JPH11259407A - 電子情報利用促進システム - Google Patents

電子情報利用促進システム

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JPH11259407A
JPH11259407A JP5920598A JP5920598A JPH11259407A JP H11259407 A JPH11259407 A JP H11259407A JP 5920598 A JP5920598 A JP 5920598A JP 5920598 A JP5920598 A JP 5920598A JP H11259407 A JPH11259407 A JP H11259407A
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JP
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processing space
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user
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JP5920598A
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Hiroshi Katsurabayashi
浩 桂林
Eriko Tamaru
恵理子 田丸
Takashi Osawa
隆 大澤
Shigehiko Sasaki
茂彦 佐々木
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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    • H04L63/04Network architectures or network communication protocols for network security for providing a confidential data exchange among entities communicating through data packet networks
    • H04L63/0428Network architectures or network communication protocols for network security for providing a confidential data exchange among entities communicating through data packet networks wherein the data content is protected, e.g. by encrypting or encapsulating the payload
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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    • G06F21/10Protecting distributed programs or content, e.g. vending or licensing of copyrighted material ; Digital rights management [DRM]
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q30/00Commerce
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    • G06Q30/02Marketing; Price estimation or determination; Fundraising
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 見たり、聞いたりするだけの使用権処理と、
自分の作成物で利用した場合の利用権処理を分けること
ができ、作成途中での無駄な権利処理や権利処理のため
に個別に作者と交渉する手間を削減する。 【解決手段】 ネットワーク上に仮想的電子情報加工空
間を構築し、この情報加工空間を管理手段102で管理
する。この空間内の情報は、情報蓄積手段103で蓄積
する。情報加工空間制御手段202は、管理手段102
と、ネットワークを通じて交信しながら利用者に情報加
工空間を提示したり、利用者の操作により、管理手段1
02が管理する情報を取得する。情報加工空間での情報
の加工は、情報加工手段203で行う。情報加工空間内
の情報を、当該空間外に持ち出す際には、権利処理手段
107により、権利処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、他者の著作権な
どの権利が主張されている電子情報の、コンピュータに
よる加工などの利用の促進を図るための電子情報利用促
進システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、電子情報の不正利用を防止す
るためのソフトウェア使用量管理装置や方法は多く知ら
れている。例えば、特開平6−324858号公報に
は、予め定めた規定情報の範囲内でのソフトウェア記憶
媒体部の使用を求める方式が記載されている。これは、
例えば、ICカードを管理用媒体として用い、ここに書
き込まれている規定情報を満たす場合にのみ、ソフトウ
エアの使用を許可するというものである。
【0003】この公報記載の方式によれば、使用に際し
て、空間的に離れた場所の同種のコンピュータのいずれ
を用いても対応するソフトウエアを実行することができ
ると言う空間的利便性を損なうことなく、ソフトウェア
の不正利用の抑止を図ることができる。
【0004】また、電子出版において、不正コピーを防
止する方法が知られている。例えば、特開平7−239
828号公報には、文書サーバに対して利用者が文書の
要求を行うと、認証サーバにより利用者を認証し、利用
者の識別番号を使った暗号化により要求された文書を暗
号化して利用者に送り、利用者は送られてきた文書を復
号して利用するようにすることにより、電子出版文書を
保護する方法が示されている。
【0005】また、特開平7−74744号公報には、
電子情報は暗号化した状態で、通信網や放送網により不
特定多数の利用者に同報し、利用者側の端末で電子情報
と、そのインデックスを蓄積し、利用者の要求に応じて
必要な電子情報のみを復号化するようにし、かつ、その
復号化された電子情報に対してのみ課金するようにする
情報提供方式が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来の方式では、ソフトウェアを使用すること
や、電子文書を見ることや、映像を見ることに対して
の、いわゆる使用権についての権利処理を行うことはで
きるが、これらとは別に、著作権が存在する電子情報を
利用(加工)して、新しい権利物としてさらに流通させ
ることに対する権利処理が行えないという問題があっ
た。
【0007】ところで、このようないわば利用権の権利
処理を行う場合に、現行の権利処理方式を踏襲する場合
には、例えば、インターネットから利用したい情報を取
得するときに、その利用権についての課金をする方式が
一般的である。この方式では、利用(加工)をしたが、
良結果が得られなかった情報の場合でも課金が発生して
しまい、電子情報の利用の意欲が殺がれる結果となる。
【0008】また、このような利用権の権利処理を行う
には、利用したい電子情報の作者と個別に権利処理のた
めの交渉をする必要が生じ、特に、複数の電子情報を利
用する場合など、その手間は甚大になり、これを電子情
報の利用促進の妨げとなっている。
【0009】この発明は、前記問題点を解決するために
案出されたものであって、見たり、聞いたりするだけの
使用権処理と、自分の作成物で利用した場合の利用権処
理を分けて行うことを可能にし、また、加工途中の情報
に対しては使用権処理のみを行い、加工された情報が公
開されるタイミングで利用権処理を行うことを可能に
し、作成途中での無駄な権利処理や権利処理のために個
別に作者と交渉する手間を削減することを可能とするこ
とを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明による電子情報利用促進システム
は、ネットワーク上に構築された仮想的電子情報加工空
間を管理する情報加工空間管理手段と、前記仮想的電子
情報加工空間内の情報を蓄積する情報加工空間情報蓄積
手段と、前記情報加工空間管理手段と、前記ネットワー
クを通じて交信しながら利用者に前記仮想的電子情報加
工空間を提示したり、利用者の操作により、前記情報加
工空間管理手段が管理する情報を取得する情報加工空間
制御手段と、前記仮想的電子情報加工空間で情報を加工
するための情報加工手段と、前記仮想的電子情報加工空
間内の情報を、当該空間外に持ち出す際に、権利処理を
実行する権利処理手段と、を備えることを特徴とする。
【0011】また、請求項2の発明は、請求項1の電子
情報利用促進システムにおいて、前記情報加工空間管理
手段と、前記情報加工空間情報蓄積手段と、前記権利物
管理手段と、前記権利処理手段とは、情報加工空間サー
バが備え、前記情報加工空間制御手段と、前記情報加工
手段とは、利用者側端末装置が備え、前記情報加工空間
サーバと前記利用者側端末装置とは、前記ネットワーク
を通じて通信するために、それぞれ通信手段を備えるこ
とを特徴とする。
【0012】また、請求項3の発明は、請求項1または
請求項2に記載の電子情報利用促進システムにおいて、
前記仮想的電子情報加工空間で参照や加工のために利用
されている他者の権利物を管理する権利物管理手段を備
え、前記権利処理手段は、前記仮想的電子情報加工空間
内の情報を、当該空間外に持ち出す際に、前記権利物管
理手段の情報を参照して権利処理を実行することを特徴
とする。
【0013】また、請求項4の発明は、請求項1または
請求項2に記載の電子情報利用促進システムにおいて、
前記仮想的電子情報加工空間に対して、アクセスしてき
た利用者が、正当な権利者であることを確認して前記ア
クセスを許可する情報加工空間アクセス権制御手段を備
えることを特徴とする。
【0014】また、請求項5の発明は、請求項2に記載
の電子情報利用促進システムにおいて、前記情報加工空
間サーバは、前記情報加工空間管理手段が管理する情報
を、前記ネットワークを通じて、前記利用者側端末装置
の情報加工空間制御手段に転送する際に、前記加工空間
管理手段が管理する情報を暗号化する暗号化手段を備
え、前記利用者側端末装置は、情報加工空間サーバから
送られてきた前記暗号化手段で暗号化された情報を解読
する暗号解読手段を備えることを特徴とする。
【0015】また、請求項6の発明は、請求項5に記載
の電子情報利用促進システムにおいて、前記暗号化手段
は、暗号化するときに、前記仮想的電子情報加工空間毎
に暗号鍵を変える暗号化方法を用いることを特徴とす
る。
【0016】また、請求項7の発明は、請求項1、請求
項2または請求項3に記載の電子情報利用促進システム
において、前記仮想的電子情報加工空間において、他者
の権利物を一覧として提示する利用・参照一覧手段を備
えることを特徴とする。
【0017】また、請求項8の発明は、請求項7に記載
の電子情報利用促進システムにおいて、前記利用・参照
一覧手段により一覧として提示される権利物のうち、加
工された結果物内で使用されている権利物の、前記一覧
上の場所が分かるように、前記一覧において、表示を変
えるようにしたことを特徴とする。
【0018】また、請求項9の発明は、請求項1、請求
項2または請求項3に記載の電子情報利用促進システム
において、前記仮想的電子情報加工空間内で、過去に利
用したものや参照したものの傾向を抽出する利用傾向抽
出手段と、前記利用傾向抽出手段で抽出した情報を基に
類似情報を検索する類似情報検索手段とを備えることを
特徴とする。
【0019】また、請求項10の発明は、請求項9に記
載の電子情報利用促進システムにおいて、前記利用傾向
抽出手段で抽出した各仮想的電子情報加工空間の特徴に
基づいて、類似する、あるいは補完関係にある仮想的電
子情報加工空間の利用者同士を引き合わせるようにする
情報加工空間マッチング手段を備えることを特徴とす
る。
【0020】また、請求項11の発明は、請求項1また
は請求項3に記載の電子情報利用促進システムおいて、
権利物の利用に際に、部分的に切り出しての利用を認め
るか否かの情報を予め登録し、その登録に基づき前記権
利物の部分的な利用を制限するようにしたことを特徴と
する。
【0021】また、請求項12の発明は、請求項2に記
載の電子情報利用促進システムにおいて、前記情報加工
手段は、前記情報加工空間アクセス制御手段により、前
記仮想的電子情報加工空間にアクセスする正当な利用者
と認められた利用者に設定するようにしたことを特徴と
する。
【0022】また、請求項13の発明は、請求項3に記
載の電子情報利用促進システムにおいて、前記情報加工
手段は、前記情報加工空間アクセス制御手段により、前
記仮想的電子情報加工空間にアクセスする正当な利用者
と認められた利用者に設定するようにしたことを特徴と
する。
【0023】
【作用】上記のように構成された請求項1の発明の電子
情報利用促進システムにおいては、ネットワーク上に仮
想的電子情報加工空間を設定し、その空間内において、
利用者は、情報の加工を情報加工手段により行うことが
できる。そして、権利処理手段は、その仮想的電子情報
加工空間から、当該加工された情報が持ち出されない限
り、権利処理を実行しない。
【0024】すなわち、仮想的電子情報加工空間内に存
在する限り、情報の加工は、自由に行えることになる。
そして、その情報は、情報加工空間情報蓄積手段に蓄積
されて保持される。
【0025】したがって、閲覧などの使用と、加工の利
用とを分けることできる。すなわち、仮想的電子情報加
工空間に取り込んだ後、加工したものを、その空間から
持ち出さない限り、その加工の利用についての権利処理
は発生せず、使用のみに留めることができる。
【0026】このため、一旦利用して、その利用がうま
く行かない場合には、その空間内から外に持ち出さない
ことにより、実際上は、利用がなされなかった場合と同
様の結果となり、従来の使用と利用が分離できないこと
による不具合は解消する。
【0027】そして、この仮想的電子情報加工空間内に
おいて、情報加工空間管理手段の管理のもとに、権利処
理手段により、加工処理の結果物についての権利処理を
行うようにしているので、個別に権利者と交渉する手間
を削減することができる。
【0028】そして、権利処理がスムースに運ぶ結果、
新しい権利物としてさらに流通させることが容易にな
り、さらなる電子情報の利用の促進を図ることが可能に
なる。
【0029】また、請求項2の発明の場合には、システ
ムを情報加工空間サーバと、利用者側端末装置に分けて
構成し、情報の管理や権利処理をサーバが受け持ち、情
報の加工は利用者側端末装置で行えるようにしたことに
より、使い勝手のよいシステムを構築することができ
る。
【0030】また、請求項3の発明の電子情報利用促進
システムにおいては、利用に供される他者の権利物を管
理する権利物管理手段を備える。このため、この権利物
管理手段の情報を用いて、権利処理手段が権利処理を実
行することにより、仮想的電子情報加工空間から加工物
を持ち出すときの権利処理が容易になる。
【0031】請求項4の発明においては、仮想的電子情
報加工空間へのアクセス者が、正当なアクセス権を有す
るものであるか否かを判別した後に、前記空間へのアク
セスを許可するようにしている。これにより、仮想的電
子情報加工空間での加工処理物が、他者により勝手に利
用されてしまう不都合を回避できる。
【0032】請求項5の発明においては、情報加工空間
サーバから利用者側端末装置にネットワークを通じて情
報を伝送するときに、アクセス権が無い者に通信経路に
おいて、情報が盗まれても、その利用を防止することが
できる。
【0033】請求項6の発明においては、前記暗号化
は、仮想的電子情報加工空間ごとに異なるものとされて
いるので、より、不正な使用および利用を防止する効果
が大きくなる。
【0034】請求項7の発明においては、仮想的電子情
報加工空間において利用できる他者の権利物を一覧とし
て見ることができる。これにより、利用者は、いずれの
権利物を使用するかの決定を容易に行うことができる。
【0035】また、請求項8の発明においては、前記他
者の権利物の一覧で、既に加工物で使用されている権利
物の表示は、他と区別できる態様に変更されているの
で、さらに利用をしようとする他の権利物を選択した
り、同じものを再利用したりすることが容易になる。
【0036】請求項9の発明においては、利用者による
仮想的電子情報加工空間での利用傾向が利用傾向抽出手
段で抽出され、類似情報検索手段で、抽出された利用傾
向から利用の蓋然性が高い類似する情報を検索するよう
にする。これにより、ユーザは、利用したい情報を容易
に取得することが可能になる。
【0037】請求項10の発明においては、利用傾向抽
出手段で抽出した各仮想的電子情報加工空間の特徴に基
づいて、類似する、あるいは補完関係にある仮想的電子
情報加工空間の利用者同士を引き合わせるようにする。
これにより、同じ加工などの利用処理の無駄を回避する
とともに、統合して利用処理を行うようにするなど、情
報利用の効率化を図ることができる。
【0038】また、請求項11の発明においては、予
め、部分利用が可能か否かを登録して管理しているの
で、権利処理など、効率的な利用管理をすることができ
る。
【0039】請求項12の発明においては、情報加工手
段は、利用者側端末装置に事前にインストールされてい
るので、仮想定電子情報加工空間での利用が容易であ
る。
【0040】また、請求項13の発明においては、情報
加工手段は、情報加工空間アクセス権制御手段により、
前記仮想的電子情報加工空間にアクセスする正当な利用
者と認められた利用者に設定される。これにより、適性
な仮想的電子情報加工空間の運用を図ることが容易であ
る。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、この発明による電子情報利
用促進システムの実施の形態を、図を参照しながら説明
する。
【0042】[電子情報利用促進システムの概要]ま
ず、この発明の実施の形態の概要を、図2の概念図を参
照して説明する。図2の例では、例えば、インターネッ
ト上のサーバSVa,SVb,…のホームページの情報
を、利用者側の端末装置であるパーソナルコンピュータ
PCa,PCb,…で利用して加工処理を行って、新た
な情報を生成し、それをインターネット上のサーバに公
開して、さらなる利用に供するようにする場合として説
明する。
【0043】従来は、前述したように、パーソナルコン
ピュータPCa,PCbでは、インターネット上のサー
バSVa,SVb,…のホームページの情報を利用した
いときには、ネットワークを通じて、当該情報を自己の
パーソナルコンピュータ内に取り込むようにしなければ
ならない。
【0044】この場合に、このホームページからの情報
の利用(加工)を許可して、それを新たに公開すること
ができるようにする場合には、権利関係の調整が必要に
なるので、一つの方法として、情報の取得時に、その情
報をその後に利用するか否かに関係なく、使用料と利用
料を合算したような課金を行う方法が考えられる。そう
でないと、利用として加工処理などをしようとする場合
には、情報の作成者と個別に権利処理を行わなければな
らないため、非常に繁雑な権利処理が必要になってしま
うからである。
【0045】しかし、この方法では、ホームページを見
るだけのユーザにとっては、利用料金も加算されてしま
うため、課金方法としては合理性に欠ける結果となる。
また、この方法は、閲覧などの使用と、加工などの利用
とが分離されない方式であるため、利用者は、取得して
閲覧した結果、利用に値しないような情報であった場合
ても、利用料金を支払わなければならず、この点でも合
理性に欠ける。
【0046】また、個別に著作権者との間で権利処理す
ることは、非常に厄介であり、利用の妨げとなる。
【0047】この発明の実施の形態では、図2に示すよ
うに、利用者側で情報を取得する以前の状態として仮想
的電子情報加工空間VMSを想定する。この仮想的電子
情報加工空間VMSは、情報加工空間サーバが管理を行
い、利用者側端末装置は、この空間VMS内では、ホー
ムページからの情報の閲覧だけでなく、加工も自由に行
うことができる。
【0048】しかし、この仮想的電子情報加工空間VM
Sで作成した情報を、図2において、太線の点線で示す
ように、この空間VMSから取り出して、例えばインタ
ーネット上のサーバSVcに格納して公開するような場
合には、情報加工空間サーバにおいて権利処理を行い、
必要な課金も行うようにする。すなわち、利用者は、こ
の仮想的電子情報加工空間VMS内では、自由に情報の
使用および利用ができ、この仮想的電子情報加工空間V
MS外に、情報を移動させるときに、課金が発生する。
【0049】なお、ホームページからの情報の閲覧など
の使用に課金が発生する場合には、当該ホームページか
らの情報は、仮想的電子情報加工空間VMSに取り込ま
れるときに、利用料と分離して、閲覧料金などの使用料
のみの課金を行うことができる。この場合、上述したよ
うに、利用料の課金は、この仮想的電子情報加工空間V
MS外に、情報が取り出されるときに発生する。
【0050】また、この実施の形態の場合、仮想的電子
情報加工空間VMSは、一人の利用者が使用するだけで
はなく、同じ一つの空間VMSを複数人の利用者が使用
できるようにしている。ただし、この例では、この仮想
的電子情報加工空間VMSへのアクセス権を備える利用
者だけが、その一つの空間VMSを利用できるように限
定している。後述するように、アクセス権は、この例の
場合には、最初の利用者が設定したパスワードにより管
理される。
【0051】また、仮想的電子情報加工空間VMSは、
利用者により設定されるもので、このため、複数の仮想
的電子情報加工空間VMSが存在する。情報加工空間サ
ーバは、これらの複数個の仮想的電子情報加工空間VM
Sを管理する。そして、例えば、加工利用処理として、
類似した情報処理を行っている複数個の仮想的電子情報
加工空間VMSが存在するときには、そのことを、利用
者に通知することできるようにしている。
【0052】これにより、類似した加工処理を行ってい
る複数個の仮想的電子情報加工空間VMSを統合した
り、互いに情報交換を行ったりするなど、利用者の便宜
を図ることができるようにして、電子情報の利用の促進
を図るようにしている。
【0053】また、この実施の形態においては、仮想的
電子情報加工空間VMSを管理する情報加工空間サーバ
は、仮想的電子情報加工空間VMSの利用者の利用傾向
を抽出し、当該利用者にとって、便利な情報の存在の示
唆をするようにしている。これにより、利用者のさらな
る便宜を図るようにしている。
【0054】さらに、実際的には、仮想的電子情報加工
空間VMS内ではあるが、利用者が情報を加工処理する
空間部分は、利用者の端末であるパーソナルコンピュー
タに存在することになる。そして、そのために、加工対
象の電子情報は、ネットワークを通じてサーバから、利
用者側端末装置に転送される。この転送情報が自由に使
用できる状態になっていると、このシステムは、破綻を
来たすことになる。
【0055】そこで、この実施の形態では、仮想的電子
情報加工空間VMS内で、ネットワークを通じて利用者
側端末装置に転送する際には、情報を暗号化して伝送す
るようにする。そして、利用者側端末装置の仮想的電子
情報加工空間VMS内部分には、この暗号化された情報
を解読する手段が設けられ、仮想的電子情報加工空間V
MS内であれば、暗号化された情報を解読して利用でき
るようにしている。
【0056】ただし、利用者側端末装置内であっても、
仮想的電子情報加工空間VMS外に情報を持ち出す場合
には、その情報には、暗号化が施された状態のものとな
っている。そして、前記の暗号の解読手段は、利用者側
端末装置の仮想的電子情報加工空間VMS外部分には、
存在しないので、そのまま持ち出すことはできないよう
にされている。
【0057】[実施の形態の電子情報利用促進システム
の構成]図1は、この発明の実施の形態の構成を示すブ
ロック図で、ネットワーク300を介して、情報加工空
間サーバ100と、例えばパーソナルコンピュータで構
成される利用者側端末装置200とが接続されて、シス
テムが構成される。図1のサーバ100および端末装置
200内のブロック構成は、前述した仮想的電子情報加
工空間内のそれぞれの機能を中心として、ブロック化し
た機能ブロック図の構成である。
【0058】図1では、スペースの関係上、パーソナル
コンピュータからなる利用者側端末装置200は、1台
のみを示したが、利用者側端末装置200は、1個の情
報加工空間サーバ100に対して、ネットワーク300
を通じて、複数台、接続されるものである。そして、ネ
ットワーク300は、例えばインターネットなどであっ
て、情報加工空間サーバ100や利用者側端末装置20
0は、ネットワーク300を通じて、他のコンピュータ
や、ホームページを保持しているサーバに、接続されて
いるものである。
【0059】情報加工空間サーバ100は、通信部10
1、情報加工空間管理部102、情報加工空間情報蓄積
部103、情報加工空間アクセス権制御部104、暗号
化部105、権利物管理部106、権利処理部107、
利用傾向抽出部108、類似情報検索部109、情報加
工空間マッチング検索部110を備えている。
【0060】また、利用者側端末装置(パーソナルコン
ピュータ)200は、通信部201、情報加工空理制御
部202、情報加工部203、暗号解読部204、利用
・参照一覧部205を備えている。
【0061】これらの情報加工空理制御部202、情報
加工部203、暗号解読部204、利用・参照一覧部2
05のソフトウエアは、この実施の形態では、予め、パ
ーソナルコンピュータにインストールされている。
【0062】通信部101および201は、ネットワー
ク300を通じてデータなどを交換するために通信する
ためのものである。この通信部101、201は、イー
サネットにつながっていても、電話回線で構成されたネ
ットワークにつながっていても、コンピュータ内部のバ
スにつながっていても構わない。また、他のコンピュー
タとRS232Cなどのシリアルポートや、パラレルポ
ート、赤外線などで接続されていても構わない。
【0063】情報加工空間管理部102は、情報加工空
間サーバ上で動作し、ネットワーク上に構築された仮想
的電子情報加工空間VMSを構成する空間の情報や、空
間の使用者、空間特有の暗号鍵や、仮想的電子情報加工
空間VMSで使用された情報などを管理する部分であ
る。
【0064】図3は、この情報加工空間管理部102が
持つ情報加工空間VMSの管理テーブル10の例を示す
ものである。この管理テーブル10において、「空間N
o」のレコードは、仮想的電子情報加工空間VMSに付
与された識別番号である。「パスワード」のレコード
は、仮想的電子情報加工空間VMSへのアクセス権を認
証するために、利用者により設定されたもので、このパ
スワードを伴って、当該空間Noの仮想的電子情報加工
空間VMSにアクセスがあったときに、そのアクセスを
してきた者に、その空間Noの仮想的電子情報加工空間
VMSへのアクセスを許可するようにするためのもので
ある。このアクセス権処理は、後述するように、情報加
工空間アクセス権制御部204で実行される。
【0065】「マシンアドレス」のレコードは、利用者
のパーソナルコンピュータのネットワーク上のアドレス
を示すものである。
【0066】「利用・参照テーブル」のレコードは、利
用者により利用され、あるいは参照された情報の一覧テ
ーブルを識別するためのものである。「概念リスト」、
「類似語リスト」、「特徴リスト」のレコードは、利用
傾向抽出部108が備えるリストの参照インデックスで
ある。
【0067】また、「RSA法数」、「RSA公開
鍵」、「RSA秘密鍵」のレコードは、暗号化部105
で使用するRSA暗号化方式に用いる情報である。この
実施の形態では、各利用者毎に異なる暗号化が情報に施
されるので、これらRSA法数、RSA公開鍵、RSA
秘密鍵は、利用者毎に異なるものが用意されている。ま
た、情報加工空間VMSが再利用される場合などでは、
適宜、暗号鍵が更新され、その更新の都度、管理テーブ
ル10の「RSA法数」、「RSA公開鍵」、「RSA
秘密鍵」のレコードも、更新される。
【0068】情報加工空間情報蓄積部103は、空間N
oごとに、それぞれの仮想的電子情報加工空間VMSで
管理されている情報を蓄積する。この情報加工空間情報
蓄積部103からの情報の読み出し、書き込みは、情報
加工空間管理部102が制御・管理する。
【0069】情報加工空間アクセス権制御部104は、
情報加工空間管理部102が持つ前述した情報加工空間
の管理テーブル10に記録されているパスワードによ
り、仮想的情報加工空間VMSに対してアクセスしたユ
ーザが、正当な権利者であるかどうかを判定し、正当な
権利者にのみ、アクセス要求された仮想的情報加工空間
VMSへのアクセスを許可するようにする。
【0070】暗号化部105は、著作権などの権利が主
張されている電子情報を、仮想的情報加工空間内VMS
であって、利用者側端末装置200の情報加工部203
に受け渡す場合に、アクセス権が無い人に、通信経路な
どで盗まれても、それを使用および利用できないように
するために、前記電子情報を暗号化する。
【0071】権利物管理部106は、利用者側端末装置
200の情報加工部203において、ユーザが情報を加
工した結果物(以下、加工物という)の中に取り込まれ
て利用されている他者の権利物を管理する。
【0072】図4に、他者の権利物の管理テーブル20
の例を示す。
【0073】この管理テーブル20で、「権利者No」
のレコードは、権利者の識別情報である。「権利者名」
のレコードは、権利者の氏名であり、テキストデータと
される。「権利物No」のレコードは、権利物の識別情
報である。「オリジナルの保管場所」のレコードは、権
利物の保管場所のネットワーク上のアドレスである。
【0074】「状況」のレコードは、当該権利物の利用
状況を示すものである。この実施例では、その権利物は
参照したが、加工物内で使用していないものは、この状
況のレコードを「参照」とし、加工物内で使用している
ものは、この状況のレコードを「利用」となる。
【0075】また、「利用分類」のレコードは、権利物
の利用範囲の記録である。例えば、全部を使用している
場合は、この利用分類のレコードを「全部」とし、部分
を利用している場合は、その利用されている部分の論理
構造識別子を記録する。図4の例の論理構造識別子
「2.1/198−365」は、2章の1節の198文
字目から365文字目を意味している。また、論理構造
識別子「2.2/G01」は、2章2節の図1を意味し
ている。
【0076】権利処理部107は、情報加工空間203
で作成したものを、仮想的情報加工空間VMS外に持ち
出そうとしたことを検知したとき、最終的加工物内で使
われている権利物の権利処理を行う。
【0077】図5に、権利処理部107が持つ権利物対
価表30のデータ構造の例を示す。図5において、「部
分利用」のレコードは、この例の場合には、部分コピー
などの部分利用を許可するか否か、許可する場合には、
どの部分の利用を許可するかを示すものである。
【0078】図5の例では、権利物No.001と、N
o.006は、部分利用不可である。この場合には、
「価格」のレコードは、全部利用の価格を意味する。そ
して、他の権利物は、部分利用可能であり、その利用可
能範囲が記録されている。例えば、「2.1/文字」
は、2章の1節の文字の部分利用が可能であることを示
している。「2.1/G01」は、2章の1節の図1の
みの部分利用が可能であることを示している。また、
「2.1/T01」は、2章の1節の表1のみの部分利
用が可能であることを示している。
【0079】さらに、「条件」のレコードは、部分利用
についての条件が記録されており、図5の例の場合に
は、「権利物No.005−01」の「2章の1節の文
字」の部分利用は、何文字使用しても一律の価格である
ことを示している。
【0080】権利処理部107では、図5の権利物対価
表30を用いて権利物の対価計算をし、利用者に課金す
る。
【0081】権利処理部107は、この対価の支払い方
法を利用者に提示するために、支払い処理方法管理テー
ブル40を有している。図6に権利処理部107が持つ
支払い処理方法管理テーブル40のデータ構造の例を示
す。
【0082】利用傾向抽出部108は、加工物の中で使
われている言葉の関係から、概念リストや類似語リスト
などの作成や、使われる単語の出現頻度から加工物の分
野の特定などを行う。また、利用傾向抽出部108は、
参照された他者の権利物や、使用された他者の権利物か
ら、参照の傾向や加工物の分野や、他者の権利物の利用
傾向を分析する。
【0083】他者の権利物の利用傾向としては、仮想的
電子情報加工空間VMSで使用されている言葉の上位概
念と、その下位概念を抽出して、概念リストを作成す
る。また、利用傾向抽出部108は、仮想的電子情報加
工空間VMSで使用されている言葉の類似語を抽出し、
類似語リストを作成する。さらに、利用傾向抽出部10
8は、どのような加工物の分野の専門用語が使用されて
いるかの特徴リストを作成する。
【0084】図7に、利用傾向抽出部108が持つ概念
リスト50のデータ構造の例を示す。図8に、利用傾向
抽出部108が持つ類似語リスト60のデータ構造の例
を示す。さらに、図9に、利用傾向抽出部108が持つ
特徴リスト70のデータ構造の例を示す。
【0085】類似情報検索部109は、利用傾向抽出部
108で抽出された仮想電子情報加工空間VMSでの利
用者の情報の利用傾向に基づいて、例えばインターネッ
ト上のウエブサーバ上のホームページを検索し、類似情
報をユーザに提示する。これは、ユーザが利用する蓋然
性の高い情報を、ユーザに提示することにより、ユーザ
の便宜を図ると同時に、情報の利用の促進を図るためで
ある。
【0086】情報加工空間マッチング検索部110は、
利用傾向抽出部108で抽出された仮想電子情報加工空
間での利用者の情報の利用傾向に基づいて、類似した特
徴を持つ仮想電子情報加工空間VMSを検索し、その空
間VMSの利用者の双方に、その存在を通知する。これ
により、同じ加工処理をすることの無駄を知らせるとと
もに、同じ目的の利用者が、仮想電子情報加工空間VM
Sを統合して、その加工処理を共同して行うことができ
るようになる。
【0087】次に、利用者側端末装置200の仮想的電
子情報加工空間VMS内の構成について説明する。
【0088】前記通信部201を通じてネットワーク3
00に接続される情報加工空間制御部202は、ユーザ
が使用するパーソナルコンピュータの中において、情報
加工空間サーバ100の情報加工空間管理部102と通
信し、ユーザに仮想的電子情報加工空間VMSを提供す
るものである。
【0089】情報加工部203は、情報加工空間制御部
202から、情報を受け取り、利用者が、コピーや、追
記などの情報加工を行う部分である。
【0090】暗号解読部204は、情報加工空間管理部
202が、暗号化部105により暗号化して送ってきた
情報を、暗号解読する処理部である。情報加工部203
は、情報加工空間制御部203から受け取った情報を、
この暗号解読部204に送る。すると、暗号解読部20
4は、自分が有する暗号鍵情報を用いて、暗号を解読し
て、情報を復号化し、その復号化した情報を情報加工部
203に返す。これにより、ユーザは、情報加工部20
3において、仮想的電子情報加工空間VMSにおける加
工処理が可能になる。
【0091】利用・参照一覧部205は、仮想的電子情
報加工空間VMSで参照された他者の権利物と、作成さ
れている物の中に取り入れられた他者の権利物とを一覧
表にして表示し、そのうちの任意のものを選択すること
により、再度参照したり、加工物の中で使用されている
部分をハイライトし、その使用されているページに表示
を切り替えるなどして、使用場所を表示する。
【0092】[実施の形態のシステムの各部の処理動作
の説明]以上のように構成された電子情報利用促進シス
テムにおける各部の処理の流れを、それぞれフローチャ
ートを参照しながら以下に説明する。
【0093】このシステムにおいては、利用者側端末装
置200の情報加工空間制御部202から通信部201
を通じてネットワーク300に種々の要求を出し、その
要求を情報加工空間サーバ100の情報加工空間管理部
102が、通信部101を通じて受け取り、要求に応じ
た処理を、各部において行わせ、必要な回答や情報をネ
ットワーク300を通じて利用者側端末装置100に送
るようにする。以上の要求や回答などのやり取りを、情
報加工空間制御部202と、情報加工空間管理部102
との間で行いながら、以下のような種々の処理を、仮想
的電子情報加工空間VMSにおいて、行うようにする。
【0094】図10は、利用者側端末装置200の情報
加工空間制御部202の処理の流れを示すフローチャー
トである。すなわち、情報加工空間制御部202では、
まず、ステップS1において、利用者からの要求入力が
されたか、あるいは、情報加工空間サーバ100から回
答を受け取ったかを調べる。
【0095】利用者の要求入力があったときには、ステ
ップS1からステップS2に進み、要求に応じたサーバ
100への要求情報の生成を行う。この実施の形態の場
合、要求は、 仮想的電子情報加工空間へのログインの要求、 仮想的電子情報加工空間での情報の参照要求、 仮想的電子情報加工空間外に加工物を持ち出すための
権利処理要求、 仮想的電子情報加工空間で加工処理に使用するための
情報の検索要求、 他の仮想的電子情報加工空間で同様な処理を行ってい
るかどうかのマッチング検索要求、 の5つの要求が可能とされている。
【0096】このステップS2の後は、ステップS1に
戻る。
【0097】ステップS1において、サーバ100から
の回答を受信したと判別したときには、ステップS3に
進み、それがいずれの要求に対する回答であるかを判別
する。
【0098】そして、回答がログイン要求、あるいは、
情報参照要求に対する回答であったときには、それは情
報加工空間の情報あるいは参照要求された情報であるの
で、ステップS4に進み、回答としての情報を情報加工
部203に渡す。なお、この情報には、利用者毎の暗号
化が施されている。
【0099】ステップS3で、検索要求に対する回答で
あると判別されたときには、ステップS5に進み、その
回答に基づき結果を表示して、利用者に報知する。
【0100】また、ステップS3で、マッチング検索に
対する回答であると判別されたときには、ステップS6
に進み、マッチング検索の結果を表示して、利用者に報
知する。
【0101】さらに、ステップS3で、権利処理要求に
対する回答であると判別されたときには、ステップS7
に進み、その回答は、権利処理結果としての加工物への
課金の合計金額であるので、その合計金額をユーザに提
示し、それに対するユーザの認否をサーバ100に返す
ようにする。
【0102】そして、ステップS4、ステップS5、ス
テップS6、ステップS7の後は、ステップS1に戻
り、以上の処理ステップを繰り返す。
【0103】図11は、情報加工空間管理部102の処
理の制御フローを示すフローチャートである。
【0104】情報加工空間管理部102では、まず、ス
テップS11において、ネットワーク300を通じて、
利用者側端末装置200の情報加工空間制御部202か
らの要求が到来するのを待ち、要求が到来したことを検
知したときには、ステップS2において、要求が何であ
るかを判別する。
【0105】そして、要求が仮想的電子情報加工空間V
MSへのログインの要求であるときには、情報加工空間
アクセス権制御部104にその要求を渡して、後述する
図12に示すように、その要求処理を行わせ、その結果
を受け取って、必要な回答を通信部101およびネット
ワーク300を通じて利用者側端末装置200の情報加
工空間制御部202に送る。その後、要求待ちのステッ
プS11に戻る。
【0106】また、要求が情報参照要求であるときに
は、その要求された情報を、情報加工空間情報蓄積部1
03や必要に応じたネットワークを通じて他のサーバか
ら取得し、その取得した情報を暗号化部105に送り、
後述する図13に示すように、その要求された情報の暗
号化処理を行わせ、暗号化した情報を、通信部101お
よびネットワーク300を通じて利用者側端末装置20
0の情報加工空間制御部202に送る。その後、要求待
ちのステップS11に戻る。
【0107】また、要求が権利処理要求であるときに
は、その要求を権利処理部107に渡し、後述する図1
4に示すように、権利処理を行わせる。その後、要求待
ちのステップS11に戻る。
【0108】また、要求が検索要求であるときには、類
似情報検索部109に、類似した情報の検索を指示し
て、後述の図15に示すようにして検索を行わせ、その
検索結果を、通信部101およびネットワーク300を
通じて利用者側端末装置200の情報加工空間制御部2
02に送る。その後、要求待ちのステップS11に戻
る。
【0109】また、要求がマッチング検索要求であると
きには、情報加工空間マッチング検索部110に、類似
の利用を行っている仮想的電子情報加工空間VMSの検
索を、後述する図16に示すように行わせ、その検索結
果を通信部101およびネットワーク300を通じて利
用者側端末装置200の情報加工空間制御部202に送
る。その後、要求待ちのステップS11に戻る。
【0110】次に、情報加工空間管理部102と、情報
加工空間アクセス権制御部104とにおける、ログイン
要求に対する処理について、図12のフローチャートを
参照して説明する。
【0111】まず、情報加工空間アクセス権制御部10
4では、ステップS21において、そのログイン要求が
新しい情報加工空間VMSについてのログイン要求か、
以前の情報加工空間VMSについての継続利用としての
ログイン要求であるかを判別する。
【0112】新規の情報加工空間VMSについてのログ
イン要求であると判別されたときには、ステップS22
に進み、要求してきた利用者が、予め登録された会員で
あるかどうかを確認し、会員であることを確認したら、
その会員について登録されている料金の支払い方法を確
認する。
【0113】次いで、ステップS23に進んで、新しい
情報加工空間VMSを作成し、次のステップS24で、
その作成した新規の情報加工空間VMSの情報を、要求
してきた利用者に送る。そして、図11のステップS1
1に戻る。
【0114】また、ステップS21で継続利用のログイ
ン要求であると判別されたときには、ステップS25に
進んで、要求してきた利用者のユーザID(識別情報)
と、例えば、最初に利用者により設定されたパスワード
を、要求された情報加工空間VMSについて調べる。ユ
ーザIDと、パスワードは、ログイン要求に含まれてい
る。
【0115】ステップS25でのユーザIDとパスワー
ドの照合の結果、当該情報加工空間VMSへのアクセス
権を有する利用者であることが認証されたか否か判別す
る。認証されなければ、当該ログイン要求は、無効とさ
れ、そのまま、図11のステップS11に戻る。そし
て、認証されると、ステップS27に進み、暗号化の鍵
を新たに生成し、それを登録するとともに、その新規の
暗号化により情報加工空間の情報を暗号化して利用者に
送る。前回の暗号化と同じものを使うのではなく、更新
することにより、情報加工空間の情報を、安全に利用者
に送るようにする。その後、図11のステップS11に
戻る。
【0116】次に、情報加工空間管理部102と、暗号
化部105とにおける情報参照要求に対する処理につい
て、図13のフローチャートを参照して説明する。
【0117】まず、情報加工空間管理部102は、ステ
ップS31で、情報加工空間VMSのナンバーNoによ
り、情報加工空間の管理テーブル10から、その情報加
工空間VMS用の暗号鍵を取得し、それを、参照要求さ
れた情報とともに、暗号化部105に渡す。そして、ス
テップS32で、暗号化部105は、渡された暗号化鍵
を用いた暗号化処理を、情報に対して行う。次いで、ス
テップS33において、暗号化した情報を、通信部10
1およびネットワーク300を通じて利用者側端末装置
200に送る。その後、図11のステップS11に戻
る。
【0118】次に、情報加工空間管理部102と、権利
処理部107とにおける、権利処理要求に対する処理に
ついて、図14のフローチャートを参照して説明する。
【0119】まず、情報加工空間管理部102は、ステ
ップS41で、権利物管理部106が持つ権利物の管理
テーブル20の中から、当該情報加工空間VMSで利用
されている権利物を選択する。次のステップS42で
は、権利処理部107が、選択された権利物についての
利用料金の合計金額を、権利物対価表30を用いて計算
し、それを利用者側に送る。
【0120】利用者は、前述したように、その諾否の情
報を送り返してくるので、それにより、利用者の了解が
得られたか否かステップS43で判別する。了解が得ら
れたときには、ステップS44に進み、加工物中で利用
されている各権利者の取り分を、支払い処理方法管理テ
ーブル40の取り引き状況テーブルに書き込み、利用者
から所定の方法で代金を徴収するようにする。その後、
図11のステップS11に戻る。また、利用者から課金
についての了解が得られなかったときには、そのまま、
権利処理を終了し、図11のステップS11に戻る。
【0121】次に、情報加工空間管理部102と、類似
情報検索部109とにおける、検索要求に対する処理に
ついて、図15のフローチャートを参照して説明する。
【0122】まず、ステップS51において、類似情報
検索部109は、利用傾向抽出部108に、当該情報加
工空間VMSでの利用傾向を抽出するように依頼する。
そして、次のステップS52でその回答を待ち、回答を
受けると、ステップS53に進んで、概念リスト、類似
語リスト、特徴リストから、検索式を作り、類似した情
報を検索する。
【0123】次のステップS54では、検索した情報
を、利用者側端末装置200に送るようにする。この場
合も、情報加工空間管理部102は、暗号化部105に
暗号化を依頼して、送る情報には当該情報加工空間VM
S特有の暗号化を施すようにする。その後、図11のス
テップS11に戻る。
【0124】次に、情報加工空間管理部102と、情報
加工空間マッチング検索部110とにおける、検索要求
に対する処理について、図15のフローチャートを参照
して説明する。
【0125】まず、ステップS51において、情報加工
空間マッチング検索部110は、利用傾向抽出部108
に、当該情報加工空間VMSでの利用傾向を抽出するよ
うに依頼する。そして、次のステップS62でその回答
を待ち、回答を受けると、ステップS63に進んで、概
念リスト、類似語リスト、特徴リストから、検索式を作
り、類似した情報加工空間VMSを探す。
【0126】次のステップS64では、類似した情報加
工空間VMSがあれば、その双方の情報加工空間VMS
の利用者に、その存在をそれぞれ通知する。類似した情
報加工空間VMSがなければ、その旨を検索要求してき
た利用者に通知する。その後、図11のステップS11
に戻る。
【0127】次に、情報加工空間サーバ100の権利物
管理部106の処理を、図17を参照して説明する。
【0128】まず、ステップS71において、既に、権
利物について、権利物ナンバーNoがついているかどう
か調べる。もし、付いていなければ、新しい権利物ナン
バーNoを取得する。
【0129】次に、ステップS72に進み、情報加工空
間管理部102の要求に基づき、権利物の管理テーブル
20を編集する。
【0130】次に、情報加工空間サーバ100の利用傾
向抽出部108の処理を、図18を参照して説明する。
【0131】まず、ステップS81において、類似情報
検索部109あるいは情報加工空間マッチング検索部1
10からの利用傾向抽出要求を待ち、利用傾向抽出要求
があれば、ステップS82に進み、概念リスト、類似語
リスト、特徴リストを作成する。そして、ステップS8
3に進み、作成終了を、要求してきた類似情報検索部1
09あるいは情報加工空間マッチング検索部110に伝
える。
【0132】次に、利用者側端末装置200の情報加工
部の処理動作を、図19を参照して説明する。
【0133】まず、ステップS91では、サーバ100
からの情報の取得か、ユーザの操作入力かを判別する。
ユーザの操作入力であれば、ステップS92に進み、そ
のユーザ入力が他人の著作物に関わる処理であるか否か
判別する。
【0134】他人の著作物に関わる処理であるときに
は、処理(利用)の可能性を、サーバ100の権利処理
部107に問い合わせ、権利物対価表の条件により判断
した結果の情報を受け取る。そして、処理可能である場
合には、権利物管理部103で、利用した権利物に関す
る情報を登録するようにする。
【0135】そして、ステップS94に進む。また、ス
テップS92で、ユーザ操作入力が他人の著作物に関わ
る処理ではないと判別された場合には、ステップS93
を経由せずに直接にステップS94に進む。このステッ
プS94では、ユーザ操作入力であるコピーや移動など
の、ユーザ入力により要求された処理を行う。
【0136】一方、ステップS91でサーバ100から
の情報を受け取ったと判別したときには、ステップS9
5に進み、サーバ100から届いた情報を暗号解読部2
04に送り、暗号を解読して、復号した情報を表示する
ようにする。ステップS94およびステップS95の後
は、ステップS91に戻る。
【0137】暗号解読部204は、図20に示すように
して暗号解読処理を実行する。まず、ステップS101
で、暗号解読対象となる情報を待ち、暗号解読対象の情
報があれば、ステップS102に進む。ステップS10
2では、情報はサーバ100からの正しい情報であるか
を確認する。次のステップS103では、情報が改ざん
されていなかを確認する。そして、次のステップS10
4で、ステップS102とステップS103での確認に
より、正しい情報であることの判別を行い、正しくない
情報については暗号解読せずに、ステップS101に戻
る。
【0138】そして、ステップS104で正しい情報で
あると判別すると、ステップS105に進み、暗号を解
読して、情報加工部203に戻す。そして、ステップS
101に戻る。
【0139】次に、利用者側端末装置200の利用・参
照一覧部205の処理について、図21のフローチャー
トを参照して説明する。
【0140】まず、ステップS111では、情報がサー
バ100から届くのを待ち、届いたらステップS112
に進み、権利物管理テーブル20の内容を表示する。そ
して、次のステップS113では、利用者の操作入力が
あるか否か判別し、操作がなければ、ステップS112
に戻り、その表示状態のままとする。
【0141】以上のように、利用・参照一覧部205に
おいて処理される結果、他者の権利物の一覧で、既に加
工物で使用されている権利物の表示は、他と区別できる
態様に変更されているので、さらに利用をしようとする
他の権利物を選択したり、同じものを再利用したりする
ことが容易になる。
【0142】そして、利用者の操作入力があった場合に
は、選択された操作が参照ならば、その電子情報を改め
て表示するようにする。また、選択された操作が利用で
あれば、現在利用されている部分を、その表示されてい
る権利物管理テーブル上でハイライトとして表示し、分
かり易くする。そして、ステップS111に戻る。
【0143】以上のように、この発明の実施の形態の電
子情報利用促進システムにおいては、見たり、聞いたり
するだけの使用権処理と自分の作成物で利用した場合の
利用権処理を分けて行うことを可能にし、利用されるレ
ベルにより権利処理が行えるため、権利物を新しい作品
の中で取り込んで利用することが可能となり、知識の流
通が加速される。
【0144】また、加工途中の情報に対しては使用権処
理のみを行い、加工された情報が公開されるタイミング
で、利用権処理、つまり、権利処理を行うことを可能に
し、作成途中での無駄な権利処理や、権利処理のために
個別に作者と交渉する手間を削減することができる。
【0145】なお、情報加工空間サーバ100は、通信
部101と、情報加工空間管理部102と、情報加工空
間情報蓄積部103と、情報加工空間アクセス権制御部
104と、暗号化部105と、権利物管理部106と、
権利処理部107とを備えている必要があるが、利用傾
向抽出部、類似情報検索部、情報加工空間マッチング検
索部は、サーバ100が備えなくともよい。
【0146】また、上述の実施の形態では、サーバ10
0と、利用者側端末装置200とに分けたが、これらが
一つのワークステーションにおいて、構成されるように
した場合にも、この発明による電子情報利用促進システ
ムは適用可能である。
【0147】上述の実施の形態では、利用者側端末装置
としてのパーソナルコンピュータには、予め、情報加工
手段は、ソフトウェアとして事前にインストールされて
いたが、情報加工空間アクセス権制御手段により、仮想
的電子情報加工空間にアクセスする正当な利用者と認め
られた利用者にだけ、情報加工手段のソフトウエアアプ
リケーションを与えて設定するようにすることもでき
る。
【0148】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の電子情
報利用促進システムによれば、閲覧などの使用と、加工
の利用とを分けることできる。すなわち、仮想的電子情
報加工空間に取り込んだ後、加工した情報を、その空間
から持ち出さない限り、その加工の利用についての権利
処理は発生せず、使用のみに留めることができる。権利
処理手段により、加工処理の結果物についての権利処理
を行うようにしているので、個別に権利者と交渉する手
間を削減することができる。
【0149】そして、権利処理が、スムースに運ぶ結
果、新しい権利物としてさらに流通させることが容易に
なり、さらなる電子情報の利用の促進を図ることが可能
になる。
【0150】また、仮想的電子情報加工空間で伝送する
情報は、暗号化を施すことにより、悪意の第三者の不正
な利用を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による電子情報利用促進システムの実
施の形態の機能ブロック図である。
【図2】この発明による電子情報利用促進システムの実
施の形態の全体の概要を説明するための図である。
【図3】実施の形態における情報加工空間管理部が持つ
情報加工空間の管理テーブルのデータ構造の例を示す図
である。
【図4】実施の形態における権利物管理部が持つ他者の
権利物の管理テーブルのデータ構造の例を示す図であ
る。
【図5】実施の形態における権利処理部が持つ権利物対
価表のデータ構造の例を示す図である。
【図6】実施の形態における権利処理部が持つ支払い処
理方法管理テーブルのデータ構造の例を示す図である。
【図7】実施の形態における利用傾向抽出部が持つ概念
リストのデータ構造の例を示す図である。
【図8】実施の形態における利用傾向抽出部が持つ類似
語リストのデータ構造の例を示す図である。
【図9】実施の形態における利用傾向抽出部が持つ特徴
リストのデータ構造の例を示す図である。
【図10】実施の形態における情報加工空間制御部の処
理の流れを示すフローチャートである。
【図11】実施の形態における情報加工空間管理部の処
理の流れを示すフローチャートである。
【図12】実施の形態における情報加工空間アクセス権
制御部の処理の流れを示すフローチャートである。
【図13】実施の形態における暗号化部の処理の流れを
示すフローチャートである。
【図14】実施の形態における権利処理部の処理の流れ
を示すフローチャートである。
【図15】実施の形態における類似情報検索部の処理の
流れを示すフローチャートである。
【図16】実施の形態における情報加工空間マッチング
部の処理の流れを示すフローチャートである。
【図17】実施の形態における権利物管理部の処理の流
れを示すフローチャートである。
【図18】実施の形態における利用傾向抽出部の処理の
流れを示すフローチャートである。
【図19】実施の形態における情報加工空間制御部の処
理の流れを示すフローチャートである。
【図20】実施の形態における暗号解読部の処理の流れ
を示すフローチャートである。
【図21】実施の形態における利用・参照一覧部の処理
の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 情報加工空間サーバ 101 通信部 102 情報加工空間管理部 103 情報加工空間情報蓄積部 104 情報加工空間アクセス権制御部 105 暗号化部 106 権利物管理部 107 権利処理部 108 利用傾向抽出部 109 類似情報検索部 110 情報加工空間マッチング検索部 200 利用者側端末装置 201 通信部 202 情報加工空間制御部 203 情報加工部 204 暗号解読部 205 利用・参照一覧部 300 ネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 茂彦 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい富士ゼロックス株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネットワーク上に構築された仮想的電子情
    報加工空間を管理する情報加工空間管理手段と、 前記仮想的電子情報加工空間内の情報を蓄積する情報加
    工空間情報蓄積手段と、 前記情報加工空間管理手段と、前記ネットワークを通じ
    て交信しながら利用者に前記仮想的電子情報加工空間を
    提示したり、利用者の操作により、前記情報加工空間管
    理手段が管理する情報を取得する情報加工空間制御手段
    と、 前記仮想的電子情報加工空間で情報を加工するための情
    報加工手段と、 前記仮想的電子情報加工空間内の情報を、当該空間外に
    持ち出す際に、権利処理を実行する権利処理手段と、 を備えることを特徴とする電子情報利用促進システム。
  2. 【請求項2】前記情報加工空間管理手段と、前記情報加
    工空間情報蓄積手段と、前記権利物管理手段と、前記権
    利処理手段とは、情報加工空間サーバが備え、 前記情報加工空間制御手段と、前記情報加工手段とは、
    利用者側端末装置が備え、 前記情報加工空間サーバと前記利用者側端末装置とは、
    前記ネットワークを通じて通信するために、それぞれ通
    信手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の電子
    情報利用促進システム。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の電子情報利用促進システ
    ムにおいて、 前記仮想的電子情報加工空間で参照や加工のために利用
    されている他者の権利物を管理する権利物管理手段を備
    え、 前記権利処理手段は、前記仮想的電子情報加工空間内の
    情報を、当該空間外に持ち出す際に、前記権利物管理手
    段の情報を参照して権利処理を実行することを特徴とす
    る電子情報利用促進システム。
  4. 【請求項4】前記仮想的電子情報加工空間に対して、ア
    クセスしてきた利用者が、正当な権利者であることを確
    認して前記アクセスを許可する情報加工空間アクセス権
    制御手段を備えることを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載の電子情報利用促進システム。
  5. 【請求項5】前記情報加工空間サーバは、前記情報加工
    空間管理手段が管理する情報を、前記ネットワークを通
    じて、前記利用者側端末装置の情報加工空間制御手段に
    転送する際に、前記加工空間管理手段が管理する情報を
    暗号化する暗号化手段を備え、 前記利用者側端末装置は、情報加工空間サーバから送ら
    れてきた前記暗号化手段で暗号化された情報を解読する
    暗号解読手段を備えることを特徴とする請求項2に記載
    の電子情報利用促進システム。
  6. 【請求項6】前記暗号化手段は、暗号化するときに、前
    記仮想的電子情報加工空間毎に暗号鍵を変える暗号化方
    法を用いることを特徴とする請求項5に記載の電子情報
    利用促進システム。
  7. 【請求項7】前記仮想的電子情報加工空間において、他
    者の権利物を一覧として提示する利用・参照一覧手段を
    備えることを特徴とする請求項1、請求項2または請求
    項3に記載の電子情報利用促進システム。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の電子情報利用促進システ
    ムにおいて、 前記利用・参照一覧手段により一覧として提示される権
    利物のうち、加工された結果物内で使用されている権利
    物の、前記一覧上の場所が分かるように、前記一覧にお
    いて、表示を変えるようにしたことを特徴とする電子情
    報利用促進システム。
  9. 【請求項9】前記仮想的電子情報加工空間内で、過去に
    利用したものや参照したものの傾向を抽出する利用傾向
    抽出手段と、 前記利用傾向抽出手段で抽出した情報を基に類似情報を
    検索する類似情報検索手段と、 を備えることを特徴とする請求項1、請求項2または請
    求項3に記載の電子情報利用促進システム。
  10. 【請求項10】前記利用傾向抽出手段で抽出した各仮想
    的電子情報加工空間の特徴に基づいて、類似する、ある
    いは補完関係にある仮想的電子情報加工空間の利用者同
    士を引き合わせるようにする情報加工空間マッチング手
    段を備えることを特徴とする請求項9に記載の電子情報
    利用促進システム。
  11. 【請求項11】権利物の利用に際に、部分的に切り出し
    ての利用を認めるか否かの情報を予め登録し、その登録
    に基づき前記権利物の部分的な利用を制限するようにし
    たことを特徴とする請求項1または請求項3に記載の電
    子情報利用促進システム。
  12. 【請求項12】前記情報加工手段は、各利用者側端末装
    置にソフトウェアとして事前にインストールされている
    ことを特徴とする請求項2に記載の電子情報利用促進シ
    ステム。
  13. 【請求項13】前記情報加工手段は、前記情報加工空間
    アクセス権制御手段により、前記仮想的電子情報加工空
    間にアクセスする正当な利用者と認められた利用者に設
    定するようにしたことを特徴とする請求項3に記載の電
    子情報利用促進システム。
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