JPH1125576A - 高速ダビング装置 - Google Patents

高速ダビング装置

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JPH1125576A
JPH1125576A JP17676497A JP17676497A JPH1125576A JP H1125576 A JPH1125576 A JP H1125576A JP 17676497 A JP17676497 A JP 17676497A JP 17676497 A JP17676497 A JP 17676497A JP H1125576 A JPH1125576 A JP H1125576A
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JP
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signal
audio data
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recording
clock
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JP17676497A
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Shinji Katsuki
信二 勝木
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常の数倍の速度でダビングしても、オーデ
ィオデータの劣化を起こさずに高品質でダビングができ
る高速ダビング装置を提供する。 【解決手段】CDを通常の回転数のn倍(n:2以上の
自然数)で回転してデジタル信号を再生し、クロック発
振器からD/A変換器に通常のn倍の周波数のクロック
を発生し、アナログ信号に変換する。A/D変換器は、
同一のクロック発振器からのクロックで、このアナログ
信号をデジタル信号に変換する。変換されたデジタル信
号を1/m(m:2以上の自然数)に圧縮して、CDの
n/m倍の速度でMDに記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体から読み
取ったオーディオデータを他の記憶媒体に記録するダビ
ング装置に関し、特に、通常の読取速度の倍以上の速度
でダビングする高速ダビング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一方の記憶媒体から再生されたオーディ
オデータを他方の記憶媒体へ記録するいわゆるダビング
が知られている。この記録媒体には、光ディスク、光磁
気ディスク、磁気テープなどがあり、特に光ディスク、
光磁気ディスクにおいては、高速でオーディオデータの
読取り書込みができるようになっている。
【0003】図1は、従来のダビングに用いられる装置
を示している。記録媒体からオーディオデータを読出し
て再生する再生装置10及び再生装置10からオーディ
オデータを受取って他の記録媒体に記録する記録装置2
0とを用いてダビングを行う。再生装置10は、オーデ
ィオデータを読出して符号処理などを行う信号処理部1
2、信号処理部12からの信号オーディオデータをデジ
タル信号からアナログ信号に変換するD/A変換器1
3、D/A変換器13にクロックを供給するクロック部
14、及びアナログ信号の所定値以上の高周波成分をカ
ットするローパスフィルタ15を有し、記録媒体として
オーディオデータが記録されているコンパクトディスク
(CD)11が装着されている。
【0004】記録装置20は、ローパスフィルタ15を
通ったアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変
換器23、A/D変換器23にクロックを供給するクロ
ック部24、及びデジタル信号を信号処理してオーディ
オデータを記録する信号処理部22を有し、記録媒体と
してオーディオデータが記録されるミニディスク(M
D)21が装着されている。
【0005】再生装置10において、信号処理部12
は、CD11に記憶されているオーディオデータを再生
RF(Radio Frequency)信号として取出し、EFM(E
ight to Fourteen Modulation)復調、CIRC(Cross
Interleave Reed-solomon Code)デコード処理等の再
生信号処理を施こして、D/A変換器13に供給する。
D/A変換器13は、クロック部14からのクロックに
応じて、信号処理部12からのデジタル信号をアナログ
信号に変換して、ローパスフィルタ15へ送出する。ロ
ーパスフィルタ15は、受取ったアナログ信号の所定値
以上の高周波成分をカットして、記録装置20側に送信
する。
【0006】記録装置20において、A/D変換器23
は、クロック部24からのクロックに応じて、再生装置
10側のローパスフィルタ15から受取ったアナログ信
号をデジタル信号に変換して、信号処理部22へ送出す
る。信号処理部22は、A/D変換器23から供給され
たデジタル信号に、圧縮エンコード処理、CIRC処
理、EFM変調等のエンコード処理を施して、MD21
に記録する。
【0007】この様にして、従来のダビング装置によっ
て、一方の記録媒体からオーディオデータを再生して、
他方の記録媒体に再生したオーディオデータを記録して
いた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置によると、再生装置から記録装置へダビングするオ
ーディオデータをアナログ信号として転送するとき、ロ
ーパスフィルタを介して転送していたので、高周波帯域
を切り捨てることになり、信号の劣化が発生していた。
特に、再生側の記録媒体から通常の速度の数倍の速度で
オーディオデータを読出してダビングするとき、再生信
号に含まれる多くの高周波成分が損なわれるため、ロー
パスフィルタを通すことにより、信号の劣化が著しくな
るという問題があった。
【0009】また、ローパスフィルタを介さずに信号の
転送を行うと、再生装置10側のクロック部14と記録
装置20側のクロック部24のクロックの位相のずれに
よって、信号の波形のずれ、即ち劣化が生じるという問
題があった。
【0010】図2は、再生装置10側と記録装置20側
での信号の劣化を表している。再生装置10側におい
て、クロック部14からのクロック(2)によりD/A
変換器13によってデジタル信号からアナログ信号に変
換されたアナログ信号の模型的な波形を(1)に示す。
(1)の波形は、段階的な形で示しているが、この段階
の各レベルがデジタル信号に対応するアナログ信号の振
幅を表す。この(1)で示された波形の信号が、記録装
置20側のA/D変換器23に送られ、記録装置20側
のA/D変換器23では、クロック部24からのクロッ
クで、(1)の波形の信号をアナログ信号からデジタル
信号に変換する。このとき、クロック部14からのクロ
ックとクロック部24からのクロックは、お互いに同期
をとっていないため、例えば、図2の破線で示したよう
に位相がずれている。
【0011】この位相のずれによって、クロック部24
のクロック(3)で、(1)の波形の信号をアナログ信
号からデジタル信号に変換すると、結果として(4)で
示した波形のアナログ信号をデジタル信号に変換したこ
とになる。言い換えると、(1)の波形を(3)のクロ
ックでA/D変換したデジタル信号からアナログ信号を
再現すると(4)の波形になる。
【0012】図2の(1)の波形のa、b、c、dおよ
びeの信号レベルが図2の(4)の波形ではa′、
b′、c′、d′およびe′の信号レベルで現れる。例
えば、(1)の波形におけるaのレベルからbのレベル
の遷移点はクロックの位相のずれによって(4)の波形
には現れず、ほぼ1周期遅れてb′の点に現れる。
【0013】すなわち、クロック部24のクロックによ
って、(1)の信号をA/D変換した場合、(1)の
A、B、及びCの箇所の信号が、(4)に示すような
A’、B’、及びC’の様な信号のずれ、すなわち信号
の劣化を生じる。具体的には、(1)のAの箇所のa及
びbのレベルの波形が、(4)のA’のa’及びb’で
示されるような位相のずれを生じる。同様にして、
(1)のBのcレベルの信号が(4)B’のc’レベル
の信号に、(1)のCのd及びeレベルの信号が(4)
のC’のd’及びe’レベルの信号に、それぞれ劣化す
る。
【0014】従って、本発明の目的は、通常の数倍の速
度でダビングしても、オーディオデータの劣化を起こさ
ずに高品質でダビングができる高速ダビング装置を提供
することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題を解
決するために、標本化周波数がfs(Hz)で量子化さ
れたデジタル信号が記録された第1のディスクから再生
したアナログオーディオ信号を第2のディスクにダビン
グする高速ダビング装置であって、第1のディスクを通
常の回転数のn倍(n:2以上の自然数)で回転制御す
る第1の回転制御手段と、第1のディスクから再生した
デジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換手段
と、D/A変換手段からの変換されたアナログ信号を再
度デジタル信号に変換するA/D変換手段と、A/D変
換手段にて変換されたデジタル信号を1/m(m:2以
上の自然数)に圧縮処理する信号処理手段と、1/mに
圧縮されたデジタル信号を第2のディスクに記録する記
録手段と、D/A変換手段およびA/D変換手段を駆動
する基準クロック発生手段とを備え、基準クロック発生
手段はn×fs(Hz)の周波数を発生することを特徴
とする高速ダビング装置を提供する。
【0016】
【発明の実施の形態】
[ダビング装置の構成]図3は、本発明による高速ダビ
ング装置の一例を示す。本発明の高速ダビング装置5
は、コンパクトディスク(CD)装置である再生部30
と、ミニディスク(MD)装置である記録部40とから
成る。図3では、再生部30及び記録部40を備える一
体的なダビング装置として示しているが、再生部30及
び記録部40はそれぞれ独立したCD装置及びMD装置
であってもよい。
【0017】ここで、MD装置は、後述するようにMD
に記録するオーディオデータを約1/5に圧縮して記録
することがでる。従って、CDからMDへオーディオデ
ータのダビングを行う場合、MD装置は、通常の速度で
記録するとしても、CD装置の通常のオーディオデータ
の読取速度の約5倍の速度で記録することができる。本
発明は、この様な特徴に着目し、CDに記録されている
オーディオデータを高速でMDへダビングするものであ
る。
【0018】再生部30は、オーディオデータを読出し
て符号処理などを行う信号処理部12、信号処理部12
からの信号オーディオデータをデジタル信号からアナロ
グ信号に変換するD/A変換器13、D/A変換器13
と記録部40側にクロックを供給するクロック部14、
アナログ信号の所定値以上の高周波成分をカットするロ
ーパスフィルタ15、D/A変換器13からのアナログ
信号の経路を、記録部40側又はローパスフィルタ15
側に切り換えるスイッチ16を有し、記録媒体としてオ
ーディオデータが記録されているコンパクトディスク
(CD)11が装着されている。記録部40は、再生部
30のD/A変換器13からのアナログ信号をデジタル
信号に変換するA/D変換器23、再生部30のクロッ
ク部14から受け取ったクロックをA/D変換器23に
供給するディレイ回路26、及びデジタル信号を信号処
理してオーディオデータを記録する信号処理部22を有
し、記録媒体としてオーディオデータが記録されるミニ
ディスク(MD)21が装着されている。
【0019】再生部30において、信号処理部12は、
CD11に記憶されているオーディオデータを再生RF
(Radio Frequency)信号として取出し、EFM(Eight
toFourteen Modulation)復調、CIRC(Cross Inte
rleave Reed-solomon Code)デコード処理等の再生信号
処理を施こして、D/A変換器13に供給する。D/A
変換器13は、クロック部14からのクロックに応じ
て、信号処理部12からのデジタル信号をアナログ信号
に変換して、スイッチ16を介して、直接記録部40側
に送信する。また、スイッチ16の切換によって、ロー
パスフィルタ15を通してアナログ信号を他の外部のM
D装置などに送出することができる。
【0020】記録部40において、A/D変換器23
は、再生部30のクロック部14から供給されるクロッ
クで動作する。D/A変換器13からA/D変換器23
に供給されるアナログ信号の伝搬時間などによる遅れを
調整するために、ディレイ回路26を設けることが好ま
しい。A/D変換された信号が信号処理部22に送ら
れ、信号処理部22は、A/D変換器23から供給され
たデジタル信号に、圧縮エンコード処理、CIRC処
理、EFM変調等のエンコード処理を施して、約1/5
のオーディオデータに圧縮しMD21に記録する。
【0021】このように、再生部30側でのD/A変換
時のクロックと、記録部40側でのA/D変換時のクロ
ックが、同一のクロック部14から供給されるので、図
2に示したような周波数及び位相のずれがなくなり、変
換される信号の劣化も生じない。これによって、以下に
説明する高速ダビングが可能となる。
【0022】[高速ダビング処理]上述のように、本発
明のダビング装置によって、一方の記録媒体からオーデ
ィオデータを再生して、他方の記録媒体へそのオーディ
オデータを記録する場合、再生部30側から記録部40
側へローパスフィルタ15を通さずに信号の送出を行っ
ている。従って、アナログ信号の高周波成分の劣化を考
慮する必要がなく、容易にCD11からのオーディオデ
ータの読出し速度を高速に行うことができる。
【0023】例えば、標本化周波数fs(Hz)で量子
化されたデジタルオーディオデータを記録しているCD
11から、デジタルオーディオデータの読出し速度を通
常の速度、すなわちスピーカをならすためにオーディオ
データを読み取るときの速度のn倍(nは2以上の自然
数)にして読出すとき、クロック部14から供給するク
ロック周波数をn×fs(Hz)として、D/A変換器
13でデジタルオーディオデータをアナログ変換する。
このアナログ信号を、同一の周波数(n×fs(H
z))及び位相のクロックを使用して、記録部40内の
A/D変換器23でデジタル信号に変換する。このデジ
タル信号を信号処理部22内のATRAC(Adaptive T
Ransform Acoustic Coding)エンコーダ33aで1/m
に圧縮処理して、MD21の回転数を、CD11の通常
の回転数のn/m倍にして、圧縮オーディオデータを記
録する。例えば、CD11の回転速度、すなわちオーデ
ィオデータの読取速度を10倍にし、MD21へのオー
ディオデータの圧縮率を1/5とした場合、MD21の
回転速度、すなわちMD21の書込み速度は、CD11
の10/5=2倍の速度で済む。この様にして、例えば
10倍速のダビングが可能となる。CDの読取速度を通
常の速度の5倍以内にする場合は、MD記録部はMDの
通常の記録速度で記録することができる。
【0024】以下に、再生部30のオーディオデータの
再生処理及び記録部40のオーディオデータの記録処理
について、詳述する。
【0025】[再生部の説明]図4は、再生部30を詳
細に示したブロック図である。再生部30におけるCD
11からのオーディオデータの再生について説明する。
システムコントローラ25の指令によって、信号処理部
12内のサーボ制御回路45は、スピンドルモータ2
が、CD11を線速度一定で回転するように制御する。
光ピックアップ4は、目的トラックに照射したレーザ光
の反射光を検出することにより、フォーカスエラー、ト
ラッキングエラーを検出すると共に、目的トラックから
の反射光を検出して、再生RF信号を出力する。光ピッ
クアップ4の出力は、RFアンプ39に供給される。R
Fアンプ39は、光ピックアップ4の出力からフォーカ
スエラー信号やトラッキングエラー信号を抽出してサー
ボ制御回路45に供給すると共に、再生信号を2値化し
て信号プロセッサ37に供給する。
【0026】信号プロセッサ37は、RFアンプ39を
介して供給された信号をEFM復調し、CIRCエラー
訂正処理を行って、16ビットに量子化したデジタル信
号とし、この信号を、バッファメモリ35cに一旦記憶
する。
【0027】一旦記憶されたデジタル信号は、バッファ
メモリ35cから読出され、D/Aコンバータ13に供
給されて、アナログ信号に変換される。このとき、クロ
ック部14のクロック発振器14bは、水晶発振子14
aからの基本クロックを所定の周波数のクロックに変換
して、D/A変換器13に供給するとともに、同時に、
記録部40側のディレイ回路26に同一のクロックを供
給する。
【0028】図5は、D/A変換器13の回路図を示
す。D/A変換器13は、トランジスタで構成される1
6個のトランジスタスイッチ43と、基本電圧V0から
電流を生成するための16個の抵抗42と、電流を電圧
に変換するオペアンプ41と、オペアンプ41の入力側
と出力側に接続されている帰還抵抗44とを有する。
【0029】16ビットに量子化されたデジタル信号
が、クロック部14からのクロックの周期で、D/A変
換器13に入力される。トランジスタスイッチ43は、
16ビットのデジタルオーディオデータの「0」と
「1」によって、オン、オフされる。トランジスタスイ
ッチ43がオンにされた抵抗42に基本電圧V0が通じ
ることによって、16ビットに量子化されたデジタル信
号は、オンになった電流値の総和としてオペアンプ41
の入力(−)に供給される。オペアンプ41は、電流値
の総和と帰還抵抗44の値の積によって電流を電圧に変
換し、アナログ信号として出力する。
【0030】D/A変換器13から出力されたアナログ
信号は、スイッチ16を介して、記録部40のA/D変
換器23へ出力される。スイッチ16は、ローパスフィ
ルタ15を介してアナログ信号を出力するか、ローパス
フィルタ15を介さずに出力するかを、システムコント
ローラ25からの信号によって切り換える。
【0031】[記録部の説明]図6は、記録部40を詳
細に示したブロック図である。記録部40の信号処理部
22は、記録用の信号処理部22aと再生用の信号処理
部22bを有する。記録用信号処理部22aは、ATR
ACエンコーダ33a、バッファメモリ35a、オーデ
ィオデータエンコーダ36a、磁気ヘッド駆動回路3
8、記録用磁気ヘッド3、サーボ制御回路45、スピン
ドルモータ2、光ピックアップ4、及びRFアンプ39
を有する。再生用信号処理部22bは、ローパスフィル
タ15、D/A変換器13、ATRACデコーダ33
b、バッファメモリ35b、及びオーディオデータデコ
ーダ36bを有し、更に、サーボ制御回路45、スピン
ドルモータ2、光ピックアップ4、及びRFアンプ39
を、記録用信号処理部22aと共用している。
【0032】記録動作において、再生部30のD/A変
換器13からのアナログ信号は、A/D変換器23に入
力される。再生部30のクロック部14から供給される
クロックとアナログ信号との間には、再生部30のD/
A変換器13でのD/A変換及びアナログ伝送によって
ディレイが発生するため、ディレイ回路26は、このデ
ィレイを調節して、クロックをA/D変換器23に出力
する。
【0033】図7は、A/D変換器23の回路図を示
す。A/D変換器23は、アナログコンパレータ51、
シフトレジスタ及びラッチ部52、及びD/A変換器5
3を有する。
【0034】再生部30のD/A変換器13からのアナ
ログ信号がアナログコンパレータ51の入力端子(+)
に入力すると、ディレイ回路26からの最初のクロック
で、シフトレジスタ及びラッチ部52によってD/A変
換器53の1ビット目が「1」にセットされる。このと
き、アナログコンパレータ51は、入力されたアナログ
信号の標本値とD/A変換器53からの出力電圧を比較
する。アナログ信号の標本値が大きい場合、シフトレジ
スタ及びラッチ部52の1ビット目に「1」がラッチさ
れ、D/A変換器53からの出力電圧が大きければ、
「0」がラッチされる。
【0035】次のクロックで、シフトレジスタ及びラッ
チ部52は、D/A変換器53の2ビット目を「1」に
セットする。このとき、前回のクロックでの比較の結
果、1ビット目に「1」がセットされていれば、D/A
変換器53からの出力電圧が1ビット目と2ビット目の
和となり、アナログコンパレータ51は、この和と入力
されているアナログ信号の標本値とを比較する。アナロ
グ信号の標本値が大きい場合、シフトレジスタ及びラッ
チ部52の2ビット目に「1」がラッチされ、D/A変
換器53からの出力電圧が大きければ、「0」がラッチ
される。
【0036】以下同様の手順を16ビット目まで繰り返
し、アナログ信号を16ビットのデジタル信号に変換す
る。上述したように、シフトレジスタ及びラッチ部52
に入力されるクロックは、再生部30側のD/A変換器
13に入力したクロックと同一のクロック部14から発
生したものであり、従って、D/A変換器13とA/D
変換器23のクロックの周期数および位相が一致する。
【0037】図6において、A/D変換器23で、量子
化ビット数16ビットでデジタル化されたデジタル信号
は、記録用信号処理部22a内のATRACエンコーダ
回路33aに供給される。ATRACエンコーダ33a
では、デジタル信号が約1/5にオーディオデータ圧縮
される。ATRACエンコーダ33aで圧縮されたデジ
タル信号は、バッファメモリ35aに一度蓄えられる。
【0038】圧縮オーディオデータは、バッファメモリ
35aから順次読み出され、セクタ構造のオーディオデ
ータエンコーダ36aに転送される。オーディオデータ
エンコーダ36aは、バッファメモリ35から読み出さ
れたオーディオデータをMD21のセクタ構造のオーデ
ィオデータにエンコードし、このオーディオデータにエ
ラー検出訂正用の符号化処理を行うと共に、EFM処理
を施す。
【0039】このようにして形成された記録オーディオ
データは、磁気ヘッド駆動回路38を介して記録用磁気
ヘッド3に供給され、MD21に光磁気記録によってオ
ーディオデータが記録される。こうして、CD11の約
2秒分のオーディオデータが、1/5に圧縮されて約
0.4秒でMD21に記録される。
【0040】RFアンプ39には光ピックアップ4の光
検出器からの検出出力信号が供給される。RFアンプ3
9は、光検出器の出力信号からフォーカスエラー信号
を、また、光検出器の検出出力からトラッキングエラー
信号を生成する。生成されたフォーカスエラー信号とト
ラッキングエラー信号は、前述したように、サーボ制御
回路45に供給される。RFアンプ39は、生成したR
F信号中からクロック成分を抽出してサーボ制御回路4
5に供給する。サーボ制御回路45は、このクロック成
分を基準クロックと比較してスピンドルサーボ信号を生
成し、スピンドルモータ2に供給する。その結果、スピ
ンドルモータ2は、線速度一定でディスクを回転するよ
うに制御される。
【0041】RFアンプ39は、プッシュプル法によっ
てプリグルーブを検出した信号であるプッシュプル信号
を生成し、FM(Frequency Modulation)復調すること
によってアドレスオーディオデータを生成する。アドレ
スオーディオデータは、オーディオデータデコーダ36
bに供給されてデコード処理される。デコード処理され
たアドレス情報は、システムコントローラ25に供給さ
れ、この記録の記録位置の認識及び位置制御に用いられ
る。また、オーディオデータデコーダ36bでデコード
されたアドレスオーディオデータは、オーディオデータ
エンコーダ36aに送られ、オーディオデータエンコー
ダ36aで記録オーディオデータ中に挿入されて、ディ
スクに記録される。
【0042】尚、MD21からのオーディオデータの再
生は、再生用信号処理部22bによって、再生部30の
CD11からの再生処理の様に、記録用信号処理部22
aの逆の処理をされて、デジタル信号又はアナログ信号
で出力される。
【0043】以上本発明の一例を挙げて説明したが、本
発明の再生部30内のローパスフィルタ15はなくとも
よく、記録部40に送出されたクロックとアナログ信号
のディレイがなければ、ディレイ回路26を設ける必要
はない。更に、記録部40内の信号処理部22は、記録
用の信号処理部22aのみでよく、再生用の信号処理部
22bを必ずしも備える必要はない。
【0044】また、再生部30は、図6に示したような
再生及び記録可能なMD装置とすることもでき、記録部
40をコンパクトディスク−レコーダ(CD−R)等の
書込み可能なCD装置とすることもできる。
【0045】
【発明の効果】以上、本発明のダビング装置によると、
ローパスフィルタを介さずに再生部から記録部へアナロ
グ信号を送り、1つのクロック発振器で、同時に、再生
部のD/A変換器と記録部のA/D変換器にクロックを
供給するので、通常の数倍の速度でダビングしても、オ
ーディオデータの劣化を起こさずに高品質でダビングが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のダビング装置を示すブロック図であ
る。
【図2】 従来のダビング装置による信号のずれを示す
図である。
【図3】 本発明によるダビング装置を示すブロック図
である。
【図4】 本発明によるダビング装置の再生部を示すブ
ロック図である。
【図5】 D/A変換器を示す回路図である。
【図6】 本発明によるダビング装置の記録部を示すブ
ロック図である。
【図7】 A/D変換器を示す回路図である。
【符号の説明】
5 高速ダビング装置 11 コンパク
トディスク(CD) 12 信号処理部 13 D/A
変換器 14 クロック部 15 ローパ
スフィルタ 16 スイッチ 21 ミニデ
ィスク(MD) 22 信号処理部 23 A/D
変換器 26 ディレイ回路 30 再生部 40 記録部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】標本化周波数がfs(Hz)で量子化され
    たデジタル信号が記録された第1のディスクから再生し
    たアナログオーディオ信号を第2のディスクにダビング
    する高速ダビング装置であって、 上記第1のディスクを通常の回転数のn倍(n:2以上
    の自然数)で回転制御する第1の回転制御手段と、 上記第1のディスクから再生したデジタル信号をアナロ
    グ信号に変換するD/A変換手段と、 上記D/A変換手段からの変換されたアナログ信号を再
    度デジタル信号に変換するA/D変換手段と、 上記A/D変換手段にて変換されたデジタル信号を1/
    m(m:2以上の自然数)に圧縮処理する信号処理手段
    と、 上記1/mに圧縮されたデジタル信号を第2のディスク
    に記録する記録手段と、 上記D/A変換手段および上記A/D変換手段を駆動す
    る基準クロック発生手段とを備え、 上記基準クロック発生手段はn×fs(Hz)の周波数
    を発生することを特徴とする高速ダビング装置。
  2. 【請求項2】上記高速ダビング装置は、D/A変換手段
    からの変換されたアナログ信号の低域周波数を抽出する
    低域通過フィルタを更に備え、 上記高速ダビング時に上記低域通過フィルタを介さずに
    上記A/D変換手段にアナログ信号を供給する変換手段
    を備えた請求項1記載の高速ダビング装置。
  3. 【請求項3】上記第2のディスクを通常の回転数のn/
    m倍で回転制御する第2の回転制御手段を有する請求項
    1記載の高速ダビング装置。
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