JPH11261441A - 周波数制御回路 - Google Patents

周波数制御回路

Info

Publication number
JPH11261441A
JPH11261441A JP10060256A JP6025698A JPH11261441A JP H11261441 A JPH11261441 A JP H11261441A JP 10060256 A JP10060256 A JP 10060256A JP 6025698 A JP6025698 A JP 6025698A JP H11261441 A JPH11261441 A JP H11261441A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
channel estimation
value
channel
modulation component
data modulation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10060256A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Ishizuki
秀貴 石月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP10060256A priority Critical patent/JPH11261441A/ja
Publication of JPH11261441A publication Critical patent/JPH11261441A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 対応可能なキャリア周波数誤差の大きさを拡
大するとともに、チャネル推定精度を向上させることが
できる周波数制御回路を提供する。 【解決手段】 周波数制御回路10は、第1のチャネル
推定値を用いてデータ変調成分を除去するデータ変調成
分除去部2と、データ変調成分を除去したシンボル相関
値を用いて一次近似により無線チャネルを推定し第1の
チャネル推定値として出力する第1のチャネル推定部3
と、データ変調成分を除去したシンボル相関値を用いて
移動平均により無線チャネルを推定し第2のチャネル推
定値として出力する第2のチャネル推定部4と、第2の
チャネル推定値を用いてキャリア周波数の更新量を決定
する周波数更新量決定部5とを備え、シンボル相関値の
データ変調成分を除去するのに用いるチャネル推定値を
得るための第1のチャネル推定部3のチャネル推定方法
には一次近似を用い、周波数更新量決定部5において用
いるチャネル推定値を得るための第2のチャネル推定部
4のチャネル推定方法には移動平均を用いるように構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信の移動
局の周波数制御回路に係り、詳細には、スペクトル拡散
(Spread Spectrum)に基づく移動体通信の移動局にお
けるキャリア信号局部発振器の周波数を制御する周波数
制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】移動体通信では、送信側と受信側の発振
周波数が高い精度で一致していることが求められる。
【0003】従来、スペクトル拡散に基づく移動体通信
の移動局におけるキャリア周波数制御技術としては、例
えば次の文献に記載されている方法がある。
【0004】文献:“パイロットシンボルを用いたパス
ダイバーシチ合成AFC(Automatic Frequency Contro
l)方式”、石月秀貴、佐藤慎一、1997年電子情報
通信学会春季大会講演諭文集、B5−100上記文献で
示されているように、送信する情報データの間に予め定
めた時間間隔毎に予め定めた既知データ(パイロットデ
ータ)を挿入して送信するシステムにおいて、移動局
は、既知データ区間のシンボル相関値と、データ変調成
分を除去した情報データ区間のシンボル相関値の平均処
理により無線チャネルを推定し、得られるチャネル推定
値に基づいてキャリア周波数制御を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のスペクトル拡散に基づく移動体通信の移動局
におけるキャリア周波数制御方法にあっては、上述の方
法に基づく周波数制御では、初期状態におけるキャリア
周波数誤差が大きい場合に、チャネル推定精度が著しく
劣化して周波数制御回路が正しく動作しないという問題
がある。
【0006】本発明は、対応可能なキャリア周波数誤差
の大きさを拡大するとともに、チャネル推定精度を向上
させることができる周波数制御回路を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る周波数制御
回路は、基地局側で、送信する情報データの間に予め定
めた時間間隔毎に予め定めた既知データを挿入して送信
する、スペクトル拡散に基づく移動通信システムの移動
局におけるキャリア信号局部発振器の周波数制御回路に
おいて、入力される受信ベースバンド信号から1シンボ
ル区間のシンボル相関値を演算するシンボル相関部と、
既知データ区間におけるシンボル相関値に対しては既知
データの複素共役値を、情報データ区間におけるシンボ
ル相関値に対しては、第1のチャネル推定部で得られる
第1のチャネル推定値を用いて得られるデータ変調成分
の硬判定値の複素共役値を掛け合わせることによりデー
タ変調成分を除去するデータ変調成分除去部と、既知デ
ータ区間における既知データ変調成分を除去したシンボ
ル相関値または、情報データ区間における情報データ変
調成分を除去したシンボル相関値を用いて、所定のチャ
ネル推定方法により無線チャネルを推定し第1のチャネ
ル推定値として出力する第1のチャネル推定部と、既知
データ区間における既知データ変調成分を除去したシン
ボル相関値または、情報データ区間における情報データ
変調成分を除去したシンボル相関値を用いて、所定のチ
ャネル推定方法により無線チャネルを推定し第2のチャ
ネル推定値として出力する第2のチャネル推定部と、第
2のチャネル推定部で得られる第2のチャネル推定値を
用いてキャリア周波数発振器の周波数制御量を決定する
周波数更新量決定部とを備えている。
【0008】本発明に係る周波数制御回路は、基地局側
で、送信する情報データの間に予め定めた時間間隔毎に
予め定めた既知データを挿入して送信する、スペクトル
拡散に基づく移動通信システムの移動局におけるキャリ
ア信号局部発振器の周波数制御回路において、入力され
る受信ベースバンド信号から1シンボル区間のシンボル
相関値を演算するシンボル相関部と、既知データ区間に
おけるシンボル相関値に対しては既知データの複素共役
値を、情報データ区間におけるシンボル相関値に対して
は、第1のチャネル推定部で得られる第1のチャネル推
定値を用いて得られるデータ変調成分の硬判定値の複素
共役値を掛け合わせることによりデータ変調成分を除去
するデータ変調成分除去部と、既知データ区間における
既知データ変調成分を除去したシンボル相関値または、
情報データ区間における情報データ変調成分を除去した
シンボル相関値を用いて、一次近似により無線チャネル
を推定し第1のチャネル推定値として出力する第1のチ
ャネル推定部と、既知データ区間における既知データ変
調成分を除去したシンボル相関値または、情報データ区
間における情報データ変調成分を除去したシンボル相関
値を用いて、移動平均処理により無線チャネルを推定し
第2のチャネル推定値として出力する第2のチャネル推
定部と、第2のチャネル推定部で得られる第2のチャネ
ル推定値を用いてキャリア周波数発振器の周波数制御量
を決定する周波数更新量決定部とを備えている。
【0009】上記第1のチャネル推定部で用いるチャネ
ル推定方法と第2のチャネル推定部で用いるチャネル推
定方法とは、異なるチャネル推定方法であってもよく、
また、上記第1のチャネル推定部で用いるチャネル推定
方法と第2のチャネル推定部で用いるチャネル推定方法
とは、同一のチャネル推定方法であってもよい。
【0010】上記第1のチャネル推定部は、nを整数、
シンボル周期をTsとしたときの時刻nTsにおける第
1のチャネル推定値Χ1(nTs)を、それより過去の
Μ個のデータ変調成分除去部において得られるデータ変
調成分を除去したシンボル相関値D((n−i)Ts)
(i=1〜M)を用いて、一次近似により、次式(1)
で示される方法で推定し、第1のチャネル推定値として
出力するものであってもよい。
【0011】
【数4】
【0012】上記第2のチャネル推定部は、nを整数、
シンボル周期をTsとしたときの時刻nTsにおける第
2のチャネル推定値Χ2(nTs)を、それより過去の
Μ個のデータ変調成分除去部において得られるデータ変
調成分を除去したシンボル相関値D((n−i)Ts)
(i=1〜M)を用いて、移動平均により、次式(2)
で示される方法で推定し、第2のチャネル推定値として
出力するものであってもよい。
【0013】
【数5】
【0014】また、上記第1のチャネル推定部が、デー
タ変調成分除去部の出力であるデータ変調成分を除去し
たシンボル相関値を入力とする、タップ数をMとすると
きのi番目のタップ係数Α(i)が、
【数6】
【0015】である非巡回型フィルタで構成されたもの
であってもよい。
【0016】上記移動通信システムは、スペクトル拡散
若しくは符号分割多元接続(CDMA)を用いた移動体
通信システムであってもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明に係る周波数制御回路は、
例えば符号分割多元接続(CDMA)通信方式を用いた
移動体通信システム等に用いられる周波数制御回路に適
用することができる。
【0018】〔基本原理〕本発明による周波数制御回路
の実施形態を述べる前に、実施形態に係る周波数制御回
路の各部分の基本原理について説明する。
【0019】本発明に係る周波数制御回路は、基地局側
で送信する情報データの間に予め定めた時間間隔毎に予
め定めた既知データを挿入して送信する、スペクトル拡
散通信システムの受信機におけるキャリア周波数発振器
の周波数の制御回路に関する。
【0020】〇シンボル相関部 まず、シンボル相関部の動作を説明する。シンボル相関
部では、入力される複素受信信号と、この複素受信信号
に同期した拡散符号系列との相関演算を行う。相関演算
は1シンボル区間の積和演算である。この操作により、
1シンボル区間のシンボル相関値が得られる。ここで、
nを整数、1シンボル長Tsとしたときの時刻nTsに
おけるシンボル相関値R(nTs)は、伝搬チャネルの
振幅及び位相特性A,θ、送信側と受信側のキャリア周
波数誤差Δf、情報データ成分d、時刻nTsにおける
雑音w(nTs)としたとき、近似的に次式(4)で表
すことができる。なお、exp(jd)は周知のよう
に、cos d+jsin dを指数表現したものであ
る。
【0021】 R(nTs)=Α・exp(j(2πΔfnTs+θ))・exp(jd) +w(nTs) …(4) 〇チャネル推定部 次に、チャネル推定部の動作を説明する。チャネル推定
部では、データ変調成分除去部の出力であるデータ変調
成分を除去したシンボル相関値を入力として、伝搬チャ
ネルの振幅及び位相特性Α,θを含む伝搬チャネル特性
を推定する。
【0022】過去のΜ個のシンボル相関値を用いてのチ
ャネル推定方法として、以下に示す、一次近似を用いた
チャネル推定方法と、移動平均を用いたチャネル推定方
法の2つがある。
【0023】まず、一次近似を用いたチャネル推定方法
を説明する。
【0024】一次近似を用いたチャネル推定を行う上で
の前提条件として、「伝搬チャネルの振幅及び位相特性
Α,θの時間変化は、短い時間区間においては、時間の
一次関数となる」という仮定を用いる。したがって、こ
の仮定は、キャリア周波数誤差が比較的大きなときに成
り立つ。また同時に信号に加わる雑音に関しては、「雑
音は、平均値0のランダムな値である」という仮定を用
いる。
【0025】ここで、時刻kに対するある信号列S
(k)(−∞<k<∞)が、短い時間区間についてはk
の一次関数であるという仮定を用いると、短い時間区間
におけるS(k)は次式(5)で表すことができる。
【0026】 S(k)=V・k+W …(5) このとき、一次関数パラメータV,W(この2つのパラ
メータは長期的には変動するが、仮定されている短時間
においては一定値)を最適に求めることで、短い時間区
間中のある時刻k0における信号S(k0)は、それより
過去のΜ個の信号S(k0−1)(i=1〜nを用いた
最小自乗法によって推定することができる。特に、時刻
k0=0のときの信号S(0)は、一次関数パラメータ
Wに等しくなる。このときの一次関数パラメータV,W
は、次式(6)に示す連立方程式を解くことで求められ
る。
【0027】
【数7】
【0028】上記式(6)より、S(0)は次式(7)
のように推定される。
【0029】
【数8】
【0030】上記式(7)は、過去のM個の信号S(−
i)(i=1〜M)に対する係数をそれぞれA(i)
(i=1〜M)と表すとき、次式(8)、(9)のよう
に示される。
【0031】
【数9】
【0032】以上の結果を用いると、時刻nTsにおけ
るチャネル推定値Χ(nTs)を、それより過去のM個
のデータ変調成分除去部において得られるデータ変調成
分を除去したシンボル相関値D((n−i)Ts)(i
=1〜M)を用いて、一次近似により次式(10)に示
すように推定することができる。
【0033】
【数10】
【0034】これは、過去のΜ個のデータ変調成分を除
去したシンボル相関値を入力とし、タップ係数をΑ
(i)(i=1〜M)とするフィルタ処理に等しい。以
上の操作により、一次近似を用いたチャネル推定を行
う。
【0035】一次近似を用いたチャネル推定は、後述す
る移動平均を用いたチャネル推定方法に比べてチャネル
推定動作の可能な最大周波数誤差の範囲が拡大されると
いう利点があるが、雑音に敏感という問題がある。
【0036】次に移動平均を用いたチャネル推定方法を
説明する。
【0037】移動平均を用いたチャネル推定を行う上で
は、「伝搬チャネルの振幅及び位相特性Α,θは、短い
時間区間においては、一定である」という仮定を前提条
件とする。この仮定は、キャリア周波数誤差が小さい場
合に成り立つ。また、信号に加わる雑音に関する仮定と
して、「雑音は、平均値0のランダムな値である」とい
う一次近似を用いたときと同様の仮定を用いる。このと
き、時刻nTsにおけるチャネル推定値Χ(nTs)
を、それより過去のM個のデータ変調成分除去部におい
て得られるデータ変調成分を除去したシンボル相関値D
((n−i)Ts)(i=1〜M)を用いて、移動平均
により次式(11)のように推定することができる。
【0038】
【数11】
【0039】ここで、移動平均処理は、データ変調成分
を除去したシンボル相関値に含まれる雑音を抑制する操
作に等しく、従ってこの移動平均を用いたチャネル推定
法は、キャリア周波数誤差に比して雑音の影響が大きい
場合に有効である。しかし、周波数誤差が大きい場合の
チャネル推定値が実際の値に比べて遅延が大きくなると
いう問題がある。
【0040】以上の原理により、移動平均を用いたチャ
ネル推定を行う。
【0041】〇データ変調成分除去部 次にデータ変調成分除去部の動作を説明する。データ変
調成分除去部では、入力されるシンボル相関値から、チ
ャネル推定部で得られるチャネル推定値を用いてデータ
変調成分を除去する。入力されるシンボル相関値は、既
に示したように次式(4)で示される。
【0042】 R(nTs)=Α・exp(j(2πΔfnTs+θ))・exp(jd) +w(nTs) …(4) ここでは簡単化のため、雑音の項を省略して考える。す
なわち、次式(4)’のようになる。
【0043】 R(nTs)=Α・exp(j(2πΔfnTs+θ))・exp(jd) …(4)’ これに対して、チャネル推定方法にかかわらずチャネル
推定部で得られる時刻nTsにおけるチャネル推定値C
(nTs)は次式(12)で表される。
【0044】 C(nTs)=Α・exp(j(2πΔfnTs+θ)) …(12) 但し、ここで示す現時刻におけるチャネル推定値C(n
Ts)とは、チャネル推定動作が完璧に行われたときの
ものである。データ変調成分除去部ではまず、シンボル
相関値R(nTs)に時刻nTsにおけるチャネル推定
値C(nTs)の複素共役値を掛け合わせる。結果は次
式(13)のようになる。*は複素共役を表す。
【0045】 R(nTs)・C(nTs)*=Α2・exp(jd) …(13) この操作により得られる値の硬判定を行うことで、デー
タ変調項exp(jd)を推定することができる。例え
ば、信号変調方式がBPSK(Binary Phase Shift Key
ing)の場合、d=0またはπであるが、上記乗算によ
り得られる値の実数部の硬判定を行うことで、dが+π
かあるいは0かを推定することができる。
【0046】データ変調成分の除去は、シンボル相関値
R(nTs)に前記操作により推定されるデータ変調項
exp(id)の複素共役値を掛け合わせることで操作
である。これにより、次式(14)に示すようにデータ
変調成分を除去したシンボル相関値が得られる。
【0047】 R(nTs)・exp(−jd)=Α・exp(j(2πΔfnTs+θ)) …(14) 〇周波数更新量決定部 次に周波数更新量決定部の動作を説明する。周波数更新
量決定部では、大きく分けて以下の3つの動作を行う。
【0048】(1)異なる時間のチャネル推定値間の位相
変化検出によるキャリア周波数誤差の判定 (2)キャリア周波数誤差判定値をフィルタリング処理す
ることによる雑音の影響の抑制 (3)雑音の影響を抑制したキャリア周波数誤差判定値か
ら周波数の補正量を決定、出力 以下、順に説明する。
【0049】異なる時間のチャネル推定値間の位相変化
検出は、次の手順で行う。
【0050】時刻nTsにおけるチャネル推定値C(n
Ts)と、それよりNシンボルだけ前のチャネル推定値
C((n−N)Ts)は、それぞれ次式(15)、(1
6)で表される。
【0051】 C(nTs)=Α・exp(j(2πΔfnTs+θ)) …(15) C((n−N)Ts)=Α・exp(j(2πΔf(n−N)Ts+θ)) …(16) これより、Nシンボルだけ離れたチャネル推定値間の位
相変化を検出するため、C(nTs)に対してC((n
−N)Ts)の複素共役値を掛け合わせる。結果は次式
(17)のようになる。
【0052】 C(nTs)・C((n−N)Ts)*=Α2・exp(j2πΔfNTs) …(17) ここで、この虚数部を取り出すと次式(18)のように
表される。Im[]は虚数部を取り出す演算子、*は複
素共役演算子である。
【0053】 Im[C(nTs)・C((n−N)Ts)*]=Α2・sin(2πΔfNT s) …(18) 上記の値は、Δf=0付近ではΔfのみに依存した単調
増加関数となるため、この値の符号判定をすることで、
キャリア周波数誤差Δfの検出が可能となる。そして符
号判定の結果が正の場合はキャリア周波数誤差が正と判
定して+1を、負の場合はキャリア周波数誤差が負と判
定して−1をキャリア周波数誤差判定値として出力す
る。
【0054】キャリア周波数誤差判定値のフィルタリン
グ処理は、雑音の影響を抑制することが目的である。こ
の操作に用いるフィルタとしては、一定時間内のフィル
タ入力値の平均値を計算し、その符号が正ならばキャリ
ア周波数誤差の符号を正と判定して+1を、負ならばキ
ャリア周波数誤差の符号を負と判定して−1を出力する
平均値フィルタや、一定入力回数のフィルタ入力値の加
算結果の符号が正ならばキャリア周波数誤差の符号を正
と判定して+1を、負ならばキャリア周波数誤差の符号
を負と判定して−1を出力するランダムウォークフィル
タを用いる。
【0055】最終的に、雑音の影響を抑制したキャリア
周波数誤差判定値が正のときは負の符号を、逆に負の場
合は正の符号を持ち、適当な制御幅を持った周波数更新
量を決定する。
【0056】以下に説明する実施形態の各部分は、以上
に示したような基本原理に従って動作する。
【0057】図1は上記前提に基づく本発明の実施形態
に係る移動体通信システムの移動局の周波数制御回路の
構成を示すブロック図である。
【0058】図1において、周波数制御回路10は、シ
ンボル相関部1、データ変調成分除去部2、第1のチャ
ネル推定部3、第2のチャネル推定部4、周波数更新量
決定部5から構成される。
【0059】シンボル相関部1は、入力される複素受信
信号を同期した拡散符号で逆拡散した後、1シンボル区
間だけ加算した結果をシンボル相関値として出力する。
【0060】データ変調成分除去部2は、シンボル相関
部1より出力されるシンボル相関値から、後述する第1
のチャネル推定部3より出力される第1のチャネル推定
値を用いてデータ変調成分を除去し、データ変調成分を
除去したシンボル相関値として出力する。
【0061】第1のチャネル推定部3は、データ変調成
分除去部2より出力されるデータ変調成分を除去したシ
ンボル相関値を用いて一次近似を用いたチャネル推定を
行い、その結果を第1のチャネル推定値として出力す
る。
【0062】この第1のチャネル推定部3は、例えばデ
ータ変調成分除去部2の出力であるデータ変調成分を除
去したシンボル相関値を入力とする、タップ数をMとす
るときのi番目のタップ係数Α(i)が、前記式(6)
に示される非巡回型フィルタにより構成する。
【0063】第2のチャネル推定部4は、データ変調成
分除去部2より出力されるデータ変調成分を除去したシ
ンボル相関値を用いて移動平均を用いたチャネル推定を
行い、その結果を第2のチャネル推定値として出力す
る。
【0064】周波数更新量決定部5は、第2のチャネル
推定部4より出力される第2のチャネル推定値を用い
て、異なる時間のチャネル推定値間の位相変化検出によ
るキャリア周波数誤差の符号判定、雑音の影響抑制のた
めのフィルタリング処理を経て、キャリア周波数の更新
量を決定し、周波数更新量として出力する。
【0065】このように、本実施形態に係る周波数制御
回路10は、第1のチャネル推定部3及び第2のチャネ
ル推定部4を有し、第1のチャネル推定部3で得られる
第1のチャネル推定値をデータ変調成分除去部2に、ま
た、第2のチャネル推定部4で得られる第2のチャネル
推定値を周波数更新量決定部5にそれぞれ用いるように
構成される。
【0066】以下、上述のように構成された周波数制御
回路10の動作を説明する。
【0067】シンボル相関部1では、入力される複素受
信信号と、この複素受信信号に同期した拡散符号系列と
の相関演算を行う。相関演算は1シンボル区間の積和演
算である。この操作により、1シンボル区間のシンボル
相関値が得られる。
【0068】この結果をシンボル相関値として出力す
る。データ変調成分除去部2では、入力されるシンボル
相関値から、第1のチャネル推定部3で得られる第1の
チャネル推定値を用いてデータ変調成分を除去する。
【0069】データ変調成分除去部2ではまず、時刻n
Tsにおけるシンボル相関値R(nTs)に、時刻nT
sにおけるチャネル推定値C(nTs)の複素共役値を
掛け合わせる。この操作により得られる値の硬判定を行
うことで、データ変調項を推定することができる。
【0070】データ変調成分の除去は、シンボル相関値
R(nTs)に前記操作により推定されるデータ変調項
exp(jd)の複素共役値を掛け合わせる操作であ
る。これにより得られる値を、データ変調成分を除去し
たシンボル相関値として出力する。
【0071】第1のチャネル推定部3及び第2のチャネ
ル推定部4では、データ変調成分除去部2において、前
記シンボル相関部1の出力であるシンボル相関値からデ
ータ変調成分を除去した値を入力として、伝搬チャネル
の振幅及び位相特性Α,θを含む伝搬チャネル特性を推
定する。
【0072】第1のチャネル推定部3は、一次近似によ
るチャネル推定を行う。時刻nTsにおける第1のチャ
ネル推定値Χ1(nTs)を、それより過去のΜ個の、
データ変調成分除去部2において得られるデータ変調成
分を除去したシンボル相関値D((n−i)Ts)(i
=1〜M)を用いて、一次近似により次式(1)に従っ
て推定し、出力する。
【0073】
【数12】
【0074】第2のチャネル推定部4においては、移動
平均によるチャネル推定を行う。時刻nTsにおける第
2のチャネル推定値Χ2(nTs)を、それより過去の
M個の、データ変調成分除去部2において得られるデー
タ変調成分を除去したシンボル相関値D((n−i)T
s)(i=1〜M)を用いて、移動平均により次式
(2)に従って推定し、出力する。
【0075】
【数13】
【0076】周波数更新量決定部5では、以下のような
3つの動作を行うが、周波数更新量決定部5の動作につ
いては前記基本原理で説明した通りである。
【0077】(1)異なる時間のチャネル推定値間の位相
変化検出によるキャリア周波数誤差の判定 (2)キャリア周波数誤差判定値をフィルタリング処理す
ることによる雑音の影響の抑制 (3)雑音の影響を抑制したキャリア周波数誤差判定値か
ら周波数の補正量を決定、出力 本実施形態における特徴は、データ変調成分除去部2で
は第1のチャネル推定部3で得られる第1のチャネル推
定値を、周波数更新量決定部5では第2のチャネル推定
部4で得られる第2のチャネル推定値を用いることであ
る。特に、本実施形態において、異なる時間のチャネル
推定値間の位相変化検出は、変化を検出するために用い
るチャネル推定値間の位相変化のみが問題とされるた
め、そのチャネル推定値の現時刻からの遅延は大きな問
題とならない。
【0078】以上説明したように、本実施形態に係る周
波数制御回路10は、入力される受信ベースバンド信号
から1シンボル区間のシンボル相関値を演算するシンボ
ル相関部1と、シンボル相関部1より出力されるシンボ
ル相関値から、第1のチャネル推定部3より出力される
第1のチャネル推定値を用いてデータ変調成分を除去す
るデータ変調成分除去部2と、データ変調成分除去部2
より出力されるデータ変調成分を除去したシンボル相関
値を用いて一次近似により無線チャネルを推定し第1の
チャネル推定値として出力する第1のチャネル推定部3
と、データ変調成分除去部2より出力されるデータ変調
成分を除去したシンボル相関値を用いて移動平均により
無線チャネルを推定し第2のチャネル推定値として出力
する第2のチャネル推定部4と、第2のチャネル推定値
を用いてキャリア周波数誤差の符号判定、雑音の影響抑
制のためのフィルタリング処理を経て、キャリア周波数
の更新量を決定する周波数更新量決定部5とを備え、シ
ンボル相関値のデータ変調成分を除去するのに用いるチ
ャネル推定値を得るための第1のチャネル推定部3のチ
ャネル推定方法には一次近似を用い、本周波数制御回路
最後段の周波数更新量決定部5において用いるチャネル
推定値を得るための第2のチャネル推定部4のチャネル
推定方法には移動平均を用いるように構成したので、デ
ータ変調成分の除去動作におけるチャネル推定精度を向
上させることができるとともに、動作可能範囲を拡大す
ることができ、チャネル推定値の実際の値との遅延が大
きな問題とならない周波数更新量決定動作における雑音
に対する強さとを両立させることができる。
【0079】また、本実施形態によれば、情報シンボル
区間におけるシンボル相関値からデータ変調成分を除去
するために利用するチャネル推定値を得るために、複数
のチャネル推定部(第1のチャネル推定部3及び第2の
チャネル推定部4)を備え、少なくとも一方のチャネル
推定部におけるチャネル推定方法は一次近似を用いたチ
ャネル推定方法を用いることで、これまでのチャネル推
定方法では対応できないような、キャリア周波数誤差の
大きな場合にも動作が可能となり、またチャネル推定精
度を向上させることができる。
【0080】ここで、本実施形態のように、第1のチャ
ネル推定部3で用いるチャネル推定方法と第2のチャネ
ル推定部4で用いるチャネル推定方法とは、異なるチャ
ネル推定方法であってもよいが、同一のチャネル推定方
法であってもよい。また、同一のチャネル推定方法にお
いても係数及びパラメータ等を変更したものを複数備え
た構成であってもよい。
【0081】例えば、シンボル相関値のデータ変調成分
を除去するのに用いるチャネル推定値を得るためのチャ
ネル推定部のチャネル推定方法と、本周波数制御回路最
後段の周波数更新量決定部において用いるチャネル推定
値を得るためのチャネル推定部のチャネル推定方法に、
同一のチャネル推定方法、例えば一次近似を用いる回路
を用いるようにしてもよく、このようにしてもチャネル
推定精度の向上及び動作可能範囲の拡大と回路構成の簡
略化を図ることができる。要は、複数のチャネル推定部
を備え、少なくとも一方のチャネル推定部のチャネル推
定値をシンボル相関値のデータ変調成分を除去するデー
タ変調成分除去部に用いる構成であればどのような構成
でもよい。さらに、複数のチャネル推定部を備え、適当
なチャネル推定部を選択使用する若しくは組合わせて用
いるのみの構成であってもよい。
【0082】このような特長を有する本周波数制御回路
を基地局受信システムや移動局受信システムに適用する
ことで、システムの性能向上を図ることができる。
【0083】なお、上記実施形態に係る周波数制御回路
を、上述したような移動体通信の移動局の周波数制御回
路に適用することもできるが、勿論これには限定され
ず、拡散符号を用いた通信システムであれば全ての装置
に適用可能であることは言うまでもない。
【0084】また、上記通信システムは、スペクトル拡
散若しくはCDMAを用いた移動体通信システムに適用
してもよいことは勿論である。
【0085】さらに、上記データ変調成分除去部、チャ
ネル推定部、周波数更新量演算部等を構成する回路、演
算部等の種類、チャネル推定部におけるフィルタの種類
やタップ数及びタップ係数、その接続方法などは前述し
た実施形態に限られないことは言うまでもない。
【0086】
【発明の効果】本発明に係る周波数制御回路では、既知
データ区間におけるシンボル相関値に対しては既知デー
タの複素共役値を、情報データ区間におけるシンボル相
関値に対しては、第1のチャネル推定部で得られる第1
のチャネル推定値を用いて得られるデータ変調成分の硬
判定値の複素共役値を掛け合わせることによりデータ変
調成分を除去するデータ変調成分除去部と、既知データ
区間における既知データ変調成分を除去したシンボル相
関値または、情報データ区間における情報データ変調成
分を除去したシンボル相関値を用いて、所定のチャネル
推定方法により無線チャネルを推定し第1のチャネル推
定値として出力する第1のチャネル推定部と、既知デー
タ区間における既知データ変調成分を除去したシンボル
相関値または、情報データ区間における情報データ変調
成分を除去したシンボル相関値を用いて、所定のチャネ
ル推定方法により無線チャネルを推定し第2のチャネル
推定値として出力する第2のチャネル推定部とを備えて
構成したので、これまでのチャネル推定方法では対応で
きないような、キャリア周波数誤差の大きな場合にも動
作が可能となり、またチャネル推定精度を向上させるこ
とができる。
【0087】本発明に係る周波数制御回路では、シンボ
ル相関値のデータ変調成分を除去するのに用いるチャネ
ル推定値を得るためのチャネル推定部のチャネル推定方
法には一次近似を用い、周波数更新量決定部において用
いるチャネル推定値を得るためのチャネル推定部のチャ
ネル推定方法には移動平均処理を用いるように構成した
ので、データ変調成分の除去動作におけるチャネル推定
精度の向上及び動作可能範囲の拡大と、チャネル推定値
の実際の値との遅延が大きな問題とならない周波数更新
量決定動作における雑音に対する強さとを両立させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施形態に係る周波数制御回
路の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 シンボル相関部、2 データ変調成分除去部、3
第1のチャネル推定部、4 第2のチャネル推定部、5
周波数更新量決定部、10 周波数制御回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局側で、送信する情報データの間に
    予め定めた時間間隔毎に予め定めた既知データを挿入し
    て送信する、スペクトル拡散に基づく移動通信システム
    の移動局におけるキャリア信号局部発振器の周波数制御
    回路において、 入力される受信ベースバンド信号から1シンボル区間の
    シンボル相関値を演算するシンボル相関部と、 前記既知データ区間におけるシンボル相関値に対しては
    既知データの複素共役値を、前記情報データ区間におけ
    るシンボル相関値に対しては、第1のチャネル推定部で
    得られる第1のチャネル推定値を用いて得られるデータ
    変調成分の硬判定値の複素共役値を掛け合わせることに
    よりデータ変調成分を除去するデータ変調成分除去部
    と、 前記既知データ区間における既知データ変調成分を除去
    したシンボル相関値または、前記情報データ区間におけ
    る情報データ変調成分を除去したシンボル相関値を用い
    て、所定のチャネル推定方法により無線チャネルを推定
    し第1のチャネル推定値として出力する第1のチャネル
    推定部と、 前記既知データ区間における既知データ変調成分を除去
    したシンボル相関値または、前記情報データ区間におけ
    る情報データ変調成分を除去したシンボル相関値を用い
    て、所定のチャネル推定方法により無線チャネルを推定
    し第2のチャネル推定値として出力する第2のチャネル
    推定部と、 前記第2のチャネル推定部で得られる第2のチャネル推
    定値を用いてキャリア周波数発振器の周波数制御量を決
    定する周波数更新量決定部とを備えたことを特徴とする
    周波数制御回路。
  2. 【請求項2】 基地局側で、送信する情報データの間に
    予め定めた時間間隔毎に予め定めた既知データを挿入し
    て送信する、スペクトル拡散に基づく移動通信システム
    の移動局におけるキャリア信号局部発振器の周波数制御
    回路において、 入力される受信ベースバンド信号から1シンボル区間の
    シンボル相関値を演算するシンボル相関部と、 前記既知データ区間におけるシンボル相関値に対しては
    既知データの複素共役値を、前記情報データ区間におけ
    るシンボル相関値に対しては、第1のチャネル推定部で
    得られる第1のチャネル推定値を用いて得られるデータ
    変調成分の硬判定値の複素共役値を掛け合わせることに
    よりデータ変調成分を除去するデータ変調成分除去部
    と、 前記既知データ区間における既知データ変調成分を除去
    したシンボル相関値または、前記情報データ区間におけ
    る情報データ変調成分を除去したシンボル相関値を用い
    て、一次近似により無線チャネルを推定し第1のチャネ
    ル推定値として出力する第1のチャネル推定部と、 前記既知データ区間における既知データ変調成分を除去
    したシンボル相関値または、前記情報データ区間におけ
    る情報データ変調成分を除去したシンボル相関値を用い
    て、移動平均処理により無線チャネルを推定し第2のチ
    ャネル推定値として出力する第2のチャネル推定部と、 前記第2のチャネル推定部で得られる第2のチャネル推
    定値を用いてキャリア周波数発振器の周波数制御量を決
    定する周波数更新量決定部とを備えたことを特徴とする
    周波数制御回路。
  3. 【請求項3】 前記第1のチャネル推定部で用いるチャ
    ネル推定方法と前記第2のチャネル推定部で用いるチャ
    ネル推定方法とは、異なるチャネル推定方法であること
    を特徴とする請求項1記載の周波数制御回路。
  4. 【請求項4】 前記第1のチャネル推定部で用いるチャ
    ネル推定方法と前記第2のチャネル推定部で用いるチャ
    ネル推定方法とは、同一のチャネル推定方法であること
    を特徴とする請求項1記載の周波数制御回路。
  5. 【請求項5】 前記第1のチャネル推定部は、 nを整数、シンボル周期をTsとしたときの時刻nTs
    における第1のチャネル推定値Χ1(nTs)を、それ
    より過去のΜ個のデータ変調成分除去部において得られ
    るデータ変調成分を除去したシンボル相関値D((n−
    i)Ts)(i=1〜M)を用いて、一次近似により、
    次式(1)で示される方法で推定し、第1のチャネル推
    定値として出力する 【数1】 ことを特徴とする請求項1、2、3又は4の何れかに記
    載の周波数制御回路。
  6. 【請求項6】 前記第2のチャネル推定部は、 nを整数、シンボル周期をTsとしたときの時刻nTs
    における第2のチャネル推定値Χ2(nTs)を、それ
    より過去のΜ個のデータ変調成分除去部において得られ
    るデータ変調成分を除去したシンボル相関値D((n−
    i)Ts)(i=1〜M)を用いて、移動平均により、
    次式(2)で示される方法で推定し、第2のチャネル推
    定値として出力する 【数2】 ことを特徴とする請求項1、2、3又は4の何れかに記
    載の周波数制御回路。
  7. 【請求項7】 前記第1のチャネル推定部が、前記デー
    タ変調成分除去部の出力であるデータ変調成分を除去し
    たシンボル相関値を入力とする、タップ数をMとすると
    きのi番目のタップ係数Α(i)が、 【数3】 である非巡回型フィルタで構成されることを特徴とする
    請求項1、2、3、4又は5の何れかに記載の周波数制
    御回路。
  8. 【請求項8】 前記移動通信システムは、スペクトル拡
    散若しくは符号分割多元接続(CDMA:Code Divisio
    n Multiple Access)を用いた移動体通信システムであ
    ることを特徴とする請求項1又は2の何れかに記載の周
    波数制御回路。
JP10060256A 1998-03-12 1998-03-12 周波数制御回路 Withdrawn JPH11261441A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10060256A JPH11261441A (ja) 1998-03-12 1998-03-12 周波数制御回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10060256A JPH11261441A (ja) 1998-03-12 1998-03-12 周波数制御回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11261441A true JPH11261441A (ja) 1999-09-24

Family

ID=13136919

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10060256A Withdrawn JPH11261441A (ja) 1998-03-12 1998-03-12 周波数制御回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11261441A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007508758A (ja) * 2003-10-14 2007-04-05 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) 反復的な干渉推定および時空間的白色化による単一アンテナ干渉除去
JP2007508757A (ja) * 2003-10-14 2007-04-05 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) ノイズ白色化フィルタリング方法および装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007508758A (ja) * 2003-10-14 2007-04-05 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) 反復的な干渉推定および時空間的白色化による単一アンテナ干渉除去
JP2007508757A (ja) * 2003-10-14 2007-04-05 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) ノイズ白色化フィルタリング方法および装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7602852B2 (en) Initial parameter estimation in OFDM systems
US20040161063A1 (en) Channel parameter estimation in a receiver
JP2006509438A (ja) 位相/ゲイン不均衡概算または補償
EP2162995B1 (en) Method and apparatus for removing pilot channel amplitude dependencies from rake receiver output
JP2003143112A (ja) 伝搬路特性推定装置
US20060256885A1 (en) Apparatus and method for estimating carrier-to-interference-and-noise ratio in an orthogonal frequency division multiplexing system
JP3237827B2 (ja) 無線データ通信端末
WO2017152437A1 (en) Systems and methods for frequency synchronization between transmitters and receivers in a communication system
KR20070106512A (ko) 무선 통신 수신기에서 진폭-변조된 트래픽 신호를 처리하는방법 및 진폭-변조된 트래픽 신호를 처리하도록 구성된무선 통신 수신기
KR101019171B1 (ko) 재변조를 이용한 주파수 에러 정정
KR100840608B1 (ko) 인터리브된 주파수 분할 다중 접속을 위한 주파수 오프셋보상 방법 및 장치
JP2007104589A (ja) 動的dcオフセット除去装置及び動的dcオフセット除去方法
JP3363734B2 (ja) 周波数制御回路
JPH11261441A (ja) 周波数制御回路
US6618453B1 (en) Estimating interference in a communication system
JPH07231285A (ja) 伝搬路推定装置及び移動通信受信装置
JP2002077104A (ja) スペクトル拡散受信装置
JP2007166173A (ja) 無線通信装置及び周波数オフセット量推定方法
EP1337083A1 (en) DC offset and channel impulse response estimation
KR100869500B1 (ko) 통신 시스템에서 주파수 에러 정정 장치 및 방법
JP2003032314A (ja) 位相誤差補正方法および装置
JPH1056442A (ja) スペクトル拡散通信のパスダイバシティ受信方式および装置
JP4314330B2 (ja) 信号処理装置及び方法
KR100569831B1 (ko) 회전 큐피에스케이 신호를 이용한 프레임 동기 방법 및 그장치
JP4300696B2 (ja) 通信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050607