JPH11253780A - 混合装置 - Google Patents

混合装置

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JPH11253780A
JPH11253780A JP10078571A JP7857198A JPH11253780A JP H11253780 A JPH11253780 A JP H11253780A JP 10078571 A JP10078571 A JP 10078571A JP 7857198 A JP7857198 A JP 7857198A JP H11253780 A JPH11253780 A JP H11253780A
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JP
Japan
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cylindrical body
mixing
mixed
base plate
medium
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Application number
JP10078571A
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English (en)
Inventor
Hidekazu Kobori
英和 小堀
Izumi Konno
泉 今野
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Sumitomo Forestry Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Forestry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 植物育成用培地構成材などの混合対象物を、
その特性を損うことなく、連続的に、しかも、均一に混
合し得るようにした混合装置の提供。 【解決手段】 植物育成用培地構成材などの混合対象物
Eを連続的に混合する混合装置Aであって、この混合装
置Aが、傾斜して備えられる筒状体13と、この筒状体
13を該筒状体13の中心線x−xを通る回転中心線で
回転させる回転手段Dと、この筒状体13の内壁13a
から突き出すように備えられている該筒状体13の中心
線x−x方向に長い板状片30とを有し、この傾斜して
備えられる筒状体13の傾斜上側開口32から該筒状体
13内に供給される前記混合対象物Eが、前記板状片3
0によって混合されながら該筒状体13の傾斜下側開口
33から送り出されるように構成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は植物育成用培地構
成材などの混合対象物の連続混合に用いられる混合装置
の提供に関する。
【0002】
【従来の技術】畑土、田土などの土、浄水場において生
ずる沈澱物からなる土、バーク堆肥などの肥料類、各種
の土壌改良材などの各種植物の育成に用いられる培地構
成材を夫々の植物の育成に都合の良い形態に混合して用
いている。
【0003】かかる植物育成用培地構成材の混合は、こ
れらの各培地構成材が目的とする植物の育成に都合の良
い配合比となるように用意すると共に、これらをスコッ
プなどを用いて手作業により混合し、夫々の植物の育成
に用いられる培地として提供していた。
【0004】しかしながら、かかる手法にあっては、植
物育成用培地の提供に多くの労力を要すると共に、多く
の労力を用いた割に提供できる植物育成用培地の量が少
なく、培地の調整製造コストが割高となる不都合があっ
た。
【0005】かかる点から、左官用のモルタルミキサー
を用いて植物育成用培地の構成材を混合することが試み
られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなモルタルミキサーを用いてなされる植物育成用培地
構成材の混合手法にあっては、混合対象物の投入処理
と、混合処理、及び取出し処理とが夫々に独立した処理
となり、例えば、混合対象物の投入処理あるいは取出し
処理などに際して、当該混合処理を逐一中断する必要が
あり、これらの植物育成用培地構成材の連続した量産提
供には難があった。
【0007】また、かかるモルタルミキサーを用いた植
物育成用培地構成材の混合にあっては、夫々の混合対象
物の性状などに対応して混合の程度を管理することが難
しく、必要以上の時間あるいは必要以上の強さを伴って
なされる混合処理によって、植物育成用培地構成材が本
来備えている特性を毀損し、また、充分な時間あるいは
充分な強さを伴なわない混合処理にあっては、培地構成
材が都合良く混合されない不都合があった。
【0008】また、このようなモルタルミキサーを用い
た植物育成用培地構成材の混合にあっては、その混合処
理に際し、ピートモス、バーミキュライトなどの軽量培
地構成材などが浮き出し、充分な時間をもった混合処理
をなした場合にあっても、混合対象とされる植物育成用
培地構成材を均一の混合状態に混合することが難しかっ
た。
【0009】この発明は、かかる従来の混合手法におけ
る不都合を解消するものであって、植物育成用培地構成
材などの混合対象物を、これら混合対象物の特性を損う
ことなく、連続的に、しかも、均一に混合し得るように
した混合装置の提供を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る混合装置
は、前記の目的を達成するために、植物育成用培地構成
材などの混合対象物を混合する混合装置を、この混合装
置が、傾斜して備えられる筒状体と、この筒状体を該筒
状体の中心線を通る回転中心線で回転させる回転手段
と、この筒状体の内壁から突き出すように備えられてい
る該筒状体の中心線方向に長い板状片とを有し、この傾
斜して備えられる筒状体の傾斜上側開口から該筒状体内
に供給される前記混合対象物が、前記板状片によって混
合されながら該筒状体の傾斜下側開口から送り出される
ようにしてある。
【0011】かかる構成よりなる混合装置にあっては、
植物育成用培地の構成材などの混合対象物を連続的に混
合できると共に、これらの混合対象物を均一に混合する
ことができる。
【0012】尚、本明細書においては植物育成用培地構
成材(以下、植物育成用培地の構成材、あるいは単に培
地構成材などと称する。)とは、水田土壌、畑土壌、浄
水場において発生する沈澱物からなる土(通例、所要の
含水率まで水分が取除かれており、浄水ケーキ、脱水ケ
ーキ、浄水場発生土などと称されている。)などの土、
バーク堆肥などの肥料類、バーミキュライトなどの土壌
改良材などのように植物の育成に用いられる培地(通
例、植物育成用培地、植物育成用培土、植物育成用培養
土、あるいは単に培地、培土などと称されている。)を
構成するものを総称している。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の典型的な実施の形
態に混合装置について詳細に説明する。
【0014】図1〜図6は、本発明の典型的な一実施の
形態に係る混合装置Aを示すものであって、図1は、こ
の典型的な実施の形態に係る混合装置Aの主要部を、そ
の供給手段B及び運搬手段Cの一部と共に正面側から一
部を破断して示しており、図2は、これを断面すること
で示している。また図3は、この混合装置Aの主要部を
上面から見て示している。図4は、ローラ20部分にお
ける筒状体13部分の切断端面図として、図5は、モー
タ24の備え付け部分における要部を筒状体13と共に
切断端面図として、更に、図6は、傾斜上側開口32の
側にある支柱28a部分を傾斜下側開口28bの側を見
て、当該支柱28と、筒状体Bの主要部を断面すること
で示している。
【0015】この実施の形態に係る混合装置Aは、植物
育成用培地構成材などの混合対象物Eを連続的に混合す
る混合装置Aとして構成してあり、この混合装置Aが、
傾斜して備えられる筒状体13と、この筒状体13を該
筒状体13の中心線x−xを通る回転中心線で回転させ
る回転手段Dと、この筒状体13の内壁13aから突き
出すように備えられている該筒状体13の中心線x−x
方向に長い板状片30とを有し、この傾斜して備えられ
る筒状体13の傾斜上側開口32から該筒状体13内に
供給される前記混合対象物Eが、前記板状片30によっ
て混合されながら該筒状体13の傾斜下側開口33から
送り出されるように構成してある。
【0016】かかる構成よりなる混合装置Aにあって
は、植物育成用培地の構成材などの混合対象物Eを連続
的に混合できると共に、これらの混合対象物Eを均一に
混合することができる。
【0017】以下、この実施の形態に係る混合装置Aを
図面を参考にして具体的に説明する。この図示例では、
植物育成用培地構成材などの混合対象物Eを混合する筒
状体13を備えた混合装置Aに対して混合対象物Eを連
続して供給する供給手段Bと、この混合装置Aによって
混合された混合物E’を搬出する運搬手段Cとを併せ備
えた構成として示してある。特に、この図示例にあって
は、傾斜して備えられる筒状体13における当該備えつ
けの傾斜角度を自在に変更し得るものとし、混合対象物
Eの性状などに対応して混合に都合の良い傾斜状態に当
該筒状体13をセットして用い得る構成としてある。
【0018】この図示例の混合装置Aは、ベースプレー
ト12を機台10に対して、その一端側の両側に突き出
し状態に設けた軸受け部12c、12cを、この機台1
0の軸受け部10c、10cに対して軸11、11で回
動可能に取付け、機台10に対して傾斜状態に設け得る
ようにしたベースプレート12に対して筒状体13を回
転自在に設けると共に、この筒状体13を回転手段Dに
よって回転駆動する構成としてある。
【0019】前記の機台10は、略水平の向きにある台
板10aに脚10bを設けた台状に構成してあり、前記
軸受け部10cの下方に運搬手段Cを構成するベルトコ
ンベヤ37のテールプーリ37a側を位置づけるように
設けてあると共に、前記軸受け部10cの備えられてい
る側と反対の側に一対のスタッドボルト15、15を機
台10に対して一体となるように起立状態に設けてあ
る。
【0020】かかる筒状体13を所定の角度に傾斜する
ように調整位置付ける手段は、この図示例においては、
機台10に対して回動可能に備えられるベースプレート
12と、このベースプレート12を、このベースプレー
ト12の取付け溝14において傾斜状態に支持する支持
ナット16を備えたスタッドボルト15と、支持体19
などによって構成してある。
【0021】かかる機台10に備えられるベースプレー
ト12は、略長方形状をなす構成としてあり、一端側1
2aの両側に設けた軸受け部12cを前記軸11、11
によって該機台10の軸受け部10cに対して回動可能
に組付けてあると共に、先端側12bに該先端12b’
から割設されるように設けられている取付け溝14が、
前記スタッドボルト15の上部側、特に、螺挿された支
持ナット16より上方にあるスタッドボルト15部分を
受け入れ得る構成としてあり、この取り付け溝14に対
して収め入れたスタッドボルト15の支持ナット16を
上方に移動することによって、この支持ナット16上に
備えられる座板17を前記取付け溝14周面のベースプ
レート12の下面側に押し当て、このベースプレート1
2を前記軸11を回動中心として上方に回動し、また、
前記支持ナット16を下方に移動することによって当該
ベースプレート12を前記軸11を回動中心として下方
に回動できるように構成してあり、これによってベース
プレート12に備えられる筒状体13を任意の傾斜角で
セットして、当該混合装置Aを構成することができる。
【0022】また、かかる回動操作のなされたベースプ
レート12の上面に当接するように留めナット18を前
記スタッドボルト15に螺挿し、ベースプレート12の
留めつけをなすと共に、この上下方向に回動調整された
ベースプレート12の先端側12bの下面側と前記機台
10の台板10a上面側との間に、当該隙間を密に塞ぐ
支持体19を挿し入れ、前記スタッドボルト15の支持
ナット16によって上下方向に回動調整されたベースプ
レート12を機台10に対して当該支持体19によって
支持する構成としてある。尚、ここで用いられる支持体
19は、台板10aと、ベースプレート12の下面との
間に生ずる隙間内に密に挿し込まれるものであれば、い
かなる形態のものであっても良く、一個のブロックとし
て構成してあっても、また、複数枚の板状片の重ね合せ
による構成としてあっても良い。
【0023】尚、前記の軸11によって回動可能に機台
10に備えられているベースプレート12を傾動する支
持ナット16を備えたスタッドボルト15、支持体19
などの手段は、このベースプレート12上に筒状体13
などが備え付けられた状態で、このベースプレート12
の一端側を上下方向に回動移動させ、且つ、その移動調
整位置で、このベースプレート12を安定に支持する必
要があることから、前記のように支持ナット16のスタ
ッドボルト15に対する螺動操作によって当該ベースプ
レート12を直接上下方向に回動することなく、例え
ば、各種のジャッキ手段を用いて、このベースプレート
12を所定の高さに調整支持した状態で、前記スタッド
ボルト15の支持ナット16を下方に移動し、且つ、留
めナット18を外すと共に、このジャッキ手段を用いて
該ベースプレート12を上下方向に調整移動し、その移
動位置にある前記ベースプレート12に対して、下方か
ら前記スタッドボルト15の支持ナット16を、また、
上方から前記留めナット18を締め込み、更に、このベ
ースプレート12の下面と前記台板10aの上面との間
に前記支持体19を密に差し入れるようにして当該ベー
スプレート12の傾動操作をなすなど各種の方法で当該
ベースプレート12の上下方向に向けた回動操作をなす
ことができる。
【0024】かかる長方形状をなすベースプレート12
に備えられる筒状体13は細長い円筒体として構成して
あり、このベースプレート12の上方において、回転手
段Dによって回転される構成としてある。かかる筒状体
13を回転する回転手段Dは、この筒状体13を回転可
能に支承する各ローラ20と、このローラ20を備えた
シャフト21をスプロケット23、チエーン26、スプ
ロケット25a、25bなどを介して回転駆動するモー
タ24などを備えて構成してある。
【0025】かかる筒状体13の回転手段Dを構成する
ローラ20は、前記ベースプレート12の夫々の長手側
縁に沿うように備えられた一対のシャフト21の前後に
対をなして備えられており、筒状体13を、このベース
プレート12の長手方向に、その中心線x−xを向け、
且つ、該ベースプレート12の上方にあって、このベー
スプレート12と平行となるように支承するように設け
られている。
【0026】この回転手段Dを構成するローラ20の備
えられているシャフト21は、前記ベースプレート12
から起立されている夫々に対をなす支脚22に回転自在
に軸支されて設けてあり、このベースプレート12の夫
々の短手側端部にあって該ベースプレート12の長手側
縁に沿うように設けられる各シャフト21、21が、互
に同一平面内にあり、且つ、互いに平行となるように前
記支脚22に軸支された構成としてある。
【0027】また、このシャフト21に備えられるロー
ラ20は、筒状体13の外周面に密着して接触し、該ロ
ーラ20の回転に伴って、この筒状体13を回転させる
のに都合の良い形態、例えば、筒状体13の外周面に対
して充分な接触面積を有し、しかもゴム材などの充分な
摩擦抵抗を有する表面部を備えたものとして用意され、
夫々のローラ20の回転駆動によって筒状体13が前記
ベースプレート12の上方において該ベースプレート1
2に対して平行な状態で、均一に回転されるように構成
してある。
【0028】また、この回転手段Dを構成するローラ2
0を備えたシャフト21は、このローラ20と共に筒状
体13の回転手段Dを構成するモータ24によって駆動
される構成としてあり、夫々のシャフト21に備えられ
ているスプロケット23、23をチェーン26、26に
よって前記ベースプレート12に備えられているモータ
24の同軸に備えられている各スプロケット25a、2
5bで駆動することによって、いずれも同一方向に回転
する構成としてあり、これによって前記各ローラ20〜
20上に載せられている筒状体13を、当該ローラ20
〜20によって一定方向に回転させ得る構成としてあ
る。
【0029】かかる回転手段Dを構成するローラ20〜
20上に載せられて、該回転手段Dによって回転される
筒状体13は、少なくとも該ローラ20〜20に対して
回転しながら接する外周部分が円形をなす構成としてあ
り、この図示例にあっては、略真直ぐな筒状をなす円筒
状の筒状体13として構成してある。
【0030】また、水平レベル、この図示例にあっては
前記機台10の台板10aに対して、前記ベースプレー
ト12に備えられているスタッドボルト15、支持ナッ
ト16などの傾動手段によって所定角度傾斜するように
備えられる筒状体13が、その傾斜方向に向けて移動す
ることのないように、この筒状体13の外周面の円周方
向に設けた鍔27に前記ベースプレート12に設けた保
持枠28のローラ29を摺接、転動させる構成としてあ
る。
【0031】この筒状体13の外周に備えられる鍔27
は、所定の間隔を離した状態で平行をなすように該筒状
体13に設けられた一対の鍔27、27としてあり、こ
の鍔27、27の互に向き合っている側と反対の側にあ
る夫々の張り出し面27aが該筒状体13の中心線x−
xに直交する向きのものとされ、前記ローラ29の転動
面として機能するようにしてある。
【0032】また、前記ベースプレート12に備えられ
る保持枠28は、該ベースプレート12の上面に対して
直角に起立する支柱28aとして、該ベースプレート1
2の長手側縁に沿って互に向き合う2組み4本の支柱2
8a〜28aを設けると共に、この各支柱28a〜28
aの上部を横桟28bで夫々連結、補強して構成してあ
り、このベースプレート12の幅側において互に向き合
っている支柱28a、28aの当該向き合っている面側
に、前記鍔27の張り出し面27aの上下方向の略中央
部分に当接、転動するローラ29を回転自在に設け、ロ
ーラ20上に設置された筒状体13が当該筒状体13の
中心線x−x方向にずれ出さない構成としてある。
【0033】このようにベースプレート12上にローラ
20、モータ24などの回転手段Dによって強制的に回
転するように備えられると共に、当該ベースプレート1
2を支持ナット16の螺動、調整、及び支持体19の介
装によって、所期の傾斜状態に傾動調整して備えられる
筒状体13は、この筒状体13の中心線x−x方向に長
い板状片30を、該筒状体13の内壁13aから突設し
てあり、この筒状体13内に投入された混合対象物E
を、当該筒状体13の回転に伴って上方に所定高さまで
すくい上げると共に、これを落下させることによって混
合する構成としてある。
【0034】かかる板状片30の備えられる筒状体13
は、この図示例においては、環板状をなすように内鍔3
1を筒状体13の傾斜上側端に設けることで、傾斜上側
開口32を構成し、真直ぐな筒状をなす円筒状内面を備
えた構成としてあり、傾斜下側端が、そのまゝ開口され
て、傾斜下側開口33としてあり、前記内鍔31の内側
面から、この傾斜下側開口33に近い位置に向けて、該
筒状体13の中心線x−x方向に長い板状片30を該筒
状体13の内壁13aから突き出すように設けてある。
【0035】かかる筒状体13に備えられる該筒状体1
3の中心線x−x方向に長い板状片30は、この筒状体
13の内壁13aから、夫々該筒状体13の中心線に向
けて突き出すように設けられており、該筒状体13の内
壁13aの円周方向に所定間隔を離して複数本、この図
示例においては4枚の板状片30として設けてある。ま
た、この板状片30の前記内鍔31と反対の側を、傾斜
下側開口33の開口端より所要寸法内方にある位置まで
とし、この傾斜下側開口33の側にある筒状体13の内
部に当該板状片30の存在していない空間を構成し、混
合対象物Eが当該傾斜下側開口33から当該板状片30
によって飛散されないように構成してある。
【0036】かかる筒状体13に備えられる板状片30
の突き出し幅、設置間隔、及び、傾斜下側開口33側に
ある側端位置の位置決めは、混合される混合対象物E
と、この各混合対象物Eに対応して調整設置される筒状
体13の傾斜状態、回転速などに対応してなされる。
【0037】この図示例においては、長方形状をなす板
状片30を、筒状体13の中心線x−xと平行な向きに
該筒状体13の内壁13aの内周方向に等間隔毎に、該
内壁13aから、その幅側を該筒状体13の中心線x−
xに向けて突き出すように設けてある。
【0038】かくして構成される混合装置Aにおける傾
斜上側開口32に対して、シュート34を用いて混合対
象物Eを供給手段Bによって連続的に供給する。
【0039】この混合対象物Eの供給手段Bは、例え
ば、2種以上の植物育成用培地の構成材を同時に、又は
各別に当該混合装置Aに対して供給する手段として構成
される。例えば、2種以上の植物育成用培地構成材を各
種フィーダを用いて順次にベルトコンベヤ上に切り出
し、これを層状に重ね載せた状態で当該混合装置Aに供
給する。また、例えば、個々の植物育成用培地構成材の
定量切り出しに用いられる各種フィーダから直接、2種
以上の植物育成用培地の構成材を前記シュート34を用
いて当該混合装置Aに供給する。
【0040】この図示例に係る供給手段Bは、その典型
例として、ベルトコンベヤ35を示しており、そのヘッ
ドプーリ35aを前記混合装置Aにおける筒状体13の
傾斜上側開口32の斜め上方に位置づけると共に、この
ベルトコンベヤ35によって運ばれる混合対象物Eをシ
ュート34を用いて連続的に混合装置A、特に、この混
合装置Aを構成する筒状体13に矢印yの方向で供給す
る構成としてある。
【0041】尚、図中35bは、当該ベルトコンベヤ3
5の駆動用モータであり、ヘッドプーリ35aを駆動プ
ーリとしたベルトコンベヤ35を当該供給手段Bの一例
として示しており、35cは、そのコンベヤベルトを示
している。
【0042】次いで、前記の混合装置Aによって混合さ
れた混合物E’は、シュート36から運搬手段Cに受け
渡される。ここで混合装置Aから送り出される混合物
E’の運搬手段Cは、例えば、この混合装置Aから送り
出される混合物E’を当該送り出しに連続して移動させ
るように運搬する構成としてあっても良く、また、この
混合装置Aから送り出される混合物E’を所定量貯め込
んだ後、これを一括して運搬するようにしてあっても良
い。
【0043】この図示例にあっては、混合装置A、特
に、これを構成する筒状体13における傾斜下側開口3
3の下方にベルトコンベヤ37のコンベヤベルト37b
が位置するように当該ベルトコンベヤ37のテールプー
リ37a側を前記機台10の台板10aの下方に位置づ
けて当該ベルトコンベヤ37を設け、前記混合装置Aに
おいて混合された混合物E’を貯め込むことなく他の処
理工程、例えば袋詰め工程などに矢印y’の向きで搬出
する構成としてある。
【0044】このように構成される混合装置Aにあって
は、混合対象物Eとしての、例えば、畑土壌、水田土
壌、浄水場において生ずる沈澱物からなる土、バーク堆
肥及び化学肥料などの肥料、バーミキュライトなどの土
壌改良材などの各種の植物育成用培地構成材の各性状、
及び混合の態様などに対応して、これらの混合対象物E
の混合に都合の良い形状、寸法を備え、これらの混合対
象物Eの混合に都合の良い取付け間幅で設けられた板状
片30を有する筒状体13を用意すると共に、これらの
混合対象物Eの混合に都合の良い傾斜の度合となるよう
に前記支持ナット16、支持体19などの傾動調整手段
によって、当該筒状体13を夫々の混合対象物Eの混合
に都合の良い傾斜状態にセットし、このセットされた筒
状体13に対して供給手段Bによって混合対象物Eを供
給すると共に、この供給された混合対象物Eの性状、目
的とする混合態様などに対応した回転速で、当該筒状体
13を回転することによって、夫々の混合対象物Eを都
合良く混合することができる。
【0045】かかる混合装置Aを用いた混合対象物Eの
混合においては、例えば、この混合対象物Eが植物育成
用培地の構成材である場合においても、当該植物育成用
培地構成材を過不足無く混合することができる。この結
果、植物育成用培地の構成材が必要以上に練り込み状態
とされることに伴って生ずる軽量培地構成材における膨
軟性の損耗や、同様な必要以上の練り込みに伴って生ず
る土壌の団粒構造の損壊に伴う通気性、透水性の劣化な
どの不都合を生ずることがなく、また比重差のある各種
の植物育成用培地構成材を混合に伴って相互に分離する
ことなく均一に分散混合することができる。
【0046】かかる点から、混合対象物Eとしての、例
えば、各種の植物育成用培地構成材の夫々が有している
特性を何等損なうことなく、これらが均一に分散混合さ
れた混合物E’としての植物育成用培地、例えば、園芸
用培地を連続して調整製造することができる。
【0047】尚、この実施の形態に係る混合手段Aを構
成する筒状体13は、回転手段Eによって回転されると
共に混合対象物Eを都合良く混合できる形態のものであ
れば良く、前記の真直ぐな筒状の構成よりなる筒状体1
3に限定されるもので無く、例えば傾斜下側開口33の
側の相当幅を、この傾斜下側開口33に向けて漸次直径
が小さくなるように構成してあってもよい。また、例え
ば、多角形の筒状体13として構成してあっても良い。
【0048】また、この筒状体13に備えられている板
状片30は、この筒状体13における中心線x−x方向
に長いものであれば、この板状片30を前記図示例にお
けるように真直ぐな板状とすることなく、筒状体13の
内壁13aの円周方向につる巻状に湾曲した態様のもの
として設けられていても良い。
【0049】また、前記筒状体13を回転する回転手段
Dは、この筒状体13を都合良く回転できるものであれ
ば、いかなる態様の回転手段Dによって構成してあって
も良く、例えば、前記のようにローラ20によって筒状
体13を直接回転させることなく、ローラによって当該
筒状体13を回転自在に支承した態様で、この筒状体1
3を別段に用意される回転手段によって回転駆動するよ
うに構成してあっても良い。
【0050】また、前記の筒状体13を傾動セットする
手段は、この筒状体13を、目的とする傾斜角を備えた
状態に調整セットできる手段であれば、いかなる形態か
らなる傾動セット手段であっても良く、例えば、前記の
ベースプレート12の先端側12bを油圧ジャッキ手
段、その他のジャッキ手段によって昇降するなど任意の
傾動手段によって構成してあっても良い。
【0051】
【発明の効果】この発明に係る混合装置は、植物育成用
培地構成材などの混合対象物を混合する混合装置を、こ
の混合装置が、傾斜して備えられる筒状体と、この筒状
体を該筒状体の中心線を通る回転中心線で回転させる回
転手段と、この筒状体の内壁から突き出すように備えら
れている該筒状体の中心線方向に長い板状片とを有し、
この傾斜して備えられる筒状体の傾斜上側開口から該筒
状体内に供給される前記混合対象物が、前記板状片によ
って混合されながら該筒状体の傾斜下側開口から送り出
されるようにしてあることから、植物育成用培地の構成
材などの混合対象物を連続的に混合できると共に、これ
らの混合対象物を均一に混合することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】典型的な実施の形態に係る混合装置と、これに
付帯する設備の主要部を、一部破断して示す要部正面図
【図2】同混合装置及び付帯設備の主要部の断面図
【図3】同混合装置の平面図
【図4】同混合装置を構成する筒状体と、ロール部分を
示す要部切断端面図
【図5】同混合装置を構成する筒状体と、これを回転す
るモータ及びスプロケット部分を示す要部切断端面図
【図6】同混合装置を構成する筒状体の要部と保持枠の
要部とを示す要部断面図
【符号の説明】
A 混合装置 D 回転手段 13 筒状体 13a 内壁 30 板状片 32 傾斜上側開口 33 傾斜下側開口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植物育成用培地構成材などの混合対象物
    を混合する混合装置であって、 この混合装置が、傾斜して備えられる筒状体と、この筒
    状体を該筒状体の中心線を通る回転中心線で回転させる
    回転手段と、この筒状体の内壁から突き出すように備え
    られている該筒状体の中心線方向に長い板状片とを有
    し、 この傾斜して備えられる筒状体の傾斜上側開口から該筒
    状体内に供給される前記混合対象物が、前記板状片によ
    って混合されながら該筒状体の傾斜下側開口から送り出
    されるようにしてあることを特徴とする混合装置。
JP10078571A 1998-03-12 1998-03-12 混合装置 Pending JPH11253780A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100406301B1 (ko) * 2001-02-10 2003-11-21 김진홍 버섯배지 제조방법과 그장치
CN108094199A (zh) * 2017-12-14 2018-06-01 泉州市金草生物技术有限公司 一种金线莲培育工艺

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