JPH11257512A - ウェハ―逆止弁 - Google Patents
ウェハ―逆止弁Info
- Publication number
- JPH11257512A JPH11257512A JP8281998A JP8281998A JPH11257512A JP H11257512 A JPH11257512 A JP H11257512A JP 8281998 A JP8281998 A JP 8281998A JP 8281998 A JP8281998 A JP 8281998A JP H11257512 A JPH11257512 A JP H11257512A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- outlet
- valve
- inlet
- fluid
- fluid pressure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 流体の輸送が止められた休止時に入口の流体
を出口へ通過させることのできるウェハ―逆止弁を提供
する。 【解決手段】 弁ケ―シング3で入口1と出口2を形成
する。入口1と出口2の間に環状弁座4を設ける。環状
弁座4の出口2側に平板状の弁体5,6を弁ケ―シング
3にヒンジ接合にて取り付ける。弁体5,6を環状弁座
4へ付勢するばね10,11を設ける。弁体6に入口1
と出口2を連通する連通孔7を設ける。連通孔7に対向
して離着座自在に補助弁体8を自由状態で配置する。補
助弁体8は、入口1と出口2の流体圧力が等しいか入口
1の流体圧力が出口3の流体圧力よりも高いときには連
通孔7を開孔し、出口3の流体圧力が入口1の流体圧力
よりも高くなって連通孔7を閉孔する。
を出口へ通過させることのできるウェハ―逆止弁を提供
する。 【解決手段】 弁ケ―シング3で入口1と出口2を形成
する。入口1と出口2の間に環状弁座4を設ける。環状
弁座4の出口2側に平板状の弁体5,6を弁ケ―シング
3にヒンジ接合にて取り付ける。弁体5,6を環状弁座
4へ付勢するばね10,11を設ける。弁体6に入口1
と出口2を連通する連通孔7を設ける。連通孔7に対向
して離着座自在に補助弁体8を自由状態で配置する。補
助弁体8は、入口1と出口2の流体圧力が等しいか入口
1の流体圧力が出口3の流体圧力よりも高いときには連
通孔7を開孔し、出口3の流体圧力が入口1の流体圧力
よりも高くなって連通孔7を閉孔する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は流体配管に取り付け
て、内部に設けたばね付勢弁体により流体の入口から出
口への順方向の流れは許容するが、その逆方向の流れは
閉止するばね付勢逆止弁に関し、特に、流体の輸送が止
められた休止時に入口の流体を出口へ通過させることの
できるウェハ―逆止弁に関する。
て、内部に設けたばね付勢弁体により流体の入口から出
口への順方向の流れは許容するが、その逆方向の流れは
閉止するばね付勢逆止弁に関し、特に、流体の輸送が止
められた休止時に入口の流体を出口へ通過させることの
できるウェハ―逆止弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のばね付勢逆止弁の一例が実公昭4
9−36740号公報に示されている。これは、入口と
出口を有する弁ケ―シング内に環状弁座を設け、環状弁
座の出口側にディスク状の弁体を配置し、ディスク状弁
体の出口側にディスク状弁体を閉弁方向に付勢するコイ
ルばねを配置し、弁ケ―シングの内周壁にリブを設け
て、リブの内面にディスク状弁体の外周を摺接させたも
のである。
9−36740号公報に示されている。これは、入口と
出口を有する弁ケ―シング内に環状弁座を設け、環状弁
座の出口側にディスク状の弁体を配置し、ディスク状弁
体の出口側にディスク状弁体を閉弁方向に付勢するコイ
ルばねを配置し、弁ケ―シングの内周壁にリブを設け
て、リブの内面にディスク状弁体の外周を摺接させたも
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のばね付勢逆
止弁は、流体の輸送が止められて入口の流体圧力が出口
の流体圧力とほぼ等しくなるまで低下してくると、ばね
付勢された弁体が環状弁座に着座して閉弁するために、
入口側に流体の溜り部が形成される。
止弁は、流体の輸送が止められて入口の流体圧力が出口
の流体圧力とほぼ等しくなるまで低下してくると、ばね
付勢された弁体が環状弁座に着座して閉弁するために、
入口側に流体の溜り部が形成される。
【0004】この流体の溜り部が細菌の培養地となり、
休止時に細菌が繁殖して、特に食品や医療の分野等で使
用される場合には重大な事故を引き起こすことがあると
言う問題点があった。
休止時に細菌が繁殖して、特に食品や医療の分野等で使
用される場合には重大な事故を引き起こすことがあると
言う問題点があった。
【0005】従って本発明の課題は、流体の輸送が止め
られた休止時に入口の流体を出口へ通過させることので
きるウェハ―逆止弁を提供することである。
られた休止時に入口の流体を出口へ通過させることので
きるウェハ―逆止弁を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに講じた本発明の手段は、弁ケ―シングで入口と出口
を形成し、入口と出口の間に環状弁座を設け、環状弁座
の出口側に平板状の弁体を弁ケ―シングにヒンジ接合に
て取り付け、弁体を環状弁座へ付勢するばねを設けるこ
とにより、順方向の流体の通過は許容するが逆方向の流
体は閉止するものにおいて、ばね付勢した弁体に入口と
出口を連通する連通孔を設け、連通孔に対向して離着座
自在に補助弁体を自由状態で配置したことを特徴とする
ウェハ―逆止弁にある。
めに講じた本発明の手段は、弁ケ―シングで入口と出口
を形成し、入口と出口の間に環状弁座を設け、環状弁座
の出口側に平板状の弁体を弁ケ―シングにヒンジ接合に
て取り付け、弁体を環状弁座へ付勢するばねを設けるこ
とにより、順方向の流体の通過は許容するが逆方向の流
体は閉止するものにおいて、ばね付勢した弁体に入口と
出口を連通する連通孔を設け、連通孔に対向して離着座
自在に補助弁体を自由状態で配置したことを特徴とする
ウェハ―逆止弁にある。
【0007】
【発明の実施の形態】入口と出口の流体圧力が等しい休
止時、ばね付勢された弁体は環状弁座に着座して閉弁し
たままであるが、連通孔に対向して離着座自在に自由状
態で配された補助弁体は連通孔を閉孔してしまうことが
なく、連通孔を開孔している。これにより、入口の流体
を連通孔を通して出口へ通過させることができる。
止時、ばね付勢された弁体は環状弁座に着座して閉弁し
たままであるが、連通孔に対向して離着座自在に自由状
態で配された補助弁体は連通孔を閉孔してしまうことが
なく、連通孔を開孔している。これにより、入口の流体
を連通孔を通して出口へ通過させることができる。
【0008】入口の流体圧力が出口の流体圧力よりも高
くなってくると、閉弁していた弁体も入口の流体圧力に
よってばねに抗して環状弁座から離座して開弁する。こ
れにより、更に多くの流体を出口へ通過させる。
くなってくると、閉弁していた弁体も入口の流体圧力に
よってばねに抗して環状弁座から離座して開弁する。こ
れにより、更に多くの流体を出口へ通過させる。
【0009】入口の流体圧力よりも出口の流体圧力が高
くなると、弁体は出口の流体圧力とばねによって環状弁
座に着座する。また補助弁体も出口の流体圧力によって
連通孔を閉孔する。これにより、入口への流体の逆流を
防止する。
くなると、弁体は出口の流体圧力とばねによって環状弁
座に着座する。また補助弁体も出口の流体圧力によって
連通孔を閉孔する。これにより、入口への流体の逆流を
防止する。
【0010】
【実施例】図1において、入口1と出口2を設けた弁ケ
―シング3、入口1と出口2の間に設けた環状弁座4、
環状弁座4の出口2側に配置した平板状の弁体5,6、
弁体6に開けた連通孔7、及び、連通孔7の出口2側に
配置した球状の補助弁体8とでウェハ―逆止弁を構成す
る。
―シング3、入口1と出口2の間に設けた環状弁座4、
環状弁座4の出口2側に配置した平板状の弁体5,6、
弁体6に開けた連通孔7、及び、連通孔7の出口2側に
配置した球状の補助弁体8とでウェハ―逆止弁を構成す
る。
【0011】弁体5,6はそれぞれ半円の平板状とし
て、またそれぞれの中心側に配置した回転軸9とヒンジ
接合して回転軸9を中心として回転自在に取り付ける。
図1における右部の弁体5は回転軸9を中心として時計
方向へ回転することにより、入口1と出口2を連通し、
一方、左部の弁体6は回転軸9を中心として反時計方向
へ回転することにより入口1と出口2を連通するもので
ある。
て、またそれぞれの中心側に配置した回転軸9とヒンジ
接合して回転軸9を中心として回転自在に取り付ける。
図1における右部の弁体5は回転軸9を中心として時計
方向へ回転することにより、入口1と出口2を連通し、
一方、左部の弁体6は回転軸9を中心として反時計方向
へ回転することにより入口1と出口2を連通するもので
ある。
【0012】回転軸9の周囲とそれぞれの弁体5,6の
出口2側の面との間には、弁体5,6を環状弁座4側に
常時付勢するばね10,11を取り付ける。ばね10,
11のばね力はほぼ同一の値とする。
出口2側の面との間には、弁体5,6を環状弁座4側に
常時付勢するばね10,11を取り付ける。ばね10,
11のばね力はほぼ同一の値とする。
【0013】弁体6に入口1と出口2を連通する連通孔
7を設け、連通孔7の出口2側に対向して補助弁体8を
配置する。補助弁体8は、連通孔7を閉じることのでき
る大きさの球体で、保持部材12によって出口2側に抜
出すのを防止する。補助弁体8は、入口1と出口2の流
体圧力が等しいか入口1の流体圧力が出口2の流体圧力
よりも高いときには連通孔7を開孔し、出口2の流体圧
力が入口1の流体圧力よりも高くなって連通孔7を閉孔
する。
7を設け、連通孔7の出口2側に対向して補助弁体8を
配置する。補助弁体8は、連通孔7を閉じることのでき
る大きさの球体で、保持部材12によって出口2側に抜
出すのを防止する。補助弁体8は、入口1と出口2の流
体圧力が等しいか入口1の流体圧力が出口2の流体圧力
よりも高いときには連通孔7を開孔し、出口2の流体圧
力が入口1の流体圧力よりも高くなって連通孔7を閉孔
する。
【0014】入口1と出口2の流体圧力が等しい休止
時、ばね付勢された弁体5,6は環状弁座4に着座して
閉弁したままであるが、連通孔7に対向して離着座自在
に自由状態で配された補助弁体8は連通孔7を閉孔して
しまうことがなく、連通孔7を開孔している。これによ
り、入口1の流体を連通孔7を通して出口2へ通過させ
ることができる。
時、ばね付勢された弁体5,6は環状弁座4に着座して
閉弁したままであるが、連通孔7に対向して離着座自在
に自由状態で配された補助弁体8は連通孔7を閉孔して
しまうことがなく、連通孔7を開孔している。これによ
り、入口1の流体を連通孔7を通して出口2へ通過させ
ることができる。
【0015】入口1の流体圧力が出口2の流体圧力より
も高くなってくると、閉弁していた弁体5,6も入口1
の流体圧力によってばね10,11に抗して環状弁座4
から離座して開弁する。これにより、更に多くの流体を
出口2へ通過させる。
も高くなってくると、閉弁していた弁体5,6も入口1
の流体圧力によってばね10,11に抗して環状弁座4
から離座して開弁する。これにより、更に多くの流体を
出口2へ通過させる。
【0016】入口1の流体圧力よりも出口2の流体圧力
が高くなると、弁体5,6は出口2の流体圧力とばね1
0,11によって環状弁座4に着座する。また補助弁体
8も出口2の流体圧力によって連通孔7を閉孔する。こ
れにより、入口1への流体の逆流を防止する。
が高くなると、弁体5,6は出口2の流体圧力とばね1
0,11によって環状弁座4に着座する。また補助弁体
8も出口2の流体圧力によって連通孔7を閉孔する。こ
れにより、入口1への流体の逆流を防止する。
【0017】本実施例においてはウェハ―逆止弁として
2枚の弁体を用いた所謂デュアルプレ―ト式逆止弁の例
を示したが、弁体を1枚の平板で形成するシングルプレ
―ト式ウェハ―逆止弁にも同様に用いることができる。
また補助弁体として球体を例示したが、その他の形状の
ものを用いることができる。
2枚の弁体を用いた所謂デュアルプレ―ト式逆止弁の例
を示したが、弁体を1枚の平板で形成するシングルプレ
―ト式ウェハ―逆止弁にも同様に用いることができる。
また補助弁体として球体を例示したが、その他の形状の
ものを用いることができる。
【0018】
【発明の効果】上記のように本発明によるウェハ―逆止
弁は、入口と出口の流体圧力が等しい休止時に、連通孔
に対向して離着座自在に自由状態で配された補助弁体が
連通孔を開孔していることによって、入口の流体を出口
へ通過させることができるので、細菌の繁殖を防止で
き、食品や医療の分野で使用することができる。
弁は、入口と出口の流体圧力が等しい休止時に、連通孔
に対向して離着座自在に自由状態で配された補助弁体が
連通孔を開孔していることによって、入口の流体を出口
へ通過させることができるので、細菌の繁殖を防止で
き、食品や医療の分野で使用することができる。
【図1】本発明のウェハ―逆止弁の実施例を示す断面図
である。
である。
1 入口 2 出口 3 弁ケ―シング 4 環状弁座 5,6 弁体 7 連通孔 8 補助弁体 10,11 ばね
Claims (1)
- 【請求項1】 弁ケ―シングで入口と出口を形成し、入
口と出口の間に環状弁座を設け、環状弁座の出口側に平
板状の弁体を弁ケ―シングにヒンジ接合にて取り付け、
弁体を環状弁座へ付勢するばねを設けることにより、順
方向の流体の通過は許容するが逆方向の流体は閉止する
ものにおいて、ばね付勢した弁体に入口と出口を連通す
る連通孔を設け、連通孔に対向して離着座自在に補助弁
体を自由状態で配置したことを特徴とするウェハ―逆止
弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8281998A JPH11257512A (ja) | 1998-03-13 | 1998-03-13 | ウェハ―逆止弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8281998A JPH11257512A (ja) | 1998-03-13 | 1998-03-13 | ウェハ―逆止弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11257512A true JPH11257512A (ja) | 1999-09-21 |
Family
ID=13785023
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8281998A Pending JPH11257512A (ja) | 1998-03-13 | 1998-03-13 | ウェハ―逆止弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11257512A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100718535B1 (ko) | 2005-09-07 | 2007-05-17 | 주식회사 미르코 | 역류 차단 밸브장치 |
KR100954212B1 (ko) | 2007-11-13 | 2010-04-21 | 송성태 | 진공 게이트밸브 |
-
1998
- 1998-03-13 JP JP8281998A patent/JPH11257512A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100718535B1 (ko) | 2005-09-07 | 2007-05-17 | 주식회사 미르코 | 역류 차단 밸브장치 |
KR100954212B1 (ko) | 2007-11-13 | 2010-04-21 | 송성태 | 진공 게이트밸브 |
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