JPH11260141A - 偏光変換光学素子及び直線偏光回転方法 - Google Patents

偏光変換光学素子及び直線偏光回転方法

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JPH11260141A
JPH11260141A JP10080467A JP8046798A JPH11260141A JP H11260141 A JPH11260141 A JP H11260141A JP 10080467 A JP10080467 A JP 10080467A JP 8046798 A JP8046798 A JP 8046798A JP H11260141 A JPH11260141 A JP H11260141A
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JP
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polarization
polarized light
light
pattern
linearly polarized
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Application number
JP10080467A
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English (en)
Inventor
Keiji Isamoto
圭史 諫本
Shigeru Aoyama
茂 青山
Masayuki Shinohara
正幸 篠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自然光をほぼ100%に近い高効率で1方向
の直線偏光に変換できる偏光変換装置を小さな光学系に
よって実現する。 【解決手段】 偏光ビームスプリッタ22から光源光を
入射させると、P偏光は偏光ビームスプリッタ22を透
過して前面へ出射され、S偏光は偏光ビームスプリッタ
22の側面へ反射される。偏光ビームスプリッタ22の
側面には、偏光回転素子23が設けられており、S偏光
は偏光回転素子23で偏光方向を90度回転させられて
P偏光に変換されると共に他方のP偏光と平行な方向へ
出射される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、偏光変換光学素子
及び直線偏光回転方法に関する。具体的には、偏光方向
が互いに直交する2つの直線偏光に分離された光を、偏
光方向が平行な直線偏光に変換するための技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】プロジェクションテレビは、図1(a)
に示すように、正面に設置した液晶プロジェクタ1から
スクリーン2に向けて光Rを投射し、投射方向から画像
を鑑賞するようになったフロント投射方式のものと、図
1(b)に示すように、一対のミラー3,4を用いて背
面に設置された液晶プロジェクタ1からスクリーン2に
光Rを投射し、前面側から画像を鑑賞するようにしたリ
ア投射方式のものとがある。
【0003】図2は液晶プロジェクタ1の構成を示す図
である。フロント投射方式のプロジェクションテレビと
リア投射方式のプロジェクションテレビとの相違はミラ
ー3,4の有無だけであり、原理的構成はいずれも同じ
である。図2に表わされているメタルハライドランプ等
のランプ5は、リフレクタ6の焦点位置に配置されてい
る。リフレクタ6は、放物面鏡を持ち、ランプ5の光R
を反射することによって平行光とするものである。リフ
レクタ6の前方には、偏光板7,8に挟まれた液晶表示
パネル9が配置され、投射レンズ10を介してスクリー
ン2上に光Rを投射するように構成されている。
【0004】しかし、液晶表示パネルを用いた液晶プロ
ジェクタでは、ブラウン管と比べると、低コストで大画
面を実現できるという長所があるが、画面が暗いという
本質的な欠点がある。特に、液晶表示パネルとしては、
高コントラストかつ多階調の特性を持つTN(ツイステ
ッド・ネマティック)型液晶パネルが用いられている
が、このTN型液晶表示パネルは偏光板により光の流れ
を制御するものであり、偏光板は一方向の偏光成分だけ
を通過させるものであるため、入射側の偏光板で光源光
の50%の光が無条件にロスしてしまうという問題があ
った。
【0005】このような偏光板による光量ロスを防止す
るため、従来にあっては、図3に示すような偏光変換光
学素子が考えられている。この偏光変換光学素子は、画
像表示に有効なP偏光と、完全にロスとなるS偏光との
両者を含む自然光を入射させ、その全光量をP偏光に変
換して出力することができる。よって、このような偏光
変換光学素子を用いることにより、液晶表示パネルにお
ける光の利用効率は、ほぼ100%になる。
【0006】図3に示す偏光変換光学素子11は、1つ
の偏光ビームスプリッタ(PBS)12と4個の直角プ
リズム13,14,15,16により構成されている。
光源からの自然光は、偏光ビームスプリッタ12で偏光
方向が互いに直交する二つの直線偏光成分に分離され
る。偏光ビームスプリッタ12は、二つの直角プリズム
のうち一方の斜面に誘電体多層膜を蒸着し、斜面どうし
を接合したものである。その斜面を透過する光がP偏光
の光、斜面で反射される光がS偏光の光である。
【0007】偏光ビームスプリッタ12を透過したP偏
光の光は、直角プリズム13,14に順次入射する。直
角プリズム13,14の斜面で全反射を2回行う過程に
おいて、反射面の傾き方向が90度回転した関係にある
と、光の偏光方向は90度回転する。偏光方向が90度
回転することにより、直角プリズム13に入射する光の
偏光方向が水平(P偏光)となっているのに対し、直角
プリズム14から出射する光の偏光方向は垂直(S偏
光)となっている。
【0008】一方、偏光ビームスプリッタ12の斜面で
反射したS偏光の光は、直角プリズム15,16に順次
入射し、P偏光の場合と同様に直角プリズム15,16
の斜面で2回全反射する。しかし、それらの反射面の配
置は、互いに平行であるため、偏光方向は変化しない。
従って、直角プリズム15,16を出射する光の偏光方
向は、直角プリズム15に入射する光の偏光方向(S偏
光)と等しく垂直(S偏光)である。この結果、偏光ビ
ームスプリッタ12で分けられた二つの直線偏光光は、
どちらも同じ偏光方向を持ち、かつ進行方向が等しくな
る。これによって、光源から出たほぼ100%の光が、
一方向の直線偏光に変換されて投射される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
偏光変換光学素子11は、図3に示すように、光源のみ
の場合と比較して非常に大掛かりな光学系になる。ここ
で、直角プリズム15,16は直線偏光の偏光方向を回
転させる訳でなく、不要に思われる。しかし、この偏光
変換光素子11において、つぎのような理由から直角プ
リズム15,16も不可欠であった。
【0010】すなわち、偏光ビームスプリッタ12で反
射したS偏光の光は、直角プリズム13,14で偏光方
向が回転してS偏光になった光と、偏光方向及び進行方
向が既に同じになっている。しかし、その2光束の光の
光軸間距離は、直角プリズム15,16を使用する場合
に比べて、1.4倍長くなる。2光束が離れていると、
偏光変換光学素子から出た2光束を合成用プリズム(図
示せず)で光軸を曲げる時の屈折率も大きくなる。ま
た、液晶表示パネル等の光学部品は、入射角依存性があ
るため、2光束の合成角度は小さい方が好ましい。その
ため、直角プリズム15,16を用いて2光束の光軸間
距離を短くする必要がある。
【0011】このような理由から、従来の偏光変換光学
素子にあっては、偏光変換光学素子のサイズを小型化す
ることが困難であり、大掛かりな光学系となっていた。
そのため、部品コストも高くつくという問題があった。
【0012】これに対し、液晶表示パネルは、小型プロ
ジェクタのような用途だけでなく、各種携帯機器のディ
スプレイとしても用いられ、小型軽量化が要求されてお
り、偏光変換光学素子も小型化することが重要な課題と
なっている。
【0013】本発明は叙上の従来例の欠点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、より小さな
光学系で、光を偏光方向が互いに直交する2つの直線偏
光に分離した後、偏光方向が平行な直線偏光に変換する
ことができる偏光変換光学素子及び直線偏光回転方法を
提供することにある。
【0014】
【発明の開示】請求項1に記載の偏光変換光学素子は、
入射光を偏光方向が異なる2つの直線偏光に分離する偏
光分離手段と、前記偏光分離手段の大きさに比較して小
さな周期で周期的に配列されたパターンを有する偏光回
転手段とを備え、前記偏光分離手段により分離された一
方の直線偏光を前記偏光回転手段のパターンで反射させ
ることにより、当該直線偏光の偏光面を他方の直線偏光
の偏光面と平行に回転させるようにしたことを特徴とし
ている。
【0015】この偏光変換光学素子にあっては、偏光分
離手段に自然光が入射すると、2つの直線偏光、例えば
P偏光とS偏光に分離される。このうち一方の直線偏光
は偏光回転手段に入射し、偏光回転手段の周期パターン
で2度以上反射されることにより、その偏光面を他方の
直線偏光の偏光面と平行に揃えられる。このとき、偏光
回転手段の周期パターンは偏光分離手段の大きさに比較
して小さな周期で配列しているので、直線偏光が偏光回
転手段のパターンで2度以上反射される際の光軸シフト
が小さく、偏光回転手段を小さくでき、偏光変換光学素
子も小型化することができる。
【0016】従来の偏光変換光学素子では、1個の偏光
ビームスプリッタと4個の直角プリズムによって構成さ
れていたので、2つの直角プリズムで直線偏光の偏光面
を回転させる際の光軸のシフトが大きく、単なる光源に
比較して光学系が非常に大きくなっていた。これに対
し、請求項1の偏光変換光学素子では、光軸シフトが小
さいので、偏光変換光学素子を小型軽量化することがで
き、コストも安価にできる。また、偏光面を平行にされ
た2つの直線偏光の光軸間距離も小さくできる。
【0017】また、請求項4に記載した直線偏光回転方
法は、頂角がほぼ90度のプリズム状をしたパターンを
周期的に配列した光反射面に、当該パターンの長軸方向
に対してほぼ45度傾いた偏光方向の直線偏光を入射さ
せるものであるが、この方法によれば、直線偏光の偏光
方向を90度回転させて元の方向へ回帰反射させること
ができる。
【0018】従って、偏光分離手段が、偏光ビームスプ
リッタのように2つの直線偏光を互いに直交する方向へ
分離するものである場合には、この直線偏光回転方法に
基づく偏光回転手段を用いた場合には、偏光回転手段に
より偏光方向を平行にしても光の進む方向が直交したま
まになる。このような場合には、請求項2に記載してい
るように、偏光回転手段で反射した光を鏡面で反射させ
ることにより、2つの直線偏光が平行もしくは交差する
方向へ出射されるようにすればよい。
【0019】また、請求項5に記載した直線偏光回転方
法は、頂角がほぼ60度のプリズム状をしたパターンを
周期的に配列した光反射面に、パターン面全体の法線方
向に対してほぼ45度傾いた方向から、前記法線方向か
ら見て当該パターンの長軸方向に対してほぼ35.3度
傾いた偏光方向の直線偏光を入射させるものであるが、
この方法によれば、直線偏光の偏光方向を90度回転さ
せて元の入射方向と90度異なる方向へ光を反射させる
ことができる。
【0020】従って、この直線偏光回転方法に基づく請
求項3の実施態様によれば、偏光分離手段が、偏光ビー
ムスプリッタのように2つの直線偏光を互いに直交する
方向へ分離するものである場合でも、請求項2の実施態
様のように鏡面を用いることなく、偏光回転手段から直
接に、偏光回転手段に入射しない直線偏光と平行もしく
は交差する方向へ出射させることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】図4及び図5は本発明の一実施形
態による偏光変換光学素子21を示す斜視図及び平面図
である。この偏光変換光学素子21は、1個の偏光ビー
ムスプリッタ22と、1枚の反射ミラーからなる偏光回
転素子23から構成されている。説明の便宜上、図4及
び図5のようにx軸方向、y軸方向及びz軸方向を定め
る。すなわち、偏光ビームスプリッタ22は、斜面(誘
電体多層膜層)22aの法線方向が(1,0,1)方向
を向くように配置され、偏光回転素子23は、偏光ビー
ムスプリッタ22のz軸負方向において偏光ビームスプ
リッタ22の斜面22aと平行に配置されている。偏光
回転素子23の内面には、図6に示すように、斜め方向
に走る周期的な凹凸のパターン24が微細なピッチで形
成されており、これらのパターン面は金属蒸着膜等によ
って鏡面仕上げされている。
【0022】しかして、図4及び図5に示すように、偏
光ビームスプリッタ22に入射した自然光は、偏光ビー
ムスプリッタ22によってP偏光とS偏光とに分離さ
れ、P偏光はそのまま偏光ビームスプリッタ22を真っ
直ぐに透過する。これに対し、偏光ビームスプリッタ2
2で反射されたS偏光は偏光回転素子23の内面へ向か
って進み、偏光回転素子23によりP偏光と平行な方向
へ反射される。しかも、偏光回転素子23に入射したS
偏光は、偏光回転素子23の内面のパターン24で2度
反射することにより、P偏光と平行な偏光面の偏光(こ
れもP偏光と呼ぶことにする)に変換される。よって、
この偏光変換光学素子21を用いれば、自然光を偏光面
が直交する2つの直線偏光に分離した後、一方の直線偏
光の偏光面を90度回転させ、他方の直線偏光と平行な
偏光面を有する直線偏光として同じ方向へ出射させるこ
とができるので、自然光をロスなく一方向の直線偏光に
変換することができる。なお、図4では、X軸と平行に
自然光を偏光ビームスプリッタ22へ入射させている
が、偏光回転素子23と反対側からz軸と平行に自然光
を入射させるようにしても同じである。
【0023】つぎに、上記偏光回転素子23の構造と作
用を詳しく説明する。図6に示す偏光回転素子23か
ら、xy平面、yz平面及びzx平面と平行な6面から
なる立方体に含まれる部分をカットしたもの(図6に1
点鎖線で示す部分)が図7である。いま、この立方体の
頂点に順次A,B,C,D,E,F(図7では裏側にあ
って見えない),G,Hと名付けると、平面ACEは一
方のパターン傾斜面24a、平面EDCは他方のパター
ン傾斜面24bであって、ハッチングを施した面は断面
である。
【0024】偏光回転素子23の表面に形成されたプリ
ズム状のパターン形状は、2種のパターン傾斜面24
a,24bを交互に配列したものであって、一方のパタ
ーン傾斜面24a(ACE)の法線ベクトルn1は、 n1=(0,1,1) である。また、他方のパターン傾斜面24b(EDC)
の法線ベクトルn2は、 n2=(1,−1,0) である。従って、パターン傾斜面24a,24bどうし
のなす角度をα12とすると、この角度α12は、つぎの
(1)式で表される。
【0025】
【数1】
【0026】よって、2つのパターン傾斜面24a,2
4bで形成されるパターン24は、頂角60°の周期構
造をもったプリズムであることが分かる。
【0027】また、一方のパターン傾斜面24a(AC
E)は、図8(a)に示す立方体内の平面ACGEの一
部であり、他方のパターン傾斜面24b(EDC)は、
図8(b)に示す立方体内の平面EDCFの一部であ
る。図8(a)(b)に示す2つの平面ACGE及びA
DCFは、図3に示した従来の偏光変換光学素子11の
2つの直角プリズム13,14の反射面と同じ関係にあ
るから、Z軸方向から入射した直線偏光が、2つのパタ
ーン傾斜面24a,24bで反射することによって偏光
面を90度回転させた後、x軸方向へ出射することは容
易に理解できる。しかも、本発明では、微細なピッチで
配列された周期パターン24で直線偏光の偏光面を回転
させるので、偏光ビームスプリッタ22を透過したP偏
光と、偏光ビームスプリッタ22で反射され偏光回転素
子23で偏光面を回転させられたP偏光との光軸間距離
が小さく、光軸間距離を短くするために従来例のように
直角プリズム15,16が必要なく、偏光変換光学素子
21を小型化することができる。また、光軸間距離をで
きるだけ短くとることで、最終的な光の広がりを小さく
することができる。
【0028】つぎに、図9から分かるように、2つのパ
ターン傾斜面間の谷線ECは、平面EBCH上にあるか
ら、偏光回転素子23のパターン24はこの平面EBC
Hと平行な方向に配列している。この平面EBCHは法
線ベクトルn3=(1,0,1)を持つから、偏光回転
素子23も法線ベクトルが(1,0,1)の方向を向く
ように配置されている。つまり、偏光ビームスプリッタ
22の斜面22aと平行に配置される。また、2つのパ
ターン傾斜面24a,24b間の谷線ECの、平面EB
CH上における傾きβ=∠HCEは、次の(2)式となる
【0029】
【数2】
【0030】(第2の実施形態)図10は本発明の別な
実施形態による偏光変換光学素子31を示す斜視図であ
る。この偏光変換光学素子31では、偏光回転手段とし
て三角プリズムの斜面に2種類のパターン傾斜面24
a,24bからなる周期パターン24を刻設した偏光回
転素子32を用いている。この偏光変換光学素子31で
は、偏光ビームスプリッタ22で反射されたS偏光は三
角プリズム状の偏光回転素子32内に入り、周期パター
ン24で全反射することによって偏光面を90度回転さ
せられ、P偏光となり、他方のP偏光と平行に出射され
る。
【0031】このように、偏光ビームスプリッタ22と
偏光回転素子32を一体化すれば、両者の境界面が減少
して効率が向上する。また、それぞれを作製した後、貼
り付ける手間が省けるので、製作が容易になる。
【0032】なお、この実施形態では、偏光ビームスプ
リッタ22を構成する一方の三角プリズムと周期パター
ン24を形成された三角プリズム状の偏光回転素子32
を一体化し、平行四辺形プリズムを用いてもよい。
【0033】(第3の実施形態)図11は本発明のさら
に別な実施形態による偏光変換光学素子41を示す平面
図である。この偏光変換光学素子41は、偏光ビームス
プリッタ22、偏光回転素子42、反射鏡43によって
構成されている。偏光回転素子42は、偏光ビームスプ
リッタ22の側面に対向させて配置され、偏光ビームス
プリッタ22からの光を回帰反射させるものであり、反
射鏡43は、偏光ビームスプリッタ22の他方側面にほ
ぼ45度の角度で配置されていて、偏光ビームスプリッ
タ22からの光の光軸を90度曲げる働きをする。
【0034】図12(a)は偏光回転素子42の斜視
図、図12(b)は図12(a)のX−X線断面図であ
る。偏光回転素子42の偏光ビームスプリッタ22と対
向している面には、頂角90度(底角45度)のプリズ
ム状をしたパターン44が設けられており、パターン4
4の周期配列方向及びパターン44の延びた方向(長軸
方向)は、偏光ビームスプリッタ22で分離された直線
偏光(S偏光)の偏光面に対して45度傾いている。こ
れらのパターン44の表面は、金属蒸着膜等によって鏡
面仕上げされている。あるいは、図示しないが、偏光回
転素子42としては、透明樹脂平板の裏面側にプリズム
状の凹凸を形成することにより、全反射で光を反射させ
るようにしたものでもよい。
【0035】しかして、自然光が偏光ビームスプリッタ
22に入射すると、入射した自然光はP偏光とS偏光と
に分離され、P偏光はそのまま偏光ビームスプリッタ2
2を透過する。一方、偏光ビームスプリッタ22で反射
されたS偏光は偏光回転素子42のパターン面にほぼ垂
直に入射する。ここで、偏光回転素子42のパターン4
4の頂角は90度となっているので、偏光回転素子42
のパターン面に入射した光はもと来た方向へ反射(すな
わち、回帰反射)される。同時に、偏光回転素子42の
長軸方向(パターン44の延びている方向)は入射する
S偏光の偏光面に対して45度傾いているから、反射す
る際直線偏光の偏光面が90度回転させられる。従っ
て、偏光回転素子42に入射したS偏光はP偏光となっ
て偏光ビームスプリッタ22を透過する。こうして偏光
ビームスプリッタ22を透過したP偏光は反射鏡43で
反射されて前方へ出射される。よって、この偏光変換光
学素子41を用いることにより、自然光を偏光面が直交
する2つの直線偏光に分離した後、一方の直線偏光の偏
光面を90度回転させ、他方の直線偏光と平行な偏光面
を有する直線偏光として同じ方向へ出射させることがで
きるので、自然光をロスなく一方向の直線偏光に変換す
ることができる。また、この偏光変換光学素子41で
も、光軸間距離は小さいので、偏光変換光学素子41を
小型化することができる。
【0036】(第4の実施形態)図13は本発明のさら
に別な実施形態による偏光変換光学素子51を示す平面
図である。この実施形態は、第3の実施形態による偏光
変換光学素子41と同じ機能を有する偏光変換光学素子
51であって、偏光ビームスプリッタ22、偏光回転素
子42、反射鏡43の機能を一体化している。すなわ
ち、三角プリズムによる全反射を反射鏡43とし、この
三角プリズムと偏光ビームスプリッタ22を構成する一
方の三角プリズムとを一体化した大きな三角プリズム5
2を用いている。また、偏光ビームスプリッタ22を構
成する他方の三角プリズム53の側面に、図14(a)
(b)に示すように、頂角90度のプリズム状パターン
44を微細なピッチで斜め45度の配列周期で形成して
いる。この偏光ビームスプリッタ22の側面に形成され
た偏光回転素子42でも、直線偏光を回帰反射させる
際、直線偏光の偏光面を90度回転させることができる
ので、第3の実施形態と同様、自然光を全てP偏光に変
換することができる。
【0037】ただし、この実施形態では、図14(b)
に示すように、偏光ビームスプリッタ22の側面に形成
されたパターン44(偏光回転素子42)の頂角を90
度にする以外にも、いくつかの条件を満たす必要があ
る。すなわち、偏光回転素子42であるパターン44を
形成されている偏光ビームスプリッタ22の屈折率np
が、次の2つの条件を満たすように設定すればよい。 (1) 入射光すべてに対して全反射条件を満たすこと。 (2) グース・ヘンヒェンシフトに伴う効率低下を最小限
に止めること。 また、パターン44のピッチLpは、パターン44の高
さhを低くするためにも、従来のプロジェクタとの整合
をとるためにも小さい程よい。そこで、偏光ビームスプ
リッタ22の屈折率npとパターン44のピッチLpの決
定方法を以下に説明する。
【0038】(屈折率npの決定)まず、パターン44
の屈折率npに「(1) 入射光すべてに対して全反射条件
を満たすこと。」という条件を満足させることを考え
る。図15に示すように、入射光の広がり角を±γとす
ると、すべての入射光を全反射するための屈折率の限界
値neは、次式を満たす。 ne・sinδ=sinγ ne・sin(45°−δ)=1 この2式から偏光ビームスプリッタ22内での屈折角δ
を消去すると、全反射に必要な屈折率npは、次の(3)式
で与えられる。
【0039】
【数3】
【0040】この限界値(限界屈折率)neをグラフに
したものが図16に示す屈折率の限界値neの曲線であ
る。
【0041】次に、パターン44の屈折率npに「(2)
グース・ヘンヒェンシフトに伴う効率低下を最小限に止
めること。」という条件を考える。グース・ヘンヒェン
シフトとは、ある面に対して傾きをもって入射した光が
全反射されるとき、P偏光及びS偏光の間に位相差が生
じるというものである。この位相差のため、入射光が直
線偏光であったとしても、反射光が楕円偏光となる場合
が生じる。いまの場合、偏光ビームスプリッタ22で反
射されたS偏光が偏光回転素子42で反射される際に楕
円偏光となると、反射光は完全なP偏光とならず、S偏
光を含むことになる。反射光にS偏光を含むと、そのS
偏光成分は偏光ビームスプリッタ22で反射されて光源
側へ戻るので、効率が低下する。
【0042】図14(a)に示したように、この実施形
態では、偏光ビームスプリッタ22で分離されたS偏光
と偏光回転素子42のパターン44の長軸は45度の角
度をなす。この時入射したS偏光(以下、ベクトル量に
は右肩に*を付すものとする)ES *は、図17に示すよ
うに、偏光回転素子42に対するP偏光及びS偏光に均
等に分離される。よって、P偏光とS偏光のグース・ヘ
ンヒェンシフトの差をΔφ(np)とすると、反射光Er
ef*は、次の(4)式で与えられる楕円となる(図18)。
ただし、npはパターン44の屈折率、j=√(−1)で
あり、またΔφ(np)はΔφと略記することがある。
【0043】
【数4】
【0044】ここで、Eref*のうち、偏光ビームスプリ
ッタ22を通過できる有効な成分Eeffは、次の(5)式で
与えられる。
【0045】
【数5】
【0046】これより、次の(6)式が得られる。
【0047】
【数6】
【0048】よって、入射光に対する出射光の効率η0
は、つぎの(7)式となる。
【0049】
【数7】
【0050】また、偏光ビームスプリッタ22も含めた
光学系全体で考えた効率ηは、つぎの(8)式となる。
【0051】
【数8】
【0052】また、プリズム44における1回目の反射
で生じるP偏光とS偏光の位相ずれをそれぞれφP1、φ
S1とし、プリズム44における2回目の反射で生じるP
偏光とS偏光の位相ずれをそれぞれφP2、φS2とし、パ
ターン44の屈折率をnp、パターン44の外部の媒質
の屈折率をn2とすると、パターン44で2回反射した
後の光軸方向の変化した角度をαとすると、P偏光が2
回反射したときの位相ずれφP1+φP2とS偏光が2回反
射したときの位相ずれφS1+φS2との位相差Δφ(n
p)は、次の(9)式で与えられる。
【0053】
【数9】
【0054】図19のグラフは、γ=0、n2=1.0と
した時のnp−η特性を示している。また、広がり角γ
をパラメータとしてまとめたグラフが図16の効率ηの
曲線である。
【0055】図19によれば、偏光ビームスプリッタ2
2の屈折率npが大きいほど、効率ηが低下するので、
npは極力小さな値、つまり(3)式で与えられる限界値n
eに設定することが望ましい。通常のプロジェクタの場
合では、たかだかγ=35°程度であるから、図19に
よれば、偏光ビームスプリッタ22の屈折率は、nP
1.476525、その時の効率は、η=87.84%と
なる。
【0056】(ピッチLpの決定)次に、偏光回転素子
42のパターン44のピッチLpを考える。パターン4
4のピッチLpが影響を与えるものは、プリズム状のパ
ターン44の高さh=Lp/2、反射光の強度分布であ
る。反射光の強度分布とピッチLpの関係は、図20に
示すとおりである。パターン44で反射する光は、ピッ
チLpの範囲で強度分布が反転する。よって、図20
(a)(b)に連続した曲線で表されているような強度
分布の入射光が偏光回転素子42のパターン44で反射
した場合、図20(a)(b)に不連続線として表され
たような強度分布となる。ピッチLpが小さいほど、本
来の分布に近づくから、入射光の強度分布を保つために
は、ピッチLpが充分に小さい方がよいことがわかる。
よって、パターン44の高さhの観点からも、強度分布
の観点からも、ピッチLpは小さいほど良いことが分か
る。現在、30μm程度の充分小さなピッチも実現可能
であるので、Lp=30μmとすればよい。
【0057】(第5の実施形態)図21は本発明のさら
に別な実施形態による偏光変換光学素子61を示す平面
図である。この偏光変換光学素子61では、第4の実施
形態のように偏光ビームスプリッタ22の側面にパター
ン44を直接に形成する代わりに、偏光ビームスプリッ
タ22の側面に紫外線硬化型樹脂などを用いて回帰反射
用のパターン44を樹脂成形し、偏光ビームスプリッタ
22の側面に偏光回転素子42を一体に設けている。
【0058】また、偏光ビームスプリッタ22の他方側
面に三角プリズム62を接合することにより、全反射に
よる反射鏡43を形成している。
【0059】このように偏光ビームスプリッタ22の側
面に偏光回転素子42を紫外線硬化型樹脂などを用いて
一体成形することにより、偏光回転素子42を容易に製
作することができる。
【0060】(その他)光源から出る光が拡がりを持っ
ている場合には、図4に見られるように、偏光変換光学
素子を通過した2光束は、ずれた位置に投射される。こ
のずれた2光束を重ねるためには、偏光変換光学素子の
出口に屋根型プリズム等の合成用プリズムを設ければよ
い。あるいは、図11のような実施形態などでは、平面
鏡の角度を傾けてもよい。
【0061】しかし、最終的に、2光束1つに重ねる場
合には、図22に示すように、光軸間距離が短いほど光
の広がりも小さくなる。光源の広がりは、プロジェクタ
等にとっては悪影響を及ぼすものであるので、極力小さ
くとるべきである。よって、偏光ビームスプリッタ22
で光を分離する方向は、分離された2つの偏光の光軸間
の距離が最小となるところをとる方がよい。
【0062】(応用分野)本発明の偏光変換素子は、種
々の分野で使用することができる。例えば、プロジェク
タの光源、回帰反射型光電センサの光源(投光部)、偏
光を用いる表面検査装置の光源、光沢度測定器、その他
の偏光光を用いる計測装置などに採用することができ
る。一例を挙げると、回帰反射型の光電センサにおい
て、投光部に本発明の偏光変換光学素子を置き、回帰反
射板で反射した光を偏光板を通して受光部で受光するよ
うにすればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はフロント投射方式のプロジェクション
テレビを示す概略図、(b)はリア投射方式のプロジェ
クションテレビを示す概略図である。
【図2】液晶プロジェクタの構成を示す図である。
【図3】従来の偏光変換光学素子の構造を示す斜視図で
ある。
【図4】本発明の一実施形態による偏光変換光学素子の
構造を示す斜視図である。
【図5】同上の偏光変換光学素子の平面図である。
【図6】同上の偏光変換光学素子に用いられている偏光
回転素子の一部分を拡大して示す図である。
【図7】同上の偏光回転素子のパターン構造を説明する
ための図である。
【図8】(a)(b)は同上の偏光回転素子のパターン
構造を説明するための図である。
【図9】同上の偏光回転素子のパターン構造を説明する
ための図である。
【図10】本発明の別な実施形態による偏光変換光学素
子を示す斜視図である。
【図11】本発明のさらに別な実施形態による偏光変換
光学素子を示す平面図である。
【図12】(a)は同上の偏光回転素子の斜視図、
(b)は(a)のX−X線断面図である。
【図13】本発明のさらに別な実施形態による偏光変換
光学素子を示す平面図である。
【図14】(a)は偏光ビームスプリッタの側面に形成
された偏光回転素子を示す正面図、(b)は(a)の断
面図である。
【図15】偏光回転素子の最適な屈折率を計算するため
に用いた図である。
【図16】限界屈折率と効率の広がり角依存性を示す図
である。
【図17】偏光回転素子の最適な屈折率を計算するため
に用いた図である。
【図18】偏光回転素子の最適な屈折率を計算するため
に用いた図である。
【図19】偏光変換光学素子の効率の屈折率依存性を示
す図である。
【図20】反射光の強度分布とパターンのピッチとの関
係を示す図である。
【図21】本発明のさらに別な実施形態による偏光変換
光学素子を示す平面図である。
【図22】光軸間距離と光の広がりとの関係を示す図で
ある。
【符号の説明】
22 偏光ビームスプリッタ 23,42 偏光回転素子 24,44 プリズム状の周期的なパターン 24a,24b パターン傾斜面 43 反射鏡

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射光を偏光方向が異なる2つの直線偏
    光に分離する偏光分離手段と、前記偏光分離手段の大き
    さに比較して小さな周期で周期的に配列されたパターン
    を有する偏光回転手段とを備え、 前記偏光分離手段により分離された一方の直線偏光を前
    記偏光回転手段のパターンで反射させることにより、当
    該直線偏光の偏光面を他方の直線偏光の偏光面と平行に
    回転させるようにしたことを特徴とする偏光変換光学素
    子。
  2. 【請求項2】 前記偏光回転手段で反射した光を、前記
    他方の直線偏光の光軸と平行もしくは交差する方向へ出
    射させるための鏡面を設けたことを特徴とする、請求項
    1に記載の偏光変換光学素子。
  3. 【請求項3】 前記偏光回転手段は、頂角がほぼ60度
    のプリズム状をしたパターンを周期的に配列したもので
    あり、パターン面全体の法線方向に対してほぼ45度傾
    いた方向から、前記法線方向から見て当該パターンの長
    軸方向に対してほぼ35.3度傾いた偏光方向の直線偏
    光を入射させるように配置されていることを特徴とす
    る、請求項1に記載の偏光変換光学素子。
  4. 【請求項4】 頂角がほぼ90度のプリズム状をしたパ
    ターンを周期的に配列した光反射面に、当該パターンの
    長軸方向に対してほぼ45度傾いた偏光方向の直線偏光
    を入射させることを特徴とする直線偏光回転方法。
  5. 【請求項5】 頂角がほぼ60度のプリズム状をしたパ
    ターンを周期的に配列した光反射面に、パターン面全体
    の法線方向に対してほぼ45度傾いた方向から、前記法
    線方向から見て当該パターンの長軸方向に対してほぼ3
    5.3度傾いた偏光方向の直線偏光を入射させることを
    特徴とする直線偏光回転方法。
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