JPH11255225A - 合成樹脂製壜体 - Google Patents

合成樹脂製壜体

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JPH11255225A
JPH11255225A JP5974698A JP5974698A JPH11255225A JP H11255225 A JPH11255225 A JP H11255225A JP 5974698 A JP5974698 A JP 5974698A JP 5974698 A JP5974698 A JP 5974698A JP H11255225 A JPH11255225 A JP H11255225A
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和久 中井
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剛美 渋谷
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貴義 工藤
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    • B65D2501/0009Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures designed for pouring contents
    • B65D2501/0018Ribs
    • B65D2501/0027Hollow longitudinal ribs
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    • B65D2501/00Containers having bodies formed in one piece
    • B65D2501/0009Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures designed for pouring contents
    • B65D2501/0018Ribs
    • B65D2501/0036Hollow circonferential ribs

Abstract

(57)【要約】 【課題】壜体の強度を増大させながら、しかも補強リブ
や補強パネル等の壜体の潰れ変形を防止する。 【解決手段】胴部4の上部10には、4条の横方向リブ
13,14,15,16と、楕円状の凹部からなりかつ各
横方向リブに連続する第1補強パネル21とが形成され
ている。第1補強パネル21の深さは上下端にある2条
の横方向リブ13,16の凹溝の深さより浅く、間にあ
る2条の横方向リブ14,15の凹溝の深さより深いの
で、横方向リブ13,16は連続して形成され、他の横
方向リブ14,15は消滅している。胴部4の下部11
には、第2補強パネル23が形成され、この第2補強パ
ネル23は、上部側凹凸条部25と、下部側凹凸条部2
6と、これら上下側凹凸条部25,26の間の周方向に
延びる凹部27とからなっている。これらの横方向リブ
および補強パネルによって、胴部4の潰れ変形が防止さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二軸延伸ブロー成
形により形成された合成樹脂製壜体の技術分野に属し、
特に、例えばホットフィルやコールドフィルの液体充填
等、幅広い用途に対応可能な耐減圧、耐膨出圧、および
耐保持圧等を有する合成樹脂製壜体の技術分野に属する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ポリエチレンテレフタレートによ
り代表される飽和ポリエステル樹脂等を用いて二軸延伸
ブロー成形により成形される合成樹脂製壜体は、ジュー
スやミネラルウォーター等の各種飲料水、調味料、酒
類、その他の食品用の収納壜等に広く用いられている。
【0003】ところで、このような合成樹脂製壜体は、
充填される内容物の重量により合成樹脂製壜体の胴部が
加圧されたり、あるいは内容物が充填された合成樹脂製
壜体を搬送するとき等に外力が加えられたりして、弾性
変形してしまうことがある。また、高温の液体を充填す
るホットフィルにおいては、高温の液体を合成樹脂製壜
体に充填して栓をした状態にしておくと、合成樹脂製壜
体内の充填物が冷却されて合成樹脂製壜体の内圧が低下
して、大気圧により合成樹脂製壜体の胴部が押圧された
り、低温の液体等を合成樹脂製壜体に充填するというコ
ールドフィルにおいては、低温の液体を合成樹脂製壜体
に充填して栓をした状態にしておくと、合成樹脂製壜体
内の充填物が暖められて合成樹脂製壜体の内圧が上昇し
て、合成樹脂製壜体の胴部が加圧されたりして、同様に
合成樹脂製壜体の胴部が弾性変形してしまう。
【0004】そこで、従来、例えば特開平6ー1275
43号公報に開示されているように、合成樹脂製壜体の
周方向に延びる凹溝からなる補強のための数条の横方向
リブを壜体胴部の各面に設けたり、凹凸部からなる補強
パネルを壜体胴部の各面に設けて、胴体の強度を増大し
て前述のような合成樹脂製壜体の胴部の弾性変形を抑制
するようにしている。
【0005】また、このような合成樹脂製壜体の胴部の
弾性変形を防止するために、例えば実開平5ー9411
2号公報に開示されているように、周方向全周にわたっ
て延びる凹溝からなる補強のための数条の横方向リブ設
けるとともに、このような周方向の補強リブと凹凸部か
らなる補強パネルとを組み合わせたものもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
公報に開示されている合成樹脂製壜体は、いずれも補強
リブや補強パネルにより、合成樹脂製壜体の強度は向上
するが、その反面柔軟性があまりないため、これらの補
強リブや補強パネルが、側面方向に加えられる外力、ホ
ットフィルにおける合成樹脂製壜体内の減圧、コールド
フィルにおける合成樹脂製壜体内の加圧、あるいは合成
樹脂製壜体内の充填物の自重による加圧等に基づくある
一定以上の押し圧に対して潰れて復元しない変形をして
元に復元しなくなる場合がある。また、一般に合成樹脂
製壜体を保持する場合、矩形状の合成樹脂製壜体の長辺
側の比較的広い平面部を保持するようになるが、この比
較的広い平面部に保持圧が加えられるようになるため、
この平面部に形成されている補強リブ等が潰れて、同様
に復元しない場合がある。更に、補強リブと補強パネル
とが互いに離隔して不連続に形成されているため、合成
樹脂製壜体の側面方向に対して押し圧が加えられたと
き、補強リブと補強パネルとの境は、その境のエッジ部
に集中してエッジ力が生じるため変形しやすく、しかも
この変形後に復元しない場合もある。
【0007】このように合成樹脂製壜体が潰れて復元し
ない変形を起こしてしまうと、合成樹脂製壜体の強度が
低下してしまうばかりでなく、合成樹脂製壜体の外観が
損なわれて、商品価値が著しく低下してしまう。
【0008】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、強度を増大させながら、
しかも補強リブや補強パネル等の潰れ変形を防止するこ
とのできる合成樹脂製壜体を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、口部と、この口部に連続する
肩部と、この肩部に連続する胴部と、この胴部に連続す
る底部とからなり、これらの各部が合成樹脂によって一
体に成形された合成樹脂製壜体において、前記胴部の上
部に、周方向に延びる凹溝からなる所定数の横方向リブ
が形成されているとともに、この横方向リブが形成され
る領域の一部分の領域に、前記横方向リブの凹溝に連続
する所定形状の凹部からなる第1の補強パネルが形成さ
れており、この第1の補強パネルの凹部の深さがこの凹
部の縁から中央に向かって徐々にかつ連続して深くなる
とともに、前記凹部の深さが、この凹部の縁付近では前
記横方向リブの凹溝の深さより浅く設定されているとと
もに、前記凹部の中央部付近では前記横方向リブの凹溝
の深さより深く設定されており、前記胴部の下部に、上
下方向に延びる上部側凹凸条部と、この上部側凹凸条部
の下に設けられた上下方向に延びる下部側凹凸条部と、
これらの上、下部側凹凸条部の間に設けられた周方向に
延びる凹部とからなる第2の補強パネルが形成されてい
ることを特徴としている。
【0010】また請求項2の発明は、前記胴部の上部と
下部との間に第2の横方向リブが形成されているととも
に、この第2の横方向リブは、上下の傾斜側面部とこれ
らの傾斜側面部の間に位置する底部とからなる、断面が
胴部の外面から深くなるにしたがって狭くなる台形状に
形成されており、前記第2の横方向リブの一部に、前記
底部の幅が前記第2の横方向リブの他部における底部の
幅より広くかつ周方向に延びる拡幅部からなる補強リブ
部が形成されているとともに、この補強リブ部の拡幅部
はその周方向両端から中央に向かって徐々に広くなって
中央で最大となるように設定されていることを特徴とし
ている。
【0011】更に請求項3の発明は、口部と、この口部
に連続する肩部と、この肩部に連続する胴部と、この胴
部に連続する底部とからなり、これらの各部が合成樹脂
によって一体に成形された合成樹脂製壜体において、前
記胴部の上部に、周方向に延びる凹溝からなる所定数の
横方向リブが形成されているとともに、この横方向リブ
が形成される領域の一部分の領域に、前記横方向リブの
凹溝に連続する所定形状の凹部からなる補強パネルが形
成されており、この補強パネルの凹部の深さがこの凹部
の縁から中央に向かって徐々にかつ連続して深くなると
ともに、前記凹部の深さが、この凹部の縁付近では前記
横方向リブの凹溝の深さより浅く設定されているととも
に、前記凹部の中央部付近では前記横方向リブの凹溝の
深さより深く設定されており、前記胴部の上部と下部と
の間に第2の横方向リブが形成されているとともに、こ
の第2の横方向リブは、上下の傾斜側面部とこれらの傾
斜側面部の間に位置する底部とからなる、断面が胴部の
外面から深くなるにしたがって狭くなる台形状に形成さ
れており、前記第2の横方向リブの一部に、前記底部の
幅が前記第2の横方向リブの他部における底部の幅より
広くかつ周方向に延びる拡幅部からなる補強リブ部が形
成されているとともに、この補強リブ部の拡幅部はその
周方向両端から中央に向かって徐々に広くなって中央で
最大となるように設定されていることを特徴としてい
る。
【0012】更に請求項4および請求項12の発明は、
前記横方向リブは複数形成されており、それらの複数の
横方向リブのうち、一部の横方向リブが、前記補強パネ
ルの凹部の深さが前記横方向リブの凹溝の深さより浅い
領域に形成されていて、この領域の部分の横方向リブの
深さは、前記補強パネルの凹部の深さが深くなるにした
がって徐々に浅くなっており、前記複数の横方向リブの
うち、他の横方向リブが、前記補強パネルの凹部の深さ
が前記横方向リブの凹溝の深さより浅い領域および前記
補強パネルの凹部の深さが前記横方向リブの凹溝の深さ
より深い領域にまたがって形成されていて、前記他の横
方向リブが、前記補強パネルの凹部の深さが前記横方向
リブの凹溝の深さより浅い領域では形成されるが、前記
補強パネルの凹部の深さが前記横方向リブの凹溝の深さ
より深い領域では消滅することを特徴としている。
【0013】更に請求項5の発明は、口部と、この口部
に連続する肩部と、この肩部に連続する胴部と、この胴
部に連続する底部とからなり、これらの各部が合成樹脂
によって一体に成形された合成樹脂製壜体において、前
記胴部の上部と下部との間に第2の横方向リブが形成さ
れているとともに、この第2の横方向リブは、上下の傾
斜側面部とこれらの傾斜側面部の間に位置する底部とか
らなる、断面が胴部の外面から深くなるにしたがって狭
くなる台形状に形成されており、前記第2の横方向リブ
の一部に、前記底部の幅が前記第2の横方向リブの他部
における底部の幅より広くかつ周方向に延びる拡幅部か
らなる補強リブ部が形成されているとともに、この補強
リブ部の拡幅部はその周方向両端から中央に向かって徐
々に広くなって中央で最大となるように設定されてお
り、前記胴部の下部に、上下方向に延びる上部側凹凸条
部と、この上部側凹凸条部の下に下部側凹凸条部と、こ
れらの上、下部側凹凸条部の間に周方向に延びる凹部と
からなる補強パネルが形成されていることを特徴として
いる。
【0014】更に請求項6の発明は、前記上部側凹凸条
部と前記下部側凹凸条部とは同数かつ上下に整列されて
形成されていることを特徴としている。更に請求項7の
発明は、口部と、この口部に連続する肩部と、この肩部
に連続する胴部と、この胴部に連続する底部とからな
り、これらの各部が合成樹脂によって一体に成形された
合成樹脂製壜体において、前記胴部の上部に、周方向に
延びる凹溝からなる所定数の横方向リブが形成されてい
るとともに、この横方向リブの一部分において前記凹溝
が消滅した不連続部からなる柔軟性付与部が形成されて
おり、前記胴部の下部に、上下方向に延びる上部側凹凸
条部と、この上部側凹凸条部の下に下部側凹凸条部と、
これらの上、下部側凹凸条部の間に周方向に延びる凹部
が形成されていることを特徴としている。
【0015】更に請求項8の発明は、前記胴部の上部と
下部との間に第2の横方向リブが形成されているととも
に、この第2の横方向リブは、上下の傾斜側面部とこれ
らの傾斜側面部の間に位置する底部とからなる、断面が
胴部の外面から深くなるにしたがって狭くなる台形状に
形成されており、前記第2の横方向リブの一部に、前記
底部の幅が前記第2の横方向リブの他部における底部の
幅より広くかつ周方向に延びる拡幅部からなる補強リブ
部が形成されているとともに、この補強リブ部の拡幅部
はその周方向両端から中央に向かって徐々に広くなって
中央で最大となるように設定されていることを特徴とし
ている。
【0016】更に請求項9の発明は、口部と、この口部
に連続する肩部と、この肩部に連続する胴部と、この胴
部に連続する底部とからなり、これらの各部が合成樹脂
によって一体に成形された合成樹脂製壜体において、前
記胴部の上部に、周方向に延びる凹溝からなる所定数の
横方向リブが形成されているとともに、この横方向リブ
の一部分において前記凹溝が消滅した不連続部からなる
柔軟性付与部が形成されており、前記胴部の上部と下部
との間に第2の横方向リブが形成されているとともに、
この第2の横方向リブは、上下の傾斜側面部とこれらの
傾斜側面部の間に位置する底部とからなる、断面が胴部
の外面から深くなるにしたがって狭くなる台形状に形成
されており、前記第2の横方向リブの一部に、前記底部
の幅が前記第2の横方向リブの他部における底部の幅よ
り広くかつ周方向に延びる拡幅部からなる補強リブ部が
形成されているとともに、この補強リブ部の拡幅部はそ
の周方向両端から中央に向かって徐々に広くなって中央
で最大となるように設定されていることを特徴としてい
る。
【0017】更に請求項10の発明は、口部と、この口
部に連続する肩部と、この肩部に連続する横断面矩形状
の胴部と、この胴部に連続する底部とからなり、これら
の各部が合成樹脂によって一体に成形された合成樹脂製
壜体において、前記矩形状の胴部の長辺側および短辺側
の上部に、周方向に延びる凹溝からなる所定数の横方向
リブが形成されているとともに、この横方向リブが形成
される長辺側の領域に、前記横方向リブの凹溝に連続す
る所定形状の凹部からなる補強パネルが形成されてお
り、この補強パネルの凹部の深さがこの凹部の縁から中
央に向かって徐々にかつ連続して深くなるとともに、前
記凹部の深さが、この凹部の縁付近では前記横方向リブ
の凹溝の深さより浅く設定されているとともに、前記凹
部の中央部付近では前記横方向リブの凹溝の深さより深
く設定されており、前記胴部の短辺側の上部に形成され
ている前記横方向リブの一部分において前記凹溝が消滅
した不連続部からなる柔軟性付与部が形成されているこ
とを特徴としている。
【0018】更に請求項11の発明は、前記胴部の長辺
側および短辺側の少なくとも一方の側の下部に、上下方
向に延びる上部側凹凸条部と、この上部側凹凸条部の下
に下部側凹凸条部と、これらの上、下部側凹凸条部の間
に周方向に延びる凹部とからなる第2の補強パネルが形
成されていることを特徴としている。
【0019】更に請求項12の発明は、前記横方向リブ
は複数形成されており、それらの複数の横方向リブのう
ち、一部の横方向リブは、前記補強パネルの凹部の深さ
が前記横方向リブの凹溝の深さより浅い領域に形成され
ていて、この領域の部分の横方向リブの深さは、前記補
強パネルの凹部の深さが深くなるにしたがって徐々に浅
くなっており、前記複数の横方向リブのうち、他の横方
向リブは、前記補強パネルの凹部の深さが前記横方向リ
ブの凹溝の深さより浅い領域および前記補強パネルの凹
部の深さが前記横方向リブの凹溝の深さより深い領域に
またがって形成されていて、前記他の横方向リブが、前
記補強パネルの凹部の深さが前記横方向リブの凹溝の深
さより浅い領域では形成されるが、前記補強パネルの凹
部の深さが前記横方向リブの凹溝の深さより深い領域で
は消滅することを特徴としている。
【0020】更に請求項13の発明は、前記胴部の長辺
側および短辺側の少なくとも一方の側の上部と下部との
間に、第2の横方向リブが形成されているとともに、こ
の第2の横方向リブは、上下の傾斜側面部とこれらの傾
斜側面部の間に位置する底部とからなる、断面が胴部の
外面から深くなるにしたがって狭くなる台形状に形成さ
れており、前記第2の横方向リブの一部に、前記底部の
幅が前記第2の横方向リブの他部における底部の幅より
広くかつ周方向に延びる拡幅部からなる補強リブ部が形
成されているとともに、この補強リブ部の拡幅部はその
周方向両端から中央に向かって徐々に広くなって中央で
最大となるように設定されていることを特徴としてい
る。
【0021】更に請求項14の発明は、前記横方向リブ
の凹溝に連続する凹部からなる補強パネルが、円形状、
楕円形、長円形状、あるいは菱形形状に形成されている
ことを特徴している。更に請求項15の発明は、前記補
強リブ部の拡幅部が、円形状、楕円形、長円形状、ある
いは菱形形状に形成されていることを特徴としている。
【0022】
【作用】このように構成された本発明の合成樹脂製壜体
においては、周方向に延びる横方向リブが形成される領
域の一部分の領域に、この横方向リブの凹溝に連続する
所定形状の凹部からなる補強パネルが形成され、この補
強パネルにより、合成樹脂製壜体を保持する際、あるい
は合成樹脂製壜体を搬送する際等に、胴部の補強パネル
形成部に加えられる垂直な力が分散し集中しなくなる。
これにより、胴部の補強パネル形成部に加えられる力が
緩和されるので、このような力が加えられて胴部が変形
しても、力が除去されると胴部は元に復元するようにな
る。したがって、このような力による胴部の復元しない
ような潰れ変形が防止される。特に、補強パネルの凹部
により、この凹部内において横方向リブを徐々に消滅す
るようにすることにより、垂直な力がより効果的に分散
するようになる。
【0023】また、この補強パネルの凹部が胴部の上部
に形成され、しかも凹部の深さが縁から中央に向かって
徐々にかつ連続して深くなるように設定されているの
で、この凹部の凹みに、合成樹脂製壜体を保持する親指
等の指が的確にフィットするようになる。これにより、
合成樹脂製壜体が持ち易くなり、合成樹脂製壜体内の液
体を注ぎ出す際に、安定した状態で液体を注ぎ出すこと
ができるようになる。
【0024】更に、本発明においては、上下方向に延び
る上部側凹凸条部と下部側凹凸条部との間に周方向に延
びる凹部を有する補強パネルが形成されることにより、
合成樹脂製壜体の胴部が柔軟性を有するようになる。こ
れにより、ホットフィルあるいはコールドフィルによる
充填物の温度変化によって、合成樹脂製壜体の内部が減
圧あるいは加圧されて胴部が変形しても、この胴部の柔
軟性により、合成樹脂製壜体の内部の減圧あるいは加圧
が解消されると、胴部は元に復元するようになり、胴部
の潰れ変形が防止される。
【0025】このような補強パネルが胴部の下部に形成
されることにより、強度が向上するので、充填物の自重
に基づく加圧による胴部の膨れの変形が防止されるよう
になる。
【0026】更に、本発明においては、胴部の上部と下
部との間に形成される断面台形状の横方向リブに、この
横方向リブの一部における底部の幅が横方向リブの他部
における底部の幅より広くかつ周方向に延びる拡幅部か
らなる補強リブ部が形成され、かつこの補強リブ部の拡
幅部がその周方向両端から中央に向かって徐々に広くな
って中央で最大となるように設定されることにより、胴
部のこの横方向リブに加えられる垂直な力が分散し集中
しなくなるとともに、補強リブ部の形成部において胴部
は柔軟性を有するようになる。これにより、胴部の横方
向リブ形成部に加えられる力が緩和されかつ胴部が柔軟
になるので、このような力が加えられて胴部が変形して
も、力が除去されると胴部は元に復元するようになる。
したがって、このような力による胴部の潰れ変形が防止
される。
【0027】更に、本発明においては、胴部の上部に、
周方向に延びる凹溝からなる所定数の横方向リブが形成
されているとともに、この横方向リブの一部分において
前記凹溝が消滅した不連続部からなる柔軟性付与部が形
成されていることにより、胴部の、強度が増大している
横方向リブの形成部分が柔軟性を有するようになる。こ
の柔軟性付与部により、この横方向リブ形成部分が柔軟
になっているので、このような力が加えられて胴部が変
形しても、力が除去されると胴部は元に復元するように
なる。したがって、横方向リブにより胴部の強度が増大
しても、このような力による胴部の潰れ変形が防止され
る。
【0028】そして、本発明の合成樹脂製壜体において
は、これらの補強パネル、横方向リブ、補強リブ部、お
よび柔軟性付与部のいくつかまたは全部を適宜組み合わ
せることにより、合成樹脂製壜体の強度を増大させなが
ら、しかも合成樹脂製壜体に柔軟性を持たせるととも
に、合成樹脂製壜体に加えられる力を分散させることに
より、合成樹脂製壜体に加えられる外力や合成樹脂製壜
体内の減圧あるいは加圧に基づく、合成樹脂製壜体の復
元しないような潰れ変形がより効果的に防止されるよう
になる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は、本発明にかかる合
成樹脂製壜体の実施の形態の一例を示す正面図、図2は
この例の左側面図、図3は平面図である。
【0030】図1ないし図2に示すように、この例の合
成樹脂製壜体1は、口部2と、この口部2から連続する
肩部3と、この肩部3から連続する胴部4と、この胴部
4から横方向リブ5を介して連続する底部6とからな
り、ポリエチレンテレフタレート等のプラスチックを用
いてブロー成形によりこれらの部分が一体に形成されて
いる。なお、横方向リブ5は必ずしも必要ではなく、省
略して胴部4と底部5とを1つの部分として形成するこ
ともできるが、充填物の自重による加圧等の押圧力に対
抗する強度を確保するために、設けられることが望まし
い。
【0031】口部2は従来の合成樹脂製壜体1と同様に
円筒状に形成されており、その外周面には、口部2の開
口端を閉じるキャップ(不図示)が螺合する雄ねじ7が
形成されている。肩部3は全体として逆漏斗状に形成さ
れており、上部8と下部9とからなっている。図1ない
し図3に示すように上部8は正12角形の截頭角錐台状
に形成されているとともに、下部9は、後述する4角部
が大きく面取りされた矩形状に形成された胴部4の上部
10における各角部とこの肩部3の上部8の正12角形
の角部とを結んだ線に沿って折曲した形状とされてい
る。
【0032】更に胴部4は、上部10と、下部11と、
これら上部10と下部11との間で胴部4のほぼ中央に
形成された周方向に延びる横方向リブ12とからなって
いる。図3に示すように、上部10および下部11は、
それらの外形の横断面が4角部を比較的大きく面取りさ
れた矩形状に形成されており、その場合上部10の外形
寸法が下部11の外形寸法よりほんのわずか小さく設定
されている。なお、図示しないが横方向リブ12の外形
も、上部10および下部11と同様に4角部を比較的大
きく面取りされた矩形状に形成されている。また、胴部
4の4角部は必ずしも面取りされる必要はなく、所定曲
率半径の湾曲部(R部)とされていてもよい。
【0033】上部10には、この上部10の正面および
背面から左右側面にかけて、それぞれ周方向に延びるV
字状凹溝からなる、4条の横方向リブ13,14,15,
16が、図1および図2において上下方向に所定間隔を
置いて形成されている。なお、これらの横方向リブは上
下方向に4条設けることに限定されることなく、上下方
向に1条以上の所定の条数、形成することができる。
【0034】図4に示すこれらの横方向リブ13,14,
15,16の凹みの幅αは、上部10の厚みが0.3m
m、上部10の全周が373mm、および上部10の上
下方向長さが70mmであるとき、2mm〜10mm程
度がよいが、望ましくは3mm〜7mmがよく、また横
方向リブ13,14,15,16の凹みの深さβは、上部
10の外面から0.5mm〜10mm程度がよいが、望
ましくは、0.5mm〜5mmがよい。これらの数値
は、ボトルの材質の特性によるものでテストでの経験値
から求められた値であり、ボトルの大きさに関係しない
絶対値である。
【0035】これらの横方向リブ13,14,15,16
はそれぞれ周方向に延びてはいるが、上部10の全周に
わたっては形成されていなく、図2に示すように矩形状
の上部10の短辺側である左側面の中央部分には形成さ
れていない。すなわち、横方向リブ13,14,15,1
6は、それぞれ上部10の左側面中央部でリブのない不
連続部からなる潰れ防止リブ部17,18,19,20が
形成されている。これらの横方向リブ13,14,15,
16の潰れ防止リブ部17,18,19,20は、上部1
0の外形面と同一面にされている(一例として、最上位
置にある潰れ防止リブ部17の場合について図5に示す
が、他の潰れ防止リブ部も同様である)。これらの潰れ
防止リブ部17,18,19,20は、図2に示す上部1
0の左側面に形成されているだけではなく、図示しない
がこの左側面と対向する上部10の右側面にも形成され
ている。なお、潰れ防止リブ部17,18,19,20
は、左右側面の少なくとも一方の側面に形成されていれ
ばよいが、この例のように両側面に形成されることが、
合成樹脂製壜体1に柔軟性をより効果的に発揮させるた
めに望ましい。これらの潰れ防止リブ部17,18,1
9,20の周方向の長さγは、上部10の全周の長さの
5〜50%がよいが、望ましくは10〜15%がよい。
【0036】このように、合成樹脂製壜体1の短辺側で
ある左右側面に横方向リブ13,14,15,16の潰れ
防止リブ部17,18,19,20を設けることにより、
横方向リブ13,14,15,16の補強効果が緩和され
るので、合成樹脂製壜体1の上部10の左右側面は横方
向リブ13,14,15,16を設けて上部10の全体の
強度を大きくしても柔軟性を有する、すなわち大きな復
元性を有するようになる。したがって、合成樹脂製壜体
1の上部10の左右側面に押し圧が加えられたとき、こ
の上部10の側面は従来の壜体に比べて大きく変形して
も、押し圧が除かれたときは確実に元に復元するように
なる。これにより、合成樹脂製壜体1の左右側面は潰れ
が発生するまでの変形量が大きくなる、換言すれば簡単
には潰れなくなる。こうして、横方向リブ13,14,1
5,16の潰れ防止リブ部17,18,19,20により合
成樹脂製壜体1の側面の潰れを確実に防止できるように
なり、これらの潰れ防止リブ部17,18,19,20は
本発明の柔軟性付与部を構成している。特に、この例の
場合、合成樹脂製壜体1の上部10の左右側面は、上部
10の比較的幅広の前後面と異なり、パネル面が形成で
きない極小の面で比較的剛性のある面となっているが、
このような極小の面においても、容易に柔軟性のある面
を形成できる。しかも、ボトルの成形において、複雑な
形状のパネルを形成しなくても、全体として柔軟性を有
するボトルを容易に成形することができる。
【0037】また、図1に示すように上部10の長辺側
の正面の中央部には、上下方向に長軸となる楕円状の凹
部からなる第1補強パネル21が横方向リブ13,14,
15,16の形成領域の一部を含むように形成されてお
り、これにより、第1補強パネル21は横方向リブ1
3,14,15,16に連続するようになっている。この
第1補強パネル21は、図示しないが上部10の正面と
対向する背面の中央部にも同様に形成されている。な
お、第1補強パネル21は、正面および背面の少なくと
も一方の面に形成されていればよいが、この例のように
両面に形成されることが、合成樹脂製壜体1に柔軟性を
より効果的に発揮させるために望ましい。
【0038】図6および図7(a)に示すように、この
第1補強パネル21は縦断面および横断面がともに円弧
状にまたは楕円弧状に形成されていて、その周縁から中
央部にいくにしたがって徐々にかつ連続的に凹んでお
り、したがって、第1補強パネル21の深さδは、第1
補強パネル21の中央部で最も深くなっている。そし
て、図7(b)に示すように4カ所の横方向リブ13,
14,15,16のうち、最上位置にある横方向リブ13
の形成位置では、この横方向リブ13の凹溝の深さβの
方が第1補強パネル21の深さδより深くなっており、
したがって図1に示すように横方向リブ13はこの第1
補強パネル21の形成領域でも連続して形成されてい
る。しかし、この第1補強パネル21の領域内では横方
向リブ13の幅αが第1補強パネル21の縁から中央に
向かって徐々にかつ連続して狭くなっていて、第1補強
パネル21の中央で横方向リブ13の幅αは最も狭くな
っている。換言すれば、横方向リブ13自体の深さβが
第1補強パネル21の縁から中央に向かって徐々にかつ
連続して浅くなっている(図6で示す位置では、横方向
リブ13の深さβは最も浅くなっている)。同様に、最
下位置にある横方向リブ16も第1補強パネル21の形
成領域でも連続して形成され、その幅αも、横方向リブ
13の場合とまったく同じである。
【0039】図7(c)に示すように4カ所の横方向リ
ブ13,14,15,16のうち、上から第2番目の位置
にある横方向リブ14の形成位置では、第1補強パネル
21の深さδの方がこの横方向リブ14の凹溝の深さβ
より深くなっている。したがって、図1に示すように第
1補強パネル21の縁から中央に向かって横方向リブ1
4の凹溝の深さβが第1補強パネル21の深さδより深
い間は、横方向リブ14の深さが前述の横方向リブ13
よりは急にかつ連続して浅くなり、第1補強パネル21
の深さδが横方向リブ14の凹溝の深さβより深い領域
になると、横方向リブ14は完全に消滅している。しか
し、この第1補強パネル21の形成領域では、第1補強
パネル21によって、補強リブが横方向リブ14に連続
して形成されている。同様に、上から第3番目の位置に
ある横方向リブ13も第1補強パネル21の形成領域で
は、第1補強パネル21の縁から横方向リブ13の深さ
が連続して浅くなり、中央部でこの横方向リブ13は完
全に消滅しているが、この第1補強パネル21との協働
および第1補強パネル21単独によって、補強リブが横
方向リブ13に連続して形成されている。
【0040】この楕円形状の第1補強パネル21の上下
方向の最大長さεは、上部10の上下方向長さの5%〜
90%程度がよいが、望ましくは10%〜50%がよ
い。また、第1補強パネル21の周方向の最大長さζ
は、上部10の上下方向長さの5%〜40%程度がよい
が、望ましくは10%〜30%がよい。
【0041】このように周縁から中央に向かって徐々に
深くなるとともに横方向リブ13,14,15,16に連
続する第1補強パネル21を設けることにより、合成樹
脂製壜体1を保持する際、あるいは合成樹脂製壜体1の
搬送の際に、合成樹脂製壜体1のこの補強パネル設置面
に垂直力が加えられたとき、この垂直力が第1補強パネ
ル21によって分散されるので、従来上部10外面と補
強パネルとの間の角部に生じていたエッジ力(集中荷
重)が生じなくなり、その結果垂直力による合成樹脂製
壜体1の変形が防止されるようになる。また、第1補強
パネル21の凹みに、合成樹脂製壜体1を保持する親指
等の指が的確にフィットするようになるので、合成樹脂
製壜体1が持ち易くなり、合成樹脂製壜体1内の充填物
を注ぎ出す際に、安定した状態で充填物を注ぎ出すこと
ができるようになる。
【0042】なお図1に示す例では、比較的大きな楕円
形状の凹部からなる第1補強パネル21を1個設けるよ
うにしているが、第1補強パネル21の周方向長さを短
くして、第1補強パネル21を周方向に所定数設けるよ
うにすることもできる。また、第1補強パネル21を4
条の横方向リブ13,14,15,16の全部に係るよう
にして設けているが、第1補強パネル21を任意の条数
の横方向リブに係るようにすることもできる。更に、第
1補強パネル21の形状は楕円形状以外に、円形や長円
形状等の種々の形状に形成することができる。
【0043】この第1補強パネル21の上方には、周方
向に延びる補強リブ22が形成されている。この補強リ
ブ22は截頭角錐台状の凹部として形成されている。こ
の補強リブ22は、図示しないがそれぞれ合成樹脂製壜
体1の背面にも形成されている。そして、この横方向リ
ブ22により、第1補強パネル21の上方の、上部10
の平面部の延長部分が補強され、この部分が変形し難く
なっている。
【0044】更に図1および図2に示すように、胴部4
の下部11における正面および左側面には、それぞれ第
2および第3補強パネル23,24が形成されている。
なお図示しないが、下部11における背面および右側面
にも、それぞれこれらの第2および第3補強パネル2
3,24が形成されている。第2補強パネル23は、図
8に示すように下部11の外面から凹んでいるととも
に、図1から明らかなように全体として角部が丸くされ
た矩形状に形成されている。この第2補強パネル23
は、上部側凹凸条部25と、下部側凹凸条部26と、こ
れら上下側凹凸条部25,26の間に形成された周方向
に延びる凹部27とからなっている。
【0045】上部側凹凸条部25は、上下方向に延びる
とともに周方向に繰り返して配置された所定本数の凹凸
条を備えているとともに、図9(a)に示すようにこれ
らの凹凸条により、その横断面形状が三角波状の波形パ
ネルとして形成されている。
【0046】これらの凹凸条の凹部の深さηは、下部1
1の厚みが0.3mm、下部11の全周が385mm、
下部11の長辺側の平面部の周方向長さが75.38m
m、下部11の短辺側の平面部の周方向長さが52.8
6mm、下部11の上下方向長さが99mmであると
き、下部11の外面から2mm〜10mm程度がよく、
望ましくは2mm〜5mmがよい。また、凹凸条の凸部
の深さκは、下部11の外面から0.2mm〜8mm程
度がよく、望ましくは0.5mm〜3mmがよい。更
に、1つの凹凸条の幅(すなわち三角波のピッチ)λは
2〜10mm程度がよく、望ましくは3〜6mmがよ
い。更に、凹凸条の三角波の角度θは20゜〜120゜
程度がよく、望ましくは30゜〜90゜がよい。これら
の数値も、ボトルの材質の特性によるものでテストでの
経験値から求められた値であり、ボトルの大きさに関係
しない絶対値である。
【0047】下部側凹凸条部26は、上部側凹凸条部2
5と上下方向に対称の形成され、それらの凹凸が上部側
凹凸条部25の凹凸と同数でかつ上下方向に整列されて
形成される点が異なるだけで、その他は上部側凹凸条部
25とまったく同じに形成されているので、その説明は
省略する。
【0048】凹部27は、深くなるにしたがって断面が
小さくなる断面四角形の截頭角錐台状の凹部として形成
されているとともに、第2補強パネル23のなかで最も
深く形成されている。
【0049】そして、凹部27の幅μは2mm〜10m
m程度がよく、望ましくは3mm〜7mmがよい。ま
た、下部11の外面からの凹部27の凹部の深さνは、
2.2mm〜15mm程度がよく、望ましくは2.5mm
〜13mmがよいが、少なくとも深さνは上部側凹凸条
部25の凹部の深さηより深く設定される必要があり、
その場合、上部側凹凸条部25の凹部の底部からの凹部
27の深さξは、0.2mm〜5mm程度がよく、望ま
しくは0.5mm〜3mmがよい(すなわち、ν=η+
ξ)。これらの数値も、ボトルの材質の特性によるもの
でテストでの経験値から求められた値であり、ボトルの
大きさに関係しない絶対値である。
【0050】また、合成樹脂製壜体1の左右側面に形成
されている第3補強パネル24は、図2に示すように前
述の第2補強パネル23の場合と同様に、上部28と、
下部29と、横方向リブ30とからなっているととも
に、第2補強パネル23に対して周方向の長さが短いと
とも凹凸条の条数が少ないだけで、その他はまったく同
じに形成されているので、その説明は省略する。
【0051】このように第2および第3補強パネル2
3,24を設けることにより、上部側凹凸条部25と下
部側凹凸条部26との間に1つの凹部27が形成される
ので、胴部4の下部11は合成樹脂製壜体1内の減圧お
よび加圧に対して柔軟性を有するようになる。これによ
り、胴部4の下部11が上部側凹凸条部25と下部側凹
凸条部26とによって補強されてぺこぺこした状態が防
止され、しかも凹部27により下部11は合成樹脂製壜
体1内の減圧および加圧に対して柔軟性を有するように
なって潰れ難くなり、ある一定以上の押し圧による下部
11の潰れを、従来の合成樹脂製壜体に比べてより確実
に防止できるようになる。更にこの凹部27は横方向リ
ブとしても機能して下部11の強度を向上させている。
【0052】また、胴部4の下部11においては、合成
樹脂製壜体1の収納物の自重による圧力が高くなってい
るが、この圧力による押し圧が合成樹脂製壜体1の内部
から外部に向かって加えられても、これらの第2および
第3補強パネル23,24により、従来の合成樹脂製壜
体の場合のような下部11の膨れの変形を防止すること
ができるようになる。
【0053】更に、下部11の正面および左側面には、
それぞれ周方向に延びる補強リブ31,32が形成され
ている。これらの補強リブ31,32は、その幅が第2
および第3補強パネル23,24の凹部27,30の幅よ
りも狭く設定されているが、その周方向の長さが凹部2
7,30の周方向長さよりも長く設定されている。これ
らの補強リブ31,32は、補強リブ22と同様にその
截頭角錐台状の凹部として形成されている。これらの補
強リブ31,32は、図示しないがそれぞれ合成樹脂製
壜体1の背面および右側面にも形成されている。これら
の補強リブ31,32により、第2および第2補強パネ
ル23,24と横方向リブ12との間の部分が補強さ
れ、この部分が変形し難くなっている。
【0054】更に、横方向リブ12は、図1および図2
に示すように上部10側斜面側壁12aと、下部11側
斜面側壁12bと、これらの両斜面側壁側壁12a,1
2bとの間の底部12cとからなるとともに、断面が台
形状の凹部に形成されており、合成樹脂製壜体1の全周
に形成されている。この横方向リブ12の凹部の底部1
2cには、合成樹脂製壜体1の正面および左側面の各中
央部分に、それぞれその幅がその他の部分の一定幅πよ
り拡大した拡幅部からなる潰れ防止リブ部33,34が
形成されているとともに、図10(a)から明らかなよ
うに、この潰れ防止リブ部33はその中央で左右対称の
菱形形状に形成されていて、その幅が潰れ防止リブ部3
3の左右端から中央に向かって徐々に広くなって中央で
最大幅ρとなるように設定されている。
【0055】そして、横方向リブ12の底部12cの通
常部分の幅πは、前述の上部10及び下部11の各寸法
に対して、2mm〜10mm程度がよく、望ましくは3
mm〜7mmがよい。また、横方向リブ12の底部12
cの潰れ防止リブ部33の最大幅ρは、通常部分の幅π
の1.2〜3倍程度がよく、望ましくは1.5〜2倍がよ
い。更に、潰れ防止リブ部33の拡大角度θ′は、2゜
〜90゜倍程度がよく、望ましくは5゜〜50゜がよ
い。これらの数値も、ボトルの材質の特性によるもので
テストでの経験値から求められた値であり、ボトルの大
きさに関係しない絶対値である。
【0056】この潰れ防止リブ部33の形成領域では、
上部10側斜面側壁12aおよび下部11側斜面側壁1
2bは、潰れ防止リブ部33の端から中央に向かってそ
の傾斜が緩斜面から急斜面に連続的に変化している。ま
た、合成樹脂製壜体1の左側面に形成された潰れ防止リ
ブ部34も潰れ防止リブ部33とまったく同じ形状に形
成されているので、その説明は省略する。更に、これら
の潰れ防止リブ部33,34は、それぞれ合成樹脂製壜
体1の横方向リブ12の背面および右側面にも形成され
ている。なお、潰れ防止リブ部33,34は各面に複数
個設けることもできる。また、合成樹脂製壜体1の横方
向リブ12の左右側面に形成した潰れ防止リブ部34
は、合成樹脂製壜体1を保持する際、その保持力によっ
て横方向リブ12が潰れ変形起こすおそれがない場合に
は、省略することもできる。更に、潰れ防止リブ部3
3,34の形状は菱形以外に、例えば図11(a)に示
すような楕円形状や同図(b)に示すような長円形状に
形成することもできる。
【0057】このように横方向リブ12の底部12cに
潰れ防止リブ部33,34を設けることにより、合成樹
脂製壜体1の保持圧(押し圧)に対して柔軟性を有する
ようになる。これにより、合成樹脂製壜体1を保持する
際、合成樹脂製壜体1の中央部分がその保持圧に対して
柔軟性を発揮して潰れ難くなり、最も変形し易い胴部4
の中央部分の潰れを、従来の合成樹脂製壜体に比べてよ
り確実に防止できるようになる。
【0058】実際に、ポリエチレンテレフタレートを用
い、厚みを0.3mm、高さを305mm、胴部4の上
部10の全周を373mmおよび高さを70mm、胴部
4の下部11の全周を385mmおよび高さを99m
m、4条の横方向リブ13,14,15,16の幅αを7
mmおよび深さβを2.5mm、および潰れ防止リブ部
17,18,19,20の長さγを10mm、第1補強パ
ネル21の上下方向の最大長さεを62.0mm、第1
補強パネル21の周方向の最大長さζを40.0mm、
周方向の補強リブ22の周方向長さ30.0mmおよび
幅5.0mm、補強リブ22の深さ2.5mm、周方向の
補強リブ31の周方向長さ60.0mmおよび幅5.0m
m、補強リブ31の深さ2.5mm、周方向の補強リブ
32の周方向長さ35.0mmおよび幅5.0mm、補強
リブ31の深さ2.5mm、胴部4の上部10と下部1
1との間の横方向リブ12の幅を15.5mm、合成樹
脂製壜体1の左右側面における横方向リブ12の上部1
0の外面からの深さ3.5mmおよび合成樹脂製壜体1
の正面と背面における横方向リブ12の上部10の外面
からの深さ2.5mm、横方向リブ12の底部12cの
通常部分の幅πを5.00mmおよび底部12cの全周
を349mm、潰れ防止リブ部33の最大幅ρを9.0
0mmおよび拡幅部の周方向の長さを40.00mm、
潰れ防止リブ部34の最大幅ρを9.00mmおよび拡
幅部の周方向の長さを30.00mm、第2補強パネル
23の周方向の長さ50.00mmおよび上下方向の長
さ77.00mm、上部側凹凸条部25および下部側凹
凸条部26の周方向の長さ42.00mmおよび上下方
向の長さを34.00mm、凹凸条部25,26の1つの
凹凸条の幅λを6.00mm、凹部27の幅9.00mm
および周方向長さ50.00mm、第3補強パネル24
の周方向の長さ30.00mmおよび上下方向の長さ7
7.00mm、上部側凹凸条部28および下部側凹凸条
部29の周方向の長さ24.00mmおよび上下方向の
長さを34.00mm、凹凸条部28,29の1つの凹凸
条の幅λを6.00mm、凹部30の幅9.00mmおよ
び周方向長さ30.00mm、横方向リブ5の幅7.00
mm、口部2および肩部3の上下方向の長さ80.00
mm、および底部の上下方向の長さ33.5mmからな
る図1ないし図3に示す形状の本発明の合成樹脂壜体1
と、横方向リブ13,14,15,16を左右側面で連続
して形成して潰れ防止リブ部を形成しなく、その他は潰
れ防止リブ部17,18,19,20のある本発明の合成
樹脂壜体1とまったく同じに形成した合成樹脂製壜体1
とをそれぞれ作製し、これらの合成樹脂壜体1を用いて
φ10mmの円盤を潰れ防止リブ部およびこの潰れ防止
リブ部に対応する部分に押し当てることにより、第1の
押圧試験をした結果、表1に示す結果が得られた。
【0059】
【表1】
【0060】表1から明らかなように、合成樹脂製壜体
1の潰れが発生した押し圧はいずれの合成樹脂製壜体1
も5.5Kg・fであるとともに、このとき、横方向リブ1
3,14,15,16に潰れ防止リブ部がある合成樹脂製
壜体の潰れるまでの変形量は10mmで、潰れ防止リブ
部がない合成樹脂製壜体の潰れるまでの変形量は5mm
であり、潰れ防止リブ部17,18,19,20がある合
成樹脂製壜体1は潰れ防止リブ部がない合成樹脂製壜体
1に比べて2倍も大きいことが分かった。すなわち、横
方向リブ13,14,15,16の潰れ防止リブ部17,1
8,19,20により、合成樹脂製壜体1は柔軟性が増し
て潰れ難くなり、その結果本発明の合成樹脂製壜体1
は、従来の合成樹脂製壜体1に比べてより確実に潰れを
防止できることが分かった。
【0061】また、前述の第1の押圧試験に用いた本発
明の合成樹脂製壜体1とまったく同じ合成樹脂製壜体1
を作製するとともに、第1補強パネル21を形成しない
で、横方向リブ13,14,15,16を周方向に連続に
形成し、その他は第1補強パネル21のある本発明の合
成樹脂壜体1とまったく同じに形成した合成樹脂製壜体
1とをそれぞれ作製し、これらの合成樹脂壜体1を用い
てφ10mmの円盤を補強パネル面におよびこの補強パ
ネル面に対応する部分に押し当てることにより、第2の
押圧試験をした結果、表2に示す結果が得られた。
【0062】
【表2】
【0063】表2から明らかなように、合成樹脂製壜体
1の潰れが発生した押し圧は、第1補強パネル21のあ
る合成樹脂製壜体1が2.5Kg・fであるとともに第1補
強パネル21のない合成樹脂製壜体1が2.0Kg・fであ
り、潰れが発生する押し圧は、第1補強パネル21のあ
る合成樹脂製壜体1の方が大きくなることが分かった。
すなわち、この第1補強パネル21により、潰れが発生
する押し圧が向上し、第1補強パネル21のある合成樹
脂製壜体1の押し圧に対する強度が増大するようにな
る。また、潰れが発生するまでの押した距離は、第1補
強パネル21のある合成樹脂製壜体1が6mmであると
ともに第1補強パネル21のない合成樹脂製壜体1が3
mmであり、第1補強パネル21がある合成樹脂製壜体
1は第1補強パネル21がない合成樹脂製壜体1に比べ
て2倍も長くなることが分かった。すなわち、この第1
補強パネル21により、潰れ発生までの押し距離が長く
なって柔軟性が向上して潰れにくくなるので、第1補強
パネル21のある合成樹脂製壜体1の潰れ変形を従来の
合成樹脂製壜体1に比べてより確実に防止できることが
分かった。
【0064】更に、前述の第1の押圧試験に用いた本発
明の合成樹脂製壜体1とまったく同じ合成樹脂製壜体1
を作製するとともに、潰れ防止リブ部33,34がな
く、その他は潰れ防止リブ部33,34のある本発明の
合成樹脂壜体1とまったく同じに形成した合成樹脂製壜
体1とをそれぞれ作製し、これらの合成樹脂壜体1を用
いてφ10mmの円盤を潰れ防止リブ部33,34およ
びこの潰れ防止リブ部に対応する部分に押し当てること
により、第3の押圧試験をした結果、表3に示す結果が
得られた。
【0065】
【表3】
【0066】表3から明らかなように、合成樹脂製壜体
1の潰れが発生した押し圧は、潰れ防止リブ部33,3
4のある合成樹脂製壜体1が3.5Kg・fであるとともに
潰れ防止リブ部33,34のない合成樹脂製壜体1が2.
5Kg・fであり、潰れが発生する押し圧は、潰れ防止リブ
部33,34のある合成樹脂製壜体1の方が大きくなる
ことが分かった。すなわち、これらの潰れ防止リブ部3
3,34により、潰れが発生する押し圧が向上し、潰れ
防止リブ部33,34のある合成樹脂製壜体1の押し圧
に対する強度が増大するようになる。また、潰れが発生
するまでの押した距離は、潰れ防止リブ部33,34の
ある合成樹脂製壜体1が8mmであるとともに潰れ防止
リブ部33,34のない合成樹脂製壜体1が4mmであ
り、潰れ防止リブ部33,34がある合成樹脂製壜体1
は潰れ防止リブ部33,34がない合成樹脂製壜体1に
比べて2倍も長くなることが分かった。すなわち、これ
らの潰れ防止リブ部33,34により、潰れ発生までの
押し距離が長くなって柔軟性が向上して潰れにくくなる
ので、潰れ防止リブ部33,34のある合成樹脂製壜体
1の潰れ変形を従来の合成樹脂製壜体1に比べてより確
実に防止できることが分かった。
【0067】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の合成樹脂製壜体によれば、補強パネル、横方向リブ、
補強リブ部、および柔軟性付与部のいくつかまたは全部
を適宜組み合わせることにより、合成樹脂製壜体の強度
を増大させながら、しかも合成樹脂製壜体に柔軟性を持
たせることができるとともに、合成樹脂製壜体に加えら
れる力を分散させることができる。これにより、合成樹
脂製壜体に加えられる外力、壜体の保持圧、合成樹脂製
壜体内の減圧あるいは加圧、あるいは合成樹脂製壜体内
の充填物の自重よる加圧に基づく、合成樹脂製壜体の復
元しないような潰れ変形をより効果的に防止することが
できるようになる。
【0068】したがって、ホットフィルやコールドフィ
ル等の液体の充填を始め、幅広い用途に確実に対応する
ことができるようになるとともに、外観が損なわれるの
を阻止でき、商品価値の低下を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる合成樹脂製壜体の実施の形態
の一例を示す正面図である、図2はこの例の左側面図、
図3は平面図である。
【図2】 図1に示す例の合成樹脂製壜体の左側面図で
ある。
【図3】 図1に示す例の合成樹脂製壜体の平面図であ
る。
【図4】 図1に示す例の合成樹脂製壜体の横方向リブ
を部分的に示す部分拡大図である。
【図5】 図2におけるV-V線に沿う断面図である。
【図6】 図1におけるVI-VI線に沿う断面図である。
【図7】 図1に示す例の合成樹脂製壜体の第1補強パ
ネルを示し、(a)は図1におけるVIIA-VIIA線に沿う
断面図、(b)は図1におけるVIIB-VIIB線に沿う断面
図、(c)は図1におけるVIIC-VIIC線に沿う断面図で
ある。
【図8】 図2におけるVIII-VIII線に沿う断面図であ
る。
【図9】 図1に示す例の合成樹脂製壜体の第2補強パ
ネルを示し、(a)は図1におけるIXA-IXA線に沿う断
面図、(b)は図1におけるIXB-IXB線に沿う断面図で
ある。
【図10】図1に示す例の合成樹脂製壜体の潰れ防止リ
ブを示し、(a)は部分拡大図、(b)は(a)におけ
るXB-XB線に沿う断面図である。
【図11】(a)は図1に示す例の合成樹脂製壜体の潰
れ防止リブの他の例を示す図10(a)と同様の図、
(b)は潰れ防止リブの更に他の例を示す図10(a)
と同様の図である。
【符号の説明】
1…合成樹脂製壜体、2…口部、3…肩部、4…胴部、
5…横方向リブ、6…底部、10…上部、11…下部、
12…横方向リブ、13,14,15,16…横方向リ
ブ、17,18,19,20…不連続部、21…第1補強
パネル、23…第2補強パネル、24…第3補強パネ
ル、25,28…上部側凹凸条部、26,29…下部側凹
凸条部、27,30…凹部、33,34…潰れ防止リブ部

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 口部と、この口部に連続する肩部と、こ
    の肩部に連続する胴部と、この胴部に連続する底部とか
    らなり、これらの各部が合成樹脂によって一体に成形さ
    れた合成樹脂製壜体において、 前記胴部の上部に、周方向に延びる凹溝からなる所定数
    の横方向リブが形成されているとともに、この横方向リ
    ブが形成される領域の一部分の領域に、前記横方向リブ
    の凹溝に連続する所定形状の凹部からなる第1の補強パ
    ネルが形成されており、 この第1の補強パネルの凹部の深さがこの凹部の縁から
    中央に向かって徐々にかつ連続して深くなるとともに、
    前記凹部の深さが、この凹部の縁付近では前記横方向リ
    ブの凹溝の深さより浅く設定されているとともに、前記
    凹部の中央部付近では前記横方向リブの凹溝の深さより
    深く設定されており、 前記胴部の下部に、上下方向に延びる上部側凹凸条部
    と、この上部側凹凸条部の下に設けられた上下方向に延
    びる下部側凹凸条部と、これらの上、下部側凹凸条部の
    間に設けられた周方向に延びる凹部とからなる第2の補
    強パネルが形成されていることを特徴とする合成樹脂製
    壜体。(図1の符号13〜16,21;23,25〜27
    の部分に対応)
  2. 【請求項2】 前記胴部の上部と下部との間に第2の横
    方向リブが形成されているとともに、この第2の横方向
    リブは、上下の傾斜側面部とこれらの傾斜側面部の間に
    位置する底部とからなる、断面が胴部の外面から深くな
    るにしたがって狭くなる台形状に形成されており、 前記第2の横方向リブの一部に、前記底部の幅が前記第
    2の横方向リブの他部における底部の幅より広くかつ周
    方向に延びる拡幅部からなる補強リブ部が形成されてい
    るとともに、この補強リブ部の拡幅部はその周方向両端
    から中央に向かって徐々に広くなって中央で最大となる
    ように設定されていることを特徴とする請求項1記載の
    合成樹脂製壜体。(請求項1+図1の符号12,33,図
    10の符号12a〜12cの部分に対応)
  3. 【請求項3】 口部と、この口部に連続する肩部と、こ
    の肩部に連続する胴部と、この胴部に連続する底部とか
    らなり、これらの各部が合成樹脂によって一体に成形さ
    れた合成樹脂製壜体において、 前記胴部の上部に、周方向に延びる凹溝からなる所定数
    の横方向リブが形成されているとともに、この横方向リ
    ブが形成される領域の一部分の領域に、前記横方向リブ
    の凹溝に連続する所定形状の凹部からなる補強パネルが
    形成されており、 この補強パネルの凹部の深さがこの凹部の縁から中央に
    向かって徐々にかつ連続して深くなるとともに、前記凹
    部の深さが、この凹部の縁付近では前記横方向リブの凹
    溝の深さより浅く設定されているとともに、前記凹部の
    中央部付近では前記横方向リブの凹溝の深さより深く設
    定されており、 前記胴部の上部と下部との間に第2の横方向リブが形成
    されているとともに、この第2の横方向リブは、上下の
    傾斜側面部とこれらの傾斜側面部の間に位置する底部と
    からなる、断面が胴部の外面から深くなるにしたがって
    狭くなる台形状に形成されており、 前記第2の横方向リブの一部に、前記底部の幅が前記第
    2の横方向リブの他部における底部の幅より広くかつ周
    方向に延びる拡幅部からなる補強リブ部が形成されてい
    るとともに、この補強リブ部の拡幅部はその周方向両端
    から中央に向かって徐々に広くなって中央で最大となる
    ように設定されていることを特徴とする合成樹脂製壜
    体。(図1の符号13〜16,21;12,33の部分に
    対応)
  4. 【請求項4】 前記横方向リブは複数形成されており、 それらの複数の横方向リブのうち、一部の横方向リブ
    は、前記補強パネルの凹部の深さが前記横方向リブの凹
    溝の深さより浅い領域に形成されていて、この領域の部
    分の横方向リブの深さは、前記補強パネルの凹部の深さ
    が深くなるにしたがって徐々に浅くなっており、 前記複数の横方向リブのうち、他の横方向リブは、前記
    補強パネルの凹部の深さが前記横方向リブの凹溝の深さ
    より浅い領域および前記補強パネルの凹部の深さが前記
    横方向リブの凹溝の深さより深い領域にまたがって形成
    されていて、前記他の横方向リブが、前記補強パネルの
    凹部の深さが前記横方向リブの凹溝の深さより浅い領域
    では形成されるが、前記補強パネルの凹部の深さが前記
    横方向リブの凹溝の深さより深い領域では消滅すること
    を特徴とする請求項1ないし3のいずれか1記載の合成
    樹脂製壜体。(請求項1,2or3+図7の符号21の
    具体的特徴部分に対応)
  5. 【請求項5】 口部と、この口部に連続する肩部と、こ
    の肩部に連続する胴部と、この胴部に連続する底部とか
    らなり、これらの各部が合成樹脂によって一体に成形さ
    れた合成樹脂製壜体において、 前記胴部の上部と下部との間に第2の横方向リブが形成
    されているとともに、この第2の横方向リブは、上下の
    傾斜側面部とこれらの傾斜側面部の間に位置する底部と
    からなる、断面が胴部の外面から深くなるにしたがって
    狭くなる台形状に形成されており、 前記第2の横方向リブの一部に、前記底部の幅が前記第
    2の横方向リブの他部における底部の幅より広くかつ周
    方向に延びる拡幅部からなる補強リブ部が形成されてい
    るとともに、この補強リブ部の拡幅部はその周方向両端
    から中央に向かって徐々に広くなって中央で最大となる
    ように設定されており、 前記胴部の下部に、上下方向に延びる上部側凹凸条部
    と、この上部側凹凸条部の下に下部側凹凸条部と、これ
    らの上、下部側凹凸条部の間に周方向に延びる凹部とか
    らなる補強パネルが形成されていることを特徴とする合
    成樹脂製壜体。(図1の符号12,33;23,25〜2
    7の部分に対応)
  6. 【請求項6】 前記上部側凹凸条部と前記下部側凹凸条
    部とは同数かつ上下に整列されて形成されていることを
    特徴とする請求項1、2および5のいずれか1記載の合
    成樹脂製壜体。(請求項4は入りません;請求項1,2
    or5+図1の符号25,26の具体的特徴の部分に対
    応)
  7. 【請求項7】 口部と、この口部に連続する肩部と、こ
    の肩部に連続する胴部と、この胴部に連続する底部とか
    らなり、これらの各部が合成樹脂によって一体に成形さ
    れた合成樹脂製壜体において、 前記胴部の上部に、周方向に延びる凹溝からなる所定数
    の横方向リブが形成されているとともに、この横方向リ
    ブの一部分において前記凹溝が消滅した不連続部からな
    る柔軟性付与部が形成されており、 前記胴部の下部に、上下方向に延びる上部側凹凸条部
    と、この上部側凹凸条部の下に下部側凹凸条部と、これ
    らの上、下部側凹凸条部の間に周方向に延びる凹部が形
    成されていることを特徴とする合成樹脂製壜体。(図2
    の符号13〜20;24,28〜30の部分に対応)
  8. 【請求項8】 前記胴部の上部と下部との間に第2の横
    方向リブが形成されているとともに、この第2の横方向
    リブは、上下の傾斜側面部とこれらの傾斜側面部の間に
    位置する底部とからなる、断面が胴部の外面から深くな
    るにしたがって狭くなる台形状に形成されており、 前記第2の横方向リブの一部に、前記底部の幅が前記第
    2の横方向リブの他部における底部の幅より広くかつ周
    方向に延びる拡幅部からなる補強リブ部が形成されてい
    るとともに、この補強リブ部の拡幅部はその周方向両端
    から中央に向かって徐々に広くなって中央で最大となる
    ように設定されていることを特徴とする請求項7記載の
    合成樹脂製壜体。(請求項7+図2の符号12,34の
    部分に対応)
  9. 【請求項9】 口部と、この口部に連続する肩部と、こ
    の肩部に連続する胴部と、この胴部に連続する底部とか
    らなり、これらの各部が合成樹脂によって一体に成形さ
    れた合成樹脂製壜体において、 前記胴部の上部に、周方向に延びる凹溝からなる所定数
    の横方向リブが形成されているとともに、この横方向リ
    ブの一部分において前記凹溝が消滅した不連続部からな
    る柔軟性付与部が形成されており、 前記胴部の上部と下部との間に第2の横方向リブが形成
    されているとともに、この第2の横方向リブは、上下の
    傾斜側面部とこれらの傾斜側面部の間に位置する底部と
    からなる、断面が胴部の外面から深くなるにしたがって
    狭くなる台形状に形成されており、 前記第2の横方向リブの一部に、前記底部の幅が前記第
    2の横方向リブの他部における底部の幅より広くかつ周
    方向に延びる拡幅部からなる補強リブ部が形成されてい
    るとともに、この補強リブ部の拡幅部はその周方向両端
    から中央に向かって徐々に広くなって中央で最大となる
    ように設定されていることを特徴とする合成樹脂製壜
    体。(図2の符号13〜20;12,34の部分に対
    応)
  10. 【請求項10】口部と、この口部に連続する肩部と、こ
    の肩部に連続する横断面矩形状の胴部と、この胴部に連
    続する底部とからなり、これらの各部が合成樹脂によっ
    て一体に成形された合成樹脂製壜体において、 前記矩形状の胴部の長辺側および短辺側の上部に、周方
    向に延びる凹溝からなる所定数の横方向リブが形成され
    ているとともに、この横方向リブが形成される長辺側の
    領域に、前記横方向リブの凹溝に連続する所定形状の凹
    部からなる補強パネルが形成されており、 この補強パネルの凹部の深さがこの凹部の縁から中央に
    向かって徐々にかつ連続して深くなるとともに、前記凹
    部の深さが、この凹部の縁付近では前記横方向リブの凹
    溝の深さより浅く設定されているとともに、前記凹部の
    中央部付近では前記横方向リブの凹溝の深さより深く設
    定されており、 前記胴部の短辺側の上部に形成されている前記横方向リ
    ブの一部分において前記凹溝が消滅した不連続部からな
    る柔軟性付与部が形成されていることを特徴とする合成
    樹脂製壜体。(図1の符号13〜16,21;図2の1
    3〜20の部分に対応)
  11. 【請求項11】前記胴部の長辺側および短辺側の少なく
    とも一方の側の下部に、上下方向に延びる上部側凹凸条
    部と、この上部側凹凸条部の下に下部側凹凸条部と、こ
    れらの上、下部側凹凸条部の間に周方向に延びる凹部と
    からなる第2の補強パネルが形成されていることを特徴
    とする請求項10記載の合成樹脂製壜体。(請求項10
    +図1,図2の符号23〜30の部分に対応)
  12. 【請求項12】前記横方向リブは複数形成されており、 それらの複数の横方向リブのうち、一部の横方向リブ
    は、前記補強パネルの凹部の深さが前記横方向リブの凹
    溝の深さより浅い領域に形成されていて、この領域の部
    分の横方向リブの深さは、前記補強パネルの凹部の深さ
    が深くなるにしたがって徐々に浅くなっており、 前記複数の横方向リブのうち、他の横方向リブは、前記
    補強パネルの凹部の深さが前記横方向リブの凹溝の深さ
    より浅い領域および前記補強パネルの凹部の深さが前記
    横方向リブの凹溝の深さより深い領域にまたがって形成
    されていて、前記他の横方向リブが、前記補強パネルの
    凹部の深さが前記横方向リブの凹溝の深さより浅い領域
    では形成されるが、前記補強パネルの凹部の深さが前記
    横方向リブの凹溝の深さより深い領域では消滅すること
    を特徴とする請求項10または11記載の合成樹脂製壜
    体。(請求項10or11+図1の符号13〜16,2
    1の具体的特徴の部分に対応)
  13. 【請求項13】前記胴部の長辺側および短辺側の少なく
    とも一方の側の上部と下部との間に、第2の横方向リブ
    が形成されているとともに、この第2の横方向リブは、
    上下の傾斜側面部とこれらの傾斜側面部の間に位置する
    底部とからなる、断面が胴部の外面から深くなるにした
    がって狭くなる台形状に形成されており、 前記第2の横方向リブの一部に、前記底部の幅が前記第
    2の横方向リブの他部における底部の幅より広くかつ周
    方向に延びる拡幅部からなる補強リブ部が形成されてい
    るとともに、この補強リブ部の拡幅部はその周方向両端
    から中央に向かって徐々に広くなって中央で最大となる
    ように設定されていることを特徴とする請求項10ない
    し12のいずれか1記載の合成樹脂製壜体。(請求項1
    0,11or12+図1,図2の符号12,33,34の具体
    的特徴の部分に対応)
  14. 【請求項14】前記横方向リブの凹溝に連続する凹部か
    らなる補強パネルは、円形状、楕円形、長円形状、ある
    いは菱形形状に形成されていることを特徴とする請求項
    1、2、3、4、10、11、12、および13のいず
    れか1記載の合成樹脂製壜体。(請求項6は入らない;
    請求項1,2,3,4,10,11,12or13+図1の符
    号21の具体的形状の特徴部分に対応)
  15. 【請求項15】前記補強リブ部の拡幅部は、円形状、楕
    円形、長円形状、あるいは菱形形状に形成されているこ
    とを特徴とする請求項2、3、5、8、9,および13
    のいずれか1記載の合成樹脂製壜体。(請求項4,6は
    入らない;請求項2,3,5,8,9,or13+図1の符
    号12,33;図2の符号12,34の具体的形状の特徴
    部分に対応)
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015163527A (ja) * 2014-02-03 2015-09-10 大日本印刷株式会社 プラスチックボトル
JP2016030601A (ja) * 2014-07-25 2016-03-07 大日本印刷株式会社 プラスチックボトルの補強構造
JP2019055823A (ja) * 2019-01-11 2019-04-11 ザ コカ・コーラ カンパニーThe Coca‐Cola Company プラスチックボトル

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