JPH11261107A - 半導体発光素子 - Google Patents

半導体発光素子

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JPH11261107A
JPH11261107A JP6532198A JP6532198A JPH11261107A JP H11261107 A JPH11261107 A JP H11261107A JP 6532198 A JP6532198 A JP 6532198A JP 6532198 A JP6532198 A JP 6532198A JP H11261107 A JPH11261107 A JP H11261107A
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JP
Japan
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substrate
layer
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JP6532198A
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Takao Ishii
隆生 石井
Takashi Matsuoka
隆志 松岡
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】低閾値電流密度で発振する窒化物系の半導体レ
ーザを提供する。 【構成】ウルツ鉱型の結晶構造を有し、2種類以上の金
属イオンを構成元素として含有し、熱膨張係数に異方性
を有する結晶基板〔例えば、ガリウム酸リチウム(Li
GaO2)基板〕上に、In1-X-YGaXAlYN(ただ
し、0≦X、Y、X+Y≦1)なる組成の薄膜を少なく
とも1層積層し、上記結晶基板と、その上に積層された
上記薄膜内に誘起される一軸性歪みを有する半導体発光
素子とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウルツ鉱型の結晶
構造で2種類以上の金属イオンを含む熱膨張係数に異方
性を有する結晶基板上に、InGaAlN系の半導体薄
膜を積層して、一軸性歪みを上記半導体薄膜内に誘起さ
せて、低閾値電流密度で発振するレーザ等の半導体発光
素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のGaN/AlGaN、あるいはI
nGaN/GaN量子井戸構造を用いた窒化物系半導体
発光素子では、基板として六方晶系のサファイアやSi
Cを基板に用いている。このような素子では、基板とそ
の上に成長させた薄膜の結晶の対称性は共に六方晶系で
あるため、c−面内の格子定数の違いや熱膨張係数の違
いにより2軸性の応力による歪みが薄膜結晶内に生じ
る。本来、六方晶のウルツ鉱型窒化物半導体では、伝導
帯および価電子帯の大きな状態密度のために、閾値電流
密度が大きいことが指摘され、この閾値電流密度を下げ
ることが応用上から重要となる。上野山らは、以下のこ
とを理論的な計算から指摘した(上野山、鈴木:応用物
理 第66巻 第9号 956ページ)。すなわち、上述
した六方晶系からなる基板上に成長したGaN膜に誘起
される2軸性歪みでは、六方晶GaNの対称性が保た
れ、GaNの価電子帯上端の状態密度はあまり変化しな
い。つまり、一般に、上記の状態密度の低下に伴いレー
ザ発振閾値電流が低下するという物理には、2軸性歪み
は何ら効果を有しないことを示した。さらに、これを解
決するためには、GaN膜に一軸性応力を加えることに
より、その対称性を低下させることができ、その結果、
閾値電流密度を低下できることを指摘した。しかし、具
体的な手法についての提案がなかった。その理由は、膜
に一軸性歪みを誘起できるような適切な基板材料が見当
らなく、その実現が困難であったためと推測される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術における問題点を解決するためになされたものであっ
て、その目的とするところは、低閾値電流密度で発振す
る窒化物系の半導体レーザを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記本発明の目的を達成
するために、本発明は特許請求の範囲に記載のような構
成とするものである。すなわち、本発明は請求項1に記
載のように、ウルツ鉱型の結晶構造を有し、2種類以上
の金属イオンを構成元素として含有し、熱膨張係数に異
方性を有する結晶基板上に、In1-X-YGaXAlY
(ただし、0≦X、Y、X+Y≦1)なる組成の薄膜を
少なくとも1層積層し、上記結晶基板と、その上に積層
された上記薄膜内に誘起される一軸性歪みを有する半導
体発光素子とするものである。また、本発明は請求項2
に記載のように、請求項1において、結晶基板はガリウ
ム酸リチウム(LiGaO2)とするものである。ま
た、本発明は請求項3に記載のように、請求項1または
請求項2において、少なくとも1層積層した積層構造が
半導体レーザ構造であり、該半導体レーザ構造の共振器
の光導波方向である軸方向がLiGaO2基板面内にあ
り、かつ、LiGaO2基板の[100]結晶方位が共
振器の軸方向と平行である半導体発光素子とするもので
ある。また、本発明は請求項4に記載のように、請求項
3において、共振器の軸方向がLiGaO2基板面に対
して垂直である半導体発光素子とするものである。上記
請求項1ないし請求項4に記載の半導体発光素子構造と
することにより、基板上に積層した半導体膜に一軸性の
歪みが誘起されるため、発光層における価電子帯の縮退
が解消でき、低キャリア注入密度で発光層内にキャリア
の反転分布を形成することができ、例えば、半導体レー
ザ発振の閾値電流を低下できる効果がある。
【0005】本発明者らは、基板材料としてウルツ鉱型
の結晶構造を有し、2種類以上の金属イオンよりなる酸
化物、または炭化物、もしくは窒化物の結晶が有効であ
ろうと考えた。なぜなら、ウルツ鉱型の化合物であって
も金属イオンが1種類であれば、c−面内での結合状態
は等方的であり、熱膨張係数に異方性はない。しかる
に、同じウルツ鉱型結晶であっても金属イオンが2種類
以上あれば、c−面内での結合状態に異方性が現われ、
したがって熱膨張係数に異方性が期待できる。その一例
として、六方晶系のウルツ鉱型からわずかに歪んだ構造
を有する酸化物であるLiGaO2(以下LGOと略
称)に注目した。ここでLGOの結晶構造は、Ga、L
iの規則的な配列様式からb−軸方向に2倍の格子の繰
り返しを有する。さらに、LiとGaのイオン半径の違
い、あるいは結合状態の異方性により、結晶格子がb−
軸方向に伸びた、言い替えると、a−軸方向に縮んだ結
晶格子をとるため歪んだウルツ鉱型になり斜方晶系をと
る。 本発明者らは、結晶学的極性の一方向に揃った単
結晶を初めて育成することに成功した(特願平9−33
262号)。この単結晶から長手方向が、それぞれ[1
00]、[010]、[120]で、大きさ3mm×3
mm×20mmの棒状試料を切り出して、熱膨張測定装
置(dilatometer)を用いて、熱膨張係数を室温から8
00℃までの温度範囲にわたって測定した。その結果、
LGOのc−面内の[010]方向および[100]方
向の熱膨張係数は、それぞれ、11×10~6/Kと、
3.8×10~6/Kであり、c−面内に強い異方性を有
することが分かった。この基板結晶の熱膨張係数の異方
性は、原子間の結合力が[010]方向より[100]
方向に強いことが起因していると考えられる。次に、L
GO基板上に、GaN薄膜を成長させたときの成長方位
関係は、GaNの[−1−120]方位とLGOの[0
10]方位とは平行であった。図1に、LGO(00
1)面基板とGaN(0001)面膜との間での原子配
列の対応と、熱膨張係数との関係を示す。この図から、
GaNのc−面内の熱膨張係数5.59×10~6/Kと
比較すると、GaN薄膜には、LGO基板の[010]
方向には圧縮歪みが、[100]方向には引張り歪みが
起きることが分かる。このためにGaN薄膜は、本来の
六方晶から歪む。すなわち、LGO基板のc−面内の熱
膨張係数の異方性によりこの基板上に成長させたGaN
薄膜には一軸性応力が誘起され、さらに、基板の結晶対
称性を引き継ぐために、六方晶より対称性が低下した構
造を取ることになる。よって、この基板上に作製したレ
ーザの発振閾値電流密度を低下させることができる。従
来から使われている六方晶系のサファイアやSiCのよ
うな基板上に成長したGaN膜には、二軸性応力が発生
するだけである。これに対して、GaN系半導体レーザ
において、基板結晶にLGOを用いることにより、一軸
性応力を基板上に積層した膜内に誘起できる。このた
め、LGO基板を用いて作製したレーザの発振閾値電流
密度を、従来の六方晶の基板を用いた場合に比べて低下
できるようになった。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。なお、実施の形態は一つの例示であって、
本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で、種々の変更あ
るいは改良を行い得ることは言うまでもない。 〈実施の形態1〉図2は本実施の形態の一例である半導
体発光素子の構成を示す模式図である。この発光素子
は、(001)面LGO(LiGaO2)基板上に、I
1-X-YGaXAlYN(ただし、0≦X、Y、X+Y≦
1)なる組成の薄膜層を複数積層して構成されている。
1はLGO基板、2は上記のIn1-X-YGaXAlY
(InGaAlNと略称)よりなる層の積層領域を示
す。3は電流狭窄のためのSiO2よりなる電気的絶縁
膜である。また、4は、上記InGaAlNからなる層
の積層領域2上に、NiとAuを順に積層したp型半導
体用金属電極であり、また、5は、InGaAlNから
なる層の積層領域2上に、TiとAlを順に積層したn
型半導体用金属電極層である。ここで、InGaAlN
からなる層の積層領域2の部分の詳細を、図3を用いて
説明する。図3において、6はGaNバッファ層、7は
シリコンドープn型GaN層、8はシリコンドープn型
Al0.1Ga0.9Nクラッド層、9はシリコンドープn型
GaN導波路層、10はIn0.2Ga0.8N/In0.05
0.95N量子井戸構造からなる活性層、11はマグネシ
ウムドープp型Al0.2Ga0.8Nバリア層、12はマグ
ネシウムドープp型GaN導波路層、13はマグネシウ
ムドープp型Al0.15Ga0.85Nクラッド層、14はマ
グネシウムドープp型GaNコンタクト層である。以下
に、本発明の半導体発光素子の具体的な作製方法につい
て説明する。図2に示すLGO基板1として、厚さ50
0μmの単結晶LGOを用いる。LGO基板1の表面は
(001)面であり、その表面は金属原子で構成された
極性面である。InGaAlNの成長には、有機金属気
相成長法を用いる。金属元素の原料としては、有機金属
化合物を用い、ガリウム(Ga)にはトリメチルガリウ
ム(TMG)、インジウム(In)にはトリメチルイン
ジウム(TMI)、アルミニウム(Al)にはトリメチ
ルアルミニウム(TMA)を、それぞれ用いる。有機金
属化合物のキャリアガスは水素(H2)であり、窒素
(N)原料はアンモニア(NH3)である。まず始め
に、低温成長のGaNバッファ層6を、550℃で成長
する。その厚さは20nmである。この層は、基板とG
aNとの間の格子不整合±2%弱の緩衝層としての働き
と、この後の成長温度800℃での還元雰囲気から基板
表面を保護する働きをする。次に、このGaNバッファ
層6を、窒素雰囲気中で約800℃で9分間アニールす
る。次に、n型電極引き出し用にシリコンドープn型G
aN層7を、約800℃で厚さ3μm成長する。キャリ
ア濃度は3×1018/cm3である。その上に、厚さ0.
5μmのシリコンドープn型Al0.1Ga0.9Nクラッド
層8、厚さ0.1μmのシリコンドープn型GaN導波
路層9、活性層としてノンドープIn0.2Ga0.8N(厚
さ3nm)/In0.05Ga0.95N(厚さ6nm)3対か
らなる量子井戸構造10、厚さ20nmのマグネシウム
ドープp型Al0.2Ga0.8Nバリア層11、厚さ0.1
μmのマグネシウムドープp型GaN導波路層12、厚
さ0.5μmのマグネシウムドープp型Al0.15Ga
0.85Nクラッド層13、厚さ0.1μmのマグネシウム
ドープp型GaNコンタクト層14を連続して成長す
る。p型電極の形成の前に、注入電流の集中をはかるた
めに、図2に示すように、電流狭窄層として電気的絶縁
膜3を形成する。その形状はマグネシウムドープp型G
aNコンタクト層14の露出部の幅(共振器の軸方向に
垂直な方向)3μmとする。次に、p型GaNコンタク
ト層14上に、金属電極としてニッケル/金(図2にお
けるp型半導体用金属電極4)を蒸着する。次に、フォ
トリソグラフィ技術を用いて、p型半導体用金属電極
4、シリコンドープn型Al0.1Ga0.9Nクラッド層8
からマグネシウムドープp型GaNコンタクト層14を
エッチングして除去し、電極引き出し用層であるシリコ
ンドープn型GaN層7を露出させる。この時、n型G
aN層7の一部がエッチングされてもよい。その後、図
2に示すように、n型半導体用金属電極5を、シリコン
ドープn型GaN7の上に、チタン/アルミニウムを蒸
着して、パタニングして形成する。次にレーザ共振器の
形成方法について説明する。LGO基板上に成長した膜
には、LGOの[010]方向に圧縮歪みが誘起される
が、この時レーザ光の偏向ベクトルを上記方向にとると
低閾値でレーザ光が発振する。したがって、共振器の軸
方向(光が往復する方向)をLGOの[100]方向に
平行に配置するように形成する。共振器端面の形成にあ
たっては、ドライエッチング技術を用いて堆積した半導
体層をエッチングした。半導体層の形成された面は(1
−100)面である。またレーザ共振器の端面形成と、
チップ化を同時に行う。用いる装置は、反応性高速原子
ビームエッチング装置である。この装置では、ハードベ
ークしたフォトレジストをエッチングマスクとして用い
ることができる。本発明によるチップ化された核レーザ
においては、へき開を用いることができるので、共振器
端面の位置と、基板であるLGOのチップ端の位置とが
一致する。このことは、従来のサファイア基板上に形成
された窒化物系レーザに比べて大きな利点である。すな
わち、従来の素子では共振器構造を作製後、サファイア
基板をダイヤモンドスクライバでけがいて切断する。こ
のとき、半導体を劣化させないために、半導体から離れ
た基板の位置をけがく。そのため、共振器端が基板端部
よりも内側に位置し、その結果、共振器端から出射され
たビームの一部が基板面に当たる。このため、チップか
ら出射されたビームが乱れる。本実施の形態では、基板
をへき開することができるので、この問題を解消でき、
乱れのないビームを用いることができる。このことは、
レーザの実用上大いに便利な点である。なお、ここで形
成されるLGOの端面は(100)面である。得られた
素子の光−電流特性を図4に示す。室温で連続発振し、
その閾値電流は68mAであった〔曲線(a)〕。比較
のために、図4に、従来の六方晶構造をとる(000
1)面サファイヤ(Al23)基板上に作製した同一構
造のレーザ〔曲線(b)〕の光−電流特性を示す。図か
ら明らかなように、LGO基板上のレーザの方の閾値電
流が、サファイア上のレーザよりも低い。また、外部微
分量子効率もLGO基板上のレーザの方が高い。このこ
とは、LGO基板を用いたことにより、レーザ構造の共
振器の軸方向と垂直な方向に一軸性の歪みが加わり、レ
ーザ構造の活性層を形成している量子構造の価電子帯に
おける縮退が解けたため、より低キャリア注入密度で量
子構造内にキャリアの反転分布が形成されているためで
ある。また、電子と正孔の結合によって量子構造内で発
生する光波のモードもレーザの閾値の値を大きく左右す
る。本実施の形態の一軸性歪みによって、発生する光波
はTEモードが主となる。電子と正孔の結合によって発
生する光波には、このほかにTMモードがあるが、TM
モードは低閾値発振する屈折率導波型レーザ構造におい
ては導波されない。一方、本実施の形態で発生するTE
モードは効率良く導波される。このため、低閾値発振が
可能となる。
【0007】〈実施の形態2〉本実施の形態では、面発
光レーザについて説明する。その素子構造の一例を図5
に示す。LGO基板15上に、実施の形態1と同様のノ
ンドープGaNバッファ層16を成長する。次に、実施
の形態1と同じ手順で、ノンドープAlGaN/GaN
ブラッグ反射器17、マグネシウムドープp型GaNコ
ンタクト層18、マグネシウムドープp型Al0.2Ga
0.8Nバリア層19、ノンドープIn0.2Ga0.8N/I
0.05Ga0.95N量子井戸構造20、シリコンドープn
型AlGaN/GaNブラッグ反射器21、シリコンド
ープn型GaNコンタクト層22を成長する。その後、
電極として、p型半導体用金属電極23、n型半導体用
金属電極24を形成する。p型電極の形成の前に、p型
GaNコンタクト層が露出するまでエッチングしてお
く。エッチングパタンの形状は、直径10μmの円形で
ある。本実施の形態の面発光レーザ素子においても実施
の形態1と同様に、一軸性の歪みのため、導波モードで
あるTEモードを有する光波が量子構造内で選択的に発
生するため、低閾値電流でのレーザ発振が可能となる。
【0008】
【発明の効果】本発明の半導体発光素子は、ウルツ鉱型
の結晶構造を有し2種類以上の金属イオンを含み、例え
ばLiGaO2酸化物よりなる結晶基板であるLGO
(001)面基板上に、窒化物系の半導体素子を形成し
た場合に、上記基板のc−面内の熱膨張係数に大きな異
方性があるため、基板上に積層した半導体膜に一軸性の
歪みが誘起される。このため、発光層における価電子帯
の縮退が解け、低キャリア注入密度で発光層内にキャリ
アの反転分布を形成することができる。このため、レー
ザ発振の閾値電流を低下することができる。したがっ
て、本発明のLGO基板を用いた半導体発光素子は、低
閾値電流密度で発振する窒化物系半導体レーザを実現で
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体発光素子の原理であるLGO
(001)面基板とGaN(0001)面膜の原子配列
と熱膨張係数との関係を示す説明図。
【図2】本発明の実施の形態1で例示した半導体発光素
子の構成を示す模式図。
【図3】本発明の実施の形態1で例示した半導体発光素
子のInGaAlNからなる層の積層領域の詳細を示す
模式図。
【図4】本発明の実施の形態1で例示した半導体発光素
子の特性を示す図。
【図5】本発明の実施の形態2で例示した半導体発光素
子の構成を示す模式図。
【符号の説明】
1…LGO(LiGaO2)基板 2…InGaAlNからなる層の積層領域 3…電気的絶縁膜 4…p型半導体用金属電極 5…n型半導体用金属電極 6…GaNバッファ層 7…シリコンドープn型GaN層 8…シリコンドープn型Al0.1Ga0.9Nクラッド層 9…シリコンドープn型GaN導波路層 10…ノンドープIn0.2Ga0.8N/In0.05Ga0.95
N量子井戸構造 11…マグネシウムドープp型Al0.2Ga0.8Nバリア
層 12…マグネシウムドープp型GaN導波路層 13…マグネシウムドープp型Al0.15Ga0.85Nクラ
ッド層 14…マグネシウムドープp型GaNコンタクト層 15…LGO基板 16…ノンドープGaNバッファ層 17…ノンドープAlGaN/GaNブラッグ反射器 18…マグネシウムドープp型GaNコンタクト層 19…マグネシウムドープp型Al0.2Ga0.8Nバリア
層 20…ノンドープIn0.2Ga0.8N/In0.05Ga0.95
N量子井戸構造 21…シリコンドープn型AlGaN/GaNブラッグ
反射器 22…シリコンドープn型GaNコンタクト層 23…p型半導体用金属電極 24…n型半導体用金属電極

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウルツ鉱型の結晶構造を有し、2種類以上
    の金属イオンを構成元素として含有し、熱膨張係数に異
    方性を有する結晶基板上に、In1-X-YGaXAlY
    (ただし、0≦X、Y、X+Y≦1)なる組成の薄膜を
    少なくとも1層積層し、上記結晶基板と、その上に積層
    された上記薄膜内に誘起される一軸性歪みを有すること
    を特徴とする半導体発光素子。
  2. 【請求項2】請求項1において、結晶基板はガリウム酸
    リチウム(LiGaO2)であることを特徴とする半導
    体発光素子。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2において、少なく
    とも1層積層した積層構造が半導体レーザ構造であり、
    該半導体レーザ構造の共振器の光導波方向である軸方向
    がLiGaO2基板面内にあり、かつ、LiGaO2基板
    の[100]結晶方位が共振器の軸方向と平行であるこ
    とを特徴とする半導体発光素子。
  4. 【請求項4】請求項3において、共振器の軸方向がLi
    GaO2基板面に対して垂直であることを特徴とする半
    導体発光素子。
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