JPH112581A - 動釣合試験機 - Google Patents
動釣合試験機Info
- Publication number
- JPH112581A JPH112581A JP15530497A JP15530497A JPH112581A JP H112581 A JPH112581 A JP H112581A JP 15530497 A JP15530497 A JP 15530497A JP 15530497 A JP15530497 A JP 15530497A JP H112581 A JPH112581 A JP H112581A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arbor
- work
- workpiece
- vibration
- self
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Testing Of Balance (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ファンなどのワークの不釣り合い量を測定す
る動釣合試験機において、ワークを取り付ける際のワー
クの転倒を防止する。 【解決手段】 振動架台1A,1Bに自動調心軸受6
A,6Bを設け、軸受6A,6Bにアーバ9を取り付け
る。アーバ9はモータ2により駆動され、アダプタ13
を介してワークWが取り付けられる。アーバ9はこのよ
うに自動調心軸受6A,6Bにより支持されているた
め、検出精度を損ねることなく、ワークWの取付時にお
いて、カウンタウエイトやアーバ押さえを設けなくて
も、ワークWは振動架台1A,1Bから外れることがな
くなり、これによりワークWの転倒を防止することがで
きる。
る動釣合試験機において、ワークを取り付ける際のワー
クの転倒を防止する。 【解決手段】 振動架台1A,1Bに自動調心軸受6
A,6Bを設け、軸受6A,6Bにアーバ9を取り付け
る。アーバ9はモータ2により駆動され、アダプタ13
を介してワークWが取り付けられる。アーバ9はこのよ
うに自動調心軸受6A,6Bにより支持されているた
め、検出精度を損ねることなく、ワークWの取付時にお
いて、カウンタウエイトやアーバ押さえを設けなくて
も、ワークWは振動架台1A,1Bから外れることがな
くなり、これによりワークWの転倒を防止することがで
きる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動釣合試験機に関
し、詳しくは1kg〜150kg程度の中型ファンの不
釣り合い量を測定する動釣合試験機に関する。
し、詳しくは1kg〜150kg程度の中型ファンの不
釣り合い量を測定する動釣合試験機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、横型の動釣合試験機によりファン
からなるワークの不釣り合い量を測定する場合、アーバ
にワークを通して試験機の振動架台に載置するか、また
はアーバの端面にアダプタを取り付け、このアダプタに
ワークを取り付けてオーバハング状態(ワークが架台か
らはみ出した状態)にて試験を行っていた。
からなるワークの不釣り合い量を測定する場合、アーバ
にワークを通して試験機の振動架台に載置するか、また
はアーバの端面にアダプタを取り付け、このアダプタに
ワークを取り付けてオーバハング状態(ワークが架台か
らはみ出した状態)にて試験を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようなワークをアーバに通して試験を行う場合におい
ては、ワークの重量が大きいとワークの試験機への取り
付けが非常に面倒である。また、アーバ端面にワークを
取り付ける場合、ワークの釣り合いをとるために、アー
バにカウンタウエイトを取り付けるか、またはローラな
どのアーバ押さえによりアーバを軸受に押し付けて、ワ
ークが転倒しないようにする必要がある。
たようなワークをアーバに通して試験を行う場合におい
ては、ワークの重量が大きいとワークの試験機への取り
付けが非常に面倒である。また、アーバ端面にワークを
取り付ける場合、ワークの釣り合いをとるために、アー
バにカウンタウエイトを取り付けるか、またはローラな
どのアーバ押さえによりアーバを軸受に押し付けて、ワ
ークが転倒しないようにする必要がある。
【0004】本発明の目的は、カウンタウエイトやロー
ラなどを用いることなくワークの転倒を防止できる動釣
合試験機を提供することにある。
ラなどを用いることなくワークの転倒を防止できる動釣
合試験機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図1
および図2を参照して説明すると、本発明は、端部にワ
ークWが取り付けられるアーバ9と、アーバ9を回転可
能に支持する一対の振動架台1A,1Bとを備え、アー
バ9に支持されたワークWを回転してワークWの不釣り
合い量を検出する動釣合試験機に適用され、アーバ9を
自動調心軸受6A,6Bを介して振動架台1A,1Bの
それぞれに支持することにより上記目的を達成する。
および図2を参照して説明すると、本発明は、端部にワ
ークWが取り付けられるアーバ9と、アーバ9を回転可
能に支持する一対の振動架台1A,1Bとを備え、アー
バ9に支持されたワークWを回転してワークWの不釣り
合い量を検出する動釣合試験機に適用され、アーバ9を
自動調心軸受6A,6Bを介して振動架台1A,1Bの
それぞれに支持することにより上記目的を達成する。
【0006】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本
発明が実施の形態に限定されるものではない。
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本
発明が実施の形態に限定されるものではない。
【0007】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態について説明する。図1は本発明の実施の形態に
よる動釣合試験機の構成を示す正面図、図2は図1のA
方向矢視図である。図1および図2に示すように、本体
ベッド10上には第1および第2の振動架台1A,1B
と、後述するようにワークWを回転するためのモータ2
が設けられている。振動架台1A,1Bは本体ベッド1
0に取り付けられる基部3A,3Bと、基部3A.3B
上に立設された板ばね4a,4bと、板ばね4a,4b
に支持される架台5A,5Bと、架台5A,5B上に設
けられた軸受6A,6Bと、基部3A,3Bに固定され
て架台5A,5Bの振動を検出するためのピエゾセンサ
7A,7Bとからなる。軸受6A,6Bは自動調心軸受
からなるものであり、これにより、後述するアーバなど
の加工誤差や取付不良などによって生じる軸心の狂いは
自動的に調整される。
の形態について説明する。図1は本発明の実施の形態に
よる動釣合試験機の構成を示す正面図、図2は図1のA
方向矢視図である。図1および図2に示すように、本体
ベッド10上には第1および第2の振動架台1A,1B
と、後述するようにワークWを回転するためのモータ2
が設けられている。振動架台1A,1Bは本体ベッド1
0に取り付けられる基部3A,3Bと、基部3A.3B
上に立設された板ばね4a,4bと、板ばね4a,4b
に支持される架台5A,5Bと、架台5A,5B上に設
けられた軸受6A,6Bと、基部3A,3Bに固定され
て架台5A,5Bの振動を検出するためのピエゾセンサ
7A,7Bとからなる。軸受6A,6Bは自動調心軸受
からなるものであり、これにより、後述するアーバなど
の加工誤差や取付不良などによって生じる軸心の狂いは
自動的に調整される。
【0008】振動架台1A,1Bの軸受6A,6Bには
アーバ9が回転可能に支持されている。アーバ9の一端
はユニバーサルジョイント11を介してモータ2と接続
されている。アーバ9の他端近傍にはワークWの回転角
度を示すための角度板12が設けられている。また、他
端にはアダプタ13が取り付けられており、このアダプ
タ13にワークWが取り付けられる。ここで、ワークW
をアダプタ13に取り付けると、ワークWが本体ベッド
10からはみ出したオーバハング状態となるように、ア
ーバ9およびアダプタ13の長さが設定されている。ユ
ニバーサルジョイント11とモータ2との間には回転検
出センサ14が設けられており、モータ2の1回転によ
り1パルスの信号を出力するように設定されている。ま
た、図2の仮想線に示すように、本体ベッド10には安
全カバー15が取り付けられ、試験時の安全性が確保さ
れている。
アーバ9が回転可能に支持されている。アーバ9の一端
はユニバーサルジョイント11を介してモータ2と接続
されている。アーバ9の他端近傍にはワークWの回転角
度を示すための角度板12が設けられている。また、他
端にはアダプタ13が取り付けられており、このアダプ
タ13にワークWが取り付けられる。ここで、ワークW
をアダプタ13に取り付けると、ワークWが本体ベッド
10からはみ出したオーバハング状態となるように、ア
ーバ9およびアダプタ13の長さが設定されている。ユ
ニバーサルジョイント11とモータ2との間には回転検
出センサ14が設けられており、モータ2の1回転によ
り1パルスの信号を出力するように設定されている。ま
た、図2の仮想線に示すように、本体ベッド10には安
全カバー15が取り付けられ、試験時の安全性が確保さ
れている。
【0009】次いで、本実施の形態の動作について説明
する。ワークWをアダプタ13に取り付けてモータ2を
駆動してワークWを回転する。この際、ワークWの回転
位置の検出は回転検出センサ14により行われ、不釣り
合い位置は角度板12を観察することにより行い、架台
5A,5Bの振動はピエゾセンサ7A,7Bにより検出
される。
する。ワークWをアダプタ13に取り付けてモータ2を
駆動してワークWを回転する。この際、ワークWの回転
位置の検出は回転検出センサ14により行われ、不釣り
合い位置は角度板12を観察することにより行い、架台
5A,5Bの振動はピエゾセンサ7A,7Bにより検出
される。
【0010】このように、本実施の形態においては、ワ
ークWを取り付けるためのアーバ9を自動調心軸受6
A,6Bにより支持するようにしたため、アーバ9にワ
ークWを取り付ける際に、カウンタウエイトやアーバ押
さえを用いなくてもアーバ9が振動架台1A,1Bから
外れることがなくなり、これによりワークWの転倒を防
止することができる。また、オーバハング状態にてワー
クWを取り付けることができるため、ワークWの脱着も
非常に容易なものとなる。そして、自動調心軸受はその
性質上、内輪と外輪とが軸心に対して互いに傾斜するこ
とができるため、振動架台1A,1Bのそれぞれの振動
モードが異なっていても、各振動架台1A,1Bは互い
に自由に振動する。とくに、振動ピックアップとして力
検出型の圧電素子を用いる本実施の形態では、振動変位
は小さくなり、検出精度に悪影響を及ぼすことがない。
ークWを取り付けるためのアーバ9を自動調心軸受6
A,6Bにより支持するようにしたため、アーバ9にワ
ークWを取り付ける際に、カウンタウエイトやアーバ押
さえを用いなくてもアーバ9が振動架台1A,1Bから
外れることがなくなり、これによりワークWの転倒を防
止することができる。また、オーバハング状態にてワー
クWを取り付けることができるため、ワークWの脱着も
非常に容易なものとなる。そして、自動調心軸受はその
性質上、内輪と外輪とが軸心に対して互いに傾斜するこ
とができるため、振動架台1A,1Bのそれぞれの振動
モードが異なっていても、各振動架台1A,1Bは互い
に自由に振動する。とくに、振動ピックアップとして力
検出型の圧電素子を用いる本実施の形態では、振動変位
は小さくなり、検出精度に悪影響を及ぼすことがない。
【0011】なお、上記実施の形態においては、ユニバ
ーサルジョイント11を介してモータ2によりアーバ9
を回転駆動しているが、アーバ9にプーリを取り付け、
モータ2の駆動力をベルトを介してアーバ9に伝達する
ようにしてもよい。また、ピエゾセンサに代えて、可動
輪線式振動ピックアップを用いてもよい。
ーサルジョイント11を介してモータ2によりアーバ9
を回転駆動しているが、アーバ9にプーリを取り付け、
モータ2の駆動力をベルトを介してアーバ9に伝達する
ようにしてもよい。また、ピエゾセンサに代えて、可動
輪線式振動ピックアップを用いてもよい。
【0012】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、アーバを自動調心軸受により支持するようにした
ため、振動検出精度に悪影響を及ぼすことなくアーバを
振動架台に確実に固定することができる。したがって、
ワークを取り付ける際にカウンタウエイトやアーバ押さ
えを使用しなくても、ワークが振動架台から外れること
がなくなり、これによりワークの転倒を防止することが
できる。
れば、アーバを自動調心軸受により支持するようにした
ため、振動検出精度に悪影響を及ぼすことなくアーバを
振動架台に確実に固定することができる。したがって、
ワークを取り付ける際にカウンタウエイトやアーバ押さ
えを使用しなくても、ワークが振動架台から外れること
がなくなり、これによりワークの転倒を防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による動釣合試験機の構成
を示す正面図
を示す正面図
【図2】図1のA方向矢視図
1A,1B 振動架台 2 モータ 3A,3B 基部 4a,4b 板ばね 5A,5B 架台 6A,6B 自動調心軸受 7A,7B ピエゾセンサ 9 アーバ 10 本体ベッド 11 ユニバーサルジョイント 12 角度板 13 アダプタ
Claims (1)
- 【請求項1】 端部にワークが取り付けられるアーバ
と、 該アーバを回転可能に支持する一対の振動架台とを備
え、前記アーバに支持された前記ワークを回転して該ワ
ークの不釣り合い量を検出する動釣合試験機において、 前記アーバは自動調心軸受を介して前記振動架台のそれ
ぞれに支持されていることを特徴とする動釣合試験機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15530497A JPH112581A (ja) | 1997-06-12 | 1997-06-12 | 動釣合試験機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15530497A JPH112581A (ja) | 1997-06-12 | 1997-06-12 | 動釣合試験機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH112581A true JPH112581A (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=15602983
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15530497A Pending JPH112581A (ja) | 1997-06-12 | 1997-06-12 | 動釣合試験機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH112581A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016099237A (ja) * | 2014-11-21 | 2016-05-30 | Nok株式会社 | 回転アンバランス測定装置 |
-
1997
- 1997-06-12 JP JP15530497A patent/JPH112581A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016099237A (ja) * | 2014-11-21 | 2016-05-30 | Nok株式会社 | 回転アンバランス測定装置 |
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