JP2001325387A - データ作成装置、データ管理システム、データ作成方法、及びデータ管理方法 - Google Patents

データ作成装置、データ管理システム、データ作成方法、及びデータ管理方法

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JP2001325387A
JP2001325387A JP2000141803A JP2000141803A JP2001325387A JP 2001325387 A JP2001325387 A JP 2001325387A JP 2000141803 A JP2000141803 A JP 2000141803A JP 2000141803 A JP2000141803 A JP 2000141803A JP 2001325387 A JP2001325387 A JP 2001325387A
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Japan
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acquisition
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restriction
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JP2000141803A
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Harumitsu Nakajima
春光 中嶋
Kazuya Miyazaki
一哉 宮崎
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタルコンテンツの直接的な使用、閲覧の
著作権管理とともに、二次利用されているデジタルコン
テンツの使用、閲覧の著作権管理を実現する。 【解決手段】 データ作成手段27が新規デジタルコン
テンツを作成し、二次利用ライセンス発行要求手段4が
著作権管理サーバに対し既存のデジタルコンテンツの二
次利用の許諾たる二次利用ライセンスを要求し、二次利
用ライセンスを取得し、取得した二次利用ライセンスを
用いてコンテンツオブジェクト抽出手段5が既存のデジ
タルコンテンツをカプセルから抽出し、抽出した既存の
デジタルコンテンツと新規に作成したデジタルコンテン
ツとを格納した新たなカプセルをカプセル生成手段6が
生成し、二次利用ライセンス登録要求手段7が新規カプ
セルに格納されたデジタルコンテンツの二次利用を許諾
する二次利用ライセンスの登録を著作権管理サーバに要
求する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、既存のデジタル
コンテンツを二次利用して作成したデジタルコンテンツ
を配布または販売した場合のデジタルコンテンツの著作
権管理を実現することができる著作権管理システムに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、特開平8−292976に示さ
れた従来の著作権管理装置の一実施例を示す図である。
以下、この発明の一実施例を図7を用いて説明する。図
7において、101は著作権を管理する管理手段、10
2はデータを配送する配送手段、103はデータを提供
する情報提供手段、104はデータを利用する利用者端
末である。
【0003】まず、著作権を管理する管理手段101と
データを配送する配送手段102を設ける。著作権を管
理する管理手段101は、登録依頼があったデータを登
録するデータベースを有している。
【0004】情報提供手段103からデータの登録依頼
を受けた管理手段101は、テキスト、静止画、動画、
音声等、そのデータの種類を考慮し、論理演算、ビット
反転、シフト、回転、移動、複写等の1度ないし複数回
の実施によって、著作権を管理する管理手段101に登
録されているデータであるということや、二次利用を許
すか否か、または、データの登録番号等の、利用者には
取り除くことのできない登録情報を、データの一部分、
データの全体、データのある一定の単位、または、デー
タの不定の単位毎に付加、または埋め込む。例えば、静
止画像であれば矩形に区切られた単位、表示されている
オブジェクト単位、また、動画像であれば、フレーム単
位、1フレームを静止画像と同様に区分した単位、フレ
ームに含まれるオブジェクト単位等に埋め込むことが考
えられる。この付加、あるいは埋め込まれた登録情報を
チェックすることによって、著作権を管理する管理手段
101に登録されているデータであるということや、二
次利用を許すか否か、または、データの登録番号等を知
ることができる。
【0005】次に、管理手段101が、その登録情報が
付加、あるいは埋め込まれたデータ全体に対し、配送の
途中でデータが改竄されても、利用者が改竄されたこと
を知ることができるように、管理手段101の電子署名
を行い、データの登録番号等の登録情報と共に電子署名
を行なったデータを、管理手段101が有するデータベ
ースに保存する。その後、管理手段101は、登録情報
が付加、あるいは埋め込まれたデータを情報提供手段1
03に戻す。
【0006】情報提供手段103は、登録情報が付加、
あるいは埋め込まれたデータを、配送手段102へ送信
し、配送手段102は利用者端末104からデータを求
められたときは、この登録情報が付加、あるいは埋め込
まれたデータを利用者に提供する。
【0007】実際に利用者端末104にデータを配送す
るためには、まず、利用者は利用者端末104を用い配
送手段102にユーザ登録を行なって、ユーザIDをも
らう。登録された利用者が利用者端末104を用いてデ
ータの配送を要求すると、配送手段102は鍵を管理す
る機関(配送手段102自身、あるいは管理手段10
1、あるいは別に鍵を管理する第三の機関)に依頼し
て、ユーザID、データの登録番号に対応した配送用の
暗号化鍵を入手する。配送手段102は入手した暗号化
鍵を用いてデータの暗号化を行ない、利用者端末104
に送信する。
【0008】利用者は入手したデータを復号するため
に、利用者端末104を用いて鍵を管理する機関に復号
鍵の送信を依頼する。鍵を管理する機関は要求が正当な
ものだと判断できれば、復号鍵を送信する。利用者端末
104は入手した復号鍵を使って暗号化されたデータを
復号し、データの種類に対応した手段を用い、例えば、
画像データならばディスプレイにイメージを表示する、
音声データならばスピーカから音を出力するといった具
合に、表示、または音声出力等の出力を行なう。
【0009】あるデータが、管理手段101に登録され
ていることを利用者、または管理手段101が確かめる
には、データの中に、管理手段101が関与したことを
判別するための登録情報を付加、あるいは埋め込んでい
るので、利用者端末104、または管理手段101がそ
の登録情報をチェックすることにより、実現できる。具
体的には、画素を表示するために独自のパターンを使用
するとか、コピーライトの表示を入れたりすること等が
考えられ、前者の場合には、管理手段101のみがチェ
ックでき、後者の場合には、利用者端末104がチェッ
クできる。
【0010】次に、利用者が二次利用の許されたデータ
を加工したい場合を考える。利用者の端末104は二次
利用を許す登録情報が付加、あるいは埋め込まれたその
データを受け取り、データの全部、または一部を、付
加、あるいは埋め込まれた登録情報ごと引用を行ない、
加工する。そして、管理手段101へ加工後の二次デー
タを送付して正当な二次利用かを確認してもらい、利用
した一次データの部分に付加、あるいは埋め込まれた登
録情報を取り除いて、二次データ全体に新たな登録情報
を付加、あるいは埋め込んでもらい、登録作業をしても
らう。登録せずに流通させると、不正に加工を行ったこ
とになる。この不正加工は管理手段101が認識可能で
ある。原データに二次使用許諾が無い場合や、加工後の
二次データを送付しない場合などには、不正な二次使用
となり、利用者は作成した二次データを登録できない。
【0011】こうしてある登録情報が付加、あるいは埋
め込まれた二次データは配送手段102へ送られる。引
用された一次データの利用条件(加工物を流通させても
良い等)に従う限りは、一般の一次データと同じように
流通させることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の著作権管理装置
は、利用者による直接的なデジタルコンテンツの使用、
閲覧に対する著作権の管理は可能である一方で、利用者
による間接的なデジタルコンテンツの使用、閲覧に対す
る著作権の管理は困難であった。例えば、利用者が直接
的に使用、閲覧するディジタルコンテンツXが他のディ
ジタルコンテンツYを二次利用している場合は、利用者
がディジタルコンテンツXを使用、閲覧しようとすれ
ば、二次利用されているディジタルコンテンツYを間接
的に使用、閲覧することになる。従来の著作権管理装置
は、利用者によるデジタルコンテンツXについての直接
的な使用、閲覧に対しては、デジタルコンテンツXの使
用、閲覧に応じた著作権使用料の徴収などを通じて、デ
ジタルコンテンツの著作権を管理することができる。一
方で、二次利用されているデジタルコンテンツYの間接
的な使用、閲覧対しては、使用料の徴収などを通じての
著作権管理が困難であるという課題があった。
【0013】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、デジタルコンテンツの直接的な
使用、閲覧に対する著作権管理に加え、直接的に使用、
閲覧されたデジタルコンテンツで二次利用されているデ
ジタルコンテンツの使用、閲覧に対する著作権管理を実
現することを目的とする。なお、本出願において、デジ
タルコンテンツとは、例えば、イメージ、動画、音声、
電子文書、または、これらのデジタルコンテンツを二次
利用して作成したものである。例えば、音声付き動画で
あるデジタルコンテンツは、動画であるデジタルコンテ
ンツと音声であるデジタルコンテンツを組み合わせたデ
ジタルコンテンツである。このとき、音声付き動画であ
るデジタルコンテンツは、動画であるデジタルコンテン
ツと音声であるデジタルコンテンツを二次利用して作成
したデジタルコンテンツである。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明に係るデータ作
成装置は、データ取得を制限するデータ取得制限処理が
行われたデータから前記データ取得制限処理を解除して
データを取得し、前記データ取得制限処理を解除して取
得したデータを利用してデータを作成するデータ作成装
置において、前記データ取得制限処理が行われたデータ
から前記データ取得制限処理を解除してデータを取得デ
ータとして取得するデータ取得手段と、前記データ取得
手段が前記データ取得制限処理を解除して前記データを
取得することを前記データ取得手段に許諾するデータ取
得許諾を取得するデータ取得許諾取得手段と、作成デー
タとして新たにデータを作成するデータ作成手段と、前
記データ取得許諾に基づいて前記データ取得手段が取得
した前記取得データと前記データ作成手段が作成した前
記作成データとを一体とする前記データ取得制限処理を
行うデータ取得制限処理手段と、前記データ取得制限処
理手段により前記取得データと前記作成データとに行わ
れた前記データ取得制限処理の解除を許諾するデータ取
得許諾を生成するデータ取得許諾生成手段とを有するこ
とを特徴とする。
【0015】前記データ作成装置は、データ取得を制限
するデータ取得制限カプセルに格納されたデータを前記
データ取得制限カプセルを解除して取得し、前記データ
取得制限カプセルを解除して取得したデータを利用して
データを作成するデータ作成装置であり、前記データ取
得手段は、前記データ取得制限カプセルに格納されたデ
ータを前記データ取得制限カプセルを解除して取得し、
前記データ取得許諾取得手段は、前記データ取得手段が
前記データ取得制限カプセルを解除して前記データを取
得することを前記データ取得手段に許諾するデータ取得
許諾を取得し、前記データ取得制限処理手段は、前記デ
ータ取得制限カプセルを生成し、前記データ取得許諾に
基づいて前記データ取得手段が前記取得した取得データ
と前記データ作成手段が前記作成した作成データとを一
体として前記データ取得制限カプセルに格納し、前記デ
ータ取得許諾生成手段は、前記データ取得制限処理手段
により生成され、前記取得データと前記作成データとが
格納された前記データ取得制限カプセルの解除を許諾す
るデータ取得許諾を生成することを特徴とする。
【0016】前記データ取得手段が、複数のデータを一
体として行われた前記データ取得制限処理を解除して前
記複数のデータを取得する場合に、前記データ取得許諾
取得手段は、前記複数のデータのすべてのデータについ
て前記データ取得許諾を取得し、前記データ取得手段
は、前記データ取得許諾取得手段により取得された前記
複数のデータのすべてのデータについての前記データ取
得許諾に基づいて、前記複数のデータを一体として行わ
れた前記データ取得制限処理を解除し前記複数のデータ
を取得することを特徴とする。
【0017】前記データ取得許諾取得手段は、前記デー
タ取得手段による前記取得データの取得を制限する第一
の取得制限情報が付与された前記データ取得許諾を取得
し、前記データ取得制限処理手段は、前記データ取得手
段による前記データの取得を制限する第二の取得制限情
報を前記データ取得制限処理が行われたデータに付与
し、前記データ取得手段は、前記データ取得許諾取得手
段により取得された前記第一の取得制限情報と前記デー
タ取得制限手段により前記データ取得制限処理が行われ
たデータに付与された前記第二の取得制限情報とを照合
し、前記第一の取得制限情報と前記第二の取得制限情報
との照合に基づいて前記データ取得制限処理を解除し、
前記取得データを取得することを特徴とする。
【0018】前記データ作成装置は、更に、前記データ
作成手段が作成したデータを難読化する難読化手段と、
前記難読化手段により難読化されたデータを解読する解
読手段とを有することを特徴とする。
【0019】この発明に係るデータ管理システムは、デ
ータ取得を制限するデータ取得制限処理が行われたデー
タから前記データ取得制限処理を解除してデータを取得
し前記データ取得制限処理を解除して取得したデータを
利用してデータを作成するデータ作成装置と、データの
管理を行うデータ管理装置とを有するデータ管理システ
ムにおいて、前記データ作成装置は、前記データ取得制
限処理が行われたデータから前記データ取得制限処理を
解除してデータを取得データとして取得するデータ取得
手段と、前記データ取得手段が前記データ取得制限処理
を解除して前記取得データを取得することを前記データ
取得手段に許諾するデータ取得許諾を前記データ管理装
置から取得するデータ取得許諾取得手段と、作成データ
として新たにデータを作成するデータ作成手段と、前記
データ取得許諾に基づいて前記データ取得手段が取得し
た前記取得データと前記データ作成手段が作成した前記
作成データとを一体とする前記データ取得制限処理を行
うデータ取得制限処理手段と、前記データ取得制限処理
手段により前記取得データと前記作成データとを一体と
して行われた前記データ取得制限処理の解除を許諾する
データ取得許諾を生成するデータ取得許諾生成手段と、
前記データ取得許諾生成手段により生成された前記デー
タ取得許諾の登録を前記データ管理装置に要求するデー
タ取得許諾登録要求手段とを有し、前記データ管理装置
は、前記データ作成装置の前記データ取得手段が前記デ
ータ取得制限処理を解除してデータを取得することを前
記データ取得手段に許諾するデータ取得許諾を発行する
データ取得許諾発行手段と、前記データ作成装置の前記
データ取得許諾登録要求手段により登録を要求された前
記データ取得許諾を登録するデータ取得許諾登録手段と
を有することを特徴とする。
【0020】前記データ作成装置は、データ取得を制限
するデータ取得制限カプセルに格納されたデータを前記
データ取得制限カプセルを解除して取得し、前記データ
取得制限カプセルを解除して取得したデータを利用して
データを作成するデータ作成装置であり、前記データ取
得手段は、前記データ取得制限カプセルに格納されたデ
ータを前記データ取得制限カプセルを解除して前記取得
データとして取得し、前記データ取得許諾取得手段は、
前記データ取得手段が前記データ取得制限カプセルを解
除して前記データを取得することを前記データ取得手段
に許諾するデータ取得許諾を取得し、前記データ取得制
限処理手段は、前記データ取得制限カプセルを生成し、
前記データ取得許諾に基づいて前記データ取得手段が取
得した前記取得データと前記データ作成手段が作成した
前記作成データとを一体として前記データ取得制限カプ
セルに格納し、前記データ取得許諾生成手段は、前記デ
ータ取得制限処理手段により生成され、前記取得データ
と前記作成データとが格納された前記データ取得制限カ
プセルの解除を許諾するデータ取得許諾を生成し、前記
データ管理装置のデータ取得許諾発行手段は、前記デー
タ作成装置の前記データ取得手段が前記データ取得制限
カプセルを解除してデータを取得することを前記データ
取得手段に許諾するデータ取得許諾を発行することを特
徴とする。
【0021】前記データ取得手段が、複数のデータを一
体として行われた前記データ取得制限処理を解除して前
記複数のデータを取得する場合に、前記データ取得許諾
取得手段は、前記複数のデータのすべてのデータについ
て前記データ取得許諾を取得し、前記データ取得手段
は、前記データ取得許諾取得手段により取得された前記
複数のデータのすべてのデータについての前記データ取
得許諾に基づいて、前記複数のデータを一体として行わ
れた前記データ取得制限処理を解除し前記複数のデータ
を取得することを特徴とする。
【0022】前記データ管理システムは、複数の前記デ
ータ管理装置を有しており、前記データ取得許諾取得手
段は、前記複数データの各々のデータごとに異なるデー
タ管理装置から前記データ取得許諾を取得することを特
徴とする。
【0023】前記データ取得手段が取得する前記取得デ
ータは、前記取得データの前記データ取得許諾が登録さ
れた前記データ管理装置を記述したデータ管理装置情報
を有し、前記データ取得許諾取得手段は、前記データ管
理装置情報に記述された前記データ管理装置から前記デ
ータ取得許諾を取得し、前記データ作成部は、前記デー
タ作成部により作成される前記作成データに前記データ
管理装置情報を記述することを特徴とする。
【0024】前記データ管理システムは、複数の前記デ
ータ管理装置を有しており、前記データ作成装置の前記
データ取得許諾登録要求手段は、前記データ取得許諾生
成手段により生成された前記データ取得許諾の登録の要
求を前記データ取得許諾ごとに異なる前記データ管理装
置に対して行うことを特徴とする。
【0025】この発明に係るデータ作成方法は、データ
取得を制限するデータ取得制限処理が行われたデータか
ら前記データ取得制限処理を解除してデータを取得し、
前記データ取得制限処理を解除して取得したデータを利
用してデータを作成するデータ作成方法において、前記
データ取得制限処理が行われたデータから前記データ取
得制限処理を解除してデータを取得データとして取得す
るデータ取得ステップと、前記データ取得ステップが前
記データ取得制限処理を解除して前記データを取得する
ことを前記データ取得ステップに許諾するデータ取得許
諾を取得するデータ取得許諾取得ステップと、作成デー
タとして新たにデータを作成するデータ作成ステップ
と、前記データ取得許諾に基づいて前記データ取得ステ
ップが取得した前記取得データと前記データ作成ステッ
プが作成した前記作成データとを一体とする前記データ
取得制限処理を行うデータ取得制限処理ステップと、前
記データ取得制限処理ステップにより前記取得データと
前記作成データとに行われた前記データ取得制限処理の
解除を許諾するデータ取得許諾を生成するデータ取得許
諾生成ステップとを有することを特徴とする。
【0026】前記データ取得ステップが、複数のデータ
を一体として行われた前記データ取得制限処理を解除し
て前記複数のデータを取得する場合に、前記データ取得
許諾取得ステップは、前記複数のデータのすべてのデー
タについて前記データ取得許諾を取得し、前記データ取
得ステップは、前記データ取得許諾取得ステップにより
取得された前記複数のデータのすべてのデータについて
の前記データ取得許諾に基づいて、前記複数のデータを
一体として行われた前記データ取得制限処理を解除し前
記複数のデータを取得することを特徴とする。
【0027】データ取得を制限するデータ取得制限処理
が行われたデータから前記データ取得制限処理を解除し
てデータを取得し前記データ取得制限処理を解除して取
得したデータを利用してデータを作成するデータ作成方
法と、前記データ作成方法によるデータ取得を許諾する
データ取得許諾方法とを有するデータ管理方法におい
て、前記データ作成方法は、前記データ取得制限処理が
行われたデータから前記データ取得制限処理を解除して
データを取得データとして取得するデータ取得ステップ
と、前記データ取得ステップが前記データ取得制限処理
を解除して前記取得データを取得することを前記データ
取得ステップに許諾するデータ取得許諾を前記データ取
得許諾方法から取得するデータ取得許諾取得ステップ
と、作成データとして新たにデータを作成するデータ作
成ステップと、前記データ取得許諾に基づいて前記デー
タ取得ステップが取得した前記取得データと前記データ
作成ステップが作成した前記作成データとを一体とする
前記データ取得制限処理を行うデータ取得制限処理ステ
ップと、前記データ取得制限処理ステップにより前記取
得データと前記作成データとを一体として行われた前記
データ取得制限処理の解除を許諾するデータ取得許諾を
生成するデータ取得許諾生成ステップと、前記データ取
得許諾生成ステップにより生成された前記データ取得許
諾の登録を前記データ取得許諾方法に要求するデータ取
得許諾登録要求ステップとを有し、前記データ取得許諾
方法は、前記データ作成方法の前記データ取得ステップ
が前記データ取得制限処理を解除してデータを取得する
ことを前記データ取得ステップに許諾するデータ取得許
諾を発行するデータ取得許諾発行ステップと、前記デー
タ作成方法の前記データ取得許諾登録要求ステップによ
り登録を要求された前記データ取得許諾を登録するデー
タ取得許諾登録ステップとを有することを特徴とする。
【0028】前記データ取得ステップが、複数のデータ
を一体として行われた前記データ取得制限処理を解除し
て前記複数のデータを取得する場合に、前記データ取得
許諾取得ステップは、前記複数のデータのすべてのデー
タについて前記データ取得許諾を取得し、前記データ取
得ステップは、前記データ取得許諾取得ステップにより
取得された前記複数のデータのすべてのデータについて
の前記データ取得許諾に基づいて、前記複数のデータを
一体として行われた前記データ取得制限処理を解除し前
記複数のデータを取得することを特徴とする。
【0029】前記データ管理方法は、複数の前記データ
取得許諾方法を有しており、前記データ取得許諾取得ス
テップは、前記複数データの各々のデータごとに異なる
データ取得許諾方法から前記データ取得許諾を取得する
ことを特徴とする。
【0030】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の実施の形態1における著作権管理システムの全体構成
を示すブロック図である。図1において、1はデジタル
コンテンツの制作者がデジタルコンテンツを作成するデ
ータ作成装置たる制作者クライアントであり、2は制作
者が新規に作成したデジタルコンテンツを暗号化する暗
号化鍵の発行を要求する暗号化鍵発行要求手段、3はコ
ンテンツオブジェクト生成手段であり、制作者がデータ
作成手段27を用いて新規に作成したデジタルコンテン
ツを暗号化した暗号化データとその著作権情報から構成
されるコンテンツオブジェクトを生成する。4は二次利
用ライセンス発行要求手段であり、データ取得許諾取得
手段として機能する。即ち、制作者が新規に作成したデ
ジタルコンテンツで二次利用しようとする既存のデジタ
ルコンテンツの二次利用を許可する二次利用ライセンス
(データ取得許諾)の発行を著作権管理サーバーに要求
し、取得する手段である。5はデータ取得手段であるコ
ンテンツオブジェクト抽出手段であり、デジタルコンテ
ンツを暗号化した暗号化データとその著作権情報から構
成される一つまたは複数のコンテンツオブジェクトを格
納したカプセルから、制作者が新規に作成したデジタル
コンテンツで二次利用しようとするデジタルコンテンツ
を暗号化したデータとその著作権情報から構成されてい
るコンテンツオブジェクトを抽出する。6はカプセル生
成手段であり、データ取得制限処理手段として機能す
る。即ち、制作者が新規に作成したデジタルコンテンツ
を暗号化した暗号化データとデジタルコンテンツの著作
権情報から構成される一つまたは複数のコンテンツオブ
ジェクトと、制作者が新規に作成したデジタルコンテン
ツで二次利用しているデジタルコンテンツを暗号化した
データとその著作権情報から構成される一つまたは複数
のコンテンツオブジェクトを内部に格納するカプセルを
生成する(データ取得制限処理を行う)。7は、データ
取得許諾生成部及びデータ取得許諾登録要求手段たる二
次利用ライセンス登録要求手段であり、制作者が新規に
作成したデジタルコンテンツの二次利用を許可する二次
利用ライセンスを生成し、二次利用ライセンスの登録を
要求する。8は、データ管理装置たる著作権管理サーバ
であり、デジタルコンテンツの著作権を管理する。9
は、二次利用ライセンス発行手段であり、データ取得許
諾発行手段である。即ち、著作権管理サーバ8が管理す
るデジタルコンテンツの二次利用を許可する二次利用ラ
イセンスを発行する。10は、鍵発行手段であり、制作
者が新規に作成したデジタルコンテンツを暗号化する暗
号化鍵及び暗号化したデジタルコンテンツを復号化する
復号化鍵を発行する。11は、データ取得許諾登録手段
たる二次利用ライセンス登録手段であり、制作者が新規
に作成したデジタルコンテンツの二次利用を許可する二
次利用ライセンスを登録する。12は、著作権ライセン
ス発行手段であり、著作権管理サーバ8で著作権を管理
するデジタルコンテンツの使用、閲覧を許可する著作権
ライセンスを発行する。13は、二次利用ライセンス管
理データベースであり、著作権管理サーバ8で著作権を
管理しているデジタルコンテンツの二次利用を許可する
二次利用ライセンスを管理する。14は、鍵管理データ
ベースであり、著作権管理サーバ8で著作権を管理して
いるデジタルコンテンツを暗号化する暗号化鍵と、暗号
化鍵でデジタルコンテンツを暗号化した暗号化データ1
9を復号化する復号化鍵を管理する。15は、ユーザラ
イセンス配布サーバであり、デジタルコンテンツの利用
者に、デジタルコンテンツの直接的な使用、閲覧、及
び、使用、閲覧するデジタルコンテンツで二次利用され
ているデジタルコンテンツの間接的な使用、閲覧を許可
するユーザライセンスを配布する。16は、著作権ライ
センス発行要求手段であり、著作権管理サーバ8で著作
権を管理しているデジタルコンテンツの使用、閲覧を許
可する著作権ライセンスの発行を要求する。17は、ユ
ーザライセンス生成手段であり、デジタルコンテンツの
利用者に配布するユーザライセンスを生成する。18
は、情報伝達媒体であり、制作者クライアント1と著作
権管理サーバ8、著作権管理サーバ8とライセンス配布
サーバ15を接続し情報を伝達する。27は、データ作
成手段であり、制作者が新たにデジタルコンテンツを作
成するための手段である。
【0031】図2は、デジタルコンテンツを暗号化した
暗号化データと、デジタルコンテンツの著作権情報から
構成されるコンテンツオブジェクトを示すブロック図で
ある。図2において、19は、デジタルコンテンツを暗
号化鍵で暗号化した暗号化データである。20は著作権
情報であり、デジタルコンテンツの制作者の住所、名
前、メールアドレス等の制作者情報、デジタルコンテン
ツの著作権を管理する著作権管理サーバ8のアドレス
(データ管理装置情報)、デジタルコンテンツの制作者
が既存のデジタルコンテンツを二次利用することによっ
て生じる、既存のデジタルコンテンツの制作者が取得す
る二次利用著作権使用料、利用者がデジタルコンテンツ
を使用、閲覧することによって生じる、デジタルコンテ
ンツの制作者が取得する著作権使用料などから構成され
る。21はコンテンツオブジェクトであり、デジタルコ
ンテンツを暗号化した暗号化データ19とデジタルコン
テンツの著作権情報20から構成される。
【0032】図3は、一つまたは複数のコンテンツオブ
ジェクト21が格納されているカプセルを示すブロック
図である。図3において、22はカプセルである。カプ
セルは、デジタルコンテンツにデータ取得制限の処理が
行われ、二次利用ライセンスを取得しなければ、カプセ
ル内のコンテンツオブジェクト21を抽出することがで
きないようになっている。通常は、一つまたは複数のコ
ンテンツオブジェクト21が格納されている。
【0033】本実施例における著作権管理システムにお
いて、デジタルコンテンツは、例えば、イメージ、動
画、音声、電子文書、または、これらのデジタルコンテ
ンツを二次利用して作成したものである。例えば、音声
付き動画であるデジタルコンテンツは、動画であるデジ
タルコンテンツと音声であるデジタルコンテンツを組み
合わせたデジタルコンテンツである。このとき、音声付
き動画であるデジタルコンテンツは、動画であるデジタ
ルコンテンツと音声であるデジタルコンテンツを二次利
用して作成したデジタルコンテンツである。ここで、他
のデジタルコンテンツを二次利用して作成したデジタル
コンテンツは、二次利用している一つまたは複数のデジ
タルコンテンツのリンク情報から構成される。ここで、
リンク情報は二次利用しているデジタルコンテンツの識
別子、二次利用されているデジタルコンテンツにおける
二次利用のされ方を定義した二次利用制御情報から構成
される。例えば、動画であるデジタルコンテンツAと音
声であるデジタルコンテンツBを組み合わせてデジタル
コンテンツCを作成した場合、デジタルコンテンツCは
デジタルコンテンツAとデジタルコンテンツBを二次利
用して作成したデジタルコンテンツである。このとき、
デジタルコンテンツCは、動画であるデジタルコンテン
ツAの識別子とデジタルコンテンツAの再生時間、再生
手順などを定義した二次利用制御情報から構成されるリ
ンク情報と、デジタルコンテンツBの識別子とデジタル
コンテンツBの再生時間、再生手順などを定義した二次
利用制御情報から構成されるリンク情報を持つ。デジタ
ルコンテンツCは、既存のデジタルコンテンツAと既存
のデジタルコンテンツBへのリンク情報を持つデータで
あり、データ作成手段27により新たに作成されたデー
タである。このため、リンク情報を持つデジタルコンテ
ンツCも通常のデジタルコンテンツと同様に取り扱われ
る。具体的には、デジタルコンテンツCも通常のデジタ
ルコンテンツと同様にカプセルに格納され、また別の制
作者がデジタルコンテンツCを二次利用して新たなコン
テンツDを作成しようとする場合は、デジタルコンテン
ツA、デジタルコンテンツBの二次利用ライセンスとと
もにデジタルコンテンツCの二次利用ライセンスの取得
も必要である。
【0034】次に動作について説明する。図4は、この
実施の形態1における著作権管理システムの動作を示す
フローチャートである。なお、本発明に係るデータ制作
方法及びデータ管理方法も同様の手順にて実現される。
本実施の形態の大まかな流れとしては、デジタルコンテ
ンツ作成・二次利用ステップ(ST11〜ST19)と
デジタルコンテンツ使用・閲覧のステップ(ST20〜
ST22)とに分かれる。デジタルコンテンツ作成・二
次利用ステップ(ST11〜ST19)には、制作者ク
ライアントで作成した新規デジタルコンテンツを暗号化
するステップ(ST11とST12)、暗号化されたデ
ジタルコンテンツに基づいてコンテンツオブジェクトを
生成するステップ(ST13)、二次利用ライセンスを
要求し、二次利用ライセンスを取得するステップ(ST
14とST15)、取得した二次利用ライセンスを用い
て既存のデジタルコンテンツをカプセルから抽出するス
テップ(ST16)、抽出した既存のデジタルコンテン
ツと新規に作成したデジタルコンテンツとを格納した新
たなカプセルを生成するステップ(ST17)、新たに
生成されたカプセルに格納されたデジタルコンテンツの
二次利用ライセンスを生成・登録するステップ(ST1
8とST19)がある。また、デジタルコンテンツ使用
・閲覧のステップ(ST20〜ST22)では、著作権
ライセンスの発行要求及び発行のステップ(ST20と
ST21)と、利用者に使用・閲覧を許諾するユーザラ
イセンスを生成するステップ(ST22)とからなる。
以下、各ステップについて詳細に説明する。
【0035】最初のステップST11は、制作者クライ
アント1のデータ作成手段において、制作者が作成した
デジタルコンテンツを暗号化する暗号化鍵の発行を要求
するステップであり、暗号化鍵発行要求手段2を用いて
行われる。本ステップでは、暗号化鍵発行要求と制作者
による暗号化鍵発行要求の電子署名が、制作者クライア
ント1から著作権管理サーバ8に情報伝達媒体18を介
して送信される。暗号化鍵発行要求は、制作者の名前、
住所、メールアドレスなどの制作者情報、制作者が作成
したデジタルコンテンツの種別、例えば、静止画、動画
等の種別、名前、説明などのデジタルコンテンツ情報か
ら構成される。このとき、制作者が作成したデジタルコ
ンテンツが複数ある場合、それぞれのデジタルコンテン
ツを暗号化する暗号化鍵の発行を著作権管理サーバ8に
要求する。このとき、デジタルコンテンツの暗号化鍵の
発行を要求する著作権管理サーバ8は、それぞれのデジ
タルコンテンツで異なる著作権管理サーバ8でもよい。
また、デジタルコンテンツを暗号化する暗号処理方式
が、共通鍵暗号方式である場合は、デジタルコンテンツ
を暗号化する暗号化鍵と暗号化データ19を復号する復
号鍵は同一の鍵であり、公開鍵暗号方式である場合は、
暗号化データ19を暗号化する暗号化鍵と暗号化データ
19を復号する復号鍵は異なる鍵である。なお、本ステ
ップでは暗号鍵の発行とともに復号鍵の発行も行ってお
り、この復号鍵は著作権管理サーバ内の鍵管理データベ
ース部で保管される。そして、この保管された復号鍵
は、後述する著作権ライセンス発行ステップS21にお
いて著作権ライセンスの一部としてユーザライセンス配
布サーバに送付される。
【0036】次のステップST13は、制作者クライア
ント1において、コンテンツオブジェクト生成手段3が
暗号化データ19とその著作権情報20から構成される
コンテンツオブジェクト21を生成するステップであ
る。なお、前述したように、暗号化データ19は、制作
者が新規に作成したデジタルコンテンツを、暗号化鍵発
行手段10で発行された暗号化鍵で暗号化したデータで
ある。
【0037】次のステップST14は、制作者クライア
ント1が、二次利用ライセンスの発行を各デジタルコン
テンツの著作権を管理する著作権管理サーバ8に要求す
るステップであり、制作者クライアントの二次利用ライ
センス発行要求手段4が用いられる。ここで、二次利用
ライセンスとは、二次利用の許諾を意味し、制作者が新
規に作成したデジタルコンテンツで二次利用しようとす
る一つまたは複数の既存のデジタルコンテンツ(二次利
用元コンテンツ)の二次利用を許可する旨のライセンス
である。即ち、カプセルからデータを取得するためのデ
ータ取得許諾である。二次利用ライセンスは制作者クラ
イアントの二次利用ライセンス発行要求手段4が発行要
求をし、二次利用許諾発行部たる著作権管理サーバの二
次利用ライセンス発行手段8が発行する。また、後述す
るように二次利用ライセンスを入手しなければ、二次利
用元コンテンツをそのカプセルから抽出することができ
ない。このため、二次利用ライセンスを入手すること
は、二次利用元コンテンツの抽出し、二次利用を実現す
るためにに不可欠の要件である。
【0038】本ステップでは、二次利用元コンテンツの
識別子、制作者の名前、住所、メールアドレスなどの制
作者情報から構成される二次利用ライセンス発行要求
と、制作者による二次利用ライセンス発行要求の電子署
名が、制作者クライアント1から著作権管理サーバ8へ
情報伝達媒体18を介して送信される。どの著作権管理
サーバ8に二次利用ライセンス発行要求を送信すべきか
は、カプセルに格納されているコンテンツオブジェクト
21(二次利用元コンテンツ)を構成する著作権情報2
0の内容により決定される。即ち、著作権情報20と
は、図2に示すものであり、デジタルコンテンツの著作
権を管理する著作権管理サーバ8のアドレス等が書かれ
ており、この著作権情報に記載された著作権管理サーバ
のアドレスが二次利用ライセンス発行要求を送付すべき
サーバとなる。。二次利用元コンテンツが複数あり、か
つ、それぞれのデジタルコンテンツの著作権を管理する
著作権管理サーバ8が異なる場合、二次利用ライセンス
発行要求手段4はそれぞれのデジタルコンテンツの著作
権を管理する著作権管理サーバ8に二次利用ライセンス
発行要求を送信する。著作権管理サーバ8がデータの種
類に応じて、例えば、音声のデジタルコンテンツ専門の
著作権管理サーバ、動画のデジタルコンテンツ専門の著
作管理サーバ、静止画のデジタルコンテンツ専門の著作
権管理サーバに分化している場合に、音声、動画、静止
画の三種類のデジタルコンテンツを二次利用するとき
は、各デジタルコンテンツの種類に対応する著作権管理
サーバに要求を出すこととなる。但し、制作者が新規に
作成したデジタルコンテンツが他のデジタルコンテンツ
を二次利用していない場合、つまり完全に新規なディジ
タルコンテンツを作成した場合は、本ステップならびに
ステップST15、ステップST16は省略される。
【0039】次のステップST15は、著作権管理サー
バ8において、二次利用ライセンス発行手段9が、二次
利用ライセンスの発行を要求した制作者クライアント1
に対して二次利用ライセンスを発行するステップであ
る。本ステップでは、二次利用ライセンスと、著作権管
理サーバ8による二次利用ライセンスの電子署名が、著
作権管理サーバ8から制作者クライアント1に情報伝達
媒体18を介して送信される。二次利用ライセンスは、
二次利用の可否情報、制作者がデジタルコンテンツを二
次利用する際の制限を記述した二次利用制限情報、利用
者が使用、閲覧するデジタルコンテンツで二次利用され
ているデジタルコンテンツの間接的な使用、閲覧の際の
制限を記述した使用制限情報から構成される。ここで、
例えば、二次利用されるデジタルコンテンツが静止画で
ある場合の二次利用制限情報には、静止画の部分的な二
次利用の禁止がある。また、例えば、二次利用されるデ
ジタルコンテンツが静止画である場合の使用制限情報に
は、印刷の禁止がある。
【0040】次のステップST16は、制作者クライア
ント1において、二次利用ライセンスを取得後に、コン
テンツオブジェクト抽出手段5が、既存のカプセル22
からコンテンツオブジェクト21を抽出するステップで
ある。即ち、図2で示したように、制作者が新規に作成
したデジタルコンテンツで二次利用しているデジタルコ
ンテンツ(二次利用元コンテンツ)を暗号化した暗号化
データ19とその著作権情報20で構成されるコンテン
ツオブジェクト21が格納されている既存のカプセル2
2から、制作者が新規に作成したデジタルコンテンツで
二次利用しているデジタルコンテンツ(二次利用元コン
テンツ)を暗号化した暗号化データ19とその著作権情
報20で構成されるコンテンツオブジェクト21を抽出
するステップである。つまり、ST15で既存のディジ
タルコンテンツの二次利用を許可するとのライセンスを
入手した後、制作者クライアントが既存のディジタルコ
ンテンツを実際に二次利用するために当該既存のディジ
タルコンテンツをカプセルから抽出するステップであ
る。このとき、二次利用元コンテンツが複数あり、か
つ、二次利用元コンテンツを暗号化した暗号化データと
19とその著作権情報20で構成されるコンテンツオブ
ジェクト21が異なるカプセルに格納されている場合、
既存の各カプセル22からコンテンツオブジェクト21
を抽出する。
【0041】次のステップST17は、制作者クライア
ント1において、カプセル生成手段6で、一つまたは複
数のコンテンツオブジェクト21を格納したカプセル2
2を生成するステップである。ここで、カプセル生成手
段6で生成するカプセル22に格納されるコンテンツオ
ブジェクト21は、コンテンツオブジェクト生成手段3
で生成した一つまたは複数の新規のコンテンツオブジェ
クト21、及び、コンテンツオブジェクト抽出手段5で
一つまたは複数の既存のカプセル22から抽出した一つ
または複数のコンテンツオブジェクト21である。即
ち、このカプセル生成ステップにおいて、新規ディジタ
ルコンテンツと既存のディジタルとが合成され、既存の
ディジタルコンテンツが新規ディジタルコンテンツによ
り二次利用された状態となる。
【0042】次のステップST18は、制作者クライア
ント1において、二次利用ライセンス登録要求手段7
で、制作者が新規に作成したデジタルコンテンツの二次
利用を許可する二次利用ライセンスの登録を要求するス
テップである。つまり、新規に作成されたデジタルコン
テンツの二次利用を許諾するための条件を著作権管理サ
ーバに登録することを要求するステップである。本ステ
ップでは、二次利用ライセンス登録要求と、制作者によ
る二次利用ライセンス登録要求の電子署名とを、制作者
クライアント1から著作権管理サーバ8へ情報伝達媒体
18を介して送信する。二次利用ライセンス登録要求
は、制作者情報、デジタルコンテンツ情報、二次利用制
限情報、使用制限情報から構成される。制作者情報と
は、暗号化鍵発行ID、制作者の名前、住所、メールア
ドレスなどである。デジタルコンテンツ情報とは、デジ
タルコンテンツの識別子、種別、名前などである。二次
利用制限情報とは、二次利用の可否情報、制作者がデジ
タルコンテンツを二次利用する際の制限を記述した情報
である。使用制限情報とは、利用者が使用、閲覧するデ
ジタルコンテンツで二次利用されているデジタルコンテ
ンツの間接的な使用、閲覧の際の制限を記述した情報で
ある。
【0043】次のステップST17は、著作権管理サー
バ8において、二次利用ライセンス登録手段11で、制
作者が新規に作成したデジタルコンテンツの二次利用を
許可する二次利用ライセンスを登録するステップであ
る。つまり、上述のように新規に生成されたデジタルコ
ンテンツAを利用して他人が別のデジタルコンテンツB
を作成しようとする際のために、デジタルコンテンツA
の二次利用ライセンスを登録しておく。他人は別のデジ
タルコンテンツBにデジタルコンテンツAを二次利用し
ようとする場合には、ST14〜ST16の手続きに従
って、二次利用ライセンスを取得する。また、既存のデ
ジタルコンテンツXと新規のデジタルコンテンツYで構
成されるデジタルコンテンツ(X,Y)を二次利用しよ
うとするデジタルコンテンツは、デジタルコンテンツX
とデジタルコンテンツYの各々について二次利用ライセ
ンスを取得することが必要である。本ステップでは、制
作者クライアント1から送信された二次利用ライセンス
登録要求に従って、制作者が新規に作成したデジタルコ
ンテンツの二次利用を許可する二次利用ライセンスを二
次利用ライセンス管理データベース13に登録する。こ
のとき、制作者クライアント1から送信された二次利用
ライセンス登録要求に誤りがある場合、例えば、制作者
による電子署名が不正である場合や、二次利用ライセン
ス登録要求の暗号化鍵発行IDが不正である場合、二次
利用ライセンスの登録は取り止められる。
【0044】このように、本実施の形態においては、デ
ジタルコンテンツの二次利用に際して、二次利用ライセ
ンスを入手しないと二次利用元コンテンツが抽出できな
い構成となっており、不正な二次利用を防止することが
できる。また、カプセル生成手段により、新規に作成さ
れた新規コンテンツと二次利用元コンテンツを同じカプ
セルに格納することにより、新規コンテンツと二次利用
元コンテンツの関係が明確になり、二次利用が繰り返し
行われても、二次利用元コンテンツを適切に保護するこ
とができる。
【0045】次のステップST20〜ST22は、利用
者がデジタルコンテンツを使用、閲覧するための手順で
あり、著作権管理サーバとユーザライセンス配布サーバ
間でやり取りされる。ここで、ユーザライセンス配布サ
ーバの役割について説明をする。利用者がデジタルコン
テンツの利用(使用、閲覧等)を希望する場合に、著作
権管理サーバに直接利用許諾を求める手法も考えられ
る。しかし、現実に利用者が利用を希望するデジタルコ
ンテンツは複数の二次利用がなされて作成されたものが
多い。このため、利用者は全ての二次利用元コンテンツ
に関する利用許諾を得るために複数の著作権管理サーバ
に利用許諾を求めることが必要となってくる。このよう
な扱いは利用者にとって煩雑であるため、ユーザライセ
ンス配布サーバが利用者と著作権管理サーバの仲介を行
っている。ST20は、デジタルコンテンツの利用者が
ユーザライセンス配布サーバ15に対して使用、閲覧を
希望するデジタルコンテンツを指定した際に、ユーザラ
イセンス配布サーバが当該デジタルコンテンツを管轄す
る著作権管理サーバ8へ著作権ライセンスの発行を要求
するステップである。ユーザライセンス配布サーバは、
利用者に対して利用許諾を行うが、この利用許諾を行う
ための前提としてユーザライセンス配布サーバは、著作
権管理サーバから利用許諾の承認を得る必要がある。S
T20は、この著作権管理サーバによる利用許諾の承認
を要求するステップであり、具体的には著作権ライセン
ス発行要求手段16が要求を発行する。著作権ライセン
ス発行要求手段16が要求する著作権ライセンスには、
デジタルコンテンツの利用者が直接的に使用、閲覧する
デジタルコンテンツの利用許諾に対する承認と、直接的
に使用、閲覧するデジタルコンテンツで二次利用されて
いるデジタルコンテンツの間接的な使用、閲覧の利用許
諾に対する承認が含まれる。本ステップでは、著作権ラ
イセンス発行要求と、ユーザライセンス配布サーバ15
による著作権ライセンス発行要求の電子署名とが、ユー
ザライセンス配布サーバ15から著作権管理サーバ8へ
情報伝達媒体18を介して送信される。著作権ライセン
ス発行要求は、ユーザライセンス配布サーバ15のアド
レスなどのユーザライセンス配布サーバ情報とデジタル
コンテンツの識別子、名前などのデジタルコンテンツ情
報から構成される。ここで、デジタルコンテンツの利用
者が直接的に使用、閲覧するデジタルコンテンツ、及
び、直接的に使用、閲覧するデジタルコンテンツで二次
利用されているデジタルコンテンツは、ある一つのカプ
セル22に格納されている一つまたは複数のコンテンツ
オブジェクト21を構成する暗号化データ19を復号し
て得られるデジタルコンテンツである。このとき、著作
権ライセンスの発行を要求するデジタルコンテンツが複
数あり、それぞれのデジタルコンテンツの著作権を管理
する著作権管理サーバ8が同一でない場合、著作権管理
発行要求手段16は、各デジタルコンテンツの著作権を
管理する一つまたは複数の著作権管理サーバ8に著作権
ライセンスの発行を要求する。
【0046】次のステップST19は、著作権管理サー
バ8の著作権ライセンス発行手段12が、著作権管理サ
ーバ8が著作権を管理しているデジタルコンテンツの使
用、閲覧を許可する著作権ライセンスを発行するステッ
プである。本ステップで発行される著作権ライセンスと
は、カプセル22を解除し、カプセルに格納されている
コンテンツオブジェクト21を抽出する解除・抽出ライ
センス、解除・抽出ライセンスにより抽出されたコンテ
ンツオブジェクトを構成する暗号化データ19を復号す
る復号鍵、デジタルコンテンツの利用者が暗号化データ
19を復号して得られたデジタルコンテンツを使用、閲
覧する際の制限を記述した使用制限情報、著作権管理サ
ーバ8のアドレス、管理者などの著作権管理サーバ情報
から構成される。ここで、解除・抽出ライセンスは、前
述の二次利用ライセンス登録ステップS19において登
録された二次利用ライセンスに基づいて作成されたもの
である。つまり、二次利用ライセンスと同じ著作権管理
サーバに管理されているものであり、また二次利用ライ
センスと同様に、デジタルコンテンツの種類ごとに著作
権管理サーバに管理されている。また、復号鍵は、暗号
鍵発行ステップST12における暗号鍵の発行と同時に
発行された復号鍵であり、鍵保管データベース部に保管
されていたものである。これらを内容とする著作権ライ
センスは、著作権管理サーバ8による著作権ライセンス
の電子署名とともに、著作権管理サーバ8からユーザラ
イセンス発行サーバ15へ情報伝達媒体18を介して送
信される。
【0047】このような構成としたため、著作権管理サ
ーバ8では、著作権ライセンスの発行履歴を管理するこ
とによって、デジタルコンテンツの著作権を管理するこ
とができるようになる。また、利用者が直接的に使用、
閲覧するデジタルコンテンツだけでなく、利用者が直接
的に使用、閲覧するデジタルコンテンツで二次利用され
ているデジタルコンテンツの著作権も、それぞれのデジ
タルコンテンツの著作権を管理する一つまたは複数の著
作権管理サーバ8で管理することができる。
【0048】次のステップST20は、ユーザライセン
ス配布サーバ15のユーザライセンス生成手段17が、
ユーザライセンスを生成するステップである。ここで、
ユーザーライセンスとは、著作権管理サーバから入手し
た著作権ライセンスに基づき、ユーザーライセンス配布
サーバが作成するライセンスであり、デジタルコンテン
ツの利用者に対しデジタルコンテンツの利用を許可する
ライセンスである。具体的には、本ステップでは、著作
権ライセンス発行手段12で発行された一つまたは複数
の著作権ライセンスから、解除・抽出ライセンス、復号
鍵、使用制限情報を抽出し、これらの情報と、ユーザラ
イセンス配布サーバの識別子、管理者などのユーザライ
センス配布サーバ情報を格納するユーザライセンスを生
成する。なお、前述の通り、解除・抽出ライセンスと
は、カプセル22を解除し、カプセルに格納されている
コンテンツオブジェクト21を抽出するライセンスであ
り、復号鍵とは、デジタルコンテンツが暗号化された暗
号化データ19を復号する鍵であり、使用制限情報と
は、利用者がデジタルコンテンツを使用、閲覧する際の
制限を記述した情報である。デジタルコンテンツの利用
者は、ユーザライセンス生成手段17で生成したユーザ
ライセンスを取得することによって、カプセル22に格
納されているコンテンツオブジェクト21を構成する暗
号化データ19を復号して得られるデジタルコンテンツ
を使用、閲覧することができるようになる。このとき、
使用、閲覧することができるデジタルコンテンツは、利
用者が直接的に使用、閲覧するデジタルコンテンツと、
そのデジタルコンテンツで二次利用されている、利用者
が間接的に使用、閲覧するデジタルコンテンツである。
【0049】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、利用者による直接的なデジタルコンテンツの使用、
閲覧に対する著作権だけでなく、利用者が直接的に使
用、閲覧するデジタルコンテンツで二次利用されている
デジタルコンテンツの間接的な使用、閲覧に対する著作
権使用料の徴収など、二次利用されているデジタルコン
テンツの著作権を管理することができる。
【0050】また、この実施の形態1によれば、利用者
による直接的なデジタルコンテンツの使用、閲覧に対す
る著作権だけでなく、利用者が直接的に使用、閲覧する
デジタルコンテンツで二次利用されているデジタルコン
テンツの間接的な使用、閲覧に対する著作権使用料の徴
収など、二次利用されているデジタルコンテンツの著作
権を、それぞれのデジタルコンテンツで異なる一つまた
は複数の著作権管理サーバで管理することができるよう
になる。
【0051】実施の形態2.この実施の形態2は、制作
者が新規に作成したデジタルコンテンツで二次利用され
るデジタルコンテンツを暗号化したデータとデジタルコ
ンテンツの著作権情報を格納するコンテンツオブジェク
トを格納したカプセルから、二次利用ライセンスなし
で、コンテンツオブジェクトを抽出することができない
ようにすることで、デジタルコンテンツの不正な二次利
用を防ぐものである。
【0052】図5は、この発明の実施の形態2における
著作権管理システムの全体構成を示すブロック図であ
り、図1と同一または相当の部分については同一符号を
付し説明を省略する。図5において、23は、コンテン
ツオブジェクト抽出検証手段であり、二次利用ライセン
スに含まれる第1の秘密情報と、既存のカプセル22に
格納されているコンテンツオブジェクト21を構成する
著作権情報に含まれる第2の秘密情報の組み合わせによ
り、既存のカプセル22に格納されているコンテンツオ
ブジェクト21を抽出することができるかどうかを検証
する。24は、カプセル難読化手段であり、既存のカプ
セル22に格納されているコンテンツオブジェクト21
を容易に抽出することができないよう、カプセル22の
内部データを難読化(スクランブル)する。25は、カ
プセル解読手段であり、カプセル22の内部データを難
読化した難読化データを解読する。
【0053】次に動作について説明する。図6は、この
実施の形態2における著作権管理システムの動作を示す
フローチャートである。ステップST31からST33
については実施の形態1におけるステップST11から
ステップST13と同様の動作となるため説明を省略す
る。
【0054】次のステップST34は、実施の形態1に
おけるステップST14と同様である。但し、本ステッ
プで、二次利用ライセンス発行要求手段9は、カプセル
解読手段25で、既存のカプセル22の難読化データを
解読し、既存のカプセル22に格納されているコンテン
ツオブジェクト21を構成する著作権情報20を参照
し、二次利用ライセンス発行要求を著作権管理サーバ8
に送信する。
【0055】次のステップST35は、実施の形態1に
おけるステップST15と同様である。但し、本ステッ
プで、二次利用ライセンス発行手段9は、既存のカプセ
ル22から、制作者が新規に作成するデジタルコンテン
ツで二次利用されるデジタルコンテンツを暗号化した暗
号化データ19と著作権情報20から構成されるコンテ
ンツオブジェクト21を抽出するために必要な第1の秘
密情報を含む二次利用ライセンスを発行するものとす
る。
【0056】次のステップST36は、制作者クライア
ント1のコンテンツオブジェクト抽出検証手段23で、
二次利用ライセンスに含まれる第1の秘密情報と、既存
のカプセル22に格納されているコンテンツオブジェク
ト21を構成する著作権情報20に含まれる第2の秘密
情報の組み合わせにより、既存のカプセル22に格納さ
れているコンテンツオブジェクト21を抽出することが
できるかどうかを検証するステップである。本ステップ
では、既存のカプセル22から、制作者が作成したデジ
タルコンテンツで二次利用されているデジタルコンテン
ツを暗号化した暗号化データ19とその著作権情報20
で構成されるコンテンツオブジェクト21を抽出するこ
とができるかどうかを検証し、既存のカプセル22から
コンテンツオブジェクト21を抽出することができない
ことが判明した場合は、次のステップST37移行の処
理は中止する。このとき、コンテンツオブジェクト抽出
検証手段23は、カプセル解読手段25で、既存のカプ
セル22の難読化データを解読し、既存のカプセル22
に格納されているコンテンツオブジェクト21を構成す
る著作権情報20に含まれる第2の秘密情報を参照す
る。ここで、例えば、第1の秘密情報はデジタルコンテ
ンツ毎に決められている乱数Rであり、第2の秘密情報
も同様の値である乱数Rである場合、コンテンツオブジ
ェクト抽出検証手段23は、二次利用ライセンス発行手
段9が発行した二次利用ライセンスに含まれる乱数R
と、既存のカプセル22から抽出しようとするコンテン
ツオブジェクト21を構成する著作権情報20に含まれ
る乱数Rの値が一致した場合にのみ、既存のカプセル2
2からコンテンツオブジェクト21を抽出することがで
きるものとする。また、例えば、第1の秘密情報は、著
作権管理サーバ8で決められている共通鍵Kであり、第
2の秘密情報は、コンテンツオブジェクト21を構成す
るデジタルコンテンツを暗号化した暗号化データ19の
ハッシュ値Hを共通鍵Kで暗号化した値K(H)である
場合、コンテンツオブジェクト抽出検証手段23は、二
次利用ライセンス発行手段9が発行した二次利用ライセ
ンスに含まれる共通鍵Kで、コンテンツオブジェクト2
1を構成する著作権情報20に含まれる値K(H)を復
号した値Hが、コンテンツオブジェクトを構成するデジ
タルコンテンツを暗号化した暗号化データ19のハッシ
ュ値Hと一致した場合にのみ、既存のカプセル22から
コンテンツオブジェクト21を抽出することができるも
のとする。
【0057】次のステップST37は、実施の形態1に
おけるステップST16と同様である。但し、本ステッ
プで、コンテンツオブジェクト抽出手段5は、カプセル
解読手段25で、既存のカプセル22の難読化データを
解読し、既存のカプセル22に格納されているコンテン
ツオブジェクト21を抽出する。
【0058】次のステップST38は、実施の形態1に
おけるステップST17と同様である。但し、本ステッ
プで、カプセル生成手段6は、制作者が新規に作成した
デジタルコンテンツを暗号化した暗号化データ19と、
第2の秘密情報を含む、制作者が新規に作成したデジタ
ルコンテンツの著作権情報20から構成されるコンテン
ツオブジェクト21を格納したカプセル22を生成す
る。また、このとき、カプセル生成手段6は、カプセル
難読化手段24で、内部データを難読化したカプセル2
2を生成する。カプセル難読化手段24で難読化した難
読化データは、カプセル解読手段25でのみ解読するこ
とを可能とする。
【0059】次のステップST39は、実施の形態1に
おけるステップST18と同様である。但し、本ステッ
プで、二次利用ライセンス登録要求手段7は、二次利用
ライセンス発行手段9で発行する二次利用ライセンスに
含まれる第1の秘密情報を含む二次利用ライセンス登録
要求を著作権管理サーバ8に送信する。
【0060】次のステップST40は、実施の形態1に
おけるステップST19と同様である。但し、本ステッ
プで、二次利用ライセンス登録手段11は、既存のカプ
セルからコンテンツオブジェクトを抽出するために必要
な第1の秘密情報を含む二次利用ライセンスを二次利用
ライセンス管理データベース13に登録する。
【0061】ステップST41からST43については
実施の形態1におけるステップST20からST21と
同様の動作となるため説明を省略する。
【0062】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、制作者は、正規な二次利用ライセンスの発行を受け
ずに、既存のカプセルから、制作者が新規に作成したデ
ジタルコンテンツで二次利用しているデジタルコンテン
ツを暗号化した暗号化データとその著作権情報から構成
されるコンテンツオブジェクトを抽出することができな
くなるため、デジタルコンテンツの不正な二次利用を防
止することができるようになる。
【0063】上述した通り、実施の形態1に係る発明
は、以下の特徴を有する。制作者がデジタルコンテンツ
を作成する制作者クライアントと、前記デジタルコンテ
ンツの著作権を管理する著作権管理サーバと、前記デジ
タルコンテンツを使用、閲覧する利用者に前記デジタル
コンテンツの使用、閲覧を許可するユーザライセンスを
配布するユーザライセンス配布サーバから構成される著
作権管理装置において、前記制作者クライアントは、前
記制作者が作成した前記デジタルコンテンツを暗号化す
る暗号化鍵の発行を、前記デジタルコンテンツの著作権
を管理する前記著作権管理サーバに要求する暗号化鍵発
行要求手段、前記制作者が作成した前記デジタルコンテ
ンツを前記暗号化鍵で暗号化した暗号化データと前記制
作者が作成した前記デジタルコンテンツの著作権情報か
ら構成されるコンテンツオブジェクトを生成するコンテ
ンツオブジェクト生成手段、前記制作者が作成した前記
デジタルコンテンツで二次利用されている前記デジタル
コンテンツの二次利用を許可する二次利用ライセンスの
発行を、前記制作者が作成する前記デジタルコンテンツ
で二次利用される前記デジタルコンテンツの著作権を管
理する前記著作権管理サーバに要求する二次利用ライセ
ンス発行要求手段、前記デジタルコンテンツを暗号化し
た暗号化データと前記デジタルコンテンツの著作権情報
から構成される一つまたは複数の前記コンテンツオブジ
ェクトが格納されているカプセルから、前記制作者が作
成した前記デジタルコンテンツで二次利用されている前
記デジタルコンテンツを暗号化した暗号化データと前記
制作者が作成した前記デジタルコンテンツで二次利用さ
れている前記デジタルコンテンツの著作権情報から構成
される前記コンテンツオブジェクトを抽出するコンテン
ツオブジェクト抽出手段、前記制作者が作成した前記デ
ジタルコンテンツを前記暗号化鍵で暗号化した暗号化デ
ータと前記制作者が作成した前記デジタルコンテンツの
著作権情報から構成される一つまたは複数のコンテンツ
オブジェクトと、前記制作者が作成した前記デジタルコ
ンテンツで二次利用されている前記デジタルコンテンツ
を暗号化した暗号化データと前記制作者が作成した前記
デジタルコンテンツで二次利用されている前記デジタル
コンテンツの著作権情報から構成される一つまたは複数
の前記コンテンツオブジェクトを格納したカプセルを生
成するカプセル生成手段、前記制作者が作成した前記デ
ジタルコンテンツの二次利用を許可する前記二次利用ラ
イセンスの登録を前記著作権管理サーバに要求する二次
利用ライセンス登録要求手段を備え、前記著作権管理サ
ーバは、前記二次利用ライセンスを前記制作者クライア
ントに発行する二次利用ライセンス発行手段、前記暗号
化鍵を前記制作者クライアントに発行する暗号化鍵発行
手段、前記デジタルコンテンツの使用、閲覧を許可する
前記著作権ライセンスを発行する著作権ライセンス発行
手段、前記二次利用ライセンスを登録する二次利用ライ
センス登録手段を備え、前記ユーザライセンス配布サー
バは、前記カプセルに格納されている前記コンテンツオ
ブジェクトを構成する前記デジタルコンテンツの使用、
閲覧を許可する前記著作権ライセンスの発行を、前記デ
ジタルコンテンツの著作権を管理する前記著作権管理サ
ーバに要求する著作権ライセンス発行要求手段、前記カ
プセルに格納されている前記コンテンツオブジェクトを
構成する前記デジタルコンテンツを使用、閲覧する利用
者に、前記デジタルコンテンツの使用、閲覧を許可する
著作権ライセンスと、前記デジタルコンテンツで二次利
用されているデジタルコンテンツの使用、閲覧を許可す
る著作権ライセンスを合成した前記ユーザライセンスを
生成するユーザライセンス生成手段を備えることを特徴
とする。
【0064】また、実施の形態2に係る発明は、以下の
特徴を有している。前記制作者クライアントは、既存の
前記カプセルに格納されている前記コンテンツオブジェ
クトを容易に抽出することができないよう、前記カプセ
ルの内部データを難読化するカプセル難読化手段、前記
カプセルの内部データを難読化した難読化データを解読
するカプセル解読手段、既存のカプセルに格納されてい
る前記コンテンツオブジェクトを構成する前記デジタル
コンテンツの二次利用を許可する前記二次利用ライセン
スに含まれる第1の秘密情報と、既存のカプセルに格納
されている前記コンテンツオブジェクトを構成する著作
権情報に含まれる第2の秘密情報から、既存のカプセル
に格納されている前記コンテンツオブジェクトを抽出す
ることができるかどうかを検証するコンテンツオブジェ
クト抽出検証手段を備え、前記カプセル生成手段は、前
記デジタルコンテンツと前記第2の秘密情報を含む前記
著作権情報から構成される前記コンテンツオブジェクト
を格納するカプセルを生成すること、前記二次利用ライ
センス登録手段は、前記第1の秘密情報を格納した二次
利用ライセンスの登録を前記著作権管理サーバに要求す
ること、前記二次利用ライセンス登録手段は、前記第1
の秘密情報を格納した前記二次利用ライセンスを登録す
ること、前記二次利用ライセンス発行手段は、前記第1
の秘密情報を格納した前記二次利用ライセンスを発行す
ること、を特徴とする。
【0065】
【発明の効果】第1、第2、第12及び第13の発明
は、取得データと作成データとを一体とするデータ取得
制限処理(カプセル化)を行うデータ取得制限処理手段
と、取得データと作成データに行われたデータ取得制限
処理の解除を許諾するデータ取得許諾を生成するデータ
取得許諾生成手段とを有している。このため、データA
を二次利用したデータBを利用するためには、二次利用
の際に生成されたデータAのデータ取得許諾も得なけれ
ばならないため、データBの利用を通じてデータAを間
接的に利用する場合でも適切に著作権使用料の徴収等を
行うことができる。
【0066】第3の発明及び第15の発明によれば、複
数のデータを一体として行われたデータ取得制限処理を
解除して複数のデータを二次利用する場合は、複数のデ
ータのすべてにつきデータ取得許諾を得る必要がある。
このため、複数のデータを間接的に利用する場合であっ
ても、複数データの各々について適切に著作権使用料の
徴収等を行うことができる。
【0067】第4の発明によれば、第一の取得制限情報
の内容と第二の取得制限情報の内容とが一致しなければ
データ取得制限処理を解除することができない。このた
め、データ取得許諾を不正に入手した場合であっても、
第一の取得制限情報の内容と第二の取得制限情報の内容
が一致しないとデータ取得制限処理を解除できないた
め、不正な利用を防止することができる。
【0068】第5の発明によれば、難読化手段によりデ
ータの内容を難読化しているため、不正な手段によりデ
ータ取得制限処理を解除した場合であっても、データの
内容を解読することができないため、セキュリティーの
向上が図れる。
【0069】第6〜第8の発明及び第14の発明によれ
ば、データ作成装置へのデータ取得許諾の発行及びデー
タ作成装置からのデータ取得許諾の登録を行うデータ管
理装置を設けている。このため、データ取得許諾を一元
的に管理することができ、データの間接的利用に対する
著作権使用料の徴収等を効果的に行うことができる。
【0070】第9の発明によれば、データ作成装置はデ
ータごとに異なるデータ管理装置からデータ取得許諾を
取得できるので、データ取得許諾をデータの性質ごとに
専用のデータ管理装置に管理させることができ、システ
ム全体の処理の効率化が図れる。
【0071】第10の発明によれば、データ管理装置情
報にデータ取得許諾が管理されたデータ管理装置が記述
されているため、データ作成装置はデータ管理装置情報
に基づいて容易にデータ取得許諾を要求すべきデータ管
理装置を特定でき、処理の効率化が図れる。
【0072】第11の発明及び第16の発明によれば、
データごとに異なるデータ管理装置にデータ取得許諾の
登録を要求するため、データ取得許諾をデータの性質ご
とに専用のデータ管理装置に管理させることができ、シ
ステム全体の処理の効率化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1に係る著作権管理システムの構
成を示すブロック図。
【図2】 コンテンツオブジェクトを示すブロック図。
【図3】 コンテンツオブジェクトが格納されているカ
プセルを示すブロック図。
【図4】 実施の形態1に係る著作権管理システムの動
作を示すフローチャート図。
【図5】 実施の形態1に係る著作権管理システムの構
成を示すブロック図。
【図6】 実施の形態2に係る著作権管理システムの動
作を示すフローチャート図。
【図7】 従来の著作権管理装置の構成を示すブロック
図。
【符号の説明】
1 制作者クライアント、2 暗号化鍵発行要求手段、
3 コンテンツオブジェクト生成手段、4 二次利用ラ
イセンス発行要求手段、5 コンテンツオブジェクト抽
出手段、6 カプセル生成手段、7 二次利用ライセン
ス登録要求手段、8 著作権管理サーバ、9 二次利用
ライセンス発行手段、10 暗号化鍵発行手段、11
二次利用ライセンス登録手段、12 著作権ライセンス
発行手段、13 二次利用ライセンス管理データベー
ス、14 鍵管理データベース、15 ユーザライセン
ス配布サーバ、16 著作権ライセンス発行要求手段、
17ユーザライセンス生成手段、18 情報伝達媒体、
19 暗号化データ、20著作権情報、21 コンテン
ツオブジェクト、22 カプセル、23 コンテンツオ
ブジェクト抽出検証手段、24 カプセル難読化手段、
25 カプセル解読手段。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ取得を制限するデータ取得制限処
    理が行われたデータから前記データ取得制限処理を解除
    してデータを取得し、前記データ取得制限処理を解除し
    て取得したデータに新たに作成されたデータを加えてデ
    ータを作成するデータ作成装置において、 前記データ取得制限処理が行われたデータから前記デー
    タ取得制限処理を解除してデータを取得データとして取
    得するデータ取得手段と、 前記データ取得手段が前記データ取得制限処理を解除し
    て前記データを取得することを前記データ取得手段に許
    諾するデータ取得許諾を取得するデータ取得許諾取得手
    段と、 作成データとして新たにデータを作成するデータ作成手
    段と、 前記データ取得許諾に基づいて前記データ取得手段が取
    得した前記取得データと前記データ作成手段が作成した
    前記作成データとを一体とする前記データ取得制限処理
    を行うデータ取得制限処理手段と、 前記データ取得制限処理手段により前記取得データと前
    記作成データとに行われた前記データ取得制限処理の解
    除を許諾するデータ取得許諾を生成するデータ取得許諾
    生成手段とを有することを特徴とするデータ作成装置。
  2. 【請求項2】 前記データ作成装置は、データ取得を制
    限するデータ取得制限カプセルに格納されたデータを前
    記データ取得制限カプセルを解除して取得し、前記デー
    タ取得制限カプセルを解除して取得したデータに新たに
    作成されたデータを加えてデータを作成するデータ作成
    装置であり、 前記データ取得手段は、前記データ取得制限カプセルに
    格納されたデータを前記データ取得制限カプセルを解除
    して取得し、 前記データ取得許諾取得手段は、前記データ取得手段が
    前記データ取得制限カプセルを解除して前記データを取
    得することを前記データ取得手段に許諾するデータ取得
    許諾を取得し、 前記データ取得制限処理手段は、前記データ取得制限カ
    プセルを生成し、前記データ取得許諾に基づいて前記デ
    ータ取得手段が取得した前記取得データと前記データ作
    成手段が作成した前記作成データとを一体として前記デ
    ータ取得制限カプセルに格納し、 前記データ取得許諾生成手段は、前記データ取得制限処
    理手段により生成され、前記取得データと前記作成デー
    タとが格納された前記データ取得制限カプセルの解除を
    許諾するデータ取得許諾を生成することを特徴とする請
    求項1に記載のデータ作成装置。
  3. 【請求項3】 前記データ取得手段が、複数のデータを
    一体として行われた前記データ取得制限処理を解除して
    前記複数のデータを取得する場合に、 前記データ取得許諾取得手段は、前記複数のデータのす
    べてのデータについて前記データ取得許諾を取得し、 前記データ取得手段は、前記データ取得許諾取得手段に
    より取得された前記複数のデータのすべてのデータにつ
    いての前記データ取得許諾に基づいて、前記複数のデー
    タを一体として行われた前記データ取得制限処理を解除
    し前記複数のデータを取得することを特徴とする請求項
    1に記載のデータ作成装置。
  4. 【請求項4】 前記データ取得許諾取得手段は、前記デ
    ータ取得手段による前記取得データの取得を制限する第
    一の取得制限情報が付与された前記データ取得許諾を取
    得し、 前記データ取得制限処理手段は、前記データ取得手段に
    よる前記データの取得を制限する第二の取得制限情報を
    前記データ取得制限処理が行われたデータに付与し、 前記データ取得手段は、前記データ取得許諾取得手段に
    より取得された前記第一の取得制限情報と前記データ取
    得制限手段により前記データ取得制限処理が行われたデ
    ータに付与された前記第二の取得制限情報とを照合し、
    前記第一の取得制限情報と前記第二の取得制限情報との
    照合に基づいて前記データ取得制限処理を解除し、前記
    取得データを取得することを特徴とする請求項1〜3の
    いずれかに記載のデータ作成装置。
  5. 【請求項5】 前記データ作成装置は、更に、前記デー
    タ作成手段が作成したデータを難読化する難読化手段
    と、 前記難読化手段により難読化されたデータを解読する解
    読手段とを有することを特徴とする請求項1〜4のいず
    れかに記載のデータ作成装置。
  6. 【請求項6】 データ取得を制限するデータ取得制限処
    理が行われたデータから前記データ取得制限処理を解除
    してデータを取得し前記データ取得制限処理を解除して
    取得したデータに新たに作成されたデータを加えてデー
    タを作成するデータ作成装置と、データの管理を行うデ
    ータ管理装置とを有するデータ管理システムにおいて、 前記データ作成装置は、 前記データ取得制限処理が行われたデータから前記デー
    タ取得制限処理を解除してデータを取得データとして取
    得するデータ取得手段と、 前記データ取得手段が前記データ取得制限処理を解除し
    て前記取得データを取得することを前記データ取得手段
    に許諾するデータ取得許諾を前記データ管理装置から取
    得するデータ取得許諾取得手段と、 作成データとして新たにデータを作成するデータ作成手
    段と、 前記データ取得許諾に基づいて前記データ取得手段が取
    得した前記取得データと前記データ作成手段が作成した
    前記作成データとを一体とする前記データ取得制限処理
    を行うデータ取得制限処理手段と、 前記データ取得制限処理手段により前記取得データと前
    記作成データとを一体として行われた前記データ取得制
    限処理の解除を許諾するデータ取得許諾を生成するデー
    タ取得許諾生成手段と、 前記データ取得許諾生成手段により生成された前記デー
    タ取得許諾の登録を前記データ管理装置に要求するデー
    タ取得許諾登録要求手段とを有し、 前記データ管理装置は、 前記データ作成装置の前記データ取得手段が前記データ
    取得制限処理を解除してデータを取得することを前記デ
    ータ取得手段に許諾するデータ取得許諾を発行するデー
    タ取得許諾発行手段と、 前記データ作成装置の前記データ取得許諾登録要求手段
    により登録を要求された前記データ取得許諾を登録する
    データ取得許諾登録手段とを有することを特徴とするデ
    ータ管理システム。
  7. 【請求項7】 前記データ作成装置は、データ取得を制
    限するデータ取得制限カプセルに格納されたデータを前
    記データ取得制限カプセルを解除して取得し、前記デー
    タ取得制限カプセルを解除して取得したデータに新たに
    作成されたデータを加えてデータを作成するデータ作成
    装置であり、 前記データ取得手段は、前記データ取得制限カプセルに
    格納されたデータを前記データ取得制限カプセルを解除
    して前記取得データとして取得し、 前記データ取得許諾取得手段は、前記データ取得手段が
    前記データ取得制限カプセルを解除して前記データを取
    得することを前記データ取得手段に許諾するデータ取得
    許諾を取得し、 前記データ取得制限処理手段は、前記データ取得制限カ
    プセルを生成し、前記データ取得許諾に基づいて前記デ
    ータ取得手段が取得した前記取得データと前記データ作
    成手段が作成した前記作成データとを一体として前記デ
    ータ取得制限カプセルに格納し、 前記データ取得許諾生成手段は、前記データ取得制限処
    理手段により生成され、前記取得データと前記作成デー
    タとが格納された前記データ取得制限カプセルの解除を
    許諾するデータ取得許諾を生成し、 前記データ管理装置のデータ取得許諾発行手段は、前記
    データ作成装置の前記データ取得手段が前記データ取得
    制限カプセルを解除してデータを取得することを前記デ
    ータ取得手段に許諾するデータ取得許諾を発行すること
    を特徴とする請求項6に記載のデータ管理システム。
  8. 【請求項8】 前記データ取得手段が、複数のデータを
    一体として行われた前記データ取得制限処理を解除して
    前記複数のデータを取得する場合に、 前記データ取得許諾取得手段は、前記複数のデータのす
    べてのデータについて前記データ取得許諾を取得し、 前記データ取得手段は、前記データ取得許諾取得手段に
    より取得された前記複数のデータのすべてのデータにつ
    いての前記データ取得許諾に基づいて、前記複数のデー
    タを一体として行われた前記データ取得制限処理を解除
    し前記複数のデータを取得することを特徴とする請求項
    6又は7のいずれかに記載のデータ管理システム。
  9. 【請求項9】 前記データ管理システムは、複数の前記
    データ管理装置を有しており、 前記データ取得許諾取得手段は、前記複数データの各々
    のデータごとに異なるデータ管理装置から前記データ取
    得許諾を取得することを特徴とする請求項8に記載のデ
    ータ管理システム。
  10. 【請求項10】 前記データ取得手段が取得する前記取
    得データは、前記取得データの前記データ取得許諾が登
    録された前記データ管理装置を記述したデータ管理装置
    情報を有し、 前記データ取得許諾取得手段は、前記データ管理装置情
    報に記述された前記データ管理装置から前記データ取得
    許諾を取得し、 前記データ作成部は、前記データ作成部により作成され
    る前記作成データに前記データ管理装置情報を記述する
    ことを特徴とする請求項6〜9のいずれかに記載のデー
    タ管理システム。
  11. 【請求項11】 前記データ管理システムは、複数の前
    記データ管理装置を有しており、 前記データ作成装置の前記データ取得許諾登録要求手段
    は、前記データ取得許諾生成手段により生成された前記
    データ取得許諾の登録の要求を前記データ取得許諾ごと
    に異なる前記データ管理装置に対して行うことを特徴と
    する請求項6又は7のいずれかに記載のデータ管理シス
    テム。
  12. 【請求項12】 データ取得を制限するデータ取得制限
    処理が行われたデータから前記データ取得制限処理を解
    除してデータを取得し、前記データ取得制限処理を解除
    して取得したデータに新たに作成されたデータを加えて
    データを作成するデータ作成方法において、 前記データ取得制限処理が行われたデータから前記デー
    タ取得制限処理を解除してデータを取得データとして取
    得するデータ取得ステップと、 前記データ取得ステップが前記データ取得制限処理を解
    除して前記データを取得することを前記データ取得ステ
    ップに許諾するデータ取得許諾を取得するデータ取得許
    諾取得ステップと、 作成データとして新たにデータを作成するデータ作成ス
    テップと、 前記データ取得許諾に基づいて前記データ取得ステップ
    が取得した前記取得データと前記データ作成ステップが
    作成した前記作成データとを一体とする前記データ取得
    制限処理を行うデータ取得制限処理ステップと、 前記データ取得制限処理ステップにより前記取得データ
    と前記作成データとに行われた前記データ取得制限処理
    の解除を許諾するデータ取得許諾を生成するデータ取得
    許諾生成ステップとを有することを特徴とするデータ作
    成方法。
  13. 【請求項13】 前記データ取得ステップが、複数のデ
    ータを一体として行われた前記データ取得制限処理を解
    除して前記複数のデータを取得する場合に、 前記データ取得許諾取得ステップは、前記複数のデータ
    のすべてのデータについて前記データ取得許諾を取得
    し、 前記データ取得ステップは、前記データ取得許諾取得ス
    テップにより取得された前記複数のデータのすべてのデ
    ータについての前記データ取得許諾に基づいて、前記複
    数のデータを一体として行われた前記データ取得制限処
    理を解除し前記複数のデータを取得することを特徴とす
    る請求項12に記載のデータ作成方法。
  14. 【請求項14】 データ取得を制限するデータ取得制限
    処理が行われたデータから前記データ取得制限処理を解
    除してデータを取得し前記データ取得制限処理を解除し
    て取得したデータに新たに作成されたデータを加えてデ
    ータを作成するデータ作成方法と、前記データ作成方法
    によるデータ取得を許諾するデータ取得許諾方法とを有
    するデータ管理方法において、 前記データ作成方法は、 前記データ取得制限処理が行われたデータから前記デー
    タ取得制限処理を解除してデータを取得データとして取
    得するデータ取得ステップと、 前記データ取得ステップが前記データ取得制限処理を解
    除して前記取得データを取得することを前記データ取得
    ステップに許諾するデータ取得許諾を前記データ取得許
    諾方法から取得するデータ取得許諾取得ステップと、 作成データとして新たにデータを作成するデータ作成ス
    テップと、 前記データ取得許諾に基づいて前記データ取得ステップ
    が取得した前記取得データと前記データ作成ステップが
    作成した前記作成データとを一体とする前記データ取得
    制限処理を行うデータ取得制限処理ステップと、 前記データ取得制限処理ステップにより前記取得データ
    と前記作成データとを一体として行われた前記データ取
    得制限処理の解除を許諾するデータ取得許諾を生成する
    データ取得許諾生成ステップと、 前記データ取得許諾生成ステップにより生成された前記
    データ取得許諾の登録を前記データ取得許諾方法に要求
    するデータ取得許諾登録要求ステップとを有し、 前記データ取得許諾方法は、 前記データ作成方法の前記データ取得ステップが前記デ
    ータ取得制限処理を解除してデータを取得することを前
    記データ取得ステップに許諾するデータ取得許諾を発行
    するデータ取得許諾発行ステップと、 前記データ作成方法の前記データ取得許諾登録要求ステ
    ップにより登録を要求された前記データ取得許諾を登録
    するデータ取得許諾登録ステップとを有することを特徴
    とするデータ管理方法。
  15. 【請求項15】 前記データ取得ステップが、複数のデ
    ータを一体として行われた前記データ取得制限処理を解
    除して前記複数のデータを取得する場合に、 前記データ取得許諾取得ステップは、前記複数のデータ
    のすべてのデータについて前記データ取得許諾を取得
    し、 前記データ取得ステップは、前記データ取得許諾取得ス
    テップにより取得された前記複数のデータのすべてのデ
    ータについての前記データ取得許諾に基づいて、前記複
    数のデータを一体として行われた前記データ取得制限処
    理を解除し前記複数のデータを取得することを特徴とす
    る請求項14に記載のデータ管理方法。
  16. 【請求項16】 前記データ管理方法は、複数の前記デ
    ータ取得許諾方法を有しており、 前記データ取得許諾取得ステップは、前記複数データの
    各々のデータごとに異なるデータ取得許諾方法から前記
    データ取得許諾を取得することを特徴とする請求項15
    に記載のデータ管理方法。
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