JPH11251535A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPH11251535A
JPH11251535A JP10048081A JP4808198A JPH11251535A JP H11251535 A JPH11251535 A JP H11251535A JP 10048081 A JP10048081 A JP 10048081A JP 4808198 A JP4808198 A JP 4808198A JP H11251535 A JPH11251535 A JP H11251535A
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film
semiconductor device
ferroelectric
capacitor
heat treatment
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JP10048081A
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Miki Tomotani
幹 鞆谷
Yutaka Ashida
▲裕▼ 芦田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 強誘電体キャパシタを有する半導体装置にお
いて、強誘電体膜の電気特性の劣化を回復する。 【解決手段】 強誘電体キャパシタを構成する強誘電体
膜中に含まれる水素の量を、熱処理により制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般に半導体装置に
関し、特に強誘電体膜を含む半導体装置およびその製造
方法に関する。PZT(Pb(Zrx Ti1-x )O3
やBST(Bax Sr1-x TiO3 )等の強誘電体は自
発分極を有することを特徴とし、半導体装置、特にキャ
パシタに情報を蓄積する揮発性半導体メモリ装置(DR
AM)や不揮発性半導体メモリ装置(FRAM)への応
用について、多くの研究がなされている。特にFRAM
は高速で、また構成が簡単であり、さらに光ディスク装
置やハードディスク装置に比べて小型かつ堅牢であるた
め、コンピュータの主記憶装置のほか、メモリーカード
等の携帯型コンピュータの記憶装置への応用が期待され
ている。
【0002】これらの強誘電体材料は従来のDRAMで
使われていたシリコン酸化物(SiO2 )あるいはシリ
コン窒化物(SiN)と異なり、典型的にはペロフスカ
イト型結晶構造を有する複酸化物であり、従来のSiO
2 膜あるいはSiN膜を形成する工程とは異なった工程
で形成する必要がある。
【0003】
【従来の技術】図9は強誘電体に特徴的な自発分極のヒ
ステリシス特性を示す。図9を参照するに、電圧値を増
大させる場合と減少させる場合とで、強誘電体膜の分極
は異なったカーブに従って変化し、電圧値がゼロの場合
に+cあるいは−cの自発分極を示す。そこで、強誘電
体を半導体メモリ装置のメモリセルキャパシタに使った
場合、自発分極+cと自発分極−cとの間の差Qswが大
きければ大きいほど、たとえメモリセルキャパシタが非
常に微細化されていても、情報の保持が効果的かつ確実
になされる。かかる大きなヒステリシス特性を実現する
には、強誘電体を酸化雰囲気中、高温で熱処理し、結晶
化を促進する必要がある。
【0004】一方、このような強誘電体膜を有する半導
体装置、例えばFRAMでは、強誘電体キャパシタを形
成した後、その上に層間絶縁膜をCVD法等により形成
するが、この工程において強誘電体膜は水素を含む高温
の還元性雰囲気に曝されることになる。例えば、層間絶
縁膜として一般的に使われるCVD−SiO2 膜の形成
工程では、気相原料として使われるシラン(SiH4
と酸素O2 との反応により、SiO2 膜が次式 SiH4 +2O2 =SiO2 +H2 O に従って形成されるが、このような工程では、反応生成
物として形成されるH2Oが未反応のSiH4 と、次式 SiH4 +2H2 O=SiO2 +4H2 に従ってさらに反応し、SiO2 膜を堆積すると同時に
水素(H2 )をも反応生成物として発生させる。その結
果、前記強誘電体膜はH2 を含む高温で強い還元性の雰
囲気に曝されることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図1は、PZT膜をP
t膜で挟んだ構成の強誘電体キャパシタを様々な雰囲気
中で熱処理した場合の電気特性、特にQSW特性を示す。
図1を参照するに、QSW特性は熱処理の温度と共に一般
的に劣化するが、特に雰囲気中にH2 が含まれている場
合には200°C程度の温度でも、QSW特性は急激に低
下することがわかる。この現象のメカニズムは十分には
解明されていないが、これはPZT膜等の強誘電体膜を
覆うPtあるいはIr等の金属電極が触媒となり、強誘
電体膜を還元してしまうことに起因するものである可能
性がある。
【0006】図1の関係は、従来のFRAM等の強誘電
体膜を有する半導体装置では、折角優れたQSW特性を有
する強誘電体キャパシタが形成されても、その上にCV
D法によりCVD−SiO2 膜を層間絶縁膜として堆積
して半導体装置を形成する際に、その特性が大きく劣化
してしまうことを意味している。CVD−SiO2 膜の
層間絶縁膜への使用は、量産性、費用および製造時間を
考えると、不可避であると考えられる。
【0007】一方、従来より、かかるCVD層間絶縁膜
の形成に際し、PZT膜あるいはその他の強誘電体膜が
どの程度の水素を含んでいるかは、解明されていなかっ
た。また、強誘電体膜中の水素含有量とその電気特性、
特にQSW特性との関係は解明されていなかった。そこ
で、本発明は上記の課題を解決した、電気特性の優れた
強誘電体膜を含む半導体装置およびその製造方法を提供
することを概括的課題とする。
【0008】本発明のより具体的な課題は、強誘電体膜
中の水素濃度が制御された半導体装置およびその製造方
法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題
を、請求項1に記載したように、基板と、前記基板上に
形成され、下側電極と、前記下側電極上に形成された強
誘電体膜と、前記強誘電体膜上に形成された上側電極と
よりなるキャパシタと、前記基板上に、前記キャパシタ
を埋めるように形成されたCVD層間絶縁膜とを含む半
導体装置において、前記強誘電体膜が、水素を1.5×
1020cm-3以下の濃度で含むことを特徴とする半導体
装置により、または請求項2に記載したように、前記強
誘電体膜は、水素を約7×1019cm-3以下の濃度で含
むことを特徴とする請求項1記載の半導体装置により、
または請求項3に記載したように、前記強誘電体膜はP
ZTであることを特徴とする請求項1または2記載の半
導体装置により、または請求項4に記載したように、基
板上に、下側電極と、前記下側電極上に形成された強誘
電体膜と、前記強誘電体膜上に形成された上側電極とよ
りなるキャパシタを形成する工程と、前記キャパシタを
覆うように、層間絶縁膜をCVD法により形成する工程
とを含む半導体装置の製造方法において、前記層間絶縁
膜を形成した後、前記キャパシタを、前記強誘電体膜中
の水素濃度が1.5×1020cm-3以下になるように、
酸化雰囲気中で熱処理する工程を含むことを特徴とする
半導体装置の製造方法により、または請求項5に記載し
たように、前記熱処理工程は、前記層間絶縁膜中に、前
記上側電極を露出する第1の開口部と、前記下側電極を
露出する第2の開口部を形成した後、前記第1および第
2の開口部に電極を形成するよりも前に実行されること
を特徴とする請求項4記載の半導体装置の製造方法によ
り、または請求項6に記載したように、さらに、前記熱
処理工程の後で、前記第1および第2の開口部を埋める
ように、導体パターンを形成することを特徴とする請求
項5記載の半導体装置の製造方法により、または請求項
7に記載したように、前記熱処理工程は、約400°C
以上の温度で行われることを特徴とする請求項4〜6の
うち、いずれか一項記載の半導体装置の製造方法によ
り、または請求項8に記載したように、前記熱処理工程
は、前記強誘電体膜中の水素濃度が約7×1019cm-3
以下になるように行われることを特徴とする請求項4〜
7のうち、いずれか一項記載の半導体装置の製造方法に
より、解決する。 [作用]図2は、Pt/PZT/Pt構造の強誘電体キ
ャパシタ中に含まれる水素原子(H)の濃度を、熱処理
を行う前と、水素雰囲気中(N2 =7.6Torr,H
2 =740mT)における200°C、30分間の熱処
理を行った後とで、二次イオン質量分析法(SIMS)
により求めた結果を示す。
【0010】図2を参照するに、熱処理前にはPZT膜
中には水素はほとんど含まれていなかったのが、熱処理
後には水素濃度が大きく上昇することがわかる。図2の
結果、すなわち水素雰囲気中での熱処理により、PZT
中に水素が実質的な量取り込まれることは、本発明の発
明者によって初めて確認されたものである。図3は、前
記強誘電体キャパシタについて、本発明の発明者が見出
した、熱処理温度を変えた場合のPZT膜の電気特性Q
SWと、PZT膜中の水素濃度との関係を示す。ただし、
熱処理はN2 分圧が7.6T,H2 分圧が760mTの
条件下で約30分間行った。
【0011】図3を参照するに、熱処理を行わなかった
場合、PZT膜中の水素濃度は●で示すように約1×1
18cm-3程度で、またQSW値は約25μC/cm2
あるのに対し、150°Cで熱処理を行った場合には、
水素濃度は■で示すように約1.5×1019cm-3まで
増大し、QSW値は約17μC/cm2 に減少する。さら
に熱処理を200°Cで行った場合には、水素濃度は▲
で示すように約2.5×1020cm-3程度まで増大し、
SW値は約5μC/cm2 程度まで減少してしまう。一
方、前記▲で示した試料をさらに酸素雰囲気中、400
°Cで30分間熱処理した場合には、図3中○で示した
ように、水素濃度が当初の値まで減少し、また当初のQ
SW値が回復される。
【0012】図3の関係より、強誘電体キャパシタを構
成するPZT膜が、一般に要求される最低限の電気特
性、すなわちQSWが約5μC/cm2 以上の値を有する
ためには、PZT膜中に含まれる水素濃度は、おおよそ
1.5×1020cm-3程度以下である必要がある。より
好ましくは、PZT膜はQSW値が10μC/cm2 以上
であるのが望ましく、この場合、PZT膜中に含まれる
水素濃度は約7×1019cm-3以下であるのが望まし
い。
【0013】本発明では、PZT膜中の水素濃度を上記
のように制御するために、強誘電体キャパシタをCVD
層間絶縁膜で覆った後、強誘電体キャパシタの電極を露
出するコンタクトホールを形成し、さらに前記コンタク
トホールに電極を形成するより前に、前記PZT膜を酸
化雰囲気中で高温熱処理する。
【0014】
【発明の実施の形態】図4は、本発明の一実施例による
強誘電体記憶装置(FRAM)の構成を示す。図4を参
照するに、FRAMは、P型ウェル2を形成され、表面
にフィールド酸化膜3を形成されたSi基板1上に形成
され、前記フィールド酸化膜3で画成された活性領域上
にゲート酸化膜4aを介して形成され、側壁酸化膜4c
を有するゲート電極4bと、前記ゲート電極4bの両側
に形成されたn型拡散領域4dとを含み、前記ゲート電
極4bおよび拡散領域4dはMOSトランジスタ5を形
成する。
【0015】前記MOSトランジスタ5は、CVD−S
iO2 膜よりなる第1の層間絶縁膜6により覆われ、前
記第1の層間絶縁膜6上には、下側電極7と、その上の
PZT膜8と、さらにその上の上側電極9とよりなる強
誘電体キャパシタ10が形成される。また、前記強誘電
体キャパシタ10は、CVD−SiO2 膜よりなる第2
の層間絶縁膜11により覆われ、さらに前記層間絶縁膜
6および11を貫通して、前記拡散領域4dを露出する
コンタクトホール12aが形成されている。
【0016】さらに、前記層間絶縁膜6には、前記上側
電極9および下側電極7を露出するコンタクトホール1
2b,12cがそれぞれ形成され、前記コンタクトホー
ル12a〜12cはAl等の導体パターンにより埋めら
れる。図5(A)は、前記強誘電体キャパシタ10の一
例を示す。図5(A)を参照するに、図示の例では前記
下側電極7は厚さが約50nmのTi層とその上の厚さ
が約150nmのPt層よりなり、一方PZT膜8は約
280nmの厚さに形成される。さらに、上側電極9は
厚さが約175nmのPt層よりなる。本発明では、P
ZT膜8は、後で説明する層間絶縁膜11形成後の酸化
雰囲気中における熱処理により、膜中の水素濃度が、約
1.5×1020cm -3程度以下になっている。その結
果、図3で説明した関係により、PZT膜8のQSW
は、約5μC/cm2 以上の値をとる。また、先にも説
明したように、PZT膜8中の水素濃度は約7×1019
cm-3程度以下であるのが好ましく、この場合には、Q
SW値は、約10μC/cm2 以上になる。
【0017】図5(B)は、前記強誘電体キャパシタ1
0の別の例を示す。図5(B)を参照するに、図示の例
では下側電極7が厚さが約50nmのIrO2 層と厚さ
が約150nmのPt層との積層になっており、PZT
膜8の厚さは図5(A)の場合よりもやや薄い約200
nmに設定されている。さらに前記PZT膜8上には上
側電極9として、Pt層が約175nmの厚さに形成さ
れている。この例でも、PZT膜8は、後で説明する層
間絶縁膜11形成後の酸化雰囲気中における熱処理によ
り、膜中の水素濃度が、約1.5×1020cm-3程度以
下になっている。その結果、図3で説明した関係によ
り、PZT膜8のQSW値は、約5μC/cm2 以上の値
をとる。また、先にも説明したように、PZT膜8中の
水素濃度は約7×1019cm-3程度以下であるのが好ま
しく、この場合には、QSW値は、約10μC/cm2
上になる。
【0018】図6(A)〜(C)は、図4のFRAMの
製造工程を示す。まず図6(A)を参照するに、前記基
板1上にMOSトランジスタ5を形成した後、前記基板
1上にCVD−SiO2 膜を、前記MOSトランジスタ
5を覆うように堆積して層間絶縁膜6を形成する。さら
に前記層間絶縁膜6上に強誘電体キャパシタ10を形成
する。
【0019】次に、図6(B)の工程において、前記強
誘電体キャパシタ10を覆うように、第2のCVD−S
iO2 膜11を堆積し、さらに前記上側電極9を露出す
る開口部12bおよび下側電極7を露出する開口部12
cを形成する。本発明では、図6(B)の状態におい
て、得られた構造を酸素雰囲気中、500°Cで1時間
熱処理し、前記PZT膜8中の水素濃度を先に説明し
た、約1.5×1020cm-3程度以下のレベル、実際に
は1×1017cm-3以下のレベルにまで減少させる。か
かる熱処理により、図3に示すように、前記PZT膜8
のQ SW値は、前記層間絶縁膜11の堆積に伴い減少して
いても、後で図8で説明するように、45μC/cm2
程度あるいはそれ以上にまで回復する。
【0020】さらに、図6(C)の工程において、前記
層間絶縁膜11および6を貫通して、前記拡散領域4d
を露出するコンタクトホール12aを形成し、さらにコ
ンタクトホール12a〜12cに、導体パターン13を
形成する。図7は、図6(A)〜(C)の工程をまとめ
たフローチャートである。図7を参照するに、ステップ
S1およびS2は図6(A)の工程に対応し、ステップ
S1で前記MOSトランジスタ5を形成した後、ステッ
プS2で強誘電体キャパシタ10を形成する。
【0021】さらに、ステップS3およびS4は図6
(B)の工程に対応し、ステップ3で前記コンタクトホ
ール12bおよび12cを前記層間絶縁膜11に形成し
た後、前記ステップS4で酸素雰囲気中、500°Cで
の熱処理を1時間程度行う。さらにステップS5は図6
(C)の工程に対応し、層間絶縁膜11上に配線パター
ン13が、コンタクトホール12a〜12cを埋めるよ
うに形成される。
【0022】図8は、PZT膜8のQSW値を、図7のス
テップS2の直後の状態、ステップS3の層間絶縁膜1
1を形成した直後の状態、ステップS4の酸素雰囲気中
で熱処理した直後の状態、およびステップS5の配線パ
ターンを形成した直後の状態について求めた結果を示
す。図8よりわかるように、キャパシタ10の形成直後
には49.3μC/cm2程度の大きな値を有していた
SWが、層間絶縁膜11を堆積した直後には5.4μC
/cm2 程度まで減少し、これが酸素雰囲気中での熱処
理により、49μC/cm2 程度にまで回復する。さら
に、本発明では、配線パターンを形成しても、約45μ
C/cm2 程度の値が、QSWとして確保できることがわ
かる。
【0023】本発明では、強誘電体膜としてPZT膜を
例に挙げて説明したが、本発明はPZT膜に限定される
ものではなく、PLZTやBST等、ペロフスカイト型
の結晶構造を有する他の強誘電体膜に対しても、またペ
ロフスカイト型でない他の強誘電体膜に対しても適用可
能である。以上、本発明を好ましい実施例について説明
したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨内において、様々な変形・変更
が可能である。
【0024】
【発明の効果】請求項1〜8記載の本発明の特徴によれ
ば、強誘電体キャパシタを形成した後で層間絶縁膜を形
成することにより生じる、強誘電体膜中への水素原子の
侵入およびこれに伴う強誘電体膜の電気特性の劣化が、
強誘電体膜中の水素濃度を制御することにより、回避さ
れる。かかる制御は、前記層間絶縁膜を形成した後、前
記強誘電体キャパシタの電極をコンタクトホールで露出
した状態で、高温酸素雰囲気中で熱処理を行うことによ
り、達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】強誘電体膜の電気特性と熱処理雰囲気および温
度との関係を示す図である。
【図2】強誘電体膜中への水素の取り込みを示す図であ
る。
【図3】強誘電体膜のQSW値と水素濃度との関係を示す
図である。
【図4】本発明の一実施例によるFRAMの構成を示す
図である。
【図5】(A),(B)は、図4のFRAMで使われる
強誘電体キャパシタの構成を示す図である。
【図6】(A)〜(C)は、図4のFRAMの製造工程
を示す図である。
【図7】図4のFRAMの製造工程を示すフローチャー
トである。
【図8】図4のFRAMにおける強誘電体キャパシタの
電気特性を、製造工程ごとに示す図である。
【図9】強誘電体膜の自発分極を示す図である。
【符号の説明】
1 基板 2 ウェル 3 フィールド酸化膜 4a ゲート酸化膜 4b ゲート電極 4c 側壁酸化膜 4d 拡散領域 5 MOSトランジスタ 6,11 層間絶縁膜 7 下側電極 8 強誘電体膜 9 上側電極 10 強誘電体キャパシタ 12a〜12c コンタクトホール 13 電極配線パターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 21/8247 29/788 29/792

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、前記基板上に形成され、下側電
    極と、前記下側電極上に形成された強誘電体膜と、前記
    強誘電体膜上に形成された上側電極とよりなるキャパシ
    タと、前記基板上に、前記キャパシタを埋めるように形
    成されたCVD層間絶縁膜とを含む半導体装置におい
    て、 前記強誘電体膜が、水素を約1.5×1020cm-3以下
    の濃度で含むことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記強誘電体膜は、水素を約7×1019
    cm-3以下の濃度で含むことを特徴とする請求項1記載
    の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記強誘電体膜はPZTであることを特
    徴とする請求項1または2記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 基板上に、下側電極と、前記下側電極上
    に形成された強誘電体膜と、前記強誘電体膜上に形成さ
    れた上側電極とよりなるキャパシタを形成する工程と、
    前記キャパシタを覆うように、層間絶縁膜をCVD法に
    より形成する工程とを含む半導体装置の製造方法におい
    て、 前記層間絶縁膜を形成した後、前記キャパシタを、前記
    強誘電体膜中の水素濃度が1.5×1020cm-3以下に
    なるように、酸化雰囲気中で熱処理する工程を含むこと
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記熱処理工程は、前記層間絶縁膜中
    に、前記上側電極を露出する第1の開口部と、前記下側
    電極を露出する第2の開口部を形成した後、前記第1お
    よび第2の開口部に電極を形成するよりも前に実行され
    ることを特徴とする請求項4記載の半導体装置の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 さらに、前記熱処理工程の後で、前記第
    1および第2の開口部を埋めるように、導体パターンを
    形成することを特徴とする請求項5記載の半導体装置の
    製造方法。
  7. 【請求項7】 前記熱処理工程は、約400°C以上の
    温度で行われることを特徴とする請求項4〜6のうち、
    いずれか一項記載の半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記熱処理工程は、前記強誘電体膜中の
    水素濃度が約7×1019cm-3以下になるように行われ
    ることを特徴とする請求項4〜7のうち、いずれか一項
    記載の半導体装置の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001052271A1 (fr) * 2000-01-14 2001-07-19 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Materiau dielectrique, procede de production de ce materiau dielectrique, dispositif semi-conducteur fabrique avec ce materiau dielectrique et procede de production de ce dispositif semi-conducteur

Cited By (1)

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WO2001052271A1 (fr) * 2000-01-14 2001-07-19 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Materiau dielectrique, procede de production de ce materiau dielectrique, dispositif semi-conducteur fabrique avec ce materiau dielectrique et procede de production de ce dispositif semi-conducteur

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