JPH11250340A - 自動販売機の商品送出装置 - Google Patents

自動販売機の商品送出装置

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JPH11250340A
JPH11250340A JP5174298A JP5174298A JPH11250340A JP H11250340 A JPH11250340 A JP H11250340A JP 5174298 A JP5174298 A JP 5174298A JP 5174298 A JP5174298 A JP 5174298A JP H11250340 A JPH11250340 A JP H11250340A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spiral
product
commodity
products
center
Prior art date
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Pending
Application number
JP5174298A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Okuda
誠 奥田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Refrigeration Co filed Critical Matsushita Refrigeration Co
Priority to JP5174298A priority Critical patent/JPH11250340A/ja
Publication of JPH11250340A publication Critical patent/JPH11250340A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商品を前後方向に収納する左右2列に商品収
納路を備えたスパイラル商品収納ケースにおいて、スパ
イラルでの回転による倒れ込みを防止して商品を送り出
し、最前列商品の送出時の切離しを安定させた自動販売
機の商品送出装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 スパイラル10の中心軸10a前端に設
けた商品受け板11の垂直平面で一旦安定保持した後に
商品受け板11が開放されて商品を送出するため、スパ
イラル10で前傾または後傾した状態で押し出された最
前列商品を直立安定した姿勢で送出することができる。
一方、スパイラル10の中心軸10aと平行にスパイラ
ル10外径の上方に上部中央壁14を固定することで、
送出時にスパイラル10の回転で摩擦力を受け、中央方
向へ倒れ込む商品を上部中央壁14で支え、安定した姿
勢で送出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品収納ケースを
前後方向に複数配列し、商品収納ケース内にスパイラル
を前後方向に備え、このスパイラルの螺旋空間に商品を
収納し、スパイラルを回転させて商品を順次1個ずつ前
方向に送出する自動販売機の商品送出装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、商品収納ケースを上下方向に配置
し、商品収納ケース内にスパイラルを上下方向に備え、
このスパイラルの螺旋空間の左右2列に商品を収納し、
スパイラルを回転させて商品を順次1個ずつ前方向に送
出する商品送出装置においては、例えば実開昭61−7
8379号公報に記載されているものが知られている。
【0003】図7は従来の商品収納ケース15内にスパ
イラル16を上下方向に備えた自動販売機の商品送出装
置を示しており、スパイラル16が回転することで商品
が一斉に前進し、最前列商品を商品落下通路に送出して
搬出するものである。
【0004】また、商品収納ケースを水平方向に配列し
たものにおいては、スパイラルを水平方向に備え、この
スパイラルの螺旋空間の片側に商品を収納し、スパイラ
ルを1回転させて商品を順次1個ずつ前方向に送出する
例えば実開昭59−20388号公報に記載されている
ものが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
スパイラルの左右2列に商品収納路を備えた商品送出装
置を水平方向に配置すると、収納された商品はスパイラ
ルの螺旋形状によって片側は前傾し、その反対側は後傾
した状態で押し出される。このため、最前列商品が送出
される際、後傾する側の商品は商品収納ケースに側に倒
れ込み、送出が不安定であった。
【0006】また、縦方向に長い商品については、スパ
イラルの回転によってその摩擦力により中央方向に倒れ
込み、送出ができなくなる懸念もあった。
【0007】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、スパイラルで前傾または後傾した状態で押し出さ
れた商品も安定した状態で送出することができ、しかも
商品が送出される時にスパイラルの摩擦力による回転力
で片側通路の商品が中央方向へ倒れ込むことを防止する
商品送出装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の自動販売機の商品送出装置の請求項1に係
る発明は、商品を前後方向に収納するW型に形成した左
右2列の樋状商品収納路の中央部の前後両端に前軸支え
部と後軸支え部を備えた商品収納ケース内に、駆動モー
タが連結される中心軸を備えたスパイラルを前後方向に
設置し、前記スパイラルの螺旋空間に商品が前後に並べ
て収納され、スパイラルの回転により前記商品が一斉に
前進する自動販売機の商品送出装置において、片側の最
前列商品を一旦保持する商品受け板を前記スパイラル中
心軸前端に片側の商品収納路を塞ぐ状態で備えた構成と
したものである。
【0009】これにより、スパイラルで前傾または後傾
した状態で押し出された最前列商品をスパイラルの中心
軸前端に設けた商品受け板の垂直平面で一旦安定保持し
た後、スパイラルの回転によって商品受け板が開放され
るため、安定した姿勢で送出することができる。
【0010】また、請求項2に係る発明は、商品送出時
に左右2列商品の中央方向への倒れ防止を図るスパイラ
ル外径中央上方にスパイラル中心軸と平行でスパイラル
前軸支え部と商品収納ケース後壁に固定した上部中央壁
を備えた構成としたものである。
【0011】これにより、商品が送出される時にスパイ
ラルの摩擦力による回転力で片側通路の商品が中央方向
へ倒れ込むことを上部中央壁で支え、安定した姿勢で送
出することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は各請求項に記載した構成
を実施形態とすることができる。すなわち、本発明の請
求項1に記載の発明は、商品を前後方向に収納するW型
に形成した左右2列の樋状商品収納路の中央部の前後両
端に前軸支え部と後軸支え部を備えた商品収納ケース内
に、駆動モータが連結される中心軸を備えたスパイラル
を前後方向に設置し、前記スパイラルの螺旋空間に商品
が前後に並べて収納され、スパイラルの回転により前記
商品が一斉に前進する自動販売機の商品送出装置におい
て、片側の最前列商品を一旦保持する商品受け板を前記
スパイラル中心軸前端に片側の商品収納路を塞ぐ状態で
備えた構成としたものである。
【0013】これにより、スパイラルで前傾または後傾
した状態で押し出された最前列商品をスパイラルの中心
軸前端に設けた商品受け板の垂直平面で一旦安定保持し
た後、スパイラルの回転によって商品受け板が開放され
るため、安定した姿勢で送出することができる。
【0014】また、本発明の請求項2に記載の発明は、
商品を前後方向に収納するW型に形成した左右2列の樋
状商品収納路の中央部の前後両端に前軸支え部と後軸支
え部を備えた商品収納ケース内に、駆動モータが連結さ
れる中心軸を備えたスパイラルを前後方向に設置し、前
記スパイラルの螺旋空間に商品が前後に並べて収納さ
れ、スパイラルの回転により前記商品が一斉に前進する
自動販売機の商品送出装置において、商品送出時に左右
2列商品の中央方向への倒れ防止を図るスパイラル外径
中央上方にスパイラル中心軸と平行でスパイラル前軸支
え部と商品収納ケース後壁に固定した上部中央壁を備え
た構成としたものである。
【0015】これにより、商品が送出される時にスパイ
ラルの摩擦力による回転力で片側通路の商品が中央方向
へ倒れ込むことを上部中央壁で支え、安定した姿勢で送
出することができる。
【0016】以下、本発明の一実施の形態について、図
1から図6を用いて説明する。図1は本発明の一実施の
形態に係る自動販売機の横断面図、図2はこの自動販売
機の商品送出装置の斜視図、図3はこの自動販売機の商
品送出装置の横断面図、図4は商品を充填した状態の斜
視図、図5は商品が送出される途中の斜視図、図6は次
の待機状態の斜視図である。
【0017】図1において、1は本体であり、この本体
1の前面に扉体2が開閉自在に設けられ、この扉体2の
中央には、内部の商品3を見透せるよう透明ガラス4が
はめ込まれ、下部に商品取出口5が設けられている。ま
た、本体1の内部には複数段の商品送出装置6が設けら
れている。
【0018】図2において、商品収納ケース7は、ケー
ス右壁7aとケース左壁7bとケース後壁7cとケース
底面7dおよびケース下部中央壁7eにより、W型の左
右2列の樋状の商品収納路8が形成されている。
【0019】図3において、ケース下部中央壁7eの前
部に形成した前軸支え部9aとケース後壁7cの中央に
形成した後軸支え部9bを備える。前軸支え部9aと後
軸支え部9bの間にはスパイラル10の中心軸10aが
回転自在に支持されている。このスパイラル10は、前
端部を連結棒10bで中心軸10aと連結され、後端部
は回転盤10cで中心軸10aと連結されている。
【0020】スパイラル10の中心軸10aの前軸支え
部9aを貫通した前端には、片側の商品収納路8を塞ぐ
状態で商品受け板11が固定され、一方の後端には、ケ
ース後壁7cに固定した駆動モータ12が連結部材13
を介して連結されている。また、スパイラル10の外径
の中央上方には、中心軸10aと平行に前軸支え部9a
とケース後壁7cに固定した上部中央壁14が設けられ
ている。ケース底面7dは、前部が下方に向って傾斜す
る前傾した形状に形成されている。
【0021】図4において、商品収納ケース7にスパイ
ラル10の螺旋空間で形成された左右2列の商品収納路
8に商品3が前後方向に並べて収納されている。収納さ
れている商品3は、スパイラル10の螺旋形状の特性に
よって、右側の商品収納路8の商品3は前に倒れるよう
な形で前傾して収納され、左側の商品収納路8の商品3
は後に倒れるような形で後傾して収納されている。この
状態では、商品3が自立していないため倒れやすく、ス
パイラル10の先端部10dからの商品切離しが不安定
で、商品収納路8に商品3が残る場合があった。ここで
商品受け板11を備えることで、左側最前列の商品3
は、スパイラル10の先端部10dと垂直平面の商品受
け板11の間で形成された空間で垂直状態に保持収納さ
れる。
【0022】次に、図5,図6を用いて商品送出時の動
作を説明する。通常、販売制御装置から販売指令がある
までは、図4に示した状態で待機している。この状態で
図示されない販売ボタンが押され、販売制御装置から販
売指令が発せられると、駆動モータ12が時計方向に回
転する。この回転がスパイラル10の螺旋効果を発生さ
せ、商品が一斉に前進する。この際、左側の商品収納路
8に収納された商品3は、スパイラル10の回転で摩擦
力による回転力を受け、中央方向へ倒れ込むが、上部中
央壁14で支えられて左右方向に直立した状態で前方へ
送出される。
【0023】スパイラルの回転が進んだ状態を図5に示
す。右側最前列でスパイラル10の先端部10dと垂直
平面の商品受け板11の間で形成された空間で垂直状態
に保持収納されていた商品3は、スパイラル10の回転
にともない中心軸10aの前端に固定された商品受け板
11が図5の白抜き矢印のように回転することで商品収
納路8の閉塞が開放され、ケース底面7dの前部が下方
に向って傾斜するように前傾しているため図5の黒矢印
のように前方に倒され送出される。同時に、スパイラル
10の螺旋形状の影響で後傾した商品3はスパイラル1
0から切離され、スパイラル10の先端部10dと垂直
平面の商品受け板11の間で形成された空間で、スパイ
ラル10の螺旋形状に影響されず直立した状態で保持さ
れる。
【0024】さらに駆動モータ12が回転して初期販売
開始状態から半回転すると、図示されない停止スイッチ
が動作して駆動モータ12は停止する。この時、図6に
示す商品受け板11が左側商品通路8を塞ぐ位置で回転
を停止し、左側商品通路8の最前列商品3の販売待機状
態となる。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、スパイラ
ルの中心軸前端に設けた商品受け板の垂直平面で一旦安
定保持した後、商品受け板が開放され送出されるため、
スパイラルで前傾または後傾した状態で押し出された最
前列商品を直立安定した姿勢で送出することができる。
また、スパイラル前端からの切離しが安定しない円筒形
容器や瓶型容器についても商品受け板で安定した切離し
が行える。
【0026】さらに、商品受け板を透光性材料で構成す
れば、前面から収納されている商品の隠れる部分が無く
正確に確認できるため、商品包装前面の任意の位置に印
刷された商品名を確実に確認して選択できる。
【0027】また、商品送出時に左右2列商品の中央方
向への倒れ防止を図るスパイラル外径中央上方にスパイ
ラル中心軸と平行でスパイラル前軸支え部と商品収納ケ
ース後壁に固定した上部中央壁を備えたことにより、送
出時にスパイラルの回転で摩擦力を受け、中央方向へ倒
れ込む商品を上部中央壁で支え、安定した姿勢で送出す
ることができる。特に、縦長商品を送出する場合、安定
した送出が行える。
【0028】さらに、上部中央壁で前軸支え部をケース
後壁と固定することにより、前軸支え部の剛性強化が図
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における自動販売機の横
断面図
【図2】同自動販売機の商品送出装置の斜視図
【図3】同自動販売機の商品送出装置の横断面図
【図4】同自動販売機の商品を充填した状態の商品送出
装置の斜視図
【図5】同自動販売機の商品が送出される途中の商品送
出装置の斜視図
【図6】同自動販売機の次の待機状態の商品送出装置の
斜視図
【図7】従来の自動販売機の商品送出装置の断面図
【符号の説明】
7 商品収納ケース 7c ケース後壁 8 商品収納路 9a 前軸支え部 10 スパイラル 10a 中心軸 11 商品受け板 12 駆動モータ 14 上部中央壁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品を前後方向に収納するW型に形成し
    た左右2列の樋状商品収納路の中央部の前後両端に前軸
    支え部と後軸支え部を備えた商品収納ケース内に、駆動
    モータが連結される中心軸を備えたスパイラルを前後方
    向に設置し、前記スパイラルの螺旋空間に商品が前後に
    並べて収納され、スパイラルの回転により前記商品が一
    斉に前進する自動販売機の商品送出装置において、片側
    の最前列商品を一旦保持する商品受け板を前記スパイラ
    ル中心軸前端に片側の商品収納路を塞ぐ状態で備えた自
    動販売機の商品送出装置。
  2. 【請求項2】 商品を前後方向に収納するW型に形成し
    た左右2列の樋状商品収納路の中央部の前後両端に前軸
    支え部と後軸支え部を備えた商品収納ケース内に、駆動
    モータが連結される中心軸を備えたスパイラルを前後方
    向に設置し、前記スパイラルの螺旋空間に商品が前後に
    並べて収納され、スパイラルの回転により前記商品が一
    斉に前進する自動販売機の商品送出装置において、商品
    送出時に左右2列の商品の中央方向への倒れ防止を図る
    スパイラル外径中央上方にスパイラル中心軸と平行でス
    パイラルの前軸支え部と商品収納ケース後壁に固定した
    上部中央壁を備えた自動販売機の商品送出装置。
JP5174298A 1998-03-04 1998-03-04 自動販売機の商品送出装置 Pending JPH11250340A (ja)

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JPH11250340A true JPH11250340A (ja) 1999-09-17

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