JPH1125680A - フラッシュメモリを備えた制御装置 - Google Patents

フラッシュメモリを備えた制御装置

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Publication number
JPH1125680A
JPH1125680A JP17612897A JP17612897A JPH1125680A JP H1125680 A JPH1125680 A JP H1125680A JP 17612897 A JP17612897 A JP 17612897A JP 17612897 A JP17612897 A JP 17612897A JP H1125680 A JPH1125680 A JP H1125680A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flash memory
data
control
vth
threshold voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17612897A
Other languages
English (en)
Inventor
Keisuke Suzui
啓介 鈴井
Shigemitsu Fukatsu
重光 深津
Akira Tai
明 田井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH1125680A publication Critical patent/JPH1125680A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フラッシュメモリに記憶されたデータを用い
て制御を行う場合に、しきい値電圧(Vth)の変動によ
り誤った制御を行うのを防止する。 【解決手段】 フラッシュメモリの各ビットのしきい値
電圧(Vth)を検出し、いずれかのしきい値電圧(Vt
h)が、1.0Vより小さいか、あるいは3.0Vと
6.5Vの間の電圧範囲に入っているとき、すなわちい
ずれかのしきい値電圧(Vth)が、データの書込および
消去に対して設定された適正な電圧範囲を外れていると
きに、フラッシュメモリに記憶されたデータを用いた制
御を禁止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フラッシュメモリ
を備え、フラッシュメモリに記憶されたデータを用いて
制御を行う制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に、フラッシュメモリの1つのセル
構造を示す。(a)はデータの書込状態、(b)はデー
タの消去状態を示す。データの書込時には、コントロー
ルゲートCG、ソースS、ドレインDの各電圧Vcg、V
s 、Vd を、図4(a)に示すような状態にして、フロ
ーティングゲートFGにトンネル酸化膜を介してホット
エレクトロンを注入し、データの書込を行う。この書込
は、ビット単位で行い、各単位が書込ベリファイ電圧以
上になって書込を終了する。
【0003】また、データの消去時には、ソースSに消
去パルスを印加し、その消去パルスがハイレベル(図の
12V)のときに、フローティングゲートFGからトン
ネル酸化膜を介したFNトンネル電流により電子をソー
スSに放出させて、データの消去を行う。この消去は、
メモリセルを一括またはブロック単位で行い、その中の
全てのメモリセルのしきい値電圧が消去ベリファイ電圧
以下になるまで行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなフラッシュ
メモリにおいて、図5(a)に示すように、フラッシュ
メモリを組付ける前に紫外線照射を行ったとき、製造過
程で決められた電子が平衡状態に揃うため、しきい値電
圧(Vth)は、ほぼ一定の値になる。また、1回目の書
込時においては、書込がビット単位で行われるため、そ
のしきい値電圧のばらつきは小さい。
【0005】しかしながら、消去の回数が多くなると一
括消去時のばらつきや、データ読出による電荷移動、他
のブロック書込時の電荷移動、自然電荷抜けなどによ
り、しきい値電圧のばらつきが大きくなる。そして、し
きい値電圧がデータの書込および消去に対して設定され
た電圧範囲(1.0Vから3.5Vの間および6.5V
以上)を外れる、すなわち図に示す禁止帯の電圧になる
と、そのビットのデータが“1”か“0”か判別できな
くなる。このため、フラッシュメモリに記憶されたデー
タを用いて制御を行う場合、例えばフラッシュメモリに
エンジン制御を行うプログラムデータを記憶し、そのプ
ログラムデータを用いてエンジン制御を行う場合には、
適正なる制御が行えないという問題が生じる。
【0006】なお、この種のメモリとしてEPROMが
あるが、このEPROMにおいては紫外線により消去を
行うため、図5(b)に示すように、消去後のしきい値
電圧は、ほぼ一定の値になり、またゲート酸化膜が厚い
ため、書込、読出時の電荷変動が少なく、上述したしき
い値電圧のばらつきによる問題は発生しない。本発明は
上記問題に鑑みたもので、フラッシュメモリに記憶され
たデータを用いて制御を行う場合に、しきい値電圧の変
動により誤った制御を行うのを防止することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明においては、フラッシュメモ
リの各ビットのしきい値電圧を検出し、いずれかのビッ
トのしきい値電圧がデータの書込および消去に対して設
定された所定の電圧範囲を外れているときに、フラッシ
ュメモリに記憶されたデータを用いた制御を禁止するよ
うにしたことを特徴としている。
【0008】しきい値電圧の変動により、いずれかのビ
ットのしきい値電圧がデータの書込および消去に対して
設定された電圧範囲を外れたとき、そのデータが“1”
か“0”か判別できなくなる。このとき、本発明におい
ては、フラッシュメモリに記憶されたデータを用いた制
御を禁止するようにしているから、しきい値電圧の変動
により誤った制御を行うのを防止することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。図1に、自動車用のエンジン制御を
行う制御装置の部分的なブロック構成を示す。この制御
装置は、エンジン制御を行うCPU1と、エンジン制御
を行うプログラムデータが記憶されたフラッシュメモリ
2と、フラッシュメモリ2のチェックを行うセルフチェ
ックプログラムが記憶されたマスクROM3を備えてい
る。なお、エンジン制御を行うためのセンサおよびアク
チュエータなどは省略されている。
【0010】CPU1は、車載バッテリから電源供給が
開始されたとき、まずマスクROM3に記憶されたセル
フチェックプログラムに従ってフラッシュメモリ2のチ
ェックを行う。このフラッシュメモリ2のチェックにつ
いて図2のフローチャートに従って説明する。
【0011】まず、フラッシュメモリ2における、最初
の1ワード(16ビット)の各ビットのしきい値電圧
(Vth)を検出する(ステップ101)。この検出され
たしきい値電圧(Vth)のうち、いずれかのしきい値電
圧(Vth)が1.0Vより小さいか、あるいは3.0V
と6.5Vの間の電圧範囲に入っているか否かを判定す
る(ステップ102、103)。
【0012】しきい値電圧(Vth)のいずれもがそれら
の電圧範囲にないときには、しきい値電圧(Vth)が適
正であるとし、次に全てのビットのチェックが完了した
か否かを判定する(ステップ104)。全てのビットの
チェックが完了していないときには、ステップ101に
戻り、次のワードにおける各ビットのしきい値電圧(V
th)を検出し、その検出されたしきい値電圧(Vth)に
対して上述した処理を実行する。
【0013】その後、各ワード毎に上述した処理を実行
し、全てのビットのしきい値電圧(Vth)が適正で全て
のビットのチェックが完了すると、ステップ104の判
定がYESになり、この後、フラッシュメモリ2に記憶
されたプログラムによるエンジン制御を開始させる(ス
テップ105)。しかしながら、いずれかのビットのし
きい値電圧(Vth)が、上述した適正な電圧範囲を外れ
る、すなわち図5(a)に示す禁止帯にあると、ステッ
プ102あるいは103の判定がYESになり、フラッ
シュメモリ2に記憶されたプログラムによるエンジン制
御を禁止する(ステップ106)。
【0014】この場合、制御装置に図示しない外付けの
簡易型エンジン制御装置が搭載されている、あるいはマ
スクROM3に簡易型のエンジン制御用プログラムが記
憶されているときには、それによるエンジン制御を行う
ようにしてもよい。また、図示しない表示装置を用い
て、フラッシュメモリ2に記憶されたデータにより適正
にエンジン制御を行うことができない旨を運転者に知ら
せるようにするのが好ましい。
【0015】上述した実施形態においては、マスクRO
M3に記憶されたセルフチェックプログラムによりフラ
ッシュメモリ2のチェックを行うものを示したが、図3
に示すようにそれを外付けのセルフチェック回路(ハー
ドロジック回路)4で構成し、フラッシュメモリ2にお
ける全てのビットのしきい値電圧(Vth)が適正である
ときに、リセット回路5を動作させてCPU1の動作を
開始させ、またいずれかのビットのしきい値電圧(Vt
h)が適正な電圧範囲から外れているときに、リセット
回路5を動作させないようにして、CPU1によるエン
ジン制御を禁止するようにしてもよい。
【0016】なお、フラッシュメモリ2に記憶されるデ
ータとしては、プログラムデータに限らず、エンジン制
御における学習データなどであってもよい。また、制御
装置も、エンジン制御以外の他の制御を行う制御装置で
あってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る自動車用のエンジン
制御装置の部分的なブロック構成図である。
【図2】図1中のマスクROM3に記憶されたセルフチ
ェックプログラムを示すフローチャートである。
【図3】本発明の他の実施形態を示すブロック構成図で
ある。
【図4】フラッシュメモリの1つのセル構造を示す図
で、(a)はデータの書込状態、(b)はデータの消去
状態を示す。
【図5】フラッシュメモリおよびEPROMにおける消
去後、書込後のしきい値電圧の分布を示す図である。
【符号の説明】
1…CPU、2…フラッシュメモリ、3…マスクRO
M、4…セルフチェック回路、5…リセット回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フラッシュメモリ(2)を備え、このフ
    ラッシュメモリに記憶されたデータを用いて制御を行う
    制御装置において、 前記フラッシュメモリの各ビットのしきい値電圧(Vt
    h)を検出し、いずれかのビットのしきい値電圧がデー
    タの書込および消去に対して設定された所定の電圧範囲
    を外れているときに、前記フラッシュメモリに記憶され
    たデータを用いた制御を禁止する手段(101〜10
    6、4)を備えたことを特徴とするフラッシュメモリを
    備えた制御装置。
JP17612897A 1997-07-01 1997-07-01 フラッシュメモリを備えた制御装置 Pending JPH1125680A (ja)

Priority Applications (1)

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JP17612897A JPH1125680A (ja) 1997-07-01 1997-07-01 フラッシュメモリを備えた制御装置

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JPH1125680A true JPH1125680A (ja) 1999-01-29

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ID=16008164

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17612897A Pending JPH1125680A (ja) 1997-07-01 1997-07-01 フラッシュメモリを備えた制御装置

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JP (1) JPH1125680A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7254060B2 (en) 2002-10-30 2007-08-07 Kabushiki Kaisha Toshiba Nonvolatile semiconductor memory device
JP2013206482A (ja) * 2012-03-27 2013-10-07 Lapis Semiconductor Co Ltd 半導体メモリ及びそのテスト方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7254060B2 (en) 2002-10-30 2007-08-07 Kabushiki Kaisha Toshiba Nonvolatile semiconductor memory device
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