JPH10318387A - バタフライ逆止弁 - Google Patents

バタフライ逆止弁

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JPH10318387A
JPH10318387A JP14303997A JP14303997A JPH10318387A JP H10318387 A JPH10318387 A JP H10318387A JP 14303997 A JP14303997 A JP 14303997A JP 14303997 A JP14303997 A JP 14303997A JP H10318387 A JPH10318387 A JP H10318387A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
valve body
inlet
outlet
fluid
Prior art date
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Pending
Application number
JP14303997A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomonori Maruta
智則 丸田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TLV Co Ltd
Original Assignee
TLV Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by TLV Co Ltd filed Critical TLV Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流体の逆流時に、弁体が弁座部に衝撃的に着
座することによるウォ―タ―ハンマ―現象を生じること
のないバタフライ逆止弁を得ること。 【解決手段】 入口1と出口2の間に環状の弁座部5を
配置する。弁座部5に対向して回転自在に弁体6を配置
する。弁体6に入口1と出口2を連通する連通孔12を
設ける。連通孔12の出口2側にスプリング14で付勢
した補助弁体7を配置する。逆流流体の一部が連通孔1
2から入口1側へ通過することによって、弁体6の弁座
部5への衝撃的な着座が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は流体配管に取り付け
て、内部に設けた弁体により流体の入口から出口への順
方向の流れは許容するが、その逆方向の流れ即ち出口か
ら入口への流れは閉止する逆止弁に関し、特に、逆方向
の流れが生じて弁体が衝撃的に着座してもウォ―タ―ハ
ンマ―現象を生じることのないバタフライ逆止弁に関す
る。
【0002】
【従来の技術】逆止弁の一例が実公昭49−36740
号公報に示されている。これは、入口と出口を有する弁
ケ―シング内に環状弁座を設け、環状弁座の出口側にデ
ィスク状の弁体を配置し、ディスク状弁体の出口側にデ
ィスク状弁体を閉弁方向に付勢するコイルばねを配置
し、弁ケ―シングの内周壁にリブを設けて、リブの内面
にディスク状弁体の外周を摺接させたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の逆止弁は、
出口側から入口側への逆方向の流れが生じた場合に、弁
体が環状弁座に衝撃的に着座することにより、水撃即ち
ウォ―タ―ハンマ―現象を発生する問題があった。ウォ
―タ―ハンマ―現象は瞬間的に非常な高圧が発生するも
のであり、逆止弁のみならず周辺の機器や装置に衝撃力
を及ぼし損傷するものである。
【0004】従って本発明の課題は、ウォ―タ―ハンマ
―現象を生じにくいバタフライ逆止弁を得ることであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに講じた本発明の手段は、弁ケ―シングで入口と出口
を形成し、入口と出口の間に弁座部を設け、当該弁座部
に平板状の弁体を離着座自在に配置することにより、順
方向の流体の通過は許容するが逆方向の流体は閉止する
ものにおいて、平板状の弁体を弁座部に対して回転自在
に配置して入口と出口の間を通過する流体により当該弁
体が回転できるように取り付けると共に、当該弁体に入
口と出口を連通する連通孔を設けて、当該連通孔に対向
して補助弁体を離着座自在に取り付けると共に、当該補
助弁体が弁体の連通孔を通常時開孔する側に補助弁体を
付勢する付勢ばねを配置したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】平板状の弁体を弁座部に対して回
転自在に配置したことにより、入口から流体が流入して
くるとこの弁体が回転して弁座部から離座することによ
り、入口の流体は出口へ流下して順方向の流体流れを許
容する。
【0007】入口側の流体圧力に対して出口側の流体圧
力の方が高くなると、出口側から入口側への流体の逆流
が生じ、この逆流によって弁体は弁座部に衝撃的に着座
しようとするが、弁体の連通孔を通常時開孔する付勢ば
ねを設けた補助弁体を取り付けたことにより、出口側か
ら入口側への逆流はこの連通孔を通って一部が入口側へ
再度流下することによって、弁体に加わる逆流流体の流
体力が減少し弁体の弁座部への衝撃的な着座が防止され
る。
【0008】連通孔を通って一部の流体が入口側へ流下
した後、逆流の流体力が付勢ばねのばね力に打ち勝って
補助弁体で連通孔を閉孔すると共に、弁体が弁座部に着
座して入口側への流体の逆流は防止される。
【0009】
【実施例】図1において、入口1と出口2を設けた本体
3と蓋部材4、入口1と出口2の間に設けた環状の弁座
部5、環状の弁座部5に離着座自在に配置した平板状の
弁体6、及び、弁体6の更に出口2側に取り付けた補助
弁体7とでバタフライ逆止弁を構成する。
【0010】環状の弁座部5は本体3と一体に形成し
て、対向する弁体6の端部に弁座部5の端面と当接する
シ―ル部8を取り付ける。シ―ル部8は通過する流体の
種類に応じて合成ゴムや合成樹脂、あるいは、銅系やス
テンレス系の金属材料で製作する。
【0011】弁体6は、回転軸9を中心に弁座部5に対
して回転自在に配置する。弁体6は回転軸9の上部が下
部よりも径が小さくなっており、回転軸9は弁体6の中
心位置から偏芯して設ける。
【0012】弁体6の下方部に入口1と出口2を連通す
る連通孔12を設け、連通孔12の出口2側に対向して
補助弁体7を配置する。補助弁体7は、連通孔12を覆
うことのできる大きさの平板で、合成ゴムや合成樹脂、
あるいは金属材料で製作する。補助弁体7の出口2側に
は、補助弁体7を連通孔12から離して、連通孔12を
自由状態の通常時に開孔する付勢ばねとしてのスプリン
グ14を、回転軸9との間に配置する。
【0013】入口1から流体が流下してくると、その流
体力により弁体6が回転軸9を中心に反時計方向へ回転
して弁座部5から離座することにより、流体を出口2へ
流下する。入口1からの流体が比較的多い場合には、弁
体6に設けた連通孔12を通っても流体は出口2側へ流
下する。
【0014】出口2側の流体圧力が入口1側の流体圧力
よりも高くなると、出口2側の流体が入口1側へ逆流し
て、弁体6を弁座部5に衝撃的に着座させようとする
が、逆流流体の一部はスプリング14と補助弁体7によ
り開孔している連通孔12から入口1側へ逃げることに
よって、弁体6に加わる流体力が減少され、弁体6が弁
座部5に衝撃的に着座することが防止され、従って、ウ
ォ―タ―ハンマ―現象を発生することもない。
【0015】連通孔12から逆流流体の一部が入口1側
へ逃げた後、逆流流体の流体力により補助弁体7が連通
孔12を閉孔すると共に、弁体6も弁座部5に着座し
て、更なる入口1側への流体の逆流を防止する。
【0016】
【発明の効果】上記のように本発明によるバタフライ逆
止弁は、ばねで付勢された補助弁体が弁体の連通孔を通
常時開孔していることにより、逆流流体の一部を入口側
へ逃がすことによって弁体の弁座部への衝撃的な着座を
防止してウォ―タ―ハンマ―現象を発生することはな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバタフライ逆止弁の実施例を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 入口 2 出口 5 環状の弁座部 6 弁体 7 補助弁体 8 シ―ル部 9 回転軸 12 連通孔 14 スプリング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁ケ―シングで入口と出口を形成し、入
    口と出口の間に弁座部を設け、当該弁座部に平板状の弁
    体を離着座自在に配置することにより、順方向の流体の
    通過は許容するが逆方向の流体は閉止するものにおい
    て、平板状の弁体を弁座部に対して回転自在に配置して
    入口と出口の間を通過する流体により当該弁体が回転で
    きるように取り付けると共に、当該弁体に入口と出口を
    連通する連通孔を設けて、当該連通孔に対向して補助弁
    体を離着座自在に取り付けると共に、当該補助弁体が弁
    体の連通孔を通常時開孔する側に補助弁体を付勢する付
    勢ばねを配置したことを特徴とするバタフライ逆止弁。
JP14303997A 1997-05-15 1997-05-15 バタフライ逆止弁 Pending JPH10318387A (ja)

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