JPH11253023A - 草刈機の刈取装置 - Google Patents

草刈機の刈取装置

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Publication number
JPH11253023A
JPH11253023A JP10082990A JP8299098A JPH11253023A JP H11253023 A JPH11253023 A JP H11253023A JP 10082990 A JP10082990 A JP 10082990A JP 8299098 A JP8299098 A JP 8299098A JP H11253023 A JPH11253023 A JP H11253023A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mower deck
cutting blade
mowing
rotary cutting
auxiliary rotary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10082990A
Other languages
English (en)
Inventor
Etsuo Kijima
悦男 木島
Yuuichi Momose
優市 百瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Shibaura Machinery Corp
Original Assignee
IHI Shibaura Machinery Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by IHI Shibaura Machinery Corp filed Critical IHI Shibaura Machinery Corp
Priority to JP10082990A priority Critical patent/JPH11253023A/ja
Publication of JPH11253023A publication Critical patent/JPH11253023A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浮上型の草刈機において、丈の長い草の刈取
作業における刈取部の操作荷重を軽減しつつ、均一な浮
上状態を維持する。 【解決手段】 モアデッキ12内に設けた主回転刈刃1
0と、モアデッキ12下方に向け吹き出す風圧によりモ
アデッキ12を浮上させる遠心ファン11と、モアデッ
キ12の前方に位置して設けた補助回転刈刃30とから
刈取部1を構成する。刈取部1の後方にエンジン3およ
び操作ハンドル4を配置する。補助回転刈刃30の刈取
面を、主回転刈刃10の刈取面よりも上方でモアデッキ
12の高さ範囲内に位置させて、丈の長い草の上部を刈
り取る。モアデッキ12に凹部46を形成し、この凹部
46に補助回転刈刃30の一部を入り込ませる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、風圧により刈取部
を浮上させて刈取作業を行う草刈機の刈取装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、手持ち式の刈払機において作業者
の操作荷重を軽減するために、エンジン動力より駆動さ
れる回転刈刃およびこの回転刈刃を内部に有するモアデ
ッキからなる刈取部を、モアデッキ内に設けられて回転
刈刃と一体的に回転する遠心ファンから吹き出す風圧に
より浮上させて刈取作業を行う浮上型の草刈機が提案さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の浮上型の草刈機
にあっては、刈取進行方向に丈の長い草が生えている場
合に、モアデッキの周縁部によって草を押し倒しながら
刈取作業が行われることになるため、作業者の操作荷重
が増大し、快適な作業ができなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、モア
デッキ内に設けられた主回転刈刃と、モアデッキ下方に
向けて吹き出す風圧によりモアデッキを浮上させる遠心
ファンと、モアデッキの前方に位置して設けられた補助
回転刈刃とから刈取部を構成し、この刈取部の後方に前
記主回転刈刃と遠心ファンと補助回転刈刃とを回転駆動
するエンジンおよび操作ハンドルを配置した草刈機にお
いて、前記補助回転刈刃の刈取面を前記主回転刈刃の刈
取面よりも上方でモアデッキの高さ範囲内に位置させた
ことにより、補助回転刈刃によって丈の長い草の上部が
刈り取られて進行時のモアデッキ周縁部への草の抵抗が
減少し、作業者が刈取部を操作するときの荷重が軽減さ
れる。請求項2の発明は、請求項1の発明においてモア
デッキに凹部を形成し、この凹部に補助回転刈刃の一部
を入り込ませて配置したことより、主回転刈刃と補助回
転刈刃とが近接して刈取部の重心をモアデッキの中央付
近に位置させ、刈取部の均一な浮上状態を得ることがで
きる。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図1ないし
図4に基づいて説明する。刈取部1の後部上方に連結杆
2を介してエンジン3が配置されている。操作ハンドル
4は、その前端が前記連結杆2にホルダ5により取付け
られて後方に延出している。前記操作ハンドル4は、後
端部にグリップ6が装着され、上部中途には側方に突出
するサイドハンドル7が連結されるとともに、エアクリ
ーナ8が取付けられ、このエアクリーナ8は吸気ホース
9を介してエンジン3に接続されている。
【0006】前記刈取部1には、主回転刈刃10と遠心
ファン11とを内装する合成樹脂材のモアデッキ12
と、ギアケース13およびギアケース13を保持するア
ルミニウム材の支持フレーム14とが設けられている。
ギアケース13は伝動軸側ギアケース15と駆動軸側ギ
アケース16とにより分割構成され、駆動軸側ギアケー
ス16は支持フレーム14にボルト17で固定されてい
る。伝動軸側ギアケース15は、駆動軸側ギアケース1
6側面に形成された連結部18にシム19を介して保持
され、伝動軸側ギアケース15と駆動軸側ギアケース1
6とを貫通するとともに一端側が支持フレーム14に取
付けられたホルダ20に締付固定された連結ボルト21
により接合されている。この伝動軸側ギアケース15
は、前記連結ボルト21による締付度合いを調整するこ
とにより、連結ボルト21を中心として上下方向の角度
が変更可能とされ、作業状態に応じた操作ハンドル4と
刈取部1の角度を得ることができる。
【0007】前記伝動軸側ギアケース15には前記連結
杆2が挿入固定されており、連結杆2内を挿通して後端
がエンジン3の出力軸(図示せず)に連結された伝動軸
22の前端が、伝動軸側ギアケース15内に軸受23に
より保持されたベベルギア24に連結されている。
【0008】駆動軸側ギアケース16には駆動軸25が
軸受26により上下方向の軸心をもって保持されてお
り、この駆動軸25の下端には遠心ファン11と主回転
刈刃10が上下に締付ボルト27によって一体的に締付
固定されている。駆動軸25の上端にはベベルギア28
が形成され、このベベルギア28と伝動軸側ギアケース
15内のベベルギア24とは、前記連結ボルト21に軸
支された中間伝動ギア29を介して連動される。
【0009】一方、駆動軸側ギアケース16にはモアデ
ッキ12の前方に配置される補助回転刈刃30を保持す
るための取出部31が形成され、この取出部31には補
助回転刈刃用ギアケース32が支持パイプ33を介して
保持されている。支持パイプ33内には伝動軸34が挿
通され、この伝動軸34の駆動軸側ギアケース16側端
部は、駆動軸側ギアケース16内に軸受35により保持
されたベベルギア36に連結され、他端は補助回転刈刃
用ギアケース32内の軸受37により保持されたベベル
ギア38に連結されている。補助回転刈刃用ギアケース
32内には、補助回転刈刃用駆動軸39が軸受40,4
1により上下方向の軸心をもって保持されており、この
補助回転刈刃用駆動軸39の上部には前記ベベルギア3
8と噛合するベベルギア42がスプライン嵌合され、下
端には補助回転刈刃30がボルト43により締付固定さ
れている。なお、補助回転刈刃30は主回転刈刃10よ
りも小径の刈刃が装着される。
【0010】前記ギアケース13を保持する支持フレー
ム14は、モアデッキ12の中央部に円形状に形成され
た開孔に嵌め込まれてボルト44により固定され、この
支持フレーム14に導風口45が形成されている。さら
に、モアデッキ12の前部には、補助回転刈刃30の略
後半分が入り込む形状に凹部46が形成されている。こ
の凹部46に補助回転刈刃30を位置させることによ
り、前記主回転刈刃10の刈取面よりも上方でモアデッ
キ12の高さ範囲内に補助回転刈刃30が配置され、主
回転刈刃10の回転中心に補助回転刈刃30が近付いて
刈取部の重心位置がモアデッキ12の中央に近くなるよ
うに構成されている。
【0011】以上の構成において、エンジン3の回転動
力は伝動軸22,ベベルギア24,中間伝動ギア29を
経て駆動軸25に伝達される。駆動軸25が回転すると
遠心ファン11および主回転刈刃10とが一体的に回転
する。一方、エンジン3の回転動力は伝動軸22,ベベ
ルギア24,中間伝動ギア29を経てベベルギア36に
伝達され、さらに伝動軸34,ベベルギア38およびベ
ベルギア42を経て補助回転刈刃駆動軸39に伝達され
補助回転刈刃30が回転する。
【0012】遠心ファン11が回転することにより支持
フレーム14の導風口45からモアデッキ12内に空気
が吸い込まれ、モアデッキ12下方に吹き出される。こ
の吹き出し空気の風圧により刈取部1全体が浮上し、作
業者が操作ハンドル4およびサイドハンドル7を操作し
て刈取部1を進行させる。丈の長い草は補助回転刈刃3
0により刈取られ、続いて主回転刈刃10により一定の
長さに刈取られる。このように刈取り作業の進行方向に
丈の長い草がある場合には、少なくともモアデッキ12
の高さ範囲内の丈に草が刈取られるため、モアデッキ1
2の周縁に対する抵抗が低減されて容易にモアデッキ1
2内に入り込み、主回転刈刃10により刈取られる。
【0013】また、刈取部1全体は遠心ファン11が発
生する風圧により浮上させて進行させることにより、刈
取り作業者の機体全体を保持する労力を少なくするよう
構成されているものであるが、刈取部1を地面から均等
に浮上させること、すなわち主回転刈刃10が地面に対
して平行に回転させる必要があり、補助回転刈刃30の
後半分をモアデッキ12の凹部46に入り込ませて主回
転刈刃転10の駆動軸25に近付けたことにより、補助
回転刈刃30を設けたことによる刈取部1の重心の変位
を小さくして、刈取部1の均一な浮上状態を得ている。
【0014】
【発明の効果】請求項1の発明においては、遠心ファン
の風圧によって刈取部を浮上させつつ進行させたとき
に、モアデッキの前方にある丈の長い草が補助回転刈刃
により刈取られるため、作業者の操作労力が低減される
とともに、補助回転刈刃の刈取面が前記主回転刈刃の刈
取面よりも上方でモアデッキの高さ範囲内に位置してい
るため、必要以上の丈に草を刈取ることなくモアデッキ
内に草を取り込んで、主回転刈刃により効率的に草を刈
取ることができる。請求項2の発明においては、補助回
転刈刃が主回転刈刃に近付いて配置されることにより、
補助回転刈刃をモアデッキ前方に設けたことに起因する
刈取部の重心の変位が小さく、刈取部の均一な浮上状態
を得ることができるため、主回転刈刃が地面に対し平行
状態を維持して均等な刈取作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す全体の側面図であ
る。
【図2】全体の平面図である。
【図3】刈取部の縦断面図である。
【図4】ギアケースの水平断面図である。
【符号の説明】
1 刈取部 3 エンジン 4 操作ハンドル 10 主回転刈刃 11 遠心ファン 12 モアデッキ 30 補助回転刈刃 46 凹部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モアデッキ内に設けられた主回転刈刃
    と、モアデッキ下方に向けて吹き出す風圧によりモアデ
    ッキを浮上させる遠心ファンと、モアデッキの前方に位
    置して設けられた補助回転刈刃とから刈取部を構成し、
    この刈取部の後方に前記主回転刈刃と遠心ファンと補助
    回転刈刃とを回転駆動するエンジンおよび操作ハンドル
    を配置した草刈機において、前記補助回転刈刃の刈取面
    を前記主回転刈刃の刈取面よりも上方でモアデッキの高
    さ範囲内に位置させたことを特徴とする草刈機の刈取装
    置。
  2. 【請求項2】 モアデッキに凹部を形成し、この凹部に
    補助回転刈刃の一部を入り込ませて配置したことを特徴
    とする請求項1記載の草刈機の刈取装置。
JP10082990A 1998-03-13 1998-03-13 草刈機の刈取装置 Withdrawn JPH11253023A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10082990A JPH11253023A (ja) 1998-03-13 1998-03-13 草刈機の刈取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10082990A JPH11253023A (ja) 1998-03-13 1998-03-13 草刈機の刈取装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11253023A true JPH11253023A (ja) 1999-09-21

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10082990A Withdrawn JPH11253023A (ja) 1998-03-13 1998-03-13 草刈機の刈取装置

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JP (1) JPH11253023A (ja)

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Effective date: 20050607