JP2007166173A - 無線通信装置及び周波数オフセット量推定方法 - Google Patents

無線通信装置及び周波数オフセット量推定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】無線通信システムの無線伝搬路のマルチパスフェージング下において繰返し固定パタンを用いて周波数オフセット量の推定を行う際に、プリアンブル区間の繰返し固定パタンの数が少なく、CNRが小さい場合においても、周波数オフセット量を精度良く推定可能にする。
【解決手段】受信信号と繰返し固定パタンとの複素相関ベクトルを算出し(S12)、同期位置における隣接するピーク同士の複素相関ベクトルの位相差を算出する(S14)とともに、同期位置前後の受信サンプルによる複素相関ベクトルを用い、ピーク位置の前同士の位相差(S15)と、ピーク位置の後ろ同士の位相差(S16)とを算出し、これらの位相差からシンボル単位の位相回転量を算出し(S17)、この位相回転量によって熱雑音の影響をさらに軽減させて精度良く周波数オフセット量の推定を行う(S18)。
【選択図】図2

Description

本発明は、デジタル携帯電話や無線LAN等の無線通信システムに用いられる無線通信装置及びこの無線通信装置における周波数オフセット量推定方法に関する。
無線通信システムでは、送信機と受信機との周波数オフセット量が大きい場合には、受信性能が劣化する。π/4シフトQPSK変調のような差分検波系の変調方式では問題は少ないが、QPSKや16QAM等、同期検波系の変調方式では送受信の周波数オフセットによる受信性能劣化が特に大きい。従って、受信機側ではなんらかの方法で周波数オフセット量を推定し、この推定結果に基づいた位相補償処理を行う必要がある。
一般に、同期検波系の変調方式の無線通信システムでは、周波数オフセット耐性を確保するために、送信側において通信信号に既知のパタンであるパイロットシンボルを挿入して送信している。受信側では、受信した通信信号のパイロットシンボルの位相回転量に基づいて周波数オフセット量を推定し、データシンボルの周波数オフセットを補償することが可能となっている。
ところが、周波数選択性フェージング(マルチパスフェージング)が存在する環境下では、上記のような短いパイロットシンボルのみでは周波数オフセット量の推定が困難である。このため、送信側で通信信号に一定長の固定パタンを繰返し挿入し、受信側ではこの通信信号に挿入された固定パタンを用いて周波数オフセット量を推定できるようにした無線通信システムが存在する。
上記のような繰返し固定パタン(FP:Fixed Pattern)を利用して周波数オフセット量推定を行う従来技術としては、例えば特許文献1に開示されたものがある。以下、これを従来例1として、図8及び図9を参照しながら説明する。
図8は無線通信に用いる繰返し固定パタンを有する送信フレームフォーマットの例を示す図である。通信信号の送信フレームフォーマットは、フレーム同期検出等を行うプリアンブル期間と情報データ期間とからなり、プリアンブル期間中にはシンボル長がNシンボルである既知の固定パタンFPが繰返し送信される。
受信側では、この通信信号のプリアンブル期間中に受信したサンプルの所要の期間中に、繰返し固定パタンの一周期分(Nシンボル分)離れたサンプルの位相差を求め、これを繰返し固定パタンの一周期分のシンボル数で除してシンボル単位の位相差Δθを求める。さらに、この位相差Δθの値を受信サンプルごとに次々と算出し、これを累積平均することによって位相差Δθの精度を高め、この位相差Δθの平均値を用いて受信側の位相補正をするようにしている。
図9は、従来例1における図8の送信フレームフォーマットに対応する繰返し固定パタンが5周期分(FP〜FP)である場合の受信シンボル列の例を示したものである。図9において、(a)は送信フレームフォーマット、(b)は受信シンボル列を示しており、(b)におけるsは繰返し固定パタンのxサンプル目の受信サンプル列(シンボル時間間隔)である。
この図9に記載した記号を用いると、例えば累積平均数をA回(1≦A≦4N)とした場合の位相差Δθの値は以下の数1のように算出される。なお、*は複素共役を、Argは位相を表す。
Figure 2007166173
なお、特許文献1には記載されていないが、1シンボルのシンボル時間をTs[sec]、算出された位相差をΔθ[rad]とすると、送受信の周波数オフセット量の推定値foff[Hz]は、以下の数2のように算出することができる。
Figure 2007166173
次に、一般に知られている別の周波数オフセット量推定方法を従来例2として説明する。この従来例2の方法は、既知の固定パタンと受信サンプルとの複素相関ベクトルを利用するものである。以下、この従来例2について、図10、図11及び図12を用いて説明する。
図10は、従来例2における図8の送信フレームフォーマットに対応する繰返し固定パタンが5周期分(FP〜FP)である場合の受信シンボル列及び受信サンプル列の例を示したものである。図10において、(a)は送信フレームフォーマット、(b)は受信シンボル列、(c)は受信サンプル列、(d)は繰返し固定パタンの複素共役を示している。(c)において、sx,yが受信サンプル列(m倍オーバーサンプリング)であり、xはシンボル番号(繰返し固定パタンの最初のシンボルをx=0とし、それ以前のシンボルは負の整数で表現する)、yはオーバーサンプリング番号である。また、(d)においてF は繰返し固定パタンの複素共役(シンボル時間間隔)である。
受信側では、この通信信号のプリアンブル期間中に受信したサンプルに対し、Nシンボルの繰返し固定パタンとの相互相関ベクトルを次々と算出する。
この図10に記載した記号を用いると、算出される複素相関ベクトルcorri,j(iは任意の整数、jはオーバーサンプリング番号に相当し0≦j≦m−1)は、以下の数3のように算出される。
Figure 2007166173
ここで、複素相関ベクトルcorri,jの絶対値|corri,j|は、送信側で挿入した既知の固定パタンと受信サンプルのデータのパタンとが重なる位置(これを同期位置と呼ぶ)でピークとなる。いま、オーバーサンプリング番号がj=3の位置が同期位置であると仮定すると、複素相関ベクトルの絶対値|corri,j|は、corraN,3(a=0,1,2,3,4)の位置にピークを持つことになる。このときの複素相関ベクトルの絶対値の算出結果のグラフを図11に示す。
図11に示す通り、複素相関ベクトルの絶対値のピークはNシンボル時間間隔に現れるが、隣接するピーク同士の複素相関ベクトルの位相差をNで除したものが、シンボル単位の周波数オフセットによる位相回転量となる。
いま、複素相関ベクトルの絶対値の5箇所のピーク位置(同期位置)における複素相関ベクトルが図12のようになったとする。図12は、同期位置である各ピーク位置の複素相関ベクトルと位相差を示したものである。
図12において、隣接するピーク同士の複素相関ベクトルの位相差Δθ(a=0,1,2,3)のそれぞれをNで除したものが、シンボル単位の位相回転量である。この4つの位相回転量を平均化することにより、熱雑音の影響が軽減される。このとき、平均化されたシンボル単位の位相差Δθは以下の数4のように算出される。
Figure 2007166173
このとき、1シンボルのシンボル時間をTs[sec]、算出された位相差Δθ[rad]とすると、送受信の周波数オフセット量の推定値foff[Hz]は、従来例1と同様に、以下の数5のように算出される。
Figure 2007166173
このように、従来例2の方法によっても、周波数オフセット量を算出することができる。従来例2では、繰返し固定パタンの連続性を利用していることから、シンボル点同士の位相差のみを利用した従来例1と比較して、良好に周波数オフセット量を推定できる。
ところで、上記従来例2においては、一般に繰返し固定パタンの個数Rに対し、隣接する複素相関ベクトルの位相差を(R−1)箇所分だけ計算することができ、このRが大きいほど熱雑音の影響を軽減することが可能である。しかしながら、従来例2のような方法では、繰返し固定パタンの個数Rが小さく、CNRも小さい場合には、周波数オフセット量を精度良く推定することが困難となってしまうという問題点があった。
特開平10−163816号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、繰返し固定パタンを用いて周波数オフセット量の推定を行う際に、プリアンブル区間の繰返し固定パタンの数が少なく、CNRが小さい場合においても、周波数オフセット量を精度良く推定することが可能な無線通信装置及び周波数オフセット量推定方法を提供することを目的とする。
本発明の無線通信装置は、既知のNシンボル長(Nは1以上の整数)の固定パタンをA回(Aは1以上の整数)繰り返して送信された通信信号を受信して復調処理を行う受信部を有する無線通信装置であって、前記通信信号の受信信号と前記Nシンボル長の固定パタンとの複素相関ベクトルを算出する複素相関ベクトル算出手段と、前記複素相関ベクトルの大きさのピーク位置をA箇所検出するピーク位置検出手段と、前記A箇所の隣接するNシンボル離れのピーク位置同士の複素相関ベクトルの位相差を最大で(A−1)個算出する第1の位相差算出手段と、前記A箇所のピーク位置から前後にKサンプル(Kは0以外の異なる整数をM個選択)ずれた同士の受信サンプル位置におけるNシンボル離れの複素相関ベクトルの位相差を最大でM×(A−1)個算出する第2の位相差算出手段と、前記算出された最大で(M+1)×(A−1)個の位相差の値に基づき、周波数オフセット量を推定する周波数オフセット量推定手段と、を備えるものである。
上記構成により、周波数オフセット量を算出するためのデータをより多く使用することができるため、プリアンブル区間の繰返し固定パタンの数が少なく、CNRが小さい場合においても、周波数オフセット量を精度良く推定することが可能となる。
また、本発明は、上記の無線通信装置であって、前記周波数オフセット量推定手段は、前記算出された最大で(M+1)×(A−1)個の位相差の平均値をNで除することでシンボルあたりの位相回転量Δθを算出し、この位相回転量Δθから周波数オフセット量を推定するものとする。
上記構成により、前記算出された位相差の平均値をシンボル数Nで除することによってシンボルあたりの位相回転量Δθを算出し、この位相回転量Δθから周波数オフセット量を推定することで、精度の高い周波数オフセット量の推定が可能となる。
また、本発明は、上記の無線通信装置であって、前記周波数オフセット量推定手段は、前記算出された最大で(M+1)×(A−1)個の位相差に対して各々の重み付け係数を乗じた後に平均値を算出し、この平均値をNで除することでシンボルあたりの位相回転量Δθを算出し、この位相回転量Δθから周波数オフセット量を推定するものとする。
上記構成により、前記算出された位相差に対して重み付けを行った後に平均化し、この位相差の平均値をシンボル数Nで除することによってシンボルあたりの位相回転量Δθを算出し、この位相回転量Δθから周波数オフセット量を推定することで、複素相関ベクトルの大きさに応じた重み付けを行い、周波数オフセット量の推定精度をさらに大きく向上させることが可能となる。
また、本発明は、上記の無線通信装置であって、前記各々の重み付け係数は、当該位相差を算出した2つの複素相関ベクトルの絶対値の和であるものとする。
また、本発明は、上記の無線通信装置であって、前記各々の重み付け係数は、当該位相差を算出した2つの複素相関ベクトルのパワーの和であるものとする。
これらにより、複素相関ベクトルの大きさに応じた重み付けが可能となる。
また、本発明の無線通信システムは、既知のNシンボル長(Nは1以上の整数)の固定パタンをA回(Aは1以上の整数)繰り返して送信する送信部を有する第1の無線通信装置と、上記いずれかに記載の無線通信装置による第2の無線通信装置とをその構成に含むものである。
上記構成により、システム全体として受信性能の良好な無線通信システムを構築することが可能となる。
本発明の周波数オフセット量推定方法は、既知のNシンボル長(Nは1以上の整数)の固定パタンをA回(Aは1以上の整数)繰り返して送信された通信信号を受信して復調処理を行う受信部を有する無線通信装置における周波数オフセット量推定方法であって、前記通信信号の受信信号と前記Nシンボル長の固定パタンとの複素相関ベクトルを算出する複素相関ベクトル算出ステップと、前記複素相関ベクトルの大きさのピーク位置をA箇所検出するピーク位置検出ステップと、前記A箇所の隣接するNシンボル離れのピーク位置同士の複素相関ベクトルの位相差を最大で(A−1)個算出する第1の位相差算出ステップと、前記A箇所のピーク位置から前後にKサンプル(Kは0以外の異なる整数をM個選択)ずれた同士の受信サンプル位置におけるNシンボル離れの複素相関ベクトルの位相差を最大でM×(A−1)個算出する第2の位相差算出ステップと、前記算出された最大で(M+1)×(A−1)個の位相差の値に基づき、周波数オフセット量を推定する周波数オフセット量推定ステップと、を有するものである。
これにより、繰返し固定パタンを用いて周波数オフセット量の推定を行う際に、周波数オフセット量を算出するためのデータをより多く使用することができるため、プリアンブル区間の繰返し固定パタンの数が少なく、CNRが小さい場合においても、周波数オフセット量を精度良く推定することが可能となる。
本発明によれば、繰返し固定パタンを用いて周波数オフセット量の推定を行う際に、プリアンブル区間の繰返し固定パタンの数が少なく、CNRが小さい場合においても、周波数オフセット量を精度良く推定することが可能な無線通信装置及び周波数オフセット量推定方法を提供できる。
(第1の実施形態)
図1は本発明の実施形態に係る無線通信装置の主要部の構成を示すブロック図である。まず、無線通信装置の送信系について説明する。本実施形態の無線通信装置は、送信系として、波形生成器101、ルートナイキストフィルタ(RNF)102、D/A変換器103、直交変調器104、ミキサ105、増幅器106、共用器107、送受信共用アンテナ108を備えている。
この送信系において、送信ビット列Uは、波形生成器101に入力され、制御データが付加され、通信信号となる送信用の変調データが生成される。変調データは、ルートナイキストフィルタ102によってベースバンド帯域制限された後、D/A変換器103に入力され、上記変調データがデジタル信号からアナログ信号に変換される。さらに直交変調器104では、アナログ信号に変換された送信信号が直交変調される。
直交変調器104で直交変調された送信信号は、所定の送信周波数に変換するミキサ105によって無線周波数にアップコンバートされ、アップコンバートされた信号は増幅器106によって増幅される。増幅された送信信号は、送受信信号を分岐する共用器107を介して送受信共用アンテナ108へ出力され、送受信共用アンテナ108から無線信号(通信信号)として送信される。
次に、無線通信装置の受信系について説明する。本実施形態の無線通信装置は、受信系として、送受信共用アンテナ108、共用器107、ミキサ109、直交復調器110、A/D変換器111、ルートナイキストフィルタ(RNF)112、同期部113、周波数オフセット量推定器114、復調器115を備えている。
この受信系において、送受信共用アンテナ108で受信された受信信号(通信信号)は、共用器107を介してミキサ109に入力され、ミキサ109によってベースバンド周波数にダウンコンバートされ、さらに直交復調器110によって直交復調される。
直交復調された受信信号は、A/D変換器111によってアナログ信号からデジタル信号に変換され、ルートナイキストフィルタ112によって帯域制限された後に、同期部113、周波数オフセット量推定器114及び復調器115に入力される。
同期部113では、上記デジタル信号を用いて同期獲得が行われ、シンボルタイミング信号が周波数オフセット量推定器114及び復調器115に入力される。周波数オフセット量推定器114では、後述する本実施形態の周波数オフセット量推定方法による処理が実行され、送受信の周波数オフセット量が推定される。この推定された周波数オフセット量に基づき、ルートナイキストフィルタ112への入力位相が補正される。
復調器115には、周波数選択性フェージングを補償する波形等化器や変調方式に応じた検波器が用いられる。この復調器115により、上記ルートナイキストフィルタ112の出力信号と上記同期部113からのシンボルタイミング信号とを用いて復調処理が行われ、受信ビット列Dが出力される。
次に、周波数オフセット量推定器114における周波数オフセット量の推定処理について詳細に説明する。ここでは、前述した背景技術の従来例2と同様に、送信側の無線通信装置において図8に示した送信フレームフォーマットで通信信号の送信を行い、受信側の無線通信装置において図10に示したような繰返し固定パタン5周期分(FP〜FP)(繰返し固定パタン個数R=5)のサンプル列を受信した場合を示す。すなわち、ここではNシンボル長(Nは1以上の整数)の固定パタンをA回(Aは1以上の整数でA=5)繰り返して送信し、この通信信号を受信した場合の処理を説明する。
図10において、(a)は送信フレームフォーマット、(b)は受信シンボル列、(c)は受信サンプル列、(d)は繰返し固定パタンの複素共役を示したものである。(c)において、sx,yが受信サンプル列(m倍オーバーサンプリング)であり、xはシンボル番号(繰返し固定パタンの最初のシンボルをx=0とし、それ以前のシンボルは負の整数で表現する)、yはオーバーサンプリング番号である。また、(d)においてF は繰返し固定パタンの複素共役(シンボル時間間隔)である。
図2は第1の実施形態に係る周波数オフセット量推定器における周波数オフセット量の推定処理手順を示すフローチャートである。受信した受信信号のサンプル列は、周波数オフセット量推定器114にも入力され、ここで送受信の周波数オフセット量の推定が行われる。まず、周波数オフセット量推定器114は、受信サンプル列及びシンボルタイミング信号を順次入力する(ステップS11)。そして、周波数オフセット量推定器114は、送信フレームフォーマットのプリアンブル期間中に受信したサンプルに対し、Nシンボルの繰返し固定パタンとの相互相関ベクトルとして、複素相関ベクトルを次々と算出する(ステップS12)。この周波数オフセット量推定器114によるステップS12の処理が複素相関ベクトル算出手段(複素相関ベクトル算出ステップ)の機能に相当する。
このステップS12において、図10に記載した記号を用いると、算出される複素相関ベクトルcorri,j(iは任意の整数、jはオーバーサンプリング番号に相当し0≦j≦m−1)は、以下の数6のように算出される。
Figure 2007166173
ここで、複素相関ベクトルcorri,jの絶対値|corri,j|は、送信側でプリアンブル期間に挿入した既知の固定パタンと受信サンプルのデータのパタンとが重なる位置(これを同期位置と呼ぶ)でピークとなる。よって、周波数オフセット量推定器114は、この複素相関ベクトルの大きさのピーク位置をA箇所(ここでは5箇所)検出する(ステップS13)。この周波数オフセット量推定器114によるステップS13の処理がピーク位置検出手段(ピーク位置検出ステップ)の機能に相当する。
いま、オーバーサンプリング番号がj=3の位置が同期位置であると仮定すると、複素相関ベクトルの絶対値|corri,j|は、corraN,3(a=0,1,2,3,4)の位置にピークを持つ。図3は、複素相関ベクトルの絶対値の算出結果をグラフで示したものであり、図4は、同期位置である各ピーク位置における複素相関ベクトルと位相差を示したものである。図3の複素相関ベクトルの絶対値のグラフにおいて、ピーク位置であるcorraN,3は、○印を付した位置のデータになる。また、各ピーク位置(corraN,3)の複素相関ベクトルは図4のように表される。
そして、周波数オフセット量推定器114は、A箇所(5箇所)の隣接するNシンボル離れのピーク位置(同期位置)同士の複素相関ベクトルの位相差を最大で(A−1)個(4個)算出する(ステップS14)。この周波数オフセット量推定器114によるステップS14の処理が第1の位相差算出手段(第1の位相差算出ステップ)の機能に相当する。
図4において、同期位置である隣接するピーク同士の複素相関ベクトルの位相差Δθa,3(a=0,1,2,3、後ろのサフィックスはオーバーサンプリング番号の3を表す)のそれぞれをNで除したものがシンボル単位の位相回転量である。ここで、平均化されたシンボル単位の位相差Δθは、以下の数7のように算出される。
Figure 2007166173
次に、同期位置である隣接するピーク位置の1サンプル前同士及び1サンプル後ろ同士の位相差を算出する。ここでは、一例として、同期位置(オーバーサンプリング番号j=3)の1サンプル前の複素相関ベクトル(オーバーサンプリング番号j=2)と、1サンプル後ろの複素相関ベクトル(オーバーサンプリング番号j=4)とを用いて位相差の算出を行う。
この1サンプル前及び後同士の位相差算出のための複素相関ベクトルは、図3の複素相関ベクトルの絶対値のグラフにおいて、corraN,2(a=0,1,2,3,4)とcorraN,4(a=0,1,2,3,4)とで示された位置のデータである。corraN,2は図3において△印を付した位置のデータ、corraN,4は図3において□印を付した位置のデータである。
また、図5は、同期位置の1サンプル前(corraN,2)における複素相関ベクトルと位相差を示したものであり、図6は、同期位置の1サンプル後(corraN,4)における複素相関ベクトルと位相差を示したものである。
まず、周波数オフセット量推定器114は、前記A箇所(5箇所)のピーク位置から前にKサンプルずれた同士の受信サンプル位置におけるNシンボル離れの複素相関ベクトルの位相差を算出する(ステップS15)。ここでは、隣接するピーク位置において、ずれ量として1サンプル前(K=−1)にずれた位置を選択し、4個の複素相関ベクトルの位相差を算出する。
図5において、同期位置である隣接するピーク位置の1サンプル前同士の複素相関ベクトルの位相差Δθa,2(a=0,1,2,3、後ろのサフィックスはオーバーサンプリング番号の2を表す)のそれぞれをNで除したものがシンボル単位の位相回転量である。ここで、平均化されたシンボル単位の位相差Δθは、以下の数8のように算出される。
Figure 2007166173
続いて、周波数オフセット量推定器114は、前記A箇所(5箇所)のピーク位置から後ろにKサンプルずれた同士の受信サンプル位置におけるNシンボル離れの複素相関ベクトルの位相差を算出する(ステップS16)。ここでは、隣接するピーク位置において、ずれ量として1サンプル後(K=+1)にずれた位置を選択し、4個の複素相関ベクトルの位相差を算出する。
図6において、同期位置である隣接するピーク位置の1サンプル後ろ同士の複素相関ベクトルの位相差Δθa,4(a=0,1,2,3、後ろのサフィックスはオーバーサンプリング番号の4を表す)のそれぞれをNで除したものがシンボル単位の位相回転量である。ここで、平均化されたシンボル単位の位相差Δθは、以下の数9のように算出される。
Figure 2007166173
以上により、同期位置の隣接するピーク同士の複素相関ベクトルの平均化された位相差Δθ、同期位置の1サンプル前同士の複素相関ベクトルの平均化された位相差Δθ、及び同期位置の1サンプル後ろ同士の複素相関ベクトルの平均化された位相差Δθを算出する。上記の周波数オフセット量推定器114によるステップS15及びS16の処理が第2の位相差算出手段(第2の位相差算出ステップ)の機能に相当する。
次に、周波数オフセット量推定器114は、これらの位相差Δθ、Δθ、Δθを用いて、シンボル単位の位相回転量Δθを算出する(ステップS17)。このシンボル単位の位相回転量Δθは、例えば以下の数10のように算出される。
Figure 2007166173
さらに、周波数オフセット量推定器114は、上記位相回転量Δθに基づき、送受信の周波数オフセット量の推定値foffを算出する(ステップS18)。上記の周波数オフセット量推定器114によるステップS17及びS18の処理が周波数オフセット量推定手段(周波数オフセット量推定ステップ)の機能に相当する。ここで、1シンボルのシンボル時間をTs[sec]、算出された位相差Δθ[rad]とすると、送受信の周波数オフセット量の推定値foff[Hz]は、以下の数11のように算出される。
Figure 2007166173
上述したように、本実施形態では、繰返し固定パタンを用いて送受信を行い、送信側の繰返し固定パタンと受信側の受信シンボルとから算出した複素相関ベクトルに対し、同期位置の隣接ピーク間の位相差のみを利用して周波数オフセット量を推定するのではなく、同期位置の前後のKサンプルずれた同士のオーバーサンプルデータから得られる複素相関ベクトルを用い、これらの位相差をピーク同士の位相差に加えて用いることにより、周波数オフセット量を算出するためのデータをより多く使用することが可能となっている。これにより、精度の高い周波数オフセット量推定が可能となる。
本実施形態の周波数オフセット量推定方法では、送信フレームフォーマットにおける繰返し固定パタンがR(R≧2)個(図8の例では5個)である。ここで、複素相関ベクトルの位相差の算出において、同期位置とともに、同期位置の前Aサンプル分及び後ろBサンプル分との複素相関ベクトルを用いるとする。このとき、位相差の算出可能箇所数は、同期位置の隣接ピーク同士の位相差(R−1)箇所に加え、隣接ピークの前サンプル同士の位相差A×(R−1)箇所、及び隣接ピークの後ろサンプル同士の位相差B×(R−1)箇所が加わり、計(A+B+1)×(R−1)箇所となる。なお、上記の本実施形態の例では、A=1,B=1としている。前述の従来例2で使用できた位相差データの個数は(R−1)箇所であったが、本実施形態では、従来例2と比較して(A+B+1)倍(上記の本実施形態の例では3倍)となる。
このように本実施形態の周波数オフセット量推定方法では、周波数オフセット量を算出するための位相差の算出可能箇所数が増えるため、熱雑音に強くなる。すなわち、CNRが小さく熱雑音の影響が大きい場合においても、より精度良く周波数オフセット量を推定することが可能になる。また、送信フレームフォーマットに含まれる繰返し固定パタンの個数Rが少ない場合においても、位相差を算出する箇所数を増やすことができるので、周波数オフセット量を精度良く推定することが可能となる。
なお、第1の実施形態では、同期位置の前後の複素相関ベクトルの位相差を算出するためのサンプルを、同期位置の前1サンプル、後ろ1サンプルの位置のみとしたが、このサンプル数Kは任意に決定してよい。
以上のように、本実施形態の無線通信装置によれば、周波数オフセット量推定器114において上記の周波数オフセット量推定方法を適用することによって、無線伝搬路にマルチパスフェージングが存在する場合においても、良好な周波数オフセット量推定を行えるため、良好な受信性能を有した無線通信装置を実現できる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、第1の実施形態の変形例であり、第1の実施形態におけるステップS14〜S17(数7〜数10)の精度を向上させる例である。周波数オフセット量推定器114における一部の動作以外の、無線通信装置の構成及び動作は第1の実施形態と同様であり、ここでは異なる動作のみ説明する。
第2の実施形態では、周波数オフセット量推定器114は、図2のステップS14〜S16において、それぞれ、図4〜図6の各位相差Δθk,l(k=0,1,2,3、l=2,3,4)に対して、重み付け係数を乗じて重み付けを行った上で平均化し、位相差を求める。重み付けは、位相差を算出するのに使用した2つの複素相関ベクトルの絶対値の和、パワーの和、あるいは重み付け関数を作成する等、色々な方法が考えられる。
そして、周波数オフセット量推定器114は、図2のステップS18において、算出された各位相差Δθ、Δθ、Δθを用いて、シンボル単位の位相回転量Δθを算出する。それぞれの位相差Δθk,lに対する重み付け係数をwk,lとすると、重み付け平均化されたシンボル単位の位相回転量Δθは、以下の数12のように算出される。
Figure 2007166173
ここで、重み付け係数wk,lとして、位相差を算出するのに使用した2つの複素相関ベクトルの絶対値の和を用いる場合には、重み付け係数wk,lは以下の数13のように表せる。
Figure 2007166173
また、重み付け係数wk,lとして、位相差を算出するのに使用した2つの複素相関ベクトルのパワーの和を用いる場合には、重み付け係数wk,lは以下の数14のように表せる。
Figure 2007166173
そして、図2のステップS18において、周波数オフセット量推定器114は、上記位相回転量Δθに基づき、送受信の周波数オフセット量の推定値foffを算出する。ここで、1シンボルのシンボル時間をTs[sec]、算出された位相差Δθ[rad]とすると、送受信の周波数オフセット量の推定値foff[Hz]は、以下の数15のように算出される。
Figure 2007166173
上述したように、第2の実施形態では、周波数オフセット量によるシンボル単位の位相回転量を算出する際に、位相差を算出する2つの複素相関ベクトルの大きさやパワーによる重み付けを行うようにしている。複素相関ベクトルは、その大きさが大きいほど、複素相関値を求めるのに使用されたサンプルデータのCNRが大きいため、算出された位相差の精度も高くなっている。複素相関ベクトルの大きさに応じた重み付けを行う第2の実施形態の周波数オフセット量推定方法は、第1の実施形態よりも演算量や回路規模がやや大きくなるものの、その推定精度を大きく向上させることができる。
図7は本発明の実施形態に係る無線通信装置を用いた無線通信システムの構成を示す図である。無線通信システムは、IEEE802.11a/g規格などによる無線LANやARIB−STD−T86による市町村デジタル同報通信システム等に用いられる基地局の無線通信装置BSと、移動局あるいは固定局の無線通信装置RS1、RS2、・・・、RSmとを有して構成される。この無線通信装置RS1、RS2、・・・、RSmにおいて、少なくとも一つに図1に示した本実施形態の無線通信装置を用いることにより、システム全体として受信性能の良好な無線通信システムを構築することができる。
なお、本実施形態は、既知の固定パタンを繰返し送出するような送信フォーマットを有するデジタル無線通信システムの無線通信装置において、幅広く適用することが可能である。例えば、IEEE802.11a/g規格などの無線LANやARIB−STD−T86の市町村デジタル同報通信システム等に、上述した本実施形態の無線通信装置を適用することによって、精度の良い周波数オフセット量推定が可能となり、無線通信システムにおける受信性能を向上させることが可能となる。
上述したように、本実施形態によれば、無線通信装置において送受信の周波数オフセット量を推定する際に、無線通信システムの無線伝搬路のマルチパスフェージング下において、プリアンブル区間の繰返し固定パタンの数が少なく、かつCNRが小さい場合などにおいても、周波数オフセット量を精度良く推定することができる。
本発明は、繰返し固定パタンを用いて周波数オフセット量の推定を行う際に、プリアンブル区間の繰返し固定パタンの数が少なく、CNRが小さい場合においても、周波数オフセット量を精度良く推定することが可能となる効果を有し、デジタル携帯電話や無線LAN等の無線通信システムに用いられる無線通信装置及び周波数オフセット量推定方法等に有用である。
本発明の実施形態に係る無線通信装置の主要部の構成を示すブロック図 本発明の第1の実施形態に係る周波数オフセット量推定器における周波数オフセット量の推定処理手順を示すフローチャート 第1の実施形態における複素相関ベクトルの絶対値の算出結果を示す図 第1の実施形態における同期位置である各ピーク位置(corraN,3)における複素相関ベクトルと位相差を示す図 第1の実施形態における同期位置の1サンプル前(corraN,2)における複素相関ベクトルと位相差を示す図 第1の実施形態における同期位置の1サンプル後(corraN,4)における複素相関ベクトルと位相差を示す図 本発明の実施形態に係る無線通信装置を用いた無線通信システムの構成を示す図 無線通信に用いる繰返し固定パタンを有する送信フレームフォーマットの例を示す図 従来例1における繰返し固定パタンの受信シンボル列の例を示す図 従来例2における繰返し固定パタンの受信シンボル列及び受信サンプル列の例を示す図 従来例2における複素相関ベクトルの絶対値の算出結果を示す図 従来例2における同期位置である各ピーク位置の複素相関ベクトルと位相差を示す図
符号の説明
101 波形生成器
102 ルートナイキストフィルタ
103 D/A変換器
104 直交変調器
105 ミキサ
106 増幅器
107 共用器
108 送受信共用アンテナ
109 ミキサ
110 直交復調器
111 A/D変換器
112 ルートナイキストフィルタ
113 同期部
114 周波数オフセット量推定器
115 復調器

Claims (7)

  1. 既知のNシンボル長(Nは1以上の整数)の固定パタンをA回(Aは1以上の整数)繰り返して送信された通信信号を受信して復調処理を行う受信部を有する無線通信装置であって、
    前記通信信号の受信信号と前記Nシンボル長の固定パタンとの複素相関ベクトルを算出する複素相関ベクトル算出手段と、
    前記複素相関ベクトルの大きさのピーク位置をA箇所検出するピーク位置検出手段と、
    前記A箇所の隣接するNシンボル離れのピーク位置同士の複素相関ベクトルの位相差を最大で(A−1)個算出する第1の位相差算出手段と、
    前記A箇所のピーク位置から前後にKサンプル(Kは0以外の異なる整数をM個選択)ずれた同士の受信サンプル位置におけるNシンボル離れの複素相関ベクトルの位相差を最大でM×(A−1)個算出する第2の位相差算出手段と、
    前記算出された最大で(M+1)×(A−1)個の位相差の値に基づき、周波数オフセット量を推定する周波数オフセット量推定手段と、
    を備える無線通信装置。
  2. 請求項1に記載の無線通信装置であって、
    前記周波数オフセット量推定手段は、前記算出された最大で(M+1)×(A−1)個の位相差の平均値をNで除することでシンボルあたりの位相回転量Δθを算出し、この位相回転量Δθから周波数オフセット量を推定する無線通信装置。
  3. 請求項1に記載の無線通信装置であって、
    前記周波数オフセット量推定手段は、前記算出された最大で(M+1)×(A−1)個の位相差に対して各々の重み付け係数を乗じた後に平均値を算出し、この平均値をNで除することでシンボルあたりの位相回転量Δθを算出し、この位相回転量Δθから周波数オフセット量を推定する無線通信装置。
  4. 請求項3に記載の無線通信装置であって、
    前記各々の重み付け係数は、当該位相差を算出した2つの複素相関ベクトルの絶対値の和である無線通信装置。
  5. 請求項3に記載の無線通信装置であって、
    前記各々の重み付け係数は、当該位相差を算出した2つの複素相関ベクトルのパワーの和である無線通信装置。
  6. 既知のNシンボル長(Nは1以上の整数)の固定パタンをA回(Aは1以上の整数)繰り返して送信する送信部を有する第1の無線通信装置と、
    請求項1から5のいずれかに記載の無線通信装置による第2の無線通信装置とをその構成に含む無線通信システム。
  7. 既知のNシンボル長(Nは1以上の整数)の固定パタンをA回(Aは1以上の整数)繰り返して送信された通信信号を受信して復調処理を行う受信部を有する無線通信装置における周波数オフセット量推定方法であって、
    前記通信信号の受信信号と前記Nシンボル長の固定パタンとの複素相関ベクトルを算出する複素相関ベクトル算出ステップと、
    前記複素相関ベクトルの大きさのピーク位置をA箇所検出するピーク位置検出ステップと、
    前記A箇所の隣接するNシンボル離れのピーク位置同士の複素相関ベクトルの位相差を最大で(A−1)個算出する第1の位相差算出ステップと、
    前記A箇所のピーク位置から前後にKサンプル(Kは0以外の異なる整数をM個選択)ずれた同士の受信サンプル位置におけるNシンボル離れの複素相関ベクトルの位相差を最大でM×(A−1)個算出する第2の位相差算出ステップと、
    前記算出された最大で(M+1)×(A−1)個の位相差の値に基づき、周波数オフセット量を推定する周波数オフセット量推定ステップと、
    を有する周波数オフセット量推定方法。
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