JPH11254549A - 光学部材の製造方法 - Google Patents

光学部材の製造方法

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JPH11254549A
JPH11254549A JP8272898A JP8272898A JPH11254549A JP H11254549 A JPH11254549 A JP H11254549A JP 8272898 A JP8272898 A JP 8272898A JP 8272898 A JP8272898 A JP 8272898A JP H11254549 A JPH11254549 A JP H11254549A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粘着層が易流動性のものである場合にも、輸
送時や取扱時等に粘着層の欠落や汚染を生じにくく、製
造や加工等のライン搬送時に正常な走行を乱すガイド面
への接着を発生しにくくて正常な搬送状態の維持性、ひ
いては製造や加工等の効率に優れると共に、枠内装着物
の取替の際の取外し性に優れる光学部材を効率よく製造
しうる方法の開発。 【解決手段】 少なくとも光学フィルム層(11)と粘
着層(12)を有する積層体(1)の所定数を積み重
ね、その積み重ね体の押圧下に端辺を研磨処理して微細
凹凸の粗面とした後、その端辺に非粘着性の被覆皮膜
(2)を形成してその被覆皮膜を端辺に有する積層体を
分離回収する光学部材の製造方法。 【効果】 前記特長を有する光学部材を製造効率よく、
かつ被覆皮膜の均一性よく、しかも被覆皮膜形成材の滲
み込み汚染なく高歩留で得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、端辺に露出した粘着層に
よる接着を防止した、ライン搬送性や枠内装着体の取替
性などに優れる光学部材の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、端辺処理した粘着層付設の光学部
材の製造法としては、長尺の光学フィルムに粘着層を付
設した積層原反を所定サイズに切断した後、その切断で
発生した微細なクラックや粘着層のはみ出し等に措置す
るために、切断後の積層体における切断面を切削等によ
り平滑化処理する方法が知られていた(特開昭61−1
36746公報)。粘着層は、液晶パネル等を形成する
際に光学フィルムを接着することなどを目的とする。
【0003】しかしながら、得られた光学部材の輸送時
や取扱時等に粘着層の欠落や汚染を生じたり、製造や加
工等のライン上を搬送する場合に、光学部材の端面がラ
インのガイド面に接着して走行を乱し、正常な搬送状態
が害されて製造や加工等の効率が大きく低下したり、表
示装置の額縁等の枠内に装着したものを取替える際に、
その光学部材の端面が枠内壁と接着していて取外しが困
難であったりする問題点があった。粘着層が柔らかくて
弱い押圧力にても容易に流動する場合、前記の問題が顕
著に現れて特に問題となる。
【0004】
【発明の技術的課題】本発明は、粘着層が易流動性のも
のである場合にも、輸送時や取扱時等に粘着層の欠落や
汚染を生じにくく、製造や加工等のライン搬送時に正常
な走行を乱すガイド面への接着を発生しにくくて正常な
搬送状態の維持性、ひいては製造や加工等の効率に優れ
ると共に、枠内装着物の取替の際の取外し性に優れる光
学部材を効率よく製造しうる方法の開発を課題とする。
【0005】
【課題の解決手段】本発明は、少なくとも光学フィルム
層と粘着層を有する積層体の所定数を積み重ね、その積
み重ね体の押圧下に端辺を研磨処理して微細凹凸の粗面
とした後、その端辺に非粘着性の被覆皮膜を形成してそ
の被覆皮膜を端辺に有する積層体を分離回収することを
特徴とする光学部材の製造方法を提供するものである。
【0006】
【発明の効果】本発明によれば、端辺の微細凹凸粗面化
による接触面積の減少化効果と、非粘着性皮膜の端辺カ
バーによる非接着兼閉込め効果とが相乗作用して、粘着
層が柔らかくて弱い押圧力にても容易に流動するものか
らなる場合にも、輸送時や取扱時等における粘着層の欠
落や汚染を安定して防止すると共に、製造・加工ライン
等のガイド面や表示装置における額縁等の枠内壁に対す
る非接着性を安定して維持し、正常なライン搬送走行を
乱すガイド面への接着防止よる正常搬送状態の維持性、
ひいては製造や加工等の効率に優れ、また枠内装着物の
取替の際の取外し性に優れる光学部材を得ることができ
る。
【0007】前記の場合に本発明の方法を適用すること
で、積み重ね処理により製造効率に優れると共に、押圧
下による処理に基づき積み重ね時に位置ズレによる端面
の不揃いを生じても研磨処理時に端面を揃えることがで
きてズレのない均一面とすることができ、その端辺に均
一な被覆皮膜を安定に形成できて皮膜の形成漏れを防止
でき、また押圧下による処理で積層体間の隙間を埋めて
被覆皮膜形成材の滲み込みを防止でき、その滲み込みに
よる光学フィルムの汚染を防止できて光学部材を歩留ま
りよく形成することができる。
【0008】
【発明の実施形態】本発明の製造方法は、少なくとも光
学フィルム層と粘着層を有する積層体の所定数を積み重
ね、その積み重ね体の押圧下に端辺を研磨処理して微細
凹凸の粗面とした後、その端辺に非粘着性の被覆皮膜を
形成してその被覆皮膜を端辺に有する積層体を分離回収
して光学部材を得るものである。従って得られた光学部
材は、少なくとも光学フィルム層と粘着層を有する積層
体からなり、その積層体の端辺が微細凹凸の粗面に形成
されていると共に、非粘着性の皮膜にて被覆されたもの
である。
【0009】図1に本発明による製造方法の工程例を示
すと共に、図2、図3に得られる光学部材を例示した。
1が積層体であり、11,14が光学フィルム層、12
が粘着層である。また2,21,22が端辺の被覆皮膜
であり、13は積層体を形成するセパレータである。
【0010】積み重ねに用いる積層体は、少なくとも光
学フィルム層と粘着層を有するものである。積み重ねる
積層体は、層構造が同じものであってもよいし、異なる
ものであってもよい。また寸法は、異なっていてもよい
が、少なくとも研磨処理する端辺又は被覆皮膜を形成す
る端辺については面揃えできる寸法であることが処理の
安定性などの点より好ましい。従って一般には、同じ寸
法となるように形成した積層体が積み重ねの対象とされ
る。
【0011】前記において積層体を形成する光学フィル
ムは、例えば偏光や位相差、反射や拡散、反射防止や干
渉、回折などの任意な光学特性を示す適宜なフィルムか
らなるものであってよい。また積層体は、例えば偏光板
や位相差板、反射板や拡散板、反射防止板や干渉板、回
折板などの適宜な光学フィルムを粘着層を介して2層以
上含む状態に積層されたものであってもよい。ちなみに
楕円偏光板は、偏光板と位相差板を積層したものであ
る。
【0012】光学フィルムを形成するポリマーとして
は、例えばポリエステル系やセルロース系、ポリエーテ
ルサルホン系やポリカーボネート系、ポリアミド系やポ
リイミド系、ポリオレフィン系やアクリル系等のプラス
チック、あるいはアクリル系やウレタン系、アクリルウ
レタン系やエポキシ系やシリコーン系等の熱硬化型、な
いし紫外線硬化型の樹脂、各種の液晶ポリマーなどがあ
げられるが、これらに限定されるものではなく、そのポ
リマーについては任意である。
【0013】ちなみに偏光板は、ポリビニルアルコール
系系フィルムや部分ホルマール化ポリビニルアルコール
系系フィルム、エチレン・酢酸ビニル共重合体系部分ケ
ン化フィルムの如き親水性高分子フィルムにヨウ素及び
/又は二色性染料を吸着させて延伸したもの、ポリビニ
ルアルコール系の脱水処理物やポリ塩化ビニルの脱塩酸
処理物の如きポリエン配向フィルム、あるいはかかる偏
光フィルムの片面又は両面に透明保護フィルムを付設し
たものなどからなるものが一般的である。
【0014】なお前記した偏光板の表面損傷等の防止な
どを目的に付設される透明保護フィルム層は、通例、等
方性の透明フィルムで形成される。また位相差板は、延
伸フィルムや液晶ポリマーフィルムなどにより形成さ
れ、反射板は、例えば必要に応じマット処理したフィル
ムの片面にアルミニウム等の反射性金属からなる箔や蒸
着膜を付設したものや、微粒子の添加で表面微細凹凸構
造としたフィルムに蒸着方式やメッキ方式などの適宜な
方式で金属反射層を付設したものなどとして形成され
る。
【0015】一方、拡散板や反射防止板は、例えばマッ
ト処理したフィルムや微粒子の添加で表面微細凹凸構造
としたフィルムなどとして形成され、干渉板は、フィル
ムに干渉性の薄膜を設けたものなどとして形成される。
回折板は、フィルムに微細な凹凸や溝のラインを設けた
ものなどとして形成される。従って上記のように光学フ
ィルムは、等方性や異方性などの適宜な特性が付与され
たものからなっていてよい。
【0016】光学フィルムに付設する粘着層の種類につ
いては特に限定はなく、例えばアクリル系やシリコーン
系、ポリエステル系やポリウレタン系、ポリエーテル系
やゴム系などからなる透明な適宜な粘着剤を用いて形成
されたものであってよい。本発明にては、柔らかくて弱
い押圧力にても容易に流動する粘着層も用いうる。粘着
層の厚さは、500μm以下、就中1〜300μm、特に
5〜100μmが一般的であるが、これに限定されな
い。
【0017】前記の粘着層は、必要に応じて例えば天然
物や合成物の樹脂類、ガラス繊維やガラスビーズ、金属
粉やその他の無機粉末等からなる充填剤や顔料、着色剤
や酸化防止剤などの適宜な添加剤を含有していてもよ
い。また微粒子の含有で光拡散性を示すものであっても
よい。
【0018】なお上記した光学フィルムや粘着層は、例
えばサリチル酸エステル系化合物やベンゾフェノール系
化合物、ベンゾトリアゾール系化合物やシアノアクリレ
ート系化合物、ニッケル錯塩系化合物等の紫外線吸収剤
で処理する方式などにより紫外線吸収能をもたせたもの
であってもよい。
【0019】積層体において粘着層が露出する場合に
は、図例の如くセパレータ13を仮着して保護すること
が好ましい。セパレータは、例えばシリコーン系や長鎖
アルキル系やフッ素系等の適宜な剥離剤でコート処理し
たフィルムやそのラミネートなどとして得ることができ
る。
【0020】本発明において積み重ねた積層体の端辺に
対する研磨処理及び被覆皮膜の形成処理は、積み重ね体
の押圧下に行う。これにより、積み重ね時に位置ズレに
よる端面の不揃いがあっても研磨処理により強制的に端
面を均一面に研磨整形して、その端辺に形成漏れなく被
覆皮膜を均一に安定して形成でき、また積層体間の隙間
をなくして被覆皮膜形成材の滲み込みを防止し、光学フ
ィルムにその滲み込み汚染が生じることを防止すること
ができる。さらに押圧により、端面よりはみ出し易くな
った状態の粘着層を強制的にはみ出させて研磨処理を介
しそれを除去でき、輸送時や取扱時等に粘着層の欠落や
汚染などがより生じにくいものとすることができる。
【0021】前記の押圧は、万力等の適宜な手段にて行
うことができる。処理単位となる積層体の積み重ね数
は、2層以上の任意数とすることができ、積層体の厚さ
などに応じて適宜に決定することができる。一般には、
処理効率などの点より積層体を単位に1000層以下、
就中5〜600層、特に10〜300層とされる。
【0022】押圧処理した積み重ね体における積層体の
端辺の研磨処理は、例えば1mm以下等のサンドブラスト
を吹き付ける方式や、40番手以下等のサンドペーパで
研磨する方式などの適宜な方式で当該端辺を微細凹凸の
粗面とすることにより行うことができる。
【0023】前記の場合、研磨処理で形成する端面は、
平面であってもよいし、曲面であってもよく、その面形
状は任意である。なお処理は、図1に例示の太矢印の如
く上下方向の押圧による横方向処理方式や、左右方向の
押圧による縦方向処理方式などの適宜な方式を採ること
ができる。
【0024】前記において粗面に形成する積層体の端面
は、目的に応じて一辺以上の適宜な辺数とすることがで
きる。ちなみに、輸送時や取扱時等における粘着層の欠
落や汚染等の防止を目的とする場合や、枠内への装着を
目的とする場合などには粘着層が露出する全ての端面が
問題となることから積層体の周囲であることが好まし
い。
【0025】一方、製造や加工等のラインで搬送するこ
とを目的とする場合などには、ラインのガイド等に接触
するおそれのある対向の側辺であることが好ましい。な
お前記の研磨処理に際しては、従来技術の如く微細クラ
ックの発生や粘着層のはみ出し防止等を目的とした切削
等による平滑化処理を併用してもよい。
【0026】端辺に形成する粗面における微細凹凸の状
態は、平滑面との接触により発生する接着力の低さなど
の点より、その凸部の突出幅が1μm以上であることが
好ましく、また外観の低下による不良品扱いを防止する
点などより100μm以下であることが好ましい。より
好ましい凸部の突出幅は、2〜50μmである。
【0027】なお上記において積層体は、それが矩形体
からなる場合には、コーナ部が辺中央部より広幅に形成
されていてもよい。かかる形態は、コーナ部が辺中央部
よりも優先的に枠の内壁やラインのガイドに接触して、
辺中央部での接触が防止されるため接触による接着力を
より低下させることができ、大面積の光学部材に特に有
利に適用することができる。なお前記のコーナ部広幅形
態は、辺中央部を狭幅とする方式やコーナ部に突出部を
設ける方式などの適宜な方式で形成されていてよい。
【0028】前記において、コーナ部が辺中央部よりも
広幅に形成された辺は、矩形体の一辺であってもよい
し、対向の2辺、又は全辺などであってもよく、適宜に
決定することができる。またコーナ部と辺中央部の幅差
は、辺中央部での接触防止性や外観不良の防止性などの
点より、1〜100μm、就中2〜50μmであることが
好ましい。
【0029】積み重ね体の押圧下にその積層体の端辺に
設ける非粘着性の被覆皮膜は、上記の光学フィルムで例
示したポリマー、就中、紫外線硬化型樹脂やセパレータ
で例示した剥離剤などの非粘着性の皮膜を形成する適宜
な材料にて形成することができる。被覆皮膜の形成は、
例えば皮膜形成材を塗布方式や噴霧方式等の適宜な方式
で積み重ね体における積層体の端辺に施与して皮膜を形
成することにより行うことができる。
【0030】被覆皮膜を設ける端面は、上記した研磨処
理する端辺に準じることができ、被覆皮膜は研磨処理し
ない端辺に設けることもできる。被覆皮膜の厚さは、適
宜に決定しうるが、一般には膜強度や非接着性などの点
より150μm以下、就中0.1〜100μm、特に1〜
50μmとされる。
【0031】上記により積層体の端辺に被覆皮膜を形成
してなる光学部材は、積み重ね体の押圧を解いてその積
層体を分離することにより得られるが、その場合、被覆
皮膜は積み重ね体に対して連続膜として形成されている
ため積層体毎に被覆皮膜を分離する必要がある。
【0032】前記の場合、通例は、被覆皮膜の強度が低
くて前記した積層体の手等を介した分離操作で容易に積
層体の端辺に被覆皮膜を接着させたまま積層体を回収し
うるが、積層体毎の被覆皮膜の分離が困難な場合には、
カッター等にて被覆皮膜を積層体毎に切断する方式など
の適宜な方式を適用して積層体の端辺に被覆皮膜が接着
した光学部材を回収することもできる。
【0033】
【実施例】実施例1 幅90cm、厚さ70μmのポリビニルアルコール系偏
光フィルムの長尺原反の両面に、厚さ20μmのポリビ
ニルアルコール系接着層を介して厚さ80μmのトリア
セチルセルロースフィルムを接着し、その片面に厚さ2
5μmのポリエステルフィルムをシリコーン系剥離剤で
処理したセパレータ上に設けた厚さ20μmのアクリル
系粘着層をセパレータと共に接着し、その積層原反より
刃型を介し11インチサイズで積層体を打ち抜き、その
100枚を積み重ねた。
【0034】次に、前記の積み重ね体を万力を介して上
下方向に押圧固定し、切断面を60番手のサンドペーパ
で研磨処理し、ついでその周囲四辺の端面にシリコーン
系剥離剤を噴霧し、硬化処理して非粘着性で厚さが約1
0μmの被覆皮膜を設けた後、万力より積み重ね体を回
収してその積層体を分離し、光学部材を得た。その場
合、手による操作を介して積み重ね体より積層体をその
端辺に被覆皮膜が過不足なく接着した状態で分離回収す
ることができた。
【0035】比較例1 万力で押圧せず、かつ研磨処理を施さないほかは実施例
1に準じて端辺に被覆皮膜を有する光学部材を得た。
【0036】比較例2 端辺に被覆皮膜を設けないほかは実施例1に準じて研磨
処理した光学部材を得た。
【0037】評価試験 接着性 実施例、比較例で得た光学部材を1枚ずつ所定の間隔
で、ステンレス製のガイドを装着したコンベアにて搬送
したところ、実施例1、比較例1では途中で停滞するこ
となく正常に搬送することができたが、比較例2では搬
送途中で停滞するトラブルが多発した。
【0038】汚染性 実施例1、比較例1で得た光学部材におけるシリコーン
系剥離剤の層間への滲み込みによる汚染状態を調べたと
ころ、実施例1では汚染された光学部材は1枚もなかっ
たが、比較例1では全てに汚染が認められ、実用が困難
な状態に大きく汚染された不良品が35%に及ぶもので
あった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の製造工程説明図
【図1】光学部材例の斜視断面図
【図2】他の光学部材例の正面断面図
【符号の説明】
1:積層体 11,14:光学フィルム層 12:粘着層 13:セパレータ 2,21,22:被覆皮膜
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年5月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の製造工程説明図
【図】光学部材例の斜視断面図
【図】他の光学部材例の正面断面図
【符号の説明】 1:積層体 11,14:光学フィルム層 12:粘着層 13:セパレータ 2,21,22:被覆皮膜

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも光学フィルム層と粘着層を有
    する積層体の所定数を積み重ね、その積み重ね体の押圧
    下に端辺を研磨処理して微細凹凸の粗面とした後、その
    端辺に非粘着性の被覆皮膜を形成してその被覆皮膜を端
    辺に有する積層体を分離回収することを特徴とする光学
    部材の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、光学フィルム層が偏
    光板、位相差板又は楕円偏光板である光学部材の製造方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001272539A (ja) * 2000-03-27 2001-10-05 Nitto Denko Corp 光学フィルム積層体
JP2022047611A (ja) * 2020-09-14 2022-03-25 日東電工株式会社 偏光板、位相差層付偏光板、ならびに、該偏光板または該位相差層付偏光板を含む画像表示装置

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JP2022047611A (ja) * 2020-09-14 2022-03-25 日東電工株式会社 偏光板、位相差層付偏光板、ならびに、該偏光板または該位相差層付偏光板を含む画像表示装置

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