JPH11252335A - 画像読取装置及び画像読取装置に対する制御手順を記憶する記憶媒体 - Google Patents

画像読取装置及び画像読取装置に対する制御手順を記憶する記憶媒体

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JPH11252335A
JPH11252335A JP10053439A JP5343998A JPH11252335A JP H11252335 A JPH11252335 A JP H11252335A JP 10053439 A JP10053439 A JP 10053439A JP 5343998 A JP5343998 A JP 5343998A JP H11252335 A JPH11252335 A JP H11252335A
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correction coefficient
light
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JP10053439A
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Toru Ochiai
透 落合
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Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アダプタの取り付けガタに起因する画質の低
下を有効に防止する画像読取装置及び画像読取装置に対
する制御手順を記憶する記憶媒体を提供する。 【解決手段】 第1受光領域と第1受光領域の外側の第
2受光領域を有し、受光した光を複数の画素により光電
変換し、第1受光領域に対応する第1画像信号と、第2
受光領域に対応する第2画像信号とを出力する光電変換
手段と、シェーディング補正係数測定用開口部を通して
照明手段からの光を受光した時に光電変換手段が出力す
る第1画像信号に基づいて、第1画像信号に対するシェ
ーディング補正係数である第1シェーディング補正係数
を演算する第1シェーディング補正係数演算手段と、第
1シェーディング補正係数に基づいて、第2画像信号に
対するシェーディング補正係数である第2シェーディン
グ補正係数を演算する第2シェーディング補正係数演算
手段とを備える画像読取装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、135形式のスト
リップフィルムなどの画像を読み取る画像読取装置及び
画像読取装置に対する制御手順を記憶する記憶媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像読取装置としては、周知のよ
うに、135形式(以下、35mmフィルムと称する)
のストリップフィルムなどに撮影された原稿画像を読み
込むものがある。35mmフィルムは、リバーサルフィ
ルムとネガフィルムに分けられる。リバーサルフィルム
は、フィルム自身が陽画であり、スライドフィルムとも
呼ばれている。リバーサルフィルムは、フィルムマウン
トにセットした状態で使用される。スライドマウントに
セットされたリバーサルフィルムは、フィルムマウント
と呼ばれている。
【0003】ネガフィルムは、フィルム自身は陰画であ
り、ユーザは主に紙にプリントされた画像を見る。した
がって、フィルムは、マウントなどのケースにセットさ
れることはなく、4コマ又は6コマなどの長さに切られ
た状態で、袋に入れて保管される。4コマ又は6コマな
どの長さに切られたフィルムは、ストリップフィルムと
呼ばれている。
【0004】さらに、近年、IX240形式のフィルム
(以下、IX240フィルムと称する)が、一般ユーザ
向けに市場に登場している。IX240フィルムは、新
写真システムにおいて使用されるフィルムである。IX
240フィルムは、35mmフィルムと異なり、現像後
のフィルムがカートリッジの中に納められている。上記
したように、一般ユーザ向けのフイルムに限ってみて
も、スライドフィルム、ストリップフィルム、IX24
0フィルムと3つのフィルム形態がある。
【0005】フィルム原稿を読み取る画像読取装置は、
上記複数の形態のフィルム原稿を全て読めるように構成
するのが望ましい。しかし、画像読取装置が、形態の異
なる複数のフィルム原稿を読み取ることは困難である。
例えば、形態の異なるフィルム原稿を画像読取装置に着
脱可能に装着することは、大変困難である。特に、IX
240フィルムは、カートリッジの蓋の開閉及びフィル
ムを巻くための軸の回転などのため、専用の駆動機構を
必要とする。そこで、現在の画像読取装置は、異なる形
態のフィルム原稿毎に専用のアダプタを用意し、アダプ
タを交換することにより、複数の形態のフィルム原稿の
読み取りを可能にしている。
【0006】画像読取装置は、光源からの光が光学系を
介してフィルム原稿に照射され、フィルム原稿を透過し
た光が光学系を介して撮像素子(リニアイメージセンサ
など)に結像する構成を有している。撮像素子は、数千
個の光電変換セル(以下、画素と称する)が一列に並ん
だ構成を有している。撮像素子から出力される画像信号
は、フィルム原稿が存在しない状態において撮像素子に
光が照射された場合、画素間で均一であることが望まし
い。しかし、撮像素子から出力される画像信号は、光源
や照明系に基づく照明ムラ及び撮像素子の感度ムラなど
により、画素間で不均一となる。撮像素子から出力され
る画像信号が画素間で不均一になることは、画像にムラ
が生じることを意味し、画質が悪化する原因となる。そ
こで、フィルム原稿が存在しない素通しの状態におい
て、撮像素子に光を照射する。この状態において、撮像
素子の各画素から出力される画像信号が均一になるよう
に、シェーディング補正を行う。
【0007】次に、前記シェーディング補正について説
明する。図15は、フィルム原稿が装填されていない状
態及びシェーディング補正が掛けられていない状態にお
いて、撮像素子に光を照射したときの各画素の出力を示
す図である。図15において、横軸は撮像素子の画素
(複数)を示し、縦軸は撮像素子を構成する各画素の出
力を相対値で示している。前記したように、撮像素子の
各画素の出力は、光源と照明系に基づく照明ムラ及び撮
像素子の感度ムラなどにより、画素間で不均一となって
いる。
【0008】図16は、図15に示す撮像素子の各画素
の出力を画素間で均一にするシェーディング補正係数を
示す図である。シェーディング補正係数は、次に示す補
正式にしたがって、各画素の出力に補正をかけるもので
ある。これによって、画像読取装置にフィルム原稿がな
い場合、撮像素子の各画素から均一な最終出力が得られ
る。
【0009】(補正式) OUTn=(1+DATAn/256)×INn ここで、OUTnは、n番目の画素の最終出力(シェー
ディング補正後の出力)である。また、DATAnは、
n番目の画素のシェーディング補正係数である。また、
INnは、n番日の画素の出力(シェーディング補正前
の出力)である。
【0010】上記補正式において、シェーディング補正
係数DATAnのビット数は、8ビットである。この場
合、最終出力OUTnは画素の出力INnの1倍から約
2倍まで調節することが可能である。なお、補正の精度
を上げるためには、シェーディング補正係数DATAn
のビット数が増加される。例えば、シェーディング補正
係数DATAnのビット数は、10ビット又は12ビッ
トに増加される。その場合は、上記補正式中の256
が、10ビットの場合には、1024になる。また、上
記補正式中の256が、12ビットの場合には、409
6になる。
【0011】シェーディング補正係数DATAnの算出
は、次のように行う。すなわち、上記補正式を展開し
て、 (OUTn/INn−1)×256=DATAn とする。ここで、シェーディング補正係数DATAnの
ビット数は、8ビットとしている。次に、シェーディン
グ補正係数DATAnは、上記の式を用いて、最終出力
OUTnがフルスケール値(255)であるとして計算
される。すなわち、上記シェーディング補正係数DAT
Anを用いて画素の出力INnを補正することにより、
最終出力OUTnは255となる。
【0012】前記した従来技術においては、画素の出力
INnが255の半分以下、すなわち、127以下であ
る場合、シェーディング補正係数DATAnを最大の2
55にしても、最終出力OUTnは255に達しない。
したがって、この場合、シェーディング補正は正確に行
われない。そこで、画素の出力INnが127以下にな
らないようにしている。具体的には、フィルムがない状
態での照明ムラ及び撮像素子の感度ムラは、最大レベル
に対する最小レベルの割合が約50パーセント以下にな
らないように、設計又は調整されている。言うまでもな
く、上記50パーセントの値は一例である。すなわち、
シェーディング補正係数DATAnのビット数が8ビッ
トより大きいときには、その値は50パーセントよりも
小さくなる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来技術に
は、次のような問題点がある。すなわち、現在の画像読
取装置は、形態の異なるフィルム原稿毎に専用のアダプ
タを用意し、アダプタを交換することにより、複数の形
態のフィルム原稿の読み取りを可能にしている。したが
って、シェーディング補正係数の算出は、アダプタを装
置に装着し、かつフィルム原稿のない素通しの状態で行
われる。アダプタは、フィルム原稿に光を照射するため
の開口を備えている。そのため、シェーディング補正係
数が算出される撮像素子の画素範囲は、アダプタの開口
幅で定まる。
【0014】しかし、画像読取装置にアダプタを取り付
けると、取り付けガタが、画像読取装置とアダプタの間
に生じる。しかも、取り付けガタの程度は、アダプタを
交換する毎に変化する。したがって、シェーディング補
正係数を算出した際の取り付けガタと、フィルム原稿を
装填したアダプタを画像読取装置に装着して画像を読み
取る際の取り付けガタとは、通常、異なる。そのため、
前記取り付けガタの変化に起因して、シェーディング補
正係数が算出されている撮像素子の画素範囲と上記アダ
プタの開口を通して入射される光を光電変換する画素範
囲の間に、ズレが生じる。
【0015】その結果、画像読取装置が画像を読み取る
とき、シェーディング補正係数が算出されている画素範
囲以外の画素(前記ズレに相当する画素)について、シ
ェーディング補正は行われない。そのため、前記シェー
ディング補正が行われていない画素範囲に対応する画像
の画質が、悪化するという問題点がある。具体的には、
画像の縁の部分が、過剰に白くなったり、又は過剰に黒
くなったりして、画質が低下する。
【0016】前記取り付けガタとシェーディング補正係
数との関係について、図17と図18を用いて、具体的
に説明する。図17は、フィルム原稿が装填されていな
い状態及びシェーディング補正が掛けられていない状態
において、撮像素子に光を照射したときの各画素の出力
を示す図である。図17において、横軸は撮像素子の各
画素Y0〜Ymaxを示し、縦軸は撮像素子を構成する
各画素の出力を相対値で示している。
【0017】ここで、画素範囲Y3〜Y4は、アダプタ
が取り付けガタの無い状態で画像読取装置に装着された
場合、前記アダプタの開口を通して光が入射される画素
範囲を示す。したがって、画素範囲Y3〜Y4は、アダ
プタが取り付けガタの無い状態で画像読取装置に装着さ
れた場合、シェーディング補正係数が測定される画素範
囲を示す。また、画素範囲Y0〜Y3,Y4〜Ymax
は、アダプタが取り付けガタの無い状態で画像読取装置
に装着された場合、アダプタの存在により遮光される画
素範囲である。したがって、画素範囲Y0〜Y3,Y4
〜Ymaxは、アダプタが取り付けガタの無い状態で画
像読取装置に装着された場合、シェーディング補正係数
が測定されない画素範囲を示す。
【0018】しかし、実際にはアダプタの取り付けガタ
が存在するので、シェーディング補正係数が測定される
画素範囲は、画素(Y3+A)〜(Y4+A)の範囲と
なる。ここで、値Aは、取り付けガタに相当する画素数
である。図18は、図17に示す撮像素子の各画素の出
力を画素間で均一にするシェーディング補正係数を示す
図である。図示するように、画素範囲(Y3+A)〜
(Y4+A)について、シェーディング補正係数が求め
られている。また、画素範囲Y0〜Y3,(Y4+A)
〜Ymaxのシェーディング補正係数は、演算不可能で
あり、便宜的にフルスケール値に設定されている。
【0019】図18に示すように、シェーディング補正
係数が求められている場合、フィルム原稿を装填したア
ダプタが画像読取装置にガタ無しで正確に装着されたと
する。この場合、アダプタの開口を通して、光が画素範
囲Y3〜Y4に亘って入射する。その結果、図18から
明らかなように、画素範囲(Y3+A)〜Y4は、シェ
ーディング補正係数が求められているので、正確に補正
される。しかし、画素範囲Y3〜(Y3+A)は、シェ
ーディング補正係数の最大値によって補正される。その
結果、この例の場合は、画像の縁の部分が過剰に白くな
り、画質が低下する。
【0020】本発明は、上記した従来技術の間題点に艦
みて為されたもので、アダプタを交換した場合、アダプ
タの取り付けガタに起因する画質の低下を有効に防止す
ることを可能にする画像読取装置及び画像読取装置に対
する制御手順を記憶する記憶媒体を提供することを目的
としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の画像読
取装置は、フィルム原稿を保持するフィルム保持手段
と、フィルム保持手段に形成されるシェーディング補正
係数測定用開口部と、光を発する照明手段と、第1受光
領域と第1受光領域の外側の第2受光領域を有し、受光
した光を複数の画素により光電変換し、第1受光領域に
対応する第1画像信号と、第2受光領域に対応する第2
画像信号とを出力する光電変換手段と、前記シェーディ
ング補正係数測定用開口部を通して照明手段からの光を
受光した時に光電変換手段が出力する前記第1画像信号
に基づいて、第1画像信号に対するシェーディング補正
係数である第1シェーディング補正係数を演算する第1
シェーディング補正係数演算手段と、第1シェーディン
グ補正係数に基づいて、第2画像信号に対するシェーデ
ィング補正係数である第2シェーディング補正係数を演
算する第2シェーディング補正係数演算手段とを有する
ことを特徴とする。
【0022】請求項2に記載の画像読取装置は、請求項
1記載の画像読取装置において、第1シェーディング補
正係数は、第1受光領域の2箇所の画素のそれぞれに対
応する2つの値を有しており、第2シェーディング補正
係数演算手段は、第1シェーディング補正係数の2つの
値に基づいて直線補間することにより、前記第2シェー
ディング補正係数を求めることを特徴とする。
【0023】請求項3に記載の画像読取装置は、請求項
1記載の画像読取装置において、フィルム保持手段は、
フィルム原稿を挟持するアダプタと、アダプタを着脱可
能に保持するアダプタ保持手段とからなり、第1受光領
域は、アダプタのアダプタ保持手段への取付けガタによ
らず、受光可能な領域であることを特徴とする。請求項
4に記載の画像読取装置は、請求項1記載の画像読取装
置において、光電変換手段の外側を遮光する遮光手段
と、遮光手段を移動することにより、光電変換手段の遮
光と非遮光とを切り換える切替手段とを更に有し、第1
受光領域は、遮光手段の移動ガタによらず、受光可能な
領域であることを特徴とする。
【0024】請求項5に記載の画像読取装置は、フィル
ム原稿を保持するフィルム保持手段と、フィルム保持手
段に形成されるシェーディング補正係数測定用開口部
と、光を発する照明手段と、第1受光領域と第1受光領
域の外側の第2受光領域を有し、受光した光を複数の画
素により光電変換し、第1受光領域に対応する第1画像
信号と、第2受光領域に対応する第2画像信号とを出力
する光電変換手段とを有する画像読取装置に対する制御
手順を記憶する記憶媒体において、制御手順は、シェー
ディング補正係数測定用開口部を通して前記照明手段か
らの光を受光した時に光電変換手段が出力する前記第1
画像信号に基づいて、第1画像信号に対するシェーディ
ング補正係数である第1シェーディング補正係数を演算
する第1シェーディング補正係数演算手順と、第1シェ
ーディング補正係数に基づいて、第2画像信号に対する
シェーディング補正係数である第2シェーディング補正
係数を演算する第2シェーディング補正係数演算手順と
を含むことを特徴とする。
【0025】請求項6に記載の画像読取装置は、請求項
5記載の画像読取装置において、第1シェーディング補
正係数は、第1受光領域の2箇所の画素のそれぞれに対
応する2つの値を有しており、第2シェーディング補正
係数演算手順は、第1シェーディング補正係数の2つの
値に基づいて直線補間することにより、第2シェーディ
ング補正係数を求める手順であることを特徴とする。
【0026】(作用)請求項1記載の画像読取装置によ
れば、フィルム保持手段が、フィルム原稿を保持し、シ
ェーディング補正係数測定用開口部がフィルム保持手段
に形成され、照明手段が光を発し、光電変換手段が、第
1受光領域と第1受光領域の外側の第2受光領域を有
し、受光した光を複数の画素により光電変換し、第1受
光領域に対応する第1画像信号と、第2受光領域に対応
する第2画像信号とを出力し、第1シェーディング補正
係数演算手段が、シェーディング補正係数測定用開口部
を通して照明手段からの光を受光した時に光電変換手段
から出力される第1画像信号に基づいて、第1画像信号
に対するシェーディング補正係数である第1シェーディ
ング補正係数を演算し、第2シェーディング補正係数演
算手段が、第1シェーディング補正係数演算手段に基づ
いて、第2画像信号に対するシェーディング補正係数で
ある第2シェーディング補正係数を演算する。
【0027】したがって、請求項1に記載の画像読取装
置によれば、第2シェーディング補正係数演算手段が第
1画像信号に対する第1シェーディング補正係数を用い
て、第2画像信号に対するシェーディング補正係数であ
る第2シェーディング補正係数を演算する。すなわち、
第2シェーディング補正係数は、正確に求められている
第1シェーディング補正係数に基づいて求められる。し
たがって、第2シェーディング補正係数は、高精度のシ
ェーディング補正係数になる。したがって、従来技術と
比較して、画像の縁の部分の画質が低下することを有効
に防止することができる。
【0028】請求項2記載の画像読取装置によれば、第
2シェーディング補正係数演算手段が、第1受光領域の
2箇所の画素のそれぞれに対応する2つの第1シェーデ
ィング補正係数に基づいて直線補間し、第2シェーディ
ング補正係数を求める。
【0029】したがって、請求項2記載の画像読取装置
によれば、第2シェーディング補正係数が、正確に求め
られている第1シェーディング補正係数の直線補間によ
って求められる。そのため、第2シェーディング補正係
数は、精度の高いシェーディング補正係数になる。した
がって、従来技術と比較して、画像の縁の部分の画質が
低下することを有効に防止することができる。
【0030】請求項3記載の画像読取装置によれば、第
1受光領域は、アダプタ保持手段の取付けガタによら
ず、受光可能な領域である。したがって、請求項3記載
の画像読取装置によれば、第1シェーディング補正係数
演算手段は、第1画像信号に対する第1シェーディング
補正係数を必ず求めることができる。
【0031】請求項4記載の画像読取装置によれば、遮
光手段が、光電変換手段の外側を遮光し、切替手段が、
遮光手段を移動することにより、光電変換手段の遮光と
非遮光とを切り換え、第1受光領域は、遮光手段の移動
ガタによらず、受光可能な領域である。したがって、請
求項4記載の画像読取装置によれば、切替手段により、
第2シェーディング補正係数を求める光電変換手段の画
素範囲を変更することが可能になる。例えば、フィルム
形態に合わせて、第2シェーディング補正係数を求める
光電変換手段の画素範囲を変更することができる。
【0032】請求項5記載の発明によれば、請求項1記
載の画像読取装置に対応する制御手順を記憶する記憶媒
体を提供できる。請求項6記載の発明によれば、請求項
2記載の画像読取装置に対応する制御手順を記憶する記
憶媒体を提供できる。
【0033】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の画像読取装置が
適用されるフィルム原稿画像読取システムを示すブロッ
ク図である。図1に示すフィルム原稿画像読取システム
は、前記した全ての請求項に対応する。
【0034】図1に示すように、画像読取装置100
は、ホストコンピュータ101に接続されている。ホス
トコンピュータ101には、他にモニタ102と操作部
103,104とが接続されている。モニタ102は、
ホストコンピュータ101の指示により表示をする。モ
ニタ102は、CRTや液晶ディスプレイから構成され
る。操作部103は、キーボードなどの入力装置であ
る。また、操作部104は、マウスなどの入力装置であ
る。
【0035】図2は、ホストコンピュータ内部の一例を
示すブロック図である。周知のように、ホストコンピュ
ータ101は、CPU71とメモリ72とハードディス
クドライブ73とCD−ROMドライブ74などから構
成されている。図2に示すホストコンピュータ101
は、記憶装置として、メモリ72の他に、ハードディス
クドライブ73とCD−ROMドライブ74(CD−R
OM75を搭載)とを備えている。記憶装置は、ハード
ディスクドライブ73、CD−ROMドライブ74に限
定されるものではなく、フロッピーディスクドライブ、
光磁気ディスクドライブなどを備えても良い。フロッピ
ーディスクドライブは、記憶媒体であるフロッピーディ
スクに情報を記録する。光磁気ディスクドライブは、記
憶媒体である光磁気ディスクに情報を記録する。
【0036】図3は、画像読取装置100の主な構成を
示す図である。図3において、CPU1は、ホストコン
ピュータ101の指令を受けて、画像読取装置100内
の各装置を制御する。ここで、インタフェースコントロ
ーラ15は、ホストコンピュータ101と画像読取装置
100の相互間の通信を制御する。照明駆動回路8は、
ホストコンピュータ101の指令を受けて、光源6を発
光させる。すなわち、光源6は、照明駆動回路8により
駆動され、赤,禄,青の光を順次発光する。光源6から
発せられた光は、照明ミラー10で反射され、フィルム
原稿5を通過し、投影ミラー11で反射され、投影光学
系7を通してリニアイメージセンサ3に結像される。
【0037】フィルム原稿5は、フィルムマウント20
にセットされている。フィルムマウント20は、アダプ
タ18と一体化された原稿保持台19に装着されてい
る。アダプタ18は、ユーザが自由に着脱することが可
能である。アダプタ18は、フィルムマウント20(フ
ィルム原稿5)を搭載する。アダプタの種類は、接点3
2から出力される信号によって、画像読取装置100に
通知される。なお、図3において、アダプタ18は、説
明の便宜上、外枠だけを表示している。
【0038】リニアイメージセンサ3は、投影光学系7
によって結像された光、すなわち、フィルム原稿5の画
像に相当する光を、電気的な画像信号に変換する。リニ
アイメージセンサ3はモノクロラインセンサであり、そ
の長手方向を主走査方向としている。光源6と照明ミラ
ー10と投影ミラー11と投影光学系7とリニアイメー
ジセンサ3は、全て部材16に固定され、一体化されて
いる。以下の説明において、この一体化されている部分
は、スキャンブロックと呼ばれる。
【0039】ステッピングモータ駆動回路2は、CPU
1の指令に基づいて、ステッピングモータ4を駆動す
る。ステッピングモータ4の駆動力は送りネジ17に伝
達される。したがって、スキャンブロックは直線的に移
動する。スキャンブロックの移動方向は、リニアイメー
ジセンサ3の主走査方向に対して垂直な方向である。以
下の説明において、スキャンブロックの移動方向は、副
走査方向と呼ばれる。本実施の形態では、CPU1がス
キャンブロックを移動することにより、リニアイメージ
センサ3が副走査を行う。しかし、CPU1がフィルム
原稿5を移動することにより、リニアイメージセンサ3
が副走査を行うようにしても良い。
【0040】アナログ処理回路12は、リニアイメージ
センサ3から出力される画像信号を受けて、増幅、CD
S(Correlated Double Sampl
ing)などの処理を行う。アナログ処理回路12は、
上記の処理を施した画像信号をA/Dコンバータ9に出
力する。A/Dコンバータ9は入力されたアナログ画像
信号をディジタル画像データに変換する。
【0041】Look Up Table(以下、LU
Tと呼ぶ)14は、ディジタル画像データの階調特性を
変換するためのテーブルである。バッファメモリ13
は、LUT14によって階調変換されたディジタル画像
データを一時的に格納する。バッファメモリ13に格納
されたディジタル画像データは、インタフェースコント
ローラ15を介してホストコンピュータ101に出力さ
れる。また、バッファメモリ13は、CPU1が処理を
行う際に利用する記憶素子として使われる。
【0042】図4は、図3に示すフィルム原稿5とフィ
ルムマウント20を示す平面図である。フィルム原稿5
は、フィルムマウント20に挟持されている。前記した
ように、図3に示すアダプタ18は、フィルムマウント
用のアダプタである。リニアイメージセンサ3の主走査
方向の読み取り範囲は、図4に示す位置Y1から位置Y
2の範囲に相当する。また、スキャンブロックの移動範
囲は、リニアイメージセンサ3の位置で示すと、図4の
位置X1から位置X2の範囲に相当する。したがって、
画像読取装置100の読み取り範囲は、座標(X1,Y
1)から(X2,Y2)の長方形の内部である。
【0043】画像読取装置100は、画像の読み取りを
次のように行う。すなわち、画像読取装置100のCP
U1は、アダプタ18の接点32から出力される信号に
基づいて、アダプタの種類を判定する。CPU1は、判
定されたアダプタの種類をホストコンピュータ101に
通知する。ホストコンピュータ101は、アダプタの種
類に基づいて、画像の読取範囲を定める。
【0044】ホストコンピュータ101は、上記定めた
画像の読取範囲について、読み取りを行うように、画像
読取装置100に対して読取指令を出力する。画像読取
装置100のCPU1は、上記読取命令を受けて、読取
範囲の端のライン(X1の位置)にリニアイメージセン
サ3が位置するようスキャンブロックを移動する。リニ
アイメージセンサ3は、上記端のラインの読み取りを行
う。次に、CPU1は、次のラインにスキャンブロック
を移動させ、リニアイメージセンサ3はそのラインの読
み取りを行う。以後、上記の動作が繰り返して実行さ
れ、画像が読み取られる。
【0045】また、図4において、位置X0は、シェー
ディング補正係数を測定する場合のリニアイメージセン
サ3の位置を示す。位置X0は、フィルム原稿5とフィ
ルムマウント20が存在しない素通しの位置である。し
たがって、リニアイメージセンサ3が位置X0のライン
に位置するように、スキャンブロックを移動することに
より、素通しの状態において、リニアイメージセンサ3
の各画素の出力を得ることができる。
【0046】次に、図5から図7を用いて、画像読取装
置100に装着されるアダプタについて説明する。図5
は、図3に示すアダプタ18の外観図である。アダプタ
18は、フィルムマウント33を装填する。また、アダ
プタ18は、2つの開口31a,31bを備えている。
開口31aは、シェーディング補正係数を測定するため
の開口である。また、開口31bは、フィルムマウント
33に搭載されたフィルム原稿を読み取るための開口で
ある。すなわち、シェーディング補正係数測定時には、
光源6から照射される光は開口31aを通してアダプタ
18内に照射される。また、画像の読み取り時には、光
源6から照射される光は開口31bを通してアダプタ1
8内に照射される。さらに、アダプタ18は、一対の接
点32を備えている。接点32は、アダプタの種類を示
す信号を出力する。
【0047】図6に示すアダプタ40は、アダプタ18
とほぼ同じ形状を持ち、画像読取装置100の原稿保持
台19に着脱可能に形成されている。アダプタ40は、
ストリップフィルム43を装填する。アダプタ40は、
開口41a,41bを備えている。開口41aは、フィ
ルム原稿であるストリップフィルム43のシェーディン
グ補正係数を測定するための開口である。開口41b
は、ストリップフィルム43のフィルム原稿を読み取る
ための開口である。すなわち、シェーディング補正係数
測定時には、光源6から照射される光は開口41aを通
してアダプタ40内に照射される。また、画像の読み取
り時には、光源6から照射される光は開口41bを通し
てアダプタ40内に照射される。また、アダプタ40
は、一対の接点42を備えている。接点42は、アダプ
タの種類を示す信号を出力する。
【0048】図7に示すアダプタ50は、アダプタ18
とほぼ同じ形状を持ち、画像読取装置100の原稿保持
台19に着脱に形成されている。アダプタ50は、カー
トリッジ53を装填する。アダプタ50は、開口51
a,51bを備えている。開口51aは、カートリッジ
53に装填されているIX240フィルムのシェーディ
ング補正係数を読み取るための開口である。開口51b
は、IX240フィルムの画像を読み取るための開口で
ある。すなわち、シェーディング補正係数測定時には、
光源6から照射される光は開口51aを通してアダプタ
50内に照射される。また、画像の読み取り時には、光
源6から照射される光は開口51bを通してアダプタ5
0内に照射される。さらに、アダプタ50は、一対の接
点52を備えている。接点52は、アダプタの種類を示
す信号を出力する。なお、図7に示すアダプタ50は、
図示していないが、カートリッジの蓋及び軸を駆動する
ための機構系を備えている。
【0049】前記したように、図5乃至図7に示すアダ
プタ18,40,50は、シェーディング補正係数を測
定するための開口(31a,41a,51a)とフィル
ム原稿を読み取るための開口(31b,41b,51
b)とを備えている。しかし、本発明はこれに限定され
るものではなく、シェーディング補正係数を測定するた
めの開口とフィルム原稿を読み取るための開口とを、1
つの開口で兼用するように構成しても良い。その場合、
アダプタ18内にはフィルム原稿のストッパを設け、そ
のストッパ位置よりもフィルム原稿が奥に入らないよう
にする。この状態において、開口部が原稿の先端部より
奥に広がる構成をとる。これにより、素通しの開口部が
形成される。この素通しの開口部が、シェーディング補
正係数測定用の開口部として用いられる。また、アダプ
タ40,50においては、シェーディング補正係数測定
時に、読み取り開口からフィルム原稿を取り除くように
する。
【0050】図8は、アダプタ18に装填されるフィル
ムマウント33(フィルム原稿5)の読取範囲を示す。
読取範囲61は、開口31bによって定まり、点線で示
す枠で示される。すなわち、アダプタ18を画像読取装
置100に装着した場合、読取範囲61の外部領域は光
があたらない。読取範囲61の主走査方向の幅は、上記
開口31b(31a)の幅によって定まる。この実施の
形態では、リニアイメージセンサ3の読取サイズ62
は、アダプタ18の開口31a,31bの主走査方向の
幅に設定される。開口31a,31bの主走査方向の幅
は、同一である。アダプタ18の上記開口31a,31
bの幅は、アダプタ40,50の各開口幅のよりも広
い。付言すると、リニアイメージセンサ3の読取サイズ
62は、通常、リニアイメージセンサ3の最大読取幅に
設定される。
【0051】図9は、アダプタ40に装填されるストリ
ップフィルム43(フィルム原稿5)の読取範囲を示
す。読取範囲63は、開口41bによって定まり、点線
で示す枠で示される。すなわち、アダプタ40を画像読
取装置100に装着した場合、読取範囲63の外部領域
は光があたらない。読取範囲63の主走査方向の幅は、
上記開口41b(41a)の幅によって定まる。この実
施の形態では、リニアイメージセンサ3の読取サイズ6
4は、アダプタ40の開口41a,41bの主走査方向
の幅に設定される。開口41a,41bの主走査方向の
幅は、同一である。なお、アダプタ40の読取サイズ6
4は、アダプタ18の読取サイズ62とアダプタ50の
読取サイズ66(後述する図10を参照)の中間のサイ
ズである。
【0052】図10は、アダプタ50に装填されるIX
240フィルム54(フィルム原稿5)の読取範囲を示
す。読取範囲65は、開口51bによって定まり、点線
で示す枠で示される。すなわち、アダプタ50を画像読
取装置100に装着した場合、読取範囲65の外部領域
は光があたらない。読取範囲65の主走査方向の幅は、
上記開口51b(51a)の幅によって定まる。この実
施の形態では、リニアイメージセンサ3の読取サイズ6
6は、アダプタ50の開口51a,51bの主走査方向
の幅に設定される。開口51a,51bの主走査方向の
幅は、同一である。なお、リニアイメージセンサ3の読
取サイズ66は、アダプタ18,40に対する読取サイ
ズ62,64のうち、最も小さい読取サイズとなる。
【0053】ここで、請求項1に記載する第1アダプタ
がアダプタ50であるとすると、請求項1に記載する第
2アダプタはアダプタ18又はアダプタ40となる。な
ぜならば、開口31a,41a,51aの読取サイズ6
2,64,66が上記した大小関係を有するからであ
る。次に、画像読取装置100のCPU1が、画像読取
装置100に装着されているアダプタの種類を識別する
方法について説明する。
【0054】図5に示すように、アダプタ18は一対の
接点32を備えている。アダプタ18の一対の接点32
は、画像読取装置100にアダプタ18が装着されたと
き、画像読取装置100に設けられている一対の接点
(図示せず)と接触する。このとき、アダプタ18の一
対の接点32は、アダプタ18固有の信号パターンを出
力する。CPU1は、前記信号パターンを識別して、現
在装着されているアダプタがフィルムマウント用のアダ
プタ18であると認識する。
【0055】図6においても同様に、アダプタ40は接
点42を備えている。また、図7においても同様に、ア
ダプタ50は接点52を備えている。但し、接点42,
52は、画像読取装置100側の一対の接点(図示せ
ず)と接触したときに、それぞれのアダプタ固有の信号
パターンを出力する。これらの信号パターンは、アダプ
タ18の信号パターンと相違している。したがって、C
PU1は、前記信号パターンを識別して、現在装着され
ているアダプタの種類を認識できる。
【0056】図11は、各アダプタ18,40,50の
一対の接点(32,42,52)から出力される信号パ
ターンの一例を示す。図11から明らかなように、CP
U1は、3種類のアダプタ18,40,50及びアダプ
タのない状態を識別する。この例では、2ビットの信号
があれば良い。なお、アダプタの種類が多い場合は、信
号のビット数が増える。
【0057】次に、画像読取装置100がアダプタ18
を装着している場合、本実施の形態におけるシェーディ
ング補正係数の測定について説明する。この実施の形態
は、請求項1〜3,5,6に記載の発明に相当する。図
12は、フィルムマウント18が装填されていない状態
及びシェーディング補正が掛けられていない状態におい
て、リニアイメージセンサ3(撮像素子)に光を照射し
たときの各画素の出力を示す図である。図12におい
て、横軸はリニアイメージセンサ3の各画素Y0〜Ym
axを示し、縦軸はリニアイメージセンサ3を構成する
各画素の出力を相対値で示している。
【0058】ここで、画素範囲Y1〜Y2は、アダプタ
18が取り付けガタの無い状態で画像読取装置100に
装着された場合、前記アダプタの開口31aを通して光
が入射される画素範囲を示す。したがって、画素範囲Y
1〜Y2は、アダプタ18が取り付けガタの無い状態で
画像読取装置100に装着された場合、シェーディング
補正係数が正確に測定される画素範囲である。
【0059】また、画素範囲Y0〜(Y1−1),(Y
2+1)〜Ymaxは、アダプタ18が取り付けガタの
無い状態で画像読取装置100に装着された場合、アダ
プタ18の存在により遮光される画素範囲である。した
がって、画素範囲Y0〜(Y1−1),(Y2+1)〜
Ymaxは、アダプタ18が取り付けガタの無い状態で
画像読取装置100に装着された場合、シェーディング
補正係数が測定されない画素範囲である。
【0060】しかし、実際にはアダプタの取り付けガタ
が存在するので、シェーディング補正係数が測定される
画素範囲は、画素範囲(Y1+A)〜(Y2+A)とな
る。ここで、値Aは、取り付けガタに相当する画素数で
ある。この値Aは、設計上求めることができる。図13
は、図12に示すリニアイメージセンサ3(撮像素子)
の各画素の出力を画素間で均一にするシェーディング補
正係数を示す図である。画素範囲(Y1+A)〜(Y2
+A)については、シェーディング補正係数が正確に求
められる。
【0061】しかし、画素範囲Y1〜(Y1+A−1)
については、シェーディング補正係数が求められない。
そこで、画素範囲Y1〜(Y1+A−1)のシェーディ
ング補正係数は、画素範囲(Y1+A)〜(Y2+A)
について求められたシェーディング補正係数を用いて推
定される。本実施の形態では、直線補間の手法により推
定している。具体的には、図13に示すように、CPU
1は、画素(Y1+A)のシェーディング補正係数を示
す点と画素(Y1+A+B)のシェーディング補正係数
を示す点とを結ぶ直線を求める。次に、CPU1は、前
記直線を延長する直線データ(図中、点線で示す)を求
め、Y1〜(Y1+A−1)の範囲を直線補間する。
【0062】ここで、前記Bの値は、図12において、
画素(Y1+A)を基準にして、リニアイメージセンサ
3の画素間の出力が大きく変化しない範囲の値とする。
言い方を変えると、前記した直線補間が意味を持つよう
な値にする。前記画素間の出力が大きく変化しない範囲
は、通常、光学系のムラの状態やリニアイメージセンサ
3の感度ムラの状況により異なる。しかし、一般的に
は、前記範囲が数十画素程度ならば、ムラが急激に変化
することはない。したがって、前記範囲は、数十画素程
度の値にするのが好ましい。
【0063】本実施の形態においては、CPU1が、シ
ェーディング補正係数を直線補間する。しかし、本発明
はこれに限定されるものではない。例えば、CPU1
は、シェーディング補正係数を作成する前に、リニアイ
メージセンサ3から出力される画像信号を直線補間し、
リニアイメージセンサ3から出力される画像信号につい
て補正係数を求めても良い。
【0064】また、CPU1は、シェーディング補正係
数の直線補間ではなく、ある関数でシェーディング補正
係数を近似して、シェーディング補正係数を補間するよ
うにしても良い。同様に、CPU1は、リニアイメージ
センサ3から出力される画像信号をある関数で近似し
て、リニアイメージセンサ3から出力される画像信号に
ついて補正係数を求めても良い。
【0065】本実施の形態のように補正係数を補間する
と、ムラの状態を推定して補正が掛けられる。したがっ
て、補正の精度が高くなる。その結果、従来技術と比較
して、画質が劣化することを有効に防止できる。なお、
前記実施の形態において、請求項1に記載する第1受光
領域は、画素範囲(Y1+A)〜(Y2+A)に相当す
る。また、請求項2に記載する第2受光領域は、画素範
囲Y1〜(Y1+A−1)に相当する。
【0066】図14は、本発明の他の実施の形態を示す
説明図である。この実施の形態は、前記した請求項4に
記載の発明に相当する。図14の(A)は、遮光マスク
68a,68bが解放位置にある状態を示す。図14の
(B)は、遮光マスク68a,68bが遮光位置にある
状態を示す。図14の(B)では、遮光マスク68a,
68bは、リニアイメージセンサ3(撮像素子)の受光
部の前に配置されている。そのため、リニアイメージセ
ンサ3の遮光部分は、外部からの光が到達しない。
【0067】ホストコンピュータ101により35mm
フィルム装填が指示された場合、CPU1は遮光マスク
68a,68bが解放位置にあるか否かをチェックす
る。遮光マスク68a,68bが図14の(A)の如く
既に解放位置にある場合は、その状態を維持する。遮光
マスク68a,68bが図14の(B)のような遮光位
置の場合は、CPU1は、図示しないマスク移動機構に
マスク解放移動を命令する。マスク移動機構は、遮光マ
スク68a,68bを図14の(A)のような解放位置
に移動する。
【0068】この状態において、CPU1は、リニアイ
メージセンサ3(撮像素子)全画素の出力に基づいて、
リニアイメージセンサ3(撮像素子)全画素分のシェー
ディング補正係数を演算する。ホストコンピュータ10
1によりIX240フィルム装填が指示された場合、C
PU1は、遮光マスク68a,68bが遮光位置にある
か否かをチェックする。遮光マスク68a,68bが図
14の(B)に示すような遮光位置にある場合は、その
状態を維持する。遮光マスク68a,68bが図14の
(A)に示すような解放位置にある場合は、CPU1
は、マスク移動機構にマスク遮光移動を命令する。マス
ク移動機構は、遮光マスク68a,68bを図14の
(B)のような遮光位置に移動する。
【0069】この状態において、CPU1は、第1領域
のシェーディング補正係数と第2領域のシェーディング
補正係数を求める。第2領域のシェーディング補正係数
は、前記したように、CPU1が第1領域のシェーディ
ング補正係数に基づいて直線補間することにより求め
る。また、CPU1は、リニアイメージセンサ3が出力
する第1領域の画像信号に基づいて直線補間し、リニア
イメージセンサ3が出力する第2領域の画像信号の補正
係数を求めても良い。また、CPU1は、シェーディン
グ補正係数の直線補間ではなく、ある関数で第1領域の
シェーディング補正係数を近似して、第2領域のシェー
ディング補正係数を求めても良い。同様に、CPU1
は、リニアイメージセンサ3から出力される第1領域の
画像信号をある関数で近似し、リニアイメージセンサ3
から出力される第2領域の画像信号の補正係数を求めて
も良い。
【0070】なお、図14の(B)の場合、遮光マスク
68a,68bの位置は機械的なガタにより、位置がず
れる場合がある。そのため、設計上遮光マスク68a,
68bが最も内側に位置する状態において、リニアイメ
ージセンサ3が遮光される位置よりも内側に、リニアイ
メージセンサ3の第1領域は設定される。したがって、
第1領域は遮光マスク68a,68bの移動ガタによら
ず受光可能な領域である。
【0071】なお、遮光マスク68a,68bはアダプ
タのフィルム原稿用の開口(図5〜図7の31b,41
b,51b参照)及びシェーデング補正係数測定用の開
口(図5〜図7の31a,41a,51a,51b参
照)を遮光可能に配置しても良い。この場合、IX24
0フィルムが装填されたとき、図14の(B)に示すリ
ニアイメージセンサ3が遮光されるように、遮光マスク
68a,68bが配置されれば良い。
【0072】なお、前記した実施の形態においては、C
PU1の制御プログラムは、画像読取装置100のバッ
ファメモリ13内に格納されている。また、CPU1が
画像読取及びシェーディング補正係数の測定を制御して
いる。しかし、本発明はこれに限定されるものではな
く、次のように画像読取システムを構成しても良い。す
なわち、画像読取装置100のCPU1の代わりに、ホ
ストコンピュータ101のCPU71を用いても良い。
また、画像読取装置100のバッファメモリ13の代わ
りに、ホストコンピュータ101内のハードディスクド
ライブ73又はメモリ72を用いても良い。この場合、
ハードディスクドライブ73は、前記した各種の処理を
実行するプログラムを格納している。そして、CPU7
1は、上記プログラムをハードディスクドライブ73か
ら読み出して、メモリ72に格納する。これによって、
ホストコンピュータ101のCPU71は、上記プログ
ラムの実行が可能となる。
【0073】なお、ハードディスクドライブ73に格納
するプログラムは、予めホストコンピュータ101にセ
ットアップ可能な様に、CD−ROM75などの記憶媒
体に格納する。
【0074】
【発明の効果】請求項1記載の画像読取装置によれば、
第2シェーディング補正係数が、正確に求められている
第1シェーディング補正係数を用いて求められる。した
がって、第2シェーディング補正係数は、精度の高いシ
ェーディング補正係数となり、従来技術と比較して、画
像の縁の部分の画質が低下することを有効に防止する。
【0075】請求項2記載の画像読取装置によれば、第
2シェーディング補正係数が、正確に求められた第1シ
ェーディング補正係数の直線補間によって求められる。
したがって、第2シェーディング補正係数は、直線補間
により、精度の高いシェーディング補正係数になる。そ
のため、従来技術と比較して、画像の縁の部分の画質が
低下することを有効に防止することができる。
【0076】請求項3記載の画像読取装置によれば、第
1シェーディング補正係数演算手段は、第1シェーディ
ング補正係数を必ず求めることが可能になる。請求項4
記載の画像読取装置によれば、第2シェーディング補正
係数を求める光電変換手段の画素範囲を変更することが
可能になる。例えば、フィルム形態に合わせて、第2シ
ェーディング補正係数を求める光電変換手段の画素範囲
を変更することができる。
【0077】請求項5記載の発明によれば、請求項1記
載の画像読取装置に対応する制御手順を記憶する記憶媒
体を提供できる。請求項6記載の発明によれば、請求項
2記載の画像読取装置に対応する制御手順を記憶する記
憶媒体を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像読取装置が適用される画像読取シ
ステムを示すブロック図。
【図2】ホストコンピュータ内部の一例を示すブロック
図。
【図3】画像読取装置の主な構成を示す図。
【図4】図3に示すフィルムマウントを示す平面図。
【図5】フィルムマウントを装填するアダプタの外観
図。
【図6】ストリップフィルムを装填するアダプタの外観
図。
【図7】IX240カートリッジを装填するアダプタの
外観図。
【図8】アダプタに装填されるフィルムマウント(フィ
ルム原稿)の読取範囲を示す図。
【図9】アダプタに装填されるストリップフィルム(フ
ィルム原稿)の読取範囲を示す図。
【図10】アダプタに装填されるIX240フィルム
(フィルム原稿)の読取範囲を示す図。
【図11】アダプタの接点から出力される信号パターン
の一例を示す。
【図12】フィルムマウントが装填されていない状態及
びシェーディング補正が掛けられていない状態におい
て、リニアイメージセンサ(撮像素子)に光を照射した
ときの各画素の出力を示す図。
【図13】リニアイメージセンサ(撮像素子)の各画素
の出力を画素間で均一にするシェーディング補正係数を
示す図。
【図14】図14の(A)は、遮光マスクが解放位置に
ある状態を示し、図14の(B)は、遮光マスクが遮光
位置にある状態を示す説明図。
【図15】フィルム原稿が装着されていない状態及びシ
ェーディング補正が掛けられていない状態において、撮
像素子の各画素出力の一例を示す図。
【図16】図15に示す撮像素子の各画素の出力を画素
間で均一にするシェーディング補正係数の一例を示す
図。
【図17】アダプタが装着され、かつフィルム原稿が装
填されていない状態及びシェーディング補正が掛けられ
ていない状態において、撮像素子に光を照射したときの
各画素の出力の一例を示す図。
【図18】図17に示す撮像素子の各画素の出力を画素
間で均一にするシェーディング補正係数を示す図。
【符号の説明】
1 CPU 2 ステッピングモータ駆動回路 3 リニアイメージセンサ 4 ステッピングモータ 5 フィルム原稿 6 光源 7 投影光学系 8 照明駆動回路 9 A/Dコンバータ 10 照明ミラー 11 投影ミラー 12 アナログ処理回路 13 バッファメモリ 15 インタフェースコントローラ 16 部材 17 送りネジ 18 アダプタ 19 原稿保持台 20 フィルムマウント 31a,31b,41a,41b,51a,51b 開
口 32,42,52 接点 33 フィルムマウント 40 アダプタ 43 ストリップフィルム 50 アダプタ 53 カートリッジ 54 IX240フィルム 61,63,65 読取範囲 62,64,66 読取サイズ 68a,68b 遮光マスク 71 CPU 72 メモリ 73 ハードディスクドライブ 74 CD−ROMドライブ 75 CD−ROM 100 画像読取装置 101 ホストコンピュータ 102 モニタ 103,104 操作部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム原稿を保持するフィルム保持手
    段と、 前記フィルム保持手段に形成されるシェーディング補正
    係数測定用開口部と、 光を発する照明手段と、 第1受光領域と前記第1受光領域の外側の第2受光領域
    を有し、受光した光を複数の画素により光電変換し、前
    記第1受光領域に対応する第1画像信号と、前記第2受
    光領域に対応する第2画像信号とを出力する光電変換手
    段と、 前記シェーディング補正係数測定用開口部を通して前記
    照明手段からの光を受光した時に前記光電変換手段が出
    力する前記第1画像信号に基づいて、前記第1画像信号
    に対するシェーディング補正係数である第1シェーディ
    ング補正係数を演算する第1シェーディング補正係数演
    算手段と、 前記第1シェーディング補正係数に基づいて、前記第2
    画像信号に対するシェーディング補正係数である第2シ
    ェーディング補正係数を演算する第2シェーディング補
    正係数演算手段とを有することを特徴とする画像読取装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像読取装置において、 前記第1シェーディング補正係数は、前記第1受光領域
    の2箇所の画素のそれぞれに対応する2つの値を有して
    おり、 前記第2シェーディング補正係数演算手段は、前記第1
    シェーディング補正係数の前記2つの値に基づいて直線
    補間することにより、前記第2シェーディング補正係数
    を求めることを特徴とする画像読取装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の画像読取装置において、 前記フィルム保持手段は、フィルム原稿を挟持するアダ
    プタと、前記アダプタを着脱可能に保持するアダプタ保
    持手段とからなり、 前記第1受光領域は、前記アダプタの前記アダプタ保持
    手段への取付けガタによらず、受光可能な領域であるこ
    とを特徴とする画像読取装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の画像読取装置において、 前記光電変換手段の外側を遮光する遮光手段と、 前記遮光手段を移動することにより、前記光電変換手段
    の遮光と非遮光とを切り換える切替手段とを更に有し、 前記第1受光領域は、前記遮光手段の移動ガタによら
    ず、受光可能な領域であることを特徴とする画像読取装
    置。
  5. 【請求項5】 フィルム原稿を保持するフィルム保持手
    段と、 前記フィルム保持手段に形成されるシェーディング補正
    係数測定用開口部と、 光を発する照明手段と、 第1受光領域と前記第1受光領域の外側の第2受光領域
    を有し、受光した光を複数の画素により光電変換し、前
    記第1受光領域に対応する第1画像信号と、前記第2受
    光領域に対応する第2画像信号とを出力する光電変換手
    段とを有する画像読取装置に対する制御手順を記憶する
    記憶媒体において、 前記制御手順は、 前記シェーディング補正係数測定用開口部を通して前記
    照明手段からの光を受光した時に前記光電変換手段が出
    力する前記第1画像信号に基づいて、前記第1画像信号
    に対するシェーディング補正係数である第1シェーディ
    ング補正係数を演算する第1シェーディング補正係数演
    算手順と、 前記第1シェーディング補正係数に基づいて、前記第2
    画像信号に対するシェーディング補正係数である第2シ
    ェーディング補正係数を演算する第2シェーディング補
    正係数演算手順とを含むことを特徴とする画像読取装置
    に対する制御手順を記憶する記憶媒体。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の画像読取装置において、 前記第1シェーディング補正係数は、前記第1受光領域
    の2箇所の画素のそれぞれに対応する2つの値を有して
    おり、 前記第2シェーディング補正係数演算手順は、前記第1
    シェーディング補正係数の前記2つの値に基づいて直線
    補間することにより、前記第2シェーディング補正係数
    を求める手順であることを特徴とする画像読取装置に対
    する制御手順を記憶する記憶媒体。
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