JPH11248699A - 尿検査片 - Google Patents
尿検査片Info
- Publication number
- JPH11248699A JPH11248699A JP5068898A JP5068898A JPH11248699A JP H11248699 A JPH11248699 A JP H11248699A JP 5068898 A JP5068898 A JP 5068898A JP 5068898 A JP5068898 A JP 5068898A JP H11248699 A JPH11248699 A JP H11248699A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- urine
- reagent
- collecting part
- transparent film
- parts
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】安価に製造でき、取り扱いが簡単な尿検査片を
提供することを課題とする。 【解決手段】表面に試薬部の方向に向かって微細な溝５
を有する基材１の一端を尿採取部２とし、該尿採取部か
ら適当な距離の位置に試薬部３Ａ，３Ｂ，３Ｃを形成
し、前記尿採取部を除外して該試薬部が覆われるように
透明フィルム４で積層した尿検査片。
提供することを課題とする。 【解決手段】表面に試薬部の方向に向かって微細な溝５
を有する基材１の一端を尿採取部２とし、該尿採取部か
ら適当な距離の位置に試薬部３Ａ，３Ｂ，３Ｃを形成
し、前記尿採取部を除外して該試薬部が覆われるように
透明フィルム４で積層した尿検査片。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は家庭、診療所、診察
所等で早急に分析結果を得ることができ、しかも使用者
側の熟練も手間も必要ない簡単な構成の尿検査片に関す
る。
所等で早急に分析結果を得ることができ、しかも使用者
側の熟練も手間も必要ない簡単な構成の尿検査片に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】この種の検査具は従来から種々知られて
おり、代表的な従来品の構造を図４に示す。検査具の先
端部が尿採取部で、本体上部に採尿された尿と検査試薬
が反応して呈色反応の有無を確認する窓部が設けられて
おり、全体をプラスチックで覆われた構造になってい
る。このものは呈色の有無を判定する判定部位が露出し
ているため、使用の際に直接手が触れないように、汚れ
が付かないように注意する必要があったり、また構造が
複雑であり組み立てが難しく、製造コストが高くなると
いう欠点があった。
おり、代表的な従来品の構造を図４に示す。検査具の先
端部が尿採取部で、本体上部に採尿された尿と検査試薬
が反応して呈色反応の有無を確認する窓部が設けられて
おり、全体をプラスチックで覆われた構造になってい
る。このものは呈色の有無を判定する判定部位が露出し
ているため、使用の際に直接手が触れないように、汚れ
が付かないように注意する必要があったり、また構造が
複雑であり組み立てが難しく、製造コストが高くなると
いう欠点があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の課題に
鑑みてなされたものであり、その目的とするところは安
価に製造でき、取り扱いが簡単な尿検査片を提供するこ
とである。
鑑みてなされたものであり、その目的とするところは安
価に製造でき、取り扱いが簡単な尿検査片を提供するこ
とである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１に記載の本発明は、表面に試薬部の方向に
向かって微細な溝を有する基材の一端を尿採取部とし、
該尿採取部から適当な距離の位置に試薬部を形成し、前
記尿採取部を除外して該試薬部が覆われるように透明フ
ィルムで積層したことを特徴とする尿検査片である。
に、請求項１に記載の本発明は、表面に試薬部の方向に
向かって微細な溝を有する基材の一端を尿採取部とし、
該尿採取部から適当な距離の位置に試薬部を形成し、前
記尿採取部を除外して該試薬部が覆われるように透明フ
ィルムで積層したことを特徴とする尿検査片である。
【０００５】また、請求項２に記載の本発明は、前記透
明フィルムが試薬部の方向に向かって微細な溝を有する
ことを特徴とする請求項１記載の尿検査片である。
明フィルムが試薬部の方向に向かって微細な溝を有する
ことを特徴とする請求項１記載の尿検査片である。
【０００６】また、請求項３に記載の本発明は、前記透
明フィルムに換わって、試薬部の方向に向かって微細な
溝を有するプラスチック板であることを特徴とする請求
項１記載の尿検査片である。
明フィルムに換わって、試薬部の方向に向かって微細な
溝を有するプラスチック板であることを特徴とする請求
項１記載の尿検査片である。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を参照して詳
細に説明する。図１は本発明の請求項１に係る尿検査片
を説明する図であり、（ａ）はその構成断面図、（ｂ）
はこの平面図、（ｃ）は（ｂ）図におけるｘ−ｘ線の断
面図を示す。基材（１）はある程度厚めの剛性を有する
プラスチック板であり、材質は特に限定しないが、アク
リル、ポリカーボネート、塩化ビニール等汎用されてい
るものが原価を低くする上で好ましい。また、色相とし
ては反応して呈色した場合に見やすい色が好ましく、一
般的には白色のものが良い。
細に説明する。図１は本発明の請求項１に係る尿検査片
を説明する図であり、（ａ）はその構成断面図、（ｂ）
はこの平面図、（ｃ）は（ｂ）図におけるｘ−ｘ線の断
面図を示す。基材（１）はある程度厚めの剛性を有する
プラスチック板であり、材質は特に限定しないが、アク
リル、ポリカーボネート、塩化ビニール等汎用されてい
るものが原価を低くする上で好ましい。また、色相とし
ては反応して呈色した場合に見やすい色が好ましく、一
般的には白色のものが良い。
【０００８】この基材（１）上に尿を浸透、保持させる
機能を有する尿採取部（２）を基材の一端に設けて置
く。該尿採取部は不織布、和紙、脱脂綿或いは吸水性ポ
リマー等の材料を用いて、尿を採取するときに検査する
に充分な量が採取できるようにする。吸水性ポリマーと
しては、澱粉系、セルロース系、ポリアクリル酸塩系、
ポリビニルアルコール、澱粉・アクリル共重合体、ポリ
エチレンオキサイド、アクリル酸塩・ポリビニルアルコ
ール共重合体等が用いられる。また、吸水性ポリマーの
形状として細かな粒状のものを用いると尿採取の表面に
は凹凸が形成され、かつ吸水ポリマー層の内部には空隙
が形成されることによって保水性が向上すると共に毛細
管現象により導水性も向上する。この吸水性ポリマーの
粒状の平均粒径としては５００μｍ以下のものが良く、
好ましくは約１００μｍ程度のものが良い。
機能を有する尿採取部（２）を基材の一端に設けて置
く。該尿採取部は不織布、和紙、脱脂綿或いは吸水性ポ
リマー等の材料を用いて、尿を採取するときに検査する
に充分な量が採取できるようにする。吸水性ポリマーと
しては、澱粉系、セルロース系、ポリアクリル酸塩系、
ポリビニルアルコール、澱粉・アクリル共重合体、ポリ
エチレンオキサイド、アクリル酸塩・ポリビニルアルコ
ール共重合体等が用いられる。また、吸水性ポリマーの
形状として細かな粒状のものを用いると尿採取の表面に
は凹凸が形成され、かつ吸水ポリマー層の内部には空隙
が形成されることによって保水性が向上すると共に毛細
管現象により導水性も向上する。この吸水性ポリマーの
粒状の平均粒径としては５００μｍ以下のものが良く、
好ましくは約１００μｍ程度のものが良い。
【０００９】尿採取部（２）に保持されている尿を試薬
部（３Ａ，３Ｂ，３Ｃ）に導くために試薬部に向かって
導水管の機能を持たせるために微細な溝（５）を形成さ
れた基材を使用する。透明フィルムと微細な溝とで毛細
管が形成され、毛細管現象を起こし試薬部（３Ａ，３
Ｂ，３Ｃ）へ尿が導かれる。図１に示した尿検査片は，
３Ａ，３Ｂは検査する項目に反応して呈色反応する試薬
であり、３Ｃは尿が試薬部に到達したか否かを確認する
試薬であり、水と反応して呈色することで試薬部に尿が
到達したことが判るようになっている。
部（３Ａ，３Ｂ，３Ｃ）に導くために試薬部に向かって
導水管の機能を持たせるために微細な溝（５）を形成さ
れた基材を使用する。透明フィルムと微細な溝とで毛細
管が形成され、毛細管現象を起こし試薬部（３Ａ，３
Ｂ，３Ｃ）へ尿が導かれる。図１に示した尿検査片は，
３Ａ，３Ｂは検査する項目に反応して呈色反応する試薬
であり、３Ｃは尿が試薬部に到達したか否かを確認する
試薬であり、水と反応して呈色することで試薬部に尿が
到達したことが判るようになっている。
【００１０】凹凸の溝の形状としてプラスチック基材の
一端から他端に延びるようなヘアーライン状のものが毛
細管現象によって試薬部に尿が到達し易いので好まし
い。凹凸の高低差は、１０００μｍ以上だと毛細管の機
能が低下し、５０μｍ以下だと空隙が潰れて毛細管が出
来ない場合があるので５０μｍ〜１０００μｍの範囲の
ものが適当である。
一端から他端に延びるようなヘアーライン状のものが毛
細管現象によって試薬部に尿が到達し易いので好まし
い。凹凸の高低差は、１０００μｍ以上だと毛細管の機
能が低下し、５０μｍ以下だと空隙が潰れて毛細管が出
来ない場合があるので５０μｍ〜１０００μｍの範囲の
ものが適当である。
【００１１】尿採取部を除外して試薬部を覆う透明フィ
ルムは平坦なものであっても構わない。しかし、図２に
示す様に、基材に対向する面が同様に試薬部に向かうよ
うな微細な溝（６）を有するものを使用すると基材と透
明フィルムとの間に空隙ができ、この空隙で毛細管現象
がおこり試薬部に尿が導かれ易くなる。
ルムは平坦なものであっても構わない。しかし、図２に
示す様に、基材に対向する面が同様に試薬部に向かうよ
うな微細な溝（６）を有するものを使用すると基材と透
明フィルムとの間に空隙ができ、この空隙で毛細管現象
がおこり試薬部に尿が導かれ易くなる。
【００１２】試薬部（３）は、基材上に呈色反応する試
薬を基材（１）の尿採取部（２）から適当な位置に設け
ることによって形成する。試薬部（３）は一ケ所とは限
らず何を検査するかによって決定され数カ所に設けられ
ることもある。
薬を基材（１）の尿採取部（２）から適当な位置に設け
ることによって形成する。試薬部（３）は一ケ所とは限
らず何を検査するかによって決定され数カ所に設けられ
ることもある。
【００１３】尿採取部（２）を除外して透明フイルム
（４）を設ける。該透明フィルム（４）は尿が直接試薬
にかからないように保護するものであって、基材の端部
にに貼りつける等の加工を施し容易に外れたり、落ちな
いようにする。透明フィルム（４）は耐水性を有する材
質であればよく、ポリエチレンテレフタレート、ナイロ
ン、塩化ビニル、塩化ビニリデン等の汎用樹脂が使用さ
れる。なを、透明フィルムの換わりに透明プラスチック
板であっても良いことは、当然である。
（４）を設ける。該透明フィルム（４）は尿が直接試薬
にかからないように保護するものであって、基材の端部
にに貼りつける等の加工を施し容易に外れたり、落ちな
いようにする。透明フィルム（４）は耐水性を有する材
質であればよく、ポリエチレンテレフタレート、ナイロ
ン、塩化ビニル、塩化ビニリデン等の汎用樹脂が使用さ
れる。なを、透明フィルムの換わりに透明プラスチック
板であっても良いことは、当然である。
【００１４】この透明フィルムの試薬部にかからない位
置に予め注意書き、説明文等を印刷してあっても良い、
また、図３のように試薬部に相当する位置を除いて呈色
する色と補色関係の色、或いは白色等で印刷し窓（７）
を設けておくとより呈色されたことの確認が容易とな
る。
置に予め注意書き、説明文等を印刷してあっても良い、
また、図３のように試薬部に相当する位置を除いて呈色
する色と補色関係の色、或いは白色等で印刷し窓（７）
を設けておくとより呈色されたことの確認が容易とな
る。
【００１５】本発明の構成を有する尿検査片は、基材
（１）にシルクスクリーン印刷で試薬部（３）を形成す
ることで安価に製造できる。シルクスクリーン印刷は、
印刷された膜厚（層厚）をオフセット印刷、グラビア印
刷に較べて大きくすることが可能で、呈色する試薬が少
量であると反応後の色変化が判り難いことも、試薬部の
膜厚を大きくすることで解消できる。この尿検査片を紙
やフィルム等の包装材料でシーリングして出荷する。
（１）にシルクスクリーン印刷で試薬部（３）を形成す
ることで安価に製造できる。シルクスクリーン印刷は、
印刷された膜厚（層厚）をオフセット印刷、グラビア印
刷に較べて大きくすることが可能で、呈色する試薬が少
量であると反応後の色変化が判り難いことも、試薬部の
膜厚を大きくすることで解消できる。この尿検査片を紙
やフィルム等の包装材料でシーリングして出荷する。
【００１６】
【発明の効果】本発明は、従来品の様に容器を開けたり
閉じたりする必要が無く、取り扱いが極めて簡単であ
り、しかも構造がシンプルである為、基材に印刷、ラミ
ネート技術で製造できコストの低い尿検査片を提供でき
る。
閉じたりする必要が無く、取り扱いが極めて簡単であ
り、しかも構造がシンプルである為、基材に印刷、ラミ
ネート技術で製造できコストの低い尿検査片を提供でき
る。
【図１】本発明の請求項１の尿検査片を示す図であり、
（ａ）は構成断面図、（ｂ）は平面図、（ｃ）は（ｂ）
のｘ−ｘ線に於ける断面図。
（ａ）は構成断面図、（ｂ）は平面図、（ｃ）は（ｂ）
のｘ−ｘ線に於ける断面図。
【図２】本発明の請求項２の尿検査片を示す図であり、
（ａ）は構成断面図、（ｂ）は平面図、（ｃ）は（ｂ）
のｘ−ｘ線に於ける断面図。
（ａ）は構成断面図、（ｂ）は平面図、（ｃ）は（ｂ）
のｘ−ｘ線に於ける断面図。
【図３】窓を設けた場合の尿検査片を示す図である。
【図４】従来の尿検査具の１例を示す図。
１…基材 ２…尿採取部 ３Ａ，３Ｂ，３Ｃ…試薬部 ４…透明フィルム ５…基材上の溝 ６…透明フィルム上の溝 ７…窓 １０…従来の尿検査具 １１…尿採取部 １２…窓
Claims (3)
- 【請求項１】表面に試薬部の方向に向かって微細な溝を
有する基材の一端を尿採取部とし、該尿採取部から適当
な距離の位置に試薬部を形成し、前記尿採取部を除外し
て該試薬部が覆われるように透明フィルムで積層したこ
とを特徴とする尿検査片。 - 【請求項２】前記透明フィルムが試薬部の方向に向かっ
て微細な溝を有することを特徴とする請求項１記載の尿
検査片。 - 【請求項３】前記透明フィルムに換わって、試薬部の方
向に向かって微細な溝を有するプラスチック板であるこ
とを特徴とする請求項１記載の尿検査片。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5068898A JPH11248699A (ja) | 1998-03-03 | 1998-03-03 | 尿検査片 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5068898A JPH11248699A (ja) | 1998-03-03 | 1998-03-03 | 尿検査片 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11248699A true JPH11248699A (ja) | 1999-09-17 |
Family
ID=12865877
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5068898A Pending JPH11248699A (ja) | 1998-03-03 | 1998-03-03 | 尿検査片 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11248699A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010513858A (ja) * | 2006-12-15 | 2010-04-30 | キンバリー クラーク ワールドワイド インコーポレイテッド | ラテラルフローアッセイデバイス及び当該デバイスを含む吸収性物品 |
| JP2015194354A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-05 | ブラザー工業株式会社 | 検査チップ |
-
1998
- 1998-03-03 JP JP5068898A patent/JPH11248699A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010513858A (ja) * | 2006-12-15 | 2010-04-30 | キンバリー クラーク ワールドワイド インコーポレイテッド | ラテラルフローアッセイデバイス及び当該デバイスを含む吸収性物品 |
| JP2015194354A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-05 | ブラザー工業株式会社 | 検査チップ |
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