担設定器と、 前記マスタモータと前記へルパモータの電気特性または
    機械特性の違いを補正し、前記マスタモータの速度基準
    信号に対して、負荷分担設定器による負荷分担量を零と
    し、前記ライン速度に対して複数台のモータの負荷率が
    等しくなるように速度補正値を出力する速度補正回路
    と、 を具備してなる負荷分担速度制御装置。
  2. 【請求項2】 前記速度補正回路の速度補正量関数を予
    め決められた手順によって測定し、予め定められた手順
    によって速度補正量関数を決める機能を有することを特
    徴とする請求項1に記載した負荷分担速度制御装置。
JP10056915A 1998-03-09 1998-03-09 負荷分担速度制御装置 Pending JPH11262294A (ja)

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