JPH11251960A - 直接スペクトラム拡散通信方式のパス検出方法及び装置 - Google Patents

直接スペクトラム拡散通信方式のパス検出方法及び装置

Info

Publication number
JPH11251960A
JPH11251960A JP6777098A JP6777098A JPH11251960A JP H11251960 A JPH11251960 A JP H11251960A JP 6777098 A JP6777098 A JP 6777098A JP 6777098 A JP6777098 A JP 6777098A JP H11251960 A JPH11251960 A JP H11251960A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
threshold value
spread spectrum
value
spectrum communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6777098A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3877424B2 (ja
Inventor
Tetsuhiko Miyatani
徹彦 宮谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kokusai Electric Corp filed Critical Kokusai Electric Corp
Priority to JP6777098A priority Critical patent/JP3877424B2/ja
Publication of JPH11251960A publication Critical patent/JPH11251960A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3877424B2 publication Critical patent/JP3877424B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パス検出において累加算処理に用いるメモリ
規模を削減し、デジタル処理化を容易にする。 【解決手段】 受信信号から得たI相出力とQ相出力を
相関器11、12で逆拡散し、これらI相逆拡散出力と
Q相逆拡散出力とを絶対値和や二乗値和等してそのレベ
ルをレベル検出器13、14で求め、これらレベルの和
を第1加算器15で生成する。第1加算器15からの和
出力と第1しきい値作成回路16からの第1しきい値と
を第1比較器17で比較して比較結果を2値で出力し、
メモリ19及び第2加算器18を有した累加算器で比較
結果の2値出力を累加算し、この累加算出力と第2しき
い値作成回路21からの第2しきい値とを第2比較器2
0で比較して、比較結果をパス出現信号として出力す
る。すなわち、第1比較器で処理信号を2値化するた
め、その後の累加算処理を容量が小さいメモリによって
実現でき、また、A/D変換をせずとも比較処理以降を
デジタル処理化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直接拡散符号分割
多重接続(DS−CDMA:Direct Sequence -Code De
vision Multiple Access)を用いる直接スペクトラム拡
散通信方式に関し、特に、その受信機におけるパス検出
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にスペクトラム拡散通信方式におけ
る無線受信機では、相関器で受信信号と拡散符号との相
関を検出し、その相関ピークのみを用いて復調が行われ
るため、1拡散符号周期中、相関ピークが出現する点だ
けのタイミングを得る必要がある。しかしながら、相関
器からの出力は雑音に埋もれており、パス検出は極めて
困難である。また、開空間の伝送路で生ずる直接到来波
(直接パス)以外に遅延パスも復調の特性向上に寄与す
るため、遅延パスの出現タイミングの検出も必要であ
る。直接パスや遅延パスの集合からなるマルチパスを分
離した後に同相化して合成する受信機としてRAKE
(熊手)受信機が知られているが、このようなマルチパ
ス分離処理のためにもパス検出が不可欠である。
【0003】ここで、パス検出に用いられる従来のパス
検出装置の一構成例を、図11を参照して説明する。図
11中、101と102はそれぞれ受信信号と受信機が
待つ拡散符号との相関を得る相関器であり、相関器10
1は受信信号を直交検波して得たI相出力と受信機に設
定された拡散符号との相関による逆拡散出力を生成し、
相関器102は受信信号を直交検波して得たQ相出力と
受信機に設定された拡散符号との相関による逆拡散出力
を生成する。
【0004】これら相関器101、102は、例えば、
整合フィルタ(MF:Matched Filter)で構成されてお
り、それぞれ図12に示すような回路構成となってい
る。すなわち、所定のサンプル数の遅延素子120を直
列に接続したレジスタと、拡散符号を発生する拡散符号
生成器121と、各遅延素子120の出力と拡散符号と
を乗算する乗算器122と、各乗算器122からの出力
を総和する加算器123とを有し、受信信号と拡散符号
との相関演算を各サンプル毎に逐次行っている。すなわ
ち、図11に示すパス検出装置において、受信信号中の
拡散符号と拡散符号生成器121から出力される拡散符
号との位相が合致すれば、相関器101、102では、
拡散符号特有の鋭い自己相関ピークが検出される。な
お、伝送路において遅延パスが発生した場合には、この
自己相関ピークが遅延パスが持つ遅延時間だけ時間シフ
トして相関器101、102の出力に現れる。
【0005】そして、これらの相関器出力には伝送路で
の位相回転や送信情報信号の位相遷移等による位相変動
があるため、相関器101のI相出力を二乗器103で
二乗し、相関器102のQ相出力を二乗器104で二乗
して、これら二乗値を加算器105で加算することによ
り、位相変動成分を消去する。そして、この加算器10
5からの出力を、加算器106とメモリ107(本例で
は、ディジタルメモリ)とから成る累加算器にて累加算
平均する。すなわち、信号は定常的に存在するが雑音は
非定常的なので、累加算平均することで雑音耐性を向上
させる。ここで、メモリ107には、1拡散符号周期
(正確には1拡散符号周期×オーバーサンプリング数)
以上のワード数(1ワードはxビット、xは累加算する
ときにオーバーフローしない値)の容量が必要である。
【0006】累加算平均された値は最大値検出回路10
8と最小値検出回路109にその都度入力され、最大値
検出回路108からは累加算平均値の内の最大値がしき
い値作成回路110へ入力され、最小値検出回路109
からは累加算平均値の内の最小値がしきい値作成回路1
10へ入力される。しきい値作成回路110では、入力
された最小値と最大値を用いて、例えば最大値と最小値
の中間にしきい値を設定することによりしきい値を作成
して、当該しきい値を比較器111へ入力する。そし
て、比較器111では、累加算平均された信号値と当該
しきい値とを比較して、しきい値を超える累加算信号が
出現した場合は、それを到来パス出現と認定して検出信
号を出力する。なお、検出されたパス位置は、図1に示
されるようなマルチパス分離回路において、デマルチプ
レクサへのパス出現タイミング(=ラッチタイミング)
として利用される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のパス検出装置では、メモリ107に入力される
レベル値(加算器105からの二乗値の和)が多ビット
で表現されるため、メモリ107に蓄積記憶する数値の
ビット数はかなり大きくなってメモリ107の規模が増
大してしまうという問題があった。また、受信信号の相
関検出をアナログ方式で実現する場合にも、消費電力の
低減化や処理の高速化のためにできるだけデジタル処理
化することが望まれるが、このようなデジタル処理化す
るためにはA/Dコンバータが必要となって、所期の目
的を十分に達成し得ないばかりか、コストの増大を招い
てしまうという問題があった。
【0008】本発明は上記従来の事情に鑑みなされたも
ので、累加算処理に用いるメモリ規模の削減を達成する
パス検出方法及び装置を提供することを目的とする。ま
た、本発明は、デジタル処理化を容易に図ることができ
るパス検出方法及び装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るパス検出方
法は、直接スペクトラム拡散通信方式の受信機において
実施され、受信信号を直交検波して得たI相出力および
Q相出力の各々と受信機に設定された拡散符号との相関
による逆拡散出力を生成し、これらI相の逆拡散出力と
Q相の逆拡散出力との絶対値或いは二乗値の和を第1の
しきい値と比較して2値出力を生成し、受信信号の1シ
ンボルに相当する部分の2値出力を複数シンボル時間に
わたって累積し、累積値を第2のしきい値と比較判定す
ることにより1シンボル時間中で当該累積値が第2のし
きい値を越えるポイントをパスの到来ポイントと判定す
る。
【0010】このように2値出力を累積するようにした
ことにより、累加算処理に必要なメモリ容量を従来の1
ビット/xビットとすることができ、また、比較処理に
よって処理対象の信号が2値化されるため、多値A/D
変換器を用いずとも当該比較処理以降をデジタル処理化
することができる。ここで、本発明に係るパス検出方法
では、第1のしきい値や第2のしきい値は種々な方法で
設定することができるが、例えば、雑音を排除するため
に予め設定された固定値としたり、或いは、雑音を排除
するために雑音量によって変動する値として、混入した
雑音を排除してパス検出の精度を高めるのが好ましい。
【0011】また、本発明に係るパス検出装置は、直接
スペクトラム拡散通信方式の受信機に設けられ、受信信
号を直交検波して得たI相出力およびQ相出力の各々と
受信機に設定された拡散符号との相関によって相関器で
逆拡散出力を生成し、これらI相逆拡散出力とQ相逆拡
散出力とを絶対値和や二乗値和等してそのレベルをレベ
ル検出器で求め、これらI相逆拡散出力のレベルとQ相
逆拡散出力のレベルの和を第1加算器で生成する。そし
て、この第1加算器からの和出力と第1のしきい値とを
第1比較器で比較して比較結果を2値で出力し、記憶領
域が1拡散符号周期以上のメモリ及び第2加算器を有し
た累加算器で第1比較手段からの2値出力を累加算し、
この累加算出力と第2のしきい値とを第2比較器で比較
して、比較結果をパス出現信号として出力する。このよ
うに第1比較器で処理対象の信号を2値化するため、そ
の後の累加算処理を従来に較べて大幅に容量が小さいメ
モリによって実現することができ、また、多値A/D変
換器を使用しなくとも当該比較処理以降をデジタル処理
化することができる。
【0012】ここで、本発明に係るパス検出装置は、種
々な態様で実現することができるが、例えば、第1比較
器は比較結果を正負の符号をもった2値で出力するもの
とし、累加算器は第1比較手段からの2値出力を符号付
きで加算するものとすれば、累加算処理に必要なメモリ
容量を更に削減することができる。また、本発明に係る
パス検出装置では、第1のしきい値や第2のしきい値と
してメモリに予め記憶させた固定値を用いるようにして
もよいが、次のように第1のしきい値や第2のしきい値
を変動させて、パス検出をより効果的且つ精度よく行う
ようにするのが好ましい。
【0013】すなわち、第1加算器で生成された和出力
に基づいて第1のしきい値を生成する第1しきい値作成
器や、累加算器からの出力に基づいて第2のしきい値を
生成する第2しきい値作成器を、パス検出装置に更に備
えることが好ましい。なお、第1しきい値作成器は、例
えば、第1加算器で生成された和出力の平均値を生成す
る低域通過フィルタと、生成された和出力の平均値に所
定のオフセットを加えて第1しきい値を生成する直流オ
フセット加算器とから構成する。また、第2しきい値作
成器は、例えば、累加算器で生成された出力の平均値を
生成する低域通過フィルタと、生成された平均値に所定
のオフセットを加えて第2しきい値を生成する直流オフ
セット加算器とから構成する。
【0014】上記のような本発明によるパス検出処理を
具体例を交えてより詳細に説明すると、次のようであ
る。直交検波されたI相及びQ相(複素平面上での同相
座標系と直交座標系)と受信機が持つ拡散符号との相関
による逆拡散操作により、それぞれの出力は図10に示
すような拡散符号の相関波形となる。なお、図10に
は、相関器が時間的に連続であるアナログ方式の場合お
よび時間的に離散的であるディジタル方式の場合をそれ
ぞれ示してあるが、アナログ方式の場合でもサンプルホ
ールド回路を用いて離散的に構成することもできる。
【0015】そして、相関器出力(MF出力)のI相と
Q相の絶対値もしくは電力値をそれぞれとり、これらの
和を求め、情報信号や伝送路変動による位相変動の影響
を消去とする。この後、第1のしきい値でMF出力和を
2値判定し、その1ビットの比較出力を1シンボル分
(1拡散符号長×オーバーサンプリング数)、サンプル
として出力する。
【0016】そして、これらの比較出力は、一定間隔
(最短1シンボル時間)毎に得られるため、その度にメ
モリに記憶されている値と加算し、その結果を再びメモ
リに格納することを繰り返して累加算する。ここで、伝
送路のフェージングの速度に比べシンボルレートが大き
い時には、シンボル時間単位内でのパス(到来波)の出
現位置の変化は極めて緩慢であるため、パスが出現する
位置はシンボル時間毎に大きく変化することはなく、か
つ、ノイズの発生はランダムであるので、複数シンボル
時間にわたってそれぞれのサンプリングポイントで累加
算し平均化することにより、ノイズ抑圧性が高められ
る。
【0017】第1のしきい値の作成方法は幾通りも考え
られるが、図10に示した例では、中心の大きなピーク
以外を無視できるようなしきい値を作成すればよい。こ
のためには、例えば、固定的にレベル100の点を第1
のしきい値にしてもよいし、雑音レベルを測定する外部
回路を用いて雑音レベルを測定し、その雑音レベルにマ
ージンを加えた値を第1しきい値としてもよい。このよ
うにして得られた複数シンボル区間の累加算値が、第2
のしきい値を超えたと比較判定されるサンプリングポイ
ントをパス(受信到来波)の到来時間位置と判定する。
例えば、第2しきい値を累加算値の最大値の半分とし、
この第2しきい値のレベルを超えたものはパスとして認
定するとすれば、パスの出現を認識できる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明に係るパス検出方法及び装
置を、その一実施形態に基づいて具体的に説明する。図
1には直接スペクトラム拡散通信方式の受信機に設けら
れたマルチパス分離回路の構成を示してあり、以下に説
明するパス検出装置は当該マルチパス分離回路のパス検
出回路1として用いられている。同図において、2は受
信拡散符号と受信機が持つ拡散符号との相関を取得する
相関器(MF)であり、3は相関器2の出力をデマルチ
プレクサ4から与えられたタイミングでラッチするラッ
チ回路であり、このデマルチプレクサ4はパス検出回路
1から得られるシリアル的データ系列であるパスの出現
タイミングをパラレルに分配するして各ラッチ回路3へ
入力する。すなわち、このマルチパス分離回路では、相
関器2出力中で相関ピークが出現した時間におけるピー
ク値のみが必要であり、その他の雑音領域は必要としな
いため、そのピーク点のみをパス検出回路1からのパス
出現タイミングに基づいて抜き出すようにしている。な
お、このマルチパス分離回路は、相関ピークが4本出現
する場合まで対応可能となっている。
【0019】図2には、上記したパス検出回路1の構成
例を示してある。図2中で、11と12はそれぞれ受信
信号と受信機が待つ拡散符号との相関を得る相関器であ
り、相関器11は受信信号を直交検波して得たI相出力
と受信機に設定された拡散符号との相関による逆拡散出
力を生成し、相関器12は受信信号を直交検波して得た
Q相出力と受信機に設定された拡散符号との相関による
逆拡散出力を生成する。これら相関器11、12は、例
えば、整合フィルタ(MF)で構成されており、それぞ
れ図12に示したと同様な回路構成となっている。な
お、相関器11、12はディジタル信号処理とアナログ
信号処理の何れにおいても実現できる。
【0020】また、図2中で、13、14はそれぞれ相
関器11、12の逆拡散出力から位相変動の影響を除去
した振幅値や電力値などのレベル値を得るレベル検出器
であり、15はI相とQ相のレベルを単純加算する第1
加算器であり、16は相関器出力和のレベルを調整して
後段の第1比較器17に与える第1のしきい値を生成す
る第1しきい値作成回路である。なお、図示の例では、
レベル検出器13、14は逆拡散出力を絶対値化してい
るが、これら逆拡散出力を二乗してレベル値を得るよう
にしてもよい。また、この例では、第1しきい値作成回
路16は相関器出力和のレベルに応じた第1のしきい値
を生成しているが、雑音を排除するに適した或る固定値
を第1のしきい値として供給するようにしてもよい。
【0021】上記した第1比較器17はI相とQ相のレ
ベルの和と第1のしきい値とを比較して、比較結果を正
負の符号付きの2値(1、−1)として第2加算器18
へ出力し、第2加算器18はこの比較結果の2値と累加
算用メモリ19からの出力とを符号付き加算する。な
お、本発明では、第1比較器17は単純な2値(0、
1)を出力し、第2加算器18はこの2値と累加算用メ
モリ19からの出力とを単純加算するようにしてもよ
い。ここで、メモリ19少なくとも1拡散符号周期以上
の累加算値を保持する容量を有しており、第2加算器1
8による加算結果を複数シンボル時間にわたって累加算
平均している。すなわち、第2加算器18からの出力
は、第2比較器20へ入力するとともに、再びメモり1
9の読み出しアドレスと同じ書き込みアドレスへ再入力
し、第2加算器18とメモリ19とにより累加算器を構
成している。
【0022】第2比較器20は、第2しきい値作成回路
21にて作成された第2のしきい値と、前記累加算器か
らの出力とを比較し、この比較によってパスが検出され
たことを2値(1、0)で出力する。すなわち、このパ
ス検出の2値出力が図1に示すパス検出回路1からデマ
ルチプレクサ4へパスの出現タイミング信号として入力
される。ここで、第2しきい値作成回路21は、システ
ム要求によって種々な構成とすることができ、例えば、
平均レベルの高いパスのみを検出したい場合には第2の
しきい値として高い値の固定値を設定しておけばよく、
また、低レベルのパスをも検出したい場合には後述する
ように累加算器からの出力に基づいた変動値を第2のし
きい値として生成するようにすればよい。
【0023】上記構成のパス検出回路1を、その処理動
作に従って更に詳しく説明する。直交検波されたベース
バンド受信信号のI送信号とQ送信号は、それぞれ相関
器11と12に入力されて、上記したように逆拡散され
る。ここで、相関器11、12のタップ係数には、受信
機で作成した拡散符号(リファレンスという)が与えら
れており、このリファレンスとの相関によって逆拡散さ
れる。なお、相関器11、12にはディジタル式とアナ
ログ式とがあるが、本発明ではどちらも採用することが
できる。
【0024】レベル検出器13、14及び第1加算器1
5では、相関器11、12からの逆拡散出力を、例えば
2+Q2の平方根やI2+Q2を計算することにより振幅
値や電力値へ変換して、受信信号が受ける位相変動の影
響を消去する。図3には第1加算器15から出力される
逆拡散出力の代表例を示してあり、同図に示すようにレ
ベルの高い相関ピークが得られる。第1しきい値作成回
路16では、第1加算器15からの出力を用いて、固定
レベル或いは変動レベルを作成する。変動レベルを作成
する場合には後述するが、固定レベルを作成する場合に
は、例えば、相関器11、12が0〜3Vのフルレンジ
を有するアナログ相関器の場合であれば、その出力電圧
は、1.5Vセンターで動作するため、第1しきい値作
成回路16では、第1のしきい値として1.7Vを出力
する。なお、この場合、第1加算器15も1.5Vセン
ターで動作するアナログ系とすることが望ましい。
【0025】第1比較器17では、第1しきい値作成回
路16より得られた第1のしきい値と、第1加算器15
からの出力とのレベル比較を行い、この比較結果を符号
付きの2値で出力する。第2加算器18では、この比較
結果の2値とメモリ19から出力される累積値とを符号
付き加算する。例えば、第1比較器17からの出力が1
ならば+1、0ならば−1として加算する。そして、こ
の加算結果を再びメモり19の同一アドレスへ入力して
累加算するとともに第2比較器20へ入力する。
【0026】ここで、メモリ19では、比較結果の2値
出力を複数シンボル時間にわたって、累加算平均してい
る。これは、図3に示した例では相関ピーク値がはっき
り認識できるが、雑音レベルが上昇すると相関ピーク値
が不鮮明となるため、このように複数シンボル時間にわ
たって平均化することによりパスの認識を容易化してい
る。また、第1比較器17で2値判定するため、第1比
較器17からの後段はディジタル回路へ容易に置き換え
ることができる。つまり、相関器11、12から第1比
較器17までがアナログ系で構成しても、この第1比較
器17自体が1ビットのA/D変換器として機能するた
め、第2加算器18以降はA/D変換器を介することな
くディジタル系で構成することができる。
【0027】上記のようにして累加算平均された出力
は、第2比較器20へ入力されて、第2しきい値作成回
路21によって作成される第2のしきい値に基づいて2
値判定される。図4には第2しきい値作成回路21から
出力される第2のしきい値と第2加算器18からの累加
算出力との関係を示してあり、例えば累加算出力が第2
しきい値を超えた場合には1、それ以下のときには0と
言ったように、第2比較器20から2値判定結果がパス
出現タイミング信号として出力される。なお、図4で
は、入力信号として2波マルチパスモデルを想定してい
ることから、図中、中央の先行波と、それに続く遅延波
が検出されている。
【0028】第2しきい値作成回路21は、システム要
求によって、その構成を変更することができ、固定値或
いは入力に基づいた変動値として第2のしきい値を生成
するように設定することができる。図4に示したように
第2のしきい値を変動値として生成するためには、第2
しきい値作成回路21は例えば図5に示すように構成さ
れる。
【0029】すなわち、図5に示す構成の第2しきい値
作成回路21では、第2加算器18からの累加算信号を
比較器22において、メモリ23から得られる1サンプ
ル時間前のしきい値と比較し、この比較結果が0、1で
出力される。そして、比較器22が、例えば、累加算信
号がしきい値よりもレベルが低い場合には比較結果を
0、累加算信号がしきい値よりもレベルが高い場合には
比較結果を1として出力すると、この比較結果を受けて
スイッチ24が動作して、例えば、0なら+1を、1な
ら−1を加算器25にて現在のしきい値に加算し、当該
加算結果をメモリ23に蓄積する。つまり、広義のLP
Fが構成されている。
【0030】このメモリ23に蓄積されるしきい値は、
累加算平均した逆拡散出力のノイズフロアを検出してい
る(後述する図9中の細い点線を参照)ため、このレベ
ルにDCオフセットを与えれば、ノイズフロアよりも大
きい値がパスとして検出されることになる(図9中の太
い点線を参照)。よって、このDCオフセットを加算器
26にて、現在のしきい値に加算した値を第2のしきい
値として第2比較器20に供給する。なお、オーバーサ
ンプリング数によっては、上記の方式でも、到来パスが
1つしかないのに、検出される値が多く存在する場合が
ある。そのように、連続してパスが検出されるときは、
先頭もしくは後方のみのサンプルをパス検出位置とすれ
ばよい。
【0031】次に、上記した第1しきい値作成回路16
において、第1加算器15からの出力を用いてレベルが
変動する第1のしきい値を作成する場合の構成例を詳し
く説明する。この第1しきい値作成回路16はLPF回
路31とDCオフセット加算部41とから構成されてい
る。LPF回路31は図6に示すように例えば抵抗32
及びキャパシタス33にて構成される1次LPFであ
り、第1加算器15から得られる逆拡散信号のレベルを
帯域制限している。このLPF回路31の目的は、図3
に示したMF出力例に見られるような、ピーク値(64
番目、94番目)以外のノイズレベルを測定するためで
ある。したがって、時定数RCは大きいほどLPF出力
レベルは安定するが、図7に示すように、LPF回路3
1からの出力はMF出力に即したレベルとは異なってく
る。
【0032】図8には、時定数RCを1シンボル周期と
して、計算機シミュレーションによって得たLPF回路
31への入力前と入力後とのスペクトラムを示してあ
る。同図中、濃く示した部分がLPF回路31への入力
前、薄く示した部分がLPF回路31からの出力であ
る。同図から判るように、1次LPFのためにレベル減
衰が緩やかとなっている。また、図9には、LPF回路
31からの出力及びMF出力(第1加算器15からの出
力)の平均化出力を時間で見た場合の信号を示してあ
る。同図から明らかなように、LPF出力がMF出力の
時間平均した出力となっていることが分かる。
【0033】DCオフセット加算部41は、上記のよう
なLPF回路31からの出力にDCオフセットを与える
部分である。なお、DCオフセット加算部41は、図5
に示した第2しきい値作成回路21のDCオフセット加
算器26と同様な構成とすることができ、LPF回路3
1からの出力(入力に基づいた変動値)に所定の固定値
を加算して第2のしきい値として第1比較器17へ供給
すればよい。すなわち、図9に示すように、DCオフセ
ット加算部41は上記のLPF回路31の出力に適切な
DCオフセットを与え、この値を第1のしきい値(図中
の太い破線)として第1比較器17へ供給する。したが
って、第1比較器17では、図9の中央部に示すピーク
の高い2つのパスのみが第1のしきい値を上回り、これ
らピークの検出信号が更に後段の処理を経てパスとして
認定される。
【0034】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
ると、第1比較器から1ビットで比較結果を出力するた
め、従来に較べて累加算用のメモリサイズを大幅に削減
することができ、更に、このように処理信号がビット化
されるため、相関処理をアナログ方式で実現する場合で
も、A/Dコンバータを用いることなく後段の処理を容
易にデジタル化して、処理の高速化や消費電力の低減化
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 パス検出回路の応用例としてのマルチパス分
離回路の構成を示す図である。
【図2】 本発明の一実施例に係るパス検出装置の構成
を示す図である。
【図3】 MF出力の代表例として、伝送路は2波モデ
ル、雑音レベルを示すEb/NOは100dBの場合に
おけるMF出力を示す図である。
【図4】 累加算出力と第2のしきい値との関係を示す
図である。
【図5】 第2しきい値作成回路の一例の構成を示す図
である。
【図6】 1次LPF回路の一例の構成を示す図であ
る。
【図7】 LPF回路からの出力例を示す図である。
【図8】 LPF回路への入力前とLPF回路からの出
力とのスペクトラム比較を示す図である。
【図9】 MF出力及びLPF回路の出力と第1のしき
い値との関係を示す図である。
【図10】 MF出力の一例を示す図である。
【図11】 従来のパス検出装置の構成を示す図であ
る。
【図12】 相関器の一構成例を示す図である。
【符号の説明】
1・・・パス検出装置、 11、12・・・相関器、1
3、14・・・レベル検出器、 15・・・第1加算
器、16・・・第1しきい値作成器、 17・・・第1
比較器、18・・・第2加算器(累加算器)、 19・
・・メモリ(累加算器)、20・・・第2比較器、 2
1・・・第2しきい値作成器、31・・・LPF回路、
41・・・DCオフセット加算器、

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直接スペクトラム拡散通信方式の受信機
    に設けられるパス検出方法において、 受信信号を直交検波して得たI相出力およびQ相出力の
    各々と受信機に設定された拡散符号との相関による逆拡
    散出力を生成し、 これらI相の逆拡散出力とQ相の逆拡散出力との絶対値
    の和を第1のしきい値と比較して2値出力を生成し、 受信信号の1シンボルに相当する部分の2値出力を、複
    数シンボル時間にわたって累積し、 累積値を第2のしきい値と比較判定することにより、1
    シンボル時間中で当該累積値が第2のしきい値を越える
    ポイントをパスの到来ポイントと判定することを特徴と
    する直接スペクトラム拡散通信方式のパス検出方法。
  2. 【請求項2】 直接スペクトラム拡散通信方式の受信機
    に設けられるパス検出方法において、 受信信号を直交検波して得たI相出力およびQ相出力の
    各々と受信機に設定された拡散符号との相関による逆拡
    散出力を生成し、 これらI相の逆拡散出力とQ相の逆拡散出力との二乗値
    の和を第1のしきい値と比較して2値出力を生成し、 受信信号の1シンボルに相当する部分の2値出力を、複
    数シンボル時間にわたって累積し、 累積値を第2のしきい値と比較判定することにより、1
    シンボル時間中で当該累積値が第2のしきい値を越える
    ポイントをパスの到来ポイントと判定することを特徴と
    する直接スペクトラム拡散通信方式のパス検出方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の直接スペ
    クトラム拡散通信方式のパス検出方法において、 第1のしきい値と第2のしきい値の少なくともいずれか
    一方は、雑音を排除するために予め設定された固定値で
    あることを特徴とする直接スペクトラム拡散通信方式の
    パス検出方法。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2に記載の直接スペ
    クトラム拡散通信方式のパス検出方法において、 第1のしきい値と第2のしきい値の少なくともいずれか
    一方は、雑音を排除するために雑音量によって変動する
    値であることを特徴とする直接スペクトラム拡散通信方
    式のパス検出方法。
  5. 【請求項5】 直接スペクトラム拡散通信方式の受信機
    に設けられるパス検出装置において、 受信信号を直交検波して得たI相出力およびQ相出力の
    各々と受信機に設定された拡散符号との相関による逆拡
    散出力を生成する相関器と、 相関器から出力されるI相逆拡散出力とQ相逆拡散出力
    のレベルを求めるレベル検出器と、 レベル検出器で求められるI相逆拡散出力のレベルとQ
    相逆拡散出力のレベルの和を生成する第1加算器と、 第1加算器からの和出力と第1のしきい値とを比較して
    比較結果を2値で出力する第1比較器と、 記憶領域が1拡散符号周期以上のメモリ及び第2加算器
    を有して、第1比較手段からの2値出力を累加算する累
    加算器と、 累加算器からの出力と第2のしきい値とを比較して、比
    較結果をパス出現信号として出力する第2比較器と、 を備えたことを特徴とする直接スペクトラム拡散通信方
    式のパス検出装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の直接スペクトラム拡散
    通信方式のパス検出装置において、 第1比較器は、比較結果を正負の符号をもった2値で出
    力し、 累加算器は、第1比較手段からの2値出力を符号付きで
    加算することを特徴とする直接スペクトラム拡散通信方
    式のパス検出装置。
  7. 【請求項7】 請求項5又は請求項6に記載の直接スペ
    クトラム拡散通信方式のパス検出装置において、 第1加算器で生成された和出力に基づいて第1のしきい
    値を生成する第1しきい値作成器を、更に備えたことを
    特徴とする直接スペクトラム拡散通信方式のパス検出装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の直接スペクトラム拡散
    通信方式のパス検出装置において、 第1しきい値作成器は、第1加算器で生成された和出力
    の平均値を生成する低域通過フィルタと、生成された和
    出力の平均値に所定のオフセットを加えて第1しきい値
    を生成する直流オフセット加算器と、を備えていること
    を特徴とする直接スペクトラム拡散通信方式のパス検出
    装置。
  9. 【請求項9】 請求項5乃至請求項8のいずれか1項に
    記載の直接スペクトラム拡散通信方式のパス検出装置に
    おいて、 累加算器からの出力に基づいて第2のしきい値を生成す
    る第2しきい値作成器を、更に備えたことを特徴とする
    直接スペクトラム拡散通信方式のパス検出装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の直接スペクトラム拡
    散通信方式のパス検出装置において、 第2しきい値作成器は、累加算器で生成された出力の平
    均値を生成する低域通過フィルタと、生成された平均値
    に所定のオフセットを加えて第2しきい値を生成する直
    流オフセット加算器と、を備えていることを特徴とする
    直接スペクトラム拡散通信方式のパス検出装置。
JP6777098A 1998-03-03 1998-03-03 直接スペクトラム拡散通信方式のパス検出方法及び装置 Expired - Fee Related JP3877424B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6777098A JP3877424B2 (ja) 1998-03-03 1998-03-03 直接スペクトラム拡散通信方式のパス検出方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6777098A JP3877424B2 (ja) 1998-03-03 1998-03-03 直接スペクトラム拡散通信方式のパス検出方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11251960A true JPH11251960A (ja) 1999-09-17
JP3877424B2 JP3877424B2 (ja) 2007-02-07

Family

ID=13354523

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6777098A Expired - Fee Related JP3877424B2 (ja) 1998-03-03 1998-03-03 直接スペクトラム拡散通信方式のパス検出方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3877424B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001156747A (ja) * 1999-11-30 2001-06-08 Hitachi Kokusai Electric Inc 符号分割多重アクセス受信機および符号分割多重アクセス受信信号のデータ圧縮および展開方法
WO2001094972A1 (fr) * 2000-06-06 2001-12-13 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Recepteur gps et reception gps
JP2002152087A (ja) * 2000-11-14 2002-05-24 Hitachi Kokusai Electric Inc パス検出装置
WO2002056493A1 (fr) * 2001-01-16 2002-07-18 Kawasaki Microelectronics,Inc. Recepteur de rake
US7042931B2 (en) 2000-05-18 2006-05-09 Nec Corporation Path detection method and receiver
US7609197B2 (en) 2000-06-27 2009-10-27 Hitachi, Ltd. Method for measuring distance and position using spread spectrum signal, and an equipment using the method
US7881410B2 (en) 2005-06-29 2011-02-01 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for detecting user in a communication system

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001156747A (ja) * 1999-11-30 2001-06-08 Hitachi Kokusai Electric Inc 符号分割多重アクセス受信機および符号分割多重アクセス受信信号のデータ圧縮および展開方法
US7042931B2 (en) 2000-05-18 2006-05-09 Nec Corporation Path detection method and receiver
WO2001094972A1 (fr) * 2000-06-06 2001-12-13 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Recepteur gps et reception gps
US7609197B2 (en) 2000-06-27 2009-10-27 Hitachi, Ltd. Method for measuring distance and position using spread spectrum signal, and an equipment using the method
US7663532B2 (en) 2000-06-27 2010-02-16 Hitachi, Ltd. Method for measuring distance and position using spread spectrum signal, and an equipment using the method
US7969347B2 (en) 2000-06-27 2011-06-28 Hitachi, Ltd. Method for measuring distance and position using spread spectrum signal, and an equipment using the method
JP2002152087A (ja) * 2000-11-14 2002-05-24 Hitachi Kokusai Electric Inc パス検出装置
JP4499272B2 (ja) * 2000-11-14 2010-07-07 株式会社日立国際電気 パス検出装置
WO2002056493A1 (fr) * 2001-01-16 2002-07-18 Kawasaki Microelectronics,Inc. Recepteur de rake
JP2002290281A (ja) * 2001-01-16 2002-10-04 Kawasaki Steel Corp Rake受信装置
US7881410B2 (en) 2005-06-29 2011-02-01 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for detecting user in a communication system

Also Published As

Publication number Publication date
JP3877424B2 (ja) 2007-02-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4350271B2 (ja) Cdma通信システムの受信器における拡散コード同期取得方法及びその装置
KR19990036012A (ko) 적응 역확산기
JP2001519116A (ja) 固定分割率および可変拡散コード長を利用する多重率直接シーケンスアーキテクチュア
WO1996014697A1 (en) Correlation system for use in wireless direct sequence spread spectrum systems
CN111064494B (zh) 一种msk扩频接收机解调解扩方法、系统、介质和设备
US6263011B1 (en) Receiver for spread spectrum communication system capable of shortening acquisition time
JP3439399B2 (ja) Cdmaベースバンド受信装置
JPH11251960A (ja) 直接スペクトラム拡散通信方式のパス検出方法及び装置
JP2001094468A (ja) 相関器
JP3523609B2 (ja) 符号分割多元接続(cdma)コードタイミング追跡装置
US7099376B2 (en) Method for parallel type interference cancellation in code division multiple access receiver
EP1118177A1 (en) Spread spectrum multipath combining subsystem and method
JP4335913B2 (ja) 受信インパルス無線信号を捕捉する方法およびシステム
JP2000049881A (ja) 通信システム
JP2018121296A (ja) 信号検出回路及び信号検出方法
JP4845819B2 (ja) 信号検出装置、受信機およびしきい値算出方法
JP2999368B2 (ja) 同期装置
Tibenderana et al. Low-complexity high-performance GFSK receiver with carrier frequency offset correction
JP2859604B2 (ja) スライディング相関器
WO2002025830A1 (en) Receiver structure in a digital spread spectrum communication system
US7023906B2 (en) Receiver and receiving method in spread spectrum communication system
JPH10112672A (ja) スペクトラム拡散通信用受信機
JP2009033702A (ja) タイミング再生装置および受信装置
JP2002185363A (ja) スペクトル拡散通信において信号を検出する方法
JP3908853B2 (ja) 干渉信号再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050224

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061005

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061027

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061031

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091110

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101110

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111110

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111110

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121110

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees