JPH1125825A - 遠心スイッチ - Google Patents

遠心スイッチ

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Publication number
JPH1125825A
JPH1125825A JP17967297A JP17967297A JPH1125825A JP H1125825 A JPH1125825 A JP H1125825A JP 17967297 A JP17967297 A JP 17967297A JP 17967297 A JP17967297 A JP 17967297A JP H1125825 A JPH1125825 A JP H1125825A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductors
rotating body
contact
coil spring
case
Prior art date
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Pending
Application number
JP17967297A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Sunada
弘二 砂田
Yoshitake Yoshikawa
順偉 吉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP17967297A priority Critical patent/JPH1125825A/ja
Publication of JPH1125825A publication Critical patent/JPH1125825A/ja
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  • Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転体の規定の回転数で閉とする調整が容易
であり、精度の高い作動の維持が可能であり、接触不良
の防止が可能な遠心スイッチを実現する。 【解決手段】 一端側をその中心方向に向けて回転体に
配設される筒状のケース1aと、同ケース1aの他端側
内部に配設され2本の導体4が設けられた接点体3と、
上記ケース1aの一端側内部に配設されその一端が同ケ
ース1aの一端側に接続されたコイルばね2と、同コイ
ルばね2の他端に結合された鋼体5と、上記2本の導体
4の一端と上記コイルばね2の一端の間の距離の調整を
可能とする調整手段7を備えたものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蒸気タービン、ガ
スタービンなどの回転機械の動翼に発生する振動応力の
計測に用いられる回転振動応力計測装置等に適用される
遠心スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、蒸気タービン、ガスタービンな
どの回転機械の動翼に発生する振動応力を計測する場合
は、動翼に歪ゲージを貼付けて振動応力を検出し、テレ
メータを用いて回転側の歪ゲージが出力した検出信号を
静止側に設けられた記録装置に伝達し、動翼に発生する
振動応力を計測している。
【0003】この動翼に発生する振動応力の計測に用い
られる従来の回転振動応力計測装置について、図3
(a),(b)により説明する。図3(a)において、
11は蒸気タービンの回転側のディスク15に設けられ
たトランスミッタカプセル、14はディスク15に結合
された動翼13に付設された歪ゲージ、08は歪ゲージ
14とトランスミッタカプセル11の間に布設されたリ
ード線、16は蒸気タービンの静止側に設けられた受信
アンテナである。
【0004】上記トランスミッタカプセル11内には、
図3(b)に示すように、トランスミッタ17、遠心ス
イッチ01、バッテリ18等が設けられ、トランスミッ
タ17にはアンテナ12が接続されている。
【0005】上記において、蒸気タービンの動翼13に
発生する振動応力を計測する場合は、歪ゲージ14の出
力信号をVHF帯の電波に乗せて回転側の送信アンテナ
12から発信し、この電波を静止側に配置された受信器
(図示省略)が受信アンテナ16を介して受信して復調
し、これをデータレコーダ(図示省略)が入力して振動
応力を記録するようにしている。
【0006】次に、上記トランスミッタカプセル11内
に設けられた従来の遠心スイッチ01について、図4に
より説明する。図4において、01aはケース、19は
ケース01a内の右側に配設されたマグネットである。
【0007】03はケース01aの内の左側に配設され
た接点体で、2本の導体04が設けられ、それぞれの導
体04左端側にはリード線08が接続され、右端側には
接点21が設けられ、ケース01a内のマグネット19
と接点体03の間には鋼球20が配設されている。
【0008】上記において、遠心スイッチ01は、マグ
ネット19側をディスク15の中心方向(回転体の中心
方向)に向けてトランスミッタカプセル11内に配設さ
れている。
【0009】そのため、ディスク15が高速回転し、加
速度が上昇して鋼球20の遠心力がマグネット19の吸
引力以上になると、上記鋼球20が矢印の方向に飛び出
し、接点21を押付けて2本の導体04を導通状態とす
る。
【0010】なお、上記遠心スイッチ1は、バッテリ1
8の消耗を最小限に抑えるために設けられるものであ
り、蒸気タービン、ガスタービンなどの翼の振動応力の
測定は高速回転になったときのみ行えばよいため、高速
回転時のみ閉となり、バッテリ18よりトランスミッタ
17に通電する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の回転体の振動応
力の計測等に適用される遠心スイッチにおいては、次の
ような課題があった。
【0012】すなわち、回転体が高速回転になり振動応
力を測定する規定の回転数になったとき、遠心スイッチ
は鋼球が接点の方向に飛び出し、接点を押付けて通電さ
せるが、動作回数が多くなると、図4(d)に示すよう
に接点21が湾曲し、最悪の場合は接触不良を起こして
通電させなくなる場合があった。
【0013】また、上記遠心スイッチは、回転体が規定
回転数となったときに鋼球が飛び出すように設計する
が、マグネットの磁力が継時的に低下するため、常に遠
心力に対応する磁力を維持することができるマグネット
を製作することは容易でなかった。
【0014】さらに、鋼球とマグネット間にわずかな空
間や鋼球の変形、あるいはサビなどがあると、マグネッ
トの吸引力が急激に低下し、規定回転数で鋼球が飛び出
さなくなることがあった。
【0015】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたもので、回転体が規定の回転数に達したときにの
み確実に通電させ、電力の消費を最小限に抑制すること
ができる遠心スイッチを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の遠心スイッチ
は、一端側をその中心方向に向けて回転体に配設される
筒状のケース、同ケースの他端側内部に配設されそれぞ
れの他端にリード線が接続された2本の導体が設けられ
た接点体、上記ケースの一端側内部に配設されその一端
が同ケースの一端側に接続されたコイルばね、同コイル
ばねの他端に結合され回転体の回転により生ずる遠心力
により他端側へ移動して上記接点体の2本の導体の一端
と接触する鋼体、および上記2本の導体の一端と上記コ
イルばねの一端の間の距離の調整を可能とする調整手段
を備えたことを特徴としている。
【0017】上記において、回転体を駆動する場合、そ
れに先立って予め、調整手段により2本の導体の一端と
コイルばねの一端の間の距離を調整し、回転体の規定の
回転数で鋼体が2本の導体の一端と接触し、2本の導体
が導通状態となるようにする。
【0018】上記調整手段による調整完了後、回転体を
回転駆動すると、コイルばねのスプリング力に抗しなが
ら、回転体の回転により生ずる遠心力により鋼体は他端
側に移動し、回転体の回転数が規定の回転数に達する
と、上記鋼体が2本の導体の一端に接触し、2本の導体
を導通状態とする。
【0019】本発明においては、調整手段が設けられた
ため、回転体の規定の回転数で遠心スイッチを閉とする
ための調整が容易となり、また、遠心力に対する抗力を
コイルばねにより発生させるため、精度の高い遠心スイ
ッチの作動の維持が可能となり、更に、2本の導体と鋼
体の接触により遠心スイッチを閉とするため、接触不良
の防止が可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態に係る遠心
スイッチについて、図1により説明する。なお、本実施
形態に係る遠心スイッチは、従来の装置と同様に回転振
動応力計測装置に適用されたものである。
【0021】図1に示す本実施形態に係る遠心スイッチ
1は、右端側をその中心方向に向けて回転体に配設され
る円筒形状のケース1a、同ケース1a内の左端側に配
設され2本の導体4が設けられた接点体3、上記ケース
1a内の右端側に配設され同ケース1aの右端に設けら
れた調整ねじ7と接続された支持板6、同支持板6と上
記接点体3の間に配設された半球状鋼体5、および同半
球状鋼体5のフラット面に左端が結合され右端が上記支
持板6に結合されたコイルばね2を備えている。
【0022】なお、上記接点体3に設けられた導体4の
左端にはそれぞれリード線8が接続され、右端側は上記
半球状鋼体5との接触を容易とするため、凹球面状に形
成されている。
【0023】上記において、回転体が回転を開始する
と、半球状鋼体5に遠心力が作用し、右端がこの半球状
鋼体5に結合され他端が支持板6に接続されたコイルば
ね2のスプリング力に抗して上記半球状鋼体5は左側へ
移動し、やがて、接点体3に設けられた2本の導体3と
密着し、この2本の導体4を導通状態とする。
【0024】上記支持板6は調整ねじ7を回転させるこ
とにより左右に移動させることができるため、回転体が
振動応力を測定するための規定の回転数に達したときに
半球状鋼体5が2本の導体4の右端に達するように、調
整ねじ7により支持板6の位置を調整することができ
る。
【0025】そのため、回転体の振動応力の測定に際し
ては、予め、調整ねじ7により支持板6の位置を調整
し、規定の回転数で2本の導体4が導通状態となるよう
に設定することができる。
【0026】本実施形態においては、従来の装置で用い
ていた板状の接点に替えて、半球状鋼体を接触させるこ
とにより2本の導体を導通状態とすることとしたため、
接触不良を防止することが可能となった。
【0027】また、マグネットに替えてコイルばねを用
いることとしたため、遠心力に対する抗力の継時変化、
半球状鋼体等の変形や錆の発生等による影響が少なく、
2本の導体を導通状態とする規定の回転数の精度の維持
が容易となった。
【0028】更に、規定の回転数の設定は、コイルばね
の右端の位置を調整ねじにより調整することによりでき
るものとしたため、規定の回転数を精度よく設定するこ
とが容易となった。
【0029】本発明の実施の他の形態に係る遠心スイッ
チについて、図2により説明する。図2に示す本実施形
態は、前記一実施形態に係る遠心スイッチにおいて、調
整ねじ7を設けず、コイルばね2の右端はケース1aの
右端の板10に固定するとともに、ケース1aの左側内
周と接点体3の外周にねじ9を設け、接点体3をケース
1aの左側部分の内部に螺合させたものである。
【0030】本実施形態においては、コイルばね2の右
端は固定されているが、接点体3がケース1aの左側部
分の内部に螺合されているため、接点体3を回転させる
ことによりケース1a内におけるその固定位置を変化さ
せ、半球状鋼体5からの距離を変化させ、2本の導体4
を導通状態とする回転体の回転数を前記一実施形態と同
様に調整することができる。
【0031】なお、上記一実施形態及び他の実施形態に
係る遠心スイッチは、いずれも回転振動応力計測装置に
用いられたものであるが、回転体の回転数が規定値とな
ったときにスイッチを作動させる機能が要求される装置
であればいずれの装置へも適用可能なことはいうまでも
ない。
【0032】
【発明の効果】本発明の遠心スイッチにおいては、一端
側をその中心方向に向けて回転体に配設される筒状のケ
ースと、同ケースの他端側内部に配設され2本の導体が
設けられた接点体と、上記ケースの一端側内部に配設さ
れその一端が同ケースの一端側に接続されたコイルばね
と、同コイルばねの他端に結合された鋼体と、上記2本
の導体の一端と上記コイルばねの一端の間の距離の調整
を可能とする調整手段を備えたものとしたことによっ
て、回転体の規定の回転数で遠心スイッチを閉とするた
めの調整が容易となり、また、遠心力に対する抗力をコ
イルばねにより発生させるため、精度の高い遠心スイッ
チの作動の維持が可能となり、更に、2本の導体と鋼体
の接触により遠心スイッチを閉とするため、接触不良の
防止が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る遠心スイッチの説
明図で、(a)は側断面図、(b)は(a)のA−A矢
視図、(c)は遠心スイッチ内の部品の斜視図である。
【図2】本発明の実施の他の形態に係る遠心スイッチの
説明図である。
【図3】従来の回転振動応力計測装置の説明図で、
(a)は全体の斜視図、(b)はトランスミッタカプセ
ルの断面図である。
【図4】従来の遠心スイッチの説明図で、(a)は側断
面図、(b)は(a)のB−B矢視図、(c)は(a)
のC−C矢視図、(d)は湾曲した接点の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 遠心スイッチ 1a ケース 2 コイルばね 3 接点体 4 導体 5 半球状鋼体 6 支持板 7 調整ねじ 8 リード線 9 ねじ 10 板 11 トランスミッタカプセル 12 アンテナ 13 動翼 14 歪ゲージ 15 ディスク 16 受信アンテナ 17 トランスミッタ 18 バッテリ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端側をその中心方向に向けて回転体に
    配設される筒状のケース、同ケースの他端側内部に配設
    されそれぞれの他端にリード線が接続された2本の導体
    が設けられた接点体、上記ケースの一端側内部に配設さ
    れその一端が同ケースの一端側に接続されたコイルば
    ね、同コイルばねの他端に結合され回転体の回転により
    生ずる遠心力により他端側へ移動して上記接点体の2本
    の導体の一端と接触する鋼体、および上記2本の導体の
    一端と上記コイルばねの一端の間の距離の調整を可能と
    する調整手段を備えたことを特徴とする遠心スイッチ。
JP17967297A 1997-07-04 1997-07-04 遠心スイッチ Pending JPH1125825A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17967297A JPH1125825A (ja) 1997-07-04 1997-07-04 遠心スイッチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17967297A JPH1125825A (ja) 1997-07-04 1997-07-04 遠心スイッチ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1125825A true JPH1125825A (ja) 1999-01-29

Family

ID=16069865

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17967297A Pending JPH1125825A (ja) 1997-07-04 1997-07-04 遠心スイッチ

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JP (1) JPH1125825A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017007029A (ja) * 2015-06-22 2017-01-12 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 回転工具、加工状態監視装置および工作機械

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017007029A (ja) * 2015-06-22 2017-01-12 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 回転工具、加工状態監視装置および工作機械

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040203