JPH11256677A - 真空弁ユニット - Google Patents

真空弁ユニット

Info

Publication number
JPH11256677A
JPH11256677A JP5681798A JP5681798A JPH11256677A JP H11256677 A JPH11256677 A JP H11256677A JP 5681798 A JP5681798 A JP 5681798A JP 5681798 A JP5681798 A JP 5681798A JP H11256677 A JPH11256677 A JP H11256677A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sewage
vacuum
vacuum valve
air
sewage tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5681798A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsushi Otsuka
哲史 大塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP5681798A priority Critical patent/JPH11256677A/ja
Publication of JPH11256677A publication Critical patent/JPH11256677A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sewage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 汚水タンク内での吸引空気の確保と、汚水ト
ラップの破壊防止のため、汚水タンクから独立して立上
げられる通気管を設けることなく、汚水タンクに空気を
導入可能とすること。 【解決手段】 真空弁ユニット10において、汚水タン
ク11の開口部に着脱されるマンホール蓋20に通気口
21を設け、マンホール蓋20の下面側に受水皿22を
設け、受水皿22に排水管25を設けてなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、真空式下水道シス
テムに用いられて好適な真空弁ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】真空式下水道システムは、真空ステーシ
ョン(真空ポンプと圧送ポンプとを備えており、真空ポ
ンプにより末端に向けて真空圧を及ぼし汚水を集め、集
めた汚水を圧送ポンプにより処理場や公共下水管渠に送
液する)に真空下水管を連通し、真空下水管に印加した
真空圧により末端の汚水タンクで汚水と空気とを順に
(気液分離吸引方式)、もしくは同時に(気液同時吸引
方式)吸い込み、汚水前方の真空圧と汚水後方の吸引空
気圧との圧力差を利用し、汚水を気液混送流として搬送
するシステムである。
【0003】即ち、真空式下水道システムでは、末端の
家庭等に設けた真空弁ユニットに、汚水タンクの汚水を
導く汚水流入管を備えるとともに、汚水タンクに連通す
る汚水吸込み管と真空源に連通する真空下水管との連絡
部に真空弁を設けている。そして、汚水タンクに一定量
の汚水がたまる度に真空弁を開き、該汚水タンク内の汚
水と空気を真空圧により吸引するものである。この汚水
タンク内の空気吸引力は、汚水タンクに連通する汚水流
入管にも及び、これがひいては家庭内の汚水封水トラッ
プを吸引破壊し、家庭内に悪臭を及ぼす可能性がある。
そこで従来の真空弁ユニットでは、汚水タンク内での吸
引空気の確保と、汚水トラップの破壊防止のため、汚水
タンクに空気(外気)を導く通気管を設けることとして
いる。
【0004】そして、通気管は、汚水タンクから独立し
て外部地上に立上げられ、その頂上部を雨水の浸入防止
のための傘形状もしくはU字返し状としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
では、通気管を外部地上に立上げるため、通気管の設置
場所に困ったり、通気管が景観を害する等の不都合があ
る。
【0006】本発明の課題は、汚水タンク内での吸引空
気の確保と、汚水トラップの破壊防止のため、汚水タン
クから独立して立上げられる通気管を設けることなく、
汚水タンクに空気を導入可能とすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、汚水タンクに汚水を導く汚水流入管と空気を導く通
気口を備えるとともに、汚水タンクに連通する汚水吸込
み管と真空源に連通する真空下水管との連絡部に真空弁
を設け、真空弁コントローラにより真空弁を開くことに
より、汚水タンク内の汚水と空気を真空下水管に吸い込
み可能としてなる真空弁ユニットにおいて、汚水タンク
の開口部に着脱されるマンホール蓋に前記通気口を設
け、該マンホール蓋の下面側に受水皿を設け、該受水皿
に排水手段を設けてなるようにしたものである。
【0008】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の本発明において更に、前記マンホール蓋の通気口に
防臭弁を設けてなるようにしたものである。
【0009】請求項3に記載の本発明は、汚水タンクに
汚水を導く汚水流入管と空気を導く通気口を備えるとと
もに、汚水タンクに連通する汚水吸込み管と真空源に連
通する真空下水管との連絡部に真空弁を設け、真空弁コ
ントローラにより真空弁を開くことにより、汚水タンク
内の汚水と空気を真空下水管に吸い込み可能としてなる
真空弁ユニットにおいて、汚水タンクの開口部に着脱さ
れるマンホール蓋に前記通気口を設けるとともに、汚水
タンク内で該通気口に連通する空気室を汚水貯留室と気
密的に分離し、汚水吸込み管に連通する空気取入れ管を
上記空気室に連通してなるようにしたものである。
【0010】請求項4に記載の本発明は、請求項3に記
載の本発明において更に、前記マンホール蓋の下面側に
受水皿を設け、該受水皿に排水手段を設けてなるように
したものである。
【0011】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば下記、の
作用がある。 吸気分離吸引方式の真空弁ユニットにおいて、汚水タ
ンクに一定量の汚水が溜る度に真空弁を開き、まず汚水
タンク内の汚水を真空圧により吸引し、続いて汚水タン
ク内の空気を吸引し、汚水を気液混送流として搬送す
る。このとき、汚水タンク内の空気は、マンホール蓋の
通気口から補給されるから、汚水タンクから独立の通気
管を外部地上に立上げることなく、汚水タンクに空気を
導入できる。
【0012】マンホール蓋に設けた通気口からの浸入
水は、受水皿で受止められ、排水管(排水手段)によ
り、既存の排水溝、用水路、雨水浸透ます等に排水処理
される。これにより、マンホール蓋を地表レベルより若
干上げたり、定期点検することで、通気口の目づまりを
防止すれば、不明水の浸入を防ぎつつ、マンホール蓋か
ら汚水タンクに空気を導入できる。
【0013】請求項2に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 マンホール蓋の通気口に防臭弁を設けることにより、
汚水タンクで発生する臭気の防臭を図ることができる。
【0014】請求項3に記載の本発明によれば下記、
の作用がある。 気液同時吸引方式の真空弁ユニットにおいて、汚水タ
ンクに一定量の汚水が溜る度に真空弁を開き、汚水タン
クの汚水貯留室の汚水を汚水吸込み管から、汚水タンク
内の空気室の空気を空気取入れ管から、同時に真空弁に
より吸引し、汚水を気液混送流として搬送する。このと
き、汚水タンク内の汚水貯留室では、真空弁の一定の作
動時間(数秒間)に吸引される汚水量(約40L)の体積
に相当する空気しか汚水流入管に連通する空気を吸引し
ない。他方、空気取入れ管から吸引される空気量は例え
ば気液混送流の気液比が3であれば、上述の汚水量の3
倍(約120 L)にもなるが、この空気はマンホール蓋の
通気口から空気室経由で補給されるから、汚水タンクか
ら独立の通気管を外部地上に立上げることなく、汚水タ
ンクに空気を導入できる。
【0015】マンホール蓋の通気口から空気室経由で
空気取入れ管に空気を供給するに際し、空気室を汚水貯
留室に対して気密化しているから、真空弁ユニットに防
臭機構を設ける必要がなく、防臭と汚水トラップ破壊防
止を実現できる。
【0016】請求項4に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 マンホール蓋に設けた通気口からの浸入水は、受水皿
で受止められ、排水管(排水手段)により、既存の排水
溝、用水路、雨水浸透ます等に排水処理される。これに
より、マンホール蓋を地表レベルより若干上げたり、定
期点検することで、通気口の目づまりを防止すれば、不
明水の浸入を防ぎつつ、マンホール蓋から汚水タンクに
空気を導入できる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は第1実施形態の真空弁ユニ
ットを示す模式図、図2は防臭弁付きマンホール蓋を示
す模式図、図3は第2実施形態の真空弁ユニットを示す
模式図、図4は第3実施形態の真空弁ユニットを示す模
式図、図5は空気取入れ管付きマンホール蓋を示す模式
図である。
【0018】(第1実施形態)(図1、図2) 真空式下水道は、図1に示す如く、家庭や工場等から排
出される汚水を自然流下式の汚水流入管1から真空弁ユ
ニット10の汚水タンク11に流入せしめ、汚水タンク
11に溜った汚水を真空下水管12によって真空ステー
ションの集水タンクに集め、その後圧送ポンプによって
下水処理場等に送る。
【0019】真空弁ユニット10には真空弁13が設置
され、汚水タンク11の底部から立ち上げられた汚水吸
込み管14と、真空ステーションの真空ポンプに連通さ
れた真空下水管12との間の連絡部15を、上記真空弁
13にて開閉している。この真空弁13の開閉は、真空
弁コントローラ16が選択的に、真空圧ホース(不図
示)を介して真空下水管12が伝える真空圧を真空弁1
3へ導き、或いは大気圧ホース(不図示)を介して真空
弁13内へ大気圧を導入することによりそれぞれ実施さ
れる。
【0020】即ち、汚水タンク11内の汚水の上昇によ
って水位検知管(不図示)内の圧力が上昇し、この圧力
上昇が検知ホース(不図示)を経て真空弁コントローラ
16へ伝達されると、この真空弁コントローラ16内の
内部スイッチ(不図示)が作動して真空下水管12側の
真空圧が真空圧ホースを介し、真空弁コントローラ16
を経て真空弁13へ導かれる。すると、この真空弁13
は、バネ(不図示)のバネ力に抗して弁体(不図示)を
移動させ、開弁する。
【0021】一方、汚水タンク11内の水位が下降する
と、水位検知管内の圧力が下降するので、真空弁コント
ローラ16内の内部スイッチが停止して、真空下水管1
2側から真空弁コントローラ16への真空圧が作用せ
ず、大気圧ホースを介し真空弁コントローラ16を経
て、真空弁13へ大気圧が導入される。すると、この真
空弁13は、上記バネ力によって弁体を復動させて閉弁
する。
【0022】即ち、真空式下水道にあっては、真空弁ユ
ニット10が気液分離吸引方式を採用するとき、汚水タ
ンク11の汚水吸込み管14と真空下水管12との間の
連絡部15が上述の如くにより真空弁13にて開かれる
と、真空下水管12に印加されている真空圧が汚水吸込
み管14に及び、汚水タンク11内の汚水と空気とを順
に真空下水管12の側に吸い込み、汚水前方の真空圧と
汚水後方の吸引空気圧との圧力差に起因する圧送力によ
り、汚水を気液混送流として搬送可能とするものであ
る。
【0023】然るに、第1実施形態の真空弁ユニット1
0にあっては、汚水タンク11の開口部に着脱されるマ
ンホール蓋20に、汚水タンク11に空気を導く孔開き
格子状等の通気口21を設け、これにより、汚水タンク
11内での上述の吸引空気の確保と、汚水流入管1の上
流側での汚水トラップの破壊防止を実現可能としてい
る。
【0024】また、マンホール蓋20の下面側には受水
皿22を設け、この受水皿22を支持具23によりマン
ホール蓋20の下面に着脱可能としている。受水皿22
は、トレイ状をなし、マンホール蓋20の通気口21か
ら浸入する雨水を受止めるとともに、汚水タンク11の
上部空間に開く多数の通気孔24を備えている。受水皿
22は、排水管25を備え、雨水を排水溝、用水路、雨
水浸透ます等に排水処理可能としている。
【0025】従って、本実施形態によれば、以下の作用
がある。 吸気分離吸引方式の真空弁ユニット10において、汚
水タンク11に一定量の汚水が溜る度に真空弁13を開
き、まず汚水タンク11内の汚水を真空圧により吸引
し、続いて汚水タンク11内の空気を吸引し、汚水を気
液混送流として搬送する。このとき、汚水タンク11内
の空気は、マンホール蓋20の通気口21から補給され
るから、汚水タンク11から独立の通気管を外部地上に
立上げることなく、汚水タンク11に空気を導入でき
る。
【0026】マンホール蓋20に設けた通気口21か
らの浸入水は、受水皿22で受止められ、排水管25
(排水手段)により、既存の排水溝、用水路、雨水浸透
ます等に排水処理される。これにより、マンホール蓋2
0を地表レベルより若干上げたり、定期点検すること
で、通気口21の目づまりを防止すれば、不明水の浸入
を防ぎつつ、マンホール蓋20から汚水タンク11に空
気を導入できる。
【0027】尚、真空弁ユニット10のマンホール蓋2
0は、図2に示す如く、通気口31と受水皿32を備
え、汚水タンク11の上部空間に開く受水皿32の通気
路33に防臭弁34を備えることができる。防臭弁34
は、真空弁13の開放時に汚水タンク11内に生ずる空
気吸引力により開き、通気口31から汚水タンク11へ
の空気の補給を行ない、真空弁13の閉鎖による汚水タ
ンク11内での空気吸引力の喪失により閉じ、汚水タン
ク11で発生する臭気の防臭を図る。図2において、3
5は排水管接続口である。
【0028】(第2実施形態)(図3) 第2実施形態の真空弁ユニット40が第1実施形態の真
空弁ユニット10と実質的に異なる点は、気液同時吸引
方式を採用したものであり、図3に示す如く、汚水タン
ク11の開口部に着脱されるマンホール蓋41に、汚水
タンク11に空気を導く通気口42を設けている。ま
た、真空弁ユニット40の汚水タンク11内に仕切板4
3を設け、汚水タンク11内で上記通気口42に連通す
る空気室44と、汚水吸込み管14の吸込み口が開口す
る汚水貯留室45とをその仕切板43により気密的に分
離している。そして、汚水吸込み管14の吸込み口寄り
で該汚水吸込み管14に連通するように接続された空気
取入れ管46を上記空気室44に連通してある。
【0029】尚、真空弁ユニット40にあっては、マン
ホール蓋41の下面側に受水皿47を設け、マンホール
蓋41の通気口42から流入する雨水を受止めるととも
に、汚水タンク11の空気室44に開く多数の通気孔
(不図示)を備えている。受水皿47は、排水管48を
備え、雨水を排水溝、用水路、雨水浸透ます等に排水処
理可能としている。
【0030】従って、本実施形態によれば、以下の作用
がある。 気液同時吸引方式の真空弁ユニット40において、汚
水タンク11に一定量の汚水が溜る度に真空弁13を開
き、汚水タンク11の汚水貯留室45の汚水を汚水吸込
み管14から、汚水タンク11内の空気室44の空気を
空気取入れ管46から、同時に真空弁により吸引し、汚
水を気液混送流として搬送する。このとき、汚水タンク
11内の汚水貯留室45では、真空弁13の一定の作動
時間(数秒間)に吸引される汚水量(約40L)の体積に
相当する空気しか汚水流入管に連通する空気を吸引しな
い。他方、空気取入れ管から吸引される空気量は例えば
気液混送流の気液比が3であれば、上述の汚水量の3倍
(約120 L)にもなるが、この空気はマンホール蓋41
の通気口42から空気室44経由で補給されるから、汚
水タンク11から独立の通気管を外部地上に立ち上げる
ことなく、汚水タンク11に空気を導入できる。
【0031】マンホール蓋41の通気口42から空気
室44経由で空気取入れ管46に空気を供給するに際
し、空気室44を汚水貯留室45に対して気密化してい
るから、真空弁ユニット40に防臭機構を設ける必要が
なく、防臭と汚水トラップ破壊防止を実現できる。
【0032】マンホール蓋41に設けた通気口42か
らの浸入水は、受水皿47で受止められ、排水管48
(排水手段)により、既存の排水溝、用水路、雨水浸透
ます等に排水処理される。これにより、マンホール蓋4
1を地表レベルより若干上げたり、定期点検すること
で、通気口42の目づまりを防止すれば、不明水の浸入
を防ぎつつ、マンホール蓋41から汚水タンク11に空
気を導入できる。
【0033】尚、真空弁ユニット40のマンホール蓋4
1は、通気口42に逆止弁49を備えることができる。
逆止弁49は、真空弁13の開放時に空気室44に生ず
る空気吸引力により開き、通気口42から空気室44へ
の空気の補給を行ない、真空弁13の閉鎖時に空気室4
4内での空気吸引力の喪失により閉じ、通気口42から
の雨水等の浸入を阻止可能とするものである。
【0034】(第3実施形態)(図4、図5) 第3実施形態の真空弁ユニット50が第2実施形態の真
空弁ユニット40と実質的に異なる点は、汚水タンク1
1の開口部に着脱されるマンホール蓋51に、汚水タン
ク11に空気を導く通気口52を設けるとともに、マン
ホール蓋51の下面側に設けた受水皿53により、上記
通気口52に連通する空気室54を、汚水吸込み管14
の吸込み口が開口する汚水タンク11の汚水貯留室55
に対して気密的に区画分離したものである。そして、汚
水吸込み管14の吸込み口寄りで該汚水吸込み管14に
連通するように接続された空気取入れ管56を上記空気
室54に連通してある。
【0035】受水皿53は、U字管57を備え、U字管
57の一端のゴム輪受口57Aに空気取入れ管56を着
脱可能とし、U字管57の他端開口を空気室54に開い
てある。また、U字管57は、真空下水管12に吸込み
形成される汚水の気液混送流における気液比を調整可能
とするボール弁58を備えている。
【0036】また、受水皿53は、排水管59を備え、
雨水を排水溝、用水路、雨水浸透ます等に排水処理可能
としている。
【0037】従って、本実施形態によれば、第2実施形
態の真空弁ユニット40において前述したと同様の作用
効果を有する。
【0038】尚、真空弁ユニット50の空気取入れ管5
6は、図5に示す如く、マンホール蓋51の通気口52
に直結した連通管61のゴム輪受口61Aに着脱可能と
されるものであっても良い。そして、連通管61は逆止
弁62を備えることができる。逆止弁62は、真空弁1
3の開放時に空気取入れ管56に作用する空気吸引力に
より開き、連通管61から空気取入れ管56への空気の
補給を行ない、真空弁13の閉鎖時には空気取入れ管5
6における空気吸引力の喪失により閉じ、連通管61か
らの雨水等の浸入を阻止可能とするものである。
【0039】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、請
求項3は、汚水吸込み管と空気取入れ管のそれぞれに開
閉制御弁を設け、汚水吸込み弁側の開閉制御弁と空気取
入れ管側の開閉制御弁を順に開閉制御することにより、
気液分離吸引方式の真空弁ユニットにも適用できる。
【0040】また、本発明は、下記(a) 〜(c) の変形を
採用できる。 (a) 汚水タンクのマンホール蓋に設けられる通気口から
導入可能とされる空気を、真空弁コントローラの制御用
空気として用いる。
【0041】(b) マンホール蓋に設ける通気口、受水皿
に設ける通気孔等に、吸気音の消音装置を設ける。
【0042】(c) マンホール蓋に設ける通気口、受水皿
に設ける通気孔等に、停電時や真空弁故障時の浮上汚水
流失防止逆止弁を設ける。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、汚水タン
ク内での吸引空気の確保と、汚水トラップの破壊防止の
ため、汚水タンクから独立して立上げられる通気管を設
けることなく、汚水タンクに空気を導入可能とすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1実施形態の真空弁ユニットを示す模
式図である。
【図2】図2は防臭弁付きマンホール蓋を示す模式図で
ある。
【図3】図3は第2実施形態の真空弁ユニットを示す模
式図である。
【図4】図4は第3実施形態の真空弁ユニットを示す模
式図である。
【図5】図5は空気取入れ管付きマンホール蓋を示す模
式図である。
【符号の説明】
1 汚水流入管 10、40、50 真空弁ユニット 11 汚水タンク 12 真空下水管 13 真空弁 14 汚水吸込み管 15 連絡部 16 真空弁コントローラ 20、41、51 マンホール蓋 21、31、42、52 通気口 22、32、47、53 受水皿 25、48、59 排水管(排水手段) 34 防臭弁 44、54 空気室 45、55 汚水貯留室 46、56 空気取入れ管

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 汚水タンクに汚水を導く汚水流入管と空
    気を導く通気口を備えるとともに、 汚水タンクに連通する汚水吸込み管と真空源に連通する
    真空下水管との連絡部に真空弁を設け、 真空弁コントローラにより真空弁を開くことにより、汚
    水タンク内の汚水と空気を真空下水管に吸い込み可能と
    してなる真空弁ユニットにおいて、 汚水タンクの開口部に着脱されるマンホール蓋に前記通
    気口を設け、該マンホール蓋の下面側に受水皿を設け、
    該受水皿に排水手段を設けてなることを特徴とする真空
    弁ユニット。
  2. 【請求項2】 前記マンホール蓋の通気口に防臭弁を設
    けてなる請求項1記載の真空弁ユニット。
  3. 【請求項3】 汚水タンクに汚水を導く汚水流入管と空
    気を導く通気口を備えるとともに、 汚水タンクに連通する汚水吸込み管と真空源に連通する
    真空下水管との連絡部に真空弁を設け、 真空弁コントローラにより真空弁を開くことにより、汚
    水タンク内の汚水と空気を真空下水管に吸い込み可能と
    してなる真空弁ユニットにおいて、 汚水タンクの開口部に着脱されるマンホール蓋に前記通
    気口を設けるとともに、汚水タンク内で該通気口に連通
    する空気室を汚水貯留室と気密的に分離し、汚水吸込み
    管に連通する空気取入れ管を上記空気室に連通してなる
    ことを特徴とする真空弁ユニット。
  4. 【請求項4】 前記マンホール蓋の下面側に受水皿を設
    け、該受水皿に排水手段を設けてなる請求項3記載の真
    空弁ユニット。
JP5681798A 1998-03-09 1998-03-09 真空弁ユニット Pending JPH11256677A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5681798A JPH11256677A (ja) 1998-03-09 1998-03-09 真空弁ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5681798A JPH11256677A (ja) 1998-03-09 1998-03-09 真空弁ユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11256677A true JPH11256677A (ja) 1999-09-21

Family

ID=13037938

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5681798A Pending JPH11256677A (ja) 1998-03-09 1998-03-09 真空弁ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11256677A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008025240A (ja) * 2006-07-21 2008-02-07 Ebara Corp 真空弁ユニット
JP2012127069A (ja) * 2010-12-14 2012-07-05 Sekisui Chem Co Ltd 真空弁構造
JP2019512631A (ja) * 2016-06-09 2019-05-16 ミレ インダストリーズ カンパニー リミテッドMirae Industries Co., Ltd. 油水分離機能を有するマンホール
JP2021021231A (ja) * 2019-07-26 2021-02-18 株式会社荏原製作所 真空式液体搬送装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008025240A (ja) * 2006-07-21 2008-02-07 Ebara Corp 真空弁ユニット
JP2012127069A (ja) * 2010-12-14 2012-07-05 Sekisui Chem Co Ltd 真空弁構造
JP2019512631A (ja) * 2016-06-09 2019-05-16 ミレ インダストリーズ カンパニー リミテッドMirae Industries Co., Ltd. 油水分離機能を有するマンホール
JP2021021231A (ja) * 2019-07-26 2021-02-18 株式会社荏原製作所 真空式液体搬送装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7103925B2 (en) Odor eliminating system for a toilet, toilet including the odor eliminating system, and toilet seat assembly
KR20070097529A (ko) 양변기 설비
JP4659039B2 (ja) 水を使用する家庭用器具における排水導管用の導管換気装置
JP4517975B2 (ja) 便器洗浄装置
JP4305359B2 (ja) 便器装置
JPH11256677A (ja) 真空弁ユニット
US7376982B1 (en) Toilet bowl venting apparatus
JP2002201690A (ja) 補助封水供給機構を備えたトラップ装置
JP2008240402A (ja) 洋風水洗式便器
JP4176922B2 (ja) 真空弁および真空弁付き汚水ます
JP2008156879A (ja) 便器装置
US20040205882A1 (en) Ventilated toilet system with a pressure relief valve
JP4345662B2 (ja) 洋風便器設備
KR101368088B1 (ko) 화장실 좌변기 악취제거장치
JPH09296495A (ja) 真空水洗便器
JP2891285B2 (ja) 真空式汚水収集装置
JP3871856B2 (ja) 真空汚水処理装置
KR20160115601A (ko) 배출관로를 이용한 내장형 악취제거기능을 갖는 수세식 좌변기
JPH07233558A (ja) 真空式下水道施設の通気管接続構造
JP4282149B2 (ja) 吸引排水装置
WO2021077161A1 (en) Odour connector trap
JP3418482B2 (ja) 真空弁ユニット
US6193472B1 (en) Fluid vacuum system
JPH0734527A (ja) 真空式汚水収集装置の通気管構造
JP3322969B2 (ja) 多弁式真空弁ユニット