JPH11193131A - ベルトフィーダ - Google Patents

ベルトフィーダ

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JPH11193131A
JPH11193131A JP36941097A JP36941097A JPH11193131A JP H11193131 A JPH11193131 A JP H11193131A JP 36941097 A JP36941097 A JP 36941097A JP 36941097 A JP36941097 A JP 36941097A JP H11193131 A JPH11193131 A JP H11193131A
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JP
Japan
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belt
supply
vertical
belt feeder
feeder
Prior art date
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Pending
Application number
JP36941097A
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English (en)
Inventor
Hidekazu Kobori
英和 小堀
Izumi Konno
泉 今野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Forestry Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Forestry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塊状をなす供給物の定量的な供給に際して、
ブリッジ現象が生じ難く、しかも、耐久性の良好なベル
トフィーダの提供。 【解決手段】 ベルトフィーダAを構成するホッパー手
段A’の下部側A’aが、該ベルトフィーダAを構成す
るベルト11における供給物Cの送り方向に沿って向き
合っている一対の平行な垂直面20b’、20b’又は
該ベルトフィーダAを構成するベルト11における供給
物Cの送り方向に略沿って互いに向き合い、しかも、該
供給物Cの送り先側に向けて漸次離れるように備えられ
た一対の垂直面20b’、20b’と、前記ベルト11
における供給物Cの送り先側と反対の側にある縦方向の
内面20b”と、前記ベルト11における供給物Cの送
り先側にあって解放されるゲート口21aとを備え、し
かも、その下側を前記ベルト上に供給物Cを供給するよ
うに開口20aした構成としてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はブリッジ現象の生
じ難いベルトフィーダ、特に、植物育成用培地、当該植
物育成用培地の構成材、当該植物育成用培地の構成材の
混合物などのように、その供給処理に際してブリッジ現
象を生じ易い傾向にある塊状をなす供給物を極力ブリッ
ジ現象を生じないように定量的に供給できるようにした
ベルトフィーダの提供に関する。
【0002】
【従来の技術】畑土壌、水田土壌、あるいは浄水場にお
いて発生する沈澱物からなる土、バーク堆肥などの堆肥
類などの植物育成用培地の構成材、当該植物育成用培地
の構成材の混合物などの処理に際して、当該処理対象培
地などを定量的に供給する手段として、スクリューフィ
ーダによる供給と、チエーンフィーダによる供給とが試
みられた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
植物育成用培地、当該植物育成用培地の構成材、当該植
物育成用培地の構成材の混合物などをスクリューフィー
ダ、又はチエーンフィーダによって定量的に供給する試
みにあっては、これらの供給処理対象物がこれらの供給
手段に対して付着し、供給物を安定に定量的に供給する
ことができず、これらの付着物を取除くために、逐一供
給装置における供給作業を停止すると共に棒状処理具な
どによって当該付着物を取り除く作業が必要とされた。
【0004】また、かかるスクリューフィーダ又はチエ
ーンフィーダによる植物育成用培地、当該植物育成用培
地の構成材、当該植物育成用培地の構成材の混合物など
の定量的な供給の試みにあっては、装置の損耗が激し
く、装置の耐久性に難が認められた。
【0005】この発明は、かかる植物育成用培地、当該
植物育成用培地の構成材、当該植物育成用培地の構成材
の混合物などの塊状をなす供給物の定量的な供給に際し
て、ブリッジ現象が生じ難く、しかも、耐久性の良好な
ベルトフィーダの提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るベルトフ
ィーダは、前記の目的を達成するために、ベルトフィー
ダを構成するホッパー手段の下部側が、該ベルトフィー
ダを構成するベルトにおける供給物の送り方向に沿って
向き合っている一対の平行な垂直面又は該ベルトにおけ
る供給物の送り方向に略沿って互いに向き合い且つ該供
給物の送り先側に向けて漸次離れる一対の垂直面と、前
記ベルトにおける供給物の送り先側と反対の側にある縦
方向の内面と、前記ベルトにおける供給物の送り先側に
あって解放されるゲート口とを備え、且つ、下側を前記
ベルト上に供給物を供給するように開口した構成として
ある。
【0007】このように構成されるベルトフィーダにあ
っては、ホッパー手段に投入された供給物は、ホッパー
手段の下部側に垂直面を備えて構成される空間内におい
て、垂直方向に落ち込むようにベルト上に受け渡される
と共に、この垂直方向に落ち込むように供給される供給
物が、ゲート口から前記ベルトによって送り出されるこ
ととなり、当該ベルトによる供給物のホッパー手段から
の送り出しに際してブリッジ現象が生じ難い構成とされ
る。
【0008】また、送り手段としてのベルトによる供給
物のゲート口側に向けた押圧は、主としてこのベルト上
にある垂直面を備えて構成される空間内にある供給物に
対して作用することとなり、この垂直面を備えて構成さ
れる空間以外の部分にある供給物に対する前記作用を極
力少なくすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の典型的な実施の形
態に係るベルトフィーダAについて詳細に説明する。
【0010】この実施の形態に係るベルトフィーダA
は、定量的に固体物を供給するベルトフィーダA、所謂
定量供給手段の一つとされるベルトフィーダAの改良、
特に、定量供給に際してブリッジ現象を生じやすい供給
物、例えば、塊状をなす供給物の供給に用いられるベル
トフィーダAであって、典型的には、植物育成用培地、
植物育成用培地の構成材、当該植物育成用培地の構成材
の混合物などの塊状をなし、しかも付着し易い傾向にあ
る供給物Cを定量供給する手段として構成されるベルト
フィーダAであり、このベルトフィーダAを構成するホ
ッパー手段A’の下部側A’aが、該ベルトフィーダA
を構成するベルト11における供給物Cの送り方向に沿
って向き合っている一対の平行な垂直面20b’、20
b’又は該ベルトフィーダAを構成するベルト11にお
ける供給物Cの送り方向に略沿って互いに向き合い、し
かも、該供給物Cの送り先側に向けて漸次離れるように
備えられた一対の垂直面20b’、20b’と、前記ベ
ルト11における供給物Cの送り先側と反対の側にある
縦方向の内面20b”と、前記ベルト11における供給
物Cの送り先側にあって解放されるゲート口21aとを
備え、しかも、その下側を前記ベルト上に供給物Cを供
給するように開口20aした構成としてある。
【0011】かかるベルトフィーダAは、より具体的に
は、このベルトフィーダAが、両端部に備えられている
プーリ10、10間に張られた環状のベルト11によっ
て供給物Cを一方向に送るように構成された送り手段
A”と、この送り手段A”に対して供給物Cを供給する
ホッパー手段A’とを有し、このホッパー手段A’の下
部側A’aが、前記ベルト11における供給物Cの送り
方向に沿って向き合っている一対の平行な垂直面20
b’、20b’又は該ベルト11における供給物Cの送
り方向に略沿って互に向き合い且つ該供給物Cの送り先
側に向けて漸次離れる一対の垂直面20b’、20b’
と、前記ベルト11における供給物Cの送り先側と反対
の側にある縦方向の内面20b”と、前記ベルト11に
おける供給物Cの送り先側にあって解放されるゲート口
21aとを備え、しかも、その下側を前記ベルト11上
に供給物Cを供給するように開口20aしてあり、少な
くとも前記垂直面20b’、20b’と前記内面20
b”とによって下端20cを前記開口20aとする送り
出し空間22を構成するようにしてある。
【0012】尚、ここで植物育成用培地とは、水田土
壌、畑土壌、浄水場において発生する沈澱物からなる土
(通例、所要含水率となるように水分を取り除いてあ
り、浄水ケーキ、脱水ケーキ、浄水場発生土などと称さ
れる。)などの各種の土、バーク堆肥などの各種の堆肥
類、各種の土壌改良材、各種の肥料などによって構成さ
れる植物の育成のために用いられる培地であり、例え
ば、園芸用培土などであって、通例、培土あるいは培養
土などとも称され、この植物育成用培地を構成する前記
の水田土壌、畑土壌、浄水場において発生する沈澱物か
らなる土、バーク堆肥などの堆肥類、各種の土壌改良
材、各種の肥料類などを当該植物育成用培地の構成材と
称する。
【0013】以下、添付の図面に基づいて、この実施の
形態にかかるベルトフィーダAを具体的に説明する。図
1は、この発明の典型的な一実施の形態に係るベルトフ
ィーダAの要部を正面側から見て、その要部を断面する
ことで示している。図2は、これを上面側から見てカバ
ー40を外した状態で示している。更に、図3では、ホ
ッパー手段A’の外側から、その要部を、ホッパー手段
A’のゲート21側を見て、要部を破断することで示し
ている。図4では、主としてホッパー手段A’の主要部
を縦方向で断面することで示している。図5では、ホッ
パー手段A’から送り出される供給物Cのほぐし装置B
を備えた送り手段A”における送り先側の主要部を斜め
上方から見て示すと共に、図6ではベルトフィーダAに
おける供給物Cの送り先側の主要部を断面することで示
している。
【0014】この図面に示される実施の形態に係るベル
トフィーダAは、機台1上に備えられる送り手段A”
と、この送り手段A”におけるベルト11に供給物Cを
供給するように開口20aしたホッパー20を該機台1
の機枠1aに備えつけて構成されるホッパー手段A’と
を備えた構成としてあり、前記送り手段A”から送り出
される供給物Cに対してほぐし装置Bによる解し処理を
施した後、これをベルトコンベヤDに対して定量的に供
給する構成としてある。
【0015】この実施の形態に係るベルトフィーダAを
構成する送り手段A”は、機長の短かいベルトコンベヤ
の形態に構成されるものであって、送り機枠12に対し
て、一対のプーリ10、10、より具体的にはベルト1
1による供給物Cの送り先側にあるヘッドプーリ10A
と、供給物Cの荷受け側にあるテールプーリ10Bとを
設け、このヘッドプーリ10Aとテールプーリ10Bと
に環状、即ち、無端状に構成されたベルト11をエンド
レスに張り設けると共に、この図示例にあってはヘッド
プーリ10Aを駆動プーリとして、このヘッドプーリ1
0Aの軸に設けたスプロケット18をモータ13に設け
たスプロケット13aにかけ回したチエーン19によっ
て駆動して、矢印Yの方向にベルト11を駆動するよう
に構成してある。
【0016】尚、図中、14は前記送り機枠12に備え
られるキャリヤローラを、15はリターンローラを示す
ものであって、図1では、それらの一部を示している。
また、16はスナブプーリを、17はベルト11のテー
クアップ装置を示している。
【0017】このように構成される送り手段A”のベル
ト11における荷受け側、即ち、テールプーリ10Bの
側、より具体的には、ヘッドプーリ10Aの側にあるベ
ルト11部分がホッパー手段A’から突き出すように機
台1の機枠1aに対してホッパー手段A’を備えつけて
ある。
【0018】ここで、機台1に設けられるホッパー手段
A’は、このホッパー手段A’の下部側A’aが、前記
ベルト11における供給物Cの送り方向に沿って向き合
う一対の垂直面20b’、20b’と、前記ベルト11
における供給物Cの送り先側と反対の側にある縦方向の
面20b”とによって、下側が前記ベルト11上に供給
物Cを供給するように開口20aされると共に前記ベル
ト11における供給物Cの送り先側にあって該開口20
aに連続して解放される構成のゲート口21aを備えた
送り出し空間22として構成してある。
【0019】かかるホッパー手段A’を構成するホッパ
ー20は、その下部側A’a’を除く部分を、互いに向
き合った前面板部20d及び背面板部20eと、互いに
向き合った送り後側板部20f及び送り先側板部20g
とによって箱形をなすように構成してある。そして、こ
の前面板部20d及び背面板部20eとを前記ベルト1
1における供給物Cの送り方向に沿って向き合う構成と
し、しかも、その上端から下端に向けて互に漸次近づく
ように傾斜する傾斜内面を備えた構成になすと共に、背
面板部20eを更に上方に垂直に延設した垂直板部20
e’としてある。さらに前記送り後側板部20f及び送
り先側板部20gとを前記背面板部20eの垂直板部2
0e’の高さで前記前面板部20d及び背面板部20e
間を塞ぐように設けると共に、前記垂直板部20e’相
当分低く構成された前面板部20d上を投入口20mと
し、矢印Zの方向から供給物Cを該ホッパー20内に投
入できる構成としてある。また、この送り後側板部20
fを前記テールプーリ10B側にあって、上部側を垂直
な内面20f’とし、その下側を前記送り先側板部20
gの側に突き出すように傾斜した傾斜内面20f”を備
えた構成とし、さらに、前記送り先側板部20gがほぼ
垂直な内面を備える構成としてある。
【0020】なお、前記の前面板部20dと垂直板部2
0e’を除く背面板部20eとは、その傾斜角を互いに
異なったものとして構成してあり、この図示例にあって
は、前面板部20dの傾斜角を背面板部20eのなす傾
斜角よりも緩い構成としてある。
【0021】また、かかる構成に対して、ホッパー手段
A’の下部側A’aとなるホッパー20の下部側A’
a’を、前記の前面板部20dから下方に垂直に延設さ
れている前面垂直板部20hと、前記背面板部20eか
ら下方に垂直に延設されている背面垂直板部20iと、
前記送り後側板部20fから下方に垂直に延設されてい
る送り後側垂直板部20jとを備え、更に、各垂直板部
20h、20i、20jの下端から下方に向けて垂直に
設けられたゴム板などの弾性板20k、20k’とを備
えると共に、送り先側板部20gの下方に設けられるゲ
ート21とを備えた構成としてあり、これらによって、
下端20cが前記送り手段A”のベルト11面に近接す
るように備えられて開口20aを構成する送り出し空間
22が構成されている。そして、この前面垂直板部20
h及びこれに続く弾性板20kと、背面垂直板部20i
及びこれに続く弾性板20kとは、前記ベルト11にお
ける送り方向にほぼ沿って向き合い且つ該供給物の送り
先側に向けて漸次離れるように構成してある。
【0022】かかる構成にあって、少なくとも前記前面
垂直板部20h及び背面垂直板部20iと、これらに連
続して設けられている前記弾性板20kの内側面が、前
記ホッパー手段A’の下部側A’aの内面としての垂直
面20b’、20b’とされ、この垂直面20b’、2
0b’が、前記ベルト11における送り方向にほぼ沿っ
て向き合い、しかも、該ベルト11における供給物Cの
送り先側に向けて漸次離れるように構成される。このよ
うに、前面垂直板部20h及びこれに続く弾性板20k
と、背面垂直板部20i及びこれに続く弾性板20kと
を、前記ベルト11における供給物Cの送り先側に向け
て漸次離れるように構成することによって、当該垂直面
20b’、20b’が前記ベルト11における送り先側
で漸次互いに離れる垂直面20b’、20b’となり、
供給物Cが、当該垂直面20b’、20b’によって、
そのベルト11による送り操作に際して抵抗を受けない
構成とされる。また、送り後側垂直板部20jとこれに
連続して設けられている弾性板20kのなす下部側A’
aの内面20b”を垂直な内面20b”としてあり、こ
れらの各面20b’、20b”の下端20cが開口20
aを構成し、前記供給物Cの送り出し空間22を構成す
るようになし、しかも、この開口20aに連続して解放
されるようにゲート口21aを備えたゲート21を設け
てある。
【0023】なお、前記のように前面垂直板部20h及
び背面垂直板部20iと、これらに連続して設けられて
いる前記弾性板20kの内側面として構成される前記ホ
ッパー手段A’の下部側A’aの内面としての垂直面2
0b’、20b’を、前記ベルト11における送り方向
にほぼ沿って向き合い且つ該ベルト11における供給物
Cの送り先側に向けて漸次離れるように構成することな
く、この前面垂直板部20h及び背面垂直板部20i
と、これらに連続して設けられている前記弾性板20k
の内側面として構成される前記ホッパー手段A’の下部
側A’aの内面としての垂直面20b’、20b’を前
記ベルト11における送り方向に沿って平行に向き合う
ように構成してあっても良い。
【0024】かかるホッパー20の下部側A’a’に備
えられるゲート21は、平行又はこのゲート21に向け
て相互に離れるように備えられた前記垂直面20b’、
20b’と、この垂直面20b’、20b’の一方の側
を直角に連続させた垂直な内面20b”とによって構成
される前記送り出し空間22における前記垂直な内面2
0b”と向き合っている側を開口20aに連続して解放
できるように、これをゲート口21aとすると共に、前
記送り先側板部20gに沿って設けたゲート板21bを
上方から下方に向けて操作することによって、このゲー
ト口21aを前記開口20aに連続して解放できるよう
に構成してある。
【0025】かかるゲート21を、より具体的に説明す
ると、送り手段A”におけるベルト11に供給物Cを供
給できるように下側が開口20aされているホッパー2
0における送り先側板部20gの下端と、前面垂直板部
20h及び背面垂直板部20iにおける夫々の側端との
間に構成される開口がゲート口21aとしてあると共
に、ベルト11を挾んで互に溝面を向き合せるように該
ベルト11の両側に立設されている溝付きガイド21
c、21cに対して、上下動可能に嵌めつけ状態に備え
つけたゲート板21bを、ホッパー20の送り先側板部
20gに沿って移動させることによって、前記ゲート口
21aにあって、溝付きガイド21c、21cと、ベル
ト11とゲート板21bの下端との間を解放し、供給物
Cの定量的な送り出しに都合の良い解放状態のゲート口
21aとして用い得る構成としてある。
【0026】かかるゲート21の解放操作は、より具体
的には、ゲート板21bの外側面に、上下方向に亘るよ
うに一対のラック21dを設けると共に、このラック2
1d、21dに噛合する一対のピニオン21e、21e
を備えた操作軸21fを前記ベルト11の上方におい
て、機枠1a間に亘るように軸支21hしてあり、この
操作軸21fをハンドル21gを用いて回転操作するこ
とによって、ゲート板21bを上下方向に移動し、ゲー
ト口21aの解放調整、及び閉止をなし得る構成として
ある。
【0027】尚、このゲート板21bは、これを上下に
移動した所定の解放状態に維持される構成としてあり、
適宜のロック手段、例えば、ゲート板21bをホッパー
20あるいは溝付きガイド21cなどにロックピンなど
を用いて掛止し、あるいは、ラック21dに噛合してい
るピニオン21eが回転しないように該ピニオン21e
にロック爪などを掛合させ、あるいは、操作軸21fが
回転しないようにハンドル21gを機枠1aに結束し、
あるいは、操作軸21fに別段にロックギヤなどを設
け、これに対して該操作軸21fの回転を停止するロッ
ク爪を係合させるなどによって、ゲート板21bを、よ
り確実に、その解放状態に維持することができる。
【0028】次いで、ホッパー手段A’から側方に突き
出している送り手段A”におけるベルト11の側、より
具体的には、ヘッドプーリ10Aの側にある当該ベルト
11における送り方向に沿って、前記ホッパー20にお
ける各垂直面20b’、20b’に連続するようにスカ
ート37が機台1の機枠1aに設けてあり、ホッパー手
段A’から送り出された供給物Cが、ベルト11から側
方に落下することなく、ヘッドプーリ10Aの側からシ
ュート30を介してベルトコンベヤDに荷下しできる構
成としてある。
【0029】尚、この送り手段A”における供給物Cの
送り先側に、シュート30に対して供給物Cを都合良
く、即ち、四方に飛散させることなく案内できるよう
に、ガイド部38を設けてある。このガイド部38は、
前記両側のスカート37を、送り先側から更に前方側に
向けて夫々延設し、しかも、シュート30に到る位置ま
で下方にも延設したガイド板部38aと、この各ガイド
板部38a、38aの各前端側間を塞ぐように備えられ
た遮蔽板部38bとによって構成してあり、ベルト11
によって運ばれる供給物Cが、ヘッドプーリ10Aにお
いて折返されるベルト11端と、このガイド部38とに
よって構成される空間39を落下し、シュート30から
ベルトコンベヤDに案内される構成としてある。
【0030】尚、前記ベルトフィーダAから供給物Cを
受け入れ運搬するベルトコンベヤDは、一般的に用いら
れている各種のベルトコンベヤを用いて構成できるもの
であって、この図示例にあってはトラフタイプのベルト
コンベヤDを用いた態様を示しており、一対のプーリ3
1(一方のプーリは図示省略)間にエンドレスに張り設
けたコンベヤベルト32をモータにより駆動される駆動
プーリ(共に図示省略)によってキャリヤローラ33、
リターンローラ34に沿って駆動する構成としてあり、
シュート30から供給物Cを受け入れ運搬できる構成と
してある。
【0031】かかるベルトフィーダAにおける前記送り
手段A”の上方、より具体的には、ヘッドプーリ10A
の略上方位置にほぐし装置Bを設け、このほぐし装置B
によってホッパー手段A’から送り手段A”によって圧
送状態で送り出された供給物Cをほぐし、ホッパー手段
A’から運ばれる供給物Cが塊状態でベルトコンベヤD
に供給されないように構成してある。
【0032】このほぐし装置Bは、前記ホッパー手段
A’から供給された供給物CをベルトコンベヤDに運ぶ
ベルト11の上方、より具体的には、前記ヘッドプーリ
10Aの上方に回転体35を設け、この回転体35を駆
動手段36のモータ36aにより強制的に駆動する構成
としてある。
【0033】このほぐし装置Bを構成する回転体35
は、ベルトによる供給物Cの送り方向に沿って互に向き
合って備えられているスカート37、37、より具体的
には当該スカート37を組付けてある機枠1a、1aに
互に向き合うように設けた一対の軸受け具35b、35
bに対して軸35aを回転自在に軸支すると共に、この
軸35aに設けたスプロケット36cをモータ36aの
スプロケット36bにかけ回したチェーン36dによっ
て強制的に駆動する構成としてある。
【0034】このように送り手段A”の上方に備えられ
る回転体35は、その回転軸35aがベルト11の上面
と平行となり、しかも、その回転軸線t−tをベルト1
1における供給物Cの送り方向に直交するように設けて
あると共に、このベルト11上に運ばれる前記供給物C
に対して刺し込み状態に回転押し込まれる複数本の棒状
体35cを該回転軸35aから放射方向に突き出すよう
に設けてある。
【0035】かかる回転体35に備えられる棒状体35
cは、より具体的には、回転軸35aに対して一体とな
るように、放射方向に設けられたロッドとして構成して
あり、供給物Cに対して同時に各棒状体35c〜35c
が押し込まれないように、回転軸35aの一端側から他
端側に向けて、所定間隔を離して設けてある該棒状体3
5cを、順次に、その突設する角度を回転軸35aの円
周方向にずらせるように設けてあり、この図示例にあっ
ては、回転軸35aに対して、各棒状体35c〜35c
を、この回転軸35aを回るつる巻状の仮想線上におい
て順次に90度づつ、その取付け角度をずらせて設けて
ある。
【0036】かかる回転体35は、例えば、矢印Xの方
向に強制的に駆動することによって、ベルト上を運ばれ
る供給物Cに対して効果的に、その棒状体35dを突き
刺し状態に押し入れることができると共に、空間39に
対して当該供給物Cを放り込むように作用させることが
できる。尚、40は、この回転体35上を覆うカバーで
あって、蝶番41によって開閉可能に設けてある。
【0037】かかる供給物Cの解し処理に用いられる回
転体35は、ベルト11上を運ばれる供給物Cが、ベル
トフィーダA、特に、ホッパー手段A’のゲート口21
aによって一連に付着し合った状態、あるいは大きな塊
状となってベルトコンベヤDに受け渡される不都合を有
効に解消するものであって、ベルトフィーダAによって
送り出される供給物Cの性状などに即応して、これを効
果的に解す機能を有する形状、突き出し寸法、設置間隔
となるように回転軸35aから棒状体35cを突設して
あり、この図示例にあっては、棒状体35cの先端がベ
ルト11の上面より僅か上方の位置で回転するように
し、このベルト11上に運ばれる供給物Cが都合良く当
該棒状体35cによって突き解される寸法を備えたもの
として構成してある。
【0038】このように構成されるベルトフィーダAに
あっては、ショベルローダなどの各種の運搬手段によっ
て供給物C、例えば、植物育成用培地、当該植物育成用
培地の構成材、当該植物育成用培地の構成材の混合物な
どの塊状をなす供給物C、より具体的には、浄水場にお
いて発生する沈澱物からなる土、バーク堆肥などの塊状
をなし、しかも付着し易い傾向にある供給物Cをホッパ
ー手段A’を構成するホッパー20に対して、上部投入
口20mから順次投入する(矢印Zの向きで)と共に、
送り手段A”を動作することによって、このホッパー手
段A’内にある供給物Cを、ゲート口21aから定量的
に送り出し、これをほぐし装置Bによって解ぐした状態
になすと共にベルトコンベヤDに受け渡すことができ
る。
【0039】かかるホッパー手段A’内に投入された供
給物Cは、このホッパー手段A’を構成しているホッパ
ー20の傾斜した前面板部20dと、背面板部20eに
案内されながら落下すると共に垂直面20b’、20
b’で構成される送り出し空間22内に落し込み状態で
案内され、この送り出し空間22内において送り手段
A”のベルト11による送りの作用を受けることゝな
り、このベルト11による送り部分の回りにブリッジ現
象を生ずることがない。
【0040】また、前記の垂直面20b’、20b’
を、ベルト11における供給物Cの送り先側に向けて漸
次互に離れるように向き合った垂直面20b’、20
b’とすることによって、送り出し空間22内にある供
給物Cは、より抵抗の少ない状態でゲート口21aに案
内される。
【0041】また、前記前面板部20dと背面板部20
eの傾斜角が異なるようにホッパー20を構成したこと
から、ホッパー20に投入された供給物Cは円滑に垂直
面20b’、20b’で構成される送り出し空間22に
向けて案内される。
【0042】このように構成されるベルトフィーダA
は、植物育成用培地、当該植物育成用培地の構成材、当
該植物育成用培地の構成材の混合物などのように、塊状
をなし、ベルトフィーダAによる定量供給に際して比較
的ブリッジ現象を生じ易い供給物Cであっても、当該供
給物Cが、ホッパー手段A’を構成しているホッパー2
0の傾斜し、しかも、互いに傾斜角度を異にした前面板
部20dと、背面板部20eに案内されながら円滑に落
下し、垂直面20b’、20b’で構成される送り出し
空間22内に都合よく落し込み状態で案内され、この送
り出し空間22内において送り手段A”のベルト11に
よる送りの作用を受けることができる。
【0043】
【発明の効果】この発明に係るベルトフィーダは、この
ベルトフィーダを構成するホッパー手段の下部側が、該
ベルトフィーダを構成するベルトにおける供給物の送り
方向に沿って向き合っている一対の平行な垂直面又は該
ベルトにおける供給物の送り方向に略沿って互いに向き
合い且つ該供給物の送り先側に向けて漸次離れる一対の
垂直面と、前記ベルトにおける供給物の送り先側と反対
の側にある縦方向の内面と、前記ベルトにおける供給物
の送り先側にあって解放されるゲート口とを備え、且
つ、下側を前記ベルト上に供給物を供給するように開口
してあることから、ホッパー手段に投入された供給物
は、ホッパー手段の下部側に垂直面を備えて構成される
空間内において、垂直方向に落ち込むようにベルト上に
受け渡されると共に、この垂直方向に落ち込むように供
給される供給物が、ゲート口から前記ベルトによって送
り出されることとなり、当該ベルトによる供給物のホッ
パー手段からの送り出しに際してブリッジ現象が生じ難
い構成とされる特長を有している。
【0044】また、前記の構成よりして、送り手段とし
てのベルトによる供給物のゲート側に向けた押圧は、主
としてこのベルト上にある垂直面を備えて構成される空
間内にある供給物に対して作用することとなり、この垂
直面を備えて構成される送り出し空間以外の部分にある
供給物に対する前記作用を極力少なくすることができる
特長を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】典型的な発明の実施の形態に係るベルトフィー
ダの要部の概要を示す断面図
【図2】同ベルトフィーダの平面図
【図3】同ベルトフィーダの要部の断面図
【図4】同ベルトフィーダの要部、特にホッパー手段の
主要部を示す断面図
【図5】同ベルトフィーダの要部の斜視図
【図6】同要部の断面図
【符号の説明】
A ベルトフィーダ A’ ホッパー手段 A” 送り手段 C 供給物 A’a 下部側 11 ベルト 20a 開口 20b’ 垂直面 20b” 内面 21a ゲート口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルトフィーダを構成するホッパー手段
    の下部側が、該ベルトフィーダを構成するベルトにおけ
    る供給物の送り方向に沿って向き合っている一対の平行
    な垂直面又は該ベルトにおける供給物の送り方向に略沿
    って互いに向き合い且つ該供給物の送り先側に向けて漸
    次離れる一対の垂直面と、前記ベルトにおける供給物の
    送り先側と反対の側にある縦方向の内面と、前記ベルト
    における供給物の送り先側にあって解放されるゲート口
    とを備え、且つ、下側を前記ベルト上に供給物を供給す
    るように開口してあることを特徴とするベルトフィー
    ダ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009234764A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Tcm Corp ベルトコンベヤ装置における搬送物投入用ホッパー
CN103274156A (zh) * 2013-06-20 2013-09-04 三星高新电机(天津)有限公司 一种小颗粒产品收取装置
CN104291095A (zh) * 2014-09-29 2015-01-21 崇州市耘丰农机专业合作社 一种碎土输送装置
CN106115228A (zh) * 2016-06-30 2016-11-16 禹州市神运机械有限公司 一种电力设备厂钢煤斗结构
CN112193735A (zh) * 2020-09-27 2021-01-08 杨明 一种干细胞培养基

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