JPH11261611A - 送信用バスインタフェース装置 - Google Patents

送信用バスインタフェース装置

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Publication number
JPH11261611A
JPH11261611A JP10061211A JP6121198A JPH11261611A JP H11261611 A JPH11261611 A JP H11261611A JP 10061211 A JP10061211 A JP 10061211A JP 6121198 A JP6121198 A JP 6121198A JP H11261611 A JPH11261611 A JP H11261611A
Authority
JP
Japan
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message
delay time
transmission delay
message transmission
transmission
Prior art date
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Pending
Application number
JP10061211A
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English (en)
Inventor
Toshihide Satake
敏英 佐竹
Yuuichi Fudewaki
雄一 筆脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バスシステムの運用中にメッセージ送受信の
不具合が生じた際に、そのメッセージ送受信の不具合を
検出することは困難であった。また、バスシステムの新
規設計時や変更時に、リアルタイム制御を行うために十
分なメッセージ送受信ができているか確認できなかっ
た。 【解決手段】 本発明の送信用バスインタフェース装置
は、バスに送信するためのメッセージを外部の処理装置
から入力又は自ら生成するメッセージ入力/生成手段
と、上記メッセージを一時的に記憶するメッセージ記憶
手段と、上記メッセージ記憶手段に記憶したメッセージ
のうち、バスに送信するべきメッセージを選択する送信
メッセージ選択手段と、選択されたメッセージをバスに
送信するメッセージ送信手段と、所定のメッセージに関
して、その入力又は生成時刻と、上記送信時刻の差を計
算するメッセージ送信遅れ時間計算手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送波検知多重ア
クセス(CSMA)方式の通信プロトコルに従い、バス
に接続された各々の装置がメッセージを送受信するバス
システムにおいて、バスにメッセージを送信するために
用いるバスインタフェース装置(以下、送信用バスイン
タフェース装置)に関するもので、例えば、バスシステ
ムの通信プロトコルとしてCAN(Controlle
r Area Network)通信プロトコルを用い
るリアルタイム車両制御用バスシステム(自動運転シス
テム、エンジン制御システム、アンチロックブレーキシ
ステム、定速走行システム、自動変速機システム等)に
おける、送信用バスインタフェース装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図24は、一般的なバスシステムの構成
図を示す。図24において、10はバス、20A、20
B、20Cはバスに接続されている従来の送信用バスイ
ンタフェース装置、30は受信用バスインタフェース装
置である。例えば、車両制御に用いるバスシステムで
は、送信用バスインタフェース装置20A、20B、2
0Cには、ブレーキ圧センサ40、スロットル開度セン
サ50及びハンドル操舵量センサ60が接続され、受信
用バスインタフェース装置30には自動運転制御装置7
0が接続される。図25は、特開平4−326900号
公報等に示されている従来の送信用バスインタフェース
装置の構成図である。図25において、10、40は図
24と同じでものであるため説明を省略する。201〜
204は従来の送信用バスインタフェース装置20A、
20B、20Cを構成する手段である。201はバスに
送信するためのメッセージを生成するメッセージ生成手
段、202はメッセージ生成手段201で生成したメッ
セージを一時的に記憶する生成メッセージ記憶手段、2
03は生成メッセージ記憶手段202で記憶しているメ
ッセージのうち、バスに送信するべきメッセージを選択
する送信メッセージ選択手段、204は送信メッセージ
選択手段203で選択したメッセージをバスシステムの
通信プロトコルに従って、バスに送信するメッセージ送
信手段である。
【0003】以下、従来の送信用バスインタフェース装
置の動作について説明するが、ここでは、バスシステム
の通信プロトコルにCAN通信プロトコルを用いた車両
制御用バスシステムにおける例を説明する。なお、CA
N通信プロトコルについては、CAN規格原案ISO/
DIS11898又はISO規格11519(VAN及
びCAN低速直列データ通信)により公知である。
【0004】メッセージ生成手段201と生成メッセー
ジ記憶手段202との動作フローを図26に示し、送信
メッセージ選択手段203とメッセージ送信手段204
の動作フローを図27に示す。まず、メッセージ生成手
段201と生成メッセージ記憶手段202について説明
する。メッセージ生成手段201と生成メッセージ記憶
手段202は、バスにメッセージを送信する必要が生じ
る度に、図26の動作を行う。例えば、図24におい
て、ブレーキ圧力センサ40から自動運転制御装置70
へブレーキ圧力値を供給する際に、図25において、メ
ッセージ生成手段201がバスに送信するためのメッセ
ージを生成する(ステップ10)。ここでは、例えば、
図28のようなメッセージを生成する。図28のメッセ
ージは、ブレーキ圧力を示す目的のメッセージであるこ
と及びそのメッセージの優先度を表すメッセージ識別子
10と、ブレーキ圧力を示す数値データ1000とから
なる。なお、図24中のスロットル開度センサ50から
自動運転制御装置70にスロットル開度の情報を供給す
る等の際には、図29のように、図28のメッセージと
はメッセージ識別子の異なるメッセージを生成する。
【0005】次に、上述のようにして生成したメッセー
ジを、生成メッセージ記憶手段202が記憶する(ステ
ップ20)。生成メッセージ記憶手段202は、図30
に示すように、メッセージ生成手段201が生成したメ
ッセージを、メッセージ識別子、データ内容に拘わら
ず、生成メッセージ記憶手段202に追加記憶するよう
になっている。
【0006】次に、送信メッセージ選択手段203とメ
ッセージ送信手段204との動作について説明する。送
信メッセージ選択手段203とメッセージ送信手段20
4は、送信用バスインタフェース装置の電源を投入する
と、図27の動作を繰り返し行う。まず、メッセージ送
信手段204はバスにメッセージを送信できるかどうか
判断する(ステップ30)。ここでは、CAN通信プロ
トコルに従い、バスがアイドル状態であるかどうかを検
出し、アイドル状態であることを検出すれば、バスにメ
ッセージを送信できると判断する。次にメッセージ送信
手段204がメッセージをバスに送信できると判断した
場合、送信メッセージ選択手段203は、生成メッセー
ジ記憶手段202にメッセージを記憶しているかどうか
確認する(ステップ40)、記憶している場合、送信メ
ッセージ選択手段203はバスに送信するべきメッセー
ジを選択する(ステップ50)。送信メッセージ選択手
段203は、生成メッセージ記憶手段202に記憶され
ている時間が最も長いメッセージを選択するFIFO
(First In First Out)方式を用い
て、送信するべきメッセージを選択する。次に、メッセ
ージ送信手段204は、送信メッセージ選択手段203
が選択したメッセージを、CAN通信プロトコルに従い
バスに送信(ステップ60)する。
【0007】この時、図24における送信用バスインタ
フェース装置20A、20B、20Cが全く同時にバス
10にメッセージの送信を開始することがある。この場
合には、CAN通信プロトコルに従い送信メッセージ同
士の調停(アービトレーション)を行い、優先度が最も
高いメッセージ(メッセージ識別子が最も小さいメッセ
ージ)をバスに正常に送信、それ以外のメッセージの送
信は中止する。次にステップ30に戻る。なお、バスに
正常に送信したメッセージのみ、生成メッセージ記憶手
段202から抹消するようになっている。
【0008】なお、生成メッセージ記憶手段202にメ
ッセージ識別子が異なる複数のメッセージを記憶してい
る場合、送信メッセージ選択手段203は、メッセージ
識別子を比較し、最も優先度の高いメッセージ、すなわ
ち最もメッセージ識別子の小さいメッセージを優先して
選択することもある。
【0009】また、ここでは従来例として、メッセージ
生成手段201が、バスに送信するためのメッセージを
生成する例を示したが、メッセージ生成手段201の代
わりに外部からメッセージを入力する手段を備え、送信
用バスインタフェース装置20A、20B、20Cの外
部の処理装置で生成したメッセージを、バスに送信する
ためのメッセージとして入力することもある。
【0010】さらに、ここでは従来例として、メッセー
ジ送信手段204がバスにメッセージを送信できると判
断した後に、送信メッセージ選択手段203が作動する
例を示したが、送信メッセージ選択手段203が作動す
るタイミングは様々であり、例えば、一定時間周期毎、
または生成メッセージ記憶手段202に新たなメッセー
ジが記憶される度等に作動することもある。このような
場合には、メッセージ送信手段204はバスにメッセー
ジを送信できると判断した時、送信メッセージ選択手段
203が選択しているメッセージを即時に送信する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の送
信用バスインタフェース装置を用いたバスシステムで
は、運用中何らかの原因によりメッセージ送受信の不具
合が生じた際に、そのメッセージ送受信の不具合を検出
することは困難であった。また、メッセージ送受信の不
具合がバスシステムに接続した制御装置やセンサに悪影
響を及ぼし、制御装置やセンサに不正な動作が現れるま
でバスシステムの故障として検出できなかった。しかし
ながら、バスシステムに接続した制御装置やセンサに不
正な動作が現れる程の故障は、既にバスシステムとして
重度の故障に達しており、バスシステムの停止や修復を
行うには手遅れになる場合が多々あった。また、バスシ
ステムの新規設計時や変更時に、リアルタイム制御を行
うために十分なメッセージ送受信ができているかどうか
確認する手段がなかった。そこで、本発明は、上記従来
技術の問題点を解消するためになわれたものであり、運
用中何らかの原因によりメッセージ送受信の不具合が生
じた際に、そのメッセージ送受信の不具合を検出するこ
とにより、バスシステムに接続された制御装置やセンサ
に悪影響がでるのを未然に回避できると共に、バスシス
テムの新規設計時や変更時に、リアルタイム制御を行う
ために十分なメッセージ送受信ができているかどうか確
認することができる送受信用バスインタフェイス装置を
提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る送
受信用バスインタフェイス装置は、少なくとも、バスに
送信するためのメッセージを外部の処理装置から入力又
は自ら生成するメッセージ入力/生成手段と、上記入力
又は生成したメッセージを一時的に記憶する生成メッセ
ージ記憶手段と、上記生成メッセージ記憶手段に記憶し
たメッセージのうち、バスに送信するべきメッセージを
選択する送信メッセージ選択手段と、上記送信メッセー
ジ選択手段で選択したメッセージを通信プロトコルに従
いバスに送信するメッセージ送信手段と、所定のメッセ
ージに関して、上記メッセージ入力/生成手段で入力又
は生成した時刻と上記メッセージ送信手段で送信した時
刻との差を計算するメッセージ送信遅れ時間計算手段と
を備えるものである。
【0013】請求項2の発明に係る送受信用バスインタ
フェイス装置は、メッセージ送信遅れ時間計算手段で計
算したメッセージ送信遅れ時間を、表示する表示手段を
更に備えるものである。
【0014】請求項3の発明に係る送受信用バスインタ
フェイス装置は、メッセージ送信遅れ時間計算手段で計
算したメッセージ送信遅れ時間が所定閾値を越えるかど
うかによりメッセージ送信遅れ時間の大小を判定するメ
ッセージ送信遅れ時間判定手段を更に備えるものであ
る。
【0015】請求項4の発明に係る送受信用バスインタ
フェイス装置は、メッセージ送信遅れ時間判定手段が、
メッセージ送信遅れ時間の大小を判定する際に参照する
閾値データベースを更に備え、その閾値データベース
は、メッセージ識別子別あるいはメッセージ生成番号別
に閾値を登録するようにしたものである。
【0016】請求項5の発明に係る送受信用バスインタ
フェイス装置は、メッセージ送信遅れ時間判定手段が、
メッセージ送信遅れ時間の大小を判定する際に参照す
る、判定条件データベースを更に備え、その判定条件デ
ータベースはメッセージ識別子別あるいはメッセージ生
成番号別に判定条件を登録するようにしたものである。
【0017】請求項6の発明に係る送受信用バスインタ
フェイス装置は、メッセージ送信遅れ時間判定手段の判
定結果をバスに送信するようにしたものである。
【0018】請求項7の発明に係る送受信用バスインタ
フェイス装置は、メッセージ送信遅れ時間計算手段で計
算したメッセージ送信遅れ時間をバスに送信するように
したものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付図面により本発明の実
施の形態について説明する。 実施の形態1.図1は、本発明の実施の形態1の送信用
バスインタフェース装置の構成を示すブロック図であ
る。本実施の形態1の送信用バスインタフェース装置
は、従来例と同じく、バスシステムの通信プロトコルに
CAN通信プロトコルを用いた車両制御用バスシステム
に適用されるものである。図1において、202、20
3は従来例と同じであるので説明を省略する。211は
バスに送信するためのメッセージを生成するメッセージ
生成手段、214は送信メッセージ選択手段203で選
択したメッセージをバスシステムの通信プロトコルに従
って、バスに送信するメッセージ送信手段である。21
5はメッセージ生成手段211でメッセージを生成した
時刻とメッセージ送信手段214でメッセージを送信し
た時刻の差を計算するメッセージ送信遅れ時間計算手
段、216は、メッセージ送信遅れ時間計算手段215
での計算値を表示する表示手段である。
【0020】次に、本実施の形態の送信用バスインタフ
ェース装置の動作を説明する。メッセージ生成手段21
1と生成メッセージ記憶手段202の動作フローを図2
に示す。メッセージ生成手段211と生成メッセージ記
憶手段202では、従来例と同様に、バスにメッセージ
を送信する必要が生じる度に図2の動作を行う。
【0021】メッセージ生成手段211と生成メッセー
ジ記憶手段202について、図2の動作フローにより説
明する。まず、メッセージ生成手段211が、バスに送
信するためのメッセージを生成する(ステップ10)。
ここでは、図3のようなメッセージを生成する。図3の
メッセージは図28〜29の従来の生成メッセージに含
まれるメッセージ識別子とデータに加えて、生成番号を
含むものである。この生成番号は、例えば装置起動時か
ら何番目に生成したメッセージかを示すものである。次
に、メッセージ生成手段211は、メッセージを生成し
た旨をメッセージ送信遅れ時間計算手段215に報告す
る(ステップ11)。ここでは、生成したメッセージの
生成番号をメッセージ送信遅れ時間計算手段215に出
力する。次に、生成メッセージ記憶手段202はメッセ
ージ生成手段211が生成したメッセージを記憶する
(ステップ20)。メッセージを記憶する処理は、従来
と同じであるので、説明を省略する。
【0022】送信メッセージ選択手段203とメッセー
ジ送信手段214の動作について図4の動作フローによ
り説明する。送信メッセージ選択手段203とメッセー
ジ送信手段214は、従来と同じく送信用バスインタフ
ェース装置の電源を投入すると、図4の動作を繰り返し
行う。図4において、バスにメッセージを送信できるか
どうか判断し、選択したメッセージを、CAN通信プロ
トコルに従いバスに送信するまで(ステップ30〜ステ
ップ60)は、従来と同じであるので省略する。次に、
メッセージ送信手段214はメッセージを正常に送信し
たかどうか(アービトレーションによって送信を中止す
ることが無かったかどうか)判定し(ステップ70)、
正常に送信したと判定した場合、正常に送信した旨をメ
ッセージ送信遅れ時間計算手段215に報告する(ステ
ップ80)。ここでは、送信したメッセージの生成番号
をメッセージ送信遅れ時間計算手段215に出力する。
【0023】なお、生成メッセージに含む生成番号は、
送信用バスインタフェースの内部で使用するだけなの
で、バスには送信しなくても良い。
【0024】メッセージ送信遅れ時間計算手段215と
表示手段216の動作について、図5の動作フローによ
り説明する。メッセージ送信遅れ時間計算手段215と
表示手段216は、送信用バスインタフェース装置の電
源を投入すると、図5の動作を繰り返し行う。まず、メ
ッセージ送信遅れ時間計算手段215は、メッセージ生
成手段211からの生成番号の入力があるかどうか判断
する(ステップ90)。メッセージ生成手段211から
の生成番号の入力がある場合、メッセージ送信遅れ時間
計算手段215は、生成番号とメッセージ生成手段21
1から生成番号を入力した時刻T1を記憶する(ステッ
プ100)。次に、メッセージ送信遅れ時間計算手段2
15はメッセージ送信手段214からの生成番号の入力
があるかどうか判断する(ステップ110)。メッセー
ジ送信手段214からの生成番号の入力がある場合、メ
ッセージ送信遅れ時間計算手段215は、メッセージ送
信手段214から入力した生成番号に対応する時刻T1
と、メッセージ送信手段214から生成番号を入力した
時刻T2との差をメッセージ送信遅れ時間として計算す
る(ステップ120)。最後に、表示手段216が計算
結果を、例えば図6に示すように表示し(ステップ13
0)、ステップ90に戻る。
【0025】なお、時刻T1、T2を計測するためのタ
イマは、メッセージ送信遅れ時間計算手段215が内部
に備えているものである。また、本実施の形態1では、
時刻の差を計算する例を示したが、これに限るものでは
なく、クロック周波数が既知のカウンタを用いてメッセ
ージ送信遅れ時間を計算しても良い。
【0026】なお、本実施の形態1では、メッセージ送
信手段214は、送信したメッセージの生成番号をメッ
セージ送信遅れ時間計算手段215に出力するようにし
たが、送信したメッセージのメッセージ識別子及びデー
タも出力するようにし、表示手段216で図7のように
メッセージ識別子別に表示したり、データを共に表示し
ても良い。
【0027】また、本実施の形態1では、1つのメッセ
ージをバスに送信する度に、1つのメッセージ送信遅れ
時間を表示するが、複数のメッセージの送信後に、複数
のメッセージ送信遅れ時間の平均値、最大値、最小値等
を表示しても良い。
【0028】本実施の形態1では、このようにしてメッ
セージを生成してから正常に送信するまでの遅れ時間を
計算し表示する。表示されるメッセージ送信遅れ時間が
所定の値よりも大きいかどうか判断することによりメッ
セージ送受信の不具合を検出できる。また、バスシステ
ムの新規設計時や変更時にも、リアルタイム制御を行う
ために十分なメッセージ送受信ができているかどうかを
容易に確認することができる。
【0029】実施の形態2.本実施の形態2の送信用バ
スインタフェース装置は、前記実施の形態1と同じく、
バスシステムの通信プロトコルにCAN通信プロトコル
を用いた車両制御用バスシステムにおけるものである。
図8は、本発明の実施の形態2の送信用バスインタフェ
ース装置の構成を示す図である。図8において、21
1、202、203、214、215は実施の形態1と
同じであるので説明を省略する。227はメッセージ送
信遅れ時間計算手段215で計算したメッセージ送信遅
れ時間の大小を判定するメッセージ送信遅れ時間判定手
段、226はメッセージ送信遅れ時間判定手段227の
判定結果を表示する表示手段である。
【0030】次に本実施の形態2の送信用バスインタフ
ェース装置の動作を説明する。メッセージ生成手段21
1、生成メッセージ記憶手段202、送信メッセージ選
択手段203、メッセージ送信手段214の動作は実施
の形態1と同じであるので説明を省略する。メッセージ
送信遅れ時間計算手段215、メッセージ送信遅れ時間
判定手段227及び表示手段226の動作について、図
9の動作フローにより説明する。メッセージ送信遅れ時
間計算手段215、メッセージ送信遅れ時間判定手段2
27及び表示手段226は、送信用バスインタフェース
装置の電源を投入すると、図9の動作を繰り返し行う。
【0031】メッセージ送信遅れ時間計算手段215が
メッセージ送信遅れ時間を計算するまでの処理は、実施
の形態1と同じであるので説明を省略する(ステップ9
0〜120)。本実施の形態では、次にメッセージ送信
遅れ時間判定手段227が、メッセージ送信遅れ時間計
算手段215で計算したメッセージ送信遅れ時間の大小
を、所定の閾値と比較することにより判定する。ここで
は、メッセージ送信遅れ時間が所定閾値TH1を越える
かどうか判定する(ステップ140)。次に表示手段2
26が、メッセージ送信遅れ時間計算手段215の判定
結果を表示する。例えば、図10のように、メッセージ
送信遅れ時間がTH1を越えない場合は、青LEDを点
灯し(ステップ150)、メッセージ送信遅れ時間がT
H1を越える場合は、赤LEDを点灯する(ステップ1
60)。判定結果を表示した後はステップ90に戻る。
【0032】なお、本実施の形態2では、メッセージ送
信手段214は、送信したメッセージの生成番号をメッ
セージ送信遅れ時間計算手段215に出力するようにし
たが、送信したメッセージのメッセージ識別子、データ
も出力するようにし、表示手段226で、図11に示す
ように、メッセージ識別子別に表示したり、データを共
に表示しても良い。
【0033】なお、本実施の形態2では、メッセージ送
信遅れ時間の大小が所定閾値を1回越えるか越えないか
で判定したが、複数回連続して所定閾値を越えれば、赤
LEDを点灯する等にしてもよい。
【0034】また、本実施の形態2では、メッセージ送
信遅れ時間の大小を、1つの所定閾値を越えるか越えな
いかの2段階で判定、表示したが、閾値を複数用いて、
メッセージ送信遅れ時間の大小をさらに多段階に判定、
表示しても良い。
【0035】本実施の形態2では、このようにしてメッ
セージを生成してから正常に送信するまでの遅れ時間を
計算し、所定閾値により計算値の大小を自動判定し判定
結果を表示することにより、メッセージ送受信の不具合
を容易に検出できる。また、バスシステムの新規設計時
や変更時にも、リアルタイム制御を行うために十分なメ
ッセージ送受信ができているかどうかをより容易に確認
することができる。
【0036】実施の形態3.本実施の形態3の送信用バ
スインタフェース装置は、実施の形態1、2と同じく、
バスシステムの通信プロトコルにCAN通信プロトコル
を用いた車両制御用バスシステムにおけるものである。
図12は、本発明の実施の形態3の送信用バスインタフ
ェース装置の構成を示す図である。図12において、2
11、202、203、215、226は実施の形態2
と同じであるので説明を省略する。メッセージ送信手段
214は実施の形態2と同じであるが、メッセージを正
常に送信した際、送信したメッセージの生成番号とメッ
セージ識別子をメッセージ送信遅れ時間計算手段215
に出力するものである。237はメッセージ送信遅れ時
間計算手段215で計算したメッセージ送信遅れ時間の
大小を判定するメッセージ送信遅れ時間判定手段、23
8はメッセージ送信遅れ時間判定手段237が、メッセ
ージ送信遅れ時間の大小を判定する際に参照する閾値デ
ータベースであり、図13のようにメッセージ送信遅れ
時間の大小を判定するための閾値をメッセージ識別子毎
又は生成番号毎に登録している。
【0037】次に本実施の形態3の送信用バスインタフ
ェース装置の動作を説明する。メッセージ生成手段21
1、生成メッセージ記憶手段202、送信メッセージ選
択手段203及びメッセージ送信手段214の動作は実
施の形態2と同じであるので説明を省略する。メッセー
ジ送信遅れ時間計算手段215、メッセージ送信遅れ時
間判定手段237、閾値データベース238及び表示手
段226の動作について、図14の動作フローにより説
明する。メッセージ送信遅れ時間計算手段215、メッ
セージ送信遅れ時間判定手段237、閾値データベース
238、表示手段226は、送信用バスインタフェース
装置の電源を投入すると、図14の動作を繰り返し行
う。
【0038】メッセージ送信遅れ時間計算手段215が
メッセージ送信遅れ時間を計算するまでの処理は、実施
の形態2と同じであるので説明を省略する(ステップ9
0〜120)。本実施の形態3では次にメッセージ送信
遅れ時間判定手段237が、メッセージ送信遅れ時間計
算手段215で計算したメッセージ送信遅れ時間の大小
を判定する。ここでは、メッセージ送信遅れ時間を判定
する対象のメッセージのメッセージ識別子又は生成番号
と、閾値データベース238を参照し、メッセージ識別
子又は生成番号に対応した閾値TH2により、メッセー
ジ送信遅れ時間の大小を判定する(ステップ141)。
次に判定結果を、実施の形態2と同様に表示し(ステッ
プ150〜ステップ160)、ステップ90に戻る。
【0039】なお、データベースに登録している閾値
は、動作状況等に応じて変更するようにしても良い。
【0040】本実施の形態3では、このようにしてメッ
セージを生成してから正常に送信するまでの遅れ時間を
計算し、メッセージ識別子毎又は生成番号毎の閾値によ
り計算値の大小を自動判定し判定結果を表示する。メッ
セージ送信遅れ時間が少しでも大きくなるとリアルタイ
ム制御に支障を来すメッセージと、メッセージ送信遅れ
時間がかなり大きくなってもリアルタイム制御に支障を
来さないメッセージとを区別して、メッセージ送信遅れ
時間が大きくなったことを検出することにより、メッセ
ージ送受信の不具合を正確且つ容易に検出できる。ま
た、バスシステムの新規設計時や変更時にも、リアルタ
イム制御を行うために十分なメッセージ送受信ができて
いるかどうかを、より正確に且つ容易に確認することが
できる。
【0041】実施の形態4.本実施の形態4の送信用バ
スインタフェース装置は、実施の形態1〜3と同じく、
バスシステムの通信プロトコルにCAN通信プロトコル
を用いた車両制御用バスシステムにおけるものである。
図15は、本発明の実施の形態4の送信用バスインタフ
ェース装置の構成を示す図である。図15において、2
11、202、203、214、215、226は実施
の形態3と同じであるので説明を省略する。247はメ
ッセージ送信遅れ時間計算手段215で計算したメッセ
ージ送信遅れ時間を判定するメッセージ送信遅れ時間判
定手段、249はメッセージ送信遅れ時間判定手段23
7が、メッセージ送信遅れ時間を判定する際に参照する
判定条件データベースであり、図16のようにメッセー
ジ送信遅れ時間を判定するための判定条件をメッセージ
識別子毎又は生成番号毎に登録している。
【0042】次に、本実施の形態4の送信用バスインタ
フェース装置の動作を説明する。メッセージ生成手段2
11、生成メッセージ記憶手段202、送信メッセージ
選択手段203、メッセージ送信手段214の動作は実
施の形態3と同じであるので説明を省略する。メッセー
ジ送信遅れ時間計算手段215、メッセージ送信遅れ時
間判定手段247、判定条件データベース249及び表
示手段226の動作について、図17の動作フローによ
り説明する。メッセージ送信遅れ時間計算手段215、
メッセージ送信遅れ時間判定手段248、判定条件デー
タベース249及び表示手段226は、送信用バスイン
タフェース装置の電源を投入すると、図17の動作を繰
り返し行う。
【0043】メッセージ送信遅れ時間計算手段215が
メッセージ送信遅れ時間を計算するまでの処理は、実施
の形態3と同じであるので説明を省略する(ステップ9
0〜120)。本実施の形態4では、次にメッセージ送
信遅れ時間判定手段247が、メッセージ送信遅れ時間
計算手段215で計算したメッセージ送信遅れ時間を判
定する。ここでは、メッセージ送信遅れ時間を判定する
メッセージのメッセージ識別子又は生成番号と、判定条
件データベース249を参照し、メッセージ送信遅れ時
間が、メッセージ識別子又は生成番号に対応する判定条
件を満足したかどうか判定する(ステップ142)。次
に判定条件を満足したかどうかにより、実施の形態3と
同様に表示し(ステップ150〜ステップ160)、ス
テップ90に戻る。
【0044】なお、データベースに登録している判定条
件は、動作状況等に応じて変更しても良い。
【0045】本実施の形態4では、このようにしてメッ
セージを生成してから正常に送信するまでの遅れ時間を
計算し、メッセージ識別子毎又は生成番号毎の判定条件
により計算値を自動判定し判定結果を表示する。メッセ
ージ送信遅れ時間が1度でも大きくなるとリアルタイム
制御に支障を来すメッセージと、メッセージ送信遅れ時
間が数回連続して大きくなってもリアルタイム制御に支
障を来さないメッセージ等を区別した条件で判定するこ
とにより、メッセージ送受信の不具合を正確且つ容易に
検出できる。また、バスシステムの新規設計時や変更時
にも、リアルタイム制御を行うために十分なメッセージ
送受信ができているかどうかをより正確に且つ容易に確
認することができる。
【0046】実施の形態5.本実施の形態5の送信用バ
スインタフェース装置は、実施の形態1〜4と同じく、
バスシステムの通信プロトコルにCAN通信プロトコル
を用いた車両制御用バスシステムにおけるものである。
図18は、本発明の実施の形態5の送信用バスインタフ
ェース装置の構成を示す図である。図18において、2
02、203、214は実施の形態1と同じであるので
説明を省略する。251はバスに送信するためメッセー
ジを生成するメッセージ生成手段、255はメッセージ
生成手段251でメッセージを生成した時刻とメッセー
ジ送信手段214でメッセージを送信した時刻の差を計
算するメッセージ送信遅れ時間計算手段である。
【0047】本実施の形態5の送信用バスインタフェー
ス装置では、メッセージ送信遅れ時間計算手段255で
メッセージ送信遅れ時間を計算した結果をメッセージ生
成手段251に入力し、メッセージ生成手段251がメ
ッセージとして生成することにより、バスにメッセージ
送信遅れ時間情報を送信する。
【0048】本実施の形態5の送信用バスインタフェー
スは、図19のようなバスシステムで用いる。図19中
で、20D、20E、20Fは、本実施の形態5の送信
用バスインタフェース装置である。30〜70は従来例
と同様のものである。80はメッセージ送信遅れ時間表
示装置で、送信用バスインタフェース装置20D、20
E、20Fがバスに送信するメッセージ送信遅れ時間情
報を受信し、例えば図6及び図7のように、メッセージ
送信遅れ時間を表示する。
【0049】本実施の形態5の送信用バスインタフェー
ス装置の動作を説明する。メッセージを生成し、バスに
送信し、メッセージ送信遅れ時間を計算するまでの動作
は、実施の形態1〜4と同様であるので省略する。それ
に加え、本実施の形態5では、メッセージ送信遅れ時間
計算手段255が、計算したメッセージ送信遅れ時間を
メッセージ生成手段251に出力する。ここでは、生成
番号、メッセージ識別子及びメッセージ送信遅れ時間を
メッセージ生成手段251に出力する。
【0050】メッセージ生成手段251は、メッセージ
送信遅れ時間計算手段251からメッセージ送信遅れ時
間を入力すると、その入力したものをメッセージ送信遅
れ時間情報としてバスに送信するために、メッセージを
生成する。ここでは、図20のようなメッセージを生成
する。図20のメッセージは、メッセージ送信遅れ時間
に関するメッセージであることを示すメッセージ識別子
(ここでは、9999とした)と、データとから成る。
データには、メッセージ送信遅れ時間計算手段255か
ら入力した生成番号、メッセージ識別子及びメッセージ
送信遅れ時間を含む。このようにすることにより、メッ
セージ送信遅れ時間情報をバスに送信する。
【0051】バスに送信したメッセージ送信遅れ時間情
報は、図19におけるメッセージ送信遅れ時間表示装置
80が受信して表示する。メッセージ送信遅れ時間表示
装置80は、複数のメッセージ送信遅れ時間の平均値、
最大値及び最小値等を表示しても良い。
【0052】なお、メッセージ送信遅れ時間計算手段8
0は、生成番号、メッセージ識別子及びメッセージ送信
遅れ時間をメッセージ生成手段251に送信するように
したが、これに加え、メッセージ送信遅れ時間を計算し
た対象メッセージのデータも送信するようにして、メッ
セージ生成手段251により、それを基にメッセージ送
信遅れ時間情報をバスに送信するためのメッセージを生
成しても良い。
【0053】また、本実施の形態5では、バスにメッセ
ージ送信遅れ時間表示装置を接続し、バスシステム内の
メッセージのメッセージ送信遅れ時間を、まとめて表示
するようにしたが、実施の形態2〜4におけるメッセー
ジ送信遅れ時間判定手段247に相当するメッセージ送
信遅れ時間判定装置をバスに接続し、バスシステム内の
メッセージのメッセージ送信遅れ時間の大小を、まとめ
て判定しても良い。
【0054】本実施の形態5では、このようにしてメッ
セージを生成してから正常に送信するまでの遅れ時間を
計算し、メッセージ識別子毎又は生成番号毎の判定条件
により計算値を自動判定して、判定結果を表示する。メ
ッセージ送信遅れ時間が1度でも大きくなると、リアル
タイム制御に支障を来すメッセージと、メッセージ送信
遅れ時間が数回連続して大きくなってもリアルタイム制
御に支障を来さないメッセージ等を区別した条件で判定
することにより、メッセージ送受信の不具合を正確且つ
容易に検出できる。また、バスシステムの新規設計時や
変更時にも、リアルタイム制御を行うために十分なメッ
セージ送受信ができているかどうかをより正確に且つ容
易に確認することができる。
【0055】実施の形態6.本実施の形態6の送信用バ
スインタフェース装置は、実施の形態1〜5と同じく、
バスシステムの通信プロトコルにCAN通信プロトコル
を用いた車両制御用バスシステムにおけるものである。
図21は、本発明の実施の形態6の送信用バスインタフ
ェース装置の構成を示す図である。図21において、2
02、203、214、215は実施の形態1と同じで
あるので説明を省略する。261はバスに送信するため
メッセージを生成するメッセージ生成手段、267はメ
ッセージ送信遅れ時間計算手段215で計算したメッセ
ージ送信遅れ時間の大小を判定するメッセージ送信遅れ
時間判定手段である。
【0056】本実施の形態6の送信用バスインタフェー
ス装置では、メッセージ送信遅れ時間判定手段267で
メッセージ送信遅れ時間の大小を判定した結果をメッセ
ージ生成手段261に入力し、メッセージとして生成す
ることにより、バスにメッセージ送信遅れ時間判定結果
情報を送信する。
【0057】本実施の形態6の送信用バスインタフェー
スは、図22のようなバスシステムで用いる。図22中
で、20H、20I、20Jは、本実施の形態6の送信
用バスインタフェース装置である。30〜70は従来例
と同様のものである。90はメッセージ送信遅れ時間判
定結果表示装置で、送信用バスインタフェース装置20
H、20I、20Jがバスに送信するメッセージ送信遅
れ時間判定結果情報を受信し、例えば図10及び図11
のように、メッセージ送信遅れ時間の大小判定結果を表
示する。
【0058】本実施の形態6の送信用バスインタフェー
ス装置の動作を説明する。メッセージを生成し、バスに
送信し、メッセージ送信遅れ時間を計算し、メッセージ
送信遅れ時間の大小を判定するまでの動作は、実施の形
態2〜4と同様であるので省略する。それに加え、本実
施の形態6では、メッセージ送信遅れ時間判定手段26
7が、判定したメッセージ送信遅れ時間の大小をメッセ
ージ生成手段261に出力する。ここでは、生成番号、
メッセージ識別子及びメッセージ送信遅れ時間の大小判
定結果(ここでは、大=1、小=0、という数値で表
す)をメッセージ生成手段261に出力する。
【0059】メッセージ生成手段261は、メッセージ
送信遅れ時間判定手段267からメッセージ送信遅れ時
間判定結果を入力すると、その入力したものをメッセー
ジ送信遅れ時間判定結果情報としてバスに送信するため
に、メッセージを生成する。ここでは、図23のような
メッセージを生成する。図23のメッセージは、メッセ
ージ送信遅れ時間判定結果に関するメッセージであるこ
とを示すメッセージ識別子(ここでは、9999とし
た)と、データとから成る。データには、メッセージ送
信遅れ時間判定手段267から入力した生成番号、メッ
セージ識別子及びメッセージ送信遅れ時間判定結果を含
む。このようにすることにより、メッセージ送信遅れ時
間判定結果情報をバスに送信する。
【0060】バスに送信したメッセージ送信遅れ時間判
定情報は、図22におけるメッセージ送信遅れ時間判定
結果表示装置90が受信し、表示する。
【0061】なお、メッセージ送信遅れ時間判定手段2
67は、生成番号、メッセージ識別子及びメッセージ送
信遅れ時間の判定結果をメッセージ生成手段261に送
信するようにしたが、これに加え、メッセージ送信遅れ
時間を計算した対象メッセージのデータも送信するよう
にし、メッセージ生成手段261は、それを基にメッセ
ージ送信遅れ時間判定結果情報をバスに送信するための
メッセージを生成しても良い。
【0062】本実施の形態6では、このようにしてメッ
セージを生成してから正常に送信するまでの遅れ時間を
計算し、その大小を自動判定して判定した結果をバスに
送信する。バスシステム内に複数の送信用バスインタフ
ェース装置が存在する時でも、バスシステム内のメッセ
ージのメッセージ送信遅れ時間の大小の判定結果を一カ
所でまとめて表示、判定することにより、メッセージ送
受信の不具合をさらに容易に検出できる。また、バスシ
ステムの新規設計時や変更時にも、リアルタイム制御を
行うために十分なメッセージ送受信ができているかどう
かをさらに容易に確認することができる。
【0063】なお、実施の形態1〜6の送信用バスイン
タフェース装置では、送信メッセージ選択手段203を
備えたが、本発明においては、この手段は必ずしも必要
とするものではなく、生成メッセージ記憶手段202が
1つの生成メッセージのみ記憶する場合には送信メッセ
ージを選択する必要がないので、メッセージ送信手段2
14が生成メッセージ記憶手段202に記憶している生
成メッセージを送信するようにしても良い。
【0064】
【発明の効果】請求項1の発明に係る送信用バスインタ
フェース装置によれば、メッセージを生成してから正常
に送信するまでの遅れ時間を計算し表示し、表示される
メッセージ送信遅れ時間が所定の値よりも大きいかどう
か判断することによりメッセージ送受信の不具合を検出
できるので、運用中何らかの原因によりメッセージ送受
信の不具合が生じた場合でも、バスシステムが重度の故
障に達する前に、バスシステムの停止や修復を行い得る
送信用バスインタフェース装置を提供することができ
る。また、バスシステムの新規設計時や変更時にも、リ
アルタイム制御を行うために十分なメッセージ送受信が
できているかどうかを容易に確認し得る送信用バスイン
タフェース装置を提供することができる。
【0065】また、請求項2の発明に係る送信用バスイ
ンタフェース装置によれば、メッセージを生成してから
正常に送信するまでの遅れ時間を計算し、この計算値を
表示することにより、メッセージ送受信の不具合を容易
に検出可能にする送信用バスインタフェース装置を提供
することができる。また、バスシステムの新規設計時や
変更時にも、リアルタイム制御を行うために十分なメッ
セージ送受信ができているかどうかをより容易に確認し
得る送信用バスインタフェース装置を提供することがで
きる。
【0066】さらに、請求項3の発明に係る送信用バス
インタフェース装置によれば、メッセージを生成してか
ら正常に送信するまでの遅れ時間を計算し、所定閾値に
より計算値の大小を自動判定し判定結果を表示すること
により、メッセージ送受信の不具合を容易に検出し得る
送信用バスインタフェース装置を提供することができ
る。また、バスシステムの新規設計時や変更時にも、リ
アルタイム制御を行うために十分なメッセージ送受信が
できているかどうかをより容易に確認し得る送信用バス
インタフェース装置を提供することができる。
【0067】さらに、請求項4の発明に係る送信用バス
インタフェース装置によれば、メッセージを生成してか
ら正常に送信するまでの遅れ時間を計算し、閾値データ
ベースに登録されたメッセージ識別子毎又は生成番号毎
の閾値により計算値の大小を自動判定して判定結果を表
示し、メッセージ送信遅れ時間が少しでも大きくなると
リアルタイム制御に支障を来すメッセージと、メッセー
ジ送信遅れ時間がかなり大きくなってもリアルタイム制
御に支障を来さないメッセージ等を区別して、メッセー
ジ送信遅れ時間が大きくなったことを検出することによ
り、メッセージ送受信の不具合を一層正確且つ容易に検
出し得る送信用バスインタフェース装置を提供すること
ができる。また、バスシステムの新規設計時や変更時に
も、リアルタイム制御を行うために十分なメッセージ送
受信ができているかどうかをより正確に且つ容易に確認
し得る送信用バスインタフェース装置を提供することが
できる。
【0068】さらにまた、請求項5の発明に係る送信用
バスインタフェース装置によれば、メッセージを生成し
てから正常に送信するまでの遅れ時間を計算し、判定条
件データベースに登録されているメッセージ識別子毎又
は生成番号毎の判定条件により計算値を自動判定して判
定結果を表示し、メッセージ送信遅れ時間が1度でも大
きくなるとリアルタイム制御に支障を来すメッセージ
と、メッセージ送信遅れ時間が数回連続して大きくなっ
てもリアルタイム制御に支障を来さないメッセージ等を
区別した条件で判定することにより、メッセージ送受信
の不具合を正確且つ容易に検出し得る送信用バスインタ
フェース装置を提供することができる。また、バスシス
テムの新規設計時や変更時にも、リアルタイム制御を行
うために十分なメッセージ送受信ができているかどうか
をより正確に且つ容易に確認し得る送信用バスインタフ
ェース装置を提供することができる。
【0069】さらに、請求項6の発明に係る送信用バス
インタフェース装置によれば、メッセージを生成してか
ら正常に送信するまでの遅れ時間を計算し、その大小を
自動判定した結果をバスに送信することにより、バスシ
ステム内に複数の送信用バスインタフェース装置が存在
する時でも、バスシステム内のメッセージのメッセージ
送信遅れ時間の大小の判定結果を一カ所でまとめて表
示、判定することで、メッセージ送受信の不具合をさら
に容易に検出し得る送信用バスインタフェース装置を提
供することができる。また、バスシステムの新規設計時
や変更時にも、リアルタイム制御を行うために十分なメ
ッセージ送受信ができているかどうかをさらに容易に確
認し得る送信用バスインタフェース装置を提供すること
ができる。
【0070】さらにまた、請求項7の発明に係る送信用
バスインタフェース装置によれば、メッセージを生成し
てから正常に送信するまでの遅れ時間を計算し、その計
算結果をバスに送信することにより、バスシステム内に
複数の送信用バスインタフェース装置が存在する時で
も、バスシステム内のメッセージのメッセージ送信遅れ
時間を一カ所でまとめて表示、判定することで、メッセ
ージ送受信の不具合をさらに容易に検出可能な送信用バ
スインタフェース装置を提供することができる。また、
バスシステムの新規設計時や変更時にも、リアルタイム
制御を行うために十分なメッセージ送受信ができている
かどうかをさらに容易に確認し得る送信用バスインタフ
ェース装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の送信用バスインタフ
ェース装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態1の送信用バスインタフ
ェース装置のメッセージ生成手段及び生成メッセージ記
憶手段の動作を示すフローチャートである。
【図3】 本発明の実施の形態1の送信用バスインタフ
ェース装置のメッセージ生成手段で生成するメッセージ
を説明する図である。
【図4】 本発明の実施の形態1の送信用バスインタフ
ェース装置の送信メッセージ選択手段及びメッセージ送
信手段の動作を示すフローチャートである。
【図5】 本発明の実施の形態1の送信用バスインタフ
ェース装置のメッセージ送信遅れ時間計算手段及び表示
手段の動作を示すフローチャートである。
【図6】 本発明の実施の形態1及び5の表示方法を説
明する図である。
【図7】 本発明の実施の形態1及び5の表示方法を説
明する図である。
【図8】 本発明の実施の形態2の送信用バスインタフ
ェース装置の構成を示すブロック図である。
【図9】 本発明の実施の形態2の送信用バスインタフ
ェース装置のメッセージ送信遅れ時間計算手段、メッセ
ージ送信遅れ時間判定手段及び表示手段の動作を示すフ
ローチャートである。
【図10】 本発明の実施の形態2及び6の表示方法を
説明する図である。
【図11】 本発明の実施の形態2及び6の表示方法を
説明する図である。
【図12】 本発明の実施の形態3の送信用バスインタ
フェース装置の構成を示すブロック図である。
【図13】 本発明の実施の形態3の送信用バスインタ
フェース装置の閾値データベースを説明する図である。
【図14】 本発明の実施の形態3の送信用バスインタ
フェース装置のメッセージ送信遅れ時間計算手段、メッ
セージ送信遅れ時間判定手段及び表示手段の動作を示す
フローチャートである。
【図15】 本発明の実施の形態4の送信用バスインタ
フェース装置の構成を示すブロック図である。
【図16】 本発明の実施の形態4の送信用バスインタ
フェース装置の判定条件データベースを説明する図であ
る。
【図17】 本発明の実施の形態4の送信用バスインタ
フェース装置のメッセージ送信遅れ時間計算手段、メッ
セージ送信遅れ時間判定手段及び表示手段の動作を示す
フローチャートである。
【図18】 本発明の実施の形態5の送信用バスインタ
フェース装置の構成を示すブロック図である。
【図19】 本発明の実施の形態5の送信用バスインタ
フェース装置を使用するバスシステムを説明する図であ
る。
【図20】 本発明の実施の形態5の送信用バスインタ
フェース装置のメッセージ生成手段が生成するメッセー
ジを説明する図である。
【図21】 本発明の実施の形態6の送信用バスインタ
フェース装置の構成を示すブロック図である。
【図22】 本発明の実施の形態6の送信用バスインタ
フェース装置を使用するバスシステムを説明する図であ
る。
【図23】 本発明の実施の形態5の送信用バスインタ
フェース装置のメッセージ生成手段が生成するメッセー
ジを説明する図である。
【図24】 一般的なバスシステムを説明する図であ
る。
【図25】 従来の送信用バスインタフェース装置の構
成を説明するブロック図である。
【図26】 従来の送信用バスインタフェース装置の、
メッセージ生成手段及び生成メッセージ記憶手段の動作
を示すフローチャートである。
【図27】 従来の送信用バスインタフェース装置の、
送信メッセージ選択手段及びメッセージ送信手段の動作
を示すフローチャートである。
【図28】 従来の送信用バスインタフェース装置のメ
ッセージ生成手段で生成するメッセージを説明する図で
ある。
【図29】 従来の送信用バスインタフェース装置のメ
ッセージ生成手段で生成するメッセージを説明する図で
ある。
【図30】 従来の送信用バスインタフェース装置の、
生成メッセージ記憶手段のメッセージ記憶動作を説明す
る図である。
【符号の説明】
202 生成メッセージ記憶手段、203 送信メッセ
ージ選択手段、211メッセージ生成手段、214 メ
ッセージ送信手段、215 メッセージ送信遅れ時間計
算手段、216 表示手段、237 メッセージ送信遅
れ時間判定手段、238 閾値データベース、249
判定条件データベース。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送波検知多重アクセス(CSMA)方
    式の通信プロトコルに従い、バスに接続された各々の装
    置がメッセージを送受信するバスシステムにおいて、 少なくとも、バスに送信するためのメッセージを外部の
    処理装置から入力又は自ら生成するメッセージ入力/生
    成手段と、 上記入力又は生成したメッセージを一時的に記憶する生
    成メッセージ記憶手段と、 上記生成メッセージ記憶手段に記憶したメッセージを通
    信プロトコルに従いバスに送信するメッセージ送信手段
    と、 所定のメッセージに関して、上記メッセージ入力/生成
    手段で入力又は生成した時刻と上記メッセージ送信手段
    で送信した時刻との差を計算するメッセージ送信遅れ時
    間計算手段と、 を備えたことを特徴とする送信用バスインタフェース装
    置。
  2. 【請求項2】 上記メッセージ送信遅れ時間計算手段で
    計算したメッセージ送信遅れ時間を表示する表示手段を
    さらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の送信用
    バスインタフェース装置。
  3. 【請求項3】 上記メッセージ送信遅れ時間計算手段で
    計算したメッセージ送信遅れ時間が所定閾値を越えるか
    どうかにより、メッセージ送信遅れ時間の大小を判定す
    るメッセージ送信遅れ時間判定手段を更に備えたことを
    特徴とする請求項1又は請求項2に記載の送信用バスイ
    ンタフェース装置。
  4. 【請求項4】 上記メッセージ送信遅れ時間判定手段が
    メッセージ送信遅れ時間の大小を判定する際に参照する
    閾値データベースを更に備え、その閾値データベース
    は、メッセージ識別子別あるいは生成番号別に閾値を登
    録していることを特徴とする請求項3に記載の送信用バ
    スインタフェース装置。
  5. 【請求項5】 上記メッセージ送信遅れ時間判定手段が
    メッセージ送信遅れ時間の大小を判定する際に参照する
    判定条件データベースを備え、その判定条件データベー
    スはメッセージ識別子別あるいは生成番号別に判定条件
    を登録していることを特徴とする請求項3に記載の送信
    用バスインタフェース装置。
  6. 【請求項6】 上記メッセージ送信遅れ時間判定手段の
    判定結果をバスに送信することを特徴とする請求項3乃
    至請求項5の何れかに記載の送信用バスインタフェース
    装置。
  7. 【請求項7】 上記メッセージ送信遅れ時間計算手段で
    計算したメッセージ送信遅れ時間をバスに送信すること
    を特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記載の送
    信用バスインタフェース装置。
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