JPH11252225A - 移動体通信端末 - Google Patents
移動体通信端末Info
- Publication number
- JPH11252225A JPH11252225A JP10048427A JP4842798A JPH11252225A JP H11252225 A JPH11252225 A JP H11252225A JP 10048427 A JP10048427 A JP 10048427A JP 4842798 A JP4842798 A JP 4842798A JP H11252225 A JPH11252225 A JP H11252225A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- mobile communication
- communication terminal
- front case
- rear case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
- Transceivers (AREA)
- Structure Of Receivers (AREA)
- Telephone Set Structure (AREA)
- Transmitters (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 グリップ感を向上させて滑りを防止し、ケー
ス本体の強度を向上させる低コストの携帯端末機のグリ
ップ構造を提供する。 【解決手段】 ケース内側の両側面19にツメ部18を
容易に形成するための穴17を穿設したフロントケース
10を設け、フロントケース10のツメ部18と係合す
る係合部22を形成したリアケース20を備え、フロン
トケース10の両側面19の穴17に装着する軟質のウ
レタン樹脂により形成されたポッティングシート1を設
ける。ポッティングシート1は、基板の一方の面に両面
テープを貼り付け、他方の面に軟質のウレタン樹脂を滴
下させて形成し、この基板にはウレタン樹脂を滴下する
前に文字または図形を予め印刷処理する。
ス本体の強度を向上させる低コストの携帯端末機のグリ
ップ構造を提供する。 【解決手段】 ケース内側の両側面19にツメ部18を
容易に形成するための穴17を穿設したフロントケース
10を設け、フロントケース10のツメ部18と係合す
る係合部22を形成したリアケース20を備え、フロン
トケース10の両側面19の穴17に装着する軟質のウ
レタン樹脂により形成されたポッティングシート1を設
ける。ポッティングシート1は、基板の一方の面に両面
テープを貼り付け、他方の面に軟質のウレタン樹脂を滴
下させて形成し、この基板にはウレタン樹脂を滴下する
前に文字または図形を予め印刷処理する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動体通信端末に係
り、より詳細には、PHS、携帯電話機などの移動体通
信端末においてケース本体を把持する両側面の構造に関
する。
り、より詳細には、PHS、携帯電話機などの移動体通
信端末においてケース本体を把持する両側面の構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、PHSまたは携帯電話機などの移
動体通信端末は、使用者が携帯するのに好適な種々のケ
ース形状を備えており、使用上および外観上、優れたケ
ース形状に形成することが要求される。従来、移動体通
信端末のケース本体は、ABS樹脂などのプラスチック
樹脂からなるフロントケースおよびリアケースをお互い
に嵌合することで形成していた。このケース本体は、使
用者が把持するグリップ感を向上させるため、外側面に
略球形状の曲面になるように形成している。
動体通信端末は、使用者が携帯するのに好適な種々のケ
ース形状を備えており、使用上および外観上、優れたケ
ース形状に形成することが要求される。従来、移動体通
信端末のケース本体は、ABS樹脂などのプラスチック
樹脂からなるフロントケースおよびリアケースをお互い
に嵌合することで形成していた。このケース本体は、使
用者が把持するグリップ感を向上させるため、外側面に
略球形状の曲面になるように形成している。
【0003】図5は、このような従来の移動体通信端末
である携帯電話機を示す側面図である。また、図6は、
図5に示した携帯電話機のケース嵌合構造を示す斜視図
である。図5に示すように、従来の移動体通信端末であ
る携帯電話機は、使用者が把持する外側面のグリップ感
を向上させる略球形状の曲面を備えたリアケース60
と、液晶表示部52、操作キー54などを表面に配設し
たフロントケース50とを備えている。
である携帯電話機を示す側面図である。また、図6は、
図5に示した携帯電話機のケース嵌合構造を示す斜視図
である。図5に示すように、従来の移動体通信端末であ
る携帯電話機は、使用者が把持する外側面のグリップ感
を向上させる略球形状の曲面を備えたリアケース60
と、液晶表示部52、操作キー54などを表面に配設し
たフロントケース50とを備えている。
【0004】ここで、リアケース60は、バッテリを収
納するバッテリ部64を設けてあり、このバッテリ部6
4はリアケース60と同様に使用者が把持するグリップ
感を向上させるため、外側面に略球形状の曲面になるよ
うに形成している。また、フロントケース50には、液
晶による液晶表示部52が設けてあるとともに、この液
晶表示部52の近傍には操作キー54を配設している。
納するバッテリ部64を設けてあり、このバッテリ部6
4はリアケース60と同様に使用者が把持するグリップ
感を向上させるため、外側面に略球形状の曲面になるよ
うに形成している。また、フロントケース50には、液
晶による液晶表示部52が設けてあるとともに、この液
晶表示部52の近傍には操作キー54を配設している。
【0005】このように形成されたフロントケース50
およびリアケース60は、お互いに当接するように嵌合
することで移動体通信端末のケース本体を形成してい
る。図6に示すように、このフロントケース50とリア
ケース60とを嵌合する際、ケースが容易に外れないよ
うにするためツメ部58と係合部62とが形成されてい
る。ここで、ツメ部58は、フロントケース50内側の
両側面に設けられ、内側方向に突出するように形成され
ている。また係合部62は、リアケース60の両側面の
縁から延長するように形成されている。この延長された
係合部62には、貫通する開口部63が形成されてい
る。
およびリアケース60は、お互いに当接するように嵌合
することで移動体通信端末のケース本体を形成してい
る。図6に示すように、このフロントケース50とリア
ケース60とを嵌合する際、ケースが容易に外れないよ
うにするためツメ部58と係合部62とが形成されてい
る。ここで、ツメ部58は、フロントケース50内側の
両側面に設けられ、内側方向に突出するように形成され
ている。また係合部62は、リアケース60の両側面の
縁から延長するように形成されている。この延長された
係合部62には、貫通する開口部63が形成されてい
る。
【0006】このように形成されたフロントケース50
とリアケース60とを嵌合する場合、まず、図6に示す
ようにリアケース60の係合部62と、フロントケース
50のツメ部58とを合わせてケースを嵌合する。すな
わち、フロントケース50のツメ部58にリアケース6
0の係合部62を当接させる。次に、ツメ部58と係合
部62とが当接した状態で、リアケース60とフロント
ケース50とをさらに押圧を加えて嵌合する。これによ
りリアケース60の係合部62は、ツメ部58によりケ
ースの内側に押されることで付勢されながらフロントケ
ース50に嵌合される。フロントケース50とリアケー
ス60とが嵌合してお互いに当接すると、これと同時に
ツメ部58が係合部62の開口部63に係合して、フロ
ントケース50とリアケース60との嵌合が外れなくな
る。
とリアケース60とを嵌合する場合、まず、図6に示す
ようにリアケース60の係合部62と、フロントケース
50のツメ部58とを合わせてケースを嵌合する。すな
わち、フロントケース50のツメ部58にリアケース6
0の係合部62を当接させる。次に、ツメ部58と係合
部62とが当接した状態で、リアケース60とフロント
ケース50とをさらに押圧を加えて嵌合する。これによ
りリアケース60の係合部62は、ツメ部58によりケ
ースの内側に押されることで付勢されながらフロントケ
ース50に嵌合される。フロントケース50とリアケー
ス60とが嵌合してお互いに当接すると、これと同時に
ツメ部58が係合部62の開口部63に係合して、フロ
ントケース50とリアケース60との嵌合が外れなくな
る。
【0007】図7は、このように嵌合したときの図6に
示したB−B線の断面を示す断面図である。図7に示す
ように、フロントケース50とリアケース60とが嵌合
すると、フロントケース50のツメ部58がリアケース
60の係合部62に設けた開口部63に係合してケース
の嵌合が外れなくなる。このツメ部58と係合部62と
の係合は、フロントケース50およびリアケース60の
ケース内部で行われる。このように、ケース外側は使用
者のグリップ感を向上させる形状に形成するため、ツメ
部58と係合部62とはケースの内側に形成されてい
る。
示したB−B線の断面を示す断面図である。図7に示す
ように、フロントケース50とリアケース60とが嵌合
すると、フロントケース50のツメ部58がリアケース
60の係合部62に設けた開口部63に係合してケース
の嵌合が外れなくなる。このツメ部58と係合部62と
の係合は、フロントケース50およびリアケース60の
ケース内部で行われる。このように、ケース外側は使用
者のグリップ感を向上させる形状に形成するため、ツメ
部58と係合部62とはケースの内側に形成されてい
る。
【0008】ここで、プラスチック樹脂により射出成形
するフロントケース50の製造方法を説明する。図8
は、図7に示したツメ部58を有したフロントケース5
0を形成する金型構造を示す断面図である。図8に示す
ように、フロントケース50をプラスチック樹脂により
形成する金型は、フロントケース50の外側を形成する
キャビ金型80と、フロントケース50の内側を形成す
るためのコア金型70とにより形成されている。
するフロントケース50の製造方法を説明する。図8
は、図7に示したツメ部58を有したフロントケース5
0を形成する金型構造を示す断面図である。図8に示す
ように、フロントケース50をプラスチック樹脂により
形成する金型は、フロントケース50の外側を形成する
キャビ金型80と、フロントケース50の内側を形成す
るためのコア金型70とにより形成されている。
【0009】ここで、キャビ金型80は、フロントケー
ス50の外側に使用者のグリップ感を向上させるために
内側が略球形状の曲面となっている。一方、コア金型7
0は、内部にツメ部58などを形成するための内スライ
ド、傾斜ピン(図示せず)などが形成されている。ここ
で、フロントケース50は、内側にツメ部58を形成し
なければならい。従って、コア金型70の内部には、ツ
メ部58の形状が形成された左右にスライドするコアス
ライド72を2箇所に設けなくてはならない。このコア
スライド72は、コア金型70とキャビ金型80とが開
く際に、傾斜ピンにより外側から内側にスライドする。
これによりフロントケース50の内側には、ツメ部58
が形成される。
ス50の外側に使用者のグリップ感を向上させるために
内側が略球形状の曲面となっている。一方、コア金型7
0は、内部にツメ部58などを形成するための内スライ
ド、傾斜ピン(図示せず)などが形成されている。ここ
で、フロントケース50は、内側にツメ部58を形成し
なければならい。従って、コア金型70の内部には、ツ
メ部58の形状が形成された左右にスライドするコアス
ライド72を2箇所に設けなくてはならない。このコア
スライド72は、コア金型70とキャビ金型80とが開
く際に、傾斜ピンにより外側から内側にスライドする。
これによりフロントケース50の内側には、ツメ部58
が形成される。
【0010】このように従来の移動体通信端末は、ケー
ス内部に嵌合のためのツメ部58と係合部62とを設
け、フロントケース50およびリアケース60のケース
外部に略球形状の曲面を形成することによりケースを把
持する際の使用者のグリップ感を向上させていた。
ス内部に嵌合のためのツメ部58と係合部62とを設
け、フロントケース50およびリアケース60のケース
外部に略球形状の曲面を形成することによりケースを把
持する際の使用者のグリップ感を向上させていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
移動体通信端末は、ケース本体を把持した際に、滑り易
く、特にフロントケース、リアケースの当接部、すなわ
ち、移動体通信端末の側面部には、何ら落下による破損
防止構造はとれておらず、落とした時にケースが割れて
しまう不具合があった。また、ケースにグリップ感を向
上させる凹凸を設けるには、ケースのひけ、バリなどの
条件により形状が制限されるとともに、別にスライドを
設けると金型のコストが高くなる不具合があった。ま
た、フロントケースとリアケースとを嵌合させるツメ部
の金型構造においてコア金型の内側に設けたコアスライ
ドや、傾斜ピンなどが多くなると金型が複雑になり、結
果的に金型のコストが高くなる不具合があった。本発明
は、このような従来技術の課題を解決し、グリップ感を
向上することで滑りを防止し、ケース本体の強度を向上
させる低コストの移動体通信端末を提供することを目的
とする。
移動体通信端末は、ケース本体を把持した際に、滑り易
く、特にフロントケース、リアケースの当接部、すなわ
ち、移動体通信端末の側面部には、何ら落下による破損
防止構造はとれておらず、落とした時にケースが割れて
しまう不具合があった。また、ケースにグリップ感を向
上させる凹凸を設けるには、ケースのひけ、バリなどの
条件により形状が制限されるとともに、別にスライドを
設けると金型のコストが高くなる不具合があった。ま
た、フロントケースとリアケースとを嵌合させるツメ部
の金型構造においてコア金型の内側に設けたコアスライ
ドや、傾斜ピンなどが多くなると金型が複雑になり、結
果的に金型のコストが高くなる不具合があった。本発明
は、このような従来技術の課題を解決し、グリップ感を
向上することで滑りを防止し、ケース本体の強度を向上
させる低コストの移動体通信端末を提供することを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、フロントケースとリアケースとを嵌合し
てなるケース本体を有した移動体通信端末にフロントケ
ースまたはリアケースのいずれか一方の両側面に細長状
の軟質樹脂部材を装着する。ここで、フロントケースま
たはリアケースのいずれか一方のケースには、両側面に
開口する穴を設け、この穴を隠すように軟質樹脂部材を
装着する。また、軟質樹脂部材はケース本体の滑止めで
あるとともに衝撃吸収部材であり、かつ印刷処理を施し
た化粧機能を兼ねている。軟質樹脂部材は細長状に延在
する一部部位の幅を広くしてケース本体の部分的な強度
を向上させる。また、軟質部材は、ウレタン樹脂からな
るポッテングシートで形成する。
決するために、フロントケースとリアケースとを嵌合し
てなるケース本体を有した移動体通信端末にフロントケ
ースまたはリアケースのいずれか一方の両側面に細長状
の軟質樹脂部材を装着する。ここで、フロントケースま
たはリアケースのいずれか一方のケースには、両側面に
開口する穴を設け、この穴を隠すように軟質樹脂部材を
装着する。また、軟質樹脂部材はケース本体の滑止めで
あるとともに衝撃吸収部材であり、かつ印刷処理を施し
た化粧機能を兼ねている。軟質樹脂部材は細長状に延在
する一部部位の幅を広くしてケース本体の部分的な強度
を向上させる。また、軟質部材は、ウレタン樹脂からな
るポッテングシートで形成する。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して本発明
による移動体通信端末の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、携帯電話機に適用した本発明による移動体通信
端末の実施の形態を示す斜視図である。また、図2は、
図1に示したポッティングシート1の製造方法を示した
側面図である。
による移動体通信端末の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、携帯電話機に適用した本発明による移動体通信
端末の実施の形態を示す斜視図である。また、図2は、
図1に示したポッティングシート1の製造方法を示した
側面図である。
【0014】図1に示すように、携帯電話機に適用した
本発明による移動体通信端末の実施の形態は、ケースの
表面に液晶表示部12、操作キー14、およびスピーカ
開口部16などを配設したフロントケース10と、この
フロントケース10の両側面に装着する軟質の樹脂から
なるポッティングシート1と、ケース外側面に使用者の
グリップ感を向上させるよう略球形状の曲面を形成した
リアケース20とを備えている。
本発明による移動体通信端末の実施の形態は、ケースの
表面に液晶表示部12、操作キー14、およびスピーカ
開口部16などを配設したフロントケース10と、この
フロントケース10の両側面に装着する軟質の樹脂から
なるポッティングシート1と、ケース外側面に使用者の
グリップ感を向上させるよう略球形状の曲面を形成した
リアケース20とを備えている。
【0015】ここで、リアケース20には、ケース表面
(図示せず)を使用者が把持した際のグリップ感を向上
させるために、略球形状の曲面が形成されている。この
リアケース20のケース表面には、バッテリ(図示せ
ず)を収納する凹部を形成したバッテリ部24が設けて
ある。このバッテリ部24の凹部は、バッテリ蓋(図示
せず)により封止されている。バッテリ蓋には、リアケ
ース20の表面と同様に略球形状の曲面が形成されてい
る。
(図示せず)を使用者が把持した際のグリップ感を向上
させるために、略球形状の曲面が形成されている。この
リアケース20のケース表面には、バッテリ(図示せ
ず)を収納する凹部を形成したバッテリ部24が設けて
ある。このバッテリ部24の凹部は、バッテリ蓋(図示
せず)により封止されている。バッテリ蓋には、リアケ
ース20の表面と同様に略球形状の曲面が形成されてい
る。
【0016】また、フロントケース10には、表面に液
晶による液晶表示部12と、この液晶表示部12の近傍
に設けた操作キー14と、音声を出力するスピーカ開口
部16とが各々配設されている。このフロントケース1
0の両側面19には、軟質のウレタン樹脂からなるポッ
ティングシート1が装着される。
晶による液晶表示部12と、この液晶表示部12の近傍
に設けた操作キー14と、音声を出力するスピーカ開口
部16とが各々配設されている。このフロントケース1
0の両側面19には、軟質のウレタン樹脂からなるポッ
ティングシート1が装着される。
【0017】ポッティングシート1は、フロントケース
10の両側面19に装着されるように細長状の形状に形
成されている。このポッティングシート1は、液晶表示
部12の部分では幅を広く設けてある。これにより液晶
表示部12の内部電気回路(図示せず)を保護すること
ができる。
10の両側面19に装着されるように細長状の形状に形
成されている。このポッティングシート1は、液晶表示
部12の部分では幅を広く設けてある。これにより液晶
表示部12の内部電気回路(図示せず)を保護すること
ができる。
【0018】このようなポッティングシート1は、次の
ような方法により形成される。まず、図2に示すように
軟質のウレタン樹脂6を所定の量だけ供給する供給部8
を備えたウレタン供給装置(図示せず)を設ける。次
に、基板2に両面テープ4を貼り付け、この両面テープ
4を貼り付けた基板2の裏面を供給部8の下部に位置さ
せて設置する。基板2を所定の位置に設置すると、供給
部8により所定の量のウレタン樹脂6を滴下させる。こ
れにより基板2の一面には、表面張力による曲面が形成
される。
ような方法により形成される。まず、図2に示すように
軟質のウレタン樹脂6を所定の量だけ供給する供給部8
を備えたウレタン供給装置(図示せず)を設ける。次
に、基板2に両面テープ4を貼り付け、この両面テープ
4を貼り付けた基板2の裏面を供給部8の下部に位置さ
せて設置する。基板2を所定の位置に設置すると、供給
部8により所定の量のウレタン樹脂6を滴下させる。こ
れにより基板2の一面には、表面張力による曲面が形成
される。
【0019】ここで、基板2には、ウレタン樹脂6が滴
下される一面に予め他の工程により図形または文字など
を印刷しておく。これにより、フロントケース10に装
着した際に、ポッティングシート1による化粧板の効果
を得ることができる。
下される一面に予め他の工程により図形または文字など
を印刷しておく。これにより、フロントケース10に装
着した際に、ポッティングシート1による化粧板の効果
を得ることができる。
【0020】再び図1を参照して、フロントケース10
とリアケース20とは、嵌合した際にケースが容易に外
れないようにツメ部18と係合部22とが形成されてい
る。このツメ部18は、フロントケース10の側面19
を貫通する穴17が位置する近傍のケース内側に設けて
ある。またツメ部18は、ケースの内側方向に突出する
ように形成されている。
とリアケース20とは、嵌合した際にケースが容易に外
れないようにツメ部18と係合部22とが形成されてい
る。このツメ部18は、フロントケース10の側面19
を貫通する穴17が位置する近傍のケース内側に設けて
ある。またツメ部18は、ケースの内側方向に突出する
ように形成されている。
【0021】また、係合部22は、リアケース20の両
側面の縁から延長するように形成されている。この延長
した係合部22には、中央部に開口した開口部23が設
けてある。このように形成されたフロントケース10と
リアケース20とを嵌合する場合、まず、図1に示すよ
うに、リアケース20の係合部22とフロントケース1
0のツメ部18とを合わせてケースを嵌合する。このよ
うにフロントケース10のツメ部18にリアケース20
の係合部22を当接させる。
側面の縁から延長するように形成されている。この延長
した係合部22には、中央部に開口した開口部23が設
けてある。このように形成されたフロントケース10と
リアケース20とを嵌合する場合、まず、図1に示すよ
うに、リアケース20の係合部22とフロントケース1
0のツメ部18とを合わせてケースを嵌合する。このよ
うにフロントケース10のツメ部18にリアケース20
の係合部22を当接させる。
【0022】次に、ツメ部18と係合部20とが当接し
た状態で、リアケース20とフロントケース20とをさ
らに押圧を加えて嵌合する。これによりリアケース20
の係合部22は、ツメ部18によりケースの内側に押さ
れ、付勢されながらフロントケース10と嵌合する。フ
ロントケース10とリアケース20とが嵌合してお互い
に当接すると、これと同時にツメ部18が係合部22の
開口部23に係合してフロントケース10とリアケース
20との嵌合が外れなくなる。
た状態で、リアケース20とフロントケース20とをさ
らに押圧を加えて嵌合する。これによりリアケース20
の係合部22は、ツメ部18によりケースの内側に押さ
れ、付勢されながらフロントケース10と嵌合する。フ
ロントケース10とリアケース20とが嵌合してお互い
に当接すると、これと同時にツメ部18が係合部22の
開口部23に係合してフロントケース10とリアケース
20との嵌合が外れなくなる。
【0023】図3は、このように嵌合したときの図1に
示したA−A線の断面を示す断面図である。図3に示す
ように、フロントケース10とリアケース20とが嵌合
すると、フロントケース10のツメ部18がリアケース
20の係合部22に設けた開口部23と係合してケース
の嵌合が外れなくなる。このツメ部18と係合部22と
の係合は、フロントケース10およびリアケース20の
ケース内部で行われる。また、図1に示したように、フ
ロントケース10の両側面19には、穴17などの凹凸
を形成した表面にポッティングシート1を装着している
ため、使用者のグリップ感を向上させるとともに、ケー
ス側面に形成された凹凸の目かくし作用を兼ね、かつ予
め図形や文字などを印刷して形成されたポッティングシ
ート1を用いれば、化粧効果も高めることができる。
示したA−A線の断面を示す断面図である。図3に示す
ように、フロントケース10とリアケース20とが嵌合
すると、フロントケース10のツメ部18がリアケース
20の係合部22に設けた開口部23と係合してケース
の嵌合が外れなくなる。このツメ部18と係合部22と
の係合は、フロントケース10およびリアケース20の
ケース内部で行われる。また、図1に示したように、フ
ロントケース10の両側面19には、穴17などの凹凸
を形成した表面にポッティングシート1を装着している
ため、使用者のグリップ感を向上させるとともに、ケー
ス側面に形成された凹凸の目かくし作用を兼ね、かつ予
め図形や文字などを印刷して形成されたポッティングシ
ート1を用いれば、化粧効果も高めることができる。
【0024】ここで、プラスチック樹脂により射出成形
するフロントケース10の製造方法を詳細に説明する。
図4は、図3に示したツメ部18を備えたフロントケー
ス10を形成する金型構造を示す断面図である。図4に
示すように、フロントケース10をプラスチック樹脂に
より形成する金型は、フロントケースの外側を形成する
キャビ金型40と、フロントケース10の内側を形成す
るためのコア金型30とにより形成されている。
するフロントケース10の製造方法を詳細に説明する。
図4は、図3に示したツメ部18を備えたフロントケー
ス10を形成する金型構造を示す断面図である。図4に
示すように、フロントケース10をプラスチック樹脂に
より形成する金型は、フロントケースの外側を形成する
キャビ金型40と、フロントケース10の内側を形成す
るためのコア金型30とにより形成されている。
【0025】ここで、キャビ金型40には、フロントケ
ース10の外側に使用者のグリップ感を向上させるため
に略球形状の曲面を形成している。しかし、本実施の形
態では、ポッティングシート1を装着するため、フロン
トケース10の側面には、穴17を穿設することができ
る。従って、ツメ部18を形成する金型は、キャビ金型
40の側面から突き出すキャビスライド42を設けるだ
けの簡単な構造で形成することができる。一方、コア金
型30は、図8に示した従来の金型のようにコア金型の
内部で左右にスライドするコアスライドを設ける必要が
なくなる。従って、コア金型30は、図4に示したよう
に簡単な構造になるばかりか、金型コストも低減するこ
とができる。
ース10の外側に使用者のグリップ感を向上させるため
に略球形状の曲面を形成している。しかし、本実施の形
態では、ポッティングシート1を装着するため、フロン
トケース10の側面には、穴17を穿設することができ
る。従って、ツメ部18を形成する金型は、キャビ金型
40の側面から突き出すキャビスライド42を設けるだ
けの簡単な構造で形成することができる。一方、コア金
型30は、図8に示した従来の金型のようにコア金型の
内部で左右にスライドするコアスライドを設ける必要が
なくなる。従って、コア金型30は、図4に示したよう
に簡単な構造になるばかりか、金型コストも低減するこ
とができる。
【0026】このように形成されたキャビスライド42
を、コア金型30とキャビ金型40とが開く際に、キャ
ビ金型40の側面に引き出すことによりツメ部が形成さ
れる。
を、コア金型30とキャビ金型40とが開く際に、キャ
ビ金型40の側面に引き出すことによりツメ部が形成さ
れる。
【0027】以上、本発明による携帯端末機のグリップ
構造の実施の形態を詳細に説明したが、本発明は上述し
た実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸
脱しない範囲で変更可能である。例えば、移動体通信端
末として携帯電話機に適用した実施の形態を説明した
が、これに限定されるものではなく、コードレス電話機
の子機などに適用してもよい。
構造の実施の形態を詳細に説明したが、本発明は上述し
た実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸
脱しない範囲で変更可能である。例えば、移動体通信端
末として携帯電話機に適用した実施の形態を説明した
が、これに限定されるものではなく、コードレス電話機
の子機などに適用してもよい。
【0028】
【発明の効果】このように、本発明の移動体通信端末に
よれば、基板上に文字または図形などを予め印刷してウ
レタン系樹脂を硬化させたポッティングシートを貼付け
ることにより、化粧効果を向上させるとともに、かつ移
動体通信端末のグリップ感を向上することができる。ま
た、ポッティングシートは軟質のウレタン系樹脂から形
成されているため、側面の落下に対してショックを吸収
するとともに、本体の強度をアップでき、ケースおよび
内部電気回路を保護することができる。さらに、ケース
の側面に穴をあけてツメ部を形成してもポッティングシ
ートにより隠せるため、金型に内スライドや傾斜ピンを
形成する必要がなくなるとともに、キャビスライドのみ
でツメ部を形成できるので金型のコストを削減すること
ができる。
よれば、基板上に文字または図形などを予め印刷してウ
レタン系樹脂を硬化させたポッティングシートを貼付け
ることにより、化粧効果を向上させるとともに、かつ移
動体通信端末のグリップ感を向上することができる。ま
た、ポッティングシートは軟質のウレタン系樹脂から形
成されているため、側面の落下に対してショックを吸収
するとともに、本体の強度をアップでき、ケースおよび
内部電気回路を保護することができる。さらに、ケース
の側面に穴をあけてツメ部を形成してもポッティングシ
ートにより隠せるため、金型に内スライドや傾斜ピンを
形成する必要がなくなるとともに、キャビスライドのみ
でツメ部を形成できるので金型のコストを削減すること
ができる。
【図1】携帯電話機に適用した本発明による移動体通信
端末の実施の形態を示す斜視図。
端末の実施の形態を示す斜視図。
【図2】図1に示したポッティングシートの製造方法を
示した側面図。
示した側面図。
【図3】図1に示したA−A線の断面を示す断面図。
【図4】図3に示したフロントケースを形成する金型構
造を示す断面図。
造を示す断面図。
【図5】従来の移動体通信端末である携帯電話機を示す
側面図。
側面図。
【図6】図5に示した携帯電話機のケース嵌合構造を示
す斜視図。
す斜視図。
【図7】図6に示したB−B線の断面を示す断面図。
【図8】図7に示したフロントケースを形成する金型構
造を示す断面図。
造を示す断面図。
1 ポッティングシート 10 フロントケース 12 液晶表示部 14 操作キー 16 スピーカ開口部 17 穴 18 ツメ部 19 側面 20 リアケース 22 係合部 23 開口部 24 バッテリ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H05K 5/02 H05K 5/02 J
Claims (5)
- 【請求項1】 フロントケースとリアケースとを嵌合し
てなるケース本体を有した移動体通信端末において、 前記フロントケースまたはリアケースのいずれか一方の
両側面に細長状の軟質樹脂部材を装着することを特徴と
する移動体通信端末。 - 【請求項2】 請求項1に記載の移動体通信端末におい
て、 前記フロントケースまたはリアケースのいずれか一方の
ケースには、両側面に開口する穴を有し、この穴を隠す
ように前記軟質樹脂部材を装着したことを特徴とする移
動体通信端末。 - 【請求項3】 請求項1に記載の移動体通信端末におい
て、 前記軟質樹脂部材は、前記ケース本体の滑止めであると
ともに衝撃吸収部材であり、かつ印刷処理を施した化粧
機能を兼ねていることを特徴とする移動体通信端末。 - 【請求項4】 請求項1に記載の移動体通信端末におい
て、 前記軟質樹脂部材は、細長状に延長する一部部位の幅を
広く設け、前記ケース本体の部分的な強度を向上させた
ことを特徴とする移動体通信端末。 - 【請求項5】 請求項1に記載の移動体通信端末におい
て、 前記軟質部材は、ウレタン樹脂からなるポッテングシー
トであることを特徴とする移動体通信端末。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10048427A JPH11252225A (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | 移動体通信端末 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10048427A JPH11252225A (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | 移動体通信端末 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11252225A true JPH11252225A (ja) | 1999-09-17 |
Family
ID=12803050
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10048427A Pending JPH11252225A (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | 移動体通信端末 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11252225A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2364848A (en) * | 2000-03-03 | 2002-02-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Portable telephone unit with attachable additional function units |
JP2004357231A (ja) * | 2003-05-30 | 2004-12-16 | Kyocera Corp | 携帯端末装置 |
JP2006209167A (ja) * | 2005-01-25 | 2006-08-10 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | 非接触icカードリーダ/ライタ |
JP2007130890A (ja) * | 2005-11-10 | 2007-05-31 | Sharp Corp | 電子機器のキャビネットをインサート成形する方法及び皮革製カバーによって覆われたキャビネットを有する電子機器 |
JP2007176105A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Sharp Corp | 電子機器のキャビネットをインサート成形する方法及び皮革製カバーによって覆われたキャビネットを有する電子機器 |
WO2009075065A1 (ja) * | 2007-12-10 | 2009-06-18 | Arkray, Inc. | 医療機器 |
WO2009075066A1 (ja) * | 2007-12-10 | 2009-06-18 | Arkray, Inc. | 医療機器 |
JP4697760B2 (ja) * | 2001-04-27 | 2011-06-08 | パナソニック株式会社 | 電子情報機器 |
JP2011193456A (ja) * | 2010-03-15 | 2011-09-29 | Samsung Electro-Mechanics Co Ltd | アンテナパターンフレーム、電子装置のケース及びその製造金型 |
-
1998
- 1998-02-27 JP JP10048427A patent/JPH11252225A/ja active Pending
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2364848B (en) * | 2000-03-03 | 2004-07-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Portable telephone |
US6968161B2 (en) | 2000-03-03 | 2005-11-22 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Portable telephone |
GB2364848A (en) * | 2000-03-03 | 2002-02-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Portable telephone unit with attachable additional function units |
JP4697760B2 (ja) * | 2001-04-27 | 2011-06-08 | パナソニック株式会社 | 電子情報機器 |
JP2004357231A (ja) * | 2003-05-30 | 2004-12-16 | Kyocera Corp | 携帯端末装置 |
JP2006209167A (ja) * | 2005-01-25 | 2006-08-10 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | 非接触icカードリーダ/ライタ |
JP2007130890A (ja) * | 2005-11-10 | 2007-05-31 | Sharp Corp | 電子機器のキャビネットをインサート成形する方法及び皮革製カバーによって覆われたキャビネットを有する電子機器 |
JP2007176105A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Sharp Corp | 電子機器のキャビネットをインサート成形する方法及び皮革製カバーによって覆われたキャビネットを有する電子機器 |
WO2009075066A1 (ja) * | 2007-12-10 | 2009-06-18 | Arkray, Inc. | 医療機器 |
JP2009136607A (ja) * | 2007-12-10 | 2009-06-25 | Arkray Inc | 医療機器 |
WO2009075065A1 (ja) * | 2007-12-10 | 2009-06-18 | Arkray, Inc. | 医療機器 |
JP4820906B2 (ja) * | 2007-12-10 | 2011-11-24 | アークレイ株式会社 | 医療機器 |
KR101408542B1 (ko) * | 2007-12-10 | 2014-06-17 | 아크레이 인코퍼레이티드 | 휴대형의 의료 기기 |
JP2011193456A (ja) * | 2010-03-15 | 2011-09-29 | Samsung Electro-Mechanics Co Ltd | アンテナパターンフレーム、電子装置のケース及びその製造金型 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2002102034A1 (fr) | Radio portable | |
JPH11252225A (ja) | 移動体通信端末 | |
WO2002069610A3 (en) | Cover for a telephone handset with integrated sim card holder | |
US8108015B2 (en) | Electronic apparatus and enclosure therefor | |
JP2005044547A (ja) | 携帯端末装置 | |
JP4214350B2 (ja) | 携帯電話のsimカード取り付け構造 | |
JP3609678B2 (ja) | 電池ケース | |
KR960027960A (ko) | 전화 및 무선 장치를 위한 핸드세트 | |
CN112290962B (zh) | 卡托组件以及电子装置 | |
JP3227425B2 (ja) | ジャックキャップ | |
JP3062727U (ja) | 携帯電話機のベルト | |
JPH11273780A (ja) | コネクタ保護カバーの取付構造 | |
JPH09135286A (ja) | 送受話装置 | |
JP2004214969A (ja) | 携帯電子機器 | |
KR200399427Y1 (ko) | 키가 구비된 이동통신 단말기 고리 | |
JP2891992B1 (ja) | 携帯電子機器用ハンドストラップの取付構造 | |
CN210225519U (zh) | 带收纳手机壳 | |
KR200299963Y1 (ko) | 터치 스크린 전화기의 핸드셋 안착 구조 | |
JP2000316041A (ja) | 携帯端末機 | |
KR200317853Y1 (ko) | 휴대폰용 홀더 | |
JP2002164028A (ja) | 電池パックの取付構造 | |
KR200245791Y1 (ko) | 휴대폰 배터리 | |
WO2002069511A1 (en) | Folder type cover of mobile communication apparatus | |
KR200255418Y1 (ko) | 이어폰의 잭 | |
KR200258256Y1 (ko) | 핸드폰용 무선핸드프리 고정장치 |