JPH11248415A - 3次元位置方向指示装置 - Google Patents

3次元位置方向指示装置

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JPH11248415A
JPH11248415A JP5102298A JP5102298A JPH11248415A JP H11248415 A JPH11248415 A JP H11248415A JP 5102298 A JP5102298 A JP 5102298A JP 5102298 A JP5102298 A JP 5102298A JP H11248415 A JPH11248415 A JP H11248415A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成で、簡単に3次元位置および方向
の指示ができ、3次元画像の回転移動を可能とする3次
元位置方向指示装置を提供する。 【解決手段】 発光ペン3からの中心光L1、周辺光L
2〜L5および外部光L6は、受光パネル4に受光され
て、その受光位置が検出される。これらの複数の受光位
置を基に、コンピュータ2は、受光パネル4に対する発
光ペン3の位置を算出する。これによって、3次元位置
および方向の少なくとも一部を指示することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3次元空間内での
位置および方向を指示する3次元位置方向指示装置であ
って、2次元平面内での位置を指示するマウスまたはジ
ョイスティックなどのポインティングデバイスに代わっ
て、3次元空間に適用される3次元位置方向指示装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータの画面表
示技術の進歩、およびコンピュータグラフィックスの発
展によって、3次元画像を扱うアプリケーションが増加
している。この3次元画像を扱うアプリケーションで
は、2次元画像を扱うものに比べて、表示画面中に奥行
きの要素が加えられ、ユーザは直感的に画像を把握しや
すくなっている。
【0003】このようなアプリケーションには、マウス
またはジョイスティックなど、2次元的な操作を主とし
た指示装置が用いられ、表示画面中に3次元座標位置を
指示することで、画像を移動させたり、あるいは加工し
たりする操作が行われる。3次元座標位置を指示するた
めには、まず、直交3方向の座標値を表す3変数のうち
の2変数だけを2次元位置の指示と同様に指定する。た
とえば、縦方向、横方向および奥行き方向のうち、縦方
向および横方向の座標だけを指定する。続いて、アプリ
ケーションの特別な機能として、または別個のマウスユ
ーティリティソフトウエアを使って、画像の表示画面の
他に、奥行き方向の変数を指定するための別の画面を表
示させる。このような専用の画面において、奥行き方向
の変数が指定され、3次元位置座標の指示が完了する。
【0004】その他の先行技術として、特開昭60−6
0502号公報では、先端に発光体を有するペンを3次
元的に動かし、そのペンを2台のカメラで撮像すること
で、3次元位置が指示される。また、特開平1−174
910号公報では、所定周波数の信号を発信するペンを
空間に位置させ、3点に設置されたマイクロホンによっ
て、ペンの3次元座標が検知される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように3次元位
置を指示するためには、3変数のうちの2変数の指定、
奥行き方向の変数を指定する画面の表示、および奥行き
方向変数の指定など、ユーザは多数の作業を行う必要が
あるので負担が大きく、3次元空間内の1点の位置座標
を指示するだけでもかなりの時間を要する。そのうえ、
3次元位置座標の指示が、個別の作業から成り立ってい
るので、ユーザは自ら指示した位置を直感的に把握する
ことが困難である。
【0006】また、特開昭60−60502号公報で
は、2台のカメラを使用するので装置が高価であり、か
つ装置の規模が大きくなってしまう。また、3次元位置
座標を正確に指示するためには、2台のカメラの設置位
置を正確に調整する必要があり、使い勝手がよくない。
【0007】さらに、一般に、3次元の画像を扱うアプ
リケーションでは、指定軸回りの回転移動を必要とする
場合が頻繁にある。一方、特開平1−174910号公
報では、ペンの発光点の3次元座標位置を認識するの
で、たとえば(X,Y,Z)=(600,256,12
8)など1点の絶対座標だけが認識される。よって、ユ
ーザが指定した3次元座標位置への画像の平行移動は可
能であるが、回転移動を実現することはできない。
【0008】本発明の目的は、簡易な構成で、簡単に3
次元位置および方向の指示ができ、3次元画像の回転移
動を可能とする3次元位置方向指示装置を提供すること
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも2
本の光線を出射し、3次元空間で発光位置および発光方
向を任意に操作可能な発光手段と、面状に構成され、発
光手段からの光を受光して少なくとも2点の受光位置を
検出するための受光手段と、検出された受光位置および
受光位置同士の相対位置から、受光手段に対する発光手
段の相対的な3次元位置および方向の少なくとも一部を
算出する演算手段とを備えることを特徴とする3次元位
置方向指示装置である。
【0010】本発明に従えば、操作者は発光手段の発光
位置および発光方向を自由に変えることができ、それに
よって発光手段および受光手段の位置関係も3次元空間
内で様々に変化し、受光手段によって検出される少なく
とも2点の受光位置も、受光面内で様々に変化する。受
光位置を基にした演算によって、3次元位置および方向
の少なくとも一部を指示することができる。
【0011】たとえば、発光手段から所定の開き角の2
本のレーザ光線を出射して、受光手段で2点の受光位置
を検出させる。受光位置は受光面上の点であるので、各
点は2変数でそれぞれ表され、受光位置は合計4変数で
表される。一方、3次元空間内の位置は3変数で表さ
れ、さらに方向も3変数で表される。よって、受光位置
の4変数を3次元位置および方向の合計6変数のうちの
4変数に割り当てることができる。これは、受光位置が
2点の場合、3次元位置の3変数および方向の1変数を
表せることを示している。
【0012】よって、3次元画像の位置に加えて、ある
固定された軸回りの方向を指示することができ、さら
に、マウスのドラッグに相当する機能などで、3次元画
像の平行移動および指定軸回りの回転移動を実現するこ
とができる。さらには、発光手段から3角錐の稜線に沿
って3本のレーザ光線を出射して、受光位置を3点とす
ることで、3次元位置および方向の全変数を表すことが
でき、3次元空間内で任意の軸回りの回転移動を実現す
ることができる。
【0013】また、受光手段が面状の単体であるので、
装置全体がコンパクトであり、マウスパッドなどと同様
に簡単に設置することができる。さらに、発光手段の位
置および方向だけで、1度に3次元位置および方向が指
示されるので、指示が簡単で、かつ操作者は自ら指示し
た位置および方向を直感的に容易に把握することができ
る。
【0014】また本発明は、前記発光手段からの光線
は、互いに非平行であることを特徴とする。
【0015】本発明に従えば、発光手段と受光手段との
距離が大きくなるとともに、受光位置同士は離れるか、
または狭まる。たとえば、発光手段から平行な2本のレ
ーザ光線を出射して、受光手段から発光手段までの距離
を変えても、2点の受光位置同士の距離は不変である
が、発光手段から所定の開き角の2本のレーザ光線を出
射して、受光手段で2点の受光位置を検出させること
で、受光位置同士の距離を受光手段から発光手段までの
距離に対応させることができる。このように、発光手段
からの光路形状を、発光位置から離れるとともに広がる
形状とすることで、受光位置の情報から発光手段と受光
手段との距離を把握し、3次元位置および方向を表す変
数の1つを確実に求めることができるので、正確な指示
が可能となる。
【0016】また本発明は、前記発光手段からの光線
は、光出射方向の中心軸に関して回転非対称であること
を特徴とする。
【0017】本発明に従えば、発光手段の中心軸に関す
る回転角は、受光位置同士の相対的な位置関係に反映さ
れる。たとえば、発光手段から円錐状に広がる1本の光
を出射させて、発光手段を中心軸に関して回転移動させ
ても、その光路の形状は不変であり、受光位置も不変で
あるのに対して、発光手段から所定の開き角の2本のレ
ーザ光線を出射させて、その中心軸回りに発光手段を回
転させると、それに合わせて2点の受光位置が移動す
る。このように、光路形状を中心軸に関して回転非対称
とすることで、受光位置同士の相対的な位置関係から発
光手段の中心軸に関する回転角が導かれるので、3次元
位置および方向を表す変数の1つを確実に求めることが
でき、正確な指示が可能となる。
【0018】また本発明は、前記受光手段は、複数の受
光素子が面状に配列して構成され、画像を出力すること
を特徴とする。
【0019】本発明に従えば、受光した受光素子の位置
が受光位置であるので、簡単で確実に受光位置を検出す
ることができ、3次元位置および方向の指示精度が向上
される。
【0020】また本発明は、少なくとも2本の光線を出
射し、3次元空間で発光位置および発光方向を任意に操
作可能な発光手段と、面状に構成され、発光手段からの
光を受光して少なくとも2点の受光位置を検出するため
の受光手段と、検出された受光位置および受光位置同士
の相対位置から、中心軸が受光面と交わる点の座標(X
0,Y0)、中心軸が受光面となす角γ、および中心軸
の受光面への正射影がX軸となす角δを抽出し、受光手
段に対する発光手段の相対的な3次元位置および方向の
少なくとも一部を算出する演算手段とを備えることを特
徴とする3次元位置方向指示装置である。
【0021】本発明に従えば、受光画像からX0,Y
0,γ,δの独立な4変数を抽出するので、これらを3
次元の位置および方向を表す6変数のうちの4変数に割
り当てることができる。よって、確実に3次元位置およ
び方向を指示することができる。
【0022】また本発明は、少なくとも2本の光線を出
射し、3次元空間で発光位置および発光方向を任意に操
作可能な発光手段と、面状に構成され、発光手段からの
光を受光して少なくとも2点の受光位置を検出するため
の受光手段と、検出された受光位置および受光位置同士
の相対位置から、中心軸が受光面と交わる点の座標(X
0,Y0)、中心軸が受光面となす角γ、中心軸の受光
面への正射影がX軸となす角δ、および中心軸の長さH
を抽出し、受光手段に対する発光手段の相対的な3次元
位置および方向の少なくとも一部を算出する演算手段と
を備えることを特徴とする3次元位置方向指示装置であ
る。
【0023】本発明に従えば、受光画像からX0,Y
0,γ,δ,Hの独立な5変数を抽出するので、これら
を3次元の位置および方向を表す6変数のうちの5変数
に割り当てることができる。よって、さらに確実に3次
元位置および方向を指示することができる。
【0024】また本発明は、少なくとも2本の光線を出
射し、3次元空間で発光位置および発光方向を任意に操
作可能な発光手段と、面状に構成され、発光手段からの
光を受光して少なくとも2点の受光位置を検出するため
の受光手段と、検出された受光位置および受光位置同士
の相対位置から、中心軸が受光面と交わる点の座標(X
0,Y0)、中心軸が受光面となす角γ、中心軸の受光
面への正射影がX軸となす角δ、中心軸の長さHおよび
画像の軸がX軸となす角φを抽出し、受光手段に対する
発光手段の相対的な3次元位置および方向を算出する演
算手段とを備えることを特徴とする3次元位置方向指示
装置である。
【0025】本発明に従えば、受光画像からX0,Y
0,γ,δ,H,φの独立な6変数を抽出するので、こ
れらを3次元の位置および方向を表す6変数すべてに割
り当てることができる。よって、さらに確実に3次元位
置および方向を指示することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態であ
る指示装置1の構造を示す図である。指示装置1は、コ
ンピュータ2、発光ペン3および受光パネル4を含んで
構成される。コンピュータ2は、本体キャビネット部5
および蓋部6から構成され、このうち本体キャビネット
部5は、その表面に入出力部7、図示していない赤外線
通信部、ペン保持部などを備え、制御回路および電源な
どを内蔵する。蓋部6は、ヒンジによって本体キャビネ
ット部5の背面に回動自在に接続されており、入出力部
7を覆うことができ、持運び時に入出力部7を保護する
役目を果たしている。本体キャビネット部5の側面に
は、本体電源のONおよびOFFを切換える本体電源ス
イッチ8が設けられている。
【0027】コンピュータ2には、発光ペン3および受
光パネル4が電気的に接続されている。発光ペン3は、
単一の半導体レーザに、ハーフミラーおよびレンズなど
の光学系を組合わせて構成されており、その先端から複
数の光線である中心光L1、周辺光L2〜L5および外
部光L6を出射する。周辺光L2〜L5は、中心光L1
と所定の開き角θをそれぞれなし、外部光L6は中心光
L1とθよりも大きい角度を成す。一方、受光パネル4
は、フォトダイオードなどの受光素子を面状に複数配列
させた受光素子アレイによって構成される。これらの発
光ペン3および受光パネル4は、発光ペン3からの光を
受光パネル4に受光させることで、3次元位置および方
向を指示するための入力装置として、指示装置1の指示
部20を構成している。
【0028】ユーザによる指示部20の操作は、受光パ
ネル4を固定し、発光ペン3の位置および方向を3次元
空間で自由に変更しながら行われる。発光ペン3からの
光は、受光パネル4で受光され、受光位置を示す画像信
号がコンピュータ2に送られる。
【0029】図2は、図1の入出力部7を示す分解斜視
図である。入出力部7は、薄型で文字表示が可能なマト
リクス方式の液晶表示部9、および液晶表示部9を覆う
大きさの透明タブレット部10が、一体になったもので
ある。なお、液晶表示部9には、必要に応じて、EL
(Electroluminescent)パネルから成るバックライトを
背面に設けてもよい。また、透明タブレット部10に
は、2枚の透明シートの対向する表面に透明電極が設け
られ、通常状態において各電極が接触しないように、小
さな突起状のスペーサが規則正しく印刷されている。ユ
ーザが指またはペンにてシートを押圧することによっ
て、透明電極が接触する。さらに、液晶表示部9にて表
示された表示内容との位置情報の同期を取ることによっ
て、使用者が押圧した液晶表示部9の位置を検出するこ
とができる。
【0030】図3は、指示装置1の電気的構成を示すブ
ロック図である。指示装置1は、指示部20、入出力部
7、本体電源スイッチ8、タブレット制御部11、液晶
表示制御部12、コモン回路13、セグメント回路1
4、中央制御部15、RTC(Real Time Clock)1
6、ROM(Read Only Memory)17、RAM(Random
Access Memory)18、指示制御部19を備えている。
【0031】指示制御部19は、指示部20による発光
および受光の制御を行い、指示部20内の受光パネル4
から受光位置の座標信号を受信し、各受光位置の位置関
係から中心光、周辺光および外部光を区別し、その種別
に応じて座標メモリ27に受光位置の座標値を記憶させ
る。なお、受光位置を示す座標は、受光パネル4の受光
面上の座標系における座標である。
【0032】タブレット制御部11は、透明タブレット
部10の位置検出を制御する。液晶表示制御部12は、
光を透過させるドット位置をビットマップとして記憶し
ており、必要に応じてコモン回路13、セグメント回路
14に信号を送る。中央制御部15は、各種命令によっ
て入力情報または出力情報を制御するものであり、タブ
レット制御部11からの制御線15a、本体電源スイッ
チ8からの制御線15b、RAM18からの制御線15
c、RTC16からの制御線15d、ROM17からの
制御線15e、液晶表示制御部12からの制御線15f
および指示制御部19からの制御線15gとを有する。
【0033】RTC16は、クロック信号によって時間
を計時し、現在の年月日、時刻を出力する。ROM17
は、フォント情報エリア36、辞書変換エリア37、座
標変換情報エリア38およびプログラムエリア21を有
する。フォント情報エリア36は、液晶表示部9に表示
する文字のフォントを記憶している。辞書変換エリア3
7は、文字変換のための辞書を記憶している。座標変換
情報エリア38は、タブレット制御部11または指示制
御部19にて検出された座標を対応する位置または方向
に変換するための変換情報を記憶している。プログラム
エリア21は、中央制御部15の動作プログラムを記憶
しており、3次元座標位置決定プログラム22、中心軸
角算出プログラム23および3点中心軸角算出プログラ
ム24を有する。各プログラムについては、指示装置1
の動作形態とともに後述する。
【0034】RAM18は、ユーザが入出力部2から入
力した文章または図形などの各種データを記憶するデー
タ記憶部25、3次元座標決定時に用いるスタックデー
タ記憶部26を有する。データ記憶部25は、さらに座
標メモリ27、中心光有メモリ28、周辺光本数メモリ
29およびひねり有メモリ30を有する。座標メモリ2
7は、指示部20にて指示された座標位置を、指示制御
部19にて決定されることによって設定される。また、
その他の中心光有メモリ28、周辺光本数メモリ29お
よびひねり有メモリ30は、指示装置1が動作するとき
に使用されるメモリである。このうち、中心光有メモリ
28は、指示部20の発光ペン3から発光される中心光
の有無を示す。周辺光本数メモリ29は、発光ペン3か
ら発光される周辺光の本数を示す。ひねり有メモリ30
は、発光ペン3から発光される外部光の有無を示す。
【0035】また、スタックデータ記憶部26は、回転
角メモリ31、仰角メモリ32、距離メモリ33、軸加
算方向メモリ34およびひねりメモリ35を有する。こ
れら各メモリについては、指示装置1の動作とともに後
述する。
【0036】図4〜図7は、指示装置1の処理動作を示
すフローチャートである。以下、図8〜図12を用い
て、図4〜図7のフローチャートに沿って、指示装置1
の動作を説明する。なお、指示装置1の動作は、第1形
態〜第5形態に分けられる。
【0037】(第1形態)図8は、第1形態の発光ペン
3からの光路を示す図である。発光ペン3からは、中心
光および2本の周辺光が出射される。点Pは光源を、線
分POは中心光を、線分PAは周辺光のうちの1本を、
線分PBは残る1本の周辺光をそれぞれ示している。中
心光は2本の周辺光とそれぞれ同一の開き角θをなし、
中心光および2本の周辺光は同一平面を通過する。よっ
て、点O、点Aおよび点Bは、同一直線上に配列され
る。X軸は、受光パネル4の受光面上の線分ABに一致
するように選ばれている。
【0038】図4のステップa1で第1形態の処理動作
が開始され、ユーザによって発光ペン3が操作される
と、発光ペン3からの光が受光パネル4によって検知さ
れる。検知された位置の平面座標は、位置制御部19に
よって座標メモリ27に記憶される。また、受光位置の
検知と同時に、中心光が有るかどうかが判定され、有れ
ば中心光有メモリ28にONが記憶され、無ければ中心
光有メモリ28にOFFが記憶される。さらに、周辺光
の本数が計数されて、周辺光本数メモリ29に記憶され
る。さらに、外部光の有無によってひねりの有無も判定
され、ひねり有と判定されたら、ひねり有メモリ30に
ONが記憶され、なければOFFが記憶される。次に、
3次元座標位置決定プログラム22が起動され、以下に
説明する処理が実行される。
【0039】ステップa2では、中心光有メモリ28の
ONまたはOFFが判定される。中心光有メモリ28が
ONであれば、ステップa4へ進み、OFFであれば、
ステップa3で中心光の座標を算出してからステップa
4へ進む。第1形態では、中心光が有るので、ステップ
a3へ進む。ステップa4では、周辺光本数メモリ29
の本数が判定され、周辺光本数メモリ29が2本ならス
テップa5へ、3本ならステップa15へ、4本ならス
テップa25へ、32本なら図5のステップb1へ進
む。第1形態では、周辺光は2本であるので、ステップ
a5へ進む。
【0040】ステップa5では、座標メモリ27に記憶
された各点の座標値が読み込まれる。次にステップa6
では、中心軸角算出プログラム23が実行される。中心
軸角算出プログラム23の処理は、図6に示される。
【0041】図6のステップc1で中心軸角算出プログ
ラム23が開始されると、ステップc2では、図8
(a)の点A、点Bおよび点Oの座標値から線分AOの
長さと線分BOの長さとが算出される。次にステップc
3では、線分AOの長さと線分BOの長さとが比較され
る。線分AOが線分BO以上の場合には、ステップc4
へ進み、線分AOが線分BO未満の場合にはステップc
5へ進む。このように、線分AOの長さと線分BOの長
さとを比較することによって、図8(a)中の∠POB
の大きさが90度以上であるか否か、すなわち線分PO
が点A側に傾いているか、点B側に傾いているかが判定
される。第1形態では、線分AOが線分BO以上とし
て、ステップc4へ進む。
【0042】ステップc4では、軸加算方向メモリ34
にONが記憶される。次のステップc6では、線分A
O、線分OBおよび開き角θを基に、仰角である∠PO
Bを算出する。開き角θは発光ペン3内部または表面の
構造によって決定される一定値であり、中心光と周辺光
とのなす角、すなわち中心軸角を示す。仰角∠POB
は、下記の数式によって求められる。まず、
【0043】
【数1】
【0044】から、Xを消去すると、
【0045】
【数2】
【0046】となる。算出された仰角は仰角メモリ32
に記憶され、ステップc7へ進んで、図4の処理へ戻
る。
【0047】図4へ戻ると、ステップa7へ進み、線分
POの長さが距離として求められ、距離メモリ33に記
憶される。線分POは角度βおよび開き角θに基づい
て、以下の算出式から求められる。
【0048】
【数3】
【0049】次のステップa8では、仰角γと距離Hお
よび軸加算方向メモリ34の記憶内容によって、相対座
標値が求められる。この処理では、軸加算方向メモリ3
4がONの場合はプラス、OFFの場合はマイナスの相
対座標値とする。第1形態では、軸加算方向メモリ34
はONであるので、プラスの相対座標値となる。次のス
テップa9では、相対座標値に受光面上の中心光の位置
として点Oの座標値を加算することによって、点Pの座
標値を求めることができる。
【0050】次のステップa10において、ひねり有メ
モリ30のONまたはOFFが判定される。ひねりが有
るなら次のステップa11へ進み、ひねりが無いならス
テップa12へ進む。第1形態では、ひねりが無いの
で、ステップa12で処理を終了する。以上の処理によ
って、点Pの3次元座標位置が決定される。
【0051】なお第1形態では、図8に示す線分POは
点B側に傾いているものとしたが、線分POが点A側に
傾いていてもよい。その場合の変更点を2箇所示す。1
箇所目は、図6のステップc3での判定処理に関する。
ステップc3では、線分AOの長さが線分OBの長さ未
満であるので、ステップc5へ進んで、軸加算方向メモ
リ34にOFFが記憶される。2箇所目は、ステップa
8の処理に関する。ステップa8では、相対座標値を算
出するときに、軸加算方向メモリ34がOFFであるの
で、算出する相対座標値はマイナス値として算出される
ことになる。
【0052】また、第1形態では、図8の開き角θは∠
PAO、∠PBOが同一であることを前提にしている
が、両者が異なっている場合でも、上述の関係式は成立
し、仮に∠PAOをθ1、∠PBOをθ1とは異なるθ
2とした場合に、θ1からθ2を算出することが可能で
ある。
【0053】(第2形態)図9は、第2形態の発光ペン
3からの光路の形状を示す図である。図9(a)に示す
ように、発光ペン3からの光は、中心光および3本の周
辺光から成る。線分POは中心光を、線分PA、線分P
Bおよび線分PCはそれぞれ3本の周辺光を示してい
る。線分PA、線分PBおよび線分PCは、正3角錐の
3本の稜線に沿って配置され、線分POはその3角錐の
中心軸に沿って配置される。受光パネル4の受光面上で
は、点Oを原点とするXY直交座標系をとり、中心光と
周辺光とのなす角を角度θ1とし、平面APB、平面B
PCおよび平面CPAが線分POとなす角を角度θ2と
する。
【0054】まず、図4のステップa3までは、第1形
態と同様の処理を行うので、その後の処理内容を説明す
る。ステップa4の分岐処理において、第2形態では、
周辺光本数メモリ29の値が3本であるので、ステップ
a15へ進む。ステップa15では、既に設定されてい
る座標メモリ27の各々を読み込む。次のステップa1
6では、図9(b)に示す点A’の座標の算出を行う。
点A’は、直線AOと線分BCの交点である。以下に点
A’の座標値の算出方法を示す。
【0055】まず直線AOの方程式をY=aX+bYと
して、これに点Aおよび点Oの座標を代入すると、
【0056】
【数4】
【0057】となり、さらにaを消去すると、
【0058】
【数5】
【0059】となる。a、bを元の方程式に代入するこ
とで、線分AOの方程式が求められる。同様にして、線
分BCの方程式も求められる。以上のように、求められ
た線分AOおよび線分BCの連立方程式を解くことで、
点A’の座標値(Xa,Ya)が算出される。
【0060】次のステップa17は、図7のフローチャ
ートに従って処理が行われ、図9(c)に示される平面
PAA’から、∠PAOの角度β1などを算出する。ス
テップd1で開始された処理は、ステップd2へ進み、
正弦定理から、
【0061】
【数6】
【0062】である。さらに、Xを消去すると、
【0063】
【数7】
【0064】となる。さらに、加法定理から、
【0065】
【数8】
【0066】となる。β1は未知数θ2を含んでいる
が、点Oは三角形ABCの重心であるので、重心定理を
使って求められる。すなわち、重心定理 (i)三角形の3つの中線は1点(重心)で交わる。 (ii)各中線は他の中線を2:1に内分する。 から、線分AOの長さおよび線分OA’の長さの比は
2:1となり、正弦定理によって求められる角度θ2
は、下記のように求められる。
【0067】
【数9】
【0068】よって、角度β1が求められる。次にステ
ップd3では、算出された角度β1と角度π/2−θ1
との大小判定を行い、β1がπ/2−θ1未満の場合に
はステップd4へ進み、それ以外の場合は、ステップd
5へ進む。このように、β1とπ/2−θ1との比較に
よって、図9(c)の線分POが点A側に傾いているの
か、それとも点A’側に傾いているのかが判定される。
第2形態では、β1がπ/2−θ1未満であるのでステ
ップd4へ進む。
【0069】ステップd4では、軸加算メモリ34のイ
ンデックス0にONが記憶される。次のステップd6で
は、図9(c)の∠POA’を求めて、その値を仰角メ
モリ32へ設定し、ステップd7で図7の処理を終了し
て図4へ戻る。∠POA’は∠POAの外角であるの
で、角度β1と開き角θ1との和として角度γが求めら
れる。なお、開き角θ1は、発光ペン3の幾何学的な構
造によって決定される指示装置1固有の値であり、定数
である。
【0070】図4のステップa18に戻って、図9
(c)に示す線分POの長さを距離Hとして求め、距離
メモリ33に設定する。線分POは、正弦定理によって
求められる。次にステップa19では、図9(d)の点
Bと点Oとを通る直線BOが線分ACと交わる点B’の
座標が算出される。点B’の座標値は、ステップa16
の処理と同様にして求められる。次のステップa20で
は、ステップa17の処理と同様にして角度β2などが
算出される。すなわち、
【0071】
【数10】
【0072】である。また、θ3は以下の式から算出さ
れる。
【0073】
【数11】
【0074】次に、β2とπ/2−θ1との大小判定の
後、軸加算方向メモリ34のインデックス1にONが記
憶される。次に、∠POB’を求められて、その値は仰
角メモリ32へ記憶される。
【0075】次にステップa21では、図9(e)に示
す点Qの座標値を求める。点Qは、点Pから下ろした垂
線と受光面との交点であり、点Pの座標値を(X,Y,
Z)とすると、点Qの座標値は(X,Y,0)である。
まず図9(c)において、点Pから下ろした垂線と線分
AA’との交点O’を求め、図9(d)において、点P
から下ろした垂線と線分BB’との交点O”を求める。
すなわち、点Oの座標値を(X0,Y0)、点O’の座
標値を(X1,Y1)と仮定すると、
【0076】
【数12】
【0077】である。平面XY上での線分OO’の傾き
は線分AAと同じであるので、
【0078】
【数13】
【0079】である。よってX1、Y1が算出される。
このときに上の式は2次式であるので、X1、Y1の解
は2つ存在するが、図7のステップd3で行った傾き判
定で、中心光が点A側もしくは点A’側のどちら側に倒
れているかが分かっているので、正しい方の解を特定す
ることができる。次に、点O’を通り、線分AA’に垂
直な直線の方程式をY=aX+Yとして以下のように算
出する。直線は線分AA’に垂直であるので、
【0080】
【数14】
【0081】である。また、求める直線は点O’(X
1,Y1)を通過するので、このX1、Y1を方程式Y
=aX+bに代入することによって、
【0082】
【数15】
【0083】である。また、点O”の座標(X2,Y
2)についても同様に、
【0084】
【数16】
【0085】である。平面XY上での線分OO’の傾き
は線分BB’と同じであるので、
【0086】
【数17】
【0087】である。よってX2、Y2が算出される。
このときに上の式は2次式であるので、X2、Y2の解
は2つ存在するが、ステップで行った傾き判定で、中心
軸が点B側もしくは点B’側のどちら側に倒れているか
が分かっているので、正しい方の解を特定することがで
きる。
【0088】次に点Oを通り、線分BB’に垂直な直線
の1次式Y=aX+bを以下の計算によって算出する。
まず、傾きが線分BBに垂直であるので、
【0089】
【数18】
【0090】である。また求める直線は点O”(X2,
Y2)を通過するので、このX2、Y2を方程式Y=a
X+bに代入することによって、
【0091】
【数19】
【0092】である。以上によって求められた点O’を
通り、線分AA’に垂直な直線と、点O”を通り、線分
BB’に垂直な直線との交点が点Qとなることから、前
述の各垂線の方程式を連立させて解くことで、点Qの座
標値(Xq,Yq)が算出される。
【0093】次にステップa22では、交点Qの座標値
(Xq,Yq)から、以下のように線分POの回転角δ
を算出する。
【0094】
【数20】
【0095】次にステップa23では、線分POの仰角
γを以下のように算出する。
【0096】
【数21】
【0097】次にステップa24では、回転角δと仰角
γ、線分POおよび軸加算方向メモリ34によって、回
転角δにて仰角γの距離Hの相対座標値を求める。この
処理では、軸加算方向メモリ34のインデックス0がO
Nの場合は、X軸に対してプラス、OFFの場合はX軸
に対してマイナスの相対座標値とする。また軸加算方向
メモリ34のインデックス1がONの場合は、Y軸に対
してプラス、OFFの場合はY軸に対してマイナスの相
対座標値とする。第2形態では、軸加算方向メモリ34
は各々ONであるので、X軸およびY軸ともにプラスの
相対座標値とする。
【0098】次にステップa9では、相対座標値に中心
光の受光面上の点である点Oの座標値を加算すること
で、点Pの座標値を求める。以下の処理は、第1形態と
同様であるので、説明を省略する。このように、3次元
位置および方向が決定される。
【0099】なお、第2形態では、線分POは図9
(c)の平面PAA’において点A’側に、図9(d)
の平面PBB’において点B’側に各々傾いているが、
仮に線分POが平面PAA’において点A側に、平面P
BB’では点B側に各々傾いていてもよい。この場合、
次のように第2形態の処理を3箇所変更すればよい。
【0100】1箇所目に、図7のステップd3の判定処
理において、ステップd5へ進み、軸加算方向メモリ3
4のインデックス0にOFFを記憶する。2箇所目に、
ステップa21において求める式は、
【0101】
【数22】
【0102】である。3箇所目に、ステップa24にお
いて、相対座標値を算出するときに軸加算方向メモリ3
4がOFFであるので、相対座標値はマイナス値として
算出される。
【0103】(第3形態)図10は、第3形態の発光ペ
ン3からの光路を示す図である。発光ペン3からの光
は、中心光を含まず、周辺光4本によって構成される。
線分PA、線分PB、線分PCおよび線分PDは、それ
ぞれ4本の周辺光を示している。周辺光を示す線分P
A、線分PB、線分PCおよび線分PDは、4角錐の4
本の稜線に沿って配置される。線分POは、4角錐の中
心軸線である。受光パネル4の受光面上では、点Oを原
点とするXY直交座標系をとり、中心軸と周辺光とのな
す角を角度θとする。
【0104】第3形態の処理は、図4のステップa2に
おいて、中心光有メモリ28はOFFであり、ステップ
a3へ進む。ステップa3では、中心軸が受光面と交差
する点Oの座標が算出される。すなわち、図10(a)
の線分ACの方程式と線分BDの方程式とを求め、それ
らを連立させて解くことによって、線分ACと線分BD
との交点として点Oの座標値(X0,Y0)が求められ
れる。
【0105】ステップa4では、周辺光の本数が4本で
あるので、ステップa25へ進む。ステップa25で
は、座標メモリ27に記憶された各座標を読み込む。次
のステップa26では、中心軸角算出プログラム23が
実行され、第1形態の中心光の代わりに図10(b)の
中心軸と線分ACとのなす角が求められる。次にステッ
プa27では、線分POの長さを距離として求め、距離
メモリ33に記憶する。線分POは、第1形態と同様の
手順によって求められる。次にステップa28では、再
び中心軸角算出プログラム23が実行され、図10
(c)の中心軸と線分ACとのなす角が求められる。
【0106】次にステップa29では、図10に示す点
Qの座標値は第2形態と同様にして求められる。点Q
は、点Pの受光面への正射影である。すなわち、点Oの
座標値を(X0,Y0)、点O’の座標値を(X1,Y
1)と仮定すると、
【0107】
【数23】
【0108】であり、X1、Y1が算出される。その際
に、上の式が2次式であるのでX1、Y1の解は2個づ
つ存在するが、前処理で中心軸が点A側若しくは点C側
のどちら側に倒れているかが、分かっているので、正し
い方の解を特定することができる。次に、点Oを通って
線分ACに垂直な直線の方程式をY=aX+bとする
と、
【0109】
【数24】
【0110】である。また、求める直線は点Oを通過す
るので、このX1、Y1を方程式Y=aX+bに代入す
ることによって、
【0111】
【数25】
【0112】である。点O”の座標(X2,Y2)を算
出する場合に関しても、上述の処理を図10(c)につ
いて考えればよいので、
【0113】
【数26】
【0114】である。次に、点O’を通る線分ACの垂
線と、点O”を通る線分BDの垂線との交点が点Qとな
るので、前述の各垂線の方程式より交点Q(Xq,Y
q)の座標値が算出される。次のステップa30では、
交点Qの座標値から、線分POの回転角δが算出され
る。
【0115】
【数27】
【0116】次のステップa31では、線分POの仰角
γが算出される。
【0117】
【数28】
【0118】次のステップa32では、前述の処理にて
求めた回転角δと仰角γ、線分POおよび軸加算方向メ
モリ34の記憶内容によって、回転角δにて仰角γの距
離POの相対座標値を求める。この処理では、軸加算方
向メモリ34のインデックス0にONが記憶されている
場合、X軸に対してプラス、OFFの場合、X軸に対し
てマイナスの相対座標値とする。軸加算方向メモリ34
のインデックス1にONが記憶されている場合、Y軸に
対してプラス、OFFの場合、Y軸に対してマイナスの
相対座標値とする。第3形態では、軸加算方向メモリ3
4は各々ONであるので、X軸およびY軸ともにプラス
の相対座標値とする。
【0119】次にステップa9では、相対座標値に点O
の座標値を加算することによって、点Pの座標が求めら
れる。以降の処理は、第1形態と同様であるので、説明
を省略する。以上の処理によって、3次元位置および方
向が決定される。
【0120】なお、第3形態では、線分POは図10
(b)の平面PACでは点C側に、図10(c)の平面
PBDでは点D側に各々傾いているとしたが、平面PA
Cでは点A側に、平面PBDでは点B側に各々傾いてい
てもよい。この場合、前述の処理を3箇所変更すればよ
い。
【0121】1箇所目に、図6のステップc3の判定処
理において、ステップc5へ進み、軸加算方向メモリ3
4のインデックス0およびインデックス1にOFFを記
憶する。2箇所目に、ステップa29において求める式
は、
【0122】
【数29】
【0123】である。3箇所目に、ステップa32にお
いて、相対座標値を算出するときに軸加算方向メモリ3
4がOFFであるので、相対座標値はマイナス値として
算出される。
【0124】(第4形態)図11(a)および図11
(b)は、第4形態の光路を示す図である。発光ペン3
からの光は、中心光および周辺光32本によって構成さ
れる。周辺光はそれぞれ円錐の斜面上に等間隔に配列さ
れ、中心光はその円錐の中心軸に沿って配置される。図
11(a)および図11(b)の線分POは中心光を示
し、楕円BLTRは、受光面による円錐の断面を示して
いる。
【0125】第4形態では、図4のステップa4まで
は、第1形態と同様の処理が行われるので、説明を省略
する。ステップa4の分岐処理において、周辺光の本数
は32本であるので、図5のフローチャートのステップ
b1へ進む。
【0126】図5のステップb1では、座標メモリ27
の各々を読み込む。ステップb2では、図11(a)に
示す楕円と外接矩形との接点である極大点T、極小点
B、極左点Lおよび極右点Rを求める。この各点は、座
標メモリ27を2分探索して、最も接点に近いものを選
択することによって行う。
【0127】次のステップb3では、各接点にごとに隣
接する周辺光の座標点2個を計算によって選択する。次
にステップb4では、接点およびこれに隣接する2点の
合計3点の座標から、2次元曲線近似を行う。すなわ
ち、まず、2次曲線は下記の2次方程式で表現する。
【0128】
【数30】
【0129】3次Gauss-Joudan法によって、すなわち接
点を含む3点の座標をこの式に代入して、各係数を求め
る。次に、接点を含む3点から黄金分割によるはさみこ
み処理を行う。すなわち、一般式αX2+βX+γ=0
において、
【0130】
【数31】
【0131】とすると、一般式の2解は、
【0132】
【数32】
【0133】によって求められる。各接点の位置付けに
よって、この2つの解の1つを選択することができる。
【0134】次にステップb5では、点Tとこれに対向
する点Bとを結ぶ線分TBの方程式、および点Lとこれ
に対向する点Rとを結ぶ線分LRの方程式を求める。次
に、2つの方程式を連立させて解くことで、線分TBと
線分LRとの交点として点Qの座標値を算出する。
【0135】次にステップb6では、前ステップbにて
求められた図11に示す点Qと、中心軸と受光面との交
点Oとを通る線分QOの傾き、すなわち回転角を以下の
式によって算出できる。
【0136】
【数33】
【0137】次にステップb7では、図11(a)の各
座標点に対して、回転角φだけ反時計回りの回転処理を
行い、図11(b)に示すように回転移動させる。次に
ステップb8では、楕円とその長軸との交点として極左
点Lと極右点Rとを2分探索によって求める。
【0138】次にステップb9では、ステップb3と同
様に点Lおよび点Rそれぞれについて、隣接する周辺光
の座標を求める。次にステップb10では、ステップb
4と同様に、点Lまたは点R含む3点の座標に対して、
2次曲線近似および黄金分割を施すことによって、はさ
みこみ処理を行う。次にステップb11では、第1形態
と同様に、中心軸角算出プログラム23が実行される。
次にステップb12では、第1形態と同様に、図11に
示す線分POの長さとして距離を求め、距離メモリ33
に記憶させる。
【0139】次にステップb13では、前述の処理にて
求めた回転角δと仰角γ、線分POおよび軸加算方向メ
モリ34の記憶内容によって、回転角δ、仰角γおよび
距離POから相対座標値を求める。この処理では、軸加
算方向メモリ34がONの場合はX軸に対してプラス、
OFFの場合はX軸に対してマイナスの相対座標値とす
るが、第4形態では、軸加算方向メモリ34は各々ON
であるので、X軸はプラスの相対座標値とする。
【0140】次に図4のステップa9に戻って、相対座
標値に点Oの座標値を加算することによって、点Pの座
標値を求めることができる。以降の処理は第1形態と同
様であるので、説明を省略する。
【0141】(第5形態)図12は、第5形態の発光ペ
ン3からの光路を示す図である。発光ペン3からの光路
は、中心光、2本の周辺光および外部光によって構成さ
れる。中心光と周辺光とは、第1形態と同様の光路を形
成し、これに外部光を加えて第5形態を構成している。
外部光は、中心光と周辺光と同一の平面内に有り、θよ
りも大きい開き角で発光ペン3から出射される。よっ
て、受光面上でも外部光は、中心光および周辺光と同一
直線上に有る。また、第5形態は、第1形態に外部光を
加えた構成となっている。このような発光ペン3に関し
て、図12(a)に示す基本位置から、図12(b)に
示すように、X軸に沿ってひねりを加えて傾斜させる。
【0142】図4のステップa1で処理が開始される
と、各座標が検出されて、ひねりの有無も判定される。
このとき、ひねり有と判定されるので、ひねり有メモリ
30にONを記憶する。ステップa2からステップa9
までは、第1形態と同様の処理が行われるので、説明を
省略する。
【0143】図4のステップa10では、ひねり有メモ
リ30のONまたはOFFが判定され、第5形態ではひ
ねり有メモリ30がONであるので、ステップa11へ
進む。ステップa11では、以下の算出式によって、ひ
ねり量を算出する。すなわち、図12(b)において、
受光面上の外部光の位置を点G(Xg,Yg)、受光面
上の中心光の位置を点O(X0,Y0)とおくと、
【0144】
【数34】
【0145】である。このようにひねり量φが求めら
れ、その値をひねりメモリ35へ記憶する。最後に、ス
テップa12で処理を終了する。
【0146】以上のように、第1形態の中心光および2
本の周辺光に、外部光を1本加えることによって、3次
元画像のひねりを実現することができる。また、第2形
態に示した周辺光が3本の場合、第3形態に示した周辺
光が4本の場合、あるいは第4形態に示した周辺光が3
2本の場合においても、同様の手順によって、容易にひ
ねり量を算出することができる。
【0147】このような動作を行う指示装置1によっ
て、3次元の位置および方向を指示することができる。
また、指示部20は図13の指示部20aによって構成
されてもよいし、また図14の指示部20bによって構
成されてもよい。
【0148】図13は、指示部20aを簡略化して示す
斜視図である。指示部20aは、発光ペン3、反射板1
04aおよびCCDカメラ104bで構成され、発光ペ
ン3およびCCDカメラ104bは図1と同じコンピュ
ータ2に接続される。反射板104aは、ホワイトボー
ドなどの平面板であり、発光ペン3からの光を反射す
る。CCDカメラ104bは、平面板からの反射光を受
光し、受光位置の座標値をコンピュータ2に送信する。
このように指示部20aでも、図1の指示部20と同様
に、3次元位置および方向を指示することができる。
【0149】図14は、指示部20bを示す斜視図であ
る。指示部20bは、ジョイスティック型の指示部であ
る。レバー51下部に設けられた発光素子52からレー
ザなどの光を照射し、受光パネル4にて受光する。レバ
ー51は、筺体53に対して支点Pを中心に軸支されて
おり、レバー51の軸に関しても回転可能である。この
ように指示部20bでも、図1の指示部20と同様に、
3次元位置および方向を指示することができる。ただ
し、レバー51は支点Pで束縛されており、レバー51
先端の発光位置は、支点Pから等距離の球面内に限定さ
れる。
【0150】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、発光手段
で少なくとも2光線を出射させ、受光手段で少なくとも
2点の受光位置を検出することで、3次元画像の位置に
加えて、ある固定された軸回りの方向を指示することが
でき、さらに、マウスのドラッグに相当する機能など
で、3次元画像の平行移動および指定軸回りの回転移動
を実現することができる。また、受光手段が面状の単体
であるので、装置全体がコンパクトであり、マウスパッ
ドなどと同様に簡単に設置することができる。さらに、
発光手段の位置および方向だけで、1度に3次元位置お
よび方向が指示されるので、指示が簡単で、かつ操作者
は自ら指示した位置および方向を直感的に容易に把握す
ることができる。
【0151】また本発明によれば、発光手段から互いに
非平行な複数の光線を出射させることで、受光位置の情
報から発光手段と受光手段との距離を把握し、3次元位
置および方向を表す変数の1つを確実に求めることがで
きるので、正確な指示が可能となる。
【0152】また本発明によれば、発光手段から光出射
方向の中心軸に関して回転非対称な光線を出射させるこ
とで、受光位置同士の相対的な位置関係から発光手段の
中心軸に関する回転角が導かれるので、3次元位置およ
び方向を表す変数の1つを確実に求めることができ、正
確な指示が可能となる。
【0153】また本発明によれば、受光した受光素子の
位置が受光位置であるので、簡単で確実に受光位置を検
出することができ、3次元位置および方向の指示精度が
向上される。
【0154】また本発明によれば、受光画像からX0,
Y0,γ,δの独立な4変数を抽出し、これらを3次元
の位置および方向を表す6変数のうちの4変数に割り当
てることができるので、さらに確実に3次元位置および
方向を指示することができる。
【0155】また本発明によれば、受光画像からX0,
Y0,γ,δ,Hの独立な5変数を抽出し、これらを3
次元の位置および方向を表す6変数のうちの5変数に割
り当てることができるので、さらに確実に3次元位置お
よび方向を指示することができる。
【0156】また本発明によれば、受光画像からX0,
Y0,γ,δ,H,φの独立な6変数を抽出し、これら
を3次元の位置および方向を表す6変数すべてに割り当
てることができるので、さらに確実に3次元位置および
方向を指示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である指示装置1の構造を
示す図である。
【図2】図1の入出力部7を示す分解斜視図である。
【図3】図1の指示装置1の電気的構成を示すブロック
図である。
【図4】指示装置1による処理動作を示すフローチャー
トである。
【図5】指示装置1による処理動作を示すフローチャー
トである。
【図6】指示装置1による処理動作を示すフローチャー
トである。
【図7】指示装置1による処理動作を示すフローチャー
トである。
【図8】第1形態の発光ペン3からの光路を示す図であ
る。
【図9】第2形態の発光ペン3からの光路を示す図であ
る。
【図10】第3形態の発光ペン3からの光路を示す図で
ある。
【図11】第4形態の発光ペン3からの光路を示す図で
ある。
【図12】第5形態の発光ペン3からの光路を示す図で
ある。
【図13】指示部20aを示す斜視図である。
【図14】指示部20bを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 指示装置 3 発光ペン 4 受光パネル 7 入出力部 9 液晶表示部 12 液晶表示制御部 15 中央制御部 20,20a,20b 指示部 17 ROM 18 RAM 19 指示制御部 104a 反射板 104b CCDカメラ 51 レバー θ,θ1 開き角 L1 中心光 L2〜L5 周辺光 L6 外部光

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2本の光線を出射し、3次元
    空間で発光位置および発光方向を任意に操作可能な発光
    手段と、 面状に構成され、発光手段からの光を受光して少なくと
    も2点の受光位置を検出するための受光手段と、 検出された受光位置および受光位置同士の相対位置か
    ら、受光手段に対する発光手段の相対的な3次元位置お
    よび方向の少なくとも一部を算出する演算手段とを備え
    ることを特徴とする3次元位置方向指示装置。
  2. 【請求項2】 前記発光手段からの光線は、互いに非平
    行であることを特徴とする請求項1記載の3次元位置方
    向指示装置。
  3. 【請求項3】 前記発光手段からの光線は、光出射方向
    の中心軸に関して回転非対称であることを特徴とする請
    求項1記載の3次元位置方向指示装置。
  4. 【請求項4】 前記受光手段は、複数の受光素子が面状
    に配列して構成され、画像を出力することを特徴とする
    請求項1記載の3次元位置方向指示装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも2本の光線を出射し、3次元
    空間で発光位置および発光方向を任意に操作可能な発光
    手段と、 面状に構成され、発光手段からの光を受光して少なくと
    も2点の受光位置を検出するための受光手段と、 検出された受光位置および受光位置同士の相対位置か
    ら、中心軸が受光面と交わる点の座標(X0,Y0)、
    中心軸が受光面となす角γ、および中心軸の受光面への
    正射影がX軸となす角δを抽出し、受光手段に対する発
    光手段の相対的な3次元位置および方向の少なくとも一
    部を算出する演算手段とを備えることを特徴とする3次
    元位置方向指示装置。
  6. 【請求項6】 少なくとも2本の光線を出射し、3次元
    空間で発光位置および発光方向を任意に操作可能な発光
    手段と、 面状に構成され、発光手段からの光を受光して少なくと
    も2点の受光位置を検出するための受光手段と、 検出された受光位置および受光位置同士の相対位置か
    ら、中心軸が受光面と交わる点の座標(X0,Y0)、
    中心軸が受光面となす角γ、中心軸の受光面への正射影
    がX軸となす角δ、および中心軸の長さHを抽出し、受
    光手段に対する発光手段の相対的な3次元位置および方
    向の少なくとも一部を算出する演算手段とを備えること
    を特徴とする3次元位置方向指示装置。
  7. 【請求項7】 少なくとも2本の光線を出射し、3次元
    空間で発光位置および発光方向を任意に操作可能な発光
    手段と、 面状に構成され、発光手段からの光を受光して少なくと
    も2点の受光位置を検出するための受光手段と、 検出された受光位置および受光位置同士の相対位置か
    ら、中心軸が受光面と交わる点の座標(X0,Y0)、
    中心軸が受光面となす角γ、中心軸の受光面への正射影
    がX軸となす角δ、中心軸の長さHおよび画像の軸がX
    軸となす角φを抽出し、受光手段に対する発光手段の相
    対的な3次元位置および方向を算出する演算手段とを備
    えることを特徴とする3次元位置方向指示装置。
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