JPH10288265A - ばね付勢逆止弁 - Google Patents
ばね付勢逆止弁Info
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- JPH10288265A JPH10288265A JP11433097A JP11433097A JPH10288265A JP H10288265 A JPH10288265 A JP H10288265A JP 11433097 A JP11433097 A JP 11433097A JP 11433097 A JP11433097 A JP 11433097A JP H10288265 A JPH10288265 A JP H10288265A
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Abstract
なくして通過流量を確保することのできるばね付勢逆止
弁を得ること。 【解決手段】 環状弁座5の出口3側にコイルばね11
で付勢した弁体6を配置する。弁体6の外周部に整流通
路としての貫通孔13,15を設ける。入口1から出口
3へ流下する流体は、弁体6外周の整流通路13,15
を通過する間に整流されることにより、圧力損失を低減
して通過流量を確保することができる。
Description
て、内部に設けたばね付勢弁体により流体の順方向の流
れは許容するが、その逆方向の流れは閉止する逆止弁に
関し、特に、弁内部を流体が流下する場合に流れの乱れ
を極力少なくして、乱れに伴う圧力損失を低下し通過流
量を多くすることのできるばね付勢逆止弁に関する。
6740号公報に示されている。これは、入口と出口を
有する弁ケ―シング内に環状弁座を設け、環状弁座の出
口側にディスク状の弁体を配置し、ディスク状弁体の出
口側にディスク状弁体を閉弁方向に付勢するコイルばね
を配置し、弁ケ―シングの内周壁にリブを設けて、リブ
の内面にディスク状弁体の外周を摺接させたものであ
る。
止弁はディスク状弁体が環状弁座から離座して入口から
の流体が出口へ流下する場合に、流体がディスク状弁体
の入口側表面に衝突して流れ方向を変え、更にディスク
状弁体の外周端部から出口側へ至る間にその流れが大き
く乱れることにより、圧力損失が大きくなってしまい、
出口側へ流下する流量が少なくなってしまう問題があっ
た。
下する流体の圧力損失を極力小さくして、出口側への充
分な通過流量を確保することのできるばね付勢逆止弁を
得ることである。
めに講じた本発明の手段は、弁ケ―シングで入口と出口
を形成し、入口と出口の間に環状弁座を設け、当該環状
弁座の出口側に平板状の弁体をばね付勢して離着座自在
に配置することにより、順方向の流体の通過は許容する
が逆方向の流体は閉止するものにおいて、弁体の環状弁
座との当接部外周で流体が流下する箇所に整流通路を設
けたものである。
合に、弁体の環状弁座との当接部外周で流体が流下する
箇所に整流通路を設けたことにより、入口からの流体は
この整流通路を通って出口へ至る間に整流されて乱れが
減少することによって圧力損失も小さなものとなり、出
口へ流下する流体の抵抗が小さなものとなって流量を維
持、確保することができる。
設けることや、弁体の外周部と一部の入出口側表面に板
状通路や翼部を設けて、整流通路とすることができる。
要するに整流通路は、流体の流れ状態が乱される箇所
に、その乱れを防止し、減少させ、あるいは乱れを修正
して整流化させるものであれば良い。
なると、出口側の流体が入口側へ逆流しようとするが、
ばね付勢された弁体が環状弁座に着座することにより入
口側への流体の逆流は防止される。
出口3を設けた出口部材4、入口1と出口3の間に設け
た環状弁座5、環状弁座5の出口3側に配置した平板状
の弁体6、及び、弁体6の外周部に設けた整流通路13
とでばね付勢逆止弁を構成する。本実施例においては、
弁体6の中央部に更に補助弁体7を配置したばね付勢逆
止弁の例を示す。
し、入口部材2の弁室8側端部に環状弁座5を取り付け
る。環状弁座5は通過する流体の種類に応じて合成ゴム
や合成樹脂、あるいは、銅系やステンレス系の金属材料
で製作し、弁室8内に配置した平板状の弁体6と一端側
のシ―ル面を当接させる。
に弁室8の内径よりも僅かに小さい径の複数のリブ9を
設け、出口3側に取り付けたばね受け10との間に付勢
手段としてのコイルばね11を圧縮状態で配置する。従
って、弁体6はコイルばね11のばね力により環状弁座
5側へ常時付勢されている。
の更に外周部に整流通路としての貫通孔13を弁体6に
設ける。貫通孔13は弁体6の外周の全周に均等に複数
個を設ける。貫通孔13の外周部に位置するリブ9にも
貫通孔15を設けて整流通路の一部とする。このリブ9
に設けた貫通孔15は、その孔軸に傾きを設けて出口3
の中心軸方向へ傾斜させたものである。
る連通孔12を設け、連通孔12の出口3側に対向して
補助弁体7を配置する。補助弁体7は、連通孔12を覆
うことのできる大きさの平板で、環状弁座5と同様に合
成ゴムや合成樹脂、あるいは金属材料で製作する。補助
弁体7の出口3側にも付勢手段としてのコイルばね14
をばね受け10との間に圧縮状態で配置して、常時補助
弁体7を弁体6の連通孔12側に付勢させる。補助弁体
7の外周部にも図示はしていないが、整流通路としての
貫通孔を、弁体6と同様に設けることができる。
11,14で入口1側へ付勢しているが、コイルばね1
1,14のばね強さは、補助弁体7を付勢するコイルば
ね14の方が、弁体6を付勢するコイルばね11より
も、ばね定数を小さなものとして、入口1からの流体圧
力によって最初に補助弁体7が連通孔12を開孔し、続
いて入口1からの流体圧力が所定値まで上昇して弁体6
が環状弁座5から離座して開弁するように形成する。
流体圧力がほとんど零に等しい場合は弁体6も補助弁体
7も共にコイルばね11,14に付勢されたままで、環
状弁座5と弁体6に着座しており出口3へ流体が通過す
ることはない。
0.1KG程度になると、ばね定数の小さなコイルばね
14で付勢されている補助弁体7が連通孔12を開孔し
て、入口1からの流体を出口3へ流下させる。従って、
流体圧力が低い場合であっても、弁体6が開弁する前に
補助弁体7が連通孔12を開孔して入口1と出口3を連
通することにより、通過流量を確保することができる。
補助弁体7のみならず弁体6もコイルばね11のばね力
に打ち勝って環状弁座5から離座することにより、整流
通路としての貫通孔13,15及びリブ9の空間部を介
して更に多くの流体を出口3へ流下させる。この場合、
出口3へ流下する流体は整流通路としての貫通孔13,
15を通過する間に整流され、流体の乱れを減少させ
る。
よりも高くなると、出口3側の流体が入口1側へ逆流し
ようとするが、その流体流れと圧力により補助弁体7が
連通孔12を閉孔すると共に、弁体6が環状弁座5に着
座して、入口1側への流体の逆流を防止する。
弁体6を用いた所謂ディスク式逆止弁の例を示したが、
その他の逆止弁、例えば、スイング式逆止弁とかウェハ
―式逆止弁も同様に用いることができるものである。
弁は、整流通路によって入口から出口へ至る流体の乱れ
を少なくして圧力損失を小さなものとすることができ、
出口側への流量を充分に確保することができる。
である。
Claims (1)
- 【請求項1】 弁ケ―シングで入口と出口を形成し、入
口と出口の間に環状弁座を設け、当該環状弁座の出口側
に平板状の弁体をばね付勢して離着座自在に配置するこ
とにより、順方向の流体の通過は許容するが逆方向の流
体は閉止するものにおいて、弁体の環状弁座との当接部
外周で流体が流下する箇所に整流通路を設けたことを特
徴とするばね付勢逆止弁。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP11433097A JP3924045B2 (ja) | 1997-04-15 | 1997-04-15 | ばね付勢逆止弁 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP11433097A JP3924045B2 (ja) | 1997-04-15 | 1997-04-15 | ばね付勢逆止弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10288265A true JPH10288265A (ja) | 1998-10-27 |
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Family
ID=14635123
Family Applications (1)
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JP11433097A Expired - Fee Related JP3924045B2 (ja) | 1997-04-15 | 1997-04-15 | ばね付勢逆止弁 |
Country Status (1)
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Cited By (6)
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-
1997
- 1997-04-15 JP JP11433097A patent/JP3924045B2/ja not_active Expired - Fee Related
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