JPH0611094U - 回転機用テレメータ計測装置 - Google Patents

回転機用テレメータ計測装置

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JPH0611094U
JPH0611094U JP4813892U JP4813892U JPH0611094U JP H0611094 U JPH0611094 U JP H0611094U JP 4813892 U JP4813892 U JP 4813892U JP 4813892 U JP4813892 U JP 4813892U JP H0611094 U JPH0611094 U JP H0611094U
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transmitter
movable mass
electrode
battery
measuring device
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JP4813892U
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定男 川原
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は、回転部に搭載されるバッテリの消耗
を抑制できる回転機用テレメータ計測装置を提供する。 【構成】回転部であるタービンロータ2に搭載された送
信機20とこれを駆動するバッテリ22との間にはター
ビンロータ2の回転数が一定以上のとき両者を電気的に
接続する遠心スイッチ30が設けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、回転部の振動応力や温度等の物理量を測定するための回転機用テレ メータ計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、閉じられた場所や距離的に離れた場所や人体に危険な場所等にある 物体の物理量を計測するためにテレメータ計測装置が用いられている。このテレ メータ計測装置は通常、測定部位に取り付けられた計測素子と、この計測素子の 出力を信号に変換して伝送する送信機と、この送信機からの信号を受信する受信 機とで構成されている。
【0003】 ところで、このようなテレメータ計測装置を用いて回転機械の回転部における 振動応力や温度等を計測する場合には通常、無線信号によって送信機から受信機 へと信号を伝える方式を採用している。
【0004】 図2および図3には、代表的な回転機械であるガスタービンのタービン翼に生 じる応力をテレメータ計測装置を用いて測定している例が示されている。
【0005】 すなわち、図2(a)において、1はタービン車室を示しており、2はタービ ンロータを示している。
【0006】 タービン車室1には隔壁3が設けてあり、この隔壁3には後述するタービン軸 10を通すための開口部4と、後述するバランスウエイトを取り付けるための取 付窓5とが設けられている。
【0007】 タービンロータ2は、タービン軸10と、このタービン軸10に固定された円 盤状のタービンディスク11と、このタービンディスク11の周囲に固定された タービン翼12とから構成されている。
【0008】 タービンディスク11にはバランスホール13が穿設されている。このバラン スホール13は、タービンロータ2の回転不釣合を修正するためのバランスウエ イトを挿入するためのもので、図2(b)に示すようにタービンディスク11の 壁面の同一円周上に等間隔に設けられている。
【0009】 バランスホール13のうちの1つに送信機20を収容した送信機用カプセル2 1を挿入して、ねじ止めする。また、隣接したバランスホール13内に送信機2 0を駆動するためのバッテリ22を収容したバッテリカプセル23を挿入して、 ねじ止めする。そして、図3(a)に示すように、送信機用カプセル21とバッ テリカプセル23との間にバッテリ22から送信機20に電圧を印加するための リード線24を接続する。
【0010】 また、タービン翼12の計測対象部分に、たとえばひずみゲージ25を接着剤 で貼る。そして、ひずみゲージ25からのリード線26をスポット溶接または接 着剤でタービン翼12およびタービンディスク11の外表面に沿って固定した状 態で送信機20に接続する。
【0011】 さらに、図示しない受信機をタービンから離れた場所に設け、これらひずみゲ ージ25、送信機20および受信機によって一組のテレメータ計測装置を構成し ている。
【0012】 このように構成されたテレメータ計測装置では、ひずみゲージ25の抵抗値変 化が送信機20によって無線信号に変換され、この無線信号が受信機によって受 信される。受信された無線信号は電圧の変化に変換され、記録紙等に記録される 。この記録紙に記録された値を読み取ることによってタービン翼12の対象とす る場所の応力が計測される。なお、テレメータ計測装置を複数準備することで複 数の計測点での応力を同時に計測することも行われている。
【0013】 ところで、上記のようにテレメータ計測装置を構成するにあたり、送信機用カ プセル21、バッテリカプセル23、ひずみゲージ25およびリード線24の取 付けは、通常、タービン車室1の一部を取り払った状態で行われる。そして、結 線を行った後にタービン車室を再組立てするようにしている。
【0014】 しかしながら、通常は、タービン車室1の復旧作業に時間がかかるため、テレ メータ計測を行う時にはバッテリが消耗して規定の電圧以下になり、計測不能に なることが往々にしてある。
【0015】 そこで、タービン車室1を再組立てした状態で、テレメータ計測を行う直前に 取付窓5を使って、図3(b)に示すようにバッテリカプセル23から送信機2 0に経るリード線24をハンダ付けして、熱縮チューブ27等で絶縁被覆し、送 信機20に電圧を印加する方法も考えられている。しかし、取付窓5の開口部が 狭いため、作業が非常に困難である。
【0016】 一方、予め多くのバッテリ22を並列接続し、バッテリの消耗を遅らせる方法 も考えられる。しかし、バッテリ22を増やすためには多くのバランスホール1 3内にバッテリカプセル23を挿入しなければならず、送信機20を取り付ける 場所が少なくなり、計測点が少なくなるという問題がある。
【0017】
【考案が解決しようとする課題】
このように、従来のいわゆる回転機用のテレメータ計測装置では、回転部に搭 載されるバッテリの計測開始時点までの消耗を抑えようとすると、困難な作業を 強いられる問題があった。また、バッテリの消耗を遅らせるために、多くのバッ テリを並列に接続すると、計測点数が制限されてしまう問題があった。
【0018】 そこで本考案は、困難な作業を強いられることなく、また計測点数の減少を招 くことなく、バッテリの消耗を最小限に抑えることのできる回転機用テレメータ 計測装置を提供することを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案に係る回転機用テレメータ計測装置では、 回転部に、この回転部の回転数が一定以上のときにバッテリを送信機に接続する 遠心スイッチを搭載している。なお、遠心スイッチは、回転部の軸心線と交差す る方向に移動自在に設けられた可動マスと、この可動マスに作用する遠心力と復 元力とがバランスする位置まで上記可動マスを移動させるばね部材と、前記可動 マスの前記遠心力による移動方向位置に設けられた第1の電極と、この第1の電 極に対向して前記可動マスに取り付けられ、上記可動マスの前記遠心力による移 動量が一定値を越えたときに上記第1の電極に接触するばね性を有した第2の電 極とを備えている。
【0020】
【作用】
回転部が回転を始めると、可動マスが遠心力Fの作用により、ばね部材を圧縮 する方向に移動する。さらに回転速度が上昇し、可動マスがさらに移動すると、 第2の電極が第1の電極に接触する。このときからバッテリが送信機に接続され て、テレメータ計測が可能となる。第2の電極はばね性を備えているので、回転 部の回転不釣合によって振動が生じても、第1、第2の電極の接触状態が良好に 保たれる。
【0021】 ここで、 (遠心力)=(可動マスの質量)×(取付半径)×(角速度の2乗) × sin(可動マスの可動方向が回転軸となす角) すなわち、 F=mrω2 ・sin θ であるから、計測を行う最低回転数を決めると遠心力が求められる。可動マスの 質量、取付半径および可動マスの可動方向が回転軸となす角は一定なので、ばね 部材のばね定数は、第1の電極と第2の電極とのクリアランスを考慮して選定す ればよい。
【0022】
【実施例】
以下、図面を参照しながら実施例を説明する。
【0023】 図1(a)には本考案の一実施例に係る回転機用テレメータ計測装置の要部断 面図の断面図が示されている。この図では、図3(a)と同一機能部分が同一符 号で示されている。したがって、重複する部分の詳しい説明は省略する。
【0024】 この実施例に係る回転機用テレメータ計測装置が従来の装置と異なる点は、回 転部であるタービンディスク11に搭載されるバッテリ22と同じくタービンデ ィスク11に搭載される送信機20との間に遠心スイッチ30を介在させたこと にある。
【0025】 すなわち、遠心スイッチ30は、図1(a)に示すようにバッテリカプセル2 3内にバッテリ22に隣接して設けられており、具体的には図1(b)に示され るように構成されている。
【0026】 図1(b)において、31は絶縁材で両端の閉じる円筒状に形成された外枠を 示し、32は外枠31の内壁面に設けられた案内溝33に沿って往復動自在に設 けられた可動マスを示している。この可動マス32は絶縁材で形成されており、 小径の部分32aと大径の部分32bと円筒の部分32cとから構成されている 。
【0027】 外枠31の図中上壁内面には電極板34が固定されており、この電極板34に はリード線35の一端が接続されている。そして、リード線35の他端は送信機 20の電圧印加用端子に接続されている。
【0028】 可動マスの部分32aの上部には、凹部36が形成されている。この凹部36 には、良導体で形成された電極接点用コイルばね37が挿入されている。この電 極接点用コイルばね37の図中下端には座金38が固定されている。この座金3 8は凹部36に固定されている。座金38にはリード線39が取り付けられる。 リード線39は可動マス32の中心穴40を経て外枠31の外部へ導かれ、バッ テリ22の電源端子へ接続されている。なお、バッテリ22と送信機20の各々 の他方の端子は、図示しないリード線で直接接続されている。
【0029】 一方、部分32bの図中上端面と電極板34との間には座金41を介して接点 切離し用のコイルばね42が挿設されている。
【0030】 このように構成された回転機用テレメータ計測装置では以下のようにして計測 が行われる。まず、タービンロータ2が回転しはじめると、バッテリカプセル2 3内に収容されている遠心スイッチ30の可動マス32が遠心力によって図1( b)中上向きの力を受け接点切り離し用のコイルばね42の力に抗して上向きに 移動する。さらに、回転速度が上昇し、計測を開始する回転速度に近付くと、電 極接点用コイルばね37の先端部が電極板34に接触し、送信機20に電圧が印 加され、計測が開始される。
【0031】 十分な計測データが得られた後、タービンロータ2の回転速度を遅くすると、 遠心力が小さくなり、接点切離し用コイルばね42の復元力によって、可動マス 32が図1(b)中下方に移動し、電極接点用コイルばね37の先端部と電極板 34とが離れ測定が終了する。
【0032】 このような構成であると、タービンロータ2が適正な回転速度になったときに のみ、送信機20に駆動電圧が印加されるので、バッテリ22の消耗を最小限に 抑えることができる。したがって、計測開始直前にリード線24での接続作業を 行う必要がないので、計測試験の容易化を図ることができる。また、バッテリ2 2の数も少なくてすむので、バランスホール13に余裕ができ、計測点を多くと ることができる。
【0033】 一方、ロータ停止中やターニング中は、接点切離し用コイルばね42の作用に より電極板34と電極接点用コイルばね37の先端部とが接触しない状態にある 。
【0034】 また、タービンロータ2の回転不釣合によって振動が生じても電極接点用コイ ルばね37の変位で振動が吸収されるので、電極接点用コイルばね37の先端部 は電極板34に常時接触し、計測を継続することができる。
【0035】 なお、本考案は上述した実施例に限定されるものではない。すなわち、上述し た実施例ではタービンロータを対象にしているが、タービンロータに限定される ものではない。また、コイルばねを使用しているが、コイルばねに限定されない 。さらに、本考案は、本考案の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である のは勿論である。
【0036】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、面倒な作業を強いられることなく、回転 部に搭載されるバッテリの消耗を最小限に抑えることができる。したがって、計 測作業が容易になり、工程の大幅な短縮が可能である。また、必要なバッテリの 数を少なくすることができるので、バランスホールに余裕ができ、計測点を増や すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本考案の一実施例に係る回転機用テレ
メータ計測装置の要部を取り出して示す断面図で、
(b)は同要部に組み込まれた遠心スイッチの縦断面
図。
【図2】回転機用テレメータ計測装置における送信機用
カプセルの取付位置の一例を示す図。
【図3】同送信機カプセルおよびバッテリカプセルの設
置例を示す図。
【符号の説明】
1…タービン車室、 2…タービンロー
タ、11…タービンディスク、 13…バラン
スホール、20…送信機、 22…
バッテリ、24…リード線、 25…
ひずみゲージ、30…遠心スイッチ、 3
1…外枠、32…可動マス、 33…
案内溝、34…極板、 37…電
極接点用コイルばね、42…コイルばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転部に取り付けられる計測素子と、前
    記回転部に搭載されて前記計測素子の出力信号を無線に
    よって送信する送信機と、前記回転部に搭載されて前記
    送信機を駆動するためのバッテリと、前記回転部に搭載
    されて上記回転部の回転数が一定以上のときに前記バッ
    テリを前記送信機に接続する遠心スイッチと、静止部に
    設けられて前記送信機からの無線信号を受信する受信機
    とを具備し、前記遠心スイッチは、前記回転部の軸心線
    と交差する方向に移動自在に設けられた可動マスと、こ
    の可動マスに作用する遠心力と復元力とがバランスする
    位置まで上記可動マスを移動させるばね部材と、前記可
    動マスの前記遠心力による移動方向位置に設けられた第
    1の電極と、この第1の電極に対向して前記可動マスに
    取り付けられ、上記可動マスの前記遠心力による移動量
    が一定値を越えたときに上記第1の電極に接触するばね
    性を有した第2の電極とを備えてなることを特徴とする
    回転機用テレメータ計測装置。
JP4813892U 1992-07-09 1992-07-09 回転機用テレメータ計測装置 Withdrawn JPH0611094U (ja)

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JPH0611094U true JPH0611094U (ja) 1994-02-10

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JP4813892U Withdrawn JPH0611094U (ja) 1992-07-09 1992-07-09 回転機用テレメータ計測装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014095554A (ja) * 2012-11-07 2014-05-22 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 回転体の配線装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014095554A (ja) * 2012-11-07 2014-05-22 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 回転体の配線装置

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Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19961003