JPH11249254A - Ｉｃメモリ付きフイルム及びこれを使用する機器 - Google Patents
Ｉｃメモリ付きフイルム及びこれを使用する機器Info
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- JPH11249254A JPH11249254A JP5222398A JP5222398A JPH11249254A JP H11249254 A JPH11249254 A JP H11249254A JP 5222398 A JP5222398 A JP 5222398A JP 5222398 A JP5222398 A JP 5222398A JP H11249254 A JPH11249254 A JP H11249254A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】写真フイルムとＩＣメモリとの一体化により付
加情報の散逸を防止することができ、かつ付加情報の読
み書きの簡易化及びコストの低減を図ることができるよ
うにする。 【解決手段】ＩＣメモリユニット２０は、外部と非接触
で通信するためのアンテナコイル２４、通信回路、ＩＣ
メモリ等を含むＩＣチップ２８等がフレキシブル基板２
２上に設けられ、かつ柔軟性を持つように薄く形成され
ている。このＩＣメモリユニット２０が写真フイルム１
０の撮影領域以外に一体的に設けられ、ＩＣメモリ付き
フイルムが構成されている。これにより写真フイルム１
０の付加情報が写真フイルム１０から散逸しないように
し、また付加情報の読み書きは非接触で行い、電気的接
点を不要にしている。
加情報の散逸を防止することができ、かつ付加情報の読
み書きの簡易化及びコストの低減を図ることができるよ
うにする。 【解決手段】ＩＣメモリユニット２０は、外部と非接触
で通信するためのアンテナコイル２４、通信回路、ＩＣ
メモリ等を含むＩＣチップ２８等がフレキシブル基板２
２上に設けられ、かつ柔軟性を持つように薄く形成され
ている。このＩＣメモリユニット２０が写真フイルム１
０の撮影領域以外に一体的に設けられ、ＩＣメモリ付き
フイルムが構成されている。これにより写真フイルム１
０の付加情報が写真フイルム１０から散逸しないように
し、また付加情報の読み書きは非接触で行い、電気的接
点を不要にしている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はＩＣメモリ付きフイ
ルム及びこれを使用する機器に係り、特に写真フイルム
への付加情報の読み書きが可能なＩＣメモリ付きフイル
ム及びこれを使用するカメラ等の機器に関する。
ルム及びこれを使用する機器に係り、特に写真フイルム
への付加情報の読み書きが可能なＩＣメモリ付きフイル
ム及びこれを使用するカメラ等の機器に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、写真フイルムの付加情報を記録す
るために、写真フイルムを収納するフイルムカートリッ
ジにＩＣメモリを取り付けることが提案されている（特
開昭５６−１５４７２０号公報、特開昭６２−１１６９
３２号公報、特開平１−２７９２５０号公報、特開平９
−２１１７９２号公報）。
るために、写真フイルムを収納するフイルムカートリッ
ジにＩＣメモリを取り付けることが提案されている（特
開昭５６−１５４７２０号公報、特開昭６２−１１６９
３２号公報、特開平１−２７９２５０号公報、特開平９
−２１１７９２号公報）。
【０００３】尚、写真フイルムの付加情報としては、例
えば、シャッタ速度、絞り値、プリントタイプ、撮影日
時、プリント枚数等の種々の撮影情報、ラボ情報や、各
コマを示すインデックス画像等の画像情報であり、これ
らの付加情報は、ＩＣメモリと電気的に接続されたカメ
ラやラボ機等によって読み書きされる。
えば、シャッタ速度、絞り値、プリントタイプ、撮影日
時、プリント枚数等の種々の撮影情報、ラボ情報や、各
コマを示すインデックス画像等の画像情報であり、これ
らの付加情報は、ＩＣメモリと電気的に接続されたカメ
ラやラボ機等によって読み書きされる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のフイ
ルムカートリッジにＩＣメモリを取り付けたものは、フ
イルムカートリッジの破損によって写真フイルムとＩＣ
メモリとの対応が取れなくなるおそれがある。また、Ｉ
Ｃメモリをフイルムカートリッジに取り付けるための複
雑な構造となり、特にＩＣメモリとの電気的接点を設け
るために、カメラ及びフイルムカートリッジともに複雑
な構造となり、コストアップになる等の欠点があった。
ルムカートリッジにＩＣメモリを取り付けたものは、フ
イルムカートリッジの破損によって写真フイルムとＩＣ
メモリとの対応が取れなくなるおそれがある。また、Ｉ
Ｃメモリをフイルムカートリッジに取り付けるための複
雑な構造となり、特にＩＣメモリとの電気的接点を設け
るために、カメラ及びフイルムカートリッジともに複雑
な構造となり、コストアップになる等の欠点があった。
【０００５】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、写真フイルムとＩＣメモリとの一体化により付
加情報の散逸を防止することができ、かつ付加情報の読
み書きの簡易化及びコストの低減を図ることができるＩ
Ｃメモリ付きフイルム及びこれを使用する機器を提供す
ることを目的とする。
もので、写真フイルムとＩＣメモリとの一体化により付
加情報の散逸を防止することができ、かつ付加情報の読
み書きの簡易化及びコストの低減を図ることができるＩ
Ｃメモリ付きフイルム及びこれを使用する機器を提供す
ることを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願請求項１に係るＩＣメモリ付きフイルムは、外
部と非接触で通信するためのアンテナと、該アンテナか
ら受信した電波によって電源を得る電源手段と、前記ア
ンテナを介して写真フイルムの付加情報を通信するため
の通信手段と、不揮発性のＩＣメモリと、前記通信手段
を介して前記ＩＣメモリの読み書きを制御するコントロ
ーラとをフレキシブル基板上に設けてなるＩＣメモリユ
ニットであって、柔軟性を持つように前記ＩＣメモリユ
ニットを薄く形成し、前記ＩＣメモリユニットを写真フ
イルムの撮影領域以外に一体的に設けてなることを特徴
としている。
に、本願請求項１に係るＩＣメモリ付きフイルムは、外
部と非接触で通信するためのアンテナと、該アンテナか
ら受信した電波によって電源を得る電源手段と、前記ア
ンテナを介して写真フイルムの付加情報を通信するため
の通信手段と、不揮発性のＩＣメモリと、前記通信手段
を介して前記ＩＣメモリの読み書きを制御するコントロ
ーラとをフレキシブル基板上に設けてなるＩＣメモリユ
ニットであって、柔軟性を持つように前記ＩＣメモリユ
ニットを薄く形成し、前記ＩＣメモリユニットを写真フ
イルムの撮影領域以外に一体的に設けてなることを特徴
としている。
【０００７】従来、ＩＣチップ、コンデンサ、アンテナ
コイル等がカード状の樹脂に封入され、厚みが１ｍｍ以
下の非接触型ＩＣカードが実用化されているが、半導体
技術の進歩により更なる薄型化が期待でき、一定以上の
薄さは、曲げに対する柔軟性を持つようになる。本願請
求項１に係るＩＣメモリ付きフイルムは、このようにし
て薄型化して柔軟性を持ったＩＣメモリユニットを写真
フイルムの撮影領域以外に一体的に設け、写真フイルム
とＩＣメモリユニットとが分離されないようにし、付加
情報の散逸を防止できるようにしている。また、前記付
加情報の読み書きは、非接触で行われるため、電気的接
点が不要になる。
コイル等がカード状の樹脂に封入され、厚みが１ｍｍ以
下の非接触型ＩＣカードが実用化されているが、半導体
技術の進歩により更なる薄型化が期待でき、一定以上の
薄さは、曲げに対する柔軟性を持つようになる。本願請
求項１に係るＩＣメモリ付きフイルムは、このようにし
て薄型化して柔軟性を持ったＩＣメモリユニットを写真
フイルムの撮影領域以外に一体的に設け、写真フイルム
とＩＣメモリユニットとが分離されないようにし、付加
情報の散逸を防止できるようにしている。また、前記付
加情報の読み書きは、非接触で行われるため、電気的接
点が不要になる。
【０００８】また、上記ＩＣメモリユニットは、本願請
求項２及び請求項３に示すように現像液から保護できる
ように構成されており、現像時に写真フイルムと分離さ
れることがない。更に、本願請求項４に係るＩＣメモリ
付きフイルムは、上記柔軟性を持つように構成されたＩ
Ｃメモリユニットを写真フイルムが収納されるフイルム
カートリッジに貼付してなることを特徴としている。
尚、前記ＩＣメモリユニットは、本願請求項５に示すよ
うに前記フイルムカートリッジの側面に貼付され、その
上にラベルが貼付される。
求項２及び請求項３に示すように現像液から保護できる
ように構成されており、現像時に写真フイルムと分離さ
れることがない。更に、本願請求項４に係るＩＣメモリ
付きフイルムは、上記柔軟性を持つように構成されたＩ
Ｃメモリユニットを写真フイルムが収納されるフイルム
カートリッジに貼付してなることを特徴としている。
尚、前記ＩＣメモリユニットは、本願請求項５に示すよ
うに前記フイルムカートリッジの側面に貼付され、その
上にラベルが貼付される。
【０００９】また、本願請求項６に係るＩＣメモリ付き
フイルムを使用する機器は、請求項１又は請求項４に記
載のＩＣメモリ付きフイルムと非接触で通信するための
アンテナと、前記アンテナを介して写真フイルムの付加
情報を通信するための通信手段と、を備えたことを特徴
としている。
フイルムを使用する機器は、請求項１又は請求項４に記
載のＩＣメモリ付きフイルムと非接触で通信するための
アンテナと、前記アンテナを介して写真フイルムの付加
情報を通信するための通信手段と、を備えたことを特徴
としている。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るＩＣメモリ付きフイルム及びこれを使用する機器の好
ましい実施の形態について詳説する。図１は本発明に係
るＩＣメモリ付きフイルムの第１の実施の形態を示す平
面図であり、１３５フイルム１０にＩＣメモリユニット
２０を一体化した場合に関して示している。尚、ＩＣメ
モリユニット２０の詳細については後述する。
るＩＣメモリ付きフイルム及びこれを使用する機器の好
ましい実施の形態について詳説する。図１は本発明に係
るＩＣメモリ付きフイルムの第１の実施の形態を示す平
面図であり、１３５フイルム１０にＩＣメモリユニット
２０を一体化した場合に関して示している。尚、ＩＣメ
モリユニット２０の詳細については後述する。
【００１１】図１に示すように、このＩＣメモリ付きフ
イルムは、１ロールのフイルム１０の先端部にＩＣメモ
リユニット２０が一体的に設けられている。尚、ＩＣメ
モリユニット２０が設けられる位置よりも更に先端の位
置にＩＣメモリユニット２０’を設けるようにしてもよ
い。図２は本発明に係るＩＣメモリ付きフイルムの第２
の実施の形態を示す平面図であり、新写真フイルム（Ａ
ＰＳフイルム）等のカートリッジ一体型フイルム１２に
ＩＣメモリユニット２０を一体化した場合に関して示し
ている。
イルムは、１ロールのフイルム１０の先端部にＩＣメモ
リユニット２０が一体的に設けられている。尚、ＩＣメ
モリユニット２０が設けられる位置よりも更に先端の位
置にＩＣメモリユニット２０’を設けるようにしてもよ
い。図２は本発明に係るＩＣメモリ付きフイルムの第２
の実施の形態を示す平面図であり、新写真フイルム（Ａ
ＰＳフイルム）等のカートリッジ一体型フイルム１２に
ＩＣメモリユニット２０を一体化した場合に関して示し
ている。
【００１２】このカートリッジ一体型フイルム１２は、
略円筒上のカートリッジ１２Ａ内に、スプール１２Ｂに
巻回された長尺の写真フイルム１２Ｃが収納されるとと
もに、カートリッジ１２Ａの一端に遮光ドア（図示せ
ず）が設けられ、カメラに未装填の状態やカメラから取
り出された状態では、常時フイルム１２Ｃがカートリッ
ジ１２Ａ内に完全に収納され、遮光ドアにて外部光から
保護する構造となっている。また、フイルム１２Ｃは、
フイルムベースの表面に銀塩感光層が塗布され、その裏
面には磁気記録層が塗布されている。また、フイルムの
縁部には各コマの位置を規定する複数個のパーフォレー
ション１２Ｄが穿設されている。更に、このフイルム１
２Ｃは、現像時にはカートリッジ１２Ａから分離される
が、その後再度カートリッジ１２Ａ内に収納されて返却
される。
略円筒上のカートリッジ１２Ａ内に、スプール１２Ｂに
巻回された長尺の写真フイルム１２Ｃが収納されるとと
もに、カートリッジ１２Ａの一端に遮光ドア（図示せ
ず）が設けられ、カメラに未装填の状態やカメラから取
り出された状態では、常時フイルム１２Ｃがカートリッ
ジ１２Ａ内に完全に収納され、遮光ドアにて外部光から
保護する構造となっている。また、フイルム１２Ｃは、
フイルムベースの表面に銀塩感光層が塗布され、その裏
面には磁気記録層が塗布されている。また、フイルムの
縁部には各コマの位置を規定する複数個のパーフォレー
ション１２Ｄが穿設されている。更に、このフイルム１
２Ｃは、現像時にはカートリッジ１２Ａから分離される
が、その後再度カートリッジ１２Ａ内に収納されて返却
される。
【００１３】図２に示すＩＣメモリ付きフイルムは、フ
イルム１２Ｃの第１コマよりも前方の先端部にＩＣメモ
リユニット２０が一体的に設けられている。尚、ＩＣメ
モリユニット２０は、最終コマよりも後方の位置に設け
てもよく、要はコマ画像の撮影領域以外であれば、如何
なる位置に設けてもよい。図３は図１及び図２に示した
ＩＣメモリユニット２０の構造例を示す平面図である。
このＩＣメモリユニット２０は、フレキシブル基板２２
上にアンテナコイル２４と、コンデンサ２６と、ＩＣチ
ップ２８とが配置されて構成されている。上記アンテナ
コイル２４は薄膜で形成され、またコンデンサ２６及び
ＩＣチップ２８の厚みも可能な限り薄く形成する。技術
的には数μｍ以下にすることが可能であり、これにより
ＩＣチップ２８等も柔軟性を持たせる。
イルム１２Ｃの第１コマよりも前方の先端部にＩＣメモ
リユニット２０が一体的に設けられている。尚、ＩＣメ
モリユニット２０は、最終コマよりも後方の位置に設け
てもよく、要はコマ画像の撮影領域以外であれば、如何
なる位置に設けてもよい。図３は図１及び図２に示した
ＩＣメモリユニット２０の構造例を示す平面図である。
このＩＣメモリユニット２０は、フレキシブル基板２２
上にアンテナコイル２４と、コンデンサ２６と、ＩＣチ
ップ２８とが配置されて構成されている。上記アンテナ
コイル２４は薄膜で形成され、またコンデンサ２６及び
ＩＣチップ２８の厚みも可能な限り薄く形成する。技術
的には数μｍ以下にすることが可能であり、これにより
ＩＣチップ２８等も柔軟性を持たせる。
【００１４】図４は上記ＩＣメモリユニット２０の実施
の形態を示すブロック図である。同図に示すように、こ
のＩＣメモリユニット２０は、アンテナコイル２４と、
通信回路３０と、コンデンサ２６を含む電源回路３２
と、コントローラ３４と、読み書き可能な不揮発性のＩ
Ｃメモリ３６とから構成されており、これらの回路は、
コンデンサ２６を除いてワンチップ化されたＩＣチップ
２８として構成されている。
の形態を示すブロック図である。同図に示すように、こ
のＩＣメモリユニット２０は、アンテナコイル２４と、
通信回路３０と、コンデンサ２６を含む電源回路３２
と、コントローラ３４と、読み書き可能な不揮発性のＩ
Ｃメモリ３６とから構成されており、これらの回路は、
コンデンサ２６を除いてワンチップ化されたＩＣチップ
２８として構成されている。
【００１５】アンテナコイル２４は、カメラ、ラボ機等
の外部機器からから送信された電波を受信し、これを通
信回路３０及び電源回路３２に出力する。電源回路３２
は、アンテナコイル２４から受信した電波によって電源
を生成してコンデンサ２６に蓄え、ユニット内の各回路
を駆動するための電源として出力する。通信回路３０
は、外部機器側からアンテナコイル２４を介して受信し
た電波から写真フイルムの付加情報等を復調し、これを
コントローラ３４に出力し、また、ＩＣメモリ３６から
コントローラ３４を介して読み出したフイルムの付加情
報を搬送波によって変調してアンテナコイル２４に送信
する。
の外部機器からから送信された電波を受信し、これを通
信回路３０及び電源回路３２に出力する。電源回路３２
は、アンテナコイル２４から受信した電波によって電源
を生成してコンデンサ２６に蓄え、ユニット内の各回路
を駆動するための電源として出力する。通信回路３０
は、外部機器側からアンテナコイル２４を介して受信し
た電波から写真フイルムの付加情報等を復調し、これを
コントローラ３４に出力し、また、ＩＣメモリ３６から
コントローラ３４を介して読み出したフイルムの付加情
報を搬送波によって変調してアンテナコイル２４に送信
する。
【００１６】コントローラ３４は通信回路３０から加え
られるデータ要求に基づいてＩＣメモリ３６に記憶され
ているフイルムの付加情報を読み出すとともに、通信回
路３０を介して加えられるフイルムの付加情報をＩＣメ
モリ３６に書き込む。尚、写真フイルムの付加情報とし
ては、シャッタ速度、絞り値、プリントタイプ、撮影日
時、プリント枚数等の種々の撮影情報、ラボ情報や、各
コマを示すインデックス画像等の画像情報が考えられる
が、付加情報の種類はこれらに限定されない。
られるデータ要求に基づいてＩＣメモリ３６に記憶され
ているフイルムの付加情報を読み出すとともに、通信回
路３０を介して加えられるフイルムの付加情報をＩＣメ
モリ３６に書き込む。尚、写真フイルムの付加情報とし
ては、シャッタ速度、絞り値、プリントタイプ、撮影日
時、プリント枚数等の種々の撮影情報、ラボ情報や、各
コマを示すインデックス画像等の画像情報が考えられる
が、付加情報の種類はこれらに限定されない。
【００１７】次に、上記ＩＣメモリユニットと写真フイ
ルムとの一体化について説明する。図５乃至図８はそれ
ぞれＩＣメモリユニットと写真フイルムとの一体化の第
１乃至第４の実施の形態を示すＩＣメモリ付きフイルム
の要部断面図である。図５に示すＩＣメモリ付きフイル
ムは、写真フイルム１０にＩＣメモリユニット２０が熱
圧着等によって一体化されており、図６に示すＩＣメモ
リ付きフイルムは、写真フイルム１０上にＩＣメモリユ
ニット２０が接着剤等によって接着されて一体化されて
いる。尚、図６上で、４０は、接着部を示している。
ルムとの一体化について説明する。図５乃至図８はそれ
ぞれＩＣメモリユニットと写真フイルムとの一体化の第
１乃至第４の実施の形態を示すＩＣメモリ付きフイルム
の要部断面図である。図５に示すＩＣメモリ付きフイル
ムは、写真フイルム１０にＩＣメモリユニット２０が熱
圧着等によって一体化されており、図６に示すＩＣメモ
リ付きフイルムは、写真フイルム１０上にＩＣメモリユ
ニット２０が接着剤等によって接着されて一体化されて
いる。尚、図６上で、４０は、接着部を示している。
【００１８】図５及び図６に示すＩＣメモリ付きフイル
ムは、フレキシブル基板２２と写真フイルム１０との間
にアンテナコイル２４、ＩＣチップ２８及びコンデンサ
（図示せず）がサンドイッチされて防水構造となってお
り、これにより現像液からＩＣメモリユニット２０の各
回路等が保護されている。図７に示すＩＣメモリ付きフ
イルムは、写真フイルム１０に形成された開口１０Ａに
ＩＣメモリユニット２０を挿入し、その上面と下面とを
接着用フイルム４２、４２で接着することによってＩＣ
メモリユニット２０が一体化されている。尚、接着用フ
イルム４２、４２は、ＩＣメモリユニット２０をサンド
イッチして防水構造とする保護部材としても機能する。
ムは、フレキシブル基板２２と写真フイルム１０との間
にアンテナコイル２４、ＩＣチップ２８及びコンデンサ
（図示せず）がサンドイッチされて防水構造となってお
り、これにより現像液からＩＣメモリユニット２０の各
回路等が保護されている。図７に示すＩＣメモリ付きフ
イルムは、写真フイルム１０に形成された開口１０Ａに
ＩＣメモリユニット２０を挿入し、その上面と下面とを
接着用フイルム４２、４２で接着することによってＩＣ
メモリユニット２０が一体化されている。尚、接着用フ
イルム４２、４２は、ＩＣメモリユニット２０をサンド
イッチして防水構造とする保護部材としても機能する。
【００１９】図８に示すＩＣメモリ付きフイルムは、写
真フイルム１０に形成された開口１０Ａの周縁部にフレ
キシブル基板２２の周縁部４４が接着されてＩＣメモリ
ユニット２０が一体化されている。尚、ＩＣメモリユニ
ット２０は、フレキシブル基板２２と対向する面に保護
層４６が形成されており、現像液からアンテナコイル２
４、ＩＣチップ２８等を保護できるようになっている。
真フイルム１０に形成された開口１０Ａの周縁部にフレ
キシブル基板２２の周縁部４４が接着されてＩＣメモリ
ユニット２０が一体化されている。尚、ＩＣメモリユニ
ット２０は、フレキシブル基板２２と対向する面に保護
層４６が形成されており、現像液からアンテナコイル２
４、ＩＣチップ２８等を保護できるようになっている。
【００２０】尚、本発明に係るＩＣメモリ付きフイルム
は、Ｘ線写真フイルムにも適用でき、これによれば、Ｘ
線写真フイルムの検索、管理等が容易になる。また、柔
軟性を持つように薄く形成されたＩＣメモリユニット２
０を、図２に示すカートリッジ１２Ａに貼付してもよ
い。ＩＣメモリユニット２０をカートリッジ１２Ａに貼
付する場合には、カートリッジ１２Ａの側面の形状に沿
うようにＩＣメモリユニット２０を貼付し、その上から
ラベルを貼付することが考えられる。この場合、カート
リッジ１２Ａは従来のものがそのまま使用でき、またＩ
Ｃメモリユニット２０は極めて薄いため、カートリッジ
１２Ａの外形形状も殆ど変わることがない。
は、Ｘ線写真フイルムにも適用でき、これによれば、Ｘ
線写真フイルムの検索、管理等が容易になる。また、柔
軟性を持つように薄く形成されたＩＣメモリユニット２
０を、図２に示すカートリッジ１２Ａに貼付してもよ
い。ＩＣメモリユニット２０をカートリッジ１２Ａに貼
付する場合には、カートリッジ１２Ａの側面の形状に沿
うようにＩＣメモリユニット２０を貼付し、その上から
ラベルを貼付することが考えられる。この場合、カート
リッジ１２Ａは従来のものがそのまま使用でき、またＩ
Ｃメモリユニット２０は極めて薄いため、カートリッジ
１２Ａの外形形状も殆ど変わることがない。
【００２１】更に、上記構成のＩＣメモリ付きフイルム
を使用するカメラ、ラボ機等の機器としては、非接触で
ＩＣメモリ付きフイルムと通信するためのアンテナと、
このアンテナを介して写真フイルムの付加情報を通信す
るための通信回路を設けるようにすればよい。
を使用するカメラ、ラボ機等の機器としては、非接触で
ＩＣメモリ付きフイルムと通信するためのアンテナと、
このアンテナを介して写真フイルムの付加情報を通信す
るための通信回路を設けるようにすればよい。
【００２２】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、薄
型化して柔軟性を持たせたＩＣメモリユニットを写真フ
イルムの撮影領域以外に一体的に設けるようにしたた
め、写真フイルムとＩＣメモリユニットとが分離される
ことがなく、写真フイルムの付加情報の散逸を防止で
き、また、付加情報の読み書きは、非接触で行われるた
め、電気的接点が不要になり、付加情報の読み書きの簡
易化及びコストの低減を図ることができる。更に、カー
トリッジ構造に関係なく使用することができる。
型化して柔軟性を持たせたＩＣメモリユニットを写真フ
イルムの撮影領域以外に一体的に設けるようにしたた
め、写真フイルムとＩＣメモリユニットとが分離される
ことがなく、写真フイルムの付加情報の散逸を防止で
き、また、付加情報の読み書きは、非接触で行われるた
め、電気的接点が不要になり、付加情報の読み書きの簡
易化及びコストの低減を図ることができる。更に、カー
トリッジ構造に関係なく使用することができる。
【図１】図１は本発明に係るＩＣメモリ付きフイルムの
第１の実施の形態を示す平面図である。
第１の実施の形態を示す平面図である。
【図２】図２は本発明に係るＩＣメモリ付きフイルムの
第２の実施の形態を示す平面図である。
第２の実施の形態を示す平面図である。
【図３】図３は図１及び図２に示したＩＣメモリユニッ
トの構造例を示す平面図である。
トの構造例を示す平面図である。
【図４】図４は上記ＩＣメモリユニットの実施の形態を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図５】図５は上記ＩＣメモリユニットと写真フイルム
との一体化の第１の実施の形態を説明するために用いた
ＩＣメモリ付きフイルムの要部断面図である。
との一体化の第１の実施の形態を説明するために用いた
ＩＣメモリ付きフイルムの要部断面図である。
【図６】図６は上記ＩＣメモリユニットと写真フイルム
との一体化の第２の実施の形態を説明するために用いた
ＩＣメモリ付きフイルムの要部断面図である。
との一体化の第２の実施の形態を説明するために用いた
ＩＣメモリ付きフイルムの要部断面図である。
【図７】図７は上記ＩＣメモリユニットと写真フイルム
との一体化の第３の実施の形態を説明するために用いた
ＩＣメモリ付きフイルムの要部断面図である。
との一体化の第３の実施の形態を説明するために用いた
ＩＣメモリ付きフイルムの要部断面図である。
【図８】図８は上記ＩＣメモリユニットと写真フイルム
との一体化の第４の実施の形態を説明するために用いた
ＩＣメモリ付きフイルムの要部断面図である。
との一体化の第４の実施の形態を説明するために用いた
ＩＣメモリ付きフイルムの要部断面図である。
１０…写真フイルム １２…カートリッジ一体型フイルム １２Ａ…カートリッジ ２０…ＩＣメモリユニット ２２…フレキシブル基板 ２４…アンテナコイル ２６…コンデンサ ２８…ＩＣチップ ３０…通信回路 ３２…電源回路 ３４…コントローラ ３６…ＩＣメモリ ４０…接着部 ４２…接着用フイルム ４６…保護層
Claims (6)
- 【請求項１】 外部と非接触で通信するためのアンテナ
と、該アンテナから受信した電波によって電源を得る電
源手段と、前記アンテナを介して写真フイルムの付加情
報を通信するための通信手段と、不揮発性のＩＣメモリ
と、前記通信手段を介して前記ＩＣメモリの読み書きを
制御するコントローラとをフレキシブル基板上に設けて
なるＩＣメモリユニットであって、柔軟性を持つように
前記ＩＣメモリユニットを薄く形成し、 前記ＩＣメモリユニットを写真フイルムの撮影領域以外
に一体的に設けてなることを特徴とするＩＣメモリ付き
フイルム。 - 【請求項２】 前記フレキシブル基板と前記写真フイル
ムとの間に前記アンテナ、電源手段、通信手段、ＩＣメ
モリ及びコントローラがサンドイッチされるように前記
ＩＣメモリユニットと写真フイルムとを一体化し、現像
液からＩＣメモリユニットを保護するようにしたことを
特徴とする請求項１記載のＩＣメモリ付きフイルム。 - 【請求項３】 前記ＩＣメモリユニットのフレキシブル
基板と対向する面に保護部材を設け、現像液からＩＣメ
モリユニットを保護するようにしたことを特徴とする請
求項１記載のＩＣメモリ付きフイルム。 - 【請求項４】 外部と非接触で通信するためのアンテナ
と、該アンテナから受信した電波によって電源を得る電
源手段と、前記アンテナを介して写真フイルムの付加情
報を通信するための通信手段と、不揮発性のＩＣメモリ
と、前記通信手段を介して前記ＩＣメモリの読み書きを
制御するコントローラとをフレキシブル基板上に設けて
なるＩＣメモリユニットであって、柔軟性を持つように
前記ＩＣメモリユニットを薄く形成し、 前記ＩＣメモリユニットを写真フイルムが収納されるフ
イルムカートリッジに貼付してなることを特徴とするＩ
Ｃメモリ付きフイルム。 - 【請求項５】 前記ＩＣメモリユニットは、前記フイル
ムカートリッジの側面に貼付され、その上にラベルが貼
付されていることを特徴とする請求項４記載のＩＣメモ
リ付きフイルム。 - 【請求項６】 請求項１又は請求項４に記載のＩＣメモ
リ付きフイルムと非接触で通信するためのアンテナと、 前記アンテナを介して写真フイルムの付加情報を通信す
るための通信手段と、 を備えたことを特徴とするＩＣメモリ付きフイルムを使
用する機器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5222398A JPH11249254A (ja) | 1998-03-04 | 1998-03-04 | Ｉｃメモリ付きフイルム及びこれを使用する機器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5222398A JPH11249254A (ja) | 1998-03-04 | 1998-03-04 | Ｉｃメモリ付きフイルム及びこれを使用する機器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11249254A true JPH11249254A (ja) | 1999-09-17 |
Family
ID=12908758
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5222398A Pending JPH11249254A (ja) | 1998-03-04 | 1998-03-04 | Ｉｃメモリ付きフイルム及びこれを使用する機器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11249254A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001337379A (ja) * | 2000-03-21 | 2001-12-07 | Olympus Optical Co Ltd | カメラシステム |
| EP2280489A1 (en) * | 2009-07-31 | 2011-02-02 | Gemalto SA | Contactless adaptor device |
-
1998
- 1998-03-04 JP JP5222398A patent/JPH11249254A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001337379A (ja) * | 2000-03-21 | 2001-12-07 | Olympus Optical Co Ltd | カメラシステム |
| JP4493166B2 (ja) * | 2000-03-21 | 2010-06-30 | オリンパス株式会社 | カメラシステム |
| EP2280489A1 (en) * | 2009-07-31 | 2011-02-02 | Gemalto SA | Contactless adaptor device |
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