JPH08292976A - 著作権管理方式 - Google Patents

著作権管理方式

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JPH08292976A
JPH08292976A JP9657495A JP9657495A JPH08292976A JP H08292976 A JPH08292976 A JP H08292976A JP 9657495 A JP9657495 A JP 9657495A JP 9657495 A JP9657495 A JP 9657495A JP H08292976 A JPH08292976 A JP H08292976A
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JP
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Application number
JP9657495A
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English (en)
Inventor
Hidenori Ota
英憲 太田
Atsuhiro Yamagishi
篤弘 山岸
Takeshi Chikasawa
武 近澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 著作物の不正な二次利用を検出し、不正利用
しようという利用者に対して不正利用の抑止効果を持つ
著作権管理方式を得ることを目的とする 【構成】 著作物を送付する情報提供手段3と、上記著
作物が登録されるデータベースと、上記情報提供手段3
により送付された著作物を受け取り、この著作物に二次
利用の可否情報を記録して上記データベースに登録し、
著作物に上記二次利用の可否情報が記録されているか否
かをチェックする管理手段1と、利用者の端末4からの
要求に基づいて上記データベースに登録した著作物を利
用者の端末4に配送する配送手段2とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、利用者が著作物を二
次利用する際の著作権保護に関係するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットの発達、CD-ROMを
使ってのソフトウェア流通、衛星を使ったディジタルデ
ータの配送、VODの運用実験などが、注目を集めてい
る。これらに共通した特徴は、マルチメディア化した情
報、すなわち、大量データを持つ著作物を要求に応じて
入手することができるシステムということである。例え
ば、インターネットでは、anonymous ftp, whois, wai
s, gopher, wwwなど各種ファイルサービスやデータベー
スサービスが提供されてきている。しかしながら、これ
らはほとんどがボランティアベースのサービスであり、
提供される著作物も無償のものであった。
【0003】有料の著作物を配布するためには、(1) 対
価を払わなければ著作物を入手することができない、ま
たは著作物を入手したならば対価を必ず払わなければな
らない、(2) 著作物は改変されることなく、入手できな
ければならない、(3) 入手した著作物を許可なくコピー
して、第三者に配布することができない、といったよう
なことが守られなければならない。例えば、電子情報通
信学会情報セキュリティ研究専門委員会が主催した“1
995年暗号と情報セキュリティシンポジウムSCIS
95”(1995年1月24日〜27日)にて発表され
た「PCMCIAカードを利用した著作権保護システ
ム」(NTTヒューマンインタフェース研究所、高嶋、
石井、山中著)などのように、これまでは、(1), (2)
については十分考えられているが、(3) に関してはあま
り考慮されていなかった。そのため、有料の著作物はほ
とんど扱われることはなく、(1), (2) の手段もほとん
どとられていないのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の著作権管理方式
は、一次利用に関して不正利用を防ぐことについて述べ
たものが多く、直接データベースから入手した著作物を
加工する際に、不正な二次利用を防ぐ方法について述べ
られているものはない。
【0005】この発明は、ある一次著作物を加工して二
次著作物を作成しても、一次著作物から引用したという
事実が二次著作物に残り、不正に情報を第三者に流通さ
せたとしても、情報の出所を容易に特定でき、不正利用
の抑止効果を持つ著作権管理方式を得ることを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この第1の発明による著
作権管理方式は、著作物を送付する情報提供手段と、上
記著作物が登録されるデータベースと、上記情報提供手
段により送付された著作物を受け取り、この著作物に二
次利用の可否情報を記録して上記データベースに登録
し、利用者からの要求に基づいて上記データベースに登
録した著作物を利用者に配送し、著作物に上記二次利用
の可否情報が記録されているか否かをチェックする管理
配送手段とを備えたものである。
【0007】この第2の発明による著作権管理方式は、
上記管理配送手段を、上記情報提供手段により送付され
た著作物を受け取り、この著作物に二次利用の可否情報
を記録して上記データベースに登録し、著作物に上記二
次利用の可否情報が記録されているか否かをチェックす
る管理手段と、利用者からの要求に基づいて上記データ
ベースに登録された著作物を利用者に配送する配送手段
とで構成したものである。
【0008】この第3の発明による著作権管理方式の管
理手段は、管理手段のみがチェックできる二次利用の可
否情報を記録するものである。
【0009】この第4の発明による著作権管理方式は、
利用者により使用される端末を備え、上記管理手段は、
利用者が上記端末によりチェックできる二次利用の可否
情報を記録するものである。
【0010】この第5の発明による著作権管理方式の管
理手段は、管理手段の電子署名を上記著作物に行うもの
である。
【0011】この第6の発明による著作権管理方式は、
利用者により使用される端末を備え、上記配送手段は、
利用者から要求された著作物の全体又は一部を上記端末
に配送するものである。
【0012】この第7の発明による著作権管理方式の端
末は、上記配送手段により配送された著作物をこの著作
物の種類に応じて出力する手段を備えたものである。
【0013】この第8の発明による著作権管理方式の配
送手段は、利用者から要求された著作物を上記端末に暗
号化して配送し、上記端末は、上記暗号化して配送され
た著作物を復号化する手段を備えたものである。
【0014】この第9の発明による著作権管理方式は、
利用者により使用され、上記配送手段に要求して上記著
作物を受け取り、この著作物を用いて上記利用者により
作成された新たな著作物を上記管理手段へ送付する端末
を備え、上記管理手段は、上記利用者により作成された
新たな著作物を受け取り、この新たな著作物が上記著作
物の正当な二次利用か否かをチェックし、正当な二次利
用のときに、上記新たな著作物に二次利用の可否情報を
記録して上記データベースに登録するものである。
【0015】この第10の発明による著作権管理方式
は、利用者により使用され、上記著作物の改変内容を上
記管理手段へ通知し、さらに、上記管理手段により改変
された著作物を受け取り、この改変著作物を用いて上記
利用者により作成された新たな著作物を上記管理手段へ
送付する端末を備え、上記管理手段は、上記著作物の改
変内容の通知を受け取り、上記著作物が二次利用可か否
かをチェックし、二次利用可のときに、上記著作物を上
記改変内容に基づいて改変し、この改変著作物を上記端
末へ送付し、さらに、上記利用者により作成された新た
な著作物を受け取り、この新たな著作物が上記著作物の
正当な二次利用か否かをチェックし、正当な二次利用の
ときに、上記新たな著作物に二次利用の可否情報を記録
して上記データベースに登録するものである。
【0016】この第11の発明による著作権管理方式
は、利用者により使用され、上記著作物の改変内容と利
用者自身の著作物とを上記管理手段へ送付する端末を備
え、上記管理手段は、上記端末により送付されたものを
受け取り、上記著作物が二次利用可か否かをチェック
し、二次利用可のときに、上記著作物と上記著作物の改
変内容と上記利用者自身の著作物とに基づいて新たな著
作物を作成し、この新たな著作物に二次利用の可否情報
を記録して上記データベースに登録するものである。
【0017】
【作用】この第1の発明による著作権管理方式におい
て、情報提供手段は著作物を送付し、管理配送手段は、
上記情報提供手段により送付された著作物を受け取り、
この著作物に二次利用の可否情報を記録して上記データ
ベースに登録し、利用者からの要求に基づいて上記デー
タベースに登録した著作物を利用者に配送し、著作物に
上記二次利用の可否情報が記録されているか否かをチェ
ックする。
【0018】この第2の発明による著作権管理方式にお
いて、管理手段は、上記情報提供手段により送付された
著作物を受け取り、この著作物に二次利用の可否情報を
記録して上記データベースに登録し、著作物に上記二次
利用の可否情報が記録されているか否かをチェックし、
配送手段は、利用者からの要求に基づいて上記データベ
ースに登録された著作物を利用者に配送する。
【0019】この第3の発明による著作権管理方式にお
いて、上記管理手段は、上記管理手段のみがチェックで
きる二次利用の可否情報を記録する。
【0020】この第4の発明による著作権管理方式にお
いて、上記管理手段は、利用者が端末によりチェックで
きる二次利用の可否情報を記録する。
【0021】この第5の発明による著作権管理方式にお
いて、上記管理手段は、上記管理手段の電子署名を上記
著作物に行う。
【0022】この第6の発明による著作権管理方式にお
いて、上記配送手段は、利用者から要求された著作物の
全体又は一部を利用者の端末に配送する。
【0023】この第7の発明による著作権管理方式にお
いて、上記端末は、上記配送手段により配送された著作
物をこの著作物の種類に応じて出力する。
【0024】この第8の発明による著作権管理方式にお
いて、上記配送手段は、利用者から要求された著作物を
上記端末に暗号化して配送し、上記端末は、上記暗号化
して配送された著作物を復号化する。
【0025】この第9の発明による著作権管理方式にお
いて、利用者の端末は、上記配送手段に要求して上記著
作物を受け取り、この著作物を用いて上記利用者により
作成された新たな著作物を上記管理手段へ送付し、上記
管理手段は、上記利用者により作成された新たな著作物
を受け取り、この新たな著作物が上記著作物の正当な二
次利用か否かをチェックし、正当な二次利用のときに、
上記新たな著作物に二次利用の可否情報を記録して上記
データベースに登録する。
【0026】この第10の発明による著作権管理方式に
おいて、利用者の端末は、上記著作物の改変内容を上記
管理手段へ通知し、上記管理手段は、上記著作物の改変
内容の通知を受け取り、上記著作物が二次利用可か否か
をチェックし、二次利用可のときに、上記著作物を上記
改変内容に基づいて改変し、この改変著作物を上記利用
者の端末へ送付する。そして、上記端末は、上記管理手
段により改変された著作物を受け取り、この改変著作物
を用いて上記利用者により作成された新たな著作物を上
記管理手段へ送付し、上記管理手段は、上記利用者によ
り作成された新たな著作物を受け取り、この新たな著作
物が上記著作物の正当な二次利用か否かをチェックし、
正当な二次利用のときに、上記新たな著作物に二次利用
の可否情報を記録して上記データベースに登録する。
【0027】この第11の発明による著作権管理方式に
おいて、利用者の端末は、上記著作物の改変内容と利用
者自身の著作物とを上記管理手段へ送付し、上記管理手
段は、上記端末により送付されたものを受け取り、上記
著作物が二次利用可か否かをチェックし、二次利用可の
ときに、上記著作物と上記著作物の改変内容と上記利用
者自身の著作物とに基づいて新たな著作物を作成し、こ
の新たな著作物に二次利用の可否情報を記録して上記デ
ータベースに登録する。
【0028】
【実施例】
実施例1.図1は、この発明の著作権管理方式の構成の
一実施例を示す図である。以下、この発明の一実施例を
図1を用いて説明する。図1において、1は著作権を管
理する管理手段、2は著作物を配送する配送手段、3は
著作物を提供する情報提供手段、4は著作物を利用する
利用者の端末である。
【0029】まず、著作権を管理する管理手段1と著作
物を配送する配送手段2を設ける。著作権を管理する管
理手段1は、登録依頼があった著作物を登録するデータ
ベースを有している。
【0030】情報提供手段3から著作物の登録依頼を受
けた管理手段1は、テキスト、静止画、動画、音声等、
その著作物の種類を考慮し、論理演算、ビット反転、シ
フト、回転、移動、複写等の1度ないし複数回の実施に
よって、著作権を管理する管理手段1に登録されている
著作物であるということや、二次利用を許すか否か、ま
たは、著作物の登録番号等の、利用者には取り除くこと
のできない登録情報を、著作物の一部分、著作物の全
体、著作物のある一定の単位、または、著作物の不定の
単位毎に付加、または埋め込む。例えば、静止画像であ
れば矩形に区切られた単位、表示されているオブジェク
ト単位、また、動画像であれば、フレーム単位、1フレ
ームを静止画像と同様に区分した単位、フレームに含ま
れるオブジェクト単位等に埋め込むことが考えられる。
この付加、あるいは埋め込まれた登録情報をチェックす
ることによって、著作権を管理する管理手段1に登録さ
れている著作物であるということや、二次利用を許すか
否か、または、著作物の登録番号等を知ることができ
る。
【0031】次に、管理手段1が、その登録情報が付
加、あるいは埋め込まれた著作物全体に対し、配送の途
中で著作物が改竄されても、利用者が改竄されたことを
知ることができるように、管理手段1の電子署名を行
い、著作物の登録番号等の登録情報と共に電子署名を行
なった著作物を、管理手段1が有するデータベースに保
存する。その後、管理手段1は、登録情報が付加、ある
いは埋め込まれた著作物を情報提供手段3に戻す。
【0032】情報提供手段3は、登録情報が付加、ある
いは埋め込まれた著作物を、配送手段2へ送信し、配送
手段2は利用者の端末4から著作物を求められたとき
は、この登録情報が付加、あるいは埋め込まれた著作物
を利用者に提供する。
【0033】実際に利用者の端末4に著作物を配送する
ためには、まず、利用者は端末4を用い配送手段2にユ
ーザ登録を行なって、ユーザIDをもらう。登録された利
用者が端末4を用いて著作物の配送を要求すると、配送
手段2は鍵を管理する機関(配送手段2自身、あるいは
管理手段1、あるいは別に鍵を管理する第三の機関)に
依頼して、ユーザID、著作物の登録番号に対応した配送
用の暗号化鍵を入手する。配送手段2は入手した暗号化
鍵を用いて著作物の暗号化を行ない、利用者の端末4に
送信する。
【0034】利用者は入手した著作物を復号するため
に、端末4を用いて鍵を管理する機関に復号鍵の送信を
依頼する。鍵を管理する機関は要求が正当なものだと判
断できれば、復号鍵を送信する。端末4は入手した復号
鍵を使って暗号化された著作物を復号し、著作物の種類
に対応した手段を用い、例えば、画像データならばディ
スプレイにイメージを表示する、音声データならばスピ
ーカから音を出力するといった具合に、表示、または音
声出力等の出力を行なう。
【0035】ある著作物が、管理手段1に登録されてい
ることを利用者、または管理手段1が確かめるには、著
作物の中に、管理手段1が関与したことを判別するため
の登録情報を付加、あるいは埋め込んでいるので、利用
者の端末4、または管理手段1がその登録情報をチェッ
クすることにより、実現できる。具体的には、画素を表
示するために独自のパターンを使用するとか、コピーラ
イトの表示を入れたりすること等が考えられ、前者の場
合には、管理手段1のみがチェックでき、後者の場合に
は、利用者の端末4がチェックできる。
【0036】次に、利用者が二次利用の許された著作物
を加工したい場合を考える。利用者の端末4は二次利用
を許す登録情報が付加、あるいは埋め込まれたその著作
物を受け取り、著作物の全部、または一部を、付加、あ
るいは埋め込まれた登録情報ごと引用を行ない、加工す
る。そして、管理手段1へ加工後の二次著作物を送付し
て正当な二次利用かを確認してもらい、利用した一次著
作物の部分に付加、あるいは埋め込まれた登録情報を取
り除いて、二次著作物全体に新たな登録情報を付加、あ
るいは埋め込んでもらい、登録作業をしてもらう。登録
せずに流通させると、不正に加工を行ったことになる。
この不正加工は管理手段1が認識可能である。原著作物
に二次使用許諾が無い場合や、加工後の二次著作物を送
付しない場合などには、不正な二次使用となり、利用者
は作成した二次著作物を登録できない。
【0037】こうしてある登録情報が付加、あるいは埋
め込まれた二次著作物は配送手段2へ送られる。引用さ
れた一次著作物の利用条件(加工物を流通させても良い
等)に従う限りは、一般の一次著作物と同じように流通
させることができる。
【0038】実施例2.なお、上記実施例1では、著作
権を管理する管理手段1と著作物を配送する配送手段2
は、それぞれ一つずつ設けたが、一体となっても構わな
い(図2)。図2に示した構成の場合、配送手段2は、
管理手段1が有するデータベースを直接アクセスし、利
用者が要求した著作物を利用者の端末4に配送しても良
い。また、著作権を管理する管理手段1と著作物を配送
する配送手段2をそれぞれ複数設けても構わない(図
3)。図3に示した構成の場合、登録情報が付加、ある
いは埋め込まれた著作物を管理手段1が配送手段2に送
付し、配送手段2は、複数の管理手段1から送付された
著作物を配送手段2が有するデータベースに保存するよ
うにしても良い。
【0039】実施例3.この実施例3では、利用者が二
次利用の許された著作物を加工したい別な場合を考え
る。まず利用者は、端末4を用いて著作物を配送しても
らう。次に利用者は、端末4を用いてその著作物をどの
ように改変したいかを管理手段1へ通知し、管理手段1
が二次使用許諾のある著作物であるという確認後、指定
された改変を行い、登録情報を付加、あるいは埋め込ん
で、結果を利用者の端末4に戻す。そこで得られた結果
を利用者自身の著作物中で使用し、管理手段1で登録作
業をしてもらう。
【0040】実施例4.上記実施例3では、管理手段1
が改変後、利用者の端末4に結果を戻して利用者の端末
4側で自身の著作物の中に入れて新著作物を作成してい
るが、この作業をすべて管理手段1にやらせてもよい。
この場合、利用者の端末4はその著作物をどのように改
変したいかを、利用者自身の著作物の中でどのように使
用したいかの指示、および利用者自身の著作物と共に管
理手段1へ通知し、管理手段1が二次使用許諾のある著
作物であるという確認後、指定された改変を行い、さら
に、利用者の指示による新著作物を作成する。ここで、
登録情報を付加、あるいは埋め込んで、登録作業を行
う。
【0041】実施例5.利用者がある著作物を、加工せ
ずにそのまま利用したい場合も、上記実施例1と同様
に、二次使用許諾を受け取ってから利用させるようにす
る。これにより、不正コピー等が防止できる。
【0042】実施例6.著作物を配送する配送手段2
は、利用者の端末4から著作物の配送を要求された場
合、要求された著作物の全体、または一部を送付するこ
とにする。具体的には、ある登録情報が付加、あるいは
埋め込まれた著作物の全データを送る方法や、表示や出
力を行うのみのデータを送る方法等が考えられる。
【0043】実施例7.著作権を管理する管理手段1
は、登録情報を著作物に付加、あるいは埋め込むが、通
常の手段で出力したのでは著作物の品質が劣化したまま
出力されるような登録情報を付加、あるいは埋め込むよ
うにすることもできる。この場合には、不正利用される
著作物は品質が劣化しているため、不正に流通すること
に対する問題も少なくなる。
【0044】
【発明の効果】以上のように、この第1の発明によれ
ば、著作物を送付する情報提供手段と、上記著作物が登
録されるデータベースと、上記情報提供手段により送付
された著作物を受け取り、この著作物に二次利用の可否
情報を記録して上記データベースに登録し、利用者から
の要求に基づいて上記データベースに登録した著作物を
利用者に配送し、著作物に上記二次利用の可否情報が記
録されているか否かをチェックする管理配送手段とを備
えたことにより、著作物の不正な二次利用を検出できる
ので、不正利用しようという利用者に対する抑止効果を
得ることができる。
【0045】この第2の発明によれば、上記管理配送手
段を、上記情報提供手段により送付された著作物を受け
取り、この著作物に二次利用の可否情報を記録して上記
データベースに登録し、著作物に上記二次利用の可否情
報が記録されているか否かをチェックする管理手段と、
利用者からの要求に基づいて上記データベースに登録さ
れた著作物を利用者に配送する配送手段とで構成したこ
とにより、管理手段と配送手段とで著作権管理の負荷が
分散するので、効率良く著作権が管理できる。
【0046】この第3の発明によれば、上記管理手段
は、上記管理手段のみがチェックできる二次利用の可否
情報を記録するので、上記二次利用の可否情報を不正に
書き換えることができないという効果がある。
【0047】この第4の発明によれば、上記管理手段
は、利用者が端末によりチェックできる二次利用の可否
情報を記録するので、利用者も不正な二次利用を検出で
き、不正利用しようという利用者に対する抑止効果を得
ることができる。
【0048】この第5の発明によれば、上記管理手段
は、上記管理手段の電子署名を上記著作物に行うので、
配送の途中で著作物が改竄されても、利用者が改竄され
たことを知ることができる。
【0049】この第6の発明によれば、上記配送手段
は、利用者から要求された著作物の全体又は一部を利用
者の端末に配送するので、全体を必要とする利用者と一
部を必要とする利用者のどちらの要求にも応じることが
できる。
【0050】この第7の発明によれば、上記端末は、上
記配送手段により配送された著作物をこの著作物の種類
に応じて出力する手段を備えたので、多種類の著作物を
出力できる。
【0051】この第8の発明によれば、上記配送手段
は、利用者から要求された著作物を上記端末に暗号化し
て配送し、上記端末は、上記暗号化して配送された著作
物を復号化する手段を備えたので、不当な利用者は上記
著作物を利用できないという効果がある。
【0052】この第9の発明によれば、利用者により使
用され、上記配送手段に要求して上記著作物を受け取
り、この著作物を用いて上記利用者により作成された新
たな著作物を上記管理手段へ送付する端末を備え、上記
管理手段は、上記利用者により作成された新たな著作物
を受け取り、この新たな著作物が上記著作物の正当な二
次利用か否かをチェックし、正当な二次利用のときに、
上記新たな著作物に二次利用の可否情報を記録して上記
データベースに登録することにより、一部を加工して新
たに作成した著作物を不正に流通させようとしても、一
次著作物の不正使用が、加工後の著作物から読みとるこ
とができるので、不正利用しようという利用者に対する
抑止効果を得ることができる。
【0053】この第10の発明によれば、利用者により
使用され、上記著作物の改変内容を上記管理手段へ通知
し、さらに、上記管理手段により改変された著作物を受
け取り、この改変著作物を用いて上記利用者により作成
された新たな著作物を上記管理手段へ送付する端末を備
え、上記管理手段は、上記著作物の改変内容の通知を受
け取り、上記著作物が二次利用可か否かをチェックし、
二次利用可のときに、上記著作物を上記改変内容に基づ
いて改変し、この改変著作物を上記端末へ送付し、さら
に、上記利用者により作成された新たな著作物を受け取
り、この新たな著作物が上記著作物の正当な二次利用か
否かをチェックし、正当な二次利用のときに、上記新た
な著作物に二次利用の可否情報を記録して上記データベ
ースに登録することにより、一部を加工して新たに作成
した著作物を不正に流通させようとしても、一次著作物
の不正使用が、加工後の著作物から読みとることができ
るので、不正利用しようという利用者に対する抑止効果
を得ることができる。
【0054】この第11の発明によれば、利用者により
使用され、上記著作物の改変内容と利用者自身の著作物
とを上記管理手段へ送付する端末を備え、上記管理手段
は、上記端末により送付されたものを受け取り、上記著
作物が二次利用可か否かをチェックし、二次利用可のと
きに、上記著作物と上記著作物の改変内容と上記利用者
自身の著作物とに基づいて新たな著作物を作成し、この
新たな著作物に二次利用の可否情報を記録して上記デー
タベースに登録することにより、一部を加工して新たに
作成した著作物を不正に流通させようとしても、一次著
作物の不正使用が、加工後の著作物から読みとることが
できるので、不正利用しようという利用者に対する抑止
効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1の著作権管理方式の構成
図である。
【図2】 この発明の著作権管理方式の他の構成図であ
る。
【図3】 この発明の著作権管理方式のさらに他の構成
図である。
【符号の説明】
1 管理手段、2 配送手段、3 情報提供手段、4
利用者の端末

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 著作物を送付する情報提供手段と、上記
    著作物が登録されるデータベースと、上記情報提供手段
    により送付された著作物を受け取り、この著作物に二次
    利用の可否情報を記録して上記データベースに登録し、
    利用者からの要求に基づいて上記データベースに登録し
    た著作物を利用者に配送し、著作物に上記二次利用の可
    否情報が記録されているか否かをチェックする管理配送
    手段とを備えたことを特徴とする著作権管理方式。
  2. 【請求項2】 上記管理配送手段を、上記情報提供手段
    により送付された著作物を受け取り、この著作物に二次
    利用の可否情報を記録して上記データベースに登録し、
    著作物に上記二次利用の可否情報が記録されているか否
    かをチェックする管理手段と、利用者からの要求に基づ
    いて上記データベースに登録された著作物を利用者に配
    送する配送手段とで構成したことを特徴とする請求項1
    記載の著作権管理方式。
  3. 【請求項3】 上記管理手段は、上記管理手段のみがチ
    ェックできる二次利用の可否情報を記録することを特徴
    とする請求項2記載の著作権管理方式。
  4. 【請求項4】 利用者により使用される端末を備え、上
    記管理手段は、利用者が上記端末によりチェックできる
    二次利用の可否情報を記録することを特徴とする請求項
    2記載の著作権管理方式。
  5. 【請求項5】 上記管理手段は、上記管理手段の電子署
    名を上記著作物に行うことを特徴とする請求項2記載の
    著作権管理方式。
  6. 【請求項6】 利用者により使用される端末を備え、上
    記配送手段は、利用者から要求された著作物の全体又は
    一部を上記端末に配送することを特徴とする請求項2記
    載の著作権管理方式。
  7. 【請求項7】 上記端末は、上記配送手段により配送さ
    れた著作物をこの著作物の種類に応じて出力する手段を
    備えたことを特徴とする請求項6記載の著作権管理方
    式。
  8. 【請求項8】 上記配送手段は、利用者から要求された
    著作物を上記端末に暗号化して配送し、上記端末は、上
    記暗号化して配送された著作物を復号化する手段を備え
    たことを特徴とする請求項6記載の著作権管理方式。
  9. 【請求項9】 利用者により使用され、上記配送手段に
    要求して上記著作物を受け取り、この著作物を用いて上
    記利用者により作成された新たな著作物を上記管理手段
    へ送付する端末を備え、上記管理手段は、上記利用者に
    より作成された新たな著作物を受け取り、この新たな著
    作物が上記著作物の正当な二次利用か否かをチェック
    し、正当な二次利用のときに、上記新たな著作物に二次
    利用の可否情報を記録して上記データベースに登録する
    ことを特徴とする請求項2記載の著作権管理方式。
  10. 【請求項10】 利用者により使用され、上記著作物の
    改変内容を上記管理手段へ通知し、さらに、上記管理手
    段により改変された著作物を受け取り、この改変著作物
    を用いて上記利用者により作成された新たな著作物を上
    記管理手段へ送付する端末を備え、上記管理手段は、上
    記著作物の改変内容の通知を受け取り、上記著作物が二
    次利用可か否かをチェックし、二次利用可のときに、上
    記著作物を上記改変内容に基づいて改変し、この改変著
    作物を上記端末へ送付し、さらに、上記利用者により作
    成された新たな著作物を受け取り、この新たな著作物が
    上記著作物の正当な二次利用か否かをチェックし、正当
    な二次利用のときに、上記新たな著作物に二次利用の可
    否情報を記録して上記データベースに登録することを特
    徴とする請求項2記載の著作権管理方式。
  11. 【請求項11】 利用者により使用され、上記著作物の
    改変内容と利用者自身の著作物とを上記管理手段へ送付
    する端末を備え、上記管理手段は、上記端末により送付
    されたものを受け取り、上記著作物が二次利用可か否か
    をチェックし、二次利用可のときに、上記著作物と上記
    著作物の改変内容と上記利用者自身の著作物とに基づい
    て新たな著作物を作成し、この新たな著作物に二次利用
    の可否情報を記録して上記データベースに登録すること
    を特徴とする請求項2記載の著作権管理方式。
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