JPH11253415A - 光データリンク装置 - Google Patents

光データリンク装置

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JPH11253415A
JPH11253415A JP10056688A JP5668898A JPH11253415A JP H11253415 A JPH11253415 A JP H11253415A JP 10056688 A JP10056688 A JP 10056688A JP 5668898 A JP5668898 A JP 5668898A JP H11253415 A JPH11253415 A JP H11253415A
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JP
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electric signal
signal
analog electric
data link
circuit
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JP10056688A
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Inventor
Motoji Haratou
基司 原頭
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アナログ電気信号をダイナミックレンジを損な
うことなく光変調信号により伝送する。 【解決手段】アナログ電気信号(MR信号)を光変調信
号に変換する前に、アナログ電気信号に対して符号を含
めて3乗根に対応する圧縮を行う圧縮回路3と、光変調
信号をアナログ電気信号に変換した後に、アナログ電気
信号に対して3乗する展開を行う展開回路7とを設け、
圧縮回路3を、2個の高速オペアンプ12,15、2個
の4象限乗算器14-1,14-2及び2個の抵抗11,1
3により構成して、厳密に符号を含めて3乗根に対応す
る圧縮を行うもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送信側にアナログ
電気信号を光変調信号に変換する電気・光変調変換手段
を設け、受信側に前記光変調信号をアナログ電気信号に
変換する光変調・電気変換手段を設けた光データリンク
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】MRI(磁気共鳴イメージング)装置に
おいて、被検体(人体)からのエコー信号を検出する複
数のコイルからのMR信号(アナログ電気信号)を、そ
れぞれMRI装置本体まで同軸ケーブル等により伝達し
ていたが、電磁気相互作用等の影響を受け、MR信号間
に干渉が起こる可能性がある。また、被検体からMRI
装置本体までの距離が長くなると、MR信号に損失が生
じるという問題があった。
【0003】そこで、Optical Reciever Design Charac
teristics for MRI Signals:Methodof Direct Modulati
on of Analog RF through Fiber-Optic Links(S.A.Neja
d;SMRM '94;P1082)に記載されているように、コイルか
らのMR信号(アナログ電気信号)を光変調信号に変換
して、光ファイバを介してMRI装置の装置本体へ送信
し、装置本体側で受信した光変調信号を再びアナログ電
気信号に変換するという光データリンクを使用した方法
が提案されている。
【0004】もっと詳しく説明すれば、コイルからのM
R信号は、プリアンプにより一度電圧増幅され、この電
圧増幅された信号によりレーザダイオードを制御して、
電圧に対応して直接輝度変調させられた光変調信号に変
換される。この光変調信号は、光ファイバでMRI装置
の装置本体へ送信される。装置本体側では、光変調信号
は、フォトダイオードにより受信され、その光変調信号
の輝度に対応して直接電圧に変換されたアナログ電気信
号に変換される。このアナログ電気信号はアンプ等によ
り増幅させられて、信号処理及び画像処理等が行われ
る。
【0005】この方法によれば、光ファイバの光変調信
号は、電磁気相互作用の影響を受けることがないので、
光変調信号間には干渉等が発生せず、また、電気信号よ
りも損失が少ないという利点がある。さらに、MRI装
置の装置本体とコイルとが光を介して信号伝達されるた
め、電気回路的に絶縁できるという利点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の市販さ
れている光データリンクでは、SN(Signal Noise)比
(ダイナミックレンジ)が40dB以上と保証されてい
るが、実際上では、最大限でも70dB程度である。こ
れは、レーザダイオードが、RIN(Relative Intensi
ty Noise)が支配的な雑音源となるという原因があり、
周波数帯域1MHzバンド幅にてダイナミックレンジが
70dBしか取れない。また製品によっては、周波数帯
域10Hz〜60MHz(−3dB)で40dBとしか
保証されていない。
【0007】一方、MRI装置におけるコイルからのM
R信号(アナログ電気信号)は、データサンプリングに
利用するA/Dコンバータにより16ビットが要求され
ており、その要求のダイナミックレンジが96dB(=
6×16)となる。そこで、このMR信号の伝送に光デ
ータリンクを使用すると、ダイナミックレンジが足り
ず、MR信号を高精度に伝送することができない。
【0008】従って、現在MRI装置のMR信号の伝送
に光データリンクを使用することは実用化されていな
い。そこでこの発明は、アナログ電気信号をダイナミッ
クレンジを損なうことなく光変調信号により伝送するこ
とができる光データリンク装置を提供することを目的と
する。また、MRI装置のMR信号を、そのMR信号の
ダイナミックレンジを確保しつつ、伝送することができ
る光データリンク装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】(1)本発明の光データ
リンク装置は、送信側にアナログ電気信号を光変調信号
に変換する電気・光変調変換手段を設け、受信側に光変
調信号をアナログ電気信号に変換する光変調・電気変換
手段を設けた光データリンク装置において、送信側の電
気・光変調変換手段へのアナログ電気信号を符号を含め
て振幅圧縮する電気信号圧縮手段と、受信側の光変調・
電気変換手段からのアナログ電気信号を符号を含めて振
幅展開する電気信号展開手段とを設けたものである。 (2)本発明の光データリンク装置は、上記(1)に記
載した光データリンク装置において、電気信号圧縮手段
は、アナログ電気信号の電圧値Xを適切な整数nを使用
して、数1に示す式により電圧値Yとなるアナログ電気
信号に符号を含めてn乗根に対応する圧縮を行い、電気
信号展開手段は整数nを使用して、アナログ電気信号の
電圧値Zを整数nを使用して、数2に示す式により電圧
値Wとなるアナログ電気信号に符号を含めてn乗する展
開を行うものである。 (3)本発明の光データリンク装置は、上記(2)に記
載した光データリンク装置において、整数nは、アナロ
グ電気信号のダイナミックレンジAと光変調信号のダイ
ナミックレンジBとから、(A/n)<Bを十分満足す
るような整数であるものである。 (4)本発明の光データリンク装置は、上記(1)乃至
(3)のいずれかに記載した光データリンク装置におい
て、電気信号圧縮手段及び電気信号展開手段は、4象限
乗算器を使用するものである。 (5)本発明の光データリンク装置は、上記(1)乃至
(4)のいずれかに記載した光データリンク装置におい
て、磁気共鳴イメージング装置の装置本体とコイルとの
間に接続されたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明によ
る光データリンク装置の第1の実施形態を説明する。図
1乃至図4を参照して本発明の第1実施形態を説明す
る。
【0011】図1は、この発明を適用した光データリン
ク装置を組込んだMRI(磁気共鳴イメージング)装置
の要部回路構成を示すブロック図である。1は、被検体
から放射されるエコー信号を検出するコイルアンテナで
ある。このコイルアンテナ1により検出されたエコー信
号はアナログ電気信号(MR信号)として第1の増幅回
路2へ出力される。
【0012】この第1の増幅回路2は、そのアナログ電
気信号を次の圧縮回路3で処理できるように増幅して、
圧縮回路3へ出力する。圧縮回路3は、その増幅された
アナログ電気信号を、後述する回路(図2参照)により
圧縮処理して、レーザダイオード回路4へ出力する。
【0013】このレーザダイオード回路4は、入力され
た圧縮処理されたアナログ電気信号によりレーザダイオ
ード(図示せず)への通電を制御して、そのアナログ電
気信号の電圧に対応する輝度のレーザ光(光変調信号)
を放射する。
【0014】この放射されたレーザ光は、光ファイバ5
を介してフォトダイオード回路6へ伝送する。このフォ
トダイオード回路6は、光ファイバ5から入射されたレ
ーザ光を受光し、その輝度に対応する電圧のアナログ電
気信号を展開回路7へ出力する。この時のアナログ電気
信号は、圧縮回路3により圧縮処理して得られたアナロ
グ電気信号を再現したものに相当する。
【0015】展開回路7は、そのアナログ電気信号を、
後述する回路(図4参照)により展開処理して、第2の
増幅回路8へ出力する。この時のその展開処理されたア
ナログ電気信号は、第1の増幅回路2により増幅された
アナログ電気信号を再現したものに相当する。
【0016】第2の増幅回路8は、その展開処理された
アナログ電気信号を、次の分析装置9(又は通信ネット
ワーク)で分析処理できるように増幅して、分析装置9
へ出力する。分析装置9では、その増幅されたアナログ
電気信号に対して信号処理及び画像分析処理等を行う。
【0017】図2は、圧縮回路3の一例(n=3)を示
す回路図である。コイルアンテナ1により被検体からの
電磁波を検出され、第1の増幅回路2により増幅された
アナログ電気信号(MR信号)は、INから入力され、
第1の抵抗11を介して、ゲイン帯域幅の大きな第1の
電圧帰還型高速オペアンプ12の非反転入力端子に入力
される。
【0018】この第1の高速オペアンプ12の非反転入
力端子と出力端子との間には、正帰還用の第2の抵抗1
3が接続されている。さらに、その反転入力端と出力端
子との間には、負帰還回路を構成する第1の3乗演算回
路14が接続されている。
【0019】この第1の3乗演算回路14は、2個の高
速の4象限乗算器により構成されている。第1の4象限
乗算器14-1のX入力端子及びY入力端子は共に、第1
の高速オペアンプ12の出力端子と接続され、第2の4
象限乗算器14-2のX入力端子には第1の高速オペアン
プ12の出力端子が接続され、一方第2の4象限乗算器
14-2のY入力端子には第1の4象限乗算器14-1の出
力端子が接続されている。第2の4象限乗算器14-2の
出力端子は、第1の高速オペアンプ12の反転入力端子
に接続されている。
【0020】第1の高速オペアンプ12の出力端子は、
バッファ用のゲイン帯域幅の大きな第2の高速オペアン
プ15の入力端子に接続され、この第2の高速オペアン
プ15の出力端子から出力されたアナログ電気信号は、
OUTを介してレーザダイオード回路4へ出力される。
【0021】ここで、第1の高速オペアンプ12の電圧
ゲインをG1 とし、第1の抵抗11及び第2の抵抗13
の各抵抗値をそれぞれR1 及びR2 とすると、 G1 ・R1 /(R1 +R2 )=1 を満たすように、各抵抗値R1 及びR2 を決定する。
【0022】ここで、INから入力されたアナログ電気
信号の電圧値をE1 とし、第1の高速オペアンプ12の
反転入力端子に入力される電圧値、すなわち、第1の3
乗演算回路14からの出力電圧値をE2 、第1の高速オ
ペアンプ12の出力端子からの出力された電圧値をE3
、第2の高速オペアンプ15の出力端子からの出力さ
れた電圧値をE4 とする。
【0023】第1の高速オペアンプ12の非反転入力端
子に入力される電圧値Eiは、 Ei=(R2 ・E1 +R1 ・E3 )/(R1 +R2 ) という式により求められる。また、電圧値E3 の3乗の
値が電圧値E2 であるから、電圧値E3 について、
【0024】
【数3】 と求められる。ここで、第2の高速オペアンプ15の電
圧ゲインをG2 とし、この電圧ゲインG2 を
【0025】
【数4】 この上式を満たすようにすれば、圧縮回路3からの出力
電圧E4 は、
【0026】
【数5】 となり、入力電圧E1の厳密に符号を含めた3乗根に対
応する圧縮となる。
【0027】なお、説明は省略する(正帰還をかける抵
抗11,13及びバッファ用高速オペアンプ15を省い
た構成である)が、図3に示す単純な圧縮回路では、M
R信号の中心周波数が63.9MHzにまでなると、高
速オペアンプにおいてゲイン帯域幅が不十分となり、ま
た、厳密には3乗根に対応する圧縮とはならず、演算エ
ラーが発生することになる。
【0028】図4は、展開回路7の一例(n=3)を示
す回路図である。フォトダイオード回路6からのアナロ
グ電気信号(圧縮信号)は、INから入力され、バッフ
ァ用のゲイン帯域幅の大きな第3の高速オペアンプ21
の入力端子に入力される。この第3の高速オペアンプ2
1は、その電圧ゲインが1、すなわち×(+1)に設計
されており、その出力端子は、第2の3乗演算回路22
に接続されている。
【0029】この第2の3乗演算回路22は、2個の高
速の4象限乗算器により構成されている。すなわち、第
3の4象限乗算器22-1のX入力端子及びY入力端子は
共に、第3の高速オペアンプ21の出力端子に接続さ
れ、第4の4象限乗算器22-2のX入力端子には第3の
4象限乗算器22-1の出力端子が接続されている。一
方、第4の4象限乗算器22-2のY入力端子には第3の
高速オペアンプ21の出力端子が接続されている。第4
の4象限乗算器22-2の出力端子からのアナログ電気信
号は、OUTを介して第2の増幅回路8へ出力される。
【0030】光データリンク装置は、圧縮回路3、レー
ザダイオード回路4、光ファイバ5、フォトダイオード
回路6及び展開回路7により構成される。このような構
成のこの第1の実施の形態においては、被検体から放射
されるエコー信号は、コイルアンテナ1により検出さ
れ、アナログ電気信号(MR信号)として出力される。
このアナログ電気信号は、第1の増幅回路2により増幅
され、圧縮回路3へ入力される。この圧縮回路3におい
て、2個の高速オペアンプ12,15、2個の4象限乗
算器14-1,14-2及び2個の抵抗11,13により、
アナログ電気信号に対して厳密に符号を含めた3乗根に
対応する圧縮が行われる。
【0031】この時、圧縮する前のアナログ電気信号の
ダイナミックレンジD1 は、96dBであったのに対し
て、圧縮されたアナログ電気信号のダイナミックレンジ
D2は、信号電圧をS、雑音電圧Nとして、次式で示す
ように、
【0032】
【数6】 となり、ダイナミックレンジD2 は1/3の32dBと
なる。
【0033】この符号を含めた3乗根に対応する圧縮が
なされたアナログ電気信号は、レーザダイオード回路4
で輝度変調された光変調信号に変換され、光ファイバ5
を介してフォトダイオード回路6へ出力される。
【0034】なお、この光変調信号による伝送では、一
般的にそのダイナミックレンジが40dBは保証されて
いるので、その圧縮されたアナログ電気信号のダイナミ
ックレンジが32dBであるから、光変調信号での伝送
に全く問題はない。
【0035】この光変調信号は、フォトダイオード回路
6で再びアナログ電気信号に変換される。このアナログ
電気信号は、符号を含めて3乗根に対応する圧縮がなさ
れたものを再現したものである。このアナログ電気信号
は、展開回路7へ入力され、この展開回路7において、
電圧ゲイン1の高速オペアンプ21及び2個の4象限乗
算器22-1,22-2により、そのアナログ電気信号に対
して符号も含めて3乗する展開が行われる。
【0036】この符号を含めた3乗する展開がなされた
アナログ電気信号のダイナミックレンジは、圧縮した時
とは逆に3倍になり、96dBが回復される。この展開
されたアナログ電気信号は、第2の増幅回路8により増
幅され、分析装置9(又は通信ネットワーク)等へ出力
される。分析装置9では、ノイズの少ない96dBのア
ナログ電気信号により解析等が行われるので、分析(解
析)及び画像処理を高精度に行うことができる。
【0037】このようにこの第1の実施の形態によれ
ば、アナログ電気信号(MR信号)を光変調信号に変換
する前に、アナログ電気信号に対して符号を含めて3乗
根に対応する圧縮を行う圧縮回路3と、光変調信号をア
ナログ電気信号に変換した後に、アナログ電気信号に対
して3乗する展開を行う展開回路7とを設けたことによ
り、ダイナミックレンジ96dBのアナログ電気信号
は、圧縮回路3でダイナミックレンジ32dBのアナロ
グ電気信号に符号を含めて圧縮されるので、ダイナミッ
クレンジ40dBが保証された光変調信号による伝送が
可能となり、光変調信号による伝送後、ダイナミックレ
ンジ32dBのアナログ電気信号は、展開回路7でダイ
ナミックレンジ96dBのアナログ電気信号に符号を含
めて展開されるので、ダイナミックレンジを損なうこと
なく、アナログ電気信号を光変調信号により伝送するこ
とができる。
【0038】さらに、圧縮回路3を、図2に示すよう
に、2個の高速オペアンプ12,15、2個の4象限乗
算器14-1,14-2及び2個の抵抗11,13により構
成したことにより、簡単な回路で厳密に符号を含めて3
乗根に対応する圧縮を行うことができる。
【0039】なお、この発明の圧縮処理及び展開処理に
おけるnが奇数の場合、すなわち、3乗根、5乗根、…
による圧縮と3乗、5乗、…による展開の場合、それぞ
れの圧縮回路3及び展開回路7をこの第1の実施の形態
の応用により簡単に作成することができる。例えば、説
明は省略するが5乗根の場合は、図5に示すように3乗
演算回路(14,22)を、より高速の4象限乗算器3
1,32を使用すると共にさらに2個の4象限乗算器3
3,34追加して、5乗演算回路とすれば良い。
【0040】しかし、nが偶数の場合はさらに符号を判
定する回路が必要になる。次に、この発明の第2の実施
の形態を図6及び図7を参照して説明する。なお、この
第2の実施の形態と前述した第1の実施の形態との異な
る点は、圧縮回路3及び展開回路7だけであるので、こ
の発明を適用した光データリンク装置を組込んだMRI
装置としては、ほとんど同一構成であるので、その説明
は省略する(図1参照)。
【0041】図6は、圧縮回路3の一例を示す回路図で
ある。コイルアンテナ1により被検体からの電磁波を検
出され、第1の増幅回路2により増幅されたアナログ電
気信号(MR信号)は、INから入力され、第1の制御
スイッチ41及び符号判定器42に入力される。
【0042】なお、この第1の符号判定器42は、MR
信号の符号を判定するもので、例えばコンパレータで構
成しても良く、その判定結果を制御信号として、第1の
制御スイッチ41及び後述する第2の制御スイッチ43
へ共に出力する。
【0043】各制御スイッチ41,43は、共通接点、
A接点、B接点の3接点を備え、符号判定器42として
のコンパレータから出力される制御信号に応じて、共通
接点に対してA接点又はB接点のいずれか一方と接続す
るようになっている。
【0044】すなわち、MR信号が正の電位のアナログ
電気信号のときには、第1の符号判定器42は、各制御
スイッチ41,43の共通接点がA接点に接続されるよ
うに制御信号を出力し、MR信号が負の電位のアナログ
電気信号のときには、第1の符号判定器42は、各制御
スイッチ41,43の共通接点がB接点に接続されるよ
うに制御信号を出力する。
【0045】第1の制御スイッチ41のA接点は、ゲイ
ン帯域幅の大きな第4の高速オペアンプ44の非反転入
力端子に接続され、この第4の高速オペアンプ44の反
転入力端子と出力端子との間には、負帰還回路として高
速の第5の4象限乗算器45が接続されている。
【0046】すなわち、この第5の4象限乗算器45の
X入力端子及びY入力端子が共に、第4の高速オペアン
プ44の出力端子に接続されており、第5の4象限乗算
器45の出力端子が、第4の高速オペアンプ44の反転
入力端子に接続されている。そして、この第4の高速オ
ペアンプ44の出力端子は、第2の制御スイッチ43の
A接点と接続されている。
【0047】一方、第1の制御スイッチ41のB接点
は、バッファ用に電圧ゲインが−1に設定された第5の
高速オペアンプ46の入力端子に接続されている。この
第5の高速オペアンプ46の出力端子は、ゲイン帯域幅
の大きな第6の高速オペアンプ47の非反転入力端子に
接続され、この第6の高速オペアンプ47の反転入力端
子と出力端子との間には、負帰還回路として高速の第6
の4象限乗算器48が接続されている。
【0048】すなわち、この第6の4象限乗算器48の
X入力端子及びY入力端子が共に、第6の高速オペアン
プ47の出力端子に接続されており、第6の4象限乗算
器48の出力端子が、第6の高速オペアンプ47の反転
入力端子に接続されている。
【0049】そして、この第6の高速オペアンプ47の
出力端子は、バッファ用に電圧ゲインが−1に設定され
た第7の高速オペアンプ49の入力端子に接続され、こ
の第7の高速オペアンプ49の出力端子は、第2の制御
スイッチ43のB接点と接続されている。
【0050】第2の制御スイッチ43の共通接点から出
力されたアナログ電気信号は、OUTを介してレーザダ
イオード回路4へ出力される。図7は、展開回路7の一
例を示す回路図である。
【0051】フォトダイオード回路6からのアナログ電
気信号は、INから入力され、第3の制御スイッチ51
及び第2の符号判定器52に入力される。この第2の符
号判定器52は、第1の符号判定器42と同様に、MR
信号の符号を判定し、この判定結果を制御信号として、
第3の制御スイッチ51及び後述する第4の制御スイッ
チ53へ出力する。
【0052】各制御スイッチ51,53は、各制御スイ
ッチ41,43と同様に、共通接点、A接点、B接点を
備え、第2の符号判定器52からの制御信号に応じて共
通接点に対してA接点又はB接点のいずれか一方と接続
するようになっている。
【0053】第3の制御スイッチ51のA接点は、高速
の第7の4象限乗算器54のX入力端子及びY入力端子
に共に接続され、この第7の4象限乗算器54の出力端
子は、第4の制御スイッチ53のA接点に接続されてい
る。
【0054】一方、第3の制御スイッチ51のB接点
は、バッファ用に電圧ゲインが−1に設定された第8の
高速オペアンプ55の入力端子に接続され、この第8の
高速オペアンプ55の出力端子は、高速の第8の4象限
乗算器56のX入力端子及びY入力端子に共に接続され
ている。
【0055】この第8の4象限乗算器56の出力端子
は、バッファ用に電圧ゲインが−1に設定された第9の
高速オペアンプ57の入力端子に接続され、この第9の
高速オペアンプ57の出力端子は、第4の制御スイッチ
53のB接点と接続されている。
【0056】第4の制御スイッチ53の共通接点から出
力されたアナログ電気信号は、OUTを介して第2の増
幅回路8へ出力される。このような構成のこの第2の実
施の形態においては、被検体から放射されるエコー信号
は、コイルアンテナ1により検出され、アナログ電気信
号(MR信号)として出力される。このアナログ電気信
号は、第1の増幅回路2により増幅され、圧縮回路3へ
入力される。
【0057】この圧縮回路3において、アナログ電気信
号の符号が、第1の符号判定器42により判定され、正
の電位の信号と判定されたならば、第1の制御スイッチ
41及び第2の制御スイッチ43を共に共通接点に対し
てA接点が接続される。
【0058】すると、第4の高速オペアンプ44及び第
5の4象限乗算器45により、アナログ電気信号に対し
て2乗根に対応する圧縮が行われる。圧縮する前のアナ
ログ電気信号のダイナミックレンジは96dBであった
のに対して、圧縮されたアナログ電気信号のダイナミッ
クレンジは2分の1の48dBとなる。このアナログ電
気信号では、光変調信号による伝送では、ダイナミック
レンジが僅かに損なわれる虞があるが、実用的には問題
とならない程度である。
【0059】一方、アナログ電気信号の符号が、第1の
符号判定器42により負の電位の信号と判定されたなら
ば、第1の制御スイッチ41及び第2の制御スイッチ4
3を共に共通接点に対してB接点が接続される。
【0060】すると、第5の高速オペアンプ46、第6
の高速オペアンプ47、第6の4象限乗算器48及び第
7の高速オペアンプ49により、一旦正の電位に反転さ
れてから、アナログ電気信号に対して2乗根に対応する
圧縮が行われて、再び反転されて負の電位の信号とな
る。
【0061】このようにして符号を含めて2乗根に対応
した圧縮が行われたアナログ電気信号は、レーザダイオ
ード回路4で輝度変調された光変調信号に変換され、光
ファイバ5を介してフォトダイオード回路6へ出力され
る。
【0062】この光変調信号は、フォトダイオード回路
6で再びアナログ電気信号に変換される。このアナログ
電気信号は、符号を含めて2乗根に対応する圧縮がなさ
れたものを再現したものに相当する。このアナログ電気
信号は、展開回路7へ入力される。
【0063】この展開回路7において、アナログ電気信
号の符号が、第2の符号判定器52により判定され、正
の電位の信号と判定されたならば、第3の制御スイッチ
51及び第4の制御スイッチ53を共に共通接点に対し
てA接点が接続される。
【0064】すると、第7の4象限乗算器54により、
アナログ電気信号に対して2乗にする展開が行われる。
これにより、アナログ電気信号のダイナミックレンジが
2倍(80dB以上)となる。
【0065】一方、アナログ電気信号の符号が、第2の
符号判定器52により負の電位の信号と判定されたなら
ば、第3の制御スイッチ51及び第4の制御スイッチ5
3を共に共通接点に対してB接点が接続される。
【0066】すると、第8の高速オペアンプ55、第8
の4象限乗算器56及び第9の高速オペアンプ57によ
り、一旦正の電位に反転されてから、アナログ電気信号
に対して2乗する展開が行われて、再び反転させられて
負の電位の信号となる。この展開により、アナログ電気
信号のダイナミックレンジは2倍(80dB以上)とな
る。
【0067】このようにして符号を含めて2乗する展開
が行われたアナログ電気信号は、第2の増幅回路により
増幅され、分析装置9等へ出力される。分析装置9で
は、ノイズの少ない80dB以上のアナログ電気信号に
より解析等が行われるので、分析(解析)及び画像処理
を高精度に行うことができる。このようにこの第2の実
施の形態によれば、前述した第1の実施の形態において
得られたと同様な効果を得ることができる。さらに、圧
縮回路3及び展開回路7において、上述した第1の実施
の形態で説明したように(図5参照)、4象限乗算器を
2個追加して、4乗演算回路を構成すれば、符号を含め
た4乗根に対応する圧縮を行い、符号を含めた4乗する
展開を行うことができ、同様にして順次4象限乗算器を
2個づつ追加すれば、6乗、8乗、…等の圧縮及び展開
を行うことができる。
【0068】なお、上述した第1の実施の形態及び第2
の実施の形態においては、この発明を適用した光データ
リンク装置を組込んだMRI装置について説明したが、
この発明はこれに限定されるものではなく、アナログ電
気信号を光変調信号に変換して伝送する光データリンク
装置ならば、どのような装置に組込むものにも適用でき
る。ただし、アナログ電気信号が大きなダイナミックレ
ンジを有するものならば、この発明により、より顕著な
効果を得ることができるものである。
【0069】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
アナログ電気信号をダイナミックレンジを損なうことな
く光変調信号により伝送することができる光データリン
ク装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態の光データリンク
装置を組込んだMRI装置の要部回路構成を示すブロッ
ク図。
【図2】同実施の形態の光データリンク装置の圧縮回路
の一例(n=3)を示す回路図。
【図3】同実施の形態の光データリンク装置の圧縮回路
の他の簡易的な例を示す回路図。
【図4】同実施の形態の光データリンク装置の展開回路
の一例(n=3)を示す回路図。
【図5】同実施の形態の光データリンク装置の圧縮回路
及び展開回路の他の例(n=5)を実現するための演算
回路を示す回路図。
【図6】この発明の第2の実施の形態の光データリンク
装置の圧縮回路の一例(n=2)を示す回路図。
【図7】同実施の形態の光データリンク装置の展開回路
の一例(n=2)を示す回路図。
【符号の説明】
3…圧縮回路、 7…展開回路、 11,13…抵抗、 12,44,47…(ゲイン帯域幅の大きな)高速オペ
アンプ、 15,21,46,49,55,57…高速オペアン
プ、 14-1,14-2,22-1,22-2,31,32,33,
34,45,48,54,56…4象限乗算器、 41,43,51,53…制御スイッチ、 42,52…符号判定器。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信側にアナログ電気信号を光変調信号
    に変換する電気・光変調変換手段を設け、受信側に前記
    光変調信号をアナログ電気信号に変換する光変調・電気
    変換手段を設けた光データリンク装置において、 送信側の前記電気・光変調変換手段へのアナログ電気信
    号を符号を含めて振幅圧縮する電気信号圧縮手段と、 受信側の前記光変調・電気変換手段からのアナログ電気
    信号を符号を含めて振幅展開する電気信号展開手段とを
    設けたことを特徴とする光データリンク装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光データリンク装置にお
    いて、前記電気信号圧縮手段は、前記アナログ電気信号
    の電圧値Xを適切な整数nを使用して、 【数1】 により電圧値Yとなるアナログ電気信号に符号を含めて
    n乗根に対応する圧縮を行い、前記電気信号展開手段は
    前記整数nを使用して、アナログ電気信号の電圧値Zを
    前記整数nを使用して、 【数2】 により電圧値Wとなるアナログ電気信号に符号を含めて
    n乗する展開を行うことを特徴とする光データリンク装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の光データリンク装置にお
    いて、前記整数nは、前記アナログ電気信号のダイナミ
    ックレンジAと前記光変調信号のダイナミックレンジB
    とから、(A/n)<Bを十分満足するような整数であ
    ることを特徴とする光データリンク装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか一項記
    載の光データリンク装置において、前記電気信号圧縮手
    段及び前記電気信号展開手段は、4象限乗算器を使用す
    ることを特徴とする光データリンク装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか一項記
    載の光データリンク装置において、磁気共鳴イメージン
    グ装置の装置本体とコイルとの間に接続されたことを特
    徴とする光データリンク装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007144192A (ja) * 2005-11-29 2007-06-14 General Electric Co <Ge> 磁気共鳴撮像システムにおいて複数の受信器コイルからの送信データを空中経由で送信するための光学リンク
JP2008520254A (ja) * 2004-09-16 2008-06-19 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ ダイナミックレンジ制御を有する磁気共鳴受信コイル

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008520254A (ja) * 2004-09-16 2008-06-19 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ ダイナミックレンジ制御を有する磁気共鳴受信コイル
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