JPH1125827A - 圧力スイッチ - Google Patents

圧力スイッチ

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JPH1125827A
JPH1125827A JP17418697A JP17418697A JPH1125827A JP H1125827 A JPH1125827 A JP H1125827A JP 17418697 A JP17418697 A JP 17418697A JP 17418697 A JP17418697 A JP 17418697A JP H1125827 A JPH1125827 A JP H1125827A
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pressure
switch
fluid
accumulator
pressure chamber
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Yuichiro Sakakibara
原 裕一郎 榊
Masakazu Sugisawa
沢 雅 和 杉
Kenichi Suzuki
木 賢 一 鈴
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Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧力スイッチの検出精度を向上させると共
に、アキュムレータの流体圧力の低下を即座に検出する
こと。 【解決手段】 アキュムレータAccを入力ポート11
2、圧力室16及び出力ポート113を介してレギュレ
ータRGに接続し、アキュムレータ側の入力ポートを受
圧部172aより上流側の圧力室16aに接続し、レギ
ュレータRGの出力ポートを受圧部より下流側の圧力室
16bに接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願の発明は、流体を蓄
圧しその流体を被供給部に供給するアキュムレータの流
体圧力の低下を検出する圧力スイッチに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の圧力スイッチとしては、
例えば1991年10月11日にトヨタ自動車株式会社
発行のトヨタ・クラウン・マジェスタ新型車解説書、3
−98頁〜3−101頁に記載されたものがある。この
ものは、高圧のブレーキ液を蓄圧しそれを液圧式ブレー
キブースタに供給するアキュムレータの流体圧力の異常
低下を検出するもので、アキュムレータ及びブレーキブ
ースタ間を結ぶ液圧路に接続されている。
【0003】具体的には、オン位置及びオフ位置に切換
可能なマイクロスイッチと、前記液圧路に連通接続され
たポートを有するハウジングと、ハウジングに固定され
ハウジングとの間でポートに連通する圧力室を形成する
ボデーと、圧力室内に配置されその圧力を受ける受圧部
(ダイヤフラム)を有し、受圧部が圧力室内の流体から
受ける力が所定値より低下した場合にマイクロスイッチ
をオフ位置からオン位置に切換えるスイッチ切換部材と
を備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】スペース上の制約か
ら、圧力スイッチをアキュムレータから隔離し且つブー
スタに近接配置することがある。その場合、アキュムレ
ータの流体を即座にブレーキブースタに供給するとき
(例えば急ブレーキ時)、圧力室の流体がアキュムレー
タの流体よりも早く使用される。従って、圧力室の圧力
はアキュムレータの圧力よりも急激に低下する。つま
り、受圧部が圧力室内の流体から受ける力が急激に低下
する。
【0005】ここで、上記のものでは、圧力スイッチの
受圧部がアキュムレータ及びブースタを結ぶ液圧路に存
在しないため、アキュムレータの流体がブースタに供給
される際に、受圧部はアキュムレータの流体の流れによ
る力を受けない。その結果、スイッチ切換部材によりマ
イクロスイッチが誤ってオフ位置からオン位置に切換え
られる。つまり、アキュムレータの流体圧力がスイッチ
作動圧まで低下していないのもかかわらず、圧力スイッ
チが誤作動する恐れがある。
【0006】そこで、上記した問題点を解消するため
に、特開昭63−46959号公報に示すような、アキ
ュムレータ及びブースタ間を結ぶ液圧路にオリフィスを
介して圧力スイッチを接続する技術が知られている。こ
のものでは、アキュムレータ及び圧力スイッチ間にオリ
フィスが存在するため、アキュムレータの流体が使用さ
れている際、アキュムレータの圧力の低下を即座に検出
することができない。
【0007】故に、本発明は、圧力スイッチの検出精度
を向上させると共に、アキュムレータの流体圧力の低下
を即座に検出することを、技術的課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために、請求項1の発明は、流体を蓄圧しその流体
を被供給部に供給するアキュムレータの流体圧力の低下
を検出する圧力スイッチにおいて、オン位置及びオフ位
置に切換可能なスイッチ部材と、前記アキュムレータに
接続された入力ポートと、前記被供給部に接続された出
力ポートとを有するハウジングと、前記ハウジングに固
定され、前記ハウジングとの間で前記入出力ポートに連
通する圧力室を形成するボデーと、前記圧力室内に配置
されその圧力を受ける受圧部を有し、前記受圧部が受け
る圧力が所定値より低下した場合に、前記スイッチ部材
をオン位置及びオフ位置の内の一方の位置から他方の位
置に切換えるスイッチ切換部材とを備え、前記入力ポー
トを、前記圧力室の前記受圧部よりも上流側に接続し、
前記出力ポートを、前記圧力室の前記受圧部よりも下流
側に接続したことである。即ち、請求項1の発明によれ
ば、アキュムレータを入力ポート、圧力室及び出力ポー
トを介して被供給部に接続し、アキュムレータ側の入力
ポートを圧力室の受圧部より上流側に接続し、被供給部
側の出力ポートを圧力室の受圧部より下流側に接続して
いる。つまり、アキュムレータ及び被供給部を結ぶ流体
路に受圧部が存在する。
【0009】ここで、圧力スイッチをアキュムレータか
ら隔離し且つ被供給部に近接配置した場合には、被供給
部の流体消費により、アキュムレータの流体よりも早く
圧力室の流体が使用され、結果、圧力室の圧力がアキュ
ムレータの圧力よりも急激に低下する。つまり、受圧部
が圧力室内の流体から受ける力が急激に低下する。
【0010】ところが、請求項1の発明によれば、アキ
ュムレータ及び被供給部を結ぶ流体路に受圧部が存在す
るため、アキュムレータの流体は受圧部を介して被供給
部に流れ、その流れによる力が受圧部に作用し、結果、
受圧部の受ける力がスイッチの作動力(前記所定値)ま
で低下する前に上昇する。従って、圧力スイッチの誤作
動を防止できる。
【0011】また、アキュムレータ及び圧力スイッチの
圧力室間にオリフィスを設ける必要がないため、アキュ
ムレータの流体圧の低下を即座に検出できる。
【0012】請求項1の発明において、請求項2に示す
ように、スイッチ切換部材が、ボデー内に摺動自在に配
置されたロッドと、ロッドの圧力室側端部に支持され受
圧部を構成する円盤状のプレートとを有するように構成
すると、好ましい。この構成によれば、円盤状プレート
により受圧面積が確保されるため、受圧部が受圧室を通
過する流体から受ける力を一層確保でき、結果、圧力ス
イッチの誤作動を一層防止できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本実施
形態を説明する。
【0014】図1は、本発明に係る圧力スイッチをブレ
ーキ液圧制御装置に適用した例を示す。
【0015】図1において、マスタシリンダMC及びレ
ギュレータRGがブレーキペダルBPの操作に応じて駆
動される。レギュレータRGには補助液圧源ASが接続
され、補助液圧源ASは、マスタシリンダMCと共に低
圧リザーバRSに接続されている。補助液圧源ASは、
液圧ポンプHP及びアキュムレータAccを有する。液圧
ポンプHPは、電動モータMによって駆動され、低圧リ
ザーバRSのブレーキ液を昇圧して出力し、このブレー
キ液が逆止弁CV6を介してアキュムレータAccに供給
され、蓄圧される。電動モータMは、アキュムレータA
cc内の液圧が所定の下限値を下回ることに応答して駆動
され、またアキュムレータAcc内の液圧が所定の上限値
を上回ることに応答して停止する。而して、アキュムレ
ータAccから所謂パワー液圧が適宜レギュレータRGに
供給される。レギュレータRGは、補助液圧源ASの出
力液圧を入力し、マスタシリンダMCの出力液圧をパイ
ロット圧として、これに比例した液圧に調圧するもの
で、これによってマスタシリンダMCが倍力駆動され
る。
【0016】マスタシリンダMCと車両前方のホイール
シリンダWfr,Wflの各々を接続する前輪側の液圧
路には、電磁切換弁SA1及びSA2が介装されてお
り、これらは制御通路AF1及びAF2を介して夫々電
磁開閉弁PC1,PC5及び電磁開閉弁PC2,PC6
に接続されている。また、レギュレータRGとホイール
シリンダWfr等の各々を接続する液圧路には電磁開閉
弁SA3,給排制御用の電磁開閉弁PC1乃至PC8が
介装されている。そして、補助液圧源ASが電磁開閉弁
STRを介して電磁開閉弁SA3の下流側に接続されて
いる。図1では前輪の液圧制御系と後輪の液圧制御系に
区分された前後配管が構成されているが、所謂X配管と
してもよい。
【0017】前輪側液圧系において、電磁開閉弁PC1
及びPC2は電磁開閉弁STRに接続されている。電磁
開閉弁STRは2ポート2位置の電磁開閉弁であり、非
作動時の閉位置では遮断状態で、作動時の開位置では電
磁開閉弁PC1及びPC2を直接アキュムレータAccに
連通する。電磁切換弁SA1及び電磁切換弁SA2は3
ポート2位置の電磁切換弁で、非作動時は図1に示す第
1位置にあってホイールシリンダWfr,Wflは何れ
もマスタシリンダMCに連通接続されているが、ソレノ
イドコイルが励磁され第2位置に切換わると、ホイール
シリンダWfr,Wflは何れもマスタシリンダMCと
の連通が遮断され、夫々電磁開閉弁PC1及びPC5、
電磁開閉弁PC2及びPC6と連通する。
【0018】これら電磁開閉弁PC1及びPC2に対し
て並列に逆止弁CV1及びCV2が接続されており、逆
止弁CV1の流入側が制御通路AF1に、逆止弁CV2
の流入側が制御通路AF2に夫々接続されている。逆止
弁CV1は、電磁切換弁SA1が作動位置(第2位置)
にある場合において、ブレーキペダルBPが開放された
ときには、ホイールシリンダWfrからレギュレータR
Gへのブレーキ液の流れは許容されるが逆方向の流れは
阻止される。尚、逆止弁CV2についても同様である。
【0019】次に、後輪側液圧系について説明すると、
電磁開放弁SA3は2ポート2位置の電磁開閉弁で、非
作動時には図1に示す開位置にあって、電磁開閉弁PC
3,PC4はレギュレータRGと連通する。このとき、
電磁開閉弁STRは閉位置とされ、アキュムレータAcc
との連通が遮断される。電磁開閉弁SA3が作動時の閉
位置に切換えられると、電磁開閉弁PC3,PC4は液
圧ブースタHBとの連通が遮断され、電磁開閉弁STR
に接続され、この電磁開閉弁STRが作動時にアキュム
レータAccと連通する。
【0020】また、電磁開閉弁PC3及びPC4に対し
て並列に逆止弁CV3及びCV4が接続されており、逆
止弁CV3の流入側がホイールシリンダWrrに、逆止
弁CV4の流入側がホイールシリンダWrlに夫々接続
されている。これらの逆止弁CV3,CV4は、ブレー
キペダルBPが開放されたときに、ホイールシリンダW
rr,Wrlのブレーキ液圧をレギュレータRGの出力
液圧の低下に迅速に追従させるために設けられたもの
で、電磁開閉弁SA3方向へのブレーキ液の流れが許容
され逆方向の流れは阻止される。更に、逆止弁CV5が
電磁開閉弁SA3に並列に設けられており、電磁開閉弁
SA3が閉位置にあるときにも、ブレーキペダルBPに
よる踏み増しが可能とされている。
【0021】上記電磁開閉弁SA1,SA2及び電磁開
閉弁SA3,STR並びに電磁開閉弁PC1乃至PC8
は前述の電磁制御装置ECUによって駆動制御され、ア
ンチスキッド制御(ABS),トラクション制御(TR
C),車両旋回時に車両の安定性及びコーストレース性
を確保するようにオーバーステア抑制制御及びアンダー
ステア抑制制御を行う制動操舵制御,車両の制動時に車
両の安定性を維持するように後輪に付与する制動力の前
輪に付与する制動力に対する配分を制御する前後制動力
配分制御等の各種制御が行なわれる。例えば、ブレーキ
ペダルBPが操作されていない状態で行なわれる制動操
舵制御やトラクション制御時には、レギュレータRG及
びマスタシリンダMCからはブレーキ液圧が出力されな
いので、電磁開閉弁SA1,SA2が第2位置とされ、
電磁開閉弁SA3が閉位置とされ、そして電磁開閉弁S
TRが開位置とされる。これにより、補助液圧源ASの
出力パワー液圧が電磁開閉弁STR並びに開状態の電磁
開閉弁PC1乃至PC8を介してホイールシリンダWf
r等に供給され得る状態となる。而して、電磁開閉弁P
C1乃至PC8が適宜開閉駆動されることによって各ホ
イールシリンダ内のブレーキ液圧が急増圧、パルス増圧
(緩増圧)、パルス減圧(緩減圧)、急減圧、及び保持
状態とされる。
【0022】アキュムレータAcc及びレギュレータRG
を結ぶ液圧路には、高圧スイッチPH及び本発明に該当
する低圧スイッチPLが接続されている。これらのスイ
ッチPH,PLは、スペース上の制約から補助液圧源A
Sから隔離し且つレギュレータRGに近接配置されてい
る。
【0023】高圧スイッチPHは、アキュムレータAcc
内の液圧(以下Acc圧という)が第1高圧値PHS以上
の値から第1高圧値PHS未満の値に下降した時、オン位
置からオフ位置に切り換わり、モータ通電信号を出力す
る。又、Acc圧が第1高圧値PHS未満の値から第1高
圧値PHSよりも若干高い第2高圧値PHE以上の値に上昇
した時、オフ位置からオン位置に切り換わり、モータ非
通電信号を出力する。このように、高圧スイッチPHの
信号を基にAcc圧を所定圧力範囲に維持するようにモ
ータMが制御される。
【0024】低圧スイッチPLは、Acc圧が第1低圧
値PLS以上の値から第1低圧値PLS未満の値に下降した
時、オン位置からオフ位置に切り換わり、異常低圧信号
を出力する。その結果、ABS制御等の各種制御が禁止
される。又、Acc圧が第1低圧値PLS未満の値から第
1低圧値PLSよりも若干高い第2低圧値PLE以上の値に
上昇した時、オフ位置からオン位置に切り換わる。
【0025】図2を参照して、低圧スイッチPLの具体
的構成について説明する。
【0026】図2において、ハウジング11内には段付
孔111が形成され、段付孔111の小径部111aに
は円筒状のロアボデー12が配置されている。段付孔1
11の小径部111bには円筒状のアッパボデー13が
配置され、ロアボデー12に圧入固定されている。アッ
パボデー13及びハウジング11間にはスペーサ21が
圧入され、これによりアッパボデー13及びロアボデー
12がハウジング11に固定されている。アッパボデー
13にはマイクロスイッチ(スイッチ部材)14がホル
ダ15を介して螺合されている。 マイクロスイッチ1
4は、固定接点141と、一端に可動接点142aを有
し他端が保持金具143に保持された揺動プレート14
2とを備える。固定接点141は、保持金具144を介
して第1端子145に電気的に接続され、可動接点14
2aは、揺動プレート142及び保持金具143を介し
て第2端子146に電気的に接続されている。揺動プレ
ート142は、図示左右方向(段付孔111の軸心方
向)に移動可能なピン147により、他端を支点として
揺動し、可動接点142aを固定接点141に接触可能
である。また、揺動プレート142は、ピン147と非
係合時には図示するように可動接点142aが固定接点
141から離れるように構成されている。
【0027】ロアボデー12は、ハウジング11との間
でAcc圧を受ける圧力室16を形成している。この圧
力室16は、アキュムレータAcc及びレギュレータRG
間を結ぶ液圧路の途中に配置されている。ロアボデー1
2及びアッパボデー13内には、マイクロスイッチ14
を切換えるスイッチ切換部材17が配置されている。ス
イッチ切換部材17は、ロッド171と、円盤状プレー
ト172と、ピストン173と、コイルスプリング17
4とを備える。
【0028】ロッド171は、ロアボデー12に図示左
右方向(段付孔111の軸心方向)に摺動自在に案内さ
れ、ロッド171及びロアボデー12間には、カップ1
8が配置され、ロアボデー12の左端面には、カップ1
8抜け止め用のリテーナ19が圧入固定されている。ロ
アボデー12及びハウジング11間にはOリング20が
配置され、カップ18と協同して圧力室16をシールし
ている。円盤状プレート172は、ロッド171の圧力
室側端部に固定され、圧力室16内に配置されている。
円盤状プレート172は、圧力室16の圧力を受ける受
圧面172aを有する。円盤状プレート172の外周及
びハウジング11間には、円環状のクリアランス172
bが形成されている。ピストン173は、アッパボデー
13内に摺動自在に案内され、その一端はロッド171
に常に接触しており、他端はピン147をプッシュ可能
である。ピストン173には円環状のフランジ部173
aが設けられ、コイルスプリング174は、このフラン
ジ部173aとアッパボデー13に設けられたフランジ
部13aとの間に配置され、ピストン173を図示左方
向(ピン147から離れる方向)に付勢している。つま
り、ロッド171も図示左方向に付勢している。
【0029】ハウジング11には、入力ポート112及
び出力ポート113が形成されている。入力ポート11
2の一端は、アキュムレータAccに連通接続され、その
他端は、円盤状プレート172の受圧面172aよりも
上流側の圧力室16aに連通接続されている。出力ポー
ト113の一端は、レギュレータRGに接続され、他端
は、円盤状プレート172の受圧面172aよりも下流
側の圧力室16bに連通接続されている。具体的には、
出力ポート113は段付孔111の小径部111aの外
周部に向けて開口している。従って、アキュムレータA
ccの液は、入力ポート112、受圧面172aよりも上
流側の圧力室16a、円環状のクリアランス172a、
受圧面172aよりも下流側の圧力室16b及び出力ポ
ート113を介してレギュレータRGに供給される。こ
のとき、受圧面172aは常に圧力室16を通過する液
から流れによる力を受けている。円環状のクリアランス
172aの断面積は、入力ポート112又は出力ポート
113の断面積と略同等とされ、これにより入力ポート
112から圧力室16に供給された液が円環状のクリア
ランス172aにより絞られるのが極力防止される。上
記の如く構成された低圧スイッチPLの作動を説明す
る。
【0030】図2において、ポンプHPが駆動されてA
cc圧が高圧になると、それが圧力室16に導入され
る。このとき、円盤状プレート172の受圧面172a
が圧力室16内の流体から受ける力が所定値(スプリン
グ設定荷重とカップ摺動抵抗の和)よりも大きくなり、
ロッド171及びピストン173がコイルスプリング1
74の付勢力に抗して図示右方向に移動し、ピン147
を押す。すると、ピン147が揺動プレート142に係
合してそれを時計方向に揺動させる。その結果、可動接
点142aが固定接点141に接触する。即ち、マイク
ロスイッチ14がオン位置に切り換わる。尚、通常(正
常時)は前述したようにAcc圧が高圧であるため、マ
イクロスイッチ14はオン位置に存在する。
【0031】この状態から、高圧スイッチPHの故障や
液漏れ等によりAcc圧が異常低圧を示す第1低圧値P
LS以下になった場合、圧力室16内の圧力も第1低圧値
PLS以下となり、結果、円盤状プレート172の受圧面
172aが圧力室16内の液から受ける力が所定値(ス
プリング設定荷重とカップ摺動抵抗の和)よりも小さく
なる。すると、ロッド171及びピストン173がコイ
ルスプリング174により図示左方向に移動し、ピン1
47及び揺動プレート142間の係合が解除され、揺動
プレート142が反時計方向に揺動する。その結果、可
動接点142aが固定接点141から離れる。即ち、マ
イクロスイッチ14がオフ位置に切り換わり、異常低圧
信号を出力する。
【0032】急ブレーキ時には、Acc圧を即座にレギ
ュレータRGに供給する必要があるが、低圧スイッチP
LがアキュムレータAccから隔離し且つレギュレータR
Gに近接配置されているため、アキュムレータAccの液
よりも早く圧力室16の液が使用される。結果、圧力室
16の圧力がアキュムレータAccの圧力よりも急激に低
下する。つまり、円盤状プレート172の受圧面172
aが圧力室16内の液から受ける力が急激に低下する。
【0033】ところが、アキュムレータAccの液が圧力
室16まで到達した後には、圧力室16を通過する際に
その流れによる力が円盤状プレート172の受圧面17
2aに作用する。その結果、円盤状プレート172の受
圧面172aが圧力室16から受ける力が所定値(スプ
リング付勢力とカップ摺動抵抗の和)を下回る前に上昇
し、スイッチ切換部材17の図示左方向への移動を阻止
できる。これにより、マイクロスイッチ14がオン状態
を維持でき、低圧スイッチPLが誤って異常低圧信号を
出力するのを極力回避できる。このように、低圧スイッ
チPLがアキュムレータAccから隔離し且つレギュレー
タRGに近接配置しても、低圧スイッチPLの誤作動を
防止できるため、低圧スイッチPLのレイアウトの自由
度が大きくなる。
【0034】尚、本発明は低圧スイッチPLに適用した
が、高圧スイッチPHに適用しても良い。また、本発明
の圧力スイッチはブレーキ液圧制御装置に適用したが、
例えばハイドロサスペンション等のアキュムレータをも
つシステムにも適用できる。
【0035】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、アキュムレー
タ及び被供給部を結ぶ流体路に圧力スイッチの受圧部が
存在するため、アキュムレータの流体が受圧室を通過す
る際にその流れによる力が常に受圧部に作用する。従っ
て、圧力スイッチをアキュムレータから隔離し且つ被供
給部に近接配置した場合にも、受圧部の受ける力がスイ
ッチの作動力(前記所定値)まで低下することを防止で
き、結果、圧力スイッチの誤作動を防止できる。
【0036】また、アキュムレータ及び圧力スイッチの
圧力室間にオリフィスを設ける必要がないため、アキュ
ムレータの流体圧の低下を即座に検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る圧力スイッチを含むブレーキ
液圧制御装置の全体構成図である。
【図2】図1の低圧スイッチの拡大断面図である。
【符号の説明】
Acc アキュムレータ RG レギュレータ(被供給部) PL 低圧スイッチ(圧力スイッチ) 11 ハウジング 112 入力ポート 113 出力ポート 12 ロアボデー(ボデー) 13 アッパボデー(ボデー) 14 マイクロスイッチ(スイッチ部材) 16 圧力室 16a 受圧面より上流側の圧力室 16b 受圧面より下流側の圧力室 17 スイッチ切換部材 171 ロッド 172 プレート 172a 受圧面(受圧部)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体を蓄圧しその流体を被供給部に供給
    するアキュムレータの流体圧力の低下を検出する圧力ス
    イッチにおいて、 オン位置及びオフ位置に切換可能なスイッチ部材と、 前記アキュムレータに接続された入力ポートと、前記被
    供給部に接続された出力ポートとを有するハウジング
    と、 前記ハウジングに固定され、前記ハウジングとの間で前
    記入出力ポートに連通する圧力室を形成するボデーと、 前記圧力室内に配置され前記圧力室の流体圧を受ける受
    圧部を有し、前記受圧部が前記圧力室の流体から受ける
    力が所定値より低下した場合に、前記スイッチ部材をオ
    ン位置及びオフ位置の内の一方の位置から他方の位置に
    切換えるスイッチ切換部材とを備え、 前記入力ポートは、前記受圧部よりも上流側の前記圧力
    室に接続され、前記出力ポートは、前記受圧部よりも下
    流側の前記圧力室に接続されていることを特徴とする圧
    力スイッチ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記スイッチ切換部材は、前記ボデー内に摺動自在に配
    置されたロッドと、前記ロッドの圧力室側端部に支持さ
    れ前記受圧部を構成する円盤状のプレートとを有するこ
    とを特徴とする圧力スイッチ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002303218A (ja) * 2000-12-01 2002-10-18 Walbro Corp 内燃エンジンの燃料デマンドに応答する燃料供給システム
KR100372240B1 (ko) * 1999-11-09 2003-02-17 주식회사 만도 중압 어큐뮬레이터를 구비한 브레이크 액압 제어장치
KR101165945B1 (ko) 2011-12-05 2012-07-18 주식회사 한성정공 오일 압력 감지스위치

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