JPH11260275A - イオン源装置及びイオン注入装置 - Google Patents

イオン源装置及びイオン注入装置

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JPH11260275A
JPH11260275A JP10057084A JP5708498A JPH11260275A JP H11260275 A JPH11260275 A JP H11260275A JP 10057084 A JP10057084 A JP 10057084A JP 5708498 A JP5708498 A JP 5708498A JP H11260275 A JPH11260275 A JP H11260275A
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JP
Japan
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filament
insulating material
ion source
ion
gas
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JP10057084A
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English (en)
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Kazuo Yabe
一生 矢部
Mitsuo Sato
満雄 佐藤
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 イオン源装置の絶縁材の劣化を緩慢にしてそ
の寿命を延ばすことによりイオン源装置の交換頻度を少
なくすること。 【解決手段】 アークチェンバ2内のフィラメント1の
支持部11側に、保護ガス400を吹き込むための導入
管7と、吹き込まれた保護ガスを外部に排出するための
排出管8を設け、プラズマ300が発生している期間、
導入管7から保護ガスをフィラメント1の支持部11付
近に吹き込み、フィラメント1を絶縁する絶縁材4及び
その周囲を前記保護ガスで覆う。この保護ガスは、プラ
ズマ300でアークチェンバ2がスパッタリングされた
時に生じる粒子やプロセスガス100のイオン活性種が
フィラメント1の支持部11側に侵入するのを防止す
る。このため、前記粒子やイオン活性種によるフィラメ
ント1の絶縁材4のエッチング速度を遅くして、絶縁材
4の劣化によるフィラメント1の絶縁低下を緩慢にす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造工程中
の不純物拡散工程などに使用されるイオン注入装置及び
そのイオン源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、イオン注入装置にはフリーマン型
やバーナス型のイオン源装置が用いられおり、バーナス
型のイオン源装置はフリーマン型のそれよりも、フィラ
メント寿命が長いことが知られている。
【0003】図7は従来のバーナス型イオン源装置の構
成例を示した断面図である。フィラメント1に通電する
ことにより、フィラメント1が発熱して熱電子を放出す
る。フィラメント1とアークチャンバ2間に負、正の直
流電圧を印加すると、熱電子はアークチャンバ2側に引
き寄せられる。この時、アークチャンバ2内に導入され
たプロセスガス100と熱電子が衝突してプロセスガス
100が電離し、プラズマ300が発生する。
【0004】その後、イオンビーム200がプラズマ3
00からアークチャンバ2の外部に取り出される。この
際、熱電子がフロセスガス100と衝突する確率を増や
すために、リペラプレート(反射プレート)3に負の電
圧をかけることにより、フィラメント1とリペラプレー
ト3間で熱電子を反射させている。
【0005】尚、実際には図示されない磁束発生手段に
よって、磁界がフィラメント1とリペラプレート3間方
向にかかっていて、フィラメント1から出る熱電子を磁
束に沿って移動させることにより、プラズマ300を図
の位置に発生させている。又、フィラメント1の温度は
通常2000℃程度まで上昇し、アークチャンバ2自体
も1000℃程度になる。
【0006】フィラメント1の支持部11とリペラプレ
ート3の支持部31はアークチャンバ2と印加される電
圧の極性が逆のため、フィラメント1の支持部11とリ
ペラプレート3の支持部31はアークチャンバ2と夫々
絶縁材(セラミック等)4を用いて電気的に絶縁されて
いる。尚、フィラメント1の支持部11は熱電子などの
反射板5とも絶縁材4により絶縁されている。更に、ア
ークチャンバ2の前面にはプラズマ引き出し用の開口部
を有するフロントスリット6が設けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のバ
ーナス型のイオン源装置で、プロセスガス100を電離
してプラズマ300を生成して、イオンビーム200を
外部に引き出している。この時、モリブデンなどの高融
点金属のアークチャンバ2がプラズマ300によりスパ
ッタリングされて生成される粒子が図7の白抜き矢印の
如くフィラメント1の支持部11側に回り込み、絶縁材
4及びその周囲のアークチャンバ2を物理的にエッチン
グする。又、プロセスガス100として弗化ホウ素(B
3 )を用いた場合、フッ素(F)イオン(イオン活性
種)もフィラメント1の支持部11側に回り込み、絶縁
材4及びその周囲のアークチャンバ2や反射板(モリブ
デン)5などを化学的にエッチングする。
【0008】このようなことは、リペラプレート3の支
持部31側にも生じるが、フィラメント1の支持部11
側の方が高温となるため、リペラプレート3の支持部3
1側の絶縁材4よりもフィラメント1側の絶縁材4のエ
ッチングが促進され、この絶縁材4のエッチングによる
劣化によって、アークチャンバ2とフィラメント1間の
絶縁が2〜3日の短期間しか保持できなくなり、フィラ
メント1の寿命(7日程度)に比べて2〜4日で絶縁材
4の寿命が尽きてしまう。これにより、2〜4日でイオ
ン源装置をイオン注入装置に対して交換しなくてはなら
ないという問題があった。しかも、この交換に1日程度
を要するため、イオン注入装置の稼働率を低下させてし
まうという問題もあった。
【0009】本発明は、上述の如き従来の課題を解決す
るためになされたもので、その目的は、イオン源装置の
絶縁材の劣化を緩慢にしてその寿命を延ばすことにより
イオン源装置の交換頻度を少なくすることができるイオ
ン源装置及びこのイオン源装置を用いて稼働率を向上さ
せることができるイオン注入装置を提供することであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明の特徴は、フィラメントから放出される
熱電子によって、別途流入されるプロセスガスを電離し
てプラズマ状態とし、このプラズマからイオン粒子を外
部に放出するイオン源装置において、前記フィラメント
をその支持部から絶縁する絶縁材及びその周囲を保護ガ
スで覆う絶縁材保護装置を備えたことにある。
【0011】この第1の発明によれば、フィラメントを
その支持部から絶縁する絶縁材及びその周囲を保護ガス
で覆うと、前記プラズマにより装置の筐体などがスパッ
タリングされて生成される粒子などの前記絶縁材やその
周囲への侵入も妨げられると共に、前記プラズマからの
イオン活性種の前記絶縁材やその周囲への侵入が妨げら
れる。これにより、前記粒子による前記絶縁材の物理的
エッチングや前記イオン活性種による前記絶縁材の化学
的エッチングが少なくなり、前記絶縁材のエッチングに
よる劣化を緩慢にして、その寿命を少なくともフィラメ
ントの寿命と同じ程度にすることができる。
【0012】第2の発明の特徴は、前記絶縁材保護装置
は、前記フィラメントの支持部材を構成する装置筐体の
外部から前記絶縁材及びその周囲に前記保護ガスを吹き
込む導入管と、前記装置筐体内から前記保護ガスを外部
に排出する排出管とを有することにある。
【0013】第3の発明の特徴は、前記保護ガスは前記
プロセスガスと同一成分のガスであることにある。
【0014】第4の発明の特徴は、前記保護ガスは不活
性ガスであることにある。
【0015】第5の発明の特徴は、熱電子を放出するフ
ィラメントと、このフィラメントから放出される熱電子
を反射させる反射プレートとを有し、前記熱電子によっ
て、別途流入されるプロセスガスを電離してプラズマ状
態とし、このプラズマからイオン粒子を外部に放出する
イオン源装置において、前記フィラメントをその支持部
から絶縁する絶縁材及びその周囲を保護ガスで覆うと共
に、前記反射プレートをその支持部から絶縁する絶縁材
及びその周囲を保護ガスで覆う絶縁材保護装置を備えた
ことにある。
【0016】この第5の発明によれば、フィラメント側
の絶縁材及びその周囲と反射プレート側の絶縁材及びそ
の周囲の両方を保護ガスで覆うため、フィラメント側の
絶縁材の寿命が従来よりも延びると共に、反射プレート
側の絶縁材の寿命も従来よりも延びる。
【0017】第6の発明の特徴は、イオン源装置を装着
したイオンソースチャンバと、このイオンソースチャン
バから放出されるイオン粒子の中から特定のイオン粒子
を分離する質量分離部と、この質量分離部により分離さ
れたイオン粒子を加速する加速部と、この加速部により
加速された前記イオン粒子が予め内部に載置された資料
に打ち込まれるプロセスチャンバとを備え、前記イオン
源装置は、フィラメントから放出される熱電子によっ
て、別途流入されるプロセスガスを電離してプラズマ状
態とし、このプラズマからイオン粒子を前記イオンソー
スチャンバ内に放出するものであって、前記フィラメン
トをその支持部から絶縁する絶縁材及びその周囲を保護
ガスで覆う絶縁材保護装置を有することにある。
【0018】この第6の発明によれば、イオン源装置の
絶縁材を保護ガスで保護することによって、その寿命が
少なくともフィラメントの寿命と同じ程度になるため、
イオン源装置のイオンソースチャンバに対する交換頻度
が少なくなり、イオン注入装置の稼働率が向上する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明のイオン源装置の第
1の実施の形態を示した断面図である。但し、従来例に
対応する部分は同一符号を用い、適宜その説明を省略す
る。アークチャンバ2の内部に、フィラメント1が設置
され、このフィラメント1に対向して、リペラプレート
3が配置されている。フィラメント1はその支持部11
を絶縁材4を介してアークチャンバ2の側壁に貫通させ
ることにより支持され、支持部11のフィラメント1側
には絶縁材4を介して電子の反射板5が設けられてい
る。又、リペラプレート3はその支持部31を絶縁材4
を介してアークチャンバ2の側壁に貫通させることによ
り、支持されている。更に、アークチャンバ2のフィラ
メント1側の背面壁を貫通して保護ガス400の導入管
7が配設され、アークチャンバ2のフロントスリット6
を貫通して保護ガス400の排出管8が配設されてい
る。
【0020】次に本実施の形態の動作について説明す
る。フィラメント1に通電し、且つこのフィラメント1
及びリラプレート3に負の電圧を、アークチャンバ2に
正の電圧を印加すると共に、プロセスガス100をアー
クチャンバ2内に流入させると、フィラメント1から放
出された熱電子とプロセスガス100との衝突により、
プロセスガス100が電離してプラズマ300がフィラ
メント1とリペラプレート3間で発生し、このプラズマ
300よりプロセスガス100の構成成分のイオンビー
ム200が外部に取り出される。
【0021】上記のようにプラズマ300を発生させて
いる期間、本例では、導入管7からプロセスガス100
と同一の成分の保護ガス400がアークチャンバ2のフ
ィラメント1の支持側に吹き込まれる。これにより、保
護ガス400によりフィラメント1を絶縁している絶縁
材4及びその周囲はこの保護ガス400で覆われる。そ
の後、保護ガス400は排出管8を通って、アークチャ
ンバ2の外部に排出される。
【0022】このようにフィラメント1の支持側が保護
ガス400により覆われると、プラズマ300によりア
ークチャンバ2がスパッタリングされることにより生じ
る粒子が前記保護ガスで邪魔されてフィラメント1の支
持側に回り込みにくく、又、プロセスガス100のイオ
ン化した活性種などもフィラメント1の支持側に流入し
にくくなり、フィラメント1側の絶縁材4及びその周囲
のアークチャンバ2や反射板5の物理的、化学的エッチ
ングの程度が著しく緩慢となる。
【0023】尚、保護ガス400の吹き込み量はプロセ
スガス100の流入量の1/2以下程度(この程度であ
れば装置の周囲の真空度を悪化させない)で、上記した
保護機能を失わない程度の量であれば、少ないほどよ
い。
【0024】本実施の形態によれば、フィラメント1の
支持部11側に保護ガス400を吹き込むことにより、
フィラメント1の絶縁材4のエッチングによる劣化が原
因の絶縁性の低下を緩慢とすることができ、絶縁材4の
寿命を少なくともフィラメント1の寿命である7日程度
にすることができる。
【0025】これにより、フィラメント1の寿命が尽き
る前に、絶縁不良によるイオン源装置の交換を避けるこ
とができ、このイオン源装置を用いるイオン注入装置の
稼働率を向上させることができる。また、メンテナンス
頻度も削減できるため、保守費用などを低減することも
できる。
【0026】尚、保護ガス400としては、プロセスガ
ス100と同一成分ではなく、アルゴンなどの不活性ガ
スでもよく、同様の効果がある。
【0027】図2は本発明のイオン源装置の第2の実施
の形態を示した断面図である。本例は、アークチャンバ
2内のフィラメント1の支持部11側の側壁に、保護ガ
ス400の導入管7と保護ガス400の排出管8が配設
されており、他の構成は図1で示した第1の実施の形態
と同様で、導入管7から保護ガス400をフィラメント
1の支持部11側に吹き込むことにより、第1の実施の
形態と同様の効果を得ることができる。
【0028】図3は本発明のイオン源装置の第3の実施
の形態を示した断面図である。本例は、アークチャンバ
2内のフィラメント1の支持部11側の側壁に、保護ガ
ス400の導入管7が配設され、アークチャンバ2内の
フロントスリット6を貫通して保護ガス400の排出管
8が配設されている。他の構成は図1で示した第1の実
施の形態と同様で、導入管7から保護ガス400をフィ
ラメント1の支持部11側に吹き込むことにより、第1
の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0029】図4は本発明のイオン源装置の第4の実施
の形態を示した断面図である。本例は、アークチャンバ
2内のフィラメント1の支持部11側の背面壁を貫通し
て保護ガス400の導入管7が配設され、アークチャン
バ2内のフィラメント1の支持部11側の側壁に保護ガ
ス400の排出管8が配設されている。他の構成は図1
で示した第1の実施の形態と同様で、導入管7から保護
ガス400をフィラメント1の支持部11側に吹き込む
ことにより、第1の実施の形態と同様の効果を得ること
ができる。
【0030】図5は本発明のイオン源装置の第5の実施
の形態を示した断面図である。本例は、アークチャンバ
2内のフィラメント1側の背面壁を貫通して保護ガス4
00の導入管7が配設され、アークチャンバ2内のフィ
ラメント1側のフロントスリット6を貫通して保護ガス
400の排出管8が配設されている。その上、アークチ
ャンバ2内のリペラプレート3側の背面壁を貫通して保
護ガス400の導入管9が配設され、アークチャンバ2
内のリペラプレート3側のフロントスリット6を貫通し
て保護ガス400の排出管10が配設されている。
【0031】プラズマ300が生成されている期間、導
入管7から保護ガス400をフィラメント1の支持部1
1側に吹き込むと共に、リペラプレート3の支持部31
側にも保護ガス400を導入管9から吹き込む。これに
より、フィラメント1の支持部11側の絶縁材4を保護
ガス400が覆うと共に、リペラプレート3の支持部3
1側の絶縁材4も保護ガス400で覆われることにな
る。
【0032】これにより、リペラプレート3の支持部3
1側の絶縁材4のエッチングによる劣化をほとんど無く
すことができ、リペラプレート3の支持部31側の絶縁
材4の保守を著しく容易にすることができる。フィラメ
ント1の支持部11側の絶縁材4については、図1に示
した第1の実施の形態と同様の効果がある。
【0033】図6は本発明のイオン注入装置の一実施の
形態を示した断面図である。イオンソースチャンバ61
内に、図1乃至図5のいずれかに示したイオン源装置6
0が装着されている。イオンソースチャンバ61の出口
に対向して、一定の曲率で曲がった管状の質量分離部6
2が配設され、この質量分離部62の出口に粒子加速部
63が配置されている。この粒子加速部63に対向し
て、イオン注入処理を受けるウエハ500を内部に載置
したプロセスチャンバ64が配置されている。尚、イオ
ンソースチャンバ61、質量分離部62、粒子加速部6
3及びプロセスチャンバ64は真空で、夫々の構成部の
間も真空になっているものとする。
【0034】次に本実施の形態の動作について説明す
る。イオン源装置60から取り出されたイオン粒子はイ
オンビームとなって、イオンソースチャンバ61から質
量分離部62に入り、ここで、必要なイオン粒子のみが
分離され、分離されたイオン粒子は質量分離部62の出
口から粒子加速部63に入って加速される。加速された
イオン粒子は、プロセスチャンバ64に入り、ウエハ5
00の目標領域に打ち込まれる。
【0035】本実施の形態によれば、イオン源装置60
として図1乃至図5のいずれかに示した構造のものを使
用して、イオン源装置60の絶縁低下を緩慢にすること
により、フィラメントの寿命が尽きるまで、イオン源装
置60を使用できる。これにより、イオン源装置60は
フィラメントの寿命が尽きる7日程度は持ち、その交換
頻度を少なくすることができるため、イオン注入装置の
稼働率を上げることができる。又、イオン源装置60の
交換頻度を少なくした分、装置のランニングコストを低
下させることができる。
【0036】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1から第
4の発明によれば、フィラメントの絶縁材を保護ガスで
覆うことにより、前記絶縁材のエッチング速度を低減し
て、イオン源装置の絶縁劣化を緩慢にすることができ、
イオン注入装置に対するイオン源装置の交換頻度を少な
くすることができる。
【0037】第5の発明によれば、フィラメントの絶縁
材及び導電プレートの絶縁材を保護ガスで覆うことによ
り、前記絶縁材のエッチング速度を低減して、イオン源
装置の絶縁劣化を緩慢にすることができ、イオン注入装
置に対するイオン源装置の交換頻度を少なくすることが
できる。
【0038】第6の発明によれば、絶縁低下が遅く寿命
の長いイオン源装置を用いることによって、イオン注入
装置の稼働率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のイオン源装置の第1の実施の形態を示
した断面図である。
【図2】本発明のイオン源装置の第2の実施の形態を示
した断面図である。
【図3】本発明のイオン源装置の第3の実施の形態を示
した断面図である。
【図4】本発明のイオン源装置の第4の実施の形態を示
した断面図である。
【図5】本発明のイオン源装置の第5の実施の形態を示
した断面図である。
【図6】本発明のイオン注入装置の一実施の形態を示し
た断面図である。
【図7】従来のイオン源装置の構成例を示した断面図で
ある。
【符号の説明】
1 フィラメント 2 アークチャンバ 3 リベラプレート 4 絶縁材 5 反射板 6 フロントスリット 7、9 導入管 8、10 排出管 11、31 支持部 60 イオン源装置 61 イオンソースチャンバ 62 質量分離部 63 粒子加速部 64 プロセスチャンバ 100 プロセスガス 200 イオンビーム 300 プラズマ 400 保護ガス 500 ウェハ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィラメントから放出される熱電子によ
    って、別途流入されるプロセスガスを電離してプラズマ
    状態とし、このプラズマからイオン粒子を外部に放出す
    るイオン源装置において、 前記フィラメントをその支持部から絶縁する絶縁材及び
    その周囲を保護ガスで覆う絶縁材保護装置を備えたこと
    を特徴とするイオン源装置。
  2. 【請求項2】 前記絶縁材保護装置は、前記フィラメン
    トの支持部材を構成する装置筐体の外部から前記絶縁材
    及びその周囲に前記保護ガスを吹き込む導入管と、 前記装置筐体内から前記保護ガスを外部に排出する排出
    管とを有することを特徴とする請求項1記載のイオン源
    装置。
  3. 【請求項3】 前記保護ガスは前記プロセスガスと同一
    成分のガスであることを特徴とする請求項1又は2記載
    のイオン源装置。
  4. 【請求項4】 前記保護ガスは不活性ガスであることを
    特徴とする請求項1又は2記載のイオン源装置。
  5. 【請求項5】 熱電子を放出するフィラメントと、この
    フィラメントから放出される熱電子を反射させる反射プ
    レートとを有し、前記熱電子によって、別途流入される
    プロセスガスを電離してプラズマ状態とし、このプラズ
    マからイオン粒子を外部に放出するイオン源装置におい
    て、 前記フィラメントをその支持部から絶縁する絶縁材及び
    その周囲を保護ガスで覆うと共に、前記反射プレートを
    その支持部から絶縁する絶縁材及びその周囲を保護ガス
    で覆う絶縁材保護装置を備えたことを特徴とするイオン
    源装置。
  6. 【請求項6】 イオン源装置を装着したイオンソースチ
    ャンバと、 このイオンソースチャンバから放出されるイオン粒子の
    中から特定のイオン粒子を分離する質量分離部と、 この質量分離部により分離されたイオン粒子を加速する
    加速部と、 この加速部により加速された前記イオン粒子が予め内部
    に載置された資料に打ち込まれるプロセスチャンバとを
    備え、 前記イオン源装置は、フィラメントから放出される熱電
    子によって、別途流入されるプロセスガスを電離してプ
    ラズマ状態とし、このプラズマからイオン粒子を前記イ
    オンソースチャンバ内に放出するものであって、前記フ
    ィラメントをその支持部から絶縁する絶縁材及びその周
    囲を保護ガスで覆う絶縁材保護装置を有することを特徴
    とするイオン注入装置。
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