JPH11261748A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JPH11261748A
JPH11261748A JP10058101A JP5810198A JPH11261748A JP H11261748 A JPH11261748 A JP H11261748A JP 10058101 A JP10058101 A JP 10058101A JP 5810198 A JP5810198 A JP 5810198A JP H11261748 A JPH11261748 A JP H11261748A
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JP
Japan
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maintenance mode
control unit
flag
electronic device
unit
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JP10058101A
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Inventor
Atsunori Kato
篤典 加藤
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 修理等した後に再び検査工程に投入された場
合に、電源投入時に保守モードに自動的に進入すること
により、効率的な検査を行うことができる電子機器を提
供する。 【解決手段】 ファクシミリ装置1は、各種のプログラ
ム等を格納するEEPROM18、及び、それらプログ
ラム等を実行する制御部17を備える。EEPROM1
8は、保守モード進入用のフラグをセットできる記憶領
域18aと、前記保守モード進入用のフラグのセット時
における電源29の投入時に、保守モードに進入するた
めのプログラムを記憶する記憶領域18bとを備えてい
る。そのため、保守モード進入用のフラグが記憶領域1
8aにセットされた状態では、制御部17は電源29の
投入時に保守モードに自動的に進入するので、ファクシ
ミリ装置1を修理等した後に再び検査工程に投入する場
合、検査員が操作パネルを用いて保守モードを立ち上げ
なくてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不揮発性の記憶手
段に記憶されたプログラム等に基づいて動作する電子機
器に関し、特に、その電子機器を修理等して再び検査工
程に投入した場合における検査の効率化を図ることがで
きる電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置等の電子機器について
は、製品出荷前に機能が正常であるか否かの検査が行わ
れるが、近年製造される電子機器は、検査の効率化等の
ため、電子機器の検査用の保守モードを予めを準備し、
その保守モード用のプログラムを不揮発性メモリ等に内
蔵している。そして、検査工程時に保守モードを立ち上
げる場合、電子機器の電源をONした後に、検査員が電
子機器に備えられる操作パネルを操作する必要がある
が、製品購入者である一般ユーザーが、検査用の保守モ
ードを容易に立ち上げないように、検査員が複雑な操作
を行なわないと、その保守モードを立ち上げることがで
きないように設定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、電子機器に何
らかの異常があるとわかった場合、その電子機器を検査
工程から外して修理する必要があるが、その場合、検査
用の保守モードを終了させた後に電源をオフする必要が
ある。その後、その電子機器の修理が終了した場合、そ
の電子機器を再び検査工程に投入する必要がある。その
場合、検査員は電源をオンした後に検査用の保守モード
を再び立ち上げる必要があるが、操作パネルを用いて前
述と同様な複雑な操作をしなければならず、検査の効率
化が図られていなかった。
【0004】本発明は、前記従来の問題点を解消するた
めになされたものであり、修理等した後に再び検査工程
に投入された場合に、電源投入時に保守モードに自動的
に進入することにより、効率的な検査を行うことができ
る電子機器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】前記目的
を達成するため、請求項1に係る発明によれば、各種の
プログラム等を格納する不揮発性の記憶手段、及び、そ
れらプログラム等を実行する制御手段を備える電子機器
において、前記記憶手段は、保守モード進入用のフラグ
をセットできる記憶領域を備えており、更に、この保守
モード進入用のフラグのセット時における電源投入時
に、保守モードに進入するためのプログラムを記憶して
いることを特徴とする。そのため、この電子機器によれ
ば、保守モード進入用のフラグが記憶領域にセットされ
た状態では、制御手段は電源投入時に保守モードに自動
的に進入するように動作するので、例えば、電子機器に
何らかの異常等があるとわかり、その電子機器を修理等
した後に再び検査工程に投入した場合であっても、保守
モード進入用のフラグがセットされているため、検査員
が操作パネルを用いて保守モードを立ち上げなくてもよ
い。それにより、直ぐに検査することでき、検査の効率
化が図られる。
【0006】また、請求項2に係る発明によれば、請求
項1に記載の電子機器において、前記保守モードの実行
中であって、最後の検査で保守モード進入用のフラグを
解除できる解除手段を備えることを特徴とする。それに
より、保守モード進入用のフラグが解除されるまでは、
保守モード進入用のフラグが記憶領域にセットされた状
態にあるので、制御手段は電源投入時に保守モードに自
動的に進入し、検査員が操作パネルを用いて保守モード
を立ち上げるための時間と手間が不要となる。そして、
検査員が再び保守モードを立ち上げる必要がなくなった
ため、解除手段によって、保守モード進入用のフラグが
解除された後は、製品購入者である一般ユーザーが、電
源を投入しても検査用の保守モードを立ち上げることは
ない。
【0007】また、請求項3に係る発明によれば、請求
項1または請求項2に記載の電子機器において、前記保
守モード進入用のフラグが解除された場合、制御手段は
ユーザー使用モードに進入するための制御プログラムを
実行することを特徴とする。それにより、保守モード進
入用のフラグが解除された後は、保守モードと無関係に
ユーザー使用モードになるため、製品購入者である一般
ユーザーが、電源を投入すればその電子機器を直ぐに使
用することができる。
【0008】また、請求項4に係る発明によれば、請求
項1〜請求項3のいずれかに記載の電子機器において、
前記制御手段は、保守モード進入用のフラグがセットさ
れていない場合に、最初の電源投入時に保守モード進入
用のフラグをセットすることを特徴とする。このように
制御手段が、最初の電源投入時に保守モード進入用のフ
ラグをセットすることにより、2度目以降の電源投入時
には、保守モード進入用のフラグが記憶領域にセットさ
れた状態となる。そのため、保守モード進入用のフラグ
が記憶領域にセットされた状態では、制御手段は電源投
入時に保守モードに自動的に進入するので、検査員が操
作パネルを用いて保守モードを立ち上げなくてもよい。
それにより、直ぐに検査することでき、検査の効率化が
図られる。
【0009】また、請求項5に係る発明によれば、請求
項1〜請求項4のいずれかに記載の電子機器において、
前記保守モード進入用のフラグがセットされている場
合、制御手段は保守モードに進入する前にファクシミリ
装置等の初期化用制御プログラムを実行することを特徴
とする。それにより、制御手段はファクシミリ装置等の
初期化用制御プログラムを実行した後に保守モードに進
入するので、保守モードに円滑に進むことができる。こ
の場合、制御手段は、例えば、ファクシミリ装置内の記
録ユニット等の記録系及び読取ユニット等の読取系を初
期化してもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電子機器をフ
ァクシミリ装置につき具体化した実施形態に基づいて図
面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施形態に係
るファクシミリ装置の概略構成について図1に基づき説
明する。尚、図1はファクシミリ装置の外観斜視図であ
る。図1において、ファクシミリ装置1は装置本体2を
有し、装置本体2の右側面には、電源コード3及び子機
(図示せず)と通話するためのアンテナ4が付設されて
いる。また、装置本体2の上面には、操作パネルユニッ
ト5が配設されており、この操作パネルユニット5に
は、表示装置としての液晶ディスプレイ6が配設されて
いる。また、操作パネルユニット5の前記アンテナ4側
の下方には、留守番電話機能時の音声メッセージを入力
するマイクMが配設されている。更に、装置本体2の側
面には、音声出力用のスピーカSが配置されている。
【0011】また、装置本体2の後方位置には、読み取
り原稿を積層した状態でスタックする原稿スタッカ7が
設けられており、更に、原稿スタッカ7の後方位置には
用紙サポート8が配置されている。更に、装置本体2の
左方側には、受話器載置部9が設けられており、この受
話器載置部9上には受話器10が載置される。また、操
作パネルユニット5の右下側には、ファクシミリ送信を
スタートさせるためのスタートキーPが配置されている
他に、ファクシミリ装置1として必要な各種のキーが、
操作パネルユニット5上に適宜配置されている。次に、
前記操作パネルユニット5上に配置されたキー群の機能
について図2に基づき説明する。図2は装置本体2に備
えられる操作パネルユニット5の正面図である。図2に
おいて、操作パネルユニット5上で左側には、ダイアル
入力を行うためのダイアルキー11が配置されている。
このダイアルキー11は、「1」乃至「0」の数値キー
の他に、アスタリスクキー12、及び、シャープキー1
3を包含する。また、ダイアルキー11の左下側にはス
ピーカホンキー14が配置されている。
【0012】続いて、前記ファクシミリ装置1の制御系
について図3に基づき説明する。図3はファクシミリ装
置1の制御系を示すブロック図である。図3において、
ファクシミリ装置1の制御系は、CPUを核として構成
された制御部17を有する。制御部17には、不揮発性
の読み出し専用メモリとしてのROM16と、不揮発性
の書き換え可能なメモリとしてのEEPROM18とが
接続されている他に、各種情報を記憶するRAM19が
接続されている。ここに、ROM16は、ファクシミリ
装置1の読取動作、送受信動作またはコピー動作等の基
本的な制御プログラムを記憶する。また、EEPROM
18は、保守モード進入用のフラグをセットできる記憶
領域18aと、図4〜図6に示される制御プログラム、
その他ファクシミリ機能を実行するのに必要な各種のプ
ログラムを記憶する記憶領域18bと、初めて電源29
がONされたか否かを示すフラグを記憶する記憶領域1
8cとを備えている。
【0013】また、RAM19は、CPUを介して演算
された各種のデータを一時的に記憶するもでき、RAM
19には、図3に示すように音声情報等を記憶する記憶
エリア19A、及び、画像情報等を記憶する記憶エリア
19Bが設けられている。この記憶エリア19Bには、
相手方から送信された情報がファクシミリ情報の場合、
このファクシミリ情報が記憶され、また、ファクシミリ
装置1を用いてメモり送信する場合に、送信用のファク
シミリ情報が記憶される。また、制御部17には、留守
番電話機能部15が接続されているので、相手方から送
信された情報が音声情報の場合、または、前記マイクM
から入力された音声情報の場合、前記留守番電話機能部
15でデジタル信号に変換されて、そのデジタル音声情
報が記憶エリア19Aに記憶される。
【0014】また、制御部17には、液晶ディスプレイ
(LCD)6を有する操作パネルユニット5、原稿スタ
ッカ7から装置本体2内に送給された読み取り原稿の文
字、図形等を読み取るためのCCD装置(図示せず)を
含む読取ユニット20、及び、CCD装置を駆動しなが
ら原稿の送り制御等を行う駆動ユニット20aが接続さ
れている。更に、制御部17には、カッタ駆動モータ
(図示せず)を介してカッタ(図示せず)を駆動して記
録紙をカットする記録紙カッタユニット21、相手方か
ら送信された画像情報を記録紙上にプリントアウトする
印字ヘッド(図示せず)を含む記録ユニット22、及
び、印字ヘッドを駆動しながら記録紙の送り制御等を行
う駆動ユニット23が接続されている。また、制御部1
7には、読取位置に原稿がセットされているか否かを検
出するため、原稿センサ28が接続されている。
【0015】更に、前記制御部17には、NCU24を
介して通信回線としての電話回線25が接続され、ま
た、受話器10はNCU24に接続されている。更に、
前記制御部17は、音声信号を出力するためのスピーカ
Sに接続されており、記憶エリア19A等に記憶された
デジタル情報は、留守番電話機能部15においてアナロ
グ音声信号に変換されるので、このアナログ音声信号が
供給されたスピーカSは音声信号を出力する。また、制
御部17には、電源29が接続されている。
【0016】前記のように構成されたファクシミリ装置
1において、一般的なファクシミリ送信を行う場合に
は、原稿スタッカ7に読み取り原稿をセットするととも
に、ダイアルキー11の操作により、送信先のファクシ
ミリ番号を入力した後、前記スタートキーPを押下す
る。これにより、読み取り原稿がファクシミリ装置1内
に搬送され、制御部17の制御の下に、駆動ユニット2
0aが原稿送りしながら読取ユニット20が原稿の画像
データを読み取るので、制御部17が画像データを圧縮
及び変調した後に、NCU24及び電話回線25を介し
て圧縮及び変調した画像データを送信相手先に送信す
る。
【0017】また、相手方から圧縮及び変調された画像
データが電話回線25、NCU24を介してファクシミ
リ装置1に送信されて来た際には、その制御部17は、
その画像データを復調及び復元するので、記録ユニット
22の印字ヘッド及び駆動ユニット23が駆動制御しな
がら、装置本体2内に収納されている記録紙上に画像デ
ータを印字する。その印字終了後、制御部17は記録紙
カッタユニット21を駆動して印字済みの記録紙をカッ
トすることにより、受信動作が終了する。
【0018】そして、読取ユニット20で入力される画
像情報を、記録部としての記録ユニット22が記録動作
するコピー動作の場合、制御部17は以下の動作を行
う。すなわち、読み取り原稿が装置本体2内に搬送され
ると、制御部17の制御の下に、駆動ユニット20aが
原稿送りしながら読取ユニット20が原稿の画像データ
を読み取るとともに、画像データが記録ユニット22に
供給されるので、記録ユニット22の印字ヘッド及び駆
動ユニット23は、装置本体2内に収納されている記録
紙上に画像データを印字させる。その印字終了後、制御
部17は、記録紙カッタユニット21を駆動して印字済
みの記録紙をカットすることにより、コピー動作を終了
する。
【0019】次に、前記のように構成されたファクシミ
リ装置1の電源投入時の動作について、図4に基づき説
明する。図4は電源29の投入時に実行される制御部1
7の制御処理の手順を示すフローチャートである。そし
て、図5は図4に示されるステップS5の保守モードで
実行される制御処理の手順を詳細に示したフローチャー
トであり、図6は図4に示されるステップS7の通常モ
ードで実行される制御処理の手順を詳細に示すフローチ
ャートである。尚、ステップS1〜S5はファクシミリ
装置1の検査工程の手順を示すが、ステップS1、S
2、S6及びS7は製品出荷後に利用者が行う手順を示
す。
【0020】そのファクシミリ装置1が製造された場
合、製品出荷前にファクシミリ装置1が正常であるか否
かの検査工程が行われる。制御部17は、図4に示され
るように、電源29の投入時に、保守モード進入用のフ
ラグが記憶領域18aにセットされているか否かを判別
する(ステップS1)(以下、ステップSを単にSと略
称する)。具体的には、制御部17がEEPROM18
の記憶領域18aを読みに行き、その記憶領域18aに
保守モード進入用のフラグ(例えば、FFH)がセット
されているか否かを確認する。このファクシミリ装置1
が製造後初めて検査される場合、保守モード進入用のフ
ラグは記憶領域18aにセットされていないので、記憶
領域18aには、例えば、00Hのフラグがライトされ
ている。
【0021】そして、保守モード進入用のフラグが、記
憶領域18aにセットされていないと判別した場合(S
1:NO)、制御部17は最初の電源29の投入時か否
かを判別する(S2)。ここで電源29が最初に投入さ
れた時である場合(S2:YES)、制御部17は保守
モード進入用のフラグを記憶領域18aをセットする
(S3)。具体的には、制御部17は保守モード進入用
のフラグ(例えば、FFH)を記憶領域18aにライト
する。
【0022】このように制御部17は、最初の電源29
の投入時である場合、EEPROM18の所定の記憶領
域18aに保守モード進入用のフラグ(例えば、FF
H)をライトすることにより、それ以後たとえファクシ
ミリ装置1の電源29のON・OFFが繰りかえされて
も、制御部17はその記憶領域18aをリードすれば、
例えば、FFHのフラグか00Hのフラグであるかによ
って、最初の電源29の投入時であるか否かを判別する
ことができる。その後、制御部17は、保守モードに進
入する前にファクシミリ装置1の初期化用制御プログラ
ムを実行した後に(S4)、保守モードを実行する(S
5)。ここで、ファクシミリ装置1の初期化用制御プロ
グラムとは、例えば、記録ユニット22等の記録系、読
取ユニット20等の読取系、NCU24等の通信系等を
初期化するための制御プログラムをいう。
【0023】ここで、制御部17は、S5の保守モード
を実行する場合、例えば図5に示されるようなフローチ
ャートを実行する。最初に、保守モードに進入した制御
部17は、検査者が前記ダイアルキー11を用いてキー
入力した番号が、所定の2桁であるか否かを判断する
(S50)。キー入力の番号が所定の2桁でない場合
(S50:NO)、制御部17は有効な番号でないとし
て、所定の2桁の番号がキー入力されるまで待機する。
次に、制御部17は最終検査番号(例えば、番号50)
であるか否かを判断する(S51)。尚、この最終検査
番号は、総ての検査が済んだ後に、検査者によって入力
される。次に、検査者が前記ダイアルキー11を用いて
キー入力した番号が、最終検査番号(例えば、番号5
0)でなければ(S51:NO)、制御部17は保守モ
ード番号”09”であるか否かを判断する(S52)。
ここで、保守モード番号”09”である場合(S52:
YES)、記録ユニット22等が正常に動作するか否か
の記録テストを行う(S53)。そして、その記録テス
トの結果、検査者が記録ユニット22等が正常に動作す
るかを判断する。異常がなければ次の検査工程を行うた
めS50に進ませる。一方、異常があれば検査者は電源
29をオフして、検査工程からそのファクシミリ装置1
を外し、異常のあるファクシミリ装置1を修理する。そ
の修理後、検査者は、図4の手順を最初から行う。
【0024】そして、前記ダイアルキー11を用いてキ
ー入力した番号が、保守モード番号”09”でない場合
(S52:NO)、制御部17は、前記ダイアルキー1
1を用いてキー入力した番号が、保守モード番号”0
8”であるか否かを判断する(S54)。ここで、保守
モード番号”08”である場合(S54:YES)、読
取ユニット20等が正常に動作するか否かの読取テスト
を行う(S55)。その読取テストの結果、検査者が読
取ユニット20等が正常に動作するかを判断する。異常
がなければ次の検査工程を行うためS50に進ませる。
一方、異常があれば検査者は電源29をオフして、検査
工程からそのファクシミリ装置1を外し、異常のあるフ
ァクシミリ装置1を修理する。その修理後、検査者は、
図4の手順を最初から行う。
【0025】次に、保守モード番号”08”でない場合
(S54:NO)、制御部17は前記ダイアルキー11
を用いてキー入力した番号が、保守モード番号”32”
であるか否かを判断する(S56)。ここで、保守モー
ド番号”32”である場合(S56:YES)、原稿セ
ンサ28等が正常に動作するか否かのセンサテストを行
う(S57)。保守モード番号”32”でない場合(S
54:NO)、制御部17はS50に戻る。また、その
センサテストの結果、検査者が原稿センサ28等が正常
に動作するかを判断する。異常がなければ次の検査工程
を行うためS50に進ませる。一方、異常があれば検査
者は電源29をオフして、検査工程からそのファクシミ
リ装置1を外し、異常のあるファクシミリ装置1を修理
する。その修理後、検査者は、図4の手順を最初から行
う。尚、これらの検査項目は例示に過ぎないため、更
に、別の検査項目を追加しても良い。
【0026】そして、ファクシミリ装置1を修理した
後、検査員はそのファクシミリ装置1を、再び検査工程
に投入するに際し、前述と同様に、制御部17は保守モ
ード進入用のフラグが記憶領域18aにセットされてい
るか否かを判別する(S1)。この場合、ファクシミリ
装置1を一度検査した後の再検査であるので、保守モー
ド進入用のフラグがセットされており(S1:YE
S)、制御部17は、既述した初期化用制御プログラム
を実行した後に(S4)、直ちに保守モードを実行する
(S5)。そして、保守モード進入用のフラグが解除さ
れるまでは、保守モード進入用のフラグが、記憶領域1
8aにセットされた状態にあるので、制御部17は電源
29の投入時に保守モードに自動的に進入し、検査員が
操作パネル5を用いて保守モードを立ち上げ無くても良
い。そして、保守モードにおいては、既述したS50〜
S57が繰り返される。
【0027】前記ダイアルキー11を用いてキー入力し
た番号が、最終検査番号(例えば、番号50)であれば
(S51:YES)、制御部17は記憶領域18aにセ
ットされた保守モード進入用のフラグををリセットする
(S59)。具体的には、制御部17は保守モード進入
用のフラグ(例えば、FFH)を、例えば00Hのフラ
グに書き換える。この場合、S59を実行する制御部1
7が、最後の検査で保守モード進入用のフラグを解除で
きる解除手段に該当する。これは、すべての検査項目の
テストが終わって、ファクシミリ装置1に異常がないこ
とを判別した場合、検査者は再び保守モードに進入させ
る必要がなく、利用者が使用する通常のモード(ユーザ
ー使用モード)に円滑に進ませるためである。
【0028】そして、利用者が使用する通常のモード
(ユーザー使用モード)に以下のように進む。すなわ
ち、制御部17は、保守モード進入用のフラグが記憶領
域18aにセットされているか否かを判別する(S1)
が、この場合、保守モード進入用のフラグ(例えば、F
FH)は、記憶領域18aにセットされていないので、
S2に進む。そして、制御部17は、最初の電源29の
投入時か否かを判別するが(S2)、既に検査工程が終
了し、電源29が投入済みであるので(S2:NO)、
S6に進む。それにより、制御部17は、ファクシミリ
装置1の初期化用制御プログラムを実行した後に(S
6)、利用者が使用する通常モードを実行する(S
7)。ここで、制御部17がS6で実行する初期化用制
御プログラムは、既述した、記録ユニット22等の記録
系、読取ユニット20等の読取系、NCU24等の通信
系等を初期化するためのファクシミリ装置1の初期化用
制御プログラムと同様である。
【0029】次に、制御部17が通常モードで実行する
制御処理(S7)の手順について、図6のフローチャー
トに基づいて説明する。ファクシミリ装置1が、NCU
24を介してファクシミリデータを受信したか否かを判
断する(S100)。ファクシミリデータを受信した場
合は(S100:YES)、制御部17はファクシミリ
受信処理を実行する(S110)。すなわち、制御部1
7は、既述した如く、ファクシミリデータの復号化等を
行った後に記録ユニット22を制御してそのデータを記
録紙に印字して出力する。また、ファクシミリデータを
受信せずに(S100:NO)、ファクシミリ送信が選
択されているときは(S120:YES)、制御部17
は、ファクシミリデータの送信処理を実行する(S13
0)。すなわち、読取ユニット20は原稿から画像デー
タを読み取り、制御部17はこれを符号化した後に変調
制御してファクシミリデータを送信する。また、ファク
シミリ通信が選択されていないときであって(S12
0:NO)、その他の機能、例えば、コピー動作等が選
択されているときは(S140)、制御部17は当該選
択された機能に従って、読取ユニット20や記録ユニッ
ト22等を制御し、選択された機能に従った処理を実行
する(S150)。このような以上の処理は、電源29
がOFFにされるかリセットが行われるまで続行される
(S160)。
【0030】以上詳述したように、この実施の形態の場
合、ファクシミリ装置1は、各種のプログラム等を格納
するEEPROM18、及び、それらプログラム等を実
行する制御部17を備え、EEPROM18は、保守モ
ード進入用のフラグをセットできる記憶領域18aと、
EEPROM18は前記保守モード進入用のフラグのセ
ット時における電源29の投入時に、保守モードに進入
するためのプログラムを記憶する記憶領域18bとを備
えている。そのため、このファクシミリ装置1によれ
ば、保守モード進入用のフラグが記憶領域18aにセッ
トされた状態では、制御部17は電源29の投入時に保
守モードに自動的に進入するので、ファクシミリ装置1
に何らかの異常があるとわかり、そのファクシミリ装置
1を修理等した後に再び検査工程に投入する場合、検査
員が操作パネルを用いて保守モードを立ち上げなくても
よい。それにより、直ぐに検査することでき、検査の効
率化が図られる。特に、電源29の最初の投入時に、制
御部17が記憶領域18aに保守モード進入用のフラグ
をセットする構成の場合、2度目以降の電源29の投入
時には保守モード進入用のフラグが記憶領域18aにセ
ットされた状態となって、保守モードに自動的に進入す
るので、検査員が操作パネルを用いて保守モードを立ち
上げなくてもよい。それにより、直ぐに検査することで
き、検査の効率化が図られる。
【0031】尚、本発明は前記実施形態に限定されるこ
とはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改
良、変形が可能であることは勿論である。例えば、この
発明の電子機器は、必ずしもファクシミリ装置である必
要はなく、例えば、テレビ受像器等の家電製品の他に、
例えば、電話装置、コンピュータ等の情報機器等であっ
ても良い。更に、ファクシミリ送受信機能、コピー機
能、留守番電話機能等の各種の機能を一台に搭載したマ
ルチファンクションデバイス等その他の電子機器であっ
てもよい。また、保守モード用のプログラムを記憶する
不揮発性メモリは、必ずしもバイト単位で書き換えられ
るEEPROMに限った訳ではなく、例えば、フラッシ
ュ型EEPROM等であってもよい。
【0032】また、保守モード進入用のフラグを解除す
る方法としては、必ずしも保守モードの実行中である必
要がない。また、保守モード進入用のフラグを解除した
場合、利用者の操作によって、ユーザー使用モードに進
入するように変更してもよい。更に、必要性に乏しけれ
ば、制御部17はファクシミリ装置1等の初期化用制御
プログラムを実行することなく、保守モードに進入して
もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を具体化した実施の形態のファクシミ
リ装置の外観斜視図である。
【図2】実施の形態のファクシミリ装置の操作パネルユ
ニットを示す正面図である。
【図3】実施の形態のファクシミリ装置の制御系を示す
ブロック図である。
【図4】実施の形態のファクシミリ装置の電源投入時に
実行される制御処理の手順を示すフローチャートであ
る。
【図5】実施の形態のファクシミリ装置の保守モードで
実行される制御処理の手順を示すフローチャートであ
る。
【図6】実施の形態のファクシミリ装置の通常モードで
実行される制御処理の手順を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 2 装置本体 5 操作パネルユニット 10 受話器 11 ダイアルキー 14 スピーカホンキー 17 制御部 16 ROM 18 EEPROM 18a〜18c 記憶領域 19 RAM 19A、19B 記憶エリア 20a 駆動ユニット 22 記録ユニット 23 駆動ユニット 24 NCU 25 電話回線 S スピーカ 28 原稿センサ M マイク

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種のプログラム等を格納する不揮発性
    の記憶手段、及び、それらプログラム等を実行する制御
    手段を備える電子機器において、 前記記憶手段は、保守モード進入用のフラグをセットで
    きる記憶領域を備えており、更に、この保守モード進入
    用のフラグのセット時における電源投入時に、保守モー
    ドに進入するためのプログラムを記憶していることを特
    徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子機器において、 前記保守モードの実行中であって、最後の検査で保守モ
    ード進入用のフラグを解除できる解除手段を備えること
    を特徴とする電子機器。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の電子機
    器において、 前記保守モード進入用のフラグが解除された場合、制御
    手段はユーザー使用モードに進入するための制御プログ
    ラムを実行することを特徴とする電子機器。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の
    電子機器において、 前記制御手段は、保守モード進入用のフラグがセットさ
    れていない場合に、最初の電源投入時に保守モード進入
    用のフラグをセットすることを特徴とする電子機器。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の
    電子機器において、 前記保守モード進入用のフラグがセットされている場
    合、制御手段は保守モードに進入する前にファクシミリ
    装置等の初期化用制御プログラムを実行することを特徴
    とする電子機器。
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