JPH11253137A - 魚肉ねり製品 - Google Patents
魚肉ねり製品Info
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- JPH11253137A JPH11253137A JP10080479A JP8047998A JPH11253137A JP H11253137 A JPH11253137 A JP H11253137A JP 10080479 A JP10080479 A JP 10080479A JP 8047998 A JP8047998 A JP 8047998A JP H11253137 A JPH11253137 A JP H11253137A
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- Japan
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- fish
- product
- meat
- calcium
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- Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 現代人の成人病、骨粗鬆症等を防止するため
にカルシウム補給をするに当たり、カルシウム吸収率を
高めると共に美味で最大のうま味を有する魚肉ねり製品
の提供。 【解決手段】 調理済の骨付魚体を細断し、それにスキ
ムミルクとハ−ブオイルとその他の副原料を加えたのち
攪拌混合してねり原料を形成し、これを羊腸,豚腸や牛
腸等の獣腸からなるケ−シングに充填し、湯煮して形成
する。
にカルシウム補給をするに当たり、カルシウム吸収率を
高めると共に美味で最大のうま味を有する魚肉ねり製品
の提供。 【解決手段】 調理済の骨付魚体を細断し、それにスキ
ムミルクとハ−ブオイルとその他の副原料を加えたのち
攪拌混合してねり原料を形成し、これを羊腸,豚腸や牛
腸等の獣腸からなるケ−シングに充填し、湯煮して形成
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、骨や皮がついたま
まの骨付魚体を主原料としたソ−セ−ジ様の魚肉ねり製
品に関する。
まの骨付魚体を主原料としたソ−セ−ジ様の魚肉ねり製
品に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、カルシウム摂取量の不足から老人
や女性を中心に骨粗鬆症やその他の成人病が多発し、社
会問題となっている。これは、現代人が魚(カルシウ
ム)を食べなくなり、肉食中心の食生活になっているの
が最大の原因であると思われる。そこで、現在ではカル
シウム摂取量を増やすためカルシウム含量を高めた各種
食品や飲料が販売されている。ところで、骨や皮がつい
たままの骨付魚体をミ−トチョッパ−にかけて砕いたも
のに副原料を加えて成形した魚肉ねり製品は、製品歩留
りがよい上に魚の味が生かされ、しかもカルシウム等の
栄養分も豊富であるから、骨粗鬆症や他の成人病等の防
止に最適な食品である。
や女性を中心に骨粗鬆症やその他の成人病が多発し、社
会問題となっている。これは、現代人が魚(カルシウ
ム)を食べなくなり、肉食中心の食生活になっているの
が最大の原因であると思われる。そこで、現在ではカル
シウム摂取量を増やすためカルシウム含量を高めた各種
食品や飲料が販売されている。ところで、骨や皮がつい
たままの骨付魚体をミ−トチョッパ−にかけて砕いたも
のに副原料を加えて成形した魚肉ねり製品は、製品歩留
りがよい上に魚の味が生かされ、しかもカルシウム等の
栄養分も豊富であるから、骨粗鬆症や他の成人病等の防
止に最適な食品である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、魚に含まれ
るカルシウムの吸収率は高くないことから、これのみで
はカルシウム摂取量を増やすことができないという問題
があった。また、骨や皮がついたままの骨付魚体を細断
して製造した魚肉ねり製品は、肉が固い上に多少の生臭
さがあるので、食べにくくておいしくないという問題も
あった。本発明は、従来の上述のような事情に鑑みて発
明したもので、その目的とするところは、現代人の成人
病、骨粗鬆症等を防止するためにカルシウム補給をする
に当たり、カルシウム吸収率を高めると共に美味で最大
のうま味を有する魚肉ねり製品を提供することにある。
るカルシウムの吸収率は高くないことから、これのみで
はカルシウム摂取量を増やすことができないという問題
があった。また、骨や皮がついたままの骨付魚体を細断
して製造した魚肉ねり製品は、肉が固い上に多少の生臭
さがあるので、食べにくくておいしくないという問題も
あった。本発明は、従来の上述のような事情に鑑みて発
明したもので、その目的とするところは、現代人の成人
病、骨粗鬆症等を防止するためにカルシウム補給をする
に当たり、カルシウム吸収率を高めると共に美味で最大
のうま味を有する魚肉ねり製品を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の魚肉ねり製品は、調理済の骨付魚体を細断
し、それにスキムミルクとハ−ブオイルとその他の副原
料を加えたのち攪拌混合してねり原料を形成し、これを
羊腸,豚腸や牛腸等の獣腸からなるケ−シングに充填
し、湯煮して製造する構成を採用した。ケ−シングとし
ては、牛腸、羊腸、豚腸、胃又は食道の天然材料を使用
する。
に、本発明の魚肉ねり製品は、調理済の骨付魚体を細断
し、それにスキムミルクとハ−ブオイルとその他の副原
料を加えたのち攪拌混合してねり原料を形成し、これを
羊腸,豚腸や牛腸等の獣腸からなるケ−シングに充填
し、湯煮して製造する構成を採用した。ケ−シングとし
ては、牛腸、羊腸、豚腸、胃又は食道の天然材料を使用
する。
【0005】この魚肉ねり製品では、副原料中にリンや
カルシウム等の無機質に富むスキムミルクを配合してい
るから、魚の骨等のカルシウムと共にスキムミルクのカ
ルシウムも含まれ、カルシウム含量を高めることができ
る。又、スキムミルクのカルシウムは可溶性で吸収され
やすいので、カルシウム摂取量を増加させることができ
て骨粗鬆症や成人病等の防止に最適である。又、副原料
としてスキムミルクを加えているから、味にコクとまろ
やかさが生じて、独特の食感と風味を兼ね備えた製品を
作ることができる。又、骨,皮やウロコが付いた骨付魚
体を主原料とした魚肉ねり製品は、肉が固くてしかも多
少の生臭さがあり食べにくいが、副原料としてハ−ブオ
イルを加えているから、ハ−ブオイルが肉の中まで均一
かつ速やかに浸透して生臭さを消すと共に肉を柔らかく
することができて食べやすくすることができる。又、ハ
−ブオイルで生臭さを消しているから、メインの香辛料
の風味を最大に生かすことができる。又、ケ−シングと
して羊腸や豚腸等の獣腸を使用しているので、弾力のあ
るソ−セ−ジ様のねり製品の形成と共に加熱殺菌と味付
けを同時に行うことができる。
カルシウム等の無機質に富むスキムミルクを配合してい
るから、魚の骨等のカルシウムと共にスキムミルクのカ
ルシウムも含まれ、カルシウム含量を高めることができ
る。又、スキムミルクのカルシウムは可溶性で吸収され
やすいので、カルシウム摂取量を増加させることができ
て骨粗鬆症や成人病等の防止に最適である。又、副原料
としてスキムミルクを加えているから、味にコクとまろ
やかさが生じて、独特の食感と風味を兼ね備えた製品を
作ることができる。又、骨,皮やウロコが付いた骨付魚
体を主原料とした魚肉ねり製品は、肉が固くてしかも多
少の生臭さがあり食べにくいが、副原料としてハ−ブオ
イルを加えているから、ハ−ブオイルが肉の中まで均一
かつ速やかに浸透して生臭さを消すと共に肉を柔らかく
することができて食べやすくすることができる。又、ハ
−ブオイルで生臭さを消しているから、メインの香辛料
の風味を最大に生かすことができる。又、ケ−シングと
して羊腸や豚腸等の獣腸を使用しているので、弾力のあ
るソ−セ−ジ様のねり製品の形成と共に加熱殺菌と味付
けを同時に行うことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
する。
【0007】まず、第一の実施形態の魚肉ねり製品につ
いて説明する。この魚肉ねり製品は、原料魚としてその
日に水揚げされた新鮮な地物(近海物)のアジを使用
し、これを調理して内臓と鰭を除去したのちの骨、皮や
ウロコがついたままの骨付魚体をサイレントカッタ−に
かけて粗挽き(細断)する。粗挽きは発熱による魚肉た
んぱくの変性を防ぐため0度〜4度の範囲内で行うこと
が好ましい。次に、この粗挽き原料に全卵、スキムミル
ク、柚子胡椒、醤油、砂糖、小麦粉、動物性油脂、魚醤
油(例えば、ナムプラ)、ハ−ブオイルの副原料を加え
たのち、サイレントカッタ−でこれらを均一に攪拌混合
する。ハ−ブオイルとしては、バジルをサラダ油に溶解
させたものを使用する。ハ−ブ(バジル)とサラダ油は
共に畑で採れるものなので味の向上につながり最大のう
ま味が出る。ここで副原料として全卵を添加するのはそ
の熱凝固性とつなぎ(結着性)作用を生かすためであ
り、又、スキムミルクは製品にコクとまろやかさを出し
てうま味をだすと共にカルシウム含量を高めるためであ
る。又、柚子胡椒は魚臭の抑臭・矯臭効果とこれに含ま
れている塩味を生かすためであり、醤油と砂糖は製品に
うま味と甘みをだすためであり、小麦粉は熱凝固性とつ
なぎ(結着性)作用を生かすためである。又、動物性油
脂は製品に畜肉様食感を与えるためであり、魚醤油はう
ま味をだすためであり、又、ハ−ブオイルはこれを魚肉
中に速やかに浸透させて肉を柔らかくすると共に生臭さ
を消してメインの柚子胡椒の風味を最大に生かして食欲
をそそるようにするためである。次に、このねり原料を
羊腸又は豚腸からなる天然のケ−シングに腸詰めしたの
ち、これを約90度〜100度の塩水で約5分間完全ボ
イルして弾力のあるソ−セ−ジ様ねり製品を形成すると
共に製品の殺菌と味付けを同時に行う。塩水の濃度とし
ては10%が好ましい。塩水でボイルすると殺菌効果と
身を引きしめる効果がある。羊腸又は豚腸は腸の臭みを
除去すると共に腸詰めの際の強度を出すために使用前約
5分間程度真水につけておく。次に、この製品を冷却し
その長さを揃えた後、その外面にサラダ油をまぶしたの
ち、真空包装機で包装して出荷する。サラダ油をまぶす
のは、保存時、販売時の製品の変色防止のためである。
いて説明する。この魚肉ねり製品は、原料魚としてその
日に水揚げされた新鮮な地物(近海物)のアジを使用
し、これを調理して内臓と鰭を除去したのちの骨、皮や
ウロコがついたままの骨付魚体をサイレントカッタ−に
かけて粗挽き(細断)する。粗挽きは発熱による魚肉た
んぱくの変性を防ぐため0度〜4度の範囲内で行うこと
が好ましい。次に、この粗挽き原料に全卵、スキムミル
ク、柚子胡椒、醤油、砂糖、小麦粉、動物性油脂、魚醤
油(例えば、ナムプラ)、ハ−ブオイルの副原料を加え
たのち、サイレントカッタ−でこれらを均一に攪拌混合
する。ハ−ブオイルとしては、バジルをサラダ油に溶解
させたものを使用する。ハ−ブ(バジル)とサラダ油は
共に畑で採れるものなので味の向上につながり最大のう
ま味が出る。ここで副原料として全卵を添加するのはそ
の熱凝固性とつなぎ(結着性)作用を生かすためであ
り、又、スキムミルクは製品にコクとまろやかさを出し
てうま味をだすと共にカルシウム含量を高めるためであ
る。又、柚子胡椒は魚臭の抑臭・矯臭効果とこれに含ま
れている塩味を生かすためであり、醤油と砂糖は製品に
うま味と甘みをだすためであり、小麦粉は熱凝固性とつ
なぎ(結着性)作用を生かすためである。又、動物性油
脂は製品に畜肉様食感を与えるためであり、魚醤油はう
ま味をだすためであり、又、ハ−ブオイルはこれを魚肉
中に速やかに浸透させて肉を柔らかくすると共に生臭さ
を消してメインの柚子胡椒の風味を最大に生かして食欲
をそそるようにするためである。次に、このねり原料を
羊腸又は豚腸からなる天然のケ−シングに腸詰めしたの
ち、これを約90度〜100度の塩水で約5分間完全ボ
イルして弾力のあるソ−セ−ジ様ねり製品を形成すると
共に製品の殺菌と味付けを同時に行う。塩水の濃度とし
ては10%が好ましい。塩水でボイルすると殺菌効果と
身を引きしめる効果がある。羊腸又は豚腸は腸の臭みを
除去すると共に腸詰めの際の強度を出すために使用前約
5分間程度真水につけておく。次に、この製品を冷却し
その長さを揃えた後、その外面にサラダ油をまぶしたの
ち、真空包装機で包装して出荷する。サラダ油をまぶす
のは、保存時、販売時の製品の変色防止のためである。
【0008】したがって、本実施形態の魚肉ねり製品で
は、副原料中にスキムミルクを入れているから、カルシ
ウム含量が増加すると共に、スキムミルクのカルシウム
は可溶性で吸収率が高いので、骨に含まれるカルシウム
の摂取と相俟ってカルシウムの摂取量が増えて骨粗鬆症
やその他の成人病の防止に役立つものである。又、スキ
ムミルクを添加することにより、製品にコクとまろやか
さを出すことができて、独特の食感と風味を兼ね備えた
製品とすることができる。また、ハ−ブオイルを加えて
いるから、これが魚肉内に速やかに浸透して生臭さを消
すと共に、肉が柔らかくなって、美味で最大のうま味を
もつ製品を製造することができる。又、ハ−ブで下味を
付け、メインの風味を最大に引き出すという効果もあ
る。又、ケ−シングとして羊腸や豚腸等の天然素材を使
用しているから、加熱殺菌時に自由に味付けが可能で、
消費者の嗜好に対応した商品を製造することができる。
又、製品の外周にサラダ油をまぶしてから真空包装して
いるから、保存時、販売時に変色せず商品価値の低下を
防止することができる。又、包装から取り出してそのま
ま食べることができるから、おやつやつまみとして最適
である。
は、副原料中にスキムミルクを入れているから、カルシ
ウム含量が増加すると共に、スキムミルクのカルシウム
は可溶性で吸収率が高いので、骨に含まれるカルシウム
の摂取と相俟ってカルシウムの摂取量が増えて骨粗鬆症
やその他の成人病の防止に役立つものである。又、スキ
ムミルクを添加することにより、製品にコクとまろやか
さを出すことができて、独特の食感と風味を兼ね備えた
製品とすることができる。また、ハ−ブオイルを加えて
いるから、これが魚肉内に速やかに浸透して生臭さを消
すと共に、肉が柔らかくなって、美味で最大のうま味を
もつ製品を製造することができる。又、ハ−ブで下味を
付け、メインの風味を最大に引き出すという効果もあ
る。又、ケ−シングとして羊腸や豚腸等の天然素材を使
用しているから、加熱殺菌時に自由に味付けが可能で、
消費者の嗜好に対応した商品を製造することができる。
又、製品の外周にサラダ油をまぶしてから真空包装して
いるから、保存時、販売時に変色せず商品価値の低下を
防止することができる。又、包装から取り出してそのま
ま食べることができるから、おやつやつまみとして最適
である。
【0009】次に、第二の実施形態の魚肉ねり製品につ
いて説明する。まず、原料魚として新鮮な地物のイワ
シ、トビウオ、シイラを使用し、これを調理して内臓と
鰭を除去したのちの骨、皮やウロコが付いたままの骨付
魚体をサイレントカッタ−にかけて粗挽き(細断)す
る。粗挽きは発熱による魚肉たんぱくの変性を防ぐため
0度〜4度の範囲内で行うことが好ましい。次に、この
粗挽き原料に全卵、トマトソ−ス、カレ−粉、醤油、動
物性油脂、スキムミルク、天然塩、砂糖、小麦粉、唐辛
子、魚醤油(例えば、ナムプラ)、ハ−ブオイルの副原
料を加えたのち、サイレントカッタ−でこれらを均一に
攪拌混合する。ハ−ブオイルとしては前記実施形態と同
様にバジルをサラダ油に溶解させたものを使用する。こ
こでトマトソ−スを添加するのはペクチンを生かしてう
ま味を出すためであり、又、カレ−粉はカレ−の風味、
うま味をだし、子供から大人までが好んで食べるように
するためである。又、天然塩は少量で身を引き締めて塩
味を付けるためであり、又、唐辛子は商品のインパクト
を高め、食欲の向上をはかるためであり、それ以外の添
加材料の添加目的は前記第一の実施形態と同様である。
天然塩は塩化ナトリウムの含有量が多いので、少量で身
を引きしめることができる。そのため、塩の使用量を減
らした減塩食品とすることができる。次に、このねり原
料を羊腸又は豚腸からなる天然のケ−シングに腸詰めし
たのち、これを約90度〜100度の塩水で約5分間完
全ボイルして弾力のあるソ−セ−ジ様ねり製品を形成す
ると共に製品の殺菌と味付けを同時に行う。塩水の濃度
は10%のものを使用することが好ましい。羊腸又は豚
腸は腸の臭みを除去し腸詰めの際の強度を出すために使
用前約5分間程度真水につけておく。次に、この製品を
冷却しその長さを揃えた後、その外面にサラダ油をまぶ
したのち、真空包装機で包装して出荷する。サラダ油を
まぶすのは、保存時、販売時の製品の変色を防止するた
めである。
いて説明する。まず、原料魚として新鮮な地物のイワ
シ、トビウオ、シイラを使用し、これを調理して内臓と
鰭を除去したのちの骨、皮やウロコが付いたままの骨付
魚体をサイレントカッタ−にかけて粗挽き(細断)す
る。粗挽きは発熱による魚肉たんぱくの変性を防ぐため
0度〜4度の範囲内で行うことが好ましい。次に、この
粗挽き原料に全卵、トマトソ−ス、カレ−粉、醤油、動
物性油脂、スキムミルク、天然塩、砂糖、小麦粉、唐辛
子、魚醤油(例えば、ナムプラ)、ハ−ブオイルの副原
料を加えたのち、サイレントカッタ−でこれらを均一に
攪拌混合する。ハ−ブオイルとしては前記実施形態と同
様にバジルをサラダ油に溶解させたものを使用する。こ
こでトマトソ−スを添加するのはペクチンを生かしてう
ま味を出すためであり、又、カレ−粉はカレ−の風味、
うま味をだし、子供から大人までが好んで食べるように
するためである。又、天然塩は少量で身を引き締めて塩
味を付けるためであり、又、唐辛子は商品のインパクト
を高め、食欲の向上をはかるためであり、それ以外の添
加材料の添加目的は前記第一の実施形態と同様である。
天然塩は塩化ナトリウムの含有量が多いので、少量で身
を引きしめることができる。そのため、塩の使用量を減
らした減塩食品とすることができる。次に、このねり原
料を羊腸又は豚腸からなる天然のケ−シングに腸詰めし
たのち、これを約90度〜100度の塩水で約5分間完
全ボイルして弾力のあるソ−セ−ジ様ねり製品を形成す
ると共に製品の殺菌と味付けを同時に行う。塩水の濃度
は10%のものを使用することが好ましい。羊腸又は豚
腸は腸の臭みを除去し腸詰めの際の強度を出すために使
用前約5分間程度真水につけておく。次に、この製品を
冷却しその長さを揃えた後、その外面にサラダ油をまぶ
したのち、真空包装機で包装して出荷する。サラダ油を
まぶすのは、保存時、販売時の製品の変色を防止するた
めである。
【0010】したがって、本実施形態の魚肉ねり製品で
は、副原料中にスキムミルクを入れているから、カルシ
ウム含量が増加すると共に、脱脂粉乳のカルシウムは可
溶性で吸収率が高いので、骨に含まれるカルシウムの摂
取と相俟ってカルシウムの摂取量が増えて骨粗鬆症や成
人病等の防止に役立つものである。又、スキムミルクを
添加することにより、製品にコクとまろやかさを出すこ
とができて、独特の食感と風味を兼ね備えた製品を製造
することができる。また、ハ−ブオイルを加えているか
ら、メインの風味を最大に引き出し、肉が柔らかくなっ
て、美味で最大のうま味を持つ製品を製造することがで
きる。又、ケ−シングとして羊腸や豚腸等の天然素材を
使用しているから、加熱殺菌時に自由に味付けが可能
で、消費者の嗜好に対応した商品を製造することができ
る。また、製品の外周にサラダ油をまぶしてから真空包
装しているので、保存時、販売時に製品が変色せず商品
価値の低下を防止することができる。又、包装から取り
出してそのまま食べることができるから、おやつやつま
みとして最適である。特に、カレ−粉でカレ−の風味と
うま味を出しているので、子供から大人まで抵抗なく食
べることができるものである。又、塩味を付けるために
天然塩を使用しているので、塩の添加量を減らすことが
できて、成人病の防止に役立つ減塩食品とすることがで
きる。
は、副原料中にスキムミルクを入れているから、カルシ
ウム含量が増加すると共に、脱脂粉乳のカルシウムは可
溶性で吸収率が高いので、骨に含まれるカルシウムの摂
取と相俟ってカルシウムの摂取量が増えて骨粗鬆症や成
人病等の防止に役立つものである。又、スキムミルクを
添加することにより、製品にコクとまろやかさを出すこ
とができて、独特の食感と風味を兼ね備えた製品を製造
することができる。また、ハ−ブオイルを加えているか
ら、メインの風味を最大に引き出し、肉が柔らかくなっ
て、美味で最大のうま味を持つ製品を製造することがで
きる。又、ケ−シングとして羊腸や豚腸等の天然素材を
使用しているから、加熱殺菌時に自由に味付けが可能
で、消費者の嗜好に対応した商品を製造することができ
る。また、製品の外周にサラダ油をまぶしてから真空包
装しているので、保存時、販売時に製品が変色せず商品
価値の低下を防止することができる。又、包装から取り
出してそのまま食べることができるから、おやつやつま
みとして最適である。特に、カレ−粉でカレ−の風味と
うま味を出しているので、子供から大人まで抵抗なく食
べることができるものである。又、塩味を付けるために
天然塩を使用しているので、塩の添加量を減らすことが
できて、成人病の防止に役立つ減塩食品とすることがで
きる。
【0011】次に、第三の実施形態の魚肉ねり製品を説
明する。まず、原料魚として新鮮な地物のカワハギ、タ
チウオ、岩ダイを使用し、これを調理して内臓と鰭を除
去して骨、皮やウロコが付いたままの骨付魚体を形成
し、これをサイレントカッタ−にかけて粗挽き(細断)
する。粗挽きは発熱による魚肉たんぱくの変性を防ぐた
め0度〜4度の範囲内で行うことが好ましい。次に、こ
の粗挽き原料に全卵、スキムミルク、砂糖、醤油、カレ
−粉、唐辛子、動物性油脂、天然塩、魚醤油(例えば、
ナムプラ)、ハ−ブオイルの副原料を加えたのち、サイ
レントカッタ−でこれらを均一に攪拌混合する。ハ−ブ
オイルは前記実施形態のものと同じものを使用する。こ
れらの副原料を添加する理由は前記第一、第二実施形態
と同様であるから説明を省略する。次に、このねり原料
を羊腸又は豚腸からなる天然のケ−シングに腸詰めした
のち、これを約90度〜100度の塩水で約5分間完全
ボイルして弾力のあるソ−セ−ジ様ねり製品を形成する
と共に製品の殺菌と味付けを同時に行う。塩水の濃度は
10%のものを使用することが好ましい。羊腸又は豚腸
は腸の臭みを除去し、腸詰めの際の強度を出すために使
用前約5分間程度真水につけておく。次に、この製品を
冷却しその長さを揃えた後、その外面にサラダ油をまぶ
したのち、真空包装機で包装して出荷する。サラダ油を
まぶすのは、保存時、販売時の製品の変色を防止するた
めである。
明する。まず、原料魚として新鮮な地物のカワハギ、タ
チウオ、岩ダイを使用し、これを調理して内臓と鰭を除
去して骨、皮やウロコが付いたままの骨付魚体を形成
し、これをサイレントカッタ−にかけて粗挽き(細断)
する。粗挽きは発熱による魚肉たんぱくの変性を防ぐた
め0度〜4度の範囲内で行うことが好ましい。次に、こ
の粗挽き原料に全卵、スキムミルク、砂糖、醤油、カレ
−粉、唐辛子、動物性油脂、天然塩、魚醤油(例えば、
ナムプラ)、ハ−ブオイルの副原料を加えたのち、サイ
レントカッタ−でこれらを均一に攪拌混合する。ハ−ブ
オイルは前記実施形態のものと同じものを使用する。こ
れらの副原料を添加する理由は前記第一、第二実施形態
と同様であるから説明を省略する。次に、このねり原料
を羊腸又は豚腸からなる天然のケ−シングに腸詰めした
のち、これを約90度〜100度の塩水で約5分間完全
ボイルして弾力のあるソ−セ−ジ様ねり製品を形成する
と共に製品の殺菌と味付けを同時に行う。塩水の濃度は
10%のものを使用することが好ましい。羊腸又は豚腸
は腸の臭みを除去し、腸詰めの際の強度を出すために使
用前約5分間程度真水につけておく。次に、この製品を
冷却しその長さを揃えた後、その外面にサラダ油をまぶ
したのち、真空包装機で包装して出荷する。サラダ油を
まぶすのは、保存時、販売時の製品の変色を防止するた
めである。
【0012】したがって、本実施例の魚肉ねり製品で
は、副原料中にスキムミルクを入れているから、カルシ
ウム含量が増加すると共に、脱脂粉乳のカルシウムは可
溶性で吸収率が高いので、骨に含まれるカルシウムの摂
取と相俟ってカルシウムの摂取量が増えて骨粗鬆症や成
人病等の防止に役立つものである。又、スキムミルクを
添加することにより、製品にコクとまろやかさを出すこ
とができて、独特の食感と風味を兼ね備えた製品を製造
することができる。また、ハ−ブオイルを加えているか
ら、メインの風味を最大に引き出し、肉が柔らかくなっ
て、美味で最大のうま味を持つねり製品を製造すること
ができる。又、ハ−ブで下味をつけメインの風味を最大
に引き出しているので食欲をそそるという効果もある。
又、ケ−シングとして羊腸や豚腸等の天然素材を使用し
ているから、加熱殺菌時に自由に味付けが可能で、消費
者の嗜好に対応した商品を製造することができる。ま
た、製品の外周にサラダ油をまぶしてから真空包装して
いるから、保存時、販売時に製品が変色せず商品価値の
低下を防止することができる。包装を開封後、そのまま
食べることができるので、大人から子供までおやつやつ
まみとして最適である。又、塩味を付けるために天然塩
を使用しているので、塩の添加量を減らすことができ
て、成人病の防止に役立つ減塩食品とすることができ
る。
は、副原料中にスキムミルクを入れているから、カルシ
ウム含量が増加すると共に、脱脂粉乳のカルシウムは可
溶性で吸収率が高いので、骨に含まれるカルシウムの摂
取と相俟ってカルシウムの摂取量が増えて骨粗鬆症や成
人病等の防止に役立つものである。又、スキムミルクを
添加することにより、製品にコクとまろやかさを出すこ
とができて、独特の食感と風味を兼ね備えた製品を製造
することができる。また、ハ−ブオイルを加えているか
ら、メインの風味を最大に引き出し、肉が柔らかくなっ
て、美味で最大のうま味を持つねり製品を製造すること
ができる。又、ハ−ブで下味をつけメインの風味を最大
に引き出しているので食欲をそそるという効果もある。
又、ケ−シングとして羊腸や豚腸等の天然素材を使用し
ているから、加熱殺菌時に自由に味付けが可能で、消費
者の嗜好に対応した商品を製造することができる。ま
た、製品の外周にサラダ油をまぶしてから真空包装して
いるから、保存時、販売時に製品が変色せず商品価値の
低下を防止することができる。包装を開封後、そのまま
食べることができるので、大人から子供までおやつやつ
まみとして最適である。又、塩味を付けるために天然塩
を使用しているので、塩の添加量を減らすことができ
て、成人病の防止に役立つ減塩食品とすることができ
る。
【0013】以上、本発明の実施の形態を図面により説
明してきたが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態
に限定されるものではない。例えば、前記実施の形態で
は原料魚としては地物の魚を使用しているが、冷凍魚を
使用してもよい。又、魚の種類も任意である。又、副原
料の種類もスキムミルクとハ−ブオイル以外は前記実施
の形態のものに限定されるものではなく、従来からねり
製品の副原料として一般的に使用されている油脂類、で
ん粉、植物たんぱく質、ゼラチン・卵白、調味料、香辛
料、食用色素、保存料等を適宜選択して使用することが
できる。又、その添加量についても、嗜好に応じて適宜
選択することができる。又、ハ−ブオイルについてもバ
ジルをサラダ油に溶解させたものに限定されるものでは
なく、嗜好に応じて他のハ−ブを植物油に溶解させたも
のを使用してもよい。
明してきたが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態
に限定されるものではない。例えば、前記実施の形態で
は原料魚としては地物の魚を使用しているが、冷凍魚を
使用してもよい。又、魚の種類も任意である。又、副原
料の種類もスキムミルクとハ−ブオイル以外は前記実施
の形態のものに限定されるものではなく、従来からねり
製品の副原料として一般的に使用されている油脂類、で
ん粉、植物たんぱく質、ゼラチン・卵白、調味料、香辛
料、食用色素、保存料等を適宜選択して使用することが
できる。又、その添加量についても、嗜好に応じて適宜
選択することができる。又、ハ−ブオイルについてもバ
ジルをサラダ油に溶解させたものに限定されるものでは
なく、嗜好に応じて他のハ−ブを植物油に溶解させたも
のを使用してもよい。
【0014】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の魚肉
ねり製品にあっては、副原料中にスキムミルクを入れて
いるから、カルシウム含量が増加すると共に、脱脂粉乳
のカルシウムは可溶性で吸収率が高いので、骨に含まれ
るカルシウムの摂取と相俟ってカルシウムの摂取量が増
えて骨粗鬆症や成人病等の防止に役立つものである。
又、スキムミルクを添加することにより、製品にコクと
まろやかさを出すことができて、独特の食感と風味を兼
ね備えた製品とすることができる。また、ハ−ブオイル
を加えているから、これが魚肉内に速やかに浸透して肉
が柔らかくなって、美味で最大のうま味を持つねり製品
を製造することができる。又、ケ−シングとして羊腸や
豚腸等の天然素材を使用しているから、加熱殺菌時に自
由に味付けが可能で、消費者の嗜好に対応した商品を製
造することができる。
ねり製品にあっては、副原料中にスキムミルクを入れて
いるから、カルシウム含量が増加すると共に、脱脂粉乳
のカルシウムは可溶性で吸収率が高いので、骨に含まれ
るカルシウムの摂取と相俟ってカルシウムの摂取量が増
えて骨粗鬆症や成人病等の防止に役立つものである。
又、スキムミルクを添加することにより、製品にコクと
まろやかさを出すことができて、独特の食感と風味を兼
ね備えた製品とすることができる。また、ハ−ブオイル
を加えているから、これが魚肉内に速やかに浸透して肉
が柔らかくなって、美味で最大のうま味を持つねり製品
を製造することができる。又、ケ−シングとして羊腸や
豚腸等の天然素材を使用しているから、加熱殺菌時に自
由に味付けが可能で、消費者の嗜好に対応した商品を製
造することができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 調理済の骨付魚体を細断し、それにスキ
ムミルクとハ−ブオイルとその他の副原料を加えたのち
攪拌混合してねり原料を形成し、これを羊腸,豚腸や牛
腸等の獣腸からなるケ−シングに充填し、湯煮して形成
することを特徴とする魚肉ねり製品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10080479A JPH11253137A (ja) | 1998-03-11 | 1998-03-11 | 魚肉ねり製品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10080479A JPH11253137A (ja) | 1998-03-11 | 1998-03-11 | 魚肉ねり製品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11253137A true JPH11253137A (ja) | 1999-09-21 |
Family
ID=13719422
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10080479A Pending JPH11253137A (ja) | 1998-03-11 | 1998-03-11 | 魚肉ねり製品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11253137A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20000054396A (ko) * | 2000-06-03 | 2000-09-05 | 김홍빈 | 아기자기 허브바베큐 구이 |
-
1998
- 1998-03-11 JP JP10080479A patent/JPH11253137A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20000054396A (ko) * | 2000-06-03 | 2000-09-05 | 김홍빈 | 아기자기 허브바베큐 구이 |
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