JPH11254342A - 管継手の解体用治具およびその治具を用いた解体装置 - Google Patents

管継手の解体用治具およびその治具を用いた解体装置

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JPH11254342A
JPH11254342A JP5871798A JP5871798A JPH11254342A JP H11254342 A JPH11254342 A JP H11254342A JP 5871798 A JP5871798 A JP 5871798A JP 5871798 A JP5871798 A JP 5871798A JP H11254342 A JPH11254342 A JP H11254342A
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JP
Japan
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annular body
jig
receptacle
pipe joint
dismantling
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Application number
JP5871798A
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English (en)
Inventor
Kinjiro Nakano
金治郎 中野
Tsuneo Kikuchi
庸夫 菊地
Masayoshi Ozawa
政良 小澤
Hisashi Suzuki
恒 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Nakano Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Kubota Corp
Nakano Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 管継手の解体作業を容易に行えるようにす
る。 【解決手段】 受口12の外側における挿口14の部分
に外ばめされる環状体32と、この環状体32における
周方向の適当位置において、この環状体32から挿口1
4の外面に沿って受口12側へ向けて配置された矢状部
材47とを有する。ストッパリング53により反力を支
持された駆動部54によって環状体32が受口12に近
づく方向に移動されたときに、矢状部材47が、受口1
2の内周と挿口14の外周との隙間から受口12の内部
に挿入されて、受口12内のシール材の内周面と挿口1
4の外周面との間に押し込まれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は管継手の解体用治具
およびその治具を用いた解体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】管継手の一種として、図9に示すよう
に、互いに接合された一方の管11の端部に受口12が
形成されるとともに、他方の管13の端部に、受口12
の内部に挿入される挿口14が形成され、受口12の内
周と挿口14の外周との間で環状のゴム製のシール材1
5を圧縮することで、受口挿口間のシールを確保したも
のが知られている。さらにこの図9の管継手では、シー
ル材15よりも奥側における受口12の内周に形成され
た溝16に、ロックリング17と、このロックリング1
7を芯出し状態で保持するためにこのロックリング17
の外周側に配置された芯出し用のゴム体18とが設けら
れている。一方、挿口14の先端部の外周には、受口1
2の奥側からロックリング17に係り合う突部19が設
けられることで、受口挿口間の離脱の防止が図られてい
る。突部19を含む挿口14の先端の外周には先細り状
のテーパ面20が形成され、継手の接合時に挿口14を
受口12に挿入する際に、このテーパ面20がシール材
15およびロックリング17を押し拡げることで、突部
19がこれらシール材15やロックリング17の位置を
容易に通過できるように構成されている。
【0003】このような構成の管継手を解体する必要が
生じた場合には、挿口14を受口12から抜き出さなけ
ればならない。しかし、接合後の時間の経過によってシ
ール材15が挿口14の外周面に強く密着していること
が多く、その抜き出し作業が困難になりやすいという傾
向がある。また図9に示した管継手では、受口挿口間の
離脱の防止を図るために挿口14の突部19が受口12
側のロックリング17に係り合うように構成されている
ため、単に挿口14に引き抜き力を付与しただけでは、
その抜け出しを行わせることができず、継手の解体が不
可能である。
【0004】このため従来においては、継手の周方向に
沿った複数の位置において、図10に示すような金属製
の舌片21を、図11に示すように受口12の開口端に
おける受口12と挿口14との隙間22から受口12の
内部に挿入し、この舌片21をシール材15の内周に押
し込んでその部分でシール材15を挿口14の外周面か
ら剥離させている。また、舌片21をロックリング17
の内周にも押し込んで、このロックリング17を挿口1
4の外面から浮かせ、これにより突部19がロックリン
グ17に係り合わないようにして、挿口14の抜け出し
に支障が生じないようにしている。この目的のため、舌
片21の厚さは、突部19の高さと同等以上としてい
る。
【0005】図10に詳細に示すように、舌片21は、
その後端部が管径方向の外向きに折り曲げられて被打撃
部23を構成している。また、その先端部には管径方向
の外向の傾斜面24が形成されて、シール材15の内周
やロックリング17の内周への押し込みを容易に行える
ように構成されている。
【0006】舌片21の押し込みの際には、周方向に複
数の舌片21のそれぞれについて、ハンマーなどで被打
撃部22を打撃することによる打ち込み作業が行われて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように複
数の舌片21を1本ずつハンマーなどにより打ち込む作
業は、能率が悪く、多大な労力と時間とを有し、また打
撃の際に挿口14などの表面を傷つけやすいという問題
点がある。
【0008】そこで本発明は、このような問題点を解決
して、管継手の解体作業を容易に行えるようにすること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明の解体用治具は、受口の外側における挿口の部分
に外ばめされる環状体と、この環状体における周方向の
適当位置において、この環状体から挿口の外面に沿って
受口側へ向けて配置された矢状部材とを有し、前記環状
体が受口に近づく方向に移動されたときに、前記矢状部
材が、受口の内周と挿口の外周との隙間から受口の内部
に挿入されて、前記シール材の内周面と挿口の外周面と
の間に押し込まれるように構成したものである。
【0010】このようなものであると、環状体と、この
環状体における周方向の適当位置に配置された矢状部材
とが一体に構成されることになるため、押圧力を付与す
るなどによって環状体を移動させるだけで、管の周方向
にわたって矢状部材を一気に受口の内部に挿入すること
ができる。矢状部材は、周方向に沿って複数設けられた
櫛歯状部材によって構成することが可能である。あるい
は、筒状部材によって矢状部材を構成することも可能で
ある。
【0011】また、本発明の解体装置は、上記の解体用
治具と、受口の外側における挿口の部分に固定される反
力受け部材と、この反力受け部材と解体用治具の環状体
との間に配置されて、この環状体を押圧することで解体
用治具を受口に向けて移動させる押圧手段とを有し、こ
の押圧手段は、解体用治具の移動により矢状部材がシー
ル材の内周面と挿口の外周面との間に押し込まれた後
に、前記反力受け部材と受口の端面との間に介装された
状態で、この受口の端面を押圧することで、受口挿口間
の抜け出し力を付与可能に構成されているようにしたも
のである。
【0012】このようなものであると、シリンダ装置な
どの押圧手段によって解体用治具を受口に向けて移動さ
せることで、管の周方向にわたって矢状部材を一気に受
口の内部に挿入することができる。矢状部材が押し込ま
れたなら、押圧手段を反力受け部材と受口の端面との間
に介装して、この受口の端面を押圧することで、挿口を
容易に受口から抜き出して管継手を解体することができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態の解
体用治具を示す。この解体用治具31において、32は
環状体であり、横断面矩形状の金属部材によって周方向
二つ割りの環状に形成されている。33、34はその分
割体、35、36はその周方向の分割部である。一方の
分割部35では、分割体33、34どうしはヒンジ部3
7によって互いに開閉可能に連結されている。他方の分
割部36には、締結部38が設けられている。すなわ
ち、分割部36においては、分割体33、34の端部に
それぞれブラケット39、40が一体に形成され、一方
のブラケット39には、管軸方向のピン41によってボ
ルト42の基端部が旋回自在に支持されている。このボ
ルト42は、分割体33、34どうしが閉じているとき
に旋回することによってその先端部が他方のブラケット
40にはまり込み、その状態でその先端部にナット43
をねじ合わせることで、締結部38を締結状態として解
体用治具31を環状に固定することができるように構成
されている。また、ナット43を緩めることで締結状態
を解除可能とされ、それによって分割体33、34どう
しを互いに開くことができるように構成されている。
【0014】環状体32の内周には横断面矩形状の切欠
部45が全周にわたって形成されており、この切欠部4
5は、環状体32の一方の端面46に開口している。こ
の切欠部45には、周方向に複数の金属製の矢状部材4
7の基端部が端面46側からはめ込まれて、ろう付けに
より固定されている。48はそのろう付け部である。矢
状部材47は、環状体32の周方向に互いに間隔をおい
て複数が配置されるとともに環状体32からこの環状体
32の軸心方向に長く突出するように配置されている。
そして、これら環状体32および矢状部材47によって
櫛歯状部材49が構成されている。各矢状部材47の先
端には、環状体32の径方向の外向きの傾斜面50が形
成されている。
【0015】図3〜図5は、上述の解体用治具31を用
いた本発明の実施の形態の解体装置を、解体すべき管継
手とともに示す図である。この解体装置52において、
解体用治具31は、矢状部材47の先端を管11の受口
12に向けて、この受口12の外側における管13の挿
口14の部分にゆるく外ばめされている。すなわち、こ
の解体用治具31の内径つまり環状体22と複数の矢状
部材47とにより構成された櫛歯状部材49の内径は、
管13の外径よりもわずかに大径に形成されている。
【0016】解体装置52において、53は、反力受け
部材としてのストッパリングで、解体用治具31から管
軸方向に距離をおいて、この解体用治具31よりも受口
12から離れた位置で、管13の外周に固定されてい
る。このストッパリング53は、解体用治具31の環状
体32と同様に周方向二つ割りに構成されるなどすると
ともに、図4に示すように適宜の締結部51を有するな
どすることで、管13に外ばめされた状態でしっかりと
固定されている。また、ストッパリング53は、横断面
が矩形状に形成されるとともに、その外径が解体用治具
31の環状体32の外径よりも大径に形成されている。
【0017】ストッパリング53と解体用治具31の環
状体32との間には、押圧手段としての油圧シリンダ式
の駆動部54が設けられている。この駆動部54は、図
3〜図6に示すように、管13の両側に配置される一対
のシリンダ装置55、55を有する。56、56は管1
3の頂部に乗せられる一対のC形の帯状支持板であり、
これら支持板56、56によって各シリンダ装置55が
軸心方向に距離をおいた2か所の位置で支持されること
で、これらシリンダ装置55、55は、所定の位置決め
状態で支持され、かつ管軸方向に伸縮可能とされること
になる。
【0018】各シリンダ装置55は、上述のように大径
に形成されたストッパリング53に対応した位置に設け
られて、その基端部60がストッパリング53に接する
ように配置されている。
【0019】各シリンダ装置55の伸縮端には、第1の
押圧ブロック57が取り付けられている。この第1の押
圧ブロック57は、先端部の半周に切り欠きが形成され
た円柱状体にて構成されることで、切り欠きを有しない
部分による突出側先端面58と、切り欠きの部分に形成
された奥側先端面59とが、半周ずつ形成されている。
そして、各シリンダ装置55の中心軸のまわりに第1の
押圧ブロック57を半周ずつ回転させることで、上述の
ように解体用治具31の環状体32よりも大径のストッ
パリング53に対応する位置にシリンダ装置55が設け
られているにもかかわらず、その突出側先端面58と奥
側先端面59とのいずれかが環状体32の側面に接触す
るように構成されている。
【0020】突出側先端面58から第1の押圧ブロック
57の内部に向けて、シリンダ装置55の中心軸から偏
心した位置における管軸方向の内ねじ61が形成されて
いる。この内ねじ61には、図7および図8に示すよう
に、延長軸62を、同様にシリンダ装置55の中心軸か
ら偏心した位置において取り付け可能である。この延長
軸62の先端には、円柱状の第2の押圧ブロック63が
偏心状態で取り付けられている。したがって、上述のよ
うに解体用治具31の環状体32よりも大径のストッパ
リング53に対応する位置にシリンダ装置55が設けら
れているにもかかわらず、図7および図8に示すよう
に、シリンダ装置55の中心軸のまわりに第1の押圧ブ
ロック57を回転させることで、延長軸62を、解体用
治具31の環状体32と干渉しないように、管13の径
方向に沿った外側の位置に配置させることが可能であ
る。また、そのときに、上述のように延長軸62の先端
に偏心状態で取り付けられた第2の押圧ブロック63
は、この延長軸62が管13の径方向に沿った外側の位
置に配置されているにもかかわらず、管11の受口12
の端面64に接触することが可能である。
【0021】このような構成において、すでに接合され
ている管11、13どうしを解体する際には、受口12
の外側における挿口14の外周に解体用治具31をかぶ
せて、締結部37によりブラケット39、40どうしを
互いに締結することで、この解体用治具31を挿口14
に外ばめする。そして、図3〜図5に示すように解体装
置52のストッパリング53を管13における所定の位
置に固定し、駆動部54における一対の帯状支持板5
6、56を挿口14の頂部に被せることで、そのシリン
ダ装置55、55を管13の両側に配置させる。
【0022】この状態でシリンダ装置55、55をわず
かに伸張させ、第1の押圧ブロック57における突出側
先端面58または奥側先端面59のいずれかを解体用治
具31の環状体32の端面に向かい合わせて接触させ
る。このとき、いずれの先端面58、59を環状体32
の端面に接触させるかは、ストッパリング53から環状
体32の端面までの距離に応じて適宜に決定することが
できる。
【0023】そして、シリンダ装置55、55をさらに
伸張させると、第1の押圧ブロック57によって解体用
治具31が受口12の方へ押され、櫛歯状部材49すな
わちそれぞれの矢状部材47が、図11に示した舌片2
1の場合と同様の状態となるように、すなわちシール材
およびロックリングの内周に挿入されるように、受口1
2の内部に挿入される。このとき、先端に傾斜面50を
備えた櫛歯部材49すなわちすべての矢状部材47をシ
リンダ装置55、55によって一度に押し込むことにな
るので、ハンマーなどによる打ち込み作業を行う場合の
ように管13に傷をつけるようなことがなく、また短時
間のうちに簡単に作業できる。
【0024】解体用治具31の矢状部材47が受口12
の内部に押し込まれたなら、図7に示すようにシリンダ
装置55を引き戻し、第1の押圧ブロック57に延長軸
62をねじ込んで第2の押圧ブロック63を取り付け
る。そして、上述のように第1の押圧ブロック57の回
転によって延長軸62と解体用治具31の環状体32と
の干渉を防止した状態で、第2の押圧ブロック63を受
口12の端面64に向かい合わせ、シリンダ装置55、
55をわずかに伸張させることによって端面64に接触
させる。なお、解体用治具31の矢状部材47は、図1
1に示した場合と同様にその先端が挿口14の突部に当
たったときに、環状体32と受口12の端面64との間
に第2の押圧ブロック57が入り込み可能な隙間65を
形成可能な寸法で作られている。
【0025】この状態でさらにシリンダ装置55、55
を伸張させると、第2の押圧ブロック57が受口12の
端面64を押圧して、受口12と挿口14との間に抜け
出し力が作用する。このとき、図11に示した場合と同
様に矢状部材47が受口12のシール材の内周に挿入さ
れ、このシール材と挿口14との密着状態が解消されて
いるため、容易に抜け出しを行わせることができる。ま
た、図11に示した場合と同様に、矢状部材47が受口
12のロックリングの内周に挿入され、このロックリン
グを拡径させているため、挿口14の突部19がロック
リングに係り合うことを防止できる。したがって、シリ
ンダ装置55、55をさらに伸張させることで、図8に
示すように挿口14を受口12から抜き出すことがで
き、容易に管継手を解体することができる。延長軸62
は、少なくとも受口12からの挿口14の抜け出しが完
了するまで、解体用治具31の環状体32が第1の押圧
ブロック57の奥側先端面59に当たらないような寸法
で形成されている。
【0026】なお、上述のように挿口14の突部19が
受口12のロックリング17に係り合うように構成され
た離脱防止構造の管継手の場合はもちろんのこと、この
ような離脱防止構造を有しない管継手に適用した場合に
おいても、受口12のシール材の内周へ矢状部材47を
押し込んで挿口14の外周への密着状態を解消できるの
で、同様に容易に管継手を解体することができる。
【0027】図2は、本発明の他の実施の形態の解体用
治具31を示す。この図2のものでは、環状体32の分
割体33、34ごとに、半周の範囲で周方向に連続した
横断面C字形の矢状部材68が用いられている。この矢
状部材68は、その基端部が環状体32の切欠部45に
はめ込まれるとともに、この切欠部45において周方向
に複数の皿ビス69によって環状体32に固定されてい
る。矢状部材68の先端には、傾斜面70が形成されて
いる。
【0028】このようなものであると、矢状部材47が
周方向に連続しているため、受口12のシール材の内周
におけるほぼ全周にわたって挿入することができる。し
たがって、このシール材が挿口14の外面に強固に密着
している場合でも、その密着状態を確実に解消すること
ができる。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明の解体用治具による
と、受口の外側における挿口の部分に外ばめされる環状
体と、この環状体における周方向の適当位置において、
この環状体から挿口の外面に沿って受口側へ向けて配置
された矢状部材とを有し、前記環状体が受口に近づく方
向に移動されたときに、前記矢状部材が、受口の内周と
挿口の外周との隙間から受口の内部に挿入されて、前記
シール材の内周面と挿口の外周面との間に押し込まれる
ようにしたため、環状体と矢状部材とが一体に構成され
ることになり、また押圧力を付与するなどによって環状
体を移動させるだけで、管の周方向にわたって矢状部材
を短時間のうちに一気かつ容易に受口の内部に挿入する
ことができ、また打ち込みの場合のような傷の発生を防
止することができる。
【0030】また、本発明の解体装置によると、上記の
解体用治具と、受口の外側における挿口の部分に固定さ
れる反力受け部材と、この反力受け部材と解体用治具の
環状体との間に配置されて、この環状体を押圧すること
で解体用治具を受口に向けて移動させる押圧手段とを有
し、この押圧手段は、解体用治具の移動により矢状部材
がシール材の内周面と挿口の外周面との間に押し込まれ
た後に、前記反力受け部材と受口の端面との間に介装さ
れた状態で、この受口の端面を押圧することで、受口挿
口間の抜け出し力を付与可能に構成されているようにし
たため、解体用治具の押し込みとその後の受口と挿口と
の抜け出しとを、一つの押圧手段のみによって行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の管継手の解体用治具の斜
視図である。
【図2】本発明の他の実施の形態の管継手の解体用治具
の斜視図である。
【図3】図1の解体用治具を用いた本発明の実施の形態
の解体装置を管継手とともに示す正面図である。
【図4】図3に示された部分の側面図である。
【図5】図3に示された部分の平面図である。
【図6】同解体装置における駆動部の斜視図である。
【図7】同解体装置の動作状態を示す平面図である。
【図8】図7の次の段階の動作状態を示す平面図であ
る。
【図9】本発明の解体用治具および解体装置を適用可能
な管継手の断面図である。
【図10】従来の解体用舌片の斜視図である。
【図11】図10の解体用舌片の使用状態を示す断面図
である。
【符号の説明】
12 受口 14 挿口 31 解体用治具 32 環状体 47 矢状部材 53 ストッパリング 54 駆動部 55 シリンダ装置 57 第1の押圧ブロック 62 延長軸 63 第2の押圧ブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小澤 政良 千葉県船橋市栄町2丁目16番1号 株式会 社クボタ船橋工場内 (72)発明者 鈴木 恒 千葉県船橋市栄町2丁目16番1号 株式会 社クボタ船橋工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受口の内周と挿口の外周との間で環状の
    シール材を圧縮した構造の管継手における前記受口の内
    部から挿口を抜き出すときの治具であって、受口の外側
    における挿口の部分に外ばめされる環状体と、この環状
    体における周方向の適当位置において、この環状体から
    挿口の外面に沿って受口側へ向けて配置された矢状部材
    とを有し、前記環状体が受口に近づく方向に移動された
    ときに、前記矢状部材が、受口の内周と挿口の外周との
    隙間から受口の内部に挿入されて、前記シール材の内周
    面と挿口の外周面との間に押し込まれるように構成され
    ていることを特徴とする管継手の解体用治具。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の解体用治具と、受口の
    外側における挿口の部分に固定される反力受け部材と、
    この反力受け部材と解体用治具の環状体との間に配置さ
    れて、この環状体を押圧することで解体用治具を受口に
    向けて移動させる押圧手段とを有し、この押圧手段は、
    解体用治具の移動により矢状部材がシール材の内周面と
    挿口の外周面との間に押し込まれた後に、前記反力受け
    部材と受口の端面との間に介装された状態で、この受口
    の端面を押圧することで、受口挿口間の抜け出し力を付
    与可能に構成されていることを特徴とする管継手の解体
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006315165A (ja) * 2005-05-13 2006-11-24 Lintec 21:Kk 剥離工具及び剥離方法
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