JPH11252943A - 発電装置及び電子機器 - Google Patents

発電装置及び電子機器

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JPH11252943A
JPH11252943A JP10052467A JP5246798A JPH11252943A JP H11252943 A JPH11252943 A JP H11252943A JP 10052467 A JP10052467 A JP 10052467A JP 5246798 A JP5246798 A JP 5246798A JP H11252943 A JPH11252943 A JP H11252943A
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power generator
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Makoto Furuhata
誠 古畑
Taiji Hashimoto
泰治 橋本
Tsukasa Funasaka
司 舩坂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 落下等により圧電体に衝撃が加わっても、圧
電体の破損を防止することができる発電装置及びこの発
電装置を備えた電子機器を提供する。 【解決手段】 バイモルフ構造の圧電体110と、前記
圧電体を支持する支持手段130と、前記支持手段に支
持された前記圧電体を振動させる加振手段120とを備
え、前記圧電体が、動的荷重が掛ったときの応力分布が
均一になる形状に形成し、振動中の前記圧電体で発生し
た電力を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧電体を加振して
発電を行う発電装置及びこの発電装置を備えた電子機器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】圧電体を加振して発電を行う発電装置と
しては、従来より以下のような種々の装置が提案されて
いる。例えばハンマを片持ち梁構造のバイモルフ型の圧
電体に衝突させ、圧電体を振動させて発電を行う発電装
置(特開平9−233862号公報参照)、円板形状の
バイモルフ型の圧電体を固定板に貼り付け、圧電体をた
わみ振動させて発電を行う発電装置(特開昭56−64
677号公報参照)、円板形状のバイモルフ型の圧電体
自体あるいは圧電体を貼り付けた基板の周囲を固定し、
圧電体をたわみ振動させて発電を行う発電装置(特開昭
63−72593号公報参照)がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した各発電装置
は、落下等により圧電体に衝撃が加わると、圧電体が破
損するおそれが高いという問題があった。即ち、一般に
落下等により圧電体に衝撃が加わる際は、圧電体には等
分布荷重(動的荷重)が掛かるが、片持ち梁構造の圧電
体の場合は、固定端部に大きな応力が掛るので固定端部
が折れ易く、固定板に貼り付けられた構造の圧電体の場
合は、中央部に大きな応力が掛るので中央部が割れ易
く、周囲が固定された構造の圧電体の場合は、周囲固定
部に大きな応力が掛るので周囲固定部が割れ易くなる。
【0004】本発明の目的は、上記課題を解消して、落
下等により圧電体に衝撃が加わっても、圧電体の破損を
防止することができる発電装置及びこの発電装置を備え
た電子機器を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、バイ
モルフ構造の圧電体と、前記圧電体を支持する支持手段
と、前記支持手段に支持された前記圧電体を振動させる
加振手段とを備え、振動中の前記圧電体で発生した電力
を出力する発電装置において、前記圧電体が、動的荷重
が掛ったときの応力分布がほぼ均一になる形状に形成さ
れていることを特徴とする発電装置である。
【0006】この請求項1の発明では、発電装置の落下
等により圧電体に衝撃が加わって動的荷重が掛った場
合、圧電体の各部に掛る応力が平均化されるように構成
している。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の構成におい
て、前記圧電体が、盤状であって両面の中央部が厚く形
成されている発電装置である。
【0008】この請求項2の発明では、圧電体の中央部
の体積を増加させて、圧電体の中央部に大きな応力が掛
らないように構成している。
【0009】請求項3の発明は、請求項1の構成におい
て、前記圧電体が、盤状であって片面の中央部が厚く形
成されている発電装置である。
【0010】この請求項3の発明では、圧電体の片面の
みの中央部を厚くして体積を増加させ、圧電体の中央部
に大きな応力が掛らないように構成している。
【0011】請求項4の発明は、請求項2又は3の構成
において、前記圧電体の厚さ方向の断面の輪郭線が、曲
線状に変化している発電装置である。
【0012】この請求項4の発明では、圧電体の表面を
曲面状に変化させて圧電体の中央部の体積を増加させ、
圧電体の中央部に大きな応力が掛らないように構成して
いる。
【0013】請求項5の発明は、請求項4の構成におい
て、前記圧電体の厚さをh、前記圧電体の半径をa、前
記圧電体のポアソン比をν、前記圧電体の中心からの距
離をrとしたとき、前記輪郭線が、次式(1)で表され
る発電装置である。
【0014】 h∝a2 (1+ν)(1−r2 /a2 )・・・(1) この請求項5の発明では、圧電体の表面の曲面状の変化
を具体的な数式で表して決定することができるように構
成している。
【0015】請求項6の発明は、請求項2又は3の構成
において、前記圧電体の厚さ方向の断面の輪郭線が、直
線状に変化している発電装置である。
【0016】この請求項6の発明では、圧電体の表面を
単純な曲面状及び平面状に変化させて圧電体の中央部の
体積を増加させ、圧電体の中央部に大きな応力が掛らな
いように構成している。
【0017】請求項7の発明は、請求項2又は3の構成
において、前記圧電体の厚さ方向の断面の輪郭線が、階
段状に変化している発電装置である。
【0018】この請求項7の発明では、圧電体の表面に
段差を設けて圧電体の中央部の体積を増加させ、圧電体
の中央部に大きな応力が掛らないように構成している。
【0019】請求項8の発明は、請求項7の構成におい
て、前記圧電体が、盤状の圧電体を積層することにより
形成されている発電装置である。
【0020】この請求項8の発明では、形状の異なる圧
電体を組み合わせて圧電体の中央部の体積を増加させ、
圧電体の中央部に大きな応力が掛らないように構成して
いる。
【0021】請求項9の発明は、請求項8の構成におい
て、前記圧電体が、シリーズ型である発電装置である。
【0022】この請求項9の発明では、圧電体の分極方
向を中央の厚さ部分からそれぞれ逆方向になるように積
層してシリーズ型となるように構成している。
【0023】請求項10の発明は、請求項8の構成にお
いて、前記圧電体が、パラレル型である発電装置であ
る。
【0024】この請求項10の発明では、圧電体の分極
方向をそれぞれ交互に逆方向になるように積層してパラ
レル型となるように構成している。
【0025】請求項11の発明は、請求項1の構成にお
いて、前記圧電体が、盤状であって両面の中央部が厚く
形成されている中間材を挟んだ構造である発電装置であ
る。この請求項11の発明では、中間材の中央部の体積
を増加させて、圧電体の中央部に大きな応力が掛らない
ように構成している。
【0026】請求項12の発明は、請求項1の構成にお
いて、前記圧電体が、盤状であって片面の中央部が厚く
形成されている中間材を挟んだ構造である発電装置であ
る。この請求項12の発明では、中間材の片面のみの中
央部を厚くして体積を増加させ、圧電体の中央部に大き
な応力が掛らないように構成している。
【0027】請求項13の発明は、請求項1〜12のい
ずれかに記載の構成において、発電装置を備えた電子機
器である。
【0028】この請求項13の発明では、電子機器の駆
動源として発電装置を備えた構成としている。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面に基づいて説明する。
【0030】図1は、本発明の発電装置の実施形態を示
す概略構成図である。
【0031】この発電装置1は、ケース2内に収納され
た発電系100、駆動系160及び蓄電系180で大略
構成されている。尚、図では蓄電系180はケース2の
外部に配置されているが、通常は駆動系160と重なる
ように配置されている。
【0032】発電系100は、振動して交流電流を発生
する圧電体110、圧電体110を加振する加振手段1
20及び圧電体110を支持する支持手段130で構成
されている。
【0033】圧電体110は、動的荷重が掛ったときの
応力分布が均一になる形状、即ち中央部の厚さが外周部
の厚さよりも厚い盤状のバイモルフ型に形成されてお
り、図中のA−A線断面図に示すように、蓄電系180
に接続されている中間電極111、中間電極111の表
裏面に接着されている2枚の圧電板112、113、各
圧電板112、113の表面に成膜されている電極11
4、115を備えている。
【0034】ここで、圧電体110の形状を、動的荷重
が掛ったときの応力分布が均一になる形状、即ち中央部
の厚さが外周部の厚さよりも厚い盤状とした理由につい
て説明する。
【0035】一般に落下等により圧電体に衝撃が加わる
際は、圧電体には等分布荷重(動的荷重)が掛かる。ま
た、圧電体を振動させる際は、圧電体には集中荷重が掛
かる。そこで、棒状の一例である梁形状の場合と盤状の
一例である円形状の場合で、圧電体の単位体積に入力さ
れたエネルギに対する最大応力を比較すると、梁形状の
場合は等分布荷重のときの最大応力は集中荷重のときの
最大応力の2倍程度大きくなり、円形状の場合は逆に集
中荷重のときの最大応力は等分布荷重のときの最大応力
の1.5倍程度大きくなる。また、最大応力の位置は、
梁形状の場合は固定端となり、円形状の場合は中央部と
なる。従って、円形状の方が梁形状よりも衝撃に強くな
るので、圧電体110の形状を盤状とし、また、中央部
の応力が外周部の応力よりも大きくなるので、圧電体1
10の形状を中央部の厚さが外周部の厚さよりも厚い形
状としている。尚、盤状は、円形状に限定されるもので
はなく、楕円形状や多角形状等で良い。
【0036】加振手段120は、圧電体110を振動さ
せるための打撃を圧電体110にパルス状に与える打撃
付与手段121及び駆動系160からの駆動力を打撃付
与手段121に伝達するための駆動力伝達手段122を
備えている。尚、打撃付与手段121の代わりに、例え
ば気体、流体、磁界、光等の媒体を圧電体110にパル
ス状に与える媒体付与手段を備え、圧電体110を加振
手段120と非接触で振動させるように構成しても良
い。また、圧電体110を振動させるための打撃や媒体
は、特にパルス状に与えなくても良い。支持手段130
は、圧電体110の外周端を支持する支持部131及び
支持部131を固定する固定部132を備えている。
【0037】ここで、上述したように、この発電装置1
は、加振手段120が打撃を圧電体110にパルス状に
与えて発電させているので、以下で図2及び図3を参照
してパルスについて説明する。
【0038】図2は、圧電体110を振動させたときの
振幅(A)と時間(t)との関係の一例を示す波形図で
ある。
【0039】この振動波形は、加振手段120により打
撃を1パルスだけ圧電体110の中央部に与えて圧電体
110を振動させたときの波形である。図からも明らか
なように、圧電体110の振幅は、時間の経過に伴って
減衰し、略20波程度で収束する。従って、圧電体11
0をパルス状に与えられる打撃で効率良く振動させるに
は、上記減衰振動の減衰時間tE と周期Cを考慮する必
要がある。
【0040】以上のことから、次のパルスを与えるタイ
ミングを、上記減衰振動が完全に収束した後とし、また
パルスを与える時間を、上記減衰振動の波形が立ち上が
ってから立ち下がる前、即ちピークに達する前までとす
ることにより、圧電体110の振動ロスを無くして振動
効率を高めることができる。従って、図3に示すよう
に、パルスとパルスの間隔(インターバル)Tは、上記
減衰振動の減衰時間tE以上とすることが望ましく、ま
たパルスの幅bは、上記減衰振動の周期Cの1/4以下
とすることが望ましい。
【0041】また、上記パルスの波形としては、連続的
な正弦波ではなく、間欠的ないわゆる非正弦波であれば
良く、例えば図3(A)に示す方形波、同図(B)に示
す三角波、同図(C)に示す丸みを帯びた方形波、同図
(D)に示す鋸波、同図(E)に示すトリガ波、同図
(F)に示す微分波を使用することができる。
【0042】駆動系160は、ケース2の振動等により
ケース2の内部で回転する回転錘161及び回転錘16
1の回転を増速して加振手段120に伝達する輪列16
2で構成されている。
【0043】回転錘161は、半円形状に形成され、円
形としたときの中心を回転中心とした回転軸161aを
備えている。輪列162は、回転錘161と同軸上で回
転する回転錘車162a、回転錘車162aとかみ合っ
て回転する第1中間車162b、加振手段120の駆動
力伝達手段122と係合して第1中間車162bと同軸
上で回転する第2中間車162cを備えている。
【0044】ここで、上述したように、圧電体110へ
の打撃の付与間隔、即ちパルスとパルスの間隔(インタ
ーバル)Tは、振動効率の点から圧電体110の減衰振
動の減衰時間tE 以上にする必要がある。ところが、回
転錘161がある速度以上の高速で回転したときは、上
記インターバルTが減衰時間tE 以下になって振動効率
が低下してしまうので、そのときは回転錘161の回転
が駆動力伝達手段122に伝達されないようにする必要
がある。そこで、回転錘車162aと第1中間車162
bとの間に引張ばね163を係止させ、回転錘161が
ある速度以下で回転しているときは、引張ばね163の
復元力により回転錘車162aと第1中間車162bが
かみ合うようにし、回転錘161がある速度以上で回転
したときは、回転錘161の遠心力により引張ばね16
3が延びて回転錘車162aが第1中間車162bから
離れるように構成する。
【0045】蓄電系180は、圧電体110で発生する
交流電流を全波整流する整流回路181及び整流回路1
81で整流された電流を蓄電する蓄電回路182で構成
されている。
【0046】整流回路181は、ブリッジ状に接続さ
れ、2端が圧電体110の中間電極111と電極11
4、115にそれぞれ接続されたダイオード181aを
備えている。尚、整流回路181は、半波整流するよう
に構成されていても良く、またインバータ等で構成され
ていても良い。蓄電回路182は、整流回路181の他
の2端に接続されたコンデンサ182aを備えている。
尚、蓄電回路182は、電力蓄積能力を備えた2次電池
等で構成されていても良い。
【0047】このような構成の発電装置1は、電子機
器、例えば腕時計、携帯時計、置き時計、掛け時計等の
計時装置や携帯電話、ページャ、携帯型コンピュータ、
携帯型ディスク装置等の携帯機器に内蔵させて使用する
ことができる。発電装置1の取付場所としては、例えば
計時装置の場合は裏蓋の裏面や文字板の裏面、あるいは
ボタン型電池と同型にしてその収納場所等がある。尚、
回転錘161の代わりに、時計のりゅうずや携帯電話の
ジョグダイヤル等の回転機構あるいはぜんまい等を手巻
きにより巻き上げる機構を用いることができる。
【0048】図4(A)、(B)は、本発明の発電装置
の発電系の第1実施例を示す平面図及び一部断面側面図
である。
【0049】この発電系200は、振動して交流電流を
発生する圧電体210、圧電体210を加振する加振手
段220及び圧電体210を支持する支持手段230で
構成されている。尚、この発電系200と関連する駆動
系及び蓄電系は、図1に示す駆動系160及び蓄電系1
80と同一構成である。
【0050】圧電体210は、中間電極211の表裏面
に2枚の圧電板212、213が接着され、各圧電板2
12、213の表面に電極214、215が成膜された
円盤形状のバイモルフ型に形成されている。
【0051】中間電極211は、例えばリン青銅の板材
で成り、円盤形状に形成されている。
【0052】圧電板212、213は、例えばチタン酸
ジルコン酸鉛(商品名:PZT)のバルク材で成り、円
盤形状であって、中間電極211との接着面は平坦に形
成され、電極214、215の形成面は中央部が半球状
の凸部で外周部が平坦に、即ち中央部の厚さが外周部の
厚さより厚くなるように形成されている。
【0053】電極214、215は、例えば銀の薄膜で
成り、ペースト塗布あるいはスパッタリング等により形
成されている。
【0054】加振手段220は、打撃を圧電体210に
パルス状に与える媒体付与手段としてハンマ221が備
えられ、このハンマ221に駆動系160からの駆動力
を伝達する駆動力伝達手段として回転車222が備えら
れている。
【0055】ハンマ221は、アーム状に形成されてお
り、一端が圧電体210の中央上部に配置され、他端が
例えばケース2に固定されている支持部221aに図示
矢印a方向に回転可能に軸支持されている。さらに、ハ
ンマ221の一端部と他端部の間には、回転車222の
歯222aと係合する突起部221bが形成されている
と共に、一端が例えばケース2に固定されている引張ば
ね221cの他端が係止されている。
【0056】回転車222は、軸が例えばケース2に固
定されており、駆動系160の第2中間車162cとハ
ンマ221の突起部221bと係合して図示矢印b方向
に回転可能な形状に形成されている。
【0057】支持手段230は、圧電体210の外周端
を支持する支持部231が固定部232に固定された円
盤形状に形成されている。
【0058】このような構成の発電系200を含む発電
装置1を内蔵した腕時計が使用者の腕に装着されている
場合の動作例を説明する。
【0059】腕や体の動きに呼応して回転錘161が回
転錘車162aと共に回転すると、その回転に連動し
て、第1中間車162b、第2中間車162c及び回転
板123が回転する。このときの回転錘161の回転
は、回転錘車162aを介して第1中間車162bに伝
達されて増幅され、さらに第2中間車162cを介して
回転車222に伝達されて歯222aの1ピッチがパル
スの周期となるように増幅される。
【0060】そして、回転車222の歯222aの1ピ
ッチの回転に伴って、ハンマ221の突起部221b
は、歯222aと係合しているときは押し上げられ、歯
222aとの係合が外れると引張ばね221cの復元力
により引き下げられる。これにより、ハンマ221は支
持部221aの支持軸を中心に回転するので、ハンマ2
21の一端が揺動して圧電体210の中央上部を打撃す
る。
【0061】このハンマ221の一端の揺動は、上記パ
ルス周期でおこなわれるので、間欠的なハンマ221の
一端による打撃により、圧電体210は所定の振動を一
定周期で繰り返して交流電流を発生する。そして、整流
回路181は、圧電体210で発生した交流電流を全波
整流し、蓄電回路182は、整流回路181で整流され
た電流を蓄電する。これにより、腕時計の針等を駆動さ
せることができる。
【0062】図5(A)、(B)は、本発明の発電装置
の発電系の第2実施例を示す平面図及び一部断面側面図
である。尚、この発電系の加振手段は図4と同一構成で
あるので、図示は省略してある。
【0063】この発電系300は、振動して交流電流を
発生する圧電体310、圧電体310を加振する加振手
段及び圧電体310を支持する支持手段330で構成さ
れている。尚、この発電系300と関連する駆動系及び
蓄電系は、図1に示す駆動系160及び蓄電系180と
同一構成である。
【0064】圧電体310は、中間電極311の表裏面
に2枚の圧電板312、313が接着され、各圧電板3
12、313の表面に電極314、315が成膜された
円盤形状のバイモルフ型に形成されている。
【0065】中間電極311は、例えばリン青銅の板材
で成り、円盤形状に形成されている。
【0066】圧電板312、313は、例えばチタン酸
ジルコン酸鉛(商品名:PZT)のバルク材で成り、円
盤形状であって、中間電極311との接着面は平坦に形
成されており、電極314、315の形成面は、山形、
即ち中央部の厚さが外周部の厚さより厚く、かつ厚さ方
向の断面の輪郭線が曲線状に変化するように形成されて
いる。
【0067】この圧電体310の厚さ方向の断面の輪郭
線の曲線は、圧電体310の変位と圧電体310の中心
からの距離との関係式、圧電体310の最大応力と圧電
体310に掛かる等分布荷重との関係式、圧電体310
の単位体積に入力されたエネルギと圧電体310の中心
からの距離との関係式から、次式(1)で表される。 h∝a2 (1+ν)(1−r2 /a2 )・・・(1) ここで、h:圧電体310の厚さ、a:圧電体310の
半径、ν:圧電体310のポアソン比、r:圧電体31
0の中心からの距離である。
【0068】電極314、315は、例えば銀の薄膜で
成り、ペースト塗布あるいはスパッタリング等により形
成されている。
【0069】支持手段330は、圧電体310の外周端
を支持する支持部331が固定部332に固定された円
盤形状に形成されている。
【0070】このような構成の発電系300を含む発電
装置1を内蔵した腕時計が使用者の腕に装着されている
場合も、上述した動作例と同様に動作する。
【0071】図6は、本発明の発電装置の発電系の第3
実施例を示す平面図及び一部断面側面図である。尚、こ
の発電系の加振手段は図4と同一構成であるので、図示
は省略してある。
【0072】この発電系400は、振動して交流電流を
発生する圧電体410、圧電体410を加振する加振手
段及び圧電体410を支持する支持手段430で構成さ
れている。尚、この発電系400と関連する駆動系及び
蓄電系は、図1に示す駆動系160及び蓄電系180と
同一構成である。
【0073】圧電体410は、中間電極411の表裏面
に2枚の圧電板412、413が接着され、各圧電板4
12、413の表面に電極414、415が成膜された
円盤形状のバイモルフ型に形成されている。
【0074】中間電極411は、例えばリン青銅の板材
で成り、円盤形状に形成されている。
【0075】圧電板412、413は、例えばチタン酸
ジルコン酸鉛(商品名:PZT)のバルク材で成り、円
盤形状であって、中間電極411との接着面は平坦に形
成されており、電極414、415の形成面は、円錐台
形状、即ち中央部の厚さが外周部の厚さより厚く、かつ
厚さ方向の断面の輪郭線が直線状に変化するように形成
されている。
【0076】電極414、415は、例えば銀の薄膜で
成り、ペースト塗布あるいはスパッタリング等により形
成されている。
【0077】支持手段430は、圧電体410の外周端
を支持する支持部431が固定部432に固定された円
盤形状に形成されている。
【0078】このような構成の発電系400を含む発電
装置1を内蔵した腕時計が使用者の腕に装着されている
場合も、上述した動作例と同様に動作する。
【0079】図7は、本発明の発電装置の発電系の第4
実施例を示す平面図及び一部断面側面図である。尚、こ
の発電系の加振手段は図4と同一構成であるので、図示
は省略してある。
【0080】この発電系500は、振動して交流電流を
発生する圧電体510、圧電体510を加振する加振手
段及び圧電体510を支持する支持手段530で構成さ
れている。尚、この発電系500と関連する駆動系及び
蓄電系は、図1に示す駆動系160及び蓄電系180と
同一構成である。
【0081】圧電体510は、中間電極511の表裏面
に2枚の圧電板512、513が接着され、各圧電板5
12、513の表面の一部に電極514、515が成膜
された円盤形状のバイモルフ型に形成されている。
【0082】中間電極511は、例えばリン青銅の板材
で成り、円盤形状に形成されている。
【0083】圧電板512、513は、例えばチタン酸
ジルコン酸鉛(商品名:PZT)のバルク材で成り、円
盤形状であって、中間電極511との接着面は平坦に形
成されており、電極514、515側の面は、複数の段
付円柱形状、即ち中央部の厚さが外周部の厚さより厚
く、かつ厚さ方向の断面の輪郭線が階段状に変化するよ
うに形成されている。
【0084】電極514、515は、例えば銀の薄膜で
成り、ペースト塗布あるいはスパッタリング等により圧
電板512、513の中央の円柱の表面にのみ形成され
ている。
【0085】支持手段530は、圧電体510の外周端
を支持する支持部531が固定部532に固定された円
盤形状に形成されている。
【0086】このような構成の発電系500を含む発電
装置1を内蔵した腕時計が使用者の腕に装着されている
場合も、上述した動作例と同様に動作する。
【0087】図8は、本発明の発電装置の発電系の第5
実施例を示す平面図及び一部断面側面図である。尚、こ
の発電系の加振手段は図4と同一構成であるので、図示
は省略してある。
【0088】この発電系600は、振動して交流電流を
発生する圧電体610、圧電体610を加振する加振手
段及び圧電体610を支持する支持手段630で構成さ
れている。尚、この発電系600と関連する駆動系及び
蓄電系は、図1に示す駆動系160及び蓄電系180と
同一構成である。
【0089】圧電体610は、中間電極611の表裏面
に複数(この例では各4枚)の圧電板612a、612
b、612c、612dと613a、613b、613
c、613dが接着され、各圧電板612a、612
b、612c、612dと613a、613b、613
c、613dの表面にのみ電極614a、614b、6
14c、614d、615a、615b、615c、6
15dが成膜された円盤形状の積層バイモルフ型に形成
されている。
【0090】中間電極611は、例えばリン青銅の板材
で成り、円盤形状に形成されている。
【0091】各圧電板612a〜613dは、例えばチ
タン酸ジルコン酸鉛(商品名:PZT)のバルク材で成
り、径の異なる円盤形状に形成されており、それらは大
径から順次小径となるように積層された形状、即ち中央
部の厚さが外周部の厚さより厚く、かつ厚さ方向の断面
の輪郭線が階段状に変化するように形成されている。電
極614a〜615dは、例えば銀の薄膜で成り、ペー
スト塗布あるいはスパッタリング等により形成されてい
る。
【0092】ここで、この圧電体610と整流回路18
1との接続方法としては、図9(A)に示すシリーズ接
続と、同図(B)に示すパラレル接続がある。即ち、各
圧電板612a〜613dの分極方向が、同図(A)の
矢印で示すように中間電極611からそれぞれ逆方向に
向くように各圧電板612a〜613dを配置したとき
は、中央部の電極612d、613dと、中間電極61
1を整流回路181にそれぞれ接続するシリーズ接続と
し、各圧電板612a〜613dの分極方向が、同図
(B)の矢印で示すように中間電極611からそれぞれ
交互に逆方向に向くように各圧電板612a〜613d
を配置したときは、同方向の電極612a、613a、
612c、613cと、中間電極611及び同方向の電
極612b、613b、612d、613dを整流回路
181にそれぞれ接続するパラレル接続とする。
【0093】支持手段630は、圧電体610の外周端
を支持する支持部531が固定部532に固定された円
盤形状に形成されている。
【0094】このような構成の発電系500を含む発電
装置1を内蔵した腕時計が使用者の腕に装着されている
場合も、上述した動作例と同様に動作する。
【0095】図10は、本発明の発電装置の発電系の第
6実施例を示す平面図及び一部断面側面図である。尚、
この発電系の加振手段は図4と同一構成であるので、図
示は省略してある。
【0096】この発電系700は、振動して交流電流を
発生する圧電体710、圧電体710を加振する加振手
段及び圧電体710を支持する支持手段730で構成さ
れている。尚、この発電系700と関連する駆動系及び
蓄電系は、図1に示す駆動系160及び蓄電系180と
同一構成である。
【0097】圧電体710は、中間電極711の表裏面
に2枚の圧電板712、713が接着され、各圧電板7
12、713の表面に電極714、715が成膜された
円盤形状のバイモルフ型に形成されている。
【0098】中間電極711は、例えばリン青銅の板材
で成り、円盤形状であって、表裏面は中央部が半球状の
凸部で外周部が平坦に、即ち中央部の厚さが外周部の厚
さより厚くなるように形成されている。
【0099】圧電板712、713は、例えばチタン酸
ジルコン酸鉛(商品名:PZT)のバルク材で成り、円
盤形状であって、中間電極711との接着面は中央部が
中間電極711の凸部に嵌め合う半球状の凹部で外周部
が平坦に、即ち中央部の厚さが外周部の厚さより薄くな
るように形成され、電極714、715の形成面は平坦
に形成されている。
【0100】電極714、715は、例えば銀の薄膜で
成り、ペースト塗布あるいはスパッタリング等により形
成されている。
【0101】支持手段730は、圧電体710の外周端
を支持する支持部731が固定部732に固定された円
盤形状に形成されている。
【0102】このような構成の発電系700を含む発電
装置1を内蔵した腕時計が使用者の腕に装着されている
場合も、上述した動作例と同様に動作する。
【0103】図11は、本発明の発電装置の発電系の第
7実施例を示す平面図及び一部断面側面図である。尚、
この発電系の加振手段は図4と同一構成であるので、図
示は省略してある。
【0104】この発電系800は、振動して交流電流を
発生する圧電体810、圧電体810を加振する加振手
段及び圧電体810を支持する支持手段830で構成さ
れている。尚、この発電系800と関連する駆動系及び
蓄電系は、図1に示す駆動系160及び蓄電系180と
同一構成である。
【0105】圧電体810は、中間電極811の表裏面
に2枚の圧電板812、813が接着され、各圧電板8
12、813の表面に電極814、815が成膜された
円盤形状のバイモルフ型に形成されている。
【0106】中間電極811は、例えばリン青銅の板材
で成り、円盤形状に形成されている。
【0107】圧電板812、813は、例えばチタン酸
ジルコン酸鉛(商品名:PZT)のバルク材で成り、円
盤形状であって、中間電極811との接着面は平坦に形
成されている。そして、一方の圧電板812の電極81
4の形成面は、中央部が半球状の凸部で外周部が平坦
に、即ち中央部の厚さが外周部の厚さより厚くなるよう
に形成されている。また、他方の圧電板813の電極8
15の形成面は、平坦に形成されている。
【0108】電極814、815は、例えば銀の薄膜で
成り、ペースト塗布あるいはスパッタリング等により形
成されている。
【0109】支持手段830は、圧電体810の外周端
を支持する支持部831が固定部832に固定された円
盤形状に形成されている。
【0110】このような構成の発電系800を含む発電
装置1を内蔵した腕時計が使用者の腕に装着されている
場合も、上述した動作例と同様に動作する。
【0111】尚、この第7実施例の圧電体810のよう
に、片面の中央部のみの厚さが外周部の厚さよりも厚く
形成することは、上述した各実施形態でも同様に適用す
ることができる。
【0112】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、圧電体の各部
に掛る応力が平均化されるので、圧電体の部分的な応力
集中による破壊を防止することができる。従って、落下
や例えば急速充電のように短時間に力を加える必要があ
る場合に発生する衝撃に強い圧電発電システムや、それ
を搭載した携帯電子機器を提供できる。さらに、応力が
等分布に近づくため発電効率も上がり、高効率の圧電発
電システムや、それを搭載した携帯電子機器を提供でき
る。
【0113】請求項2の発明によれば、特に圧電体の中
央部に掛る応力を厚み方向に分散させて圧電体の各部に
掛る応力を平均化させることができるので、圧電体の中
央部の破壊を防止することができる。従って、落下や衝
撃に強い圧電発電システムや、それを搭載した携帯電子
機器を提供できる。さらに、応力が等分布に近づくため
発電効率も上がり、高効率の圧電発電システムや、それ
を搭載した携帯電子機器を提供できる。
【0114】請求項3の発明によれば、圧電体の一方の
片面のみの中央部を厚くしているので、圧電体を他方の
片面で容易に支持することができる。従って、安価で落
下や衝撃に強い圧電発電システムや、それを搭載した携
帯電子機器を提供できる。
【0115】請求項4の発明によれば、圧電体の表面を
曲面状に形成しているので、圧電体の各部に掛る応力を
ほぼ等分布に近づけることができ、圧電体の部分的な応
力集中による破壊をより防止することができる。さら
に、加工も例えばバルクの圧電材をNC(自動制御)工
作機械で削り出す等の方法を採れるために比較的容易に
行えるので、安価で落下や衝撃に強い圧電発電システム
や、それを搭載した携帯電子機器を提供できる。
【0116】請求項5の発明によれば、圧電体の表面の
曲面状の変化を具体的な数式で表しているので、圧電体
の加工を例えばNC(自動制御)工作機械等を用いるこ
とで精密かつ容易に行うことができる。従って、より落
下や衝撃に強い圧電発電システムや、それを搭載した携
帯電子機器を提供できる。
【0117】請求項6の発明によれば、圧電体の表面を
単純な曲面状及び平面状で形成すれば良いので、例えば
バルクの圧電材から削り出したり、焼結するときに型を
比較的にラフに作り込むことでより容易に行うことがで
きる。従って、より安価で落下や衝撃に強い圧電発電シ
ステムや、それを搭載した携帯電子機器を提供できる。
【0118】請求項7の発明によれば、圧電体の表面に
段差を設ければ良いので、圧電体の加工をエッチングや
研削のみで容易に行うことができる。従って、安価で落
下や衝撃に強い圧電発電システムや、それを搭載した携
帯電子機器を提供できる。
【0119】請求項8の発明によれば、形状の異なる圧
電体を組み合わせれば良いので、圧電体の加工を研削及
び接着のみで容易に行うことができる。従って、より安
価で落下や衝撃に強い圧電発電システムや、それを搭載
した携帯電子機器を提供できる。
【0120】請求項9の発明によれば、圧電体の静電容
量が小さくなるので、発電時の電圧を高電圧にすること
ができる。従って、高電圧の必要な携帯電子機器に落下
や衝撃に強い本圧電発電システムを搭載し、提供でき
る。
【0121】請求項10の発明によれば、圧電体の静電
容量が大きくなるので、発電時の電流を大電流にするこ
とができる。従って、大電流の必要な携帯電子機器に落
下や衝撃に強い本圧電発電システムを搭載し、提供でき
る。
【0122】請求項11の発明によれば、中間材が応力
を受けるので、圧電体をより破損し難くすることができ
る。さらに、加工の大部分を圧電材より安価で加工を行
い易い中間材で行うために、より安価で落下や衝撃に強
い圧電発電システムや、それを搭載した携帯電子機器を
提供できる。
【0123】請求項12の発明によれば、中間材の一方
の片面のみの中央部を厚くしているので、中間材の加工
を容易に行うことができる。
【0124】請求項13の発明によれば、電子機器の電
源交換を不要とし、コンパクトにすることができる。さ
らに、落下や衝撃に強い圧電発電システムや、それを搭
載した携帯電子機器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発電装置の実施形態を示す概略構成図
である。
【図2】圧電体を振動させたときの振幅(A)と時間
(t)との関係の一例を示す波形図である。
【図3】パルス波形の一例を示す図である。
【図4】本発明の発電装置の発電系の第1実施例を示す
一部断面平面図である。
【図5】本発明の発電装置の発電系の第2実施例を示す
一部断面平面図である。
【図6】本発明の発電装置の発電系の第3実施例を示す
一部断面平面図である。
【図7】本発明の発電装置の発電系の第4実施例を示す
一部断面平面図である。
【図8】本発明の発電装置の発電系の第5実施例を示す
一部断面平面図である。
【図9】本発明の発電装置の発電系の第6実施例を示す
一部断面平面図である。
【図10】本発明の発電装置の発電系の第7実施例を示
す一部断面平面図である。
【図11】本発明の発電装置の発電系の第8実施例を示
す一部断面平面図である。
【符号の説明】
1 発電装置 2 ケース 100 発電系 110 圧電体 120 加振手段 130 支持手段 160 駆動系 180 蓄電系 111、211、311、411、511、611、7
11、811 中間電極 112、113、212、213、312、313、4
12、413、512、513、612a、612b、
612c、612d、613a、613b、613c、
613d、712、713、812、813 圧電板 114、115、214、215、314、315、4
14、415、514、515、614a、614b、
614c、614d、615a、615b、615c、
615d、714、715、814、815 電極

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バイモルフ構造の圧電体と、前記圧電体
    を支持する支持手段と、前記支持手段に支持された前記
    圧電体を振動させる加振手段とを備え、振動中の前記圧
    電体で発生した電力を出力する発電装置において、 前記圧電体が、動的荷重が掛ったときの応力分布がほぼ
    均一になる形状に形成されていることを特徴とする発電
    装置。
  2. 【請求項2】 前記圧電体が、盤状であって両面の中央
    部が厚く形成されている請求項1に記載の発電装置。
  3. 【請求項3】 前記圧電体が、盤状であって片面の中央
    部が厚く形成されている請求項1に記載の発電装置。
  4. 【請求項4】 前記圧電体の厚さ方向の断面の輪郭線
    が、曲線状に変化している請求項2又は3に記載の発電
    装置。
  5. 【請求項5】 前記圧電体の厚さをh、前記圧電体の半
    径をa、前記圧電体のポアソン比をν、前記圧電体の中
    心からの距離をrとしたとき、前記輪郭線が、次式
    (1)で表される請求項4に記載の発電装置。 h∝a2 (1+ν)(1−r2 /a2 )・・・(1)
  6. 【請求項6】 前記圧電体の厚さ方向の断面の輪郭線
    が、直線状に変化している請求項2又は3に記載の発電
    装置。
  7. 【請求項7】 前記圧電体の厚さ方向の断面の輪郭線
    が、階段状に変化している請求項2又は3に記載の発電
    装置。
  8. 【請求項8】 前記圧電体が、盤状の圧電体を積層する
    ことにより形成されている請求項7に記載の発電装置。
  9. 【請求項9】 前記圧電体が、シリーズ型である請求項
    8に記載の発電装置。
  10. 【請求項10】 前記圧電体が、パラレル型である請求
    項8に記載の発電装置。
  11. 【請求項11】 前記圧電体が、盤状であって両面の中
    央部が厚く形成されている中間材を挟んだ構造である請
    求項1に記載の発電装置。
  12. 【請求項12】 前記圧電体が、盤状であって片面の中
    央部が厚く形成されている中間材を挟んだ構造である請
    求項1に記載の発電装置。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12のいずれかに記載の発
    電装置を備えた電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2010106598A1 (ja) * 2009-03-18 2010-09-23 富士通株式会社 圧電発電装置
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