JPH11260330A - シール形鉛蓄電池 - Google Patents

シール形鉛蓄電池

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JPH11260330A
JPH11260330A JP10076580A JP7658098A JPH11260330A JP H11260330 A JPH11260330 A JP H11260330A JP 10076580 A JP10076580 A JP 10076580A JP 7658098 A JP7658098 A JP 7658098A JP H11260330 A JPH11260330 A JP H11260330A
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JP
Japan
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battery
battery case
adhesive
sealed lead
upper edge
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JP10076580A
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Shuhei Takeshima
修平 竹島
Akihiro Tsubuki
明宏 津吹
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Furukawa Battery Co Ltd
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Furukawa Battery Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接着方式によるシール形鉛蓄電池の電槽の上
縁と電池蓋の下縁の相互嵌合部の接着剤による結着封口
性の向上をもたらすと共に電解液の減量を少なくする。 【解決手段】 電槽1をポリプロピレン樹脂製とし、電
池蓋2をABS樹脂製とし、電槽1の周壁1aの上縁1
a1と仕切壁1bの上縁1b1に塩素化ポリプロピレン
の塗膜4を形成し、各セル室3内に極板群5を収容して
成る電池電槽7のポリプロピレン樹脂製電槽1の塩素化
ポリプロピレンの塗膜4を施された上縁1a1,1b1
を、ABS樹脂製電池蓋2の周壁2aの凹溝2a1及び
仕切壁2bの凹溝2b1,2b1,…内に挿入し、各該
凹溝2a1,2b1,2b1,…内に充填した接着剤8
の固化により電槽1の上縁1a1,1b1と電池蓋2の
周壁2aの下縁及び仕切壁2bの下縁を結着封口する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シール形鉛蓄電
池、更に詳細には接着方式で製造されるシール形鉛蓄電
池に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電池電槽の周壁とその内部を複数
個のセル室に区劃する仕切壁の夫々の上縁を電池蓋の周
壁とその裏面から突出する仕切壁の夫々の下縁に形成し
た凹溝内に嵌合し、該凹溝内に充填した接着剤の固化に
より該上縁及び該下縁を互いに結着封口するシール形鉛
蓄電池を製造したり、或いは該上縁及び該下縁を熱溶融
して相互に接着封口するヒートシール方式でシール形鉛
蓄電池を製造しているが、その電槽及び電池蓋の両者と
も同じ合成樹脂材を用いて成形したものを用いている。
一般に、ABS樹脂製の電槽と電池蓋かポリプロピレン
製の電槽と電池蓋を用いている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、電槽及び
電池蓋が共にABS樹脂製のものを用いて接着方式によ
るシール形鉛蓄電池を製造した場合は、接着剤に対する
濡れ性が良いため、電槽の上縁と電池蓋の下縁との強固
な接着、結着封口が得られるが、ABS樹脂は、硫酸電
解液の水蒸気の透過性が大きいため、実用中に電池内の
電解液は、電槽及び電池蓋を透過して著しく減少する不
都合がある。一方、電槽及び電池蓋が共にポリプロピレ
ン製のものを用いて接着方式によるシール形鉛蓄電池を
製造する場合は、電解液の減量は著しく制御されるが、
ポリプロピレンは極性がなく、接着剤との濡れ性が劣る
ため、電槽の上縁と電池蓋の下縁との強固な結着が得ら
れない。そこで、ポリプロピレン製の電槽と電池蓋の接
着において強固な信頼性の高いシール性を得るには、電
槽の上縁と電池蓋の下縁とを夫々バーナーなどの火焔で
その表面を照射した後に接着する火焔処理方式が好まし
く採用されているが、その火焔の長さ、強さ、照射時間
等の最適な条件を選択し、保持することが困難であり、
また、電槽の上縁と電池蓋の下縁の両方の表面を火焔溶
融する作業が煩わしく且つ時間がかゝり、また、照射し
過ぎたり、照射が不足したりするなどを生ずると、均一
且つ良好な接着強度が得られない。特に、電池蓋の凹溝
の垂直壁面への火焔処理が難しく、更には、火焔によっ
て改質された適正な表面溶融状態を長時間維持すること
が困難であるなどの不都合を生じた。従って、火焔処理
方式を採用しないで、ポリプロピレン製の電槽と蓋とを
強固に結着封口することができれば望ましい。そこで、
電槽の上縁の裏面と該上縁が嵌合される電池蓋の下縁の
凹溝の表面とに塩素化ポリプロピレンの塗膜を形成した
後、裏返した電池蓋の該凹溝内にエポキシ樹脂接着剤を
充填し、該凹溝内に逆さにした電池電槽の上縁を挿入す
ると共に、該充填接着剤内に埋入した状態でしばらく放
置して該接着剤を固化させることにより、接着方式によ
るシール形鉛蓄電池の製造を多数製造した。これら多数
のシール形鉛蓄電池についてその封口結着部を切り取り
引張試験を行い、その引張強度を測定した所、接着強度
は塩素化ポリプロピレン塗膜を施さない場合に比し向上
していたが、その多数のシール形鉛蓄電池のその引張強
度に大きなばらつきを生じ、その封口結着に十分な信頼
性のないものがしばしば製造される不都合があった。ま
た、電槽の上縁と電池蓋の下縁の両方に塩素化ポリプロ
ピレンの塗膜を形成する必要があり、従って、塩素化ポ
リプロピレンの消費量が増大し製造コストの増大をもた
らし、また、特に凹溝の垂直壁面に塗布する作業が困難
であるため、シール性にばらつきが大きくなり、シール
性に十分な信頼性をもたらすことができない製品をもた
らす機会が多くなる不都合を伴う。従って、上記の課題
を解消し、製造容易で而もシール性のばらつきを減少さ
せ、信頼性を増大すると同時に電解液の減量をもたらす
接着方式によるシール形鉛蓄電池の開発が望まれる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のシール形鉛蓄電
池は、電槽の周側壁内を仕切壁により区劃された複数個
のセル室内に極板群を収容し、相隣る極板群の互いに異
極性の耳群を夫々接続した互いに異極性のストラップと
該ストラップ間を該仕切壁の上方を横切るセル間接続杆
で接続して成る電池電槽の該周壁及び該仕切壁の夫々の
上縁を電池蓋の周壁の下面に設けた凹溝とその裏面から
突出する仕切壁の下面に設けた凹溝内に夫々挿入すると
共に、該凹溝内に充填した接着剤の固化により、電池電
槽の該上縁と電池蓋の該下縁とを結着封口して成るシー
ル形鉛蓄電池において、該電槽をポリプロピレン樹脂製
とし、該電池蓋をABS樹脂製とすると共に、該ポリプ
ロピレン樹脂製電槽の該上縁に塩素化ポリプロピレンの
塗膜を形成し、該塗膜を介しABS樹脂製電池蓋の該下
縁の該凹溝内に挿入し、該充填接着剤の固化により結着
封口したことを特徴とするシール形鉛蓄電池。上記の本
発明のシール形鉛蓄電池において、該電池蓋は、裏面に
相隣る極板群の互いに異極性の直線上に並ぶ水平ストラ
ップと該ストラップ間を接続する水平のセル間接続杆と
から成る水平杆部を収容する凹溝を形成したものに構成
し、該凹溝内に充填して接着剤に該電槽から外方に突出
した該ストラップと該セル間接続杆を埋入し気密化して
成る該電池電槽と電池蓋との間にデッド空間のないコン
パクトで且つ占有空間を少なくした比較的小型のシール
形鉛蓄電池を提供する。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態を、
添付図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の
1例の接着方式によるシール形鉛蓄電池Aを示す。本発
明の第1の特徴は、電槽1は、ポリプロピレン樹脂を材
料として成形して成るポリプロピレン製電槽で構成し、
その上面に後記するように気密に施される電池蓋2は電
槽1とは異質のABS樹脂を材料として成形して成るA
BS製電池蓋で構成することである。本発明の第2の特
徴は、該ポリプロピレン樹脂製電槽1の上縁、即ち、そ
の周壁1aの上縁1a1及びその電槽1の内部を複数個
のセル室3に区劃形成する仕切壁1bの上縁1b1の表
面に塩素化ポリプロピレンの塗膜4を形成しておくこと
である。
【0006】該ポリプロピレン樹脂製電槽1の各セル室
3内には、常法により極板群5を収容し、各極板群5の
上面の両側において電槽1より上方に突出し且つ夫々1
列に並ぶ正極耳群及び負極耳群を接続して水平に延びる
正極ストラップPと負極ストラップNを形成し、各仕切
壁1bの両側の極板群5,5の左右において夫々一直線
に並ぶ互いに異極性のストラップP,N間を各該仕切壁
1bの上方において横切る水平のセル間接続杆Sで溶接
により接続し、これら異極性のストラップP,Nとセル
間接続杆Sとから成る1本の水平杆6に構成して電池電
槽7を構成した。ABS樹脂製電池蓋2は、従来の筐型
から成り、その下垂した周壁2aの下端面に形成した凹
溝2a1及びその平坦な蓋板の裏面に、前記の電槽1の
各仕切壁1bに対向する位置において下垂突出せしめた
各仕切壁2bの下端面に形成した凹溝2b1には、前記
の電槽1の周壁1aの上縁1a1及び仕切壁1bの上縁
1b1を挿入せしめると共にこれら凹溝2a1,2b
1,2b1,…内に充填した接着剤8に埋入し、該接着
剤8の固化により互いに封口結着せしめるようにした。
【0007】尚、該塩素化ポリプロピレンの塗膜4は、
該塩素化ポリプロピレンを溶剤に溶解した塗液を、該電
槽1の上縁1a1,1b1,1b1,…にはけ塗り塗
布、スプレー塗布、浸漬塗布などの所望の手段により形
成することができる。また、その塗膜4の形成作業は、
電槽1内に極板群などを収容し電池電槽7に構成する前
の空の電槽1の段階で行うことが一般であり好ましい。
【0008】このように構成した電池電槽7のポリプロ
ピレン製電槽1とABS製電池蓋2とを接着方式により
本発明のシール形鉛蓄電池を組み立てるには、該電池蓋
2を裏返した状態におき、その各凹溝2a1,2b1,
2b1,…内にエポキシ系樹脂接着剤などの接着剤8を
適量充填した後、電池電槽7を逆さにし、下向きとなっ
た電槽1の周壁1aの上縁1a1及び各仕切壁1bの上
縁1b1をその対応する電池蓋2の各凹溝2a1,2b
1,2b1,…内に挿入すると共に該接着剤8に埋入さ
せてこの状態でしばらく放置すれば該接着剤8は固化す
るので、互いに嵌合した電槽1の上縁1a1,1b1と
電池蓋2の周縁2aの下縁と仕切壁2bの下縁とが封口
結着したシール形鉛蓄電池が得られる。図1は、上記の
封口結着されて組み立てられたシール形鉛蓄電池を逆さ
の状態から正立状態にした本発明のシール形鉛蓄電池A
を示す。尚、硫酸水溶液から成る硫酸電解液は、正立状
態にした後電池蓋2に形成された注液口(図示しない)
より各極板群5に含浸して遊離することがない程度に注
入される。
【0009】本発明によれば、ポリプロピレン樹脂製の
電槽1の上縁1a1,1b1,1b1…は、その表面に
予め塩素化ポリプロピレンの塗膜4が形成してあるの
で、該凹溝2a1,2b1,…内に充填されたエポキシ
系接着剤8に挿入されたとき、夫々の上縁1a1,1b
1,1b1,…は、該塗膜4の介在により接着剤8との
濡れ性が著しく改善されるばかりでなく、電池蓋2はA
BS樹脂で作製されているので、該エポキシ系接着剤8
との接着性が優れている。その結果、その電槽1の周壁
1aの上縁1a1と各仕切壁1bの上縁1b1とこれに
対応する電池蓋2の周壁2aの下縁と、該仕切壁2bの
下縁との該接着剤8を介しての信頼性の高い強固な結着
封口が得られる。従って、電槽及び電池蓋が共にポリプ
ロピレン樹脂で製造されたものを互いに嵌合結着される
上縁及び下縁の両方を火焔処理したり、その電槽の上縁
と電池蓋の凹溝の内壁面に夫々塩素化ポリプロピレンの
塗膜を形成した後、接着剤で結着封口するに比し、その
製造作業が簡単となり、迅速適確に且つ安価にシール形
鉛蓄電池を製造できる。一方、電槽1はポリプロピレン
樹脂で構成し、電池蓋2はABS樹脂で構成するので、
電槽及び電池蓋の両者が電解液の透湿性の大きいABS
樹脂で構成される場合に比し、そのシール形鉛蓄電池の
電解液の減量を著しく低下できる。
【0010】尚、本発明のシール形鉛蓄電池として、そ
の電池電槽の上方のデッドスペースを少なくし、コンパ
クトでより高容量化のものに構成するため、図1に示す
ようにDC構造とすることが好ましい。即ち、電池蓋2
の裏面は、更に、電池電槽7の上縁より上方に突出した
正,負極耳群を接続した正,負極ストラップP,Nとこ
れらを接続したセル間接続杆Sとから成る水平に延びる
水平杆6を収容し、且つ接着剤8を充填するための長手
の溝枠9を電槽1の該仕切壁1bに対し直交して作成す
る。かくして、このように構成した電池蓋2を前記のよ
うに裏返した状態で、その周壁2aの凹溝2a1内及び
その仕切壁2bの凹溝2b1内に接着剤8を充填すると
共に各該長手の溝枠9内に充填した後、逆さにした電池
電槽7より下方に突出する各水平杆6をその対応する該
長手の溝枠9内に埋入し、該接着剤8の固化により結着
固定する。然るときは、図示のように電池電槽7の各極
板群5の上方に電池蓋2裏面との間にデッドスペースの
ない背の低い単位容積当たりの電池容量の増大したDC
構造のシール形鉛蓄電池をもたらす。
【0011】本発明のシール形鉛蓄電池の引張試験 図1に示す本発明のシール形鉛蓄電池の電槽の周壁の上
縁及び仕切壁の上縁と電池蓋の周壁の下縁の凹溝枠と仕
切壁の下縁の凹溝枠とが上記のように封口結着されてい
る個所の引張強度を調べるため、その封口結着個所を9
ヶ所で長さ20mm、幅5mmの矩形状に切り取り、こ
れらを試験片として、引張試験速度4.2×10-3se
-1でその引張強度を試験した。その結果、該9ヶ所の
平均の引張強度は幅1mm当たり2.6Kgf、そのば
らつきRは、0.42Kgfであった。 比較例 比較のため、電槽及び電池蓋の両方ともポリプロピレン
樹脂で作成し、その電槽の周壁の上縁及び仕切壁の上縁
及びこれらが嵌合される電池蓋の周壁の下縁の凹溝及び
その裏面から突出する仕切壁の下縁の凹溝の底面と対向
する垂直内壁面に塩素化ポリプロピレンの塗膜を形成し
た以外は、本発明の図1に示すシール形鉛蓄電池と同じ
構成と接着剤を用いて製造し、その封口結着部を9ヶ所
で上記と同様に切り取り、9個の試験片につき、引張試
験を行った。その結果は、平均の引張強度は1mm当た
り2.6Kgf、そのばらつきRは1.40Kgfで、
その強度ばらつきは、本発明のシール形鉛蓄電池が小さ
く、接着方式による結着シール性につき信頼性を向上せ
しめられることが判った。
【0012】電解液の減液試験 上記の実施例の本発明の電池と比較例の電池とを60℃
に1ヶ月放置した後、電解液の減液量を測定した。その
結果、電槽及び電池蓋が共にABS樹脂を材料として製
造したものを使用し、その電槽の上縁と電池蓋の下縁と
をエポキシ樹脂で結着封口して成るシール形鉛蓄電池を
60℃に1ヶ月放置した後の減液量を測定し、これを1
00としたとき、本発明のシール形鉛蓄電池の減液量比
率は30で、その減液量の低下を著しく防止することが
できた。因みに、電槽及び電池蓋にポリプロピレン樹脂
製である比較例のシール形鉛蓄電池の減液量比率は25
であった。
【0013】
【発明の効果】このように本発明によるときは、電槽を
ポリプロピレン樹脂製とし、電池蓋をABS樹脂製と
し、且つポリプロピレン製電槽の周壁及び仕切壁の上縁
に塩素化ポリプロピレン塗膜を形成したので、該電槽の
周壁及び仕切壁の上縁を該電池蓋の周壁及び仕切壁の凹
溝内に挿入し、該凹溝内に充填した接着剤を介してこれ
ら互いに挿入する上縁と下縁を結着封口するときは、引
張強度が大きく且つばらつきの少ない信頼性の高い接着
方式によるシール形鉛蓄電池を容易且つ安価に製造で
き、また、電解液の減液量を少なくすることができる効
果をもたらすと共に従来の電槽及び電池蓋が共にポリプ
ロピレン製のものを用いたシール形鉛蓄電池及び電槽及
び電池蓋が共にABS樹脂製のものを用いたシール形鉛
蓄電池の上記の課題を解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の1例のシール形鉛蓄電池の縦
断面図。
【図2】 図1の要部の拡大断面図。
【符号の説明】
1 ポリプロピレン樹脂製電槽 1a 電槽の周
壁 1a1 電槽の周壁の上縁 1b 電槽の仕
切壁 1b1 電槽の仕切壁の上縁 2 電池蓋 2a 電池蓋の下垂周壁 2a1 凹壁 2b 電池蓋の仕切壁 2b1 凹溝 3 セル室 4 塩素化ポリ
プロピレンの塗膜 5 極板群 S セル間接続
杆 P 正極ストラップ N 負極ストラ
ップ 6 水平杆 7 電池電槽 8 接着剤、エポキシ系樹脂接着剤 9 長手の溝枠 A シール形鉛蓄電池

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電槽の周側壁内を仕切壁により区劃され
    た複数個のセル室内に極板群を収容し、相隣る極板群の
    互いに異極性の耳群を夫々接続した互いに異極性のスト
    ラップと該ストラップ間を該仕切壁の上方を横切るセル
    間接続杆で接続して成る電池電槽の該周壁及び該仕切壁
    の夫々の上縁を電池蓋の周壁の下面に設けた凹溝とその
    裏面から突出する仕切壁の下面に設けた凹溝内に夫々挿
    入すると共に、該凹溝内に充填した接着剤の固化によ
    り、電池電槽の該上縁と電池蓋の該下縁とを結着封口し
    て成るシール形鉛蓄電池において、該電槽をポリプロピ
    レン樹脂製とし、該電池蓋をABS樹脂製とすると共
    に、該ポリプロピレン樹脂製電槽の該上縁に塩素化ポリ
    プロピレンの塗膜を形成し、該塗膜を介しABS樹脂製
    電池蓋の該下縁の該凹溝内に挿入し、該充填接着剤の固
    化により結着封口したことを特徴とするシール形鉛蓄電
    池。
  2. 【請求項2】 該電池蓋は、裏面に相隣る極板群の互い
    に異極性の直線上に並ぶ水平ストラップと該ストラップ
    間を接続する水平のセル間接続杆とから成る水平杆部を
    収容する凹溝を形成したものに構成し、該凹溝内に充填
    して接着剤に該電槽から外方に突出した該ストラップと
    該セル間接続杆を埋入し気密化して成る請求項1に記載
    のシール形鉛蓄電池。
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