JPH11258289A - 受変電設備試験装置 - Google Patents
受変電設備試験装置Info
- Publication number
- JPH11258289A JPH11258289A JP10062886A JP6288698A JPH11258289A JP H11258289 A JPH11258289 A JP H11258289A JP 10062886 A JP10062886 A JP 10062886A JP 6288698 A JP6288698 A JP 6288698A JP H11258289 A JPH11258289 A JP H11258289A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- current
- test
- control unit
- power source
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)
- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】試験電流容量が小さい場合でも電流値の上限リ
ミッタにより、試験の安全を確保でき、かつ持ち運びが
容易な受変電設備試験装置を提供すること。 【解決手段】制御ユニット6により、通電電流設定値と
測定値とを比較し、その偏差を電源可変動作指令10と
して電源ユニット1に電圧増減の指令を与える。その結
果、電源ユニット1により出力電圧が印加され、電流値
を設定値にあわせる。また、制御ユニット6は、宣言電
流信号11を常時監視しており、設定値に到達するまで
に電源容量を比較し、CT比、位相関係の正常/異常を
判定し終了する。
ミッタにより、試験の安全を確保でき、かつ持ち運びが
容易な受変電設備試験装置を提供すること。 【解決手段】制御ユニット6により、通電電流設定値と
測定値とを比較し、その偏差を電源可変動作指令10と
して電源ユニット1に電圧増減の指令を与える。その結
果、電源ユニット1により出力電圧が印加され、電流値
を設定値にあわせる。また、制御ユニット6は、宣言電
流信号11を常時監視しており、設定値に到達するまで
に電源容量を比較し、CT比、位相関係の正常/異常を
判定し終了する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受変電設備の現地
調整に使用する試験装置に関するものである。
調整に使用する試験装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】受変電設備の保護継電器には、電流、電
圧の大きさと位相を比較して動作するものが多く、保護
継電器単体あるいは保護回路を単独で試験するのが比較
的容易である。しかし、システムとして保護回路が正常
であるか否かを確認するのにはそれほど容易なことでは
なかった。従来のシステムとしての保護回路の試験手順
は、まず、計測用変流器であるCTの極性試験を行い、
その後CT二次側に試験電流を通電して、保護継電器の
動作を確認するというものである。そして最後に、総合
的に保護回路を検証するために、一次電流試験を実施し
ていた。この一次電流試験の方法としては、まず、被試
験回路における主変圧器の二次側を3相短絡し、主変圧
器の一次側に低電圧(通常AC200V)を印加する。
その結果、主変圧器のパーセントインピーダンスによ
り、主回路に電流が流れる。その流れた電流値と位相値
とを基に、人間が良否の判定を行うという手順となる。
圧の大きさと位相を比較して動作するものが多く、保護
継電器単体あるいは保護回路を単独で試験するのが比較
的容易である。しかし、システムとして保護回路が正常
であるか否かを確認するのにはそれほど容易なことでは
なかった。従来のシステムとしての保護回路の試験手順
は、まず、計測用変流器であるCTの極性試験を行い、
その後CT二次側に試験電流を通電して、保護継電器の
動作を確認するというものである。そして最後に、総合
的に保護回路を検証するために、一次電流試験を実施し
ていた。この一次電流試験の方法としては、まず、被試
験回路における主変圧器の二次側を3相短絡し、主変圧
器の一次側に低電圧(通常AC200V)を印加する。
その結果、主変圧器のパーセントインピーダンスによ
り、主回路に電流が流れる。その流れた電流値と位相値
とを基に、人間が良否の判定を行うという手順となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の受変電設備試験装置においては、回路に流れる電流
の大きさは、試験電流の電圧、主変圧器の容量、主変圧
器のパーセントインピーダンスに依存し、試験電流の容
量により、通電する電流に過不足が生じる場合があっ
た。つまり、回路に流れる電流が大きいと試験電源の容
量不足により、必要な電流を流すことが出来ず、また、
電流が小さいとCT2次側での測定誤差が大きく、良否
の判定が困難となっていた。主変圧器と配電線のみの系
統であれば、試験は容易であるが、設備保護が大きい場
合には、系統も複雑になり、このような方法では測定結
果の判定に狂いが生じるおそれがあった。
来の受変電設備試験装置においては、回路に流れる電流
の大きさは、試験電流の電圧、主変圧器の容量、主変圧
器のパーセントインピーダンスに依存し、試験電流の容
量により、通電する電流に過不足が生じる場合があっ
た。つまり、回路に流れる電流が大きいと試験電源の容
量不足により、必要な電流を流すことが出来ず、また、
電流が小さいとCT2次側での測定誤差が大きく、良否
の判定が困難となっていた。主変圧器と配電線のみの系
統であれば、試験は容易であるが、設備保護が大きい場
合には、系統も複雑になり、このような方法では測定結
果の判定に狂いが生じるおそれがあった。
【0004】また、上記に示す用途に使用する専用の試
験器は、大形の据付型設備としては、存在していたもの
の、持ち運びが容易にできるものではなかった。そこ
で、本発明は、上記問題点を鑑み、主回路に流す電流を
CT2次側で測定するのに最適な値となるよう自動調整
を可能とし、試験結果の判定も自動で行い、試験電流容
量が小さい場合でも電流値の上限リミッタにより、試験
の安全を確保でき、かつ持ち運びが容易な受変電設備試
験装置を提供することを目的とする。
験器は、大形の据付型設備としては、存在していたもの
の、持ち運びが容易にできるものではなかった。そこ
で、本発明は、上記問題点を鑑み、主回路に流す電流を
CT2次側で測定するのに最適な値となるよう自動調整
を可能とし、試験結果の判定も自動で行い、試験電流容
量が小さい場合でも電流値の上限リミッタにより、試験
の安全を確保でき、かつ持ち運びが容易な受変電設備試
験装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、電源を供給する電源ユニッ
トと、所定の試験回路における電流の測定値と設定値と
の比較に基づいて前記電源ユニットに電圧増減指令を出
力する制御ユニットと、前記試験回路に接続される変圧
器の有無によって前記制御ユニットから出力されるモー
ド切換指令に基づき、トランスモードまたは直接モード
の切換を行う切換ユニットと、を具備することを特徴と
する。
め、請求項1記載の発明は、電源を供給する電源ユニッ
トと、所定の試験回路における電流の測定値と設定値と
の比較に基づいて前記電源ユニットに電圧増減指令を出
力する制御ユニットと、前記試験回路に接続される変圧
器の有無によって前記制御ユニットから出力されるモー
ド切換指令に基づき、トランスモードまたは直接モード
の切換を行う切換ユニットと、を具備することを特徴と
する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態につき、図
1、図2を用いて説明する。図1は、受変電設備試験装
置の構成図であり、図2は、図1の受変電設備試験装置
を用いた試験フローである。
1、図2を用いて説明する。図1は、受変電設備試験装
置の構成図であり、図2は、図1の受変電設備試験装置
を用いた試験フローである。
【0007】受変電設備試験装置は、電流を供給する電
源ユニット1、TRモードか直接モードかの切換を行う
切換ユニット2、トランスユニット3、出力ユニット
4、制御ユニット6によって構成されている。なお、試
験装置を分割することにより、持ち運びを容易にした。
源ユニット1、TRモードか直接モードかの切換を行う
切換ユニット2、トランスユニット3、出力ユニット
4、制御ユニット6によって構成されている。なお、試
験装置を分割することにより、持ち運びを容易にした。
【0008】電源ユニット1は、モータ駆動の可変変圧
器を内蔵しその調整は、制御ユニット6からの電源可変
動作指令10で行う。また、制御ユニット6の計測部で
電流を測定して、設定値より電流が不足している場合
は、電圧を昇圧し電流を増加させ、電源電流及び試験装
置容量の限度まで電流を供給することができる。
器を内蔵しその調整は、制御ユニット6からの電源可変
動作指令10で行う。また、制御ユニット6の計測部で
電流を測定して、設定値より電流が不足している場合
は、電圧を昇圧し電流を増加させ、電源電流及び試験装
置容量の限度まで電流を供給することができる。
【0009】可変変圧器は、入力電圧nVに対して、出
力電圧0〜2nV位の可変範囲の大きな変圧器を使用す
る。また、被試験回路13に主変圧器がある場合と母線
のみの場合では、被試験回路13に印加する電圧が大き
く異なるため、それぞれに合った電圧を供給するために
トランスユニット3があり、その切換は制御ユニット6
からのモード切換指令12による。
力電圧0〜2nV位の可変範囲の大きな変圧器を使用す
る。また、被試験回路13に主変圧器がある場合と母線
のみの場合では、被試験回路13に印加する電圧が大き
く異なるため、それぞれに合った電圧を供給するために
トランスユニット3があり、その切換は制御ユニット6
からのモード切換指令12による。
【0010】例えば、被試験回路13に主変圧器が無い
母線のみの場合は、直接モードを選択することで切換ユ
ニット2の出力が変圧器の大きなトランスユニット3に
接続される側のケーブルに電圧が印加されるように切替
える。そして、被試験回路13に主変圧器がある場合に
は、TRモードを選択することで、切換ユニット2の出
力は、直接出力ユニット4に接続される。
母線のみの場合は、直接モードを選択することで切換ユ
ニット2の出力が変圧器の大きなトランスユニット3に
接続される側のケーブルに電圧が印加されるように切替
える。そして、被試験回路13に主変圧器がある場合に
は、TRモードを選択することで、切換ユニット2の出
力は、直接出力ユニット4に接続される。
【0011】制御ユニット6は、前記モードのモード切
換指令12を出力する部分の他に、CT二次側に通電す
る電流値、時間、試験モードを設定する部分、被試験回
路を計測する部分、計測値と設定値とを比較し電源ユニ
ット1への変化量を算出し、信号出力している部分、保
護回路の正常、異常を判断する部分とから構成される。
換指令12を出力する部分の他に、CT二次側に通電す
る電流値、時間、試験モードを設定する部分、被試験回
路を計測する部分、計測値と設定値とを比較し電源ユニ
ット1への変化量を算出し、信号出力している部分、保
護回路の正常、異常を判断する部分とから構成される。
【0012】試験装置と被試験回路13は、印加ケーブ
ル8で接続されており、9は主回路電流計測信号、5は
目標値フィードバック信号、7は計測データ信号であ
る。試験手順としては、まず制御ユニット6にてモード
の選択を行う。即ち、被試験回路13に主変圧器がある
場合はTRモード、主変圧器が無く母線のみの場合は、
直接モードを選択する。次に、計測する部分に通電した
い電流値、供給電源、最大電流値、計測側CT比を設定
する。
ル8で接続されており、9は主回路電流計測信号、5は
目標値フィードバック信号、7は計測データ信号であ
る。試験手順としては、まず制御ユニット6にてモード
の選択を行う。即ち、被試験回路13に主変圧器がある
場合はTRモード、主変圧器が無く母線のみの場合は、
直接モードを選択する。次に、計測する部分に通電した
い電流値、供給電源、最大電流値、計測側CT比を設定
する。
【0013】そして、実行にて出力を開始する。その
後、制御ユニット6により、通電電流設定値と測定値と
を比較し、その偏差を電源可変動作指令10として電源
ユニット1に電圧増減の指令を与える。その結果、電源
ユニット1により出力電圧が印加され、電流値を設定値
にあわせる。また、制御ユニット6は、宣言電流信号1
1を常時監視しており、設定値に到達するまでに電源容
量を比較しCT比、位相関係の正常/異常を判定し終了
する。
後、制御ユニット6により、通電電流設定値と測定値と
を比較し、その偏差を電源可変動作指令10として電源
ユニット1に電圧増減の指令を与える。その結果、電源
ユニット1により出力電圧が印加され、電流値を設定値
にあわせる。また、制御ユニット6は、宣言電流信号1
1を常時監視しており、設定値に到達するまでに電源容
量を比較しCT比、位相関係の正常/異常を判定し終了
する。
【0014】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、以下の
効果を得ることができる。 (1)通電電流を自動調整し、試験データの自動判定を
行うことにより、試験効率の向上及び試験精度の向上が
図れる。 (2)試験装置を分割することで持ち運びが容易にな
る。 (3)電源側に対して電流リミットを設定することで安
全面における効果も期待できる。
効果を得ることができる。 (1)通電電流を自動調整し、試験データの自動判定を
行うことにより、試験効率の向上及び試験精度の向上が
図れる。 (2)試験装置を分割することで持ち運びが容易にな
る。 (3)電源側に対して電流リミットを設定することで安
全面における効果も期待できる。
【図1】本発明における受変電設備試験装置の構成図。
【図2】本発明における受変電設備試験装置の制御フロ
ー図。
ー図。
【図3】本発明における受変電設備試験装置の電流−時
間の相関図。
間の相関図。
1 電源ユニット、2 切換ユニット、3 トランスユ
ニット、4 出力ユニット、5 フィ−ドバック信号、
6 制御ユニット、7 計測データ信号、8 印加テー
ブル、9 電流計測信号、10 電源可変動作指令信
号、11 電源電流信号、12 モード切換指令、13
被試験回路
ニット、4 出力ユニット、5 フィ−ドバック信号、
6 制御ユニット、7 計測データ信号、8 印加テー
ブル、9 電流計測信号、10 電源可変動作指令信
号、11 電源電流信号、12 モード切換指令、13
被試験回路
Claims (1)
- 【請求項1】電源を供給する電源ユニットと、所定の試
験回路における電流の測定値と設定値との比較に基づい
て前記電源ユニットに電圧増減指令を出力する制御ユニ
ットと、前記試験回路に接続される変圧器の有無によっ
て前記制御ユニットから出力されるモード切換指令に基
づき、トランスモードまたは直接モードの切換を行う切
換ユニットと、を具備することを特徴とする受変電設備
試験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10062886A JPH11258289A (ja) | 1998-03-13 | 1998-03-13 | 受変電設備試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10062886A JPH11258289A (ja) | 1998-03-13 | 1998-03-13 | 受変電設備試験装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11258289A true JPH11258289A (ja) | 1999-09-24 |
Family
ID=13213197
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10062886A Pending JPH11258289A (ja) | 1998-03-13 | 1998-03-13 | 受変電設備試験装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11258289A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002323525A (ja) * | 2001-04-25 | 2002-11-08 | Takamisawa Cybernetics Co Ltd | コンデンサ試験装置 |
-
1998
- 1998-03-13 JP JP10062886A patent/JPH11258289A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002323525A (ja) * | 2001-04-25 | 2002-11-08 | Takamisawa Cybernetics Co Ltd | コンデンサ試験装置 |
JP4728502B2 (ja) * | 2001-04-25 | 2011-07-20 | 株式会社高見沢サイバネティックス | コンデンサ試験装置 |
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