JPH11253449A - 超音波撮像方法および装置並びにマイクロバルーン造影剤 - Google Patents

超音波撮像方法および装置並びにマイクロバルーン造影剤

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JPH11253449A
JPH11253449A JP10060850A JP6085098A JPH11253449A JP H11253449 A JPH11253449 A JP H11253449A JP 10060850 A JP10060850 A JP 10060850A JP 6085098 A JP6085098 A JP 6085098A JP H11253449 A JPH11253449 A JP H11253449A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運動する組織につき正確なパーフュージョン
計測を行なう超音波撮像方法および装置、並びにそれに
好適なマイクロバルーン造影剤を実現する。 【解決手段】 体内での滞在性が良い第1のマイクロバ
ルーンと体内での通過性が良い第2のマイクロバルーン
とを含有するマイクロバルーン造影剤を被検体に注入
し、被検体内の第1のマイクロバルーンを超音波で破壊
して破壊痕172を形成し、破壊痕に流通する第2のマ
イクロバルーンを超音波で撮像してパーフュージョン計
測を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波撮像方法お
よび装置並びにマイクロバルーン造影剤に関し、特に、
マイクロバルーン(microballoon)造影剤を用いる超音波
撮像方法および装置、並びに、超音波撮像に用いるマイ
クロバルーン造影剤に関する。
【0002】
【従来の技術】造影剤を用いる超音波撮像では、直径が
1〜数μmの多数のマイクロバルーンを液体に混入した
マイクロバルーン造影剤を用いる。マイクロバルーンは
生体に無害な気体を、生体に無害かつ経時分解性の殻に
封入したものとなっている。このようなマイクロバルー
ンは、送波超音波の周波数に共振することに由来する非
線形なエコー(echo)源性により、例えば送波超音波の第
2高調波エコー等、特徴的なエコーを発生する。そこ
で、第2高調波エコー等に基づいて画像を生成すること
により、体内におけるマイクロバルーンの分布を画像化
するようにしている。
【0003】また、撮像した画像の関心領域(ROI : reg
ion of interest)における造影剤の経時的な変化に基づ
いて、ROIにおける血液還流(パーフュージョン(per
fusion) )を計測することも行なわれる。その際、例え
ば心筋等のように絶えず運動している組織については、
心電信号等を利用して心拍の位相が同一な画像を画像メ
モリ(memory)から抽出することにより、ROIの位置が
固定した時系列の画像を得るようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、心電信
号等を利用して心拍位相が同一な時系列画像を求めた場
合、画像上でのROIの位置は必ずしも正確には固定せ
ず、このためパーフュージョン計測が不正確になるとい
う問題があった。
【0005】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたもので、その目的は、運動する組織につき正確な
パーフュージョン計測を行なう超音波撮像方法および装
置を実現することである。また、正確なパーフュージョ
ン計測を行なうに好適なマイクロバルーン造影剤を実現
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】(1)上記の課題を解決
する第1の発明は、体内での滞在性が通過性に優る第1
のマイクロバルーンと体内での通過性が滞在性に優る第
2のマイクロバルーンとを含有するマイクロバルーン造
影剤を用いる、ことを特徴とする超音波撮像方法であ
る。
【0007】(2)上記の課題を解決する第2の発明
は、体内での滞在性が通過性に優る第1のマイクロバル
ーンと体内での通過性が滞在性に優る第2のマイクロバ
ルーンとを含有するマイクロバルーン造影剤を被検体に
注入し、前記被検体内の前記マイクロバルーン造影剤の
滞在部位において少なくとも前記第1のマイクロバルー
ンを超音波で破壊して破壊痕を形成し、前記破壊痕に流
通する前記第2のマイクロバルーンを超音波で撮像して
パーフュージョン計測を行なう、ことを特徴とする超音
波撮像方法である。
【0008】(3)上記の課題を解決する第3の発明
は、体内での滞在性が通過性に優る第1のマイクロバル
ーンと体内での通過性が滞在性に優る第2のマイクロバ
ルーンとを含有するマイクロバルーン造影剤が注入され
た被検体内の前記マイクロバルーン造影剤の滞在部位に
おいて少なくとも前記第1のマイクロバルーンを超音波
で破壊して破壊痕を形成するマイクロバルーン破壊手段
と、前記破壊痕に流通する前記第2のマイクロバルーン
を超音波で撮像してパーフュージョン計測を行なう計測
手段と、を具備することを特徴とする超音波撮像装置で
ある。
【0009】(4)上記の課題を解決する第4の発明
は、体内での滞在性が通過性に優る第1のマイクロバル
ーンと体内での通過性が滞在性に優る第2のマイクロバ
ルーンとを含有することを特徴とするマイクロバルーン
造影剤である。
【0010】第1の発明乃至第4の発明のいずれか1つ
において、前記第1のマイクロバルーンは相対的に大き
な直径を有するものであり、前記第2のマイクロバルー
ンは相対的に小さな直径を有するものであることが、そ
れぞれ滞在性および通過性に優れる点で好ましく、ま
た、送波超音波に対するエコーの相違に基づき両者を区
別して撮像する点で好ましい。
【0011】その場合、送波超音波に対するエコーの相
違はエコーの周波数の相違であることが、両者の区別を
容易にする点で好ましい。 (作用)本発明では、第1のマイクロバルーンと第2の
マイクロバルーンの被検体内における挙動の相違を利用
して超音波撮像を行なう。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は実施の形態
に限定されるものではない。
【0013】図1に、超音波撮像装置のブロック(bloc
k) 図を示す。本装置の構成によって、本発明の装置に
ついての実施の形態の一例が示される。本装置の動作に
よって、本発明の方法についての実施の形態の一例が示
される。
【0014】本装置の構成を説明する。図1に示すよう
に、本装置は、超音波プローブ(probe) 2を有する。超
音波プローブ2は、例えば前方に張り出した円弧に沿っ
て形成された図示しない超音波トランスデューサ(trans
ducer)のアレイ(array) を有する。すなわち、超音波プ
ローブ2はコンベックスプローブ(convex probe)となっ
ている。超音波プローブ2は、操作者により被検体4に
当接されて使用される。
【0015】被検体4には、造影剤注入部22によって
マイクロバルーン造影剤40が注入されている。マイク
ロバルーン造影剤40は、本発明のマイクロバルーン造
影剤の実施の形態の一例である。マイクロバルーン造影
剤40は、体内での滞在性が通過性より勝っているマイ
クロバルーン(以下滞在性マイクロバルーンという)
と、体内での通過性が滞在性より勝っているマイクロバ
ルーン(以下通過性マイクロバルーンという)との混合
からなっている。
【0016】滞在性マイクロバルーンとしては、例えば
直径が10μm程度のマイクロバルーンが用いられる。
直径が相対的に大きいことにより血管壁への粘着等が生
じるため、毛細血管における移動性が低く体内での滞在
性が強くなる。直径が相対的に大きい滞在性マイクロバ
ルーンは、一般的に殻の肉厚が厚く相対的に破壊しにく
い性質がある。
【0017】通過性マイクロバルーンとしては、例えば
直径が1μm程度のマイクロバルーンが用いられる。直
径が相対的に小さいことにより毛細血管における移動性
が高く、体内での通過性が滞在性が高くなる。直径が相
対的に小さい通過性マイクロバルーンは、一般的に殻の
肉厚が薄く相対的に破壊し易い性質がある。
【0018】このような2種類のマイクロバルーンの混
合体は、分級によってそれぞれ得られた直径が10μm
のマイクロバルーンおよび直径が1μmのマイクロバル
ーンを適宜の比率で配合することによって得ることがで
きる。
【0019】超音波プローブ2は送受信部6に接続され
ている。送受信部6は、超音波プローブ2に駆動信号を
与えて、被検体4内に超音波を送波させるようになって
いる。超音波プローブ2および送受信部6は、本発明に
おける破壊手段の実施の形態の一例である。送受信部6
は、また、超音波プローブ2が受波した被検体4からの
エコーを受信するようになっている。
【0020】送受信部6のブロック図を図2に示す。同
図において、送波タイミング(timing)発生回路602
は、送波タイミング信号を周期的に発生して送波ビーム
フォーマ(beam former) 604に入力するようになって
いる。送波ビームフォーマ604は、送波タイミング信
号に基づいて、送波ビームフォーミング(beam forming)
信号、すなわち、超音波トランスデューサのアレイ中の
複数の超音波トランスデューサを時間差をもって駆動す
る複数の駆動信号を発生し、送受切換回路606に入力
するようになっている。駆動信号は、振幅および周波数
が変更可能になっている。
【0021】送受切換回路606は、複数の駆動信号を
セレクタ(selector)608に入力するようになってい
る。セレクタ608は、超音波トランスデューサのアレ
イの中から送波アパーチャ(aperture)を形成する複数の
超音波トランスデューサを選択し、それらに複数の駆動
信号をそれぞれ与えるようになっている。
【0022】複数の超音波トランスデューサは、複数の
駆動信号の時間差に対応した位相差を持つ複数の超音波
をぞれぞれ発生する。それら超音波の波面合成によって
超音波ビームが形成される。超音波ビームの送波方向
は、セレクタ608が選択する送波アパーチャによって
定まる。
【0023】超音波ビームの送波は、送波タイミング発
生回路602が発生する送波タイミング信号により、所
定の時間間隔で繰り返し行われる。超音波ビームの送波
方向は、セレクタ608で送波アパーチャを切り換える
ことにより順次変更される。それによって、被検体4の
内部が、超音波ビームが形成する音線によって走査され
る。すなわち被検体4の内部が音線順次で走査される。
【0024】セレクタ608は、また、超音波トランス
デューサのアレイの中から受波アパーチャを形成する複
数の超音波トランスデューサを選択し、それら超音波ト
ランスデューサが受波した複数のエコー信号を送受切換
回路606に入力するようになっている。
【0025】送受切換回路606は、複数のエコー信号
を受波ビームフォーマ610に入力するようになってい
る。受波ビームフォーマ610は、複数のエコー信号に
時間差を付与して位相を調整し、次いでそれら加算して
受波のビームフォーミング、すなわち、受波音線上のエ
コー受信信号を形成するようになっている。セレクタ6
08により、受波の音線も送波に合わせて走査される。
【0026】以上の、送波タイミング発生回路602乃
至受波ビームフォーマ610は、後述の制御部18によ
って制御されるようになっている。超音波プローブ2お
よび送受信部6によって、例えば図3に示すような走査
が行われる。すなわち、同図に示すように、放射点20
0から発する音線202が円弧204上を移動すること
により、扇面状の2次元領域206がθ方向に走査さ
れ、いわゆるコンベックススキャン(convex scan) が行
われる。音線202を超音波の送波方向(z方向)とは
反対方向に延長したとき、全ての音線が一点208で交
わるようになっている。点208は全ての音線の発散点
となる。
【0027】マイクロバルーン造影剤から帰投する超音
波は、第2高調波エコーの他に様々な信号を含んでい
る。その1つに、マイクロバルーンの破壊にともなって
生じるサブハーモニックス(subharmonics)の超音波があ
る。これは、送波超音波の基本周波数の半分の周波数を
持つ。サブハーモニックスの超音波は、特に、比較的殻
が硬いマイクロバルーンが破壊する場合に顕著に発生す
る。
【0028】また、送波超音波によって誘発される音響
放射(asAE : acoustically stimulated acoustic emiss
ion)がある。これは、送波超音波の周波数と相関性がな
い周波数を持つ超音波信号となる。
【0029】さらには、本発明者が発見した、仮にシン
チレーション(scintillation) と呼ぶ現象に由来する信
号がある。「シンチレーション」とは、エコー信号がそ
の位相および振幅にランダム(random)な変調を受ける現
象であり、エコー信号のドップラーシフト(Doppler shi
ft) として検出することができる。
【0030】送受信部6はBモード(mode)処理部10お
よびドップラ(Doppler) 処理部12に接続されている。
送受信部6から出力される音線毎のエコー受信信号は、
Bモード処理部10およびドップラ処理部12に入力さ
れる。
【0031】Bモード処理部10はBモード画像データ
(data)を形成するものである。Bモード処理部10は、
図4に示すように4系統のフィルタ(filter)100〜1
06と、各フィルタに接続されたシグナルコンディショ
ナ(signal conditioner)110〜116を備えている。
フィルタ100〜106に受波ビームフォーマ610の
出力信号が共通に入力される。
【0032】フィルタ100〜106は、それぞれ、図
5に示す周波数通過帯域B1〜B4を有する。帯域B1
は、送波超音波の基本周波数f0の半分の周波数、すな
わち、サブハーモニッスに合わせてある。帯域B2は、
送波超音波の基本周波数f0に合わせてある。帯域B4
は、送波超音波の第2高調波2f0に合わせてある。帯
域B3は、帯域B2とB4の間の帯域に合わせてある。
フィルタ100〜106は、後述の制御部18によって
制御されるようになっている。
【0033】シグナルコンディショナ110〜116
は、それぞれ、フィルタ100〜106を通過した信号
について、対数増幅、包絡線検波、レベル(level) 調
整、遅延時間調整等の処理を行うようになっている。シ
グナルコンディショナ110〜116は、後述の制御部
18によって制御されるようになっている。
【0034】シグナルコンディショナ110〜116
は、いずれも、対数増幅および包絡線検波により音線上
の個々の反射点でのエコーの強度を表す信号、すなわち
Aスコープ(scope) 信号を得て、このAスコープ信号の
各瞬時の振幅をそれぞれ輝度値として、Bモード(mode)
画像データを形成するようになっている。これによっ
て、4系統のBモード画像データを得るようになってい
る。
【0035】Aスコープ信号は、シグナルコンディショ
ナ110〜116のレベル調整機能によりそのレベルが
調整できるようになっている。また、遅延時間調整機能
により遅延量を調整できるようになっている。
【0036】ドップラ処理部12はドップラ画像データ
を形成するものである。ドップラ処理部12は、図6に
示すように直交検波回路120、MTIフィルタ(movin
g target indication filter) 122、自己相関回路1
24、平均流速演算回路126、分散演算回路128お
よびパワー(power) 演算回路130を備えている。
【0037】ドップラ処理部12は、直交検波回路12
0でエコー受信信号を直交検波し、MTIフィルタ12
2でMTI処理し、自己相関回路124で自己相関演算
を行い、平均流速演算回路126で自己相関演算結果か
ら平均流速を求め、分散演算回路128で自己相関演算
結果から流速の分散を求め、パワー演算回路130で自
己相関演算結果からドプラ信号のパワーを求めるように
なっている。
【0038】これによって、被検体4内の血流やその他
のドップラ信号源(以下、血流等という)の平均流速と
その分散およびドプラ信号のパワーを表すそれぞれのデ
ータ(ドップラ画像データ)が音線毎に得られる。な
お、流速は音線方向の成分として得られる。流れの方向
は、近づく方向と遠ざかる方向とが区別される。
【0039】マイクロバルーン造影剤40も、前述の
「シンチレーション」によりドップラ信号源となる。し
たがって、それについてのドップラ画像データも得るこ
とができる。
【0040】Bモード処理部10およびドップラ処理部
12は画像処理部14に接続されている。画像処理部1
4は、Bモード処理部10およびドップラ処理部12か
らそれぞれ入力されるデータに基づいて、それぞれBモ
ード画像およびドップラ画像を生成するものである。
【0041】画像処理部14は、図7に示すように、バ
ス(bus) 140によって接続された音線データメモリ(d
ata memory) 142、ディジタル・スキャンコンバータ
(digital scan converter)144、画像メモリ146お
よび画像処理プロセッサ(processor) 148を備えてい
る。
【0042】Bモード処理部10およびドップラ処理部
12から音線毎に入力されたBモード画像データおよび
ドップラ画像データは、音線データメモリ142にそれ
ぞれ記憶される。これによって、音線データメモリ14
2に音線データ空間が形成される。
【0043】ディジタル・スキャンコンバータ144
は、走査変換により音線データ空間のデータを物理空間
のデータに変換するものである。ディジタル・スキャン
コンバータ144によって変換された画像データは、画
像メモリ146に記憶される。すなわち、画像メモリ1
46は物理空間の画像データを記憶する。
【0044】画像処理プロセッサ148は、音線データ
メモリ142および画像メモリ146のデータについて
それぞれ所定のデータ処理を施すものである。データ処
理にはパーフュージョン計測が含まれる。データ処理に
ついては、後にあらためて説明する。本装置の超音波プ
ローブ2から画像処理部14までの部分は、本発明にお
ける計測手段の実施の形態の一例である。
【0045】画像処理部14には表示部16が接続され
ている。表示部16は、画像処理部14から画像信号が
与えられ、それに基づいて画像を表示するようになって
いる。表示部16は、カラー(color)画像が表示可能な
ものとなっている。表示部16は、また、画像処理部1
4から与えられたパーフュージョン計測値等、各種のデ
ータや情報を表示するようになっている。
【0046】以上の送受信部6、Bモード処理部10、
ドップラ処理部12、画像処理部14および表示部16
は制御部18に接続されている。制御部18は、それら
各部に制御信号を与えてその動作を制御するようになっ
ている。また、制御部18には、被制御の各部から各種
の報知信号が入力されるようになっている。制御部18
の制御の下で、Bモード動作およびドップラモード動作
が遂行される。
【0047】制御部18には操作部20が接続されてい
る。操作部20は操作者によって操作され、制御部18
に所望の指令や情報を入力するようになっている。操作
部20は、例えばキーボード(keyboard)やその他の操作
具を備えた操作パネル(panel) で構成される。
【0048】本装置の動作を説明する。操作者は、予め
造影剤注入部22により被検体4にマイクロバルーン造
影剤40を注入し、マイクロバルーン造影剤40が撮像
対象部位に行き渡るまでの待ち時間の後に撮像を開始す
る。操作者は、超音波プローブ2を被検体4の所望の個
所に当接し、操作部20を操作して撮像を行う。撮像
は、制御部18による制御の下で遂行される。
【0049】撮像は、例えばBモードとドップラモード
の時分割動作により行われる。すなわち、例えばドップ
ラモードのスキャンを数回行う度にBモードのスキャン
を1回行う割合で、Bモードとドップラモードの混合ス
キャンを行う。
【0050】Bモードにおいては、送受信部6は、超音
波プローブ2を通じて音線順次で被検体4の内部を走査
して逐一そのエコーを受信する。音線がマイクロバルー
ン造影剤40の注入部位を走査したとき、エコーには、
体内組織からの基本波エコーに加えて、マイクロバルー
ン造影剤40からの第2高調波エコーおよび誘発音響が
含まれる。また、マイクロバルーンの破壊をともなうと
きは、サブハーモニックスエコーも含まれる。これらの
エコーの混在した信号が、送受信部6からBモード処理
部10に入力される。
【0051】Bモード処理部10は、フィルタ100、
102、104および106で、それぞれ、サブハーモ
ニックスエコー、基本波エコー、誘発音響および第2高
調波エコーを抽出する。
【0052】このとき、マイクロバルーンのエコー発生
メカニズムにより、第2高調波エコー、サブハーモニッ
クスエコーおよび誘発音響は、基本波エコーよりも超音
波振動の半サイクルまたはそれ以上遅れて発生する。ま
た、第2高調波エコーおよびサブハーモニックスエコー
をそれぞれ抽出するフィルタ106および100の狭帯
域性は当然に信号の遅延量を大きくする。
【0053】このような遅れは、画像を形成したときの
各画像間の位置ずれとなって表れるので、シグナルコン
ディショナ110〜116の遅延時間調整機能により、
それぞれの信号の遅延時間を調整して相互間の遅れを無
くす。そして、そのような信号に基づいて、それぞれの
エコーに対応する4種類のBモード画像データを形成す
る。
【0054】画像処理部14は、Bモード処理部10か
ら入力される4種類のBモード画像データを音線データ
メモリ142に記憶する。これによって、音線データメ
モリ142内に、Bモード画像データについての4系統
の音線データ空間が形成される。
【0055】ドップラモードにおいては、送受信部6は
超音波プローブ2を通じて音線順次で被検体4の内部を
走査して逐一そのエコーを受信する。その際、1音線当
たり複数回の超音波の送波とエコーの受信が行われる。
【0056】ドップラ処理部12は、エコー受信信号を
直交検波回路120で直交検波し、MTIフィルタ12
2でMTI処理し、自己相関回路124で自己相関を求
め、自己相関結果から、平均流速演算回路126で平均
流速を求め、分散演算回路128で分散を求め、パワー
演算回路130でパワーを求める。
【0057】これらの算出値は、それぞれ、例えば血流
等の平均流速とその分散およびドップラ信号のパワーを
音線毎に表すドップラ画像データとなる。また、マイク
ロバルーン造影剤40の「シンチレーション」を示すド
ップラ画像データとなる。なお、MTIフィルタ122
でのMTI処理は1音線当たりの複数回のエコー受信信
号を用いて行われる。
【0058】画像処理部14は、ドップラ処理部12か
ら入力される音線毎のドップラ画像データを音線データ
メモリ142に記憶する。これによって、音線データメ
モリ142内に、ドップラ画像データについての音線デ
ータ空間が形成される。
【0059】画像処理プロセッサ148は、音線データ
メモリ142の4系統のBモード画像データとドップラ
画像データを、ディジタル・スキャンコンバータ144
でそれぞれ走査変換して画像メモリ146に書き込む。
その際、ドップラ画像データを、流速に分散を加えたC
FM(color flow mapping)画像用の画像データおよびパ
ワードップラ画像用の画像データとしてそれぞれ書き込
む。
【0060】画像処理プロセッサ148は、4系統のB
モード画像、CFM画像およびパワードップラ画像を別
々な領域に書き込む。基本波エコーによるBモード画像
は、走査面における体内組織の断層像を示すものとな
る。第2高調波エコーによるBモード画像は、走査面に
おけるマイクロバルーン造影剤40の広がりを示すもの
となる。誘発音響によるBモード画像およびサブハーモ
ニックスエコーによるBモード画像も、走査面における
マイクロバルーン造影剤40の広がりをそれぞれ示すも
のとなる。
【0061】第2高調波エコーによるBモード画像、誘
発音響によるBモード画像およびサブハーモニックスエ
コーによるBモード画像は、いずれもマイクロバルーン
造影剤40の像を示すものであるが、エコーないし誘発
音響の発生のメカニズム(mechanism) の相違により、そ
れらBモード画像はそれぞれ固有の態様を示す。この態
様の相違を病理診断等に効果的に役立てることができ
る。
【0062】CFM画像は、走査面における血流等の速
度およびマイクロバルーン造影剤40の「シンチレーシ
ョン」の2次元分布を示す画像となる。パワードップラ
画像は、走査面における血流等および「シンチレーショ
ン」の所在を示す画像となる。この「シンチレーショ
ン」も、マイクロバルーン造影剤40の像を独特の態様
で示すものとなり、Bモード画像とは異なった観点での
有用性がある。
【0063】操作者は、操作部20を操作して、上記の
ような各種のBモード画像ないしドップラ画像を表示部
16に表示させる。すなわち、例えば図8に示すよう
に、組織の断層像160と第2高調波エコー像162と
の合成画像、および、組織の断層像160と誘発音響像
164との合成画像を1画面中に並べて表示させる。こ
れにより、組織に対する位置関係が明確な造影剤像をそ
れぞれ得ることができる。
【0064】シグナルコンディショナ110〜116に
より遅延時間が調整されているので、画像の合成は位置
ずれなしに行える。なお、位置ずれの調整は、必ずしも
シグナルコンディショナ110〜116での遅延時間調
整によらずとも、画像処理プロセッサ148によって行
うようにしても良い。
【0065】組織の断層像160、第2高調波エコー像
162および誘発音響像164は、それぞれ表示の色等
を違えるのが区別を容易にする点で好ましい。このよう
な2つの態様の表示画像を比較対照することにより、病
理診断等を効果的に行うことができる。
【0066】誘発音響像164は、指定によりサブハー
モニックスエコー像に代えることができる。また、CF
M画像あるいはパワードップラ画像に代えることもでき
る。それらの画像もそれぞれ固有の色等で表示する。あ
るいは、それらの画像をそれぞれ組織の断層像160と
合成して、例えば図9に示すように、全てを同一画面に
並べて表示するようにしても良い。これは、比較対照に
よる病理診断等を一層効果的に行う点で好ましい。
【0067】操作者は、このような画像を観察して造影
剤が撮像対象部位に行き渡ったことを確認し、パーフュ
ージョン計測を行なう。パーフュージョン計測を行なう
に当たり、先ず計測位置を指定する。計測位置の指定
は、操作部20の操作により、表示画像上で造影剤像の
例えば中心等、所望の箇所をカーソル(cursor)で指定す
ること等によって行なう。
【0068】この位置指定に伴い、制御部18による制
御の下で、指定位置を含む所定の範囲につきマイクロバ
ルーンを破壊するための超音波送波が行なわれる。その
ための超音波として、例えば図10の(a)に示すよう
に、最初の半サイクル(cycle) が負圧となる超音波を用
いる。そのような超音波は、例えば最初の半サイクルを
負極姓とした駆動信号によって発生させることができ
る。
【0069】このような超音波がマイクロバルーンに加
わると、負圧によるキャビテーション(cavitation)効果
によって、その殻が破壊する。被検体内での超音波伝播
の非線形性により、例えば図10の(b)に示すよう
に、音圧波形は進行につれて負の期間が伸びる傾向を示
す。負の期間が伸びるのは、負圧の印加時間を長くし、
ますますマイクロバルーンの殻の破壊に有利に作用す
る。このため、比較的低い音圧でも殻を破壊することが
可能であり能率が良い。また、音圧波形の正の部分が急
峻になるのも破壊を促進する点で有利である。
【0070】これに対して、図11の(a)に示すよう
に、最初の半サイクルが正の超音波を用いた場合は、伝
播の非線形性があっても同図の(b)に示すように正の
部分は急峻になるもののそれらの間隔は変わらず、した
がって負圧の期間が伸びるということがないので、図1
0の場合よりもマイクロバルーンの殻の破壊効果が劣
る。そこで、最初の半サイクルが正の超音波を用いる場
合は、十分な破壊効果が得られるように送波超音波の音
圧レベルを高める必要がある。
【0071】図12に、パーフュージョン計測時の超音
波送受信シーケンスを模式的に示す。同図に示すよう
に、最初の期間30において、マイクロバルーンを破壊
するための超音波を送波する。この超音波は、例えば、
音圧が0.5MPa以上、周波数が0.5〜1MHz、
送波時間が1〜数μSである。送波用の駆動波形として
は、図10の(a)に示したものを用いるのが有利であ
る。それに限らず、図11の(a)に示したものを用い
ても良いのは勿論である。また、超音波ビームの太さ等
を調整し、1回の送波当たりの破壊をできるだけ広範囲
にするのが、破壊の能率を上げる点で好ましい。
【0072】次に、期間32において、超音波の送波お
よび受波を停止し待ちの状態に入る。待ち時間は、マイ
クロバルーンの種類に応じた破壊の進行速度に合わせ
て、例えば、数μS〜数百μSとする。この間に、マイ
クロバルーンは破壊が完了して消滅する。
【0073】次に、期間34において、撮像用の超音波
送波およびそのエコーの受波を行う。撮像用の超音波送
波の音圧は、例えば、滞在性のマイクロバルーンを破壊
せずに通過性のマイクロバルーンを破壊するように調整
してある。両マイクロバルーンは大きさおよび殻の肉厚
が違うので、選択的に破壊することが可能である。音圧
として、例えば、50kPaが選ばれる。また、周波数
は滞在性のマイクロバルーンの共振周波数に一致する例
えば1MHzとされる。
【0074】そのような超音波を用いた場合、滞在性の
マイクロバルーンは第2高調波エコーを発生し、通過性
のマイクロバルーンは破壊に伴う誘発音響およびサブハ
ーモニックスエコーを発生する。このような受信信号の
相違に基づき、画像処理部14で滞在性のマイクロバル
ーンと通過性のマイクロバルーンを別々に画像化して画
像メモリ146にそれぞれ記憶する。また、基本波エコ
ーについても別に画像化して画像メモリ146に記憶す
る。
【0075】これらの画像の合成画像を表示した画面で
は、例えば図13に示すように、造影剤像170(第2
高調波エコー像162乃至サブハーモニックスエコー像
166)が部分的に消えている。造影剤像170の消え
ている部分がマイクロバルーンが破壊された部分であ
る。この部分を破壊痕領域172と呼ぶ。
【0076】破壊範囲の外にあったマイクロバルーンの
うち、滞在性のマイクロバルーンは、組織内で同じ位置
に暫く留まる。このため、滞在性のマイクロバルーンの
破壊の痕跡(破壊痕領域172)も組織に関して同じ位
置に留まる。これに対して、破壊範囲の外にあった通過
性のマイクロバルーンは、パーフュージョンにより時間
の経過とともに組織内を移動するので、破壊痕領域17
2にも次第に進入して来る。
【0077】これによって、期間34での2回目以降の
撮像によって順次に得た画像においては、破壊痕領域1
72における通過性のマイクロバルーンの画像濃度が、
例えば図14に示すように変化する。すなわち、初めの
うちは時間の経過とともに次第に増加し、やがてマイク
ロバルーンの流出に伴って漸次低下する。破壊痕領域1
72でのこのような通過性のマイクロバルーンの濃度変
化は、パーフュージョンに由来する。したがって、破壊
痕領域172をROIとし、そこでの通過性のマイクロ
バルーンの画像の濃度変化等に基づいて、パーフュージ
ョンを求めることができる。
【0078】ここで、計測対象の組織が例えば心筋等の
ように運動している組織の場合、ROIすなわち破壊痕
領域172は、画面上では絶えず位置が変化するが、組
織に対する相対位置は変わらない。そこで、画像におけ
る破壊痕領域172の像を利用してROI追跡(ROI tra
cking)を行なうことができる。
【0079】すなわち、画像処理プロセッサ148によ
り、画像146に記憶した各画像について、滞在性のマ
イクロバルーンの像に基づいてROI追跡を行ない、時
相の異なる複数の画像について常に同一のROIを捉え
る。そして、そのROIにおける通過性のマイクロバル
ーンの画像の経時的な濃度変化等からパーフュージョン
を求める。パーフュージョン計測値は表示部16に表示
される。
【0080】このように、滞在性のマイクロバルーンと
通過性のマイクロバルーンの体内での挙動の相違を利用
することにより、運動する組織について効果的なパーフ
ュージョン計測値を行なうことができる。これは、滞在
性のマイクロバルーンと通過性のマイクロバルーンを同
時に用いることで実現できるものであり、滞在性のマイ
クロバルーンまたは通過性のマイクロバルーンのどちら
か一方だけでは実現不可能である。
【0081】期間34における撮像には、周波数の異な
る2つの超音波を用いるようにしても良い。すなわち、
1つの超音波は滞在性のマイクロバルーンの共振周波数
に合わせた周波数(例えば1MHz)とし、他方の超音
波は通過性のマイクロバルーンの共振周波数に合わせた
周波数(例えば5MHz)とする。マイクロバルーンの
大きさが違うので、このような共振周波数の使い分けが
可能である。なお、音圧は通過性のマイクロバルーンを
破壊しない例えば50kPa未満とする。
【0082】そのような超音波を用いた場合、滞在性の
マイクロバルーンと通過性のマイクロバルーンはそれぞ
れ周波数が異なる第2高調波エコーを発生する。したが
って、それらの受信信号に基づいて別々に画像化し、上
記と同様にしてパーフュージョンを計測することができ
る。
【0083】なお、運動速度が比較的ゆっくりしている
組織については、上記の信号の他に通過性のマイクロバ
ルーンが生じるエコー信号のドップラシフトを利用する
ようにしても良い。エコー信号のドップラシフトは流速
を直接的に示す。このため、パーフュージョン計測が容
易に行なえるという利点がある。
【0084】また、超音波プローブ2が2次元の超音波
トランスデューサのアレイを有するときは、例えば、図
15に示すように、太い超音波ビーム210による破壊
を行い、その有効破壊範囲212(破壊痕領域)内に適
宜(例えば8×8)の音線マトリクス(matrix)を包含す
るするようにしても良い。これは、破壊痕領域212を
閉領域とする点で好ましい。なお、図15は、超音波ビ
ーム210および各音線202を、超音波の送受方向に
垂直な断面図すなわち横断面図で示したものである。
【0085】以上、超音波撮像の一例としてパーフュー
ジョン計測について説明したが、本発明は、それに限ら
ず、滞在性のマイクロバルーンと通過性のマイクロバル
ーンの体内での挙動の相違を利用した種々の超音波撮像
に適用可能であることはいうまでもない。
【0086】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、運動する組織につき正確なパーフュージョン計測
を行なう超音波撮像方法および装置、並びにパーフュー
ジョン計測に好適なマイクロバルーン造影剤を実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の装置のブロック図
である。
【図2】本発明の実施の形態の一例の装置における送受
信部のブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態の一例の装置による音線走
査の概念図である。
【図4】本発明の実施の形態の一例の装置におけるBモ
ード処理部のブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態の一例の装置におけるフィ
ルタの通過帯域を示すグラフである。
【図6】本発明の実施の形態の一例の装置におけるドッ
プラ処理部のブロック図である。
【図7】本発明の実施の形態の一例の装置における画像
処理部のブロック図である。
【図8】本発明の実施の形態の一例の装置における表示
画像の模式図である。
【図9】本発明の実施の形態の一例の装置における表示
画像の模式図である。
【図10】本発明の実施の形態の一例の装置における送
波超音波の一例を示す波形図である。
【図11】本発明の実施の形態の一例の装置における送
波超音波の一例を示す波形図である。
【図12】本発明の実施の形態の一例の装置の動作シー
ケンスの一例を示す図である。
【図13】本発明の実施の形態の一例の装置における表
示画像の模式図である。
【図14】本発明の実施の形態の一例の装置における表
示画像の濃度変化の一例を示すグラフである。
【図15】本発明の実施の形態の一例の装置における送
波超音波のビームの断面を示す模式図である。
【符号の説明】
2 超音波プローブ 4 被検体 40 マイクロバルーン造影剤 6 送受信部 10 Bモード処理部 12 ドップラ処理部 14 画像処理部 16 表示部 18 制御部 20 操作部 602 送波タイミング発生回路 604 送波ビームフォーマ 606 送受切換回路 608 セレクタ 610 受波ビームフォーマ 100〜106 フィルタ 110〜116 シグナルコンディショナ 120 直交検波回路 122 MTIフィルタ 124 自己相関回路 126 平均流速演算回路 128 分散演算回路 130 パワー演算回路 140 バス 142 音線データメモリ 144 ディジタル・スキャンコンバータ 146 画像メモリ 148 画像処理プロセッサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体内での滞在性が通過性に優る第1のマ
    イクロバルーンと体内での通過性が滞在性に優る第2の
    マイクロバルーンとを含有するマイクロバルーン造影剤
    を用いる、ことを特徴とする超音波撮像方法。
  2. 【請求項2】 体内での滞在性が通過性に優る第1のマ
    イクロバルーンと体内での通過性が滞在性に優る第2の
    マイクロバルーンとを含有するマイクロバルーン造影剤
    を被検体に注入し、 前記被検体内の前記マイクロバルーン造影剤の滞在部位
    において少なくとも前記第1のマイクロバルーンを超音
    波で破壊して破壊痕を形成し、 前記破壊痕に流通する前記第2のマイクロバルーンを超
    音波で撮像してパーフュージョン計測を行なう、ことを
    特徴とする超音波撮像方法。
  3. 【請求項3】 体内での滞在性が通過性に優る第1のマ
    イクロバルーンと体内での通過性が滞在性に優る第2の
    マイクロバルーンとを含有するマイクロバルーン造影剤
    が注入された被検体内の前記マイクロバルーン造影剤の
    滞在部位において少なくとも前記第1のマイクロバルー
    ンを超音波で破壊して破壊痕を形成するマイクロバルー
    ン破壊手段と、 前記破壊痕に流通する前記第2のマイクロバルーンを超
    音波で撮像してパーフュージョン計測を行なう計測手段
    と、を具備することを特徴とする超音波撮像装置。
  4. 【請求項4】 体内での滞在性が通過性に優る第1のマ
    イクロバルーンと体内での通過性が滞在性に優る第2の
    マイクロバルーンとを含有することを特徴とするマイク
    ロバルーン造影剤。
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