JP4144765B2 - 合成樹脂製壜体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、二軸延伸ブロー成形により形成された合成樹脂製壜体の技術分野に属し、特に、例えばホットフィルやコールドフィルの液体充填等、幅広い用途に対応可能な耐減圧、耐膨出圧、および耐保持圧等を有する合成樹脂製壜体の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、ポリエチレンテレフタレートにより代表される飽和ポリエステル樹脂等を用いて二軸延伸ブロー成形により成形される合成樹脂製壜体は、ジュースやミネラルウォーター等の各種飲料水、調味料、酒類、その他の食品用の収納壜等に広く用いられている。
【0003】
ところで、このような合成樹脂製壜体は、充填される内容物の重量により合成樹脂製壜体の胴部が加圧されたり、あるいは内容物が充填された合成樹脂製壜体を搬送するとき等に外力が加えられたりして、弾性変形してしまうことがある。また、高温の液体を充填するホットフィルにおいては、高温の液体を合成樹脂製壜体に充填して栓をした状態にしておくと、合成樹脂製壜体内の充填物が冷却されて合成樹脂製壜体の内圧が低下して、大気圧により合成樹脂製壜体の胴部が押圧されたり、低温の液体等を合成樹脂製壜体に充填するというコールドフィルにおいては、低温の液体を合成樹脂製壜体に充填して栓をした状態にしておくと、合成樹脂製壜体内の充填物が暖められて合成樹脂製壜体の内圧が上昇して、合成樹脂製壜体の胴部が加圧されたりして、同様に合成樹脂製壜体の胴部が弾性変形してしまう。
【0004】
そこで、従来、例えば特開平6ー127543号公報に開示されているように、合成樹脂製壜体の周方向に延びる凹溝からなる補強のための数条の横方向リブを壜体胴部の各面に設けたり、凹凸部からなる補強パネルを壜体胴部の各面に設けて、胴体の強度を増大して前述のような合成樹脂製壜体の胴部の弾性変形を抑制するようにしている。
【0005】
また、このような合成樹脂製壜体の胴部の弾性変形を防止するために、例えば実開平5ー94112号公報に開示されているように、周方向全周にわたって延びる凹溝からなる補強のための数条の横方向リブ設けるとともに、このような周方向の補強リブと凹凸部からなる補強パネルとを組み合わせたものもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の公報に開示されている合成樹脂製壜体は、いずれも補強リブや補強パネルにより、合成樹脂製壜体の強度は向上するが、その反面柔軟性があまりないため、これらの補強リブや補強パネルが、側面方向に加えられる外力、ホットフィルにおける合成樹脂製壜体内の減圧、コールドフィルにおける合成樹脂製壜体内の加圧、あるいは合成樹脂製壜体内の充填物の自重による加圧等に基づくある一定以上の押し圧に対して潰れて復元しない変形をして元に復元しなくなる場合がある。
【0007】
また、一般に合成樹脂製壜体を保持する場合、矩形状の合成樹脂製壜体の長辺側の比較的広い平面部を保持するようになるが、この比較的広い平面部に保持圧が加えられるようになるため、この平面部に形成されている補強リブ等が潰れて、同様に復元しない場合がある。更に、補強リブと補強パネルとが互いに離隔して不連続に形成されているため、合成樹脂製壜体の側面方向に対して押し圧が加えられたとき、補強リブと補強パネルとの境は、その境のエッジ部に集中してエッジ力が生じるため変形しやすく、しかもこの変形後に復元しない場合もある。
【0008】
このように合成樹脂製壜体が潰れて復元しない変形を起こしてしまうと、合成樹脂製壜体の強度が低下してしまうばかりでなく、合成樹脂製壜体の外観が損なわれて、商品価値が著しく低下してしまう。
【0009】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、強度を増大させながら、しかも補強リブや補強パネル等の潰れ変形を防止することのできる合成樹脂製壜体を提供することである。
本発明の他の目的は、合成樹脂製壜体の外観をできるだけ向上して、商品価値を高めることのできる合成樹脂製壜体を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するために、請求項1の発明は、口部と、この口部に連続する肩部と、この肩部に連続する胴部と、この胴部に連続する底部とからなり、これらの各部が合成樹脂によって一体にかつ少なくとも前記胴部が断面多角形に成形された合成樹脂製壜体において、前記胴部の上部に、周方向に延びる凹溝からなる所定数の横方向リブが形成されているとともに、前記多角形の角部の、前記横方向リブに対応する部分に、前記横方向リブの凹溝が形成されないリブ非形成部が設けられており、前記横方向リブが形成される領域の一部分の領域に、前記横方向リブの凹溝に連続する所定形状の凹部からなる第1の補強パネルが形成されており、この第1の補強パネルの凹部の深さがこの凹部の縁から中央に向かって徐々にかつ連続して深くなるとともに、前記凹部の深さが、この凹部の縁付近では前記横方向リブの凹溝の深さより浅く設定されているとともに、前記凹部の中央部付近では前記横方向リブの凹溝の深さより深く設定されており、前記胴部の下部に、上下方向に延びる上部側凹凸条部と、この上部側凹凸条部の下に設けられた上下方向に延びる下部側凹凸条部と、これらの上、下部側凹凸条部の間に設けられた周方向に延びる凹部とからなる第2の補強パネルが形成されていることを特徴としている。
【0011】
また、請求項2の発明は、前記胴部の上部と下部との間に第2の横方向リブが形成されているとともに、この第2の横方向リブは、上下の傾斜側面部とこれらの傾斜側面部の間に位置する底部とからなる、断面が胴部の外面から深くなるにしたがって狭くなる台形状に形成されており、前記第2の横方向リブの一部に、前記底部の幅が前記第2の横方向リブの他部における底部の幅より広くかつ周方向に延びる拡幅部からなる補強リブ部が形成されているとともに、この補強リブ部の拡幅部はその周方向両端から中央に向かって徐々に広くなって中央で最大となるように設定されていることを特徴としている。
【0012】
更に、請求項3の発明は、前記上部側凹凸条部と前記下部側凹凸条部とは同数かつ上下に整列されて形成されていることを特徴としている。
更に、請求項4の発明は、口部と、この口部に連続する肩部と、この肩部に連続する胴部と、この胴部に連続する底部とからなり、これらの各部が合成樹脂によって一体にかつ少なくとも前記胴部が断面多角形に成形された合成樹脂製壜体において、前記胴部の上部に、周方向に延びる凹溝からなる所定数の横方向リブが形成されているとともに、前記多角形の角部の、前記横方向リブに対応する部分に、前記横方向リブの凹溝が形成されないリブ非形成部が設けられており、前記横方向リブが形成される領域の一部分の領域に、前記横方向リブの凹溝に連続する所定形状の凹部からなる補強パネルが形成されており、この補強パネルの凹部の深さがこの凹部の縁から中央に向かって徐々にかつ連続して深くなるとともに、前記凹部の深さが、この凹部の縁付近では前記横方向リブの凹溝の深さより浅く設定されているとともに、前記凹部の中央部付近では前記横方向リブの凹溝の深さより深く設定されており、前記胴部の上部と下部との間に第2の横方向リブが形成されているとともに、この第2の横方向リブは、上下の傾斜側面部とこれらの傾斜側面部の間に位置する底部とからなる、断面が胴部の外面から深くなるにしたがって狭くなる台形状に形成されており、前記第2の横方向リブの一部に、前記底部の幅が前記第2の横方向リブの他部における底部の幅より広くかつ周方向に延びる拡幅部からなる補強リブ部が形成されているとともに、この補強リブ部の拡幅部はその周方向両端から中央に向かって徐々に広くなって中央で最大となるように設定されていることを特徴としている。
【0013】
更に、請求項5の発明は、前記横方向リブは複数形成されており、それらの複数の横方向リブのうち、一部の横方向リブが、前記補強パネルの凹部の深さが前記横方向リブの凹溝の深さより浅い領域に形成されていて、この領域の部分の横方向リブの深さが、前記補強パネルの凹部の深さが深くなるにしたがって徐々に浅くなっており、前記複数の横方向リブのうち、他の横方向リブが、前記補強パネルの凹部の深さが前記横方向リブの凹溝の深さより浅い領域および前記補強パネルの凹部の深さが前記横方向リブの凹溝の深さより深い領域にまたがって形成されていて、前記他の横方向リブが、前記補強パネルの凹部の深さが前記横方向リブの凹溝の深さより浅い領域では形成されるが、前記補強パネルの凹部の深さが前記横方向リブの凹溝の深さより深い領域では消滅することを特徴としている。
【0014】
更に、請求項6の発明は、口部と、この口部に連続する肩部と、この肩部に連続する胴部と、この胴部に連続する底部とからなり、これらの各部が合成樹脂によって一体にかつ少なくとも前記胴部が断面多角形に成形された合成樹脂製壜体において、前記胴部の上部に、周方向に延びる凹溝からなる所定数の横方向リブが形成されているとともに、前記多角形の角部の、前記横方向リブに対応する部分に、前記横方向リブの凹溝が形成されないリブ非形成部が設けられており、前記胴部の上部と下部との間に第2の横方向リブが形成されているとともに、この第2の横方向リブが、上下の傾斜側面部とこれらの傾斜側面部の間に位置する底部とからなる、断面が胴部の外面から深くなるにしたがって狭くなる台形状に形成されており、前記第2の横方向リブの一部に、前記底部の幅が前記第2の横方向リブの他部における底部の幅より広くかつ周方向に延びる拡幅部からなる補強リブ部が形成されているとともに、この補強リブ部の拡幅部はその周方向両端から中央に向かって徐々に広くなって中央で最大となるように設定されていることを特徴としている。
【0015】
更に、請求項7の発明は、前記横方向リブの一部分において前記凹溝が消滅した不連続部からなる柔軟性付与部が形成されており、前記胴部の下部に、上下方向に延びる上部側凹凸条部と、この上部側凹凸条部の下に下部側凹凸条部と、これらの上、下部側凹凸条部の間に周方向に延びる凹部が形成されていることを特徴としている。
【0016】
更に、請求項8の発明は、口部と、この口部に連続する肩部と、この肩部に連続する胴部と、この胴部に連続する底部とからなり、これらの各部が合成樹脂によって一体にかつ少なくとも前記胴部が断面多角形に成形された合成樹脂製壜体において、前記胴部の上部に、周方向に延びる凹溝からなる所定数の横方向リブが形成されているとともに、前記多角形の角部の、前記横方向リブに対応する部分に、前記横方向リブの凹溝が形成されないリブ非形成部が設けられており、前記横方向リブの一部分において前記凹溝が消滅した不連続部からなる柔軟性付与部が形成されており、前記胴部の上部と下部との間に第2の横方向リブが形成されているとともに、この第2の横方向リブが、上下の傾斜側面部とこれらの傾斜側面部の間に位置する底部とからなる、断面が胴部の外面から深くなるにしたがって狭くなる台形状に形成されており、前記第2の横方向リブの一部に、前記底部の幅が前記第2の横方向リブの他部における底部の幅より広くかつ周方向に延びる拡幅部からなる補強リブ部が形成されているとともに、この補強リブ部の拡幅部はその周方向両端から中央に向かって徐々に広くなって中央で最大となるように設定されていることを特徴としている。
【0017】
更に、請求項9の発明は、口部と、この口部に連続する肩部と、この肩部に連続する胴部と、この胴部に連続する底部とからなり、これらの各部が合成樹脂によって一体にかつ少なくとも前記胴部が断面多角形に成形された合成樹脂製壜体において、前記胴部の上部に、周方向に延びる凹溝からなる所定数の横方向リブが形成されているとともに、前記多角形の角部の、前記横方向リブに対応する部分に、前記横方向リブの凹溝が形成されないリブ非形成部が設けられており、前記横方向リブが形成される長辺側の領域に、前記横方向リブの凹溝に連続する所定形状の凹部からなる補強パネルが形成されており、この補強パネルの凹部の深さがこの凹部の縁から中央に向かって徐々にかつ連続して深くなるとともに、前記凹部の深さが、この凹部の縁付近では前記横方向リブの凹溝の深さより浅く設定されているとともに、前記凹部の中央部付近では前記横方向リブの凹溝の深さより深く設定されており、前記胴部の短辺側の上部に形成されている前記横方向リブの一部分において前記凹溝が消滅した不連続部からなる柔軟性付与部が形成されていることを特徴としている。
【0018】
更に、請求項10の発明は、前記胴部の長辺側および短辺側の少なくとも一方の側の下部に、上下方向に延びる上部側凹凸条部と、この上部側凹凸条部の下に下部側凹凸条部と、これらの上、下部側凹凸条部の間に周方向に延びる凹部とからなる第2の補強パネルが形成されていることを特徴としている。
【0019】
更に、請求項11の発明は、前記横方向リブは複数形成されており、それらの複数の横方向リブのうち、一部の横方向リブは、前記補強パネルの凹部の深さが前記横方向リブの凹溝の深さより浅い領域に形成されていて、この領域の部分の横方向リブの深さが、前記補強パネルの凹部の深さが深くなるにしたがって徐々に浅くなっており、前記複数の横方向リブのうち、他の横方向リブが、前記補強パネルの凹部の深さが前記横方向リブの凹溝の深さより浅い領域および前記補強パネルの凹部の深さが前記横方向リブの凹溝の深さより深い領域にまたがって形成されていて、前記他の横方向リブが、前記補強パネルの凹部の深さが前記横方向リブの凹溝の深さより浅い領域では形成されるが、前記補強パネルの凹部の深さが前記横方向リブの凹溝の深さより深い領域では消滅することを特徴としている。
【0020】
更に、請求項12の発明は、前記胴部の長辺側および短辺側の少なくとも一方の側の上部と下部との間に、第2の横方向リブが形成されているとともに、この第2の横方向リブは、上下の傾斜側面部とこれらの傾斜側面部の間に位置する底部とからなる、断面が胴部の外面から深くなるにしたがって狭くなる台形状に形成されており、前記第2の横方向リブの一部に、前記底部の幅が前記第2の横方向リブの他部における底部の幅より広くかつ周方向に延びる拡幅部からなる補強リブ部が形成されているとともに、この補強リブ部の拡幅部はその周方向両端から中央に向かって徐々に広くなって中央で最大となるように設定されていることを特徴としている。
【0021】
更に、請求項13の発明は、前記横方向リブの凹溝に連続する凹部からなる補強パネルが、円形状、楕円形、長円形状、あるいは菱形形状に形成されていることを特徴としている。
【0022】
更に、請求項14の発明は、前記補強リブ部の拡幅部が、円形状、楕円形、長円形状、あるいは菱形形状に形成されていることを特徴としている。
【0023】
【作用】
このように構成された本発明の合成樹脂製壜体においては、周方向に延びる凹溝からなる横方向リブが形成され、強度が増大する。また、合成樹脂製壜体の角部の、横方向リブに対応する部分には、凹溝が形成されなく、リブ非形成部が設けられている。したがって、合成樹脂製壜体の内容物等を表示するための、熱収縮性の環状の樹脂フィルムが胴部の上部に嵌合された後、この樹脂フィルムが加熱されて収縮することにより、横方向リブの形状に倣って合成樹脂製壜体に密着する。これにより、樹脂フィルムはリブ非形成部では凹まず、横方向リブでも凹み難いので、強度が増大しながら、しかも合成樹脂製壜体の外観が向上する。
【0024】
また、横方向リブが形成される領域の一部分の領域に、この横方向リブの凹溝に連続する所定形状の凹部からなる補強パネルが形成され、この補強パネルにより、合成樹脂製壜体を保持する際、あるいは合成樹脂製壜体を搬送する際等に、胴部の補強パネル形成部に加えられる垂直な力が分散し集中しなくなる。これにより、胴部の補強パネル形成部に加えられる力が緩和されるので、このような力が加えられて胴部が変形しても、力が除去されると胴部は元に復元するようになる。したがって、このような力による胴部の復元しないような潰れ変形が防止される。特に、補強パネルの凹部により、この凹部内において横方向リブを徐々に消滅するようにすることにより、垂直な力がより効果的に分散するようになる。
【0025】
更に、この補強パネルの凹部が胴部の上部に形成され、しかも凹部の深さが縁から中央に向かって徐々にかつ連続して深くなるように設定されているので、この凹部の凹みに、合成樹脂製壜体を保持する親指等の指が的確にフィットするようになる。これにより、合成樹脂製壜体が持ち易くなり、合成樹脂製壜体内の液体を注ぎ出す際に、安定した状態で液体を注ぎ出すことができるようになる。
【0026】
更に、本発明においては、上下方向に延びる上部側凹凸条部と下部側凹凸条部との間に周方向に延びる凹部を有する補強パネルが形成されることにより、合成樹脂製壜体の胴部が柔軟性を有するようになる。これにより、ホットフィルあるいはコールドフィルによる充填物の温度変化によって、合成樹脂製壜体の内部が減圧あるいは加圧されて胴部が変形しても、この胴部の柔軟性により、合成樹脂製壜体の内部の減圧あるいは加圧が解消されると、胴部は元に復元するようになり、胴部の潰れ変形が防止される。
このような補強パネルが胴部の下部に形成されることにより、強度が向上するので、充填物の自重に基づく加圧による胴部の膨れの変形が防止されるようになる。
【0027】
更に、本発明においては、胴部の上部と下部との間に形成される断面台形状の横方向リブに、この横方向リブの一部における底部の幅が横方向リブの他部における底部の幅より広くかつ周方向に延びる拡幅部からなる補強リブ部が形成され、かつこの補強リブ部の拡幅部がその周方向両端から中央に向かって徐々に広くなって中央で最大となるように設定されることにより、胴部のこの横方向リブに加えられる垂直な力が分散し集中しなくなるとともに、補強リブ部の形成部において胴部は柔軟性を有するようになる。これにより、胴部の横方向リブ形成部に加えられる力が緩和されかつ胴部が柔軟になるので、このような力が加えられて胴部が変形しても、力が除去されると胴部は元に復元するようになる。したがって、このような力による胴部の潰れ変形が防止される。
【0028】
更に、本発明においては、胴部の上部に、周方向に延びる凹溝からなる所定数の横方向リブが形成されているとともに、この横方向リブの一部分において前記凹溝が消滅した不連続部からなる柔軟性付与部が形成されていることにより、胴部の、強度が増大している横方向リブの形成部分が柔軟性を有するようになる。この柔軟性付与部により、この横方向リブ形成部分が柔軟になっているので、このような力が加えられて胴部が変形しても、力が除去されると胴部は元に復元するようになる。したがって、横方向リブにより胴部の強度が増大しても、このような力による胴部の潰れ変形が防止される。
【0029】
そして、本発明の合成樹脂製壜体においては、これらの補強パネル、横方向リブ、補強リブ部、および柔軟性付与部のいくつかまたは全部を適宜組み合わせることにより、合成樹脂製壜体の強度を増大させながら、しかも合成樹脂製壜体に柔軟性を持たせるとともに、合成樹脂製壜体に加えられる力を分散させることにより、合成樹脂製壜体に加えられる外力や合成樹脂製壜体内の減圧あるいは加圧に基づく、合成樹脂製壜体の復元しないような潰れ変形がより効果的に防止されるようになる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明にかかる合成樹脂製壜体の実施の形態の一例を示す正面図、図2はこの例の左側面図、図3は平面図である。
【0031】
図1ないし図2に示すように、この例の合成樹脂製壜体1は、口部2と、この口部2から連続する肩部3と、この肩部3から連続する胴部4と、この胴部4から横方向リブ5を介して連続する底部6とからなり、ポリエチレンテレフタレート等のプラスチックを用いてブロー成形によりこれらの部分が一体に形成されている。なお、横方向リブ5は必ずしも必要ではなく、省略して胴部4と底部5とを1つの部分として形成することもできるが、充填物の自重による加圧等の押圧力に対抗する強度を確保するために、設けられることが望ましい。
【0032】
口部2は従来の合成樹脂製壜体1と同様に円筒状に形成されており、その外周面には、口部2の開口端を閉じるキャップ(不図示)が螺合する雄ねじ7が形成されている。肩部3は全体として逆漏斗状に形成されており、上部8と下部9とからなっている。図1ないし図3に示すように上部8は正12角形の截頭角錐台状に形成されているとともに、下部9は、後述する4角部が大きく面取りされた矩形状に形成された胴部4の上部10における各角部とこの肩部3の上部8の正12角形の角部とを結んだ線に沿って折曲した形状とされている。
【0033】
更に胴部4は、上部10と、下部11と、これら上部10と下部11との間で胴部4のほぼ中央に形成された周方向に延びる横方向リブ12とからなっている。図3に示すように、上部10および下部11は、それらの外形の横断面が4角部を比較的大きく面取りされた概略矩形状に形成されており、その場合上部10の外形寸法が下部11の外形寸法よりほんのわずか小さく設定されている。なお、図示しないが横方向リブ12の外形も、上部10および下部11と同様に4角部を比較的大きく面取りされた矩形状に形成されている。
【0034】
上部10には、この上部10の正面および背面から左右側面にかけて、それぞれ周方向に延びるV字状凹溝からなる、4条の横方向リブ13,14,15,16が、図1および図2において上下方向に所定間隔を置いて形成されている。図4に示すこれらの横方向リブ13,14,15,16の凹溝の幅αは、上部10の厚みが0.3mm、上部10の全周が373mm、および上部10の上下方向長さが70mmであるとき、2mm〜10mm程度がよいが、望ましくは3mm〜7mmがよく、また横方向リブ13,14,15,16の凹みの深さβは、上部10の外面から0.5mm〜10mm程度がよいが、望ましくは、0.5mm〜5mmがよい。これらの数値は、ボトルの材質の特性によるものでテストでの経験値から求められた値であり、ボトルの大きさに関係しない絶対値である。
【0035】
なお、面取り部の横方向リブ13,14,15,16の各凹溝は、他の部分の凹溝より若干浅くなって溝底部が平坦になっている。また、これらの横方向リブは上下方向に4条設けることに限定されることなく、上下方向に1条以上の所定の条数、形成することができる。
【0036】
ところで、これらの横方向リブ13,14,15,16はそれぞれ周方向に延びてはいるが、上部10の全周にわたっては形成されていない。すなわち、これらの横方向リブ13,14,15,16は、上部10における面取り部10a,10b,10c,10d(図3にすべて図示)によって形成された上部10の角部10e,10f,10g,10h,10i,10j,10k,10m(同じく、図3にすべて図示)のそれぞれ対応する部分においては形成されていなく、これらの角部部分はリブ非形成部となっている。具体的には、図5に示すように、例えば横方向リブ13の凹溝は面取り部10aで生じた角部10e,10fの横方向リブ13に対応する部分には形成されていなく、これらの角部10e,10fの対応部分にはリブ非形成部13′が設けられている。
【0037】
これらのリブ非形成部13′は、角部10e,10fの、横方向リブ13が形成されない他の部分と同一面となっている。同様に、他の角部10g,10h,10i,10j,10k,10mにおいても、横方向リブ13のリブ非形成部13′が設けられている。更に、同様に他の横方向リブ14,15,16の凹溝も、角部10e,10f,10g,10h,10i,10j,10k,10mのそれぞれ対応する部分に形成されていなく、それらの角部の対応部分にはリブ非形成部14′,15′,16′がそれぞれ設けられており、これらのリブ非形成部14′,15′,16′での角部はリブの形成されない他の部分の角部と同一面となっている。
【0038】
また、図2に示すように矩形状の上部10の短辺側である左側面の中央部分にも、これらの横方向リブ13,14,15,16は形成されていない。すなわち、横方向リブ13,14,15,16は、それぞれ上部10の左側面中央部でリブのない不連続部からなる潰れ防止リブ部17,18,19,20が形成されている。これらの横方向リブ13,14,15,16の潰れ防止リブ部17,18,19,20は、上部10の外形面と同一面にされている(一例として、最上位置にある潰れ防止リブ部17の場合について図6に示すが、他の潰れ防止リブ部も同様である)。これらの潰れ防止リブ部17,18,19,20は、図2に示す上部10の左側面に形成されているだけではなく、図示しないがこの左側面と対向する上部10の右側面にも形成されている。なお、潰れ防止リブ部17,18,19,20は、左右側面の少なくとも一方の側面に形成されていればよいが、この例のように両側面に形成されることが、合成樹脂製壜体1に柔軟性をより効果的に発揮させるために望ましい。
これらの潰れ防止リブ部17,18,19,20の周方向の長さγは、上部10の全周の長さの5〜50%がよいが、望ましくは10〜15%がよい。
【0039】
このように、合成樹脂製壜体1の短辺側である左右側面に横方向リブ13,14,15,16の潰れ防止リブ部17,18,19,20を設けることにより、横方向リブ13,14,15,16の補強効果が緩和されるので、合成樹脂製壜体1の上部10の左右側面は横方向リブ13,14,15,16を設けて上部10の全体の強度を大きくしても柔軟性を有する、すなわち大きな復元性を有するようになる。したがって、合成樹脂製壜体1の上部10の左右側面に押し圧が加えられたとき、この上部10の側面は従来の壜体に比べて大きく変形しても、押し圧が除かれたときは確実に元に復元するようになる。これにより、合成樹脂製壜体1の左右側面は潰れが発生するまでの変形量が大きくなる、換言すれば簡単には潰れなくなる。こうして、横方向リブ13,14,15,16の潰れ防止リブ部17,18,19,20により合成樹脂製壜体1の側面の潰れを確実に防止できるようになり、これらの潰れ防止リブ部17,18,19,20は本発明の柔軟性付与部を構成している。特に、この例の場合、合成樹脂製壜体1の上部10の左右側面は、上部10の比較的幅広の前後面と異なり、パネル面が形成できない極小の面で比較的剛性のある面となっているが、このような極小の面においても、容易に柔軟性のある面を形成できる。しかも、ボトルの成形において、複雑な形状のパネルを形成しなくても、全体として柔軟性を有するボトルを容易に成形することができる。
【0040】
また、図1に示すように上部10の長辺側の正面の中央部には、上下方向に長軸となる楕円状の凹部からなる第1補強パネル21が横方向リブ13,14,15,16の形成領域の一部を含むように形成されており、これにより、第1補強パネル21は横方向リブ13,14,15,16に連続するようになっている。この第1補強パネル21は、図示しないが上部10の正面と対向する背面の中央部にも同様に形成されている。なお、第1補強パネル21は、正面および背面の少なくとも一方の面に形成されていればよいが、この例のように両面に形成されることが、合成樹脂製壜体1に柔軟性をより効果的に発揮させるために望ましい。
【0041】
図7および図8(a)に示すように、この第1補強パネル21は縦断面および横断面がともに円弧状にまたは楕円弧状に形成されていて、その周縁から中央部にいくにしたがって徐々にかつ連続的に凹んでおり、したがって、第1補強パネル21の深さδは、第1補強パネル21の中央部で最も深くなっている。そして、図8(b)に示すように4カ所の横方向リブ13,14,15,16のうち、最上位置にある横方向リブ13の形成位置では、この横方向リブ13の凹溝の深さβの方が第1補強パネル21の深さδより深くなっており、したがって図1に示すように横方向リブ13はこの第1補強パネル21の形成領域でも連続して形成されている。しかし、この第1補強パネル21の領域内では横方向リブ13の幅αが第1補強パネル21の縁から中央に向かって徐々にかつ連続して狭くなっていて、第1補強パネル21の中央で横方向リブ13の幅αは最も狭くなっている。換言すれば、横方向リブ13自体の深さβが第1補強パネル21の縁から中央に向かって徐々にかつ連続して浅くなっている(図7で示す位置では、横方向リブ13の深さβは最も浅くなっている)。同様に、最下位置にある横方向リブ16も第1補強パネル21の形成領域でも連続して形成され、その幅αも、横方向リブ13の場合とまったく同じである。
【0042】
図8(c)に示すように4カ所の横方向リブ13,14,15,16のうち、上から第2番目の位置にある横方向リブ14の形成位置では、第1補強パネル21の深さδの方がこの横方向リブ14の凹溝の深さβより深くなっている。したがって、図1に示すように第1補強パネル21の縁から中央に向かって横方向リブ14の凹溝の深さβが第1補強パネル21の深さδより深い間は、横方向リブ14の深さが前述の横方向リブ13よりは急にかつ連続して浅くなり、第1補強パネル21の深さδが横方向リブ14の凹溝の深さβより深い領域になると、横方向リブ14は完全に消滅している。しかし、この第1補強パネル21の形成領域では、第1補強パネル21によって、補強リブが横方向リブ14に連続して形成されている。同様に、上から第3番目の位置にある横方向リブ13も第1補強パネル21の形成領域では、第1補強パネル21の縁から横方向リブ13の深さが連続して浅くなり、中央部でこの横方向リブ13は完全に消滅しているが、この第1補強パネル21との協働および第1補強パネル21単独によって、補強リブが横方向リブ13に連続して形成されている。
【0043】
この楕円形状の第1補強パネル21の上下方向の最大長さεは、上部10の上下方向長さの5%〜90%程度がよいが、望ましくは10%〜50%がよい。また、第1補強パネル21の周方向の最大長さζは、上部10の上下方向長さの5%〜40%程度がよいが、望ましくは10%〜30%がよい。
【0044】
このように周縁から中央に向かって徐々に深くなるとともに横方向リブ13,14,15,16に連続する第1補強パネル21を設けることにより、合成樹脂製壜体1を保持する際、あるいは合成樹脂製壜体1の搬送の際に、合成樹脂製壜体1のこの補強パネル設置面に垂直力が加えられたとき、この垂直力が第1補強パネル21によって分散されるので、従来上部10外面と補強パネルとの間の角部に生じていたエッジ力(集中荷重)が生じなくなり、その結果垂直力による合成樹脂製壜体1の変形が防止されるようになる。また、第1補強パネル21の凹みに、合成樹脂製壜体1を保持する親指等の指が的確にフィットするようになるので、合成樹脂製壜体1が持ち易くなり、合成樹脂製壜体1内の充填物を注ぎ出す際に、安定した状態で充填物を注ぎ出すことができるようになる。
【0045】
なお図1に示す例では、比較的大きな楕円形状の凹部からなる第1補強パネル21を1個設けるようにしているが、第1補強パネル21の周方向長さを短くして、第1補強パネル21を周方向に所定数設けるようにすることもできる。また、第1補強パネル21を4条の横方向リブ13,14,15,16の全部に係るようにして設けているが、第1補強パネル21を任意の条数の横方向リブに係るようにすることもできる。更に、第1補強パネル21の形状は楕円形状以外に、円形や長円形状等の種々の形状に形成することができる。
【0046】
この第1補強パネル21の上方には、周方向に延びる補強リブ22が形成されている。この補強リブ22は截頭角錐台状の凹部として形成されている。この補強リブ22は、図示しないがそれぞれ合成樹脂製壜体1の背面にも形成されている。そして、この横方向リブ22により、第1補強パネル21の上方の、上部10の平面部の延長部分が補強され、この部分が変形し難くなっている。
【0047】
更に図1および図2に示すように、胴部4の下部11における正面および左側面には、それぞれ第2および第3補強パネル23,24が形成されている。なお図示しないが、下部11における背面および右側面にも、それぞれこれらの第2および第3補強パネル23,24が形成されている。第2補強パネル23は、図9に示すように下部11の外面から凹んでいるとともに、図1から明らかなように全体として角部が丸くされた矩形状に形成されている。この第2補強パネル23は、上部側凹凸条部25と、下部側凹凸条部26と、これら上下側凹凸条部25,26の間に形成された周方向に延びる凹部27とからなっている。
【0048】
上部側凹凸条部25は、上下方向に延びるとともに周方向に繰り返して配置された所定本数の凹凸条を備えているとともに、図10(a)に示すようにこれらの凹凸条により、その横断面形状が三角波状の波形パネルとして形成されている。
【0049】
これらの凹凸条の凹部の深さηは、下部11の厚みが0.3mm、下部11の全周が385mm、下部11の長辺側の平面部の周方向長さが75.38mm、下部11の短辺側の平面部の周方向長さが52.86mm、下部11の上下方向長さが99mmであるとき、下部11の外面から2mm〜10mm程度がよく、望ましくは2mm〜5mmがよい。また、凹凸条の凸部の深さκは、下部11の外面から0.2mm〜8mm程度がよく、望ましくは0.5mm〜3mmがよい。更に、1つの凹凸条の幅(すなわち三角波のピッチ)λは2〜10mm程度がよく、望ましくは3〜6mmがよい。更に、凹凸条の三角波の角度θは20゜〜120゜程度がよく、望ましくは30゜〜90゜がよい。これらの数値も、ボトルの材質の特性によるものでテストでの経験値から求められた値であり、ボトルの大きさに関係しない絶対値である。
【0050】
下部側凹凸条部26は、上部側凹凸条部25と上下方向に対称の形成され、それらの凹凸が上部側凹凸条部25の凹凸と同数でかつ上下方向に整列されて形成される点が異なるだけで、その他は上部側凹凸条部25とまったく同じに形成されているので、その説明は省略する。
【0051】
凹部27は、深くなるにしたがって断面が小さくなる断面四角形の截頭角錐台状の凹部として形成されているとともに、第2補強パネル23のなかで最も深く形成されている。
【0052】
そして、凹部27の幅μは2mm〜10mm程度がよく、望ましくは3mm〜7mmがよい。また、下部11の外面からの凹部27の凹部の深さνは、2.2mm〜15mm程度がよく、望ましくは2.5mm〜13mmがよいが、少なくとも深さνは上部側凹凸条部25の凹部の深さηより深く設定される必要があり、その場合、上部側凹凸条部25の凹部の底部からの凹部27の深さξは、0.2mm〜5mm程度がよく、望ましくは0.5mm〜3mmがよい(すなわち、ν=η+ξ)。これらの数値も、ボトルの材質の特性によるものでテストでの経験値から求められた値であり、ボトルの大きさに関係しない絶対値である。
【0053】
また、合成樹脂製壜体1の左右側面に形成されている第3補強パネル24は、図2に示すように前述の第2補強パネル23の場合と同様に、上部28と、下部29と、横方向リブ30とからなっているとともに、第2補強パネル23に対して周方向の長さが短いととも凹凸条の条数が少ないだけで、その他はまったく同じに形成されているので、その説明は省略する。
【0054】
このように第2および第3補強パネル23,24を設けることにより、上部側凹凸条部25と下部側凹凸条部26との間に1つの凹部27が形成されるので、胴部4の下部11は合成樹脂製壜体1内の減圧および加圧に対して柔軟性を有するようになる。これにより、胴部4の下部11が上部側凹凸条部25と下部側凹凸条部26とによって補強されてぺこぺこした状態が防止され、しかも凹部27により下部11は合成樹脂製壜体1内の減圧および加圧に対して柔軟性を有するようになって潰れ難くなり、ある一定以上の押し圧による下部11の潰れを、従来の合成樹脂製壜体に比べてより確実に防止できるようになる。更にこの凹部27は横方向リブとしても機能して下部11の強度を向上させている。
【0055】
また、胴部4の下部11においては、合成樹脂製壜体1の収納物の自重による圧力が高くなっているが、この圧力による押し圧が合成樹脂製壜体1の内部から外部に向かって加えられても、これらの第2および第3補強パネル23,24により、従来の合成樹脂製壜体の場合のような下部11の膨れの変形を防止することができるようになる。
【0056】
更に、下部11の正面および左側面には、それぞれ周方向に延びる補強リブ31,32が形成されている。これらの補強リブ31,32は、その幅が第2および第3補強パネル23,24の凹部27,30の幅よりも狭く設定されているが、その周方向の長さが凹部27,30の周方向長さよりも長く設定されている。これらの補強リブ31,32は、補強リブ22と同様にその截頭角錐台状の凹部として形成されている。これらの補強リブ31,32は、図示しないがそれぞれ合成樹脂製壜体1の背面および右側面にも形成されている。これらの補強リブ31,32により、第2および第2補強パネル23,24と横方向リブ12との間の部分が補強され、この部分が変形し難くなっている。
【0057】
更に、横方向リブ12は、図1および図2に示すように上部10側斜面側壁12aと、下部11側斜面側壁12bと、これらの両斜面側壁側壁12a,12bとの間の底部12cとからなるとともに、断面が台形状の凹部に形成されており、合成樹脂製壜体1の全周に形成されている。この横方向リブ12の凹部の底部12cには、合成樹脂製壜体1の正面および左側面の各中央部分に、それぞれその幅がその他の部分の一定幅πより拡大した拡幅部からなる潰れ防止リブ部33,34が形成されているとともに、図11(a)から明らかなように、この潰れ防止リブ部33はその中央で左右対称の菱形形状に形成されていて、その幅が潰れ防止リブ部33の左右端から中央に向かって徐々に広くなって中央で最大幅ρとなるように設定されている。
【0058】
そして、横方向リブ12の底部12cの通常部分の幅πは、前述の上部10及び下部11の各寸法に対して、2mm〜10mm程度がよく、望ましくは3mm〜7mmがよい。また、横方向リブ12の底部12cの潰れ防止リブ部33の最大幅ρは、通常部分の幅πの1.2〜3倍程度がよく、望ましくは1.5〜2倍がよい。更に、潰れ防止リブ部33の拡大角度θ′は、2゜〜90゜倍程度がよく、望ましくは5゜〜50゜がよい。これらの数値も、ボトルの材質の特性によるものでテストでの経験値から求められた値であり、ボトルの大きさに関係しない絶対値である。
【0059】
この潰れ防止リブ部33の形成領域では、上部10側斜面側壁12aおよび下部11側斜面側壁12bは、潰れ防止リブ部33の端から中央に向かってその傾斜が緩斜面から急斜面に連続的に変化している。また、合成樹脂製壜体1の左側面に形成された潰れ防止リブ部34も潰れ防止リブ部33とまったく同じ形状に形成されているので、その説明は省略する。更に、これらの潰れ防止リブ部33,34は、それぞれ合成樹脂製壜体1の横方向リブ12の背面および右側面にも形成されている。なお、潰れ防止リブ部33,34は各面に複数個設けることもできる。また、合成樹脂製壜体1の横方向リブ12の左右側面に形成した潰れ防止リブ部34は、合成樹脂製壜体1を保持する際、その保持力によって横方向リブ12が潰れ変形起こすおそれがない場合には、省略することもできる。更に、潰れ防止リブ部33,34の形状は菱形以外に、例えば図12(a)に示すような楕円形状や同図(b)に示すような長円形状に形成することもできる。
【0060】
このように横方向リブ12の底部12cに潰れ防止リブ部33,34を設けることにより、合成樹脂製壜体1の保持圧(押し圧)に対して柔軟性を有するようになる。これにより、合成樹脂製壜体1を保持する際、合成樹脂製壜体1の中央部分がその保持圧に対して柔軟性を発揮して潰れ難くなり、最も変形し易い胴部4の中央部分の潰れを、従来の合成樹脂製壜体に比べてより確実に防止できるようになる。
【0061】
実際に、ポリエチレンテレフタレートを用い、厚みを0.3mm、高さを305mm、胴部4の上部10の全周を373mmおよび高さを70mm、胴部4の下部11の全周を385mmおよび高さを99mm、4条の横方向リブ13,14,15,16の幅αを7mmおよび深さβを2.5mm、および潰れ防止リブ部17,18,19,20の長さγを10mm、第1補強パネル21の上下方向の最大長さεを62.0mm、第1補強パネル21の周方向の最大長さζを40.0mm、周方向の補強リブ22の周方向長さ30.0mmおよび幅5.0mm、補強リブ22の深さ2.5mm、周方向の補強リブ31の周方向長さ60.0mmおよび幅5.0mm、補強リブ31の深さ2.5mm、周方向の補強リブ32の周方向長さ35.0mmおよび幅5.0mm、補強リブ31の深さ2.5mm、胴部4の上部10と下部11との間の横方向リブ12の幅を15.5mm、合成樹脂製壜体1の左右側面における横方向リブ12の上部10の外面からの深さ3.5mmおよび合成樹脂製壜体1の正面と背面における横方向リブ12の上部10の外面からの深さ2.5mm、横方向リブ12の底部12cの通常部分の幅πを5.00mmおよび底部12cの全周を349mm、潰れ防止リブ部33の最大幅ρを9.00mmおよび拡幅部の周方向の長さを40.00mm、潰れ防止リブ部34の最大幅ρを9.00mmおよび拡幅部の周方向の長さを30.00mm、第2補強パネル23の周方向の長さ50.00mmおよび上下方向の長さ77.00mm、上部側凹凸条部25および下部側凹凸条部26の周方向の長さ42.00mmおよび上下方向の長さを34.00mm、凹凸条部25,26の1つの凹凸条の幅λを6.00mm、凹部27の幅9.00mmおよび周方向長さ50.00mm、第3補強パネル24の周方向の長さ30.00mmおよび上下方向の長さ77.00mm、上部側凹凸条部28および下部側凹凸条部29の周方向の長さ24.00mmおよび上下方向の長さを34.00mm、凹凸条部28,29の1つの凹凸条の幅λを6.00mm、凹部30の幅9.00mmおよび周方向長さ30.00mm、横方向リブ5の幅7.00mm、口部2および肩部3の上下方向の長さ80.00mm、および底部の上下方向の長さ33.5mmからなる図1ないし図3に示す形状の本発明の合成樹脂壜体1と、横方向リブ13,14,15,16を左右側面で連続して形成して潰れ防止リブ部を形成しなく、その他は潰れ防止リブ部17,18,19,20のある本発明の合成樹脂壜体1とまったく同じに形成した合成樹脂製壜体1とをそれぞれ作製し、これらの合成樹脂壜体1を用いてφ10mmの円盤を潰れ防止リブ部およびこの潰れ防止リブ部に対応する部分に押し当てることにより、第1の押圧試験をした結果、表1に示す結果が得られた。
【0062】
【表1】
【0063】
表1から明らかなように、合成樹脂製壜体1の潰れが発生した押し圧はいずれの合成樹脂製壜体1も5.5Kg・fであるとともに、このとき、横方向リブ13,14,15,16に潰れ防止リブ部がある合成樹脂製壜体の潰れるまでの変形量は10mmで、潰れ防止リブ部がない合成樹脂製壜体の潰れるまでの変形量は5mmであり、潰れ防止リブ部17,18,19,20がある合成樹脂製壜体1は潰れ防止リブ部がない合成樹脂製壜体1に比べて2倍も大きいことが分かった。すなわち、横方向リブ13,14,15,16の潰れ防止リブ部17,18,19,20により、合成樹脂製壜体1は柔軟性が増して潰れ難くなり、その結果本発明の合成樹脂製壜体1は、従来の合成樹脂製壜体1に比べてより確実に潰れを防止できることが分かった。
【0064】
また、前述の第1の押圧試験に用いた本発明の合成樹脂製壜体1とまったく同じ合成樹脂製壜体1を作製するとともに、第1補強パネル21を形成しないで、横方向リブ13,14,15,16を周方向に連続に形成し、その他は第1補強パネル21のある本発明の合成樹脂壜体1とまったく同じに形成した合成樹脂製壜体1とをそれぞれ作製し、これらの合成樹脂壜体1を用いてφ10mmの円盤を補強パネル面におよびこの補強パネル面に対応する部分に押し当てることにより、第2の押圧試験をした結果、表2に示す結果が得られた。
【0065】
【表2】
【0066】
表2から明らかなように、合成樹脂製壜体1の潰れが発生した押し圧は、第1補強パネル21のある合成樹脂製壜体1が2.5Kg・fであるとともに第1補強パネル21のない合成樹脂製壜体1が2.0Kg・fであり、潰れが発生する押し圧は、第1補強パネル21のある合成樹脂製壜体1の方が大きくなることが分かった。すなわち、この第1補強パネル21により、潰れが発生する押し圧が向上し、第1補強パネル21のある合成樹脂製壜体1の押し圧に対する強度が増大するようになる。また、潰れが発生するまでの押した距離は、第1補強パネル21のある合成樹脂製壜体1が6mmであるとともに第1補強パネル21のない合成樹脂製壜体1が3mmであり、第1補強パネル21がある合成樹脂製壜体1は第1補強パネル21がない合成樹脂製壜体1に比べて2倍も長くなることが分かった。すなわち、この第1補強パネル21により、潰れ発生までの押し距離が長くなって柔軟性が向上して潰れにくくなるので、第1補強パネル21のある合成樹脂製壜体1の潰れ変形を従来の合成樹脂製壜体1に比べてより確実に防止できることが分かった。
【0067】
更に、前述の第1の押圧試験に用いた本発明の合成樹脂製壜体1とまったく同じ合成樹脂製壜体1を作製するとともに、潰れ防止リブ部33,34がなく、その他は潰れ防止リブ部33,34のある本発明の合成樹脂壜体1とまったく同じに形成した合成樹脂製壜体1とをそれぞれ作製し、これらの合成樹脂壜体1を用いてφ10mmの円盤を潰れ防止リブ部33,34およびこの潰れ防止リブ部に対応する部分に押し当てることにより、第3の押圧試験をした結果、表3に示す結果が得られた。
【0068】
【表3】
【0069】
表3から明らかなように、合成樹脂製壜体1の潰れが発生した押し圧は、潰れ防止リブ部33,34のある合成樹脂製壜体1が3.5Kg・fであるとともに潰れ防止リブ部33,34のない合成樹脂製壜体1が2.5Kg・fであり、潰れが発生する押し圧は、潰れ防止リブ部33,34のある合成樹脂製壜体1の方が大きくなることが分かった。すなわち、これらの潰れ防止リブ部33,34により、潰れが発生する押し圧が向上し、潰れ防止リブ部33,34のある合成樹脂製壜体1の押し圧に対する強度が増大するようになる。また、潰れが発生するまでの押した距離は、潰れ防止リブ部33,34のある合成樹脂製壜体1が8mmであるとともに潰れ防止リブ部33,34のない合成樹脂製壜体1が4mmであり、潰れ防止リブ部33,34がある合成樹脂製壜体1は潰れ防止リブ部33,34がない合成樹脂製壜体1に比べて2倍も長くなることが分かった。すなわち、これらの潰れ防止リブ部33,34により、潰れ発生までの押し距離が長くなって柔軟性が向上して潰れにくくなるので、潰れ防止リブ部33,34のある合成樹脂製壜体1の潰れ変形を従来の合成樹脂製壜体1に比べてより確実に防止できることが分かった。
【0070】
ところで、合成樹脂製壜体1には、この合成樹脂製壜体1内に収納される内容物を表す商品名や製造者名等を表示する必要がある。しかしながら、このような合成樹脂製壜体1においては、成形前の合成樹脂製壜体の素材を型にセットした後、膨張させて所定の形状に成形するようになっているため、このような表示を行うことは難しい。このようなことから、一般には図13に示すような、商品名や製造者名等の表示ABCがされた、熱収縮性樹脂からなる環状の樹脂フィルム35を、成形後の合成樹脂製壜体1の所定の場所に嵌合した後、熱により収縮させて合成樹脂製壜体1に接合することにより、合成樹脂製壜体1に表示を行うようにしている。
【0071】
そこで、この例の合成樹脂製壜体1においても、図13に示す環状の樹脂フィルム35を用いて表示を行うようにしている。その場合、合成樹脂製壜体1の上部10にこの環状の樹脂フィルム35を嵌合した後、熱収縮させることにより、合成樹脂製壜体1への表示が行われる。このように、環状の樹脂フィルム35を熱収縮させると、樹脂フィルム35は、合成樹脂製壜体1の上部10に形成されている横方向リブ13,14,15,16の形状、第1補強パネル21の楕円状の凹部の形状および潰れ防止リブ部17,18,19,20の形状に倣って合成樹脂製壜体1に密着するようになる。
【0072】
このため、合成樹脂製壜体1における上部10の角部の、横方向リブに対応する部分においても、例えば図14(a)に示すように環状の樹脂フィルム35は凹溝の形状に倣って合成樹脂製壜体1に密着するようになる。このとき、同図(b)に示すように樹脂フィルム35は横方向リブ13では凹溝の形状に倣って凹むようになるが、同図(c)に示すように角部10e,10fにおいてはリブ非形成部13′が設けられているため、密着した樹脂フィルム35がこれらの角部10e,10fで内側で凹むようなことはなく、リブが設けられない角部部分と同一面に保持される。横方向リブ13の他の角部および他の横方向リブ14,15,16に対応する角部においても、同様に樹脂フィルム35が角部で凹むようなことはない。
【0073】
これにより、樹脂フィルム35の密着後の合成樹脂製壜体1は、横方向リブの凹溝が形成されても角部で凹むことがなく、さらに、角部以外でも凹みがほとんどないため、見栄えが良好になり、全体として合成樹脂製壜体1の外観が向上する。
【0074】
なお、前述の例では合成樹脂製壜体1の上部10に、第1補強パネル21および形状潰れ防止リブ部17,18,19,20を設けるものとしているが、本発明は図15に示すように第1補強パネル21が設けられない合成樹脂製壜体1にも適用できるし、また図16に示すように形状潰れ防止リブ部17,18,19,20が設けられない合成樹脂製壜体1にも適用できる。要は、横方向リブ13,14,15,16が設けられ、かつ多角形形状の合成樹脂製壜体1であれば、本発明はどのような形状の合成樹脂製壜体1にも適用できる。
【0075】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の合成樹脂製壜体によれば、角部の、横方向リブに対応する部分に、凹溝が形成されないリブ非形成部を設けているので、合成樹脂製壜体の内容物等を表示するための、熱収縮性の環状の樹脂フィルムを熱収縮させ、合成樹脂製壜体に密着させても、角部で樹脂フィルムが凹むのを防止できる。これにより、強度を増大させながら、しかも合成樹脂製壜体の外観を向上することができる。
【0076】
また、本発明の合成樹脂製壜体によれば、補強パネル、横方向リブ、補強リブ部、および柔軟性付与部のいくつかまたは全部を適宜組み合わせることにより、合成樹脂製壜体の強度を増大させながら、しかも合成樹脂製壜体に柔軟性を持たせることができるとともに、合成樹脂製壜体に加えられる力を分散させることができる。これにより、合成樹脂製壜体に加えられる外力、壜体の保持圧、合成樹脂製壜体内の減圧あるいは加圧、あるいは合成樹脂製壜体内の充填物の自重よる加圧に基づく、合成樹脂製壜体の復元しないような潰れ変形をより効果的に防止することができるようになる。
【0077】
したがって、ホットフィルやコールドフィル等の液体の充填を始め、幅広い用途に確実に対応することができるようになるとともに、外観が損なわれるのを阻止でき、商品価値の低下を防止できる。特に、前述のように合成樹脂製壜体の角部での表示用樹脂フィルムの凹みが防止できることと相俟って、合成樹脂製壜体の剛性および強を増大させながら、合成樹脂製壜体の外観を更に一層を向上でき、商品価値を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる合成樹脂製壜体の実施の形態の一例を示す正面図である、図2はこの例の左側面図、図3は平面図である。
【図2】 図1に示す例の合成樹脂製壜体の左側面図である。
【図3】 図1に示す例の合成樹脂製壜体の平面図である。
【図4】 この例の合成樹脂製壜体の横方向リブを示す、図2におけるIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】 この例の合成樹脂製壜体の横方向リブのリブ非形成部を示す、図1におけるV−V線に沿う断面図である。
【図6】 図2におけるVI-VI線に沿う断面図である。
【図7】 図1におけるVII-VII線に沿う断面図である。
【図8】 図1に示す例の合成樹脂製壜体の第1補強パネルを示し、(a)は図1におけるVIIIA-VIIIA線に沿う断面図、(b)は図1におけるVIIIB-VIIIB線に沿う断面図、(c)は図1におけるVIIIC-VIIIC線に沿う断面図である。
【図9】 図2におけるIX-IX線に沿う断面図である。
【図10】 図1に示す例の合成樹脂製壜体の第2補強パネルを示し、(a)は図1におけるXA-XA線に沿う断面図、(b)は図1におけるXB-XB線に沿う断面図である。
【図11】図1に示す例の合成樹脂製壜体の潰れ防止リブを示し、(a)は部分拡大図、(b)は(a)におけるXIB-XIB線に沿う断面図である。
【図12】(a)は図1に示す例の合成樹脂製壜体の潰れ防止リブの他の例を示す図11(a)と同様の図、(b)は潰れ防止リブの更に他の例を示す図11(a)と同様の図である。
【図13】表示用の、熱収縮性の環状の樹脂フィルムの斜視図である。
【図14】横方向リブの凹溝に熱収縮性の環状の樹脂フィルムが密着された状態を示す、図5に対応する部分断面図である。
【図15】本発明の合成樹脂製壜体の変形例を部分的に示す図である。
【図16】本発明の合成樹脂製壜体の更に他の変形例を部分的に示す図である。
【符号の説明】
1…合成樹脂製壜体、2…口部、3…肩部、4…胴部、5…横方向リブ、6…底部、10…上部、10e,10f,10g,10h,10i,10j,10k,10m…角部、11…下部、12…横方向リブ、13,14,15,16…横方向リブ、13′,14′,15′,16′…リブ非形成部、17,18,19,20…不連続部、21…第1補強パネル、23…第2補強パネル、24…第3補強パネル、25,28…上部側凹凸条部、26,29…下部側凹凸条部、27,30…凹部、33,34…潰れ防止リブ部、35…熱収縮性の環状の樹脂フィルム
Claims (14)
- 口部と、この口部に連続する肩部と、この肩部に連続する胴部と、この胴部に連続する底部とからなり、これらの各部が合成樹脂によって一体にかつ少なくとも前記胴部が断面多角形に成形された合成樹脂製壜体において、
前記胴部の上部に、周方向に延びる凹溝からなる所定数の横方向リブが形成されているとともに、前記多角形の角部の、前記横方向リブに対応する部分に、前記横方向リブの凹溝が形成されないリブ非形成部が設けられており、
前記横方向リブが形成される領域の一部分の領域に、前記横方向リブの凹溝に連続する所定形状の凹部からなる第1の補強パネルが形成されており、
この第1の補強パネルの凹部の深さがこの凹部の縁から中央に向かって徐々にかつ連続して深くなるとともに、前記凹部の深さが、この凹部の縁付近では前記横方向リブの凹溝の深さより浅く設定されているとともに、前記凹部の中央部付近では前記横方向リブの凹溝の深さより深く設定されており、
前記胴部の下部に、上下方向に延びる上部側凹凸条部と、この上部側凹凸条部の下に設けられた上下方向に延びる下部側凹凸条部と、これらの上、下部側凹凸条部の間に設けられた周方向に延びる凹部とからなる第2の補強パネルが形成されていることを特徴とする記載の合成樹脂製壜体。 - 前記胴部の上部と下部との間に第2の横方向リブが形成されているとともに、この第2の横方向リブは、上下の傾斜側面部とこれらの傾斜側面部の間に位置する底部とからなる、断面が胴部の外面から深くなるにしたがって狭くなる台形状に形成されており、
前記第2の横方向リブの一部に、前記底部の幅が前記第2の横方向リブの他部における底部の幅より広くかつ周方向に延びる拡幅部からなる補強リブ部が形成されているとともに、この補強リブ部の拡幅部はその周方向両端から中央に向かって徐々に広くなって中央で最大となるように設定されていることを特徴とする請求項1記載の合成樹脂製壜体。 - 前記上部側凹凸条部と前記下部側凹凸条部とは同数かつ上下に整列されて形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の合成樹脂製壜体。
- 口部と、この口部に連続する肩部と、この肩部に連続する胴部と、この胴部に連続する底部とからなり、これらの各部が合成樹脂によって一体にかつ少なくとも前記胴部が断面多角形に成形された合成樹脂製壜体において、
前記胴部の上部に、周方向に延びる凹溝からなる所定数の横方向リブが形成されているとともに、前記多角形の角部の、前記横方向リブに対応する部分に、前記横方向リブの凹溝が形成されないリブ非形成部が設けられており、
前記横方向リブが形成される領域の一部分の領域に、前記横方向リブの凹溝に連続する所定形状の凹部からなる補強パネルが形成されており、この補強パネルの凹部の深さがこの凹部の縁から中央に向かって徐々にかつ連続して深くなるとともに、前記凹部の深さが、この凹部の縁付近では前記横方向リブの凹溝の深さより浅く設定されているとともに、前記凹部の中央部付近では前記横方向リブの凹溝の深さより深く設定されており、
前記胴部の上部と下部との間に第2の横方向リブが形成されているとともに、この第2の横方向リブは、上下の傾斜側面部とこれらの傾斜側面部の間に位置する底部とからなる、断面が胴部の外面から深くなるにしたがって狭くなる台形状に形成されており、
前記第2の横方向リブの一部に、前記底部の幅が前記第2の横方向リブの他部における底部の幅より広くかつ周方向に延びる拡幅部からなる補強リブ部が形成されているとともに、この補強リブ部の拡幅部はその周方向両端から中央に向かって徐々に広くなって中央で最大となるように設定されていることを特徴とする合成樹脂製壜体。 - 前記横方向リブは複数形成されており、
それらの複数の横方向リブのうち、一部の横方向リブは、前記補強パネルの凹部の深さが前記横方向リブの凹溝の深さより浅い領域に形成されていて、この領域の部分の横方向リブの深さは、前記補強パネルの凹部の深さが深くなるにしたがって徐々に浅くなっており、
前記複数の横方向リブのうち、他の横方向リブは、前記補強パネルの凹部の深さが前記横方向リブの凹溝の深さより浅い領域および前記補強パネルの凹部の深さが前記横方向リブの凹溝の深さより深い領域にまたがって形成されていて、前記他の横方向リブが、前記補強パネルの凹部の深さが前記横方向リブの凹溝の深さより浅い領域では形成されるが、前記補強パネルの凹部の深さが前記横方向リブの凹溝の深さより深い領域では消滅することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1記載の合成樹脂製壜体。 - 口部と、この口部に連続する肩部と、この肩部に連続する胴部と、この胴部に連続する底部とからなり、これらの各部が合成樹脂によって一体にかつ少なくとも前記胴部が断面多角形に成形された合成樹脂製壜体において、
前記胴部の上部に、周方向に延びる凹溝からなる所定数の横方向リブが形成されているとともに、前記多角形の角部の、前記横方向リブに対応する部分に、前記横方向リブの凹溝が形成されないリブ非形成部が設けられており、
前記胴部の上部と下部との間に第2の横方向リブが形成されているとともに、この第2の横方向リブは、上下の傾斜側面部とこれらの傾斜側面部の間に位置する底部とからなる、断面が胴部の外面から深くなるにしたがって狭くなる台形状に形成されており、
前記第2の横方向リブの一部に、前記底部の幅が前記第2の横方向リブの他部における底部の幅より広くかつ周方向に延びる拡幅部からなる補強リブ部が形成されているとともに、この補強リブ部の拡幅部はその周方向両端から中央に向かって徐々に広くなって中央で最大となるように設定されていることを特徴とする合成樹脂製壜体。 - 前記横方向リブの一部分において前記凹溝が消滅した不連続部からなる柔軟性付与部が形成されており、
前記胴部の下部に、上下方向に延びる上部側凹凸条部と、この上部側凹凸条部の下に下部側凹凸条部と、これらの上、下部側凹凸条部の間に周方向に延びる凹部が形成されていることを特徴とする請求項6記載の合成樹脂製壜体。 - 口部と、この口部に連続する肩部と、この肩部に連続する胴部と、この胴部に連続する底部とからなり、これらの各部が合成樹脂によって一体にかつ少なくとも前記胴部が断面多角形に成形された合成樹脂製壜体において、前記胴部の上部に、周方向に延びる凹溝からなる所定数の横方向リブが形成されているとともに、前記多角形の角部の、前記横方向リブに対応する部分に、前記横方向リブの凹溝が形成されないリブ非形成部が設けられており、
前記横方向リブの一部分において前記凹溝が消滅した不連続部からなる柔軟性付与部が形成されており、 前記胴部の上部と下部との間に第2の横方向リブが形成されているとともに、この第2の横方向リブは、上下の傾斜側面部とこれらの傾斜側面部の間に位置する底部とからなる、断面が胴部の外面から深くなるにしたがって狭くなる台形状に形成されており、
前記第2の横方向リブの一部に、前記底部の幅が前記第2の横方向リブの他部における底部の幅より広くかつ周方向に延びる拡幅部からなる補強リブ部が形成されているとともに、この補強リブ部の拡幅部はその周方向両端から中央に向かって徐々に広くなって中央で最大となるように設定されていることを特徴とする合成樹脂製壜体。 - 口部と、この口部に連続する肩部と、この肩部に連続する胴部と、この胴部に連続する底部とからなり、これらの各部が合成樹脂によって一体にかつ少なくとも前記胴部が断面多角形に成形された合成樹脂製壜体において、
前記胴部の上部に、周方向に延びる凹溝からなる所定数の横方向リブが形成されているとともに、前記多角形の角部の、前記横方向リブに対応する部分に、前記横方向リブの凹溝が形成されないリブ非形成部が設けられており、
前記横方向リブが形成される長辺側の領域に、前記横方向リブの凹溝に連続する所定形状の凹部からなる補強パネルが形成されており、
この補強パネルの凹部の深さがこの凹部の縁から中央に向かって徐々にかつ連続して深くなるとともに、前記凹部の深さが、この凹部の縁付近では前記横方向リブの凹溝の深さより浅く設定されているとともに、前記凹部の中央部付近では前記横方向リブの凹溝の深 さより深く設定されており、
前記胴部の短辺側の上部に形成されている前記横方向リブの一部分において前記凹溝が消滅した不連続部からなる柔軟性付与部が形成されていることを特徴とする合成樹脂製壜体。 - 前記胴部の長辺側および短辺側の少なくとも一方の側の下部に、上下方向に延びる上部側凹凸条部と、この上部側凹凸条部の下に下部側凹凸条部と、これらの上、下部側凹凸条部の間に周方向に延びる凹部とからなる第2の補強パネルが形成されていることを特徴とする請求項9記載の合成樹脂製壜体。
- 前記横方向リブは複数形成されており、
それらの複数の横方向リブのうち、一部の横方向リブは、前記補強パネルの凹部の深さが前記横方向リブの凹溝の深さより浅い領域に形成されていて、この領域の部分の横方向リブの深さは、前記補強パネルの凹部の深さが深くなるにしたがって徐々に浅くなっており、
前記複数の横方向リブのうち、他の横方向リブは、前記補強パネルの凹部の深さが前記横方向リブの凹溝の深さより浅い領域および前記補強パネルの凹部の深さが前記横方向リブの凹溝の深さより深い領域にまたがって形成されていて、前記他の横方向リブが、前記補強パネルの凹部の深さが前記横方向リブの凹溝の深さより浅い領域では形成されるが、前記補強パネルの凹部の深さが前記横方向リブの凹溝の深さより深い領域では消滅することを特徴とする請求項9または10記載の合成樹脂製壜体。 - 前記胴部の長辺側および短辺側の少なくとも一方の側の上部と下部との間に、第2の横方向リブが形成されているとともに、この第2の横方向リブは、上下の傾斜側面部とこれらの傾斜側面部の間に位置する底部とからなる、断面が胴部の外面から深くなるにしたがって狭くなる台形状に形成されており、前記第2の横方向リブの一部に、前記底部の幅が前記第2の横方向リブの他部における底部の幅より広くかつ周方向に延びる拡幅部からなる補強リブ部が形成されているとともに、この補強リブ部の拡幅部はその周方向両端から中央に向かって徐々に広くなって中央で最大となるように設定されていることを特徴とする請求項9ないし11のいずれか1記載の合成樹脂製壜体。
- 前記横方向リブの凹溝に連続する凹部からなる補強パネルは、円形状、楕円形、長円形状、あるいは菱形形状に形成されていることを特徴とする請求項1、2、3、4、9、10、11および12のいずれか1記載の合成樹脂製壜体。
- 前記補強リブ部の拡幅部は、円形状、楕円形、長円形状、あるいは菱形形状に形成されていることを特徴とする請求項2、6、7、8および12のいずれか1記載の合成樹脂製壜体。
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