JP6440261B2 - ラテラルフロー検査方法 - Google Patents

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Description

本発明は、臨床診断等に用いられる、イムノクロマト法や核酸クロマト法等を利用したラテラルフロー検査方法に関する。具体的には、判定時間から長時間経過した場合においても偽陽性のシグナルが生じず、正確な判定結果を維持できるラテラルフロー検査方法に関する。
近年、患者の健康状態を診断する臨床検査において、イムノクロマトグラフィーや核酸クロマトグラフィー等を利用したラテラルフロータイプの臨床検査が多く採用されている。ラテラルフロータイプとは、毛管作用を利用してテストストリップに試料液を展開させ、展開に伴いテストストリップ上にシグナルを表示させる方式である。このラテラルフロータイプの検査は(1)特別な測定機器を必要とせず、目視で判定できる、(2)検査にかかる時間が数分程度と極めて短時間で済む、(3)検査のための操作が簡単であり、特別な技術を必要としない、等の優れた特徴を有している。
図9に示すように、従来のラテラルフロー検査器具1’は、例えばイムノクロマトグラフィーのテストストリップ6’を内部に収容したハウジング2’から構成されている。ハウジングの天面30’には、複数の開口部31’が設けられており、主に、試料液Tをハウジング内部のテストストリップ6’に添加するための試料液添加孔31a’と、テストストリップ上のシグナル検出部6c’に表示されたシグナルを確認するための判定窓31b’が設けられている。そして、テストストリップ6’には、その一端側に、テストストリップ上を展開した試料液を吸収保持するための吸収パッド6d’が設けられている。
ところが、時間の経過に伴い、吸収パッド6d’にいったん吸収された試料液が展開方向とは逆方向、すなわち、もと来た方向に移動してしまい、吸収パッド6d’に隣接するシグナル検出部6c’にまで戻ってしまうことがあった。吸収パッド6d’に吸収された検体試料液には、通過したテストストリップ6’に固定化されていた物質が含まれる。それゆえ、吸収パッド6d’にいったん吸収された試料液がシグナル検出部6c’に移動すると非特異反応が生じ、その結果として判定結果とは異なる偽陽性のシグナルを生じさせることがあった。
そこで、特許文献1には、吸収パッド中に吸収された試料液が逆方向に戻るのを防ぐため、ハウジングの天面に第3貫通口(蒸発孔)を吸収パッドと対向する位置に設け、吸収パッド中の試料液の蒸発を促進させることのできる検査器具が記載されている。
特表2009−545741
特許文献1に記載された検査器具は、吸収パッド中の試料液の蒸発を促す蒸発孔を有しているため、蒸発孔を有していないものと比較すると試料液の戻りは生じにくい。しかしながら、検査済みの器具を長時間放置しておくと、吸収パッド中の試料液が隣接するシグナル検出部に戻り、判定結果とは異なる偽陽性のシグナルを生じることがあった。そのため、判定時間では陰性の判定がなされていても、検査の数時間後に検査済みの器具を見ると陽性のシグナルが認められるため、判定を誤ったり、正確な判定結果が分からなくなってしまうおそれがあった。そこで、本発明者は、使用済みの検査器具を長時間放置した際に偽陽性のシグナルが発生するという現象について検討した結果、時間が経つにつれてシグナル検出部に展開されていた試料液までが蒸発してしまい、その結果として、吸収パッドに吸収されていた試料液が隣のシグナル検出部に毛管作用で移動することが原因であることを見出した。
本発明は上述した点に鑑みなされたもので、その目的は、イムノクロマト法等を利用したラテラルフロー検査方法において、判定時間から長時間経過した場合、たとえば一晩放置した場合においても、試料液の逆方向への戻りを防ぎ、逆戻りによる偽陽性のシグナルを生じさせず、正確な判定結果を維持できる検査方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明のラテラルフロー検査方法は、ハウジング内部に収容されたラテラルフローのテストストリップに、ハウジングの表面に設けられた開口部から試料液を添加する添加工程と、開口部を密封してハウジングを略気密状態にする密封工程と、を含んでいる。
本発明のラテラルフロー検査方法によれば、試料液をテストストリップに添加した後、ハウジングの表面に設けられている開口部を密封してハウジングを略気密状態に密封する。これにより、テストストリップに添加され、吸収パッドにいったん吸収された試料液がハウジング内部で蒸発して、ハウジング内部の空間は実質的に気液平衡状態となる。それゆえ、気液平衡後にテストストリップ中に含まれる試料液はそのままの状態で保持され、テストストリップのシグナル検出部に展開されていた試料液も保持されるため、試料液が長時間逆方向に戻ることを防ぐことができる。その結果、逆戻りによる偽陽性のシグナルが生じず、正確な判定結果が長時間維持される。
また、本発明の検査方法におけるハウジングは、(a)底面及びこの底面の全周から上方に連続する周壁からなり、底面にテストストリップが設置される下部ケースを有し、(b)天面及びこの天面の全周から下方に連続する周壁からなり、天面に開口部が設けられた上部ケースを有し、(c)上部ケースは、下部ケースの周壁の内側に嵌着されており、(d)下部ケースの周壁の端面は、上部ケースの天面よりも上側に位置するように構成されており、開口部の密封は、ハウジングの表面全体を被覆するように、下部ケースの周壁の端面に粘着フィルム片を貼り付けすることにより行われることも好ましい。なお、本明細書において上下とは、テストストリップが収容されたハウジングを机の上等に置いて使用する状態での上下方向をいうものとする。
この検査方法に用いられるハウジングは上部ケースと下部ケースとからなり、下部ケースの周壁に囲まれた内側部分に、下部ケースよりも一回り小さく形成された上部ケースが上から嵌め込まれている。ここで、下部ケースの周壁の端面は、上部ケースの天面よりも上側に位置するように構成されているため、ハウジングの表面には、上部ケースの天面からなる部分と下部ケースの周壁の端面からなる凸状の外縁部分とが存在する。それゆえ、試料液をテストストリップに添加したのち、開口部を密封するためにハウジングの表面全体を覆うように粘着フィルム片を貼付する際には、粘着フィルム片を凸状の外縁部分、すなわち、下部ケースの周壁の端面部分に貼付することにより、試料液添加孔及び判定窓等の開口部を密封することができる。これにより、ハウジングが略気密状態に密封され、ハウジング内部の空間は実質的に気液平衡が生じた状態となるため、テストストリップのシグナル検出部に展開されていた試料液は蒸発し難くなり、試料液が長時間逆方向に戻ることを防ぐことができる。また、試料液が展開したテストストリップが露出している開口部及び上部ケースと下部ケースの嵌合部分が粘着フィルム片で覆われた状態となるため、開口部やケースの隙間を介した試料液の汚染を防ぐことができ、使用済みの検査器具をより安全に取り扱うことができる。
また、本発明の検査方法におけるハウジングは、(1)底面及びこの底面の全周から上方に連続する周壁からなり、底面にテストストリップが設置される下部ケースを有し、(2)天面及びこの天面の全周から下方に連続する周壁からなり、天面に開口部が設けられた上部ケースを有し、(3)上部ケースと下部ケースとは互いの周壁の端部において嵌着されており、開口部の密封は、ハウジングの表面全体を被覆するように、上部ケースの表面に粘着フィルム片を貼り付けすることにより行われることも好ましい。
この検査方法に用いられるハウジングは上部ケースと下部ケースとからなり、両ケースは互いの周壁の端部、すなわち、側面において嵌合している。試料液をテストストリップに添加したのち、ハウジング表面の開口部を密封するためにハウジングの表面全体を被覆するように粘着フィルム片を貼付する際には、粘着フィルム片を上部ケースの表面に直接貼付することにより、試料液添加孔及び判定窓等の開口部を密封することができる。これにより、ハウジングが略気密状態に密封され、ハウジング内部の空間は実質的に気液平衡が生じた状態となるため、テストストリップのシグナル検出部に展開されていた試料液は蒸発し難くなり、試料液が逆方向に戻ることを防ぐことができる。また、試料液を含むテストストリップが露出している開口部が覆われるため、開口部を介した試料液による汚染を防ぐことができる。
さらに、本発明の検査方法における粘着フィルム片は、透明の樹脂フィルムからなることも好ましい。これにより、ハウジングを略気密状態に密封したまま、粘着フィルム片を剥がさずに検査結果の判定を行うことができる。
本発明によれば、以下のような優れた効果を有するラテラルフロー検査方法を提供することができる。
(1)試料液の逆方向への戻りを防ぎ、逆戻りによる偽陽性のシグナルを防ぐことができる。
(2)判定時間から長時間経過しても、正確な判定結果が維持される。
(3)ハウジングの表面が密封されているため、ハウジングの開口部を介した試料液による汚染を防ぐことができ、使用済みの器具を安全に取り扱うことができる。
本発明の検査方法を概略的に説明するフローチャートである。 本発明の第一の実施形態に係る検査方法で用いる検査用器具を概略的に示す斜視図である。 第一の実施形態に係る検査方法において、(a)ハウジングの開口部を密封しているところを示す斜視図及び(b)図3(a)のA−A’線断面図である。 第一の実施形態に係る検査方法において、ハウジングの開口部を密封しているところを示す正面図である。 本発明の第二の実施形態に係る検査方法で用いる検査用器具を概略的に示す斜視図である。 第二の実施形態に係る検査方法において、(a)ハウジングの開口部を密封しているところを示す斜視図及び(b)図6(a)のB−B’線断面図である。 第二の実施形態に係る検査方法において、ハウジングの開口部を密封しているところを示す正面図である。 実施例で用いたテストストリップの構造を示す説明図である。 従来のラテラルフロー検査方法を示す説明図である。
以下、図1〜図4を参照しつつ、本発明の第一の実施形態について詳細に説明する。
図2に示すように、第一の実施形態に係るラテラルフロー検査方法に用いられる検査器具1はテストストリップ6が収容されたハウジング2と粘着フィルム片5とから概略構成されている。
図2に示すように、ハウジング2は上部ケース3と下部ケース4とから構成されている。上部ケース3と下部ケース4との間の空間には、ラテラルフローのテストストリップ6が収容されている。上部ケース3はハウジング2の上側に位置する天面30と、この天面の全周から下向きにほぼ垂直に連続する周壁32から概略形成されている。天面30には、ハウジング2の内部に収容されたテストストリップ6に外部からアクセスするための複数の開口部31(31a及び31b)が設けられている。本実施形態においては、開口部31として、試料液をテストストリップ6に添加するための試料液添加孔31a及びテストストリップ6のシグナル検出部6cを視認するための判定窓31bを有している。なお、開口部31としては、具体的に上述したもの以外の孔や窓等を有していてもよい。他方、下部ケース4は、ハウジング2の下側に位置する底面40と、この底面の全周から上向きにほぼ垂直に連続する周壁41から概略形成されている。底面40には、テストストリップ6が載置され、テストストリップ6が所定の位置に配置されるよう支持固定するためのテストストリップ支持部42が設けられている。
図2に示すように、ハウジング2は上部ケース3と下部ケース4とが互いに向かいあった状態で嵌着することにより形成される。このうち、下部ケース4は、その周壁41の内側に上部ケース3全体が液密に嵌めこまれるよう、上部ケース3よりひとまわり大きく形成されている。本実施形態では、下部ケース4の周壁41の内側に上部ケース3の周壁32の外側が嵌合し、上部ケース3は下部ケース4に液密に嵌着するように形成されている。また、本実施形態では、図3に示すように、下部ケース4に上部ケース3が嵌着してハウジング2が形成された状態において、下部ケース4の周壁の端面41aが上部ケース3の天面30よりも一段高くなるように、下部ケース4の周壁41の高さが調整されている。すなわち、下部ケース4の周壁41の高さは、上部ケース3の周壁32の高さ分の長さと下部ケース4の底面40の厚み分の長さを足した値よりも大きい値となるように設計されている。具体的には、下部ケース4に上部ケース3が嵌着した状態で、下部ケース4の周壁の端面41aが上部ケース3の天面30よりも0.5mm〜5mm高くなるように、下部ケース4の周壁41の高さが設計されていることが好ましい。このように上部ケース3と下部ケース4を構成することにより、上部ケース3と下部ケース4との嵌合部分が、ハウジング2の表面上に現れることとなる。この嵌合部分は、下部ケース4の周壁の端面41aよりも下側に位置するため、下部ケース4の周壁の端面41aを後述する粘着フィルム片5で覆うことにより、複数の開口部31及び上部ケース3と下部ケース4の嵌合部分が封止され、ハウジング2内部の気密状態が確保される。
図2〜図4に示すように、本実施形態の検査器具1は、検査を行う際に、ハウジング2を構成する下部ケース4の周壁の端面41aに、粘着フィルム片5を貼り付けして使用される。それゆえ、下部ケース4の端面41aは、粘着フィルム5の粘着力が作用し、安定的に粘着フィルム片5が端面41a上に保持されるよう、一定の幅長さを有する略平坦な端面として形成されている。具体的には、下部ケース4の端面41aの幅長さは、1mm以上であることが好ましく、1.5mm以上であることがより好ましい。
ハウジング2、すなわち、上部ケース3及び下部ケース4の材質としては特に限定されないが、合成樹脂が好ましく、ポリエチレン、ポリプロピレン、耐衝撃性ポリスチレン等のポリスチレン又はPET等の合成樹脂が挙げられる。また、後述する粘着フィルム片と下部ケース4の端面41aとの粘着を確実とするために、下部ケース4の端面41aには粘着性を向上させるような材料及び加工を施してもよい。
次に、テストストリップ6について説明する。図2及び図3(b)に示すように、本実施形態に係る検査器具1のテストストリップ6は、イムノクロマトグラフィーのテストストリップとして形成されている。テストストリップ6は、添加された試料液を吸収するサンプルパッド6aと、標識抗体等を含有するコンジュゲートパッド(図示せず、サンプルパッド6aの下層に配置)と、補足抗体等を含有し検査結果が表示されるシグナル検出部6cと、余剰の試料液を吸収する吸収パッド6dとから概略構成されるが、この構成に限定されず、他の構成を適宜組み合わせたものも広く含まれる。また、テストストリップ6はイムノクロマトグラフィーによるものに限られず、ラテラルフロータイプのものであればよく、核酸クロマトグラフィーによるものも含まれる。
次に粘着フィルム片5について説明する。粘着フィルム片5は、樹脂フィルム50と粘着剤51とが積層されて構成されている。粘着フィルム片5は、ハウジング2の表面全体を被覆できる大きさに形成され、図2及び3に示すように、本実施形態ではハウジング2の下部ケース4の端面41a全体を覆って貼り付けできる大きさに形成されている。
粘着フィルム片5の樹脂フィルム50の材質としては特に限定されないが、合成樹脂が好ましく、ポリエチレン、ポリプロピレン、PET、ナイロン若しくはポリエステル等の合成樹脂フィルム、これらを組み合わせた合成樹脂多層フィルム、シリカやアルミナ等の透明蒸着フィルム、アルミ箔ラミネートフィルム又はアルミニウム蒸着フィルム等が挙げられる。特に、粘着フィルム片5でハウジング2を密封したまま、粘着フィルム片5を剥がさずに検査結果の判定を行うことができる観点から、透明度が高いフィルムが好ましい。さらに、粘着フィルム片5でハウジング2を密封するにあたり、気密性を高める観点から、ガスバリア性を有する積層フィルム、すなわち、合成樹脂多層フィルム、シリカやアルミナ等の透明蒸着フィルム、アルミ箔ラミネートフィルム又はアルミニウム蒸着フィルム等も用いることができる。また、粘着フィルム片5に用いられる粘着剤51の材質としては、特に限定されず、下部ケース4の周壁の端面41aに確実に粘着して長時間貼り付け状態を維持できる粘着剤であればよい。本実施形態では、樹脂フィルム50として、薄くてもコシがあり貼り付けしやすいことから、20〜200μm厚みのPETフィルムが採用されている。他方、粘着剤51としてはアクリル系粘着剤が用いられ、接着力は5N/25mm以上(JIS Z0237、180度ピール、300mm/分)のものが好適に用いられる。
また、本実施形態では、粘着フィルム片5を取り扱う際、手に粘着剤51が触れることがなく、取り扱いしやすいように、粘着フィルム片5の一部に粘着力を有しない把持部52が設けられている。図2〜図4に示すように、把持部52は、粘着フィルム片5のハウジング2の表面を覆っている部分から離れた端部に形成されている。図3及び図4に示すように、本実施形態における把持部52は、樹脂フィルム50に粘着剤51が積層されておらず、樹脂フィルム50のみとすることにより構成されているが、粘着剤51を剥離紙等で覆うような構成とすることも可能である。
図2〜図4に示す本実施形態に係る検査器具1は、一例としてインフルエンザウイルスの検査に用いるラテラルフロータイプの検査器具を示しているが、検査対象としてはこれに限定されず、インフルエンザウイルスのほか、RSウイルス、A群β溶連菌、アデノウイルス、ノロウイルス、ロタウイルス、サポウイルス又は肺炎マイコプラズマ等の微生物、微生物・植物・非ヒト動物由来の蛋白質、微生物・植物・非ヒト動物由来の核酸等が挙げられる。
以下、図1〜図4を参照しつつ、本発明の第一の実施形態に係る検査方法について詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態に係るラテラルフロー検査方法は、ハウジング内部に収容されたラテラルフローのテストストリップに、ハウジングの表面に設けられた開口部から試料液を添加する添加工程S1と、開口部を密封してハウジングを略気密状態にする密封工程S2と、シグナルの有無を判定する判定工程S3とから構成される。
まず、添加工程S1では、検査器具1の表面30に設けられた試料液添加孔31aを介して、ハウジング2内のテストストリップ6に試料液を添加することが行われる。
次に、密封工程S2では、開口部31を密封してハウジング2を略気密状態に密封することが行われる。本実施形態では、具体的には、図3に示すように、ハウジング2の表面全体を覆うように、粘着フィルム片5をハウジング2の下部ケース4の周壁の端面41aに貼り付けして密封する。これにより、図3(b)に示すように、ハウジング表面の複数の開口部31及びハウジング2を構成する上部ケース3と下部ケース4の嵌合部が粘着フィルム片5で覆われ、ハウジング2を略気密状態とすることができる。粘着フィルム片5の貼り付けによる開口部31の密封は、添加工程S1の直後に行うことが好ましいが、試料液の添加後から判定時間(判定に適した時間;通常数分〜数十分)の間に行ってもよい。なお、判定時間を超えて開口部31を密封することも可能であるが、その場合には試料液の添加後2時間以内に行うことが好ましい。
上述した密封工程S2により、テストストリップ6に添加され、吸収パッド6dに吸収された試料液がハウジング2内部で蒸発し、ハウジング内部の空間が実質的に気液平衡状態となる。気液平衡後にテストストリップ中に含まれる試料液はそのままの状態で保持されるため、テストストリップ6のシグナル検出部6cに展開されていた試料液も保持され、試料液が逆方向に戻るのを防ぐことができる。また、試料液が展開したテストストリップ6が露出している試料液添加孔31a及び判定窓31b並びに上部ケース3と下部ケース4の嵌合部分が粘着フィルム片5で覆われた状態となるため、開口部31やケースの隙間を介した試料液の汚染を防ぐことができ、使用済みの検査器具をより安全に取り扱うことができる。
なお、本実施形態の検査器具1を用いた場合の密封工程S2について述べたが、開口部31の密封は粘着フィルム片5による被覆に限定されず、粘着フィルム片5の変わりにシリコン、ゴム、金属箔又は樹脂等から形成されたシート材を用いてもよい。また、検査器具1の粘着フィルム片5は貼り付け面に粘着剤51を有しているが、粘着剤を有さない構成とすることも可能である。その場合には、ハウジング2の下部ケース4の周壁の端面41a上に粘着剤を有する構成とするか、延性を有するシート材等を用いることが好ましい。
次に判定工程S3では、シグナルの有無の判定が行われる。シグナルはテストストリップ6のシグナル検出部6cに表示され、ハウジング2の判定窓6cを介して視認により確認することができる。本実施形態では、粘着フィルム片5が透明樹脂フィルムから形成されているため、粘着フィルム片5を貼り付けたまま検査結果の判定を行うことができる。
次に、図1及び図5〜図7を参照しつつ、本発明の第二の実施形態について説明する。
図5に示すように、本発明の第二の実施形態に係るラテラルフロー検査方法に用いられる検査器具11はテストストリップ16が収容されたハウジング12と粘着フィルム片15とから概略構成されている。
図5に示すように、ハウジング12は上部ケース13と下部ケース14とから構成されている。上部ケース13と下部ケース14との間の空間には、テストストリップ16が収容されている。上部ケース13はハウジング12の上側に位置する天面130と、この天面の全周から下向きにほぼ垂直に連続する周壁132から概略形成されている。天面130には、ハウジング12の内部に収容されたテストストリップに外部からアクセスするための複数の開口部131(131a及び131b)が設けられている。本実施形態においては、開口部131として、試料液をテストストリップ16に導入するための試料液添加孔131a及びテストストリップのシグナル検出部位を視認するための判定窓131bを有している。なお、開口部131としては、具体的に上述したもの以外の孔や窓等を有していてもよい。他方、下部ケース14は、ハウジング12の下側に位置する底面140と、この底面の全周から上向きにほぼ垂直に連続する周壁141から概略形成されている。底面140には、テストストリップ16が載置され、テストストリップ16が所定の位置に配置されるよう支持固定するためのテストストリップ支持部142が設けられている。
図5〜図7に示すように、ハウジング12は上部ケース13と下部ケース14とが互いに向かいあった状態で嵌着することにより形成される。このうち、上部ケース13と下部ケース14とは、その周壁132及び141の端部で液密に嵌着され、ハウジング12を形成するように設計されている。本実施形態では、図6(b)に示すように、上部ケース13の端面132aは平坦でなく段状に形成されており、それに嵌合する段状形状に下部ケース14の端面141aが形成されている。それゆえ、上部ケース13と下部ケース14とはその段状の端面132a及び141aとが噛み合って嵌着している。本実施形態では、第一の実施形態とは異なり、ハウジング12の側面に上部ケース13と下部ケース14の嵌合部が現れる。
図5〜図7に示すように、本実施形態の検査器具11は、ハウジング12の表面、すなわち、ハウジング12を構成する上部ケース13の天面130に、粘着フィルム片15が貼り付けされる。それゆえ、上部ケース13の天面130は、粘着フィルム15の粘着力が作用し、安定的に粘着フィルム片15が保持されるよう、開口部130以外は略平坦な面として形成されている。
次に、テストストリップ16について説明する。図6(b)に示すように、本実施形態に係る検査器具11のテストストリップ16は、イムノクロマトグラフィーのテストストリップとして形成されている。テストストリップ16は、添加された試料液を吸収するサンプルパッド16aと、標識抗体等を含有するコンジュゲートパッド(図示せず、サンプルパッド16aの下層に配置)と、補足抗体等を含有し検査結果が表示されるシグナル検出部16cと、余剰の試料液を吸収する吸収パッド16dとから概略構成されるが、この構成に限定されず、他の構成を適宜組み合わせたものも広く含まれる。また、テストストリップ16はイムノクロマトグラフィーによるものに限られず、ラテラルフロータイプのものであればよく、核酸クロマトグラフィーによるものも含まれる。
次に粘着フィルム片15について説明する。粘着フィルム片15は、樹脂フィルム150と粘着剤151とが積層されて構成されている。粘着フィルム片15は、少なくとも、ハウジング12の表面に形成されている上部ケース13の開口部131を被覆できる大きさであることが好ましく、ハウジング12の表面全体を被覆できる大きさであることがより好ましい。本実施形態では、図5に示すように、粘着フィルム片15は、ハウジング12の上部ケース13の天面130全体を覆うことができる大きさに形成されている。
また、図5〜図7に示すように、粘着フィルム片15には、取り扱いの際、手に粘着剤151が触れることがなく、脱着しやすいように、粘着フィルム片15の一部に粘着力を有しない把持部152が設けられている。把持部152は、粘着フィルム片15のハウジング12の表面を覆っている部分から離れた端部に形成されている。図7等に示すように、本実施形態における把持部152は、樹脂フィルム150に粘着剤151が積層されておらず、樹脂フィルム150のみとすることにより構成されている。
ハウジング12、粘着フィルム片15及びテストストリップ16の構成並びに検査器具11についてのその他の説明は、上述した第一の実施形態の場合と同様であり、その機能や作用効果も同様である。
以下、図1及び図5〜図7を参照しつつ、本発明の第二の実施形態に係る検査方法について詳細に説明する。
まず、本実施形態に係る添加工程S1では、検査器具11の表面130に設けられた試料液添加孔131aを介して、ハウジング12内のテストストリップ16に試料液を添加することが行われる。
次に、本実施形態における密封工程S2では、開口部131を密封してハウジング12を略気密状態に密封することが行われる。具体的には、図6に示すように、ハウジング12の表面全体を覆うように、粘着フィルム片15をハウジング12の天面130に貼り付けして密封する。これにより、図6(b)に示すように、ハウジング表面の複数の開口部131が粘着フィルム片15で覆われ、ハウジング12を略気密状態とすることができる。粘着フィルム片15の貼り付けによる開口部131の密封は、添加工程S1の直後に行うことが好ましいが、試料液の添加後から判定時間の間に行ってもよい。なお、判定時間を超えて開口部131を密封することも可能であるが、その場合には試料液の添加後2時間以内とすることが好ましい。
上述した密封工程S2により、テストストリップ16に添加され、吸収パッド16dに吸収された試料液がハウジング12内部で蒸発し、ハウジング内部の空間が実質的に気液平衡状態となる。気液平衡後にテストストリップ中に含まれる試料液はそのままの状態で保持されるため、テストストリップ16のシグナル検出部16cに展開されていた試料液も保持され、試料液が逆方向に戻るのを防ぐことができる。また、試料液が展開したテストストリップ16が露出している試料液添加孔131a及び判定窓131bが粘着フィルム片15で覆われた状態となるため、開口部131を介した試料液の汚染を防ぐことができ、使用済みの検査器具をより安全に取り扱うことができる。
なお、本実施形態の検査器具11を用いた場合の密封工程S2について述べたが、開口部131の密封は粘着フィルム片15による被覆に限定されず、粘着フィルム片15の変わりにシリコン、ゴム、金属箔又は樹脂等から形成されたシート材を用いてもよい。また、検査器具11の粘着フィルム片15は貼り付け面に粘着剤51を有しているが、粘着剤を有さない構成とすることも可能である。その場合には、開口部131の周縁部又はハウジング2の天面130の周縁部に粘着剤を有する構成とするか、延性を有するシート材等を用いることが好ましい。
次に判定工程S3では、シグナルの有無の判定が行われる。シグナルはテストストリップ16のシグナル検出部16cに表示され、ハウジング12の判定窓16cを介して視認により確認することができる。粘着フィルム片15を透明樹脂フィルムから形成することにより、粘着フィルム片15を貼り付けたまま検査結果の判定を行うことができる。
以下、実施例を用いて、本発明を詳細に説明する。
図2に示す検査器具1及び図5に示す検査器具11を用いて、試料液の逆戻りの有無を確認する試験を行った。テストストリップとしては、図8に示す構造のイムノクロマトグラフィーテストストリップを用いた。具体的には、テストストリップ60(幅4mm×長さ77mm)は、図8に示すように、バッキングシートBS(幅4mm×長さ77mm、GL−187、ローマン社製品)の上に、テストストリップを構成する各シート片が所定の位置になるように重ねて作製した。シート片としては、サンプルパッド60a(幅4mm×長さ35mm、GFDX203000、メルクミリポア社製品)、コンジュゲートパッド60b(幅4mm×長さ10mm、GFDX203000、メルクミリポア社製品)、シグナル検出部60dを形成するメンブレン(幅4mm×長さ25mm、ニトロセルロースメンブレンHF180、メルクミリポア社製品)及び吸収パッド60d(幅4mm×長さ25mm、ワットマン濾紙740−E、GEヘルスケア バイオサイエンス社製品)を用いた。試料液添加位置Sはテストストリップ60の一端から10mmの位置とし、当該添加位置SからコントロールラインCLまでの距離が36mmとなるように、シグナル検出部60dを形成するメンブレンにコントロールラインCLを設けた。コントロールラインCLは、抗マウスIgGヤギ抗体(フィッツジェラルドインダストリーズ社製品)をメンブレン6c上に線状に塗布することにより形成した。また、コンジュゲートパッド60bとしては、予め、金コロイド(径60nm、BBインターナショナル社製品、EM.GC60)でインフルエンザIgGマウス抗体(フィッツジェラルドインダストリーズ社製品)を標識させた金コロイド標識抗体を吸着させたものを用いた。
試験は次のようにして行った。まず、テストストリップ60の吸収パッド60dに水溶性赤インクを5μL滴下した。あらかじめ吸収パッド60dに色液を染み込ませておくことにより、試料液が逆戻りするとシグナル検出部が着色するため、容易に逆戻りの状態を確認することができる。テストストリップ60をハウジングに収容し、50mMのTris−HCl緩衝液(pH7.5)を試料液として用い、検査器具の試料液添加孔からテストストリップに150μL添加した。添加後、直ちにハウジングの表面全体を覆うように粘着フィルム片を貼り付けし、開口部を密封した。試料液添加後、試料液のコントロールラインCL検出時間を測定し、所定の経過時間ごとに吸収パッド60dからの試料液の戻りの状態を測定した。測定は、吸収パッド60dとシグナル検出部60cとの境界P(図8参照)からシグナル検出部60c上で着色が生じた部分までの距離(mm)を測定した。他方、比較対照試験として、開口部を密封しない場合についても、粘着フィルム片を使用しない以外は上記と同様にして試験を行った。なお、比較対照試験で使用した検査器具のハウジングについては、開口部として試料液添加孔及び判定窓に加えて、蒸発窓を設けたものを用いた。蒸発窓は吸収パッドに対向する位置にスリット状の貫通孔を3つ並設して形成した。また、上記試験は室温21℃、湿度35%の環境下で行った。結果を以下表1に示す。
Figure 0006440261
表1の結果によれば、ハウジングの表面が粘着フィルム片で密封されなかったもの(対照)では、試料液添加後2時間半で逆戻りが見られた。他方、ハウジングの表面に粘着フィルムを貼り付けし、密封したものは5時間以上逆戻りが生じなかった。これにより、判定時間から5時間以上経過しても逆戻りによる偽陽性のシグナルが生じないため、判定時間から長時間経過しても正確な検査結果を維持できることがわかった。また、検査器具1(図2)と検査器具11(図5)との結果を比較すると、検査器具11(図5)については、試料液添加5時間を過ぎた後には逆戻りがみられたが、検査器具1(図2)は試料液添加24時間後においても逆戻りはみられなかった。このことから、とりわけ、検査器具1(図2)を用いてハウジングを密封することにより、判定時間から1日経過しても逆戻りによる偽陽性のシグナルが生じず、前日行った検査済みの器具を翌日確認したとしても、正確な判定結果が維持されることがわかった。これらのことから、本発明にかかる検査方法によれば、正確な判定結果が長時間維持されるため、判定が確実なものとなり、安定した検査を行うことができることが示された。また、表1の結果によれば、コントロールラインCLが検出されるまでの時間は、ハウジングの表面を覆って開口部を密封したものと密封しなかったものとの差は1秒のみであった。このことより、テストストリップ上の試料液の展開に対し、ハウジングを略気密状態に密封することはほとんど影響がないことが示された。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものでなく、特許請求の範囲に記載された発明の要旨を逸脱しない範囲内での種々、設計変更した形態を技術的範囲に含むものである。
1、11、1’ 検査器具
2、12、2’ ハウジング
3、13 上部ケース
30、130、30’ 天面
31、131 開口部
31a、131a、31a’ 試料液添加孔
31b、131b、31b’ 判定窓
32、132 周壁
132a 上部ケースの周壁の端面
4、14 下部ケース
40、140 底面
41、141 周壁
41a、141a 下部ケースの周壁の端面
42、142 テストストリップ支持部
5、15 粘着フィルム片
50、150 樹脂フィルム
51、151 粘着剤
52、152 把持部
6、16、60、6’ テストストリップ
6a、16a、60a、6a’ サンプルパッド
60b コンジュゲートパッド
6c、16c、60c、6c’ シグナル検出部(メンブレン)
6d、16d、60d、6d’ 吸収パッド
7 間隙
BS バッキングシート
CL コントロールライン位置
P 吸収パッドとシグナル検出部との境界
S 試料液添加位置
T 試料液

Claims (2)

  1. ハウジング内部に収容されたラテラルフローのテストストリップに、該ハウジングの表面に設けられた試料液添加孔から試料液を添加する添加工程と、
    前記試料液添加孔と前記ハウジングの表面に設けられた判定窓を少なくとも含む複数の開口部および前記ハウジングを構成する上部ケースと下部ケースとの嵌合部を密封して前記ハウジングを略気密状態にする密封工程と、を含み、
    前記ハウジングは、
    (a)底面及び該底面の全周から上方に連続する周壁からなり、該底面に前記テストストリップが設置される下部ケースを有し、
    (b)天面及び該天面の全周から下方に連続する周壁からなり、該天面に前記複数の開口部が設けられた上部ケースを有し、
    (c)前記上部ケースは、前記下部ケースの周壁の内側に嵌着されており、
    (d)前記下部ケースの周壁の端面は、前記上部ケースの天面よりも上側に位置するように構成されており、
    前記複数の開口部および前記嵌合部の密封は、前記ハウジングの表面全体を被覆するように、前記下部ケースの周壁の端面に粘着フィルム片を貼り付けすることにより行われることを特徴とするラテラルフロー検査方法。
  2. 前記粘着フィルム片は透明の樹脂フィルムからなることを特徴とする請求項に記載のラテラルフロー検査方法。
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